JP2001091384A - 断線検出機能付きブリッジセンサ - Google Patents
断線検出機能付きブリッジセンサInfo
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- JP2001091384A JP2001091384A JP27235099A JP27235099A JP2001091384A JP 2001091384 A JP2001091384 A JP 2001091384A JP 27235099 A JP27235099 A JP 27235099A JP 27235099 A JP27235099 A JP 27235099A JP 2001091384 A JP2001091384 A JP 2001091384A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 センサの特性を変化させることなく、センサ
の断線検出を可能にする。 【解決手段】 電源端子T1、グランド端子T2および
両出力端子T3,T4を有するブリッジ回路構成の抵抗
Rs1〜Rs4により成るセンサ11に対して、電圧VDD
の電源とセンサ11の電源端子T1との間に介設され、
電圧VDDの電源からセンサ11に供給される電流の検
出を行う電流検出部12と、この電流検出部12の検出
結果と所定の基準電流との比較を行い、この比較結果に
応じてセンサ11が断線しているか否かの検出を行う比
較部13とを設けた。
の断線検出を可能にする。 【解決手段】 電源端子T1、グランド端子T2および
両出力端子T3,T4を有するブリッジ回路構成の抵抗
Rs1〜Rs4により成るセンサ11に対して、電圧VDD
の電源とセンサ11の電源端子T1との間に介設され、
電圧VDDの電源からセンサ11に供給される電流の検
出を行う電流検出部12と、この電流検出部12の検出
結果と所定の基準電流との比較を行い、この比較結果に
応じてセンサ11が断線しているか否かの検出を行う比
較部13とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にブリッジ回路
構成の抵抗により成る圧力センサまたは加速度センサな
どを有し機械的な量を電気信号に変換して取り出すトラ
ンスジューサ回路に関し、特に、断線検出機能付きブリ
ッジセンサに関するものである。
構成の抵抗により成る圧力センサまたは加速度センサな
どを有し機械的な量を電気信号に変換して取り出すトラ
ンスジューサ回路に関し、特に、断線検出機能付きブリ
ッジセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の断線検出機能付きブリッ
ジセンサは種々提案されており、例えば特開平6−24
9730号公報には、センサチップ上にブリッジ状の抵
抗体のセンサを形成し、このブリッジの互いに対向する
一対の端部の一方を電源に接続し他方をグランドに接続
し、そして上記ブリッジの他の一対の端部を出力として
2つのアンプに入力し、各抵抗体のうち互いに対向する
一対の抵抗体の各々に、その抵抗体の抵抗値より極めて
大きい抵抗値の抵抗体を各々接続して成り、センサチッ
プの抵抗体の断線を確実に検知可能にするセンサ用ブリ
ッジ回路が開示されている。
ジセンサは種々提案されており、例えば特開平6−24
9730号公報には、センサチップ上にブリッジ状の抵
抗体のセンサを形成し、このブリッジの互いに対向する
一対の端部の一方を電源に接続し他方をグランドに接続
し、そして上記ブリッジの他の一対の端部を出力として
2つのアンプに入力し、各抵抗体のうち互いに対向する
一対の抵抗体の各々に、その抵抗体の抵抗値より極めて
大きい抵抗値の抵抗体を各々接続して成り、センサチッ
プの抵抗体の断線を確実に検知可能にするセンサ用ブリ
ッジ回路が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記セ
ンサ用ブリッジ回路では、図4に示すように、センサを
構成する各抵抗体のうち、互いに対向する一対の抵抗体
の各々に抵抗体R1,R2が並列に接続されるので、セ
ンサのインピーダンスが変化してセンサの特性が変化
し、センサのオフセット電圧や温度特性が悪くなること
がある。
ンサ用ブリッジ回路では、図4に示すように、センサを
構成する各抵抗体のうち、互いに対向する一対の抵抗体
の各々に抵抗体R1,R2が並列に接続されるので、セ
ンサのインピーダンスが変化してセンサの特性が変化
し、センサのオフセット電圧や温度特性が悪くなること
がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、センサの特性を変化させることなく、センサの
断線検出が可能な断線検出機能付きブリッジセンサを提
供することを目的とする。
であり、センサの特性を変化させることなく、センサの
断線検出が可能な断線検出機能付きブリッジセンサを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明の断線検出機能付きブリッジセン
サは、電源端子、グランド端子および両出力端子を有す
るブリッジ回路構成の抵抗により成るセンサと、電源と
前記センサの電源端子との間に介設され、前記電源から
前記センサに供給される電流の検出を行う電流検出手段
と、前記電流検出手段の検出結果と基準電流との比較を
行い、この比較結果に応じて前記センサが断線している
か否かの検出を行う比較手段とを備えるのである。
に請求項1記載の発明の断線検出機能付きブリッジセン
サは、電源端子、グランド端子および両出力端子を有す
るブリッジ回路構成の抵抗により成るセンサと、電源と
前記センサの電源端子との間に介設され、前記電源から
前記センサに供給される電流の検出を行う電流検出手段
と、前記電流検出手段の検出結果と基準電流との比較を
行い、この比較結果に応じて前記センサが断線している
か否かの検出を行う比較手段とを備えるのである。
【0006】本発明はセンサの断線を検出するために電
源端子からセンサに流れ込む電流の検出を行う構成であ
るので、センサのインピーダンスは変化しない。この結
果、センサの特性を変化させることなく、センサの断線
検出が可能になる。
源端子からセンサに流れ込む電流の検出を行う構成であ
るので、センサのインピーダンスは変化しない。この結
果、センサの特性を変化させることなく、センサの断線
検出が可能になる。
【0007】なお、請求項1記載の断線検出機能付きブ
リッジセンサにおいて、前記電流検出手段は、前記電源
にソース端子が接続されるMOSFETと、前記MOS
FETのドレイン端子と前記センサの電源端子との間に
接続され、前記センサの出力温度特性とほぼ同様の温度
特性を有する第1抵抗と、前記センサの電源端子および
グランド端子間に接続され、前記センサのブリッジ回路
構成の抵抗より十分大きな抵抗値を有する第2抵抗と、
前記センサの電源端子およびMOSFETのゲート端子
にそれぞれ非反転入力端子および出力端子が接続され、
反転入力端子にバイアス電圧が印加される第1演算増幅
器とを有して成り、前記比較手段は、前記電源およびグ
ランド間に直列に接続される第3および第4抵抗と、前
記MOSFETのドレイン端子に反転入力端子が接続さ
れ、前記第3および第4抵抗により前記電源の電圧を分
圧して得られる電圧が非反転入力端子に印加される第2
演算増幅器とを有して成る構成でもよい(請求項2)。
この構成によれば、センサの特性を変化させることな
く、センサの断線検出が可能になる。また、センサの出
力温度特性とほぼ同様の温度特性の第1抵抗を備えるの
で、第2演算増幅器の反転入力端子の入力電圧が安定
し、周囲温度が変動しても安定なセンサの断線検出が可
能になる。
リッジセンサにおいて、前記電流検出手段は、前記電源
にソース端子が接続されるMOSFETと、前記MOS
FETのドレイン端子と前記センサの電源端子との間に
接続され、前記センサの出力温度特性とほぼ同様の温度
特性を有する第1抵抗と、前記センサの電源端子および
グランド端子間に接続され、前記センサのブリッジ回路
構成の抵抗より十分大きな抵抗値を有する第2抵抗と、
前記センサの電源端子およびMOSFETのゲート端子
にそれぞれ非反転入力端子および出力端子が接続され、
反転入力端子にバイアス電圧が印加される第1演算増幅
器とを有して成り、前記比較手段は、前記電源およびグ
ランド間に直列に接続される第3および第4抵抗と、前
記MOSFETのドレイン端子に反転入力端子が接続さ
れ、前記第3および第4抵抗により前記電源の電圧を分
圧して得られる電圧が非反転入力端子に印加される第2
演算増幅器とを有して成る構成でもよい(請求項2)。
この構成によれば、センサの特性を変化させることな
く、センサの断線検出が可能になる。また、センサの出
力温度特性とほぼ同様の温度特性の第1抵抗を備えるの
で、第2演算増幅器の反転入力端子の入力電圧が安定
し、周囲温度が変動しても安定なセンサの断線検出が可
能になる。
【0008】また、請求項2記載の断線検出機能付きブ
リッジセンサにおいて、前記第2演算増幅器の非反転入
力端子に印加する電圧は、前記センサが正常状態にある
場合の前記MOSFETおよび第1抵抗の接続点の電圧
に対して、それよりも低く且つ可能な限り同レベルにな
るように設定されている構成でもよい(請求項3)。こ
の構成によれば、センサの異常なインピーダンス上昇に
も対応可能となる。
リッジセンサにおいて、前記第2演算増幅器の非反転入
力端子に印加する電圧は、前記センサが正常状態にある
場合の前記MOSFETおよび第1抵抗の接続点の電圧
に対して、それよりも低く且つ可能な限り同レベルにな
るように設定されている構成でもよい(請求項3)。こ
の構成によれば、センサの異常なインピーダンス上昇に
も対応可能となる。
【0009】さらに、請求項1記載の断線検出機能付き
ブリッジセンサにおいて、前記電流検出手段は、前記電
源および前記センサの電源端子にそれぞれソース端子お
よびドレイン端子が接続される第1MOSFETと、前
記センサのグランド端子に一端が接続される第1抵抗
と、前記センサの電源端子およびグランド端子間に接続
され、前記センサのブリッジ回路構成の抵抗より十分大
きな抵抗値を有する第2抵抗と、前記センサの電源端子
および第1MOSFETのゲート端子にそれぞれ非反転
入力端子および出力端子が接続され、反転入力端子にバ
イアス電圧が印加される第1演算増幅器と、前記電源お
よび第1抵抗の他端にそれぞれソース端子およびドレイ
ン端子が接続されるとともに、前記第1MOSFETに
ゲート端子がカレントミラー接続される第2MOSFE
Tとを有して成り、前記比較手段は、前記電源およびグ
ランド間に直列に接続される第3および第4抵抗と、前
記第2MOSFETのドレイン端子に反転入力端子が接
続され、前記第3および第4抵抗により前記電源の電圧
を分圧して得られる電圧が非反転入力端子に印加される
第2演算増幅器とを有して成る構成でもよい(請求項
3)。この構成によれば、センサの特性を変化させるこ
となく、センサの断線検出が可能になる。また、センサ
の駆動電流をカレントミラーで反射し、その電流を検出
することで、電源の低電圧化が図れる。
ブリッジセンサにおいて、前記電流検出手段は、前記電
源および前記センサの電源端子にそれぞれソース端子お
よびドレイン端子が接続される第1MOSFETと、前
記センサのグランド端子に一端が接続される第1抵抗
と、前記センサの電源端子およびグランド端子間に接続
され、前記センサのブリッジ回路構成の抵抗より十分大
きな抵抗値を有する第2抵抗と、前記センサの電源端子
および第1MOSFETのゲート端子にそれぞれ非反転
入力端子および出力端子が接続され、反転入力端子にバ
イアス電圧が印加される第1演算増幅器と、前記電源お
よび第1抵抗の他端にそれぞれソース端子およびドレイ
ン端子が接続されるとともに、前記第1MOSFETに
ゲート端子がカレントミラー接続される第2MOSFE
Tとを有して成り、前記比較手段は、前記電源およびグ
ランド間に直列に接続される第3および第4抵抗と、前
記第2MOSFETのドレイン端子に反転入力端子が接
続され、前記第3および第4抵抗により前記電源の電圧
を分圧して得られる電圧が非反転入力端子に印加される
第2演算増幅器とを有して成る構成でもよい(請求項
3)。この構成によれば、センサの特性を変化させるこ
となく、センサの断線検出が可能になる。また、センサ
の駆動電流をカレントミラーで反射し、その電流を検出
することで、電源の低電圧化が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る断線検出機能付きブリッジセンサを示す構成図で、こ
の図を用いて以下に第1実施形態の説明を行う。
る断線検出機能付きブリッジセンサを示す構成図で、こ
の図を用いて以下に第1実施形態の説明を行う。
【0011】図1に示す断線検出機能付きブリッジセン
サは、電源端子T1、グランド端子T2および両出力端
子T3,T4を有するブリッジ回路構成の抵抗Rs1〜R
s4により成り、入力としての加速度や圧力などの物理量
に応じたレベルの検出電圧を両出力端子T3,T4間に
発生するセンサ11と、電圧VDDの電源とセンサ11
の電源端子T1との間に介設され、電圧VDDの電源か
らセンサ11に供給される電流の検出を行う電流検出部
12と、この電流検出部12の検出結果と所定の基準電
流との比較を行い、この比較結果に応じてセンサ11が
断線しているか否かの検出を行う比較部13とにより構
成されている。
サは、電源端子T1、グランド端子T2および両出力端
子T3,T4を有するブリッジ回路構成の抵抗Rs1〜R
s4により成り、入力としての加速度や圧力などの物理量
に応じたレベルの検出電圧を両出力端子T3,T4間に
発生するセンサ11と、電圧VDDの電源とセンサ11
の電源端子T1との間に介設され、電圧VDDの電源か
らセンサ11に供給される電流の検出を行う電流検出部
12と、この電流検出部12の検出結果と所定の基準電
流との比較を行い、この比較結果に応じてセンサ11が
断線しているか否かの検出を行う比較部13とにより構
成されている。
【0012】ただし、センサ11のグランド端子T2は
グランドGNDに接続されている。また、比較部13
は、例えば、電流検出部12の検出結果が基準電流より
小さくなると出力レベルがHighになり、そうでなけ
ればLowになるコンパレータなどで構成される。
グランドGNDに接続されている。また、比較部13
は、例えば、電流検出部12の検出結果が基準電流より
小さくなると出力レベルがHighになり、そうでなけ
ればLowになるコンパレータなどで構成される。
【0013】次に、上記構成の電流検出部12および比
較部13に対して行われる設定について説明する。バイ
アス電圧Vbiasがセンサ11の電源端子T1に印加して
いる場合、電源端子T1からセンサ11に流れ込む電流
Ibiasは、センサ11を構成する抵抗Rs1〜Rs4の合成
抵抗をRsとしたとき、次の(式1)で与えられる。
較部13に対して行われる設定について説明する。バイ
アス電圧Vbiasがセンサ11の電源端子T1に印加して
いる場合、電源端子T1からセンサ11に流れ込む電流
Ibiasは、センサ11を構成する抵抗Rs1〜Rs4の合成
抵抗をRsとしたとき、次の(式1)で与えられる。
【0014】Ibias=Vbias/Rs (式1) ここで、センサ11が断線状態(断線しかかりの状態を
含む)になったとすれば、合成抵抗Rsの値が正常状態
のそれよりも大きくなるので、上記(式1)から、断線
状態のセンサ11に流れ込む電流Ibiasの値は正常状態
のそれよりも小さくなるのが分かる。
含む)になったとすれば、合成抵抗Rsの値が正常状態
のそれよりも大きくなるので、上記(式1)から、断線
状態のセンサ11に流れ込む電流Ibiasの値は正常状態
のそれよりも小さくなるのが分かる。
【0015】そこで、第1実施形態では、上記基準電流
(Iref )は、正常状態のセンサ11の電源端子T1に
バイアス電圧Vbiasを印加したとき、そのセンサ11に
流れ込む電流Ibiasと同レベルになるように設定され
る。これにより、センサ11に流れ込む電流Ibiasが基
準電流Iref より小さくなると、比較部13の出力レベ
ルがHighになり、センサ11が断線しているとの検
出結果が得られるのである。
(Iref )は、正常状態のセンサ11の電源端子T1に
バイアス電圧Vbiasを印加したとき、そのセンサ11に
流れ込む電流Ibiasと同レベルになるように設定され
る。これにより、センサ11に流れ込む電流Ibiasが基
準電流Iref より小さくなると、比較部13の出力レベ
ルがHighになり、センサ11が断線しているとの検
出結果が得られるのである。
【0016】次に、第1実施形態の特徴となる断線検出
動作を説明する。例えば、電源端子T1とグランド端子
T2との間に経路を残す断線状態、つまり抵抗Rs1,R
s4または抵抗Rs2,Rs3が正常で、他の2つの抵抗の少
なくとも1つが断線しているハーフブリッジ状態になる
と、センサ11の合成抵抗が2×Rsになるため、電流
Ibiasは、Vbias/(2×Rs)となり基準電流Iref よ
り小さくなる。これにより、比較部13の出力レベルが
Highになり、センサ11が断線しているとの検出結
果が得られる。
動作を説明する。例えば、電源端子T1とグランド端子
T2との間に経路を残す断線状態、つまり抵抗Rs1,R
s4または抵抗Rs2,Rs3が正常で、他の2つの抵抗の少
なくとも1つが断線しているハーフブリッジ状態になる
と、センサ11の合成抵抗が2×Rsになるため、電流
Ibiasは、Vbias/(2×Rs)となり基準電流Iref よ
り小さくなる。これにより、比較部13の出力レベルが
Highになり、センサ11が断線しているとの検出結
果が得られる。
【0017】また、電源端子T1とグランド端子T2と
の間に経路を残さない断線状態(以下、単に完全断線状
態)になると、センサ11の合成抵抗が無限大(∞)に
なるため、電流Ibiasは、ゼロ(=Vbias/∞)となり
基準電流Iref より小さくなる。これにより、比較部1
3の出力レベルがHighになり、センサ11が断線し
ているとの検出結果が得られる。
の間に経路を残さない断線状態(以下、単に完全断線状
態)になると、センサ11の合成抵抗が無限大(∞)に
なるため、電流Ibiasは、ゼロ(=Vbias/∞)となり
基準電流Iref より小さくなる。これにより、比較部1
3の出力レベルがHighになり、センサ11が断線し
ているとの検出結果が得られる。
【0018】一方、センサ11が正常状態にある場合に
は、電流Ibiasは基準電流Iref と同レベルになる。こ
れにより、比較部13の出力レベルがLowになり、セ
ンサ11が断線していないとの検出結果が得られる。
は、電流Ibiasは基準電流Iref と同レベルになる。こ
れにより、比較部13の出力レベルがLowになり、セ
ンサ11が断線していないとの検出結果が得られる。
【0019】以上により、またセンサ11のインピーダ
ンスが変化しないことにより、センサの特性を変化させ
ることなく、センサの断線検出が可能になる。
ンスが変化しないことにより、センサの特性を変化させ
ることなく、センサの断線検出が可能になる。
【0020】図2は本発明の第2実施形態に係る断線検
出機能付きブリッジセンサを示す構成図で、この図を用
いて以下に第2実施形態の説明を行う。
出機能付きブリッジセンサを示す構成図で、この図を用
いて以下に第2実施形態の説明を行う。
【0021】図2に示す断線検出機能付きブリッジセン
サは、センサ11を第1実施形態と同様に備えているほ
か、第1実施形態との相違点として、電流検出部22お
よび比較部23を備えている。
サは、センサ11を第1実施形態と同様に備えているほ
か、第1実施形態との相違点として、電流検出部22お
よび比較部23を備えている。
【0022】電流検出部22は、電圧VDDの電源にソ
ース端子が接続されるMOSFET221と、このMO
SFET221のドレイン端子とセンサ11の電源端子
T1との間に接続され、センサ11の出力温度特性と同
じ(ほぼ同様の)温度特性を有する抵抗R221と、セ
ンサ11の電源端子T1およびグランド端子T2間に接
続され、センサ11のブリッジ回路構成の抵抗Rs1〜R
s4、つまり上述の合成抵抗Rsより十分大きな抵抗値を
有する抵抗R222と、センサ11の電源端子T1およ
びMOSFET221のゲート端子にそれぞれ非反転入
力端子および出力端子が接続され、反転入力端子にバイ
アス電圧Vbiasが印加される演算増幅器222とにより
構成されている。
ース端子が接続されるMOSFET221と、このMO
SFET221のドレイン端子とセンサ11の電源端子
T1との間に接続され、センサ11の出力温度特性と同
じ(ほぼ同様の)温度特性を有する抵抗R221と、セ
ンサ11の電源端子T1およびグランド端子T2間に接
続され、センサ11のブリッジ回路構成の抵抗Rs1〜R
s4、つまり上述の合成抵抗Rsより十分大きな抵抗値を
有する抵抗R222と、センサ11の電源端子T1およ
びMOSFET221のゲート端子にそれぞれ非反転入
力端子および出力端子が接続され、反転入力端子にバイ
アス電圧Vbiasが印加される演算増幅器222とにより
構成されている。
【0023】比較部23は、電圧VDDの電源およびグ
ランドGND間に直列に接続される抵抗R231,R2
32と、MOSFET221のドレイン端子に反転入力
端子が接続され、抵抗R231,R232により電源の
電圧VDDを分圧して得られる電圧Vref が非反転入力
端子に印加される演算増幅器(コンパレータ)231と
により構成されている。この演算増幅器231は、例え
ば、反転入力端子に印加する電圧VLが非反転入力端子
に印加する電圧Vref より低レベルになると出力レベル
がHighになり、そうでなければLowになる。
ランドGND間に直列に接続される抵抗R231,R2
32と、MOSFET221のドレイン端子に反転入力
端子が接続され、抵抗R231,R232により電源の
電圧VDDを分圧して得られる電圧Vref が非反転入力
端子に印加される演算増幅器(コンパレータ)231と
により構成されている。この演算増幅器231は、例え
ば、反転入力端子に印加する電圧VLが非反転入力端子
に印加する電圧Vref より低レベルになると出力レベル
がHighになり、そうでなければLowになる。
【0024】次に、上記構成の断線検出機能付きブリッ
ジセンサに対して行われる設定について説明する。電源
の電圧VDDの設定について説明すると、MOSFET
221の電流源として動作するのに必要なソース・ドレ
イン間電圧をVSDとし、抵抗R221の両端電圧をV
R221とし、そしてセンサ11の電源端子T1に印加する
バイアス電圧をVbiasとしたとき、電圧VDDは、回路
動作を安定にするためにVSD+VR221+Vbias以上に設
定される。
ジセンサに対して行われる設定について説明する。電源
の電圧VDDの設定について説明すると、MOSFET
221の電流源として動作するのに必要なソース・ドレ
イン間電圧をVSDとし、抵抗R221の両端電圧をV
R221とし、そしてセンサ11の電源端子T1に印加する
バイアス電圧をVbiasとしたとき、電圧VDDは、回路
動作を安定にするためにVSD+VR221+Vbias以上に設
定される。
【0025】演算増幅器231に印加の電圧Vref の設
定について詳述すると、センサ11の電源端子T1にバ
イアス(駆動)電圧Vbiasが印加している場合、抵抗R
221に次の(式2)で表される電流Isensが流れるこ
とになる。
定について詳述すると、センサ11の電源端子T1にバ
イアス(駆動)電圧Vbiasが印加している場合、抵抗R
221に次の(式2)で表される電流Isensが流れるこ
とになる。
【0026】 このため、次の(式3)で表される電圧VR221が抵抗R
221の両端に発生するので、次の(式4)で表される
電圧VLが演算増幅器231の反転入力端子に印加する
ことになる。
221の両端に発生するので、次の(式4)で表される
電圧VLが演算増幅器231の反転入力端子に印加する
ことになる。
【0027】 ここで、センサ11が断線状態になったとすれば、合成
抵抗Rsの値が正常状態のそれよりも大きくなるので、
上記(式4)から、センサ11が断線状態にある場合の
電圧VLのレベルがセンサ11が正常状態にある場合の
それよりも低くなるのが分かる。
抵抗Rsの値が正常状態のそれよりも大きくなるので、
上記(式4)から、センサ11が断線状態にある場合の
電圧VLのレベルがセンサ11が正常状態にある場合の
それよりも低くなるのが分かる。
【0028】従って、演算増幅器231の非反転入力端
子に印加する電圧Vref (=(R232/(R231+R
232))×VDD)を、センサ11が正常状態にある場
合の電圧VLと同レベルになるように設定すれば、電圧
VLが電圧Vref より低レベルになると、比較部23の
出力レベルがHighになるので、第1実施形態と同様
に、センサ11が断線しているとの検出結果が得られる
のである。換言すると、抵抗R221を流れる電流Ise
ns、つまりセンサ11に流れ込む電流Ibiasが電圧Vre
f に対応する電流(第1実施形態の基準電流Iref に相
当)より小さくなると、比較部23の出力レベルがHi
ghになり、センサ11が断線しているとの検出結果が
得られる。
子に印加する電圧Vref (=(R232/(R231+R
232))×VDD)を、センサ11が正常状態にある場
合の電圧VLと同レベルになるように設定すれば、電圧
VLが電圧Vref より低レベルになると、比較部23の
出力レベルがHighになるので、第1実施形態と同様
に、センサ11が断線しているとの検出結果が得られる
のである。換言すると、抵抗R221を流れる電流Ise
ns、つまりセンサ11に流れ込む電流Ibiasが電圧Vre
f に対応する電流(第1実施形態の基準電流Iref に相
当)より小さくなると、比較部23の出力レベルがHi
ghになり、センサ11が断線しているとの検出結果が
得られる。
【0029】次に、第2実施形態の特徴となる断線検出
動作を説明する。例えば、センサ11が上記ハーフブリ
ッジ状態になると、センサ11の合成抵抗が2×Rsに
なるため、電圧VLは、Vbias+R221×Vbias/
(2×Rs)になり電圧Vref より低レベルになる。これ
により、比較部23の出力レベルがHighになり、セ
ンサ11が断線しているとの検出結果が得られる。
動作を説明する。例えば、センサ11が上記ハーフブリ
ッジ状態になると、センサ11の合成抵抗が2×Rsに
なるため、電圧VLは、Vbias+R221×Vbias/
(2×Rs)になり電圧Vref より低レベルになる。これ
により、比較部23の出力レベルがHighになり、セ
ンサ11が断線しているとの検出結果が得られる。
【0030】また、センサ11が上記完全断線状態にな
ると、センサ11の合成抵抗が無限大になるため、電圧
VLは、Vbias+R221×Vbias/∞になり電圧Vre
f より低レベルになる。これにより、比較部23の出力
レベルがHighになり、センサ11が断線していると
の検出結果が得られる。
ると、センサ11の合成抵抗が無限大になるため、電圧
VLは、Vbias+R221×Vbias/∞になり電圧Vre
f より低レベルになる。これにより、比較部23の出力
レベルがHighになり、センサ11が断線していると
の検出結果が得られる。
【0031】一方、センサ11が正常状態にある場合に
は、電圧VLは電圧Vref と同レベルになる。これによ
り、比較部23の出力レベルがLowになり、センサ1
1が断線していないとの検出結果が得られる。
は、電圧VLは電圧Vref と同レベルになる。これによ
り、比較部23の出力レベルがLowになり、センサ1
1が断線していないとの検出結果が得られる。
【0032】以上により、またセンサ11のインピーダ
ンスが変化しないことにより、センサの特性を変化させ
ることなく、センサの断線検出が可能になる。
ンスが変化しないことにより、センサの特性を変化させ
ることなく、センサの断線検出が可能になる。
【0033】また、一般に、圧力センサ11は拡散抵抗
などで構成されると出力特性が温度依存性の特性とな
り、ブリッジ抵抗の温度依存性によって、センサ11に
流れ込む電流が温度変動に伴って増減することになる。
このことは上記断線検出にとって誤検出の原因となる
が、第2実施形態では、センサ11の出力温度特性と同
様の温度特性の抵抗R221を備えるので、演算増幅器
231の反転入力端子の入力電圧が安定し、周囲温度が
変動しても安定なセンサの断線検出が可能になる。
などで構成されると出力特性が温度依存性の特性とな
り、ブリッジ抵抗の温度依存性によって、センサ11に
流れ込む電流が温度変動に伴って増減することになる。
このことは上記断線検出にとって誤検出の原因となる
が、第2実施形態では、センサ11の出力温度特性と同
様の温度特性の抵抗R221を備えるので、演算増幅器
231の反転入力端子の入力電圧が安定し、周囲温度が
変動しても安定なセンサの断線検出が可能になる。
【0034】なお、第2実施形態では、電圧Vref はセ
ンサ11が正常状態にある場合の電圧VLと同レベルに
なるように設定されるが、これに限らず、例えば、セン
サ11が完全断線状態にある場合に演算増幅器231の
反転入力端子に生じる電圧よりも高めに電圧Vref を設
定する構成でもよい。この構成によれば、センサ11が
完全断線状態になると、演算増幅器231の反転入力端
子に印加する電圧が電圧Vref よりも低レベルになっ
て、比較部23の出力レベルがHighになるので、セ
ンサ11が断線しているとの検出結果を得ることができ
る。
ンサ11が正常状態にある場合の電圧VLと同レベルに
なるように設定されるが、これに限らず、例えば、セン
サ11が完全断線状態にある場合に演算増幅器231の
反転入力端子に生じる電圧よりも高めに電圧Vref を設
定する構成でもよい。この構成によれば、センサ11が
完全断線状態になると、演算増幅器231の反転入力端
子に印加する電圧が電圧Vref よりも低レベルになっ
て、比較部23の出力レベルがHighになるので、セ
ンサ11が断線しているとの検出結果を得ることができ
る。
【0035】または、センサ11がハーフブリッジ状態
にある場合に演算増幅器231の反転入力端子に生じる
電圧よりも高めに電圧Vref を設定する構成でもよい。
この構成によれば、センサ11がハーフブリッジ状態に
なると、演算増幅器231の反転入力端子に印加する電
圧が電圧Vref よりも低レベルになって、比較部23の
出力レベルがHighになるので、センサ11が断線し
ているとの検出結果を得ることができる。この場合、完
全断線状態も検出可能であるので、より好適な検出が可
能になる。
にある場合に演算増幅器231の反転入力端子に生じる
電圧よりも高めに電圧Vref を設定する構成でもよい。
この構成によれば、センサ11がハーフブリッジ状態に
なると、演算増幅器231の反転入力端子に印加する電
圧が電圧Vref よりも低レベルになって、比較部23の
出力レベルがHighになるので、センサ11が断線し
ているとの検出結果を得ることができる。この場合、完
全断線状態も検出可能であるので、より好適な検出が可
能になる。
【0036】あるいは、抵抗R221および正常状態の
圧力センサ11に第1実施形態の基準電流Iref に相当
する電流を流したときに、演算増幅器231の反転入力
端子に生じる電圧に対して、それよりも低く且つ可能な
限り同レベルになるように電圧Vref を設定する構成で
もよい。この構成によれば、センサ11が断線しかかり
の状態になると、そのインピーダンスが異常に大きくな
り、演算増幅器231の反転入力端子に印加する電圧が
電圧Vref よりも低レベルになって、比較部23の出力
レベルがHighになるので、センサ11が断線してい
るとの検出結果を得ることができる。この場合、完全断
線状態、ハーフブリッジ状態および断線しかかりの状態
の全てを検出することができるので、より一層好適な検
出が可能になる。
圧力センサ11に第1実施形態の基準電流Iref に相当
する電流を流したときに、演算増幅器231の反転入力
端子に生じる電圧に対して、それよりも低く且つ可能な
限り同レベルになるように電圧Vref を設定する構成で
もよい。この構成によれば、センサ11が断線しかかり
の状態になると、そのインピーダンスが異常に大きくな
り、演算増幅器231の反転入力端子に印加する電圧が
電圧Vref よりも低レベルになって、比較部23の出力
レベルがHighになるので、センサ11が断線してい
るとの検出結果を得ることができる。この場合、完全断
線状態、ハーフブリッジ状態および断線しかかりの状態
の全てを検出することができるので、より一層好適な検
出が可能になる。
【0037】要するに、センサ11が完全断線状態にあ
る場合に演算増幅器231の反転入力端子に生じる電圧
よりも高く、センサ11が正常状態にある場合の電圧V
Lと同レベル以下に電圧Vref を設定する構成であれば
よい。
る場合に演算増幅器231の反転入力端子に生じる電圧
よりも高く、センサ11が正常状態にある場合の電圧V
Lと同レベル以下に電圧Vref を設定する構成であれば
よい。
【0038】図3は本発明の第3実施形態に係る断線検
出機能付きブリッジセンサを示す構成図で、この図を用
いて以下に第3実施形態の説明を行う。
出機能付きブリッジセンサを示す構成図で、この図を用
いて以下に第3実施形態の説明を行う。
【0039】図3に示す断線検出機能付きブリッジセン
サは、センサ11を第1実施形態と同様に備えているほ
か、第1実施形態との相違点として、電流検出部32お
よび比較部33を備えている。
サは、センサ11を第1実施形態と同様に備えているほ
か、第1実施形態との相違点として、電流検出部32お
よび比較部33を備えている。
【0040】電流検出部32は、電圧VDDの電源およ
びセンサ11の電源端子T1にそれぞれソース端子およ
びドレイン端子が接続されるMOSFET321と、セ
ンサ11のグランド端子T2に一端が接続される抵抗R
321と、センサ11の電源端子T1およびグランド端
子T2間に接続され、センサ11のブリッジ回路構成の
抵抗Rs1〜Rs4、つまり合成抵抗Rsより十分大きな抵
抗値を有する抵抗R322と、センサ11の電源端子T
1およびMOSFET321のゲート端子にそれぞれ非
反転入力端子および出力端子が接続され、反転入力端子
にバイアス電圧Vbiasが印加される演算増幅器322
と、電圧VDDの電源および抵抗R321の他端にそれ
ぞれソース端子およびドレイン端子が接続されるととも
に、MOSFET321にゲート端子がカレントミラー
接続されるMOSFET323とにより構成されてい
る。
びセンサ11の電源端子T1にそれぞれソース端子およ
びドレイン端子が接続されるMOSFET321と、セ
ンサ11のグランド端子T2に一端が接続される抵抗R
321と、センサ11の電源端子T1およびグランド端
子T2間に接続され、センサ11のブリッジ回路構成の
抵抗Rs1〜Rs4、つまり合成抵抗Rsより十分大きな抵
抗値を有する抵抗R322と、センサ11の電源端子T
1およびMOSFET321のゲート端子にそれぞれ非
反転入力端子および出力端子が接続され、反転入力端子
にバイアス電圧Vbiasが印加される演算増幅器322
と、電圧VDDの電源および抵抗R321の他端にそれ
ぞれソース端子およびドレイン端子が接続されるととも
に、MOSFET321にゲート端子がカレントミラー
接続されるMOSFET323とにより構成されてい
る。
【0041】比較部33は、電圧VDDの電源およびグ
ランドGND間に直列に接続される抵抗R331,R3
32と、MOSFET323のドレイン端子に反転入力
端子が接続され、抵抗R331,R332により電圧V
DDを分圧して得られる電圧Vref が非反転入力端子に
印加される演算増幅器(コンパレータ)331とにより
構成されている。この演算増幅器331は、例えば、反
転入力端子に印加する電圧VLが非反転入力端子に印加
する電圧Vref より低レベルになると出力レベルがHi
ghになり、そうでなければLowになる。
ランドGND間に直列に接続される抵抗R331,R3
32と、MOSFET323のドレイン端子に反転入力
端子が接続され、抵抗R331,R332により電圧V
DDを分圧して得られる電圧Vref が非反転入力端子に
印加される演算増幅器(コンパレータ)331とにより
構成されている。この演算増幅器331は、例えば、反
転入力端子に印加する電圧VLが非反転入力端子に印加
する電圧Vref より低レベルになると出力レベルがHi
ghになり、そうでなければLowになる。
【0042】次に、上記構成の断線検出機能付きブリッ
ジセンサに対して行われる設定について説明する。電源
の電圧VDDの設定について説明すると、MOSFET
321のソース・ドレイン間電圧をVSDとし、そしてセ
ンサ11の電源端子T1に印加するバイアス電圧をVbi
asとしたとき、電圧VDDは、回路動作を安定にするた
めにVSD+Vbias以上に設定される。
ジセンサに対して行われる設定について説明する。電源
の電圧VDDの設定について説明すると、MOSFET
321のソース・ドレイン間電圧をVSDとし、そしてセ
ンサ11の電源端子T1に印加するバイアス電圧をVbi
asとしたとき、電圧VDDは、回路動作を安定にするた
めにVSD+Vbias以上に設定される。
【0043】演算増幅器331に印加の電圧Vref の設
定については第2実施形態と同様に設定される。すなわ
ち、演算増幅器331の非反転入力端子に印加する電圧
Vref (=(R232/(R231+R232))×VD
D)は、センサ11が正常状態にある場合の電圧VLと
同レベルになるように設定される。これにより、演算増
幅器331の反転入力端子に印加する電圧VLが電圧V
ref より低レベルになると、比較部33の出力レベルが
Highになるので、センサ11が断線しているとの検
出結果が得られる。
定については第2実施形態と同様に設定される。すなわ
ち、演算増幅器331の非反転入力端子に印加する電圧
Vref (=(R232/(R231+R232))×VD
D)は、センサ11が正常状態にある場合の電圧VLと
同レベルになるように設定される。これにより、演算増
幅器331の反転入力端子に印加する電圧VLが電圧V
ref より低レベルになると、比較部33の出力レベルが
Highになるので、センサ11が断線しているとの検
出結果が得られる。
【0044】次に、第3実施形態の断線検出動作を説明
する。例えば、センサ11がハーフブリッジ状態になる
と、センサ11の合成抵抗が2×Rsになるため、セン
サ11および抵抗R321を流れる電流が小さくなり、
電圧VLが電圧Vref より低レベルになる。これによ
り、比較部33の出力レベルがHighになり、センサ
11が断線しているとの検出結果が得られる。
する。例えば、センサ11がハーフブリッジ状態になる
と、センサ11の合成抵抗が2×Rsになるため、セン
サ11および抵抗R321を流れる電流が小さくなり、
電圧VLが電圧Vref より低レベルになる。これによ
り、比較部33の出力レベルがHighになり、センサ
11が断線しているとの検出結果が得られる。
【0045】また、センサ11が上記完全断線状態にな
ると、センサ11の合成抵抗が無限大になるため、セン
サ11および抵抗R321を流れる電流が小さくなり、
電圧VLが電圧Vref より低レベルになる。これによ
り、比較部33の出力レベルがHighになり、センサ
11が断線しているとの検出結果が得られる。
ると、センサ11の合成抵抗が無限大になるため、セン
サ11および抵抗R321を流れる電流が小さくなり、
電圧VLが電圧Vref より低レベルになる。これによ
り、比較部33の出力レベルがHighになり、センサ
11が断線しているとの検出結果が得られる。
【0046】一方、センサ11が正常状態にある場合に
は、電圧VLは電圧Vref と同レベルになる。これによ
り、比較部33の出力レベルがLowになり、センサ1
1が断線していないとの検出結果が得られる。
は、電圧VLは電圧Vref と同レベルになる。これによ
り、比較部33の出力レベルがLowになり、センサ1
1が断線していないとの検出結果が得られる。
【0047】以上により、またセンサ11のインピーダ
ンスが変化しないことにより、センサの特性を変化させ
ることなく、センサの断線検出が可能になる。
ンスが変化しないことにより、センサの特性を変化させ
ることなく、センサの断線検出が可能になる。
【0048】また、センサ11と直列に抵抗を接続する
必要がなく、電圧VDDをVSD+Vbias以上に設定する
だけでよいので、第2実施形態よりも、電源の電圧を低
めに設定することができる。
必要がなく、電圧VDDをVSD+Vbias以上に設定する
だけでよいので、第2実施形態よりも、電源の電圧を低
めに設定することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、電源端子、グランド端子および
両出力端子を有するブリッジ回路構成の抵抗により成る
センサと、電源と前記センサの電源端子との間に介設さ
れ、前記電源から前記センサに供給される電流の検出を
行う電流検出手段と、前記電流検出手段の検出結果と基
準電流との比較を行い、この比較結果に応じて前記セン
サが断線しているか否かの検出を行う比較手段とを備え
るので、センサの特性を変化させることなく、センサの
断線検出が可能になる。
1記載の発明によれば、電源端子、グランド端子および
両出力端子を有するブリッジ回路構成の抵抗により成る
センサと、電源と前記センサの電源端子との間に介設さ
れ、前記電源から前記センサに供給される電流の検出を
行う電流検出手段と、前記電流検出手段の検出結果と基
準電流との比較を行い、この比較結果に応じて前記セン
サが断線しているか否かの検出を行う比較手段とを備え
るので、センサの特性を変化させることなく、センサの
断線検出が可能になる。
【0050】請求項1記載の発明によれば、請求項1記
載の断線検出機能付きブリッジセンサにおいて、前記電
流検出手段は、前記電源にソース端子が接続されるMO
SFETと、前記MOSFETのドレイン端子と前記セ
ンサの電源端子との間に接続され、前記センサの出力温
度特性とほぼ同様の温度特性を有する第1抵抗と、前記
センサの電源端子およびグランド端子間に接続され、前
記センサのブリッジ回路構成の抵抗より十分大きな抵抗
値を有する第2抵抗と、前記センサの電源端子およびM
OSFETのゲート端子にそれぞれ非反転入力端子およ
び出力端子が接続され、反転入力端子にバイアス電圧が
印加される第1演算増幅器とを有して成り、前記比較手
段は、前記電源およびグランド間に直列に接続される第
3および第4抵抗と、前記MOSFETのドレイン端子
に反転入力端子が接続され、前記第3および第4抵抗に
より前記電源の電圧を分圧して得られる電圧が非反転入
力端子に印加される第2演算増幅器とを有して成るの
で、センサの特性を変化させることなく、センサの断線
検出が可能になるとともに、周囲温度が変動しても安定
なセンサの断線検出が可能になる。
載の断線検出機能付きブリッジセンサにおいて、前記電
流検出手段は、前記電源にソース端子が接続されるMO
SFETと、前記MOSFETのドレイン端子と前記セ
ンサの電源端子との間に接続され、前記センサの出力温
度特性とほぼ同様の温度特性を有する第1抵抗と、前記
センサの電源端子およびグランド端子間に接続され、前
記センサのブリッジ回路構成の抵抗より十分大きな抵抗
値を有する第2抵抗と、前記センサの電源端子およびM
OSFETのゲート端子にそれぞれ非反転入力端子およ
び出力端子が接続され、反転入力端子にバイアス電圧が
印加される第1演算増幅器とを有して成り、前記比較手
段は、前記電源およびグランド間に直列に接続される第
3および第4抵抗と、前記MOSFETのドレイン端子
に反転入力端子が接続され、前記第3および第4抵抗に
より前記電源の電圧を分圧して得られる電圧が非反転入
力端子に印加される第2演算増幅器とを有して成るの
で、センサの特性を変化させることなく、センサの断線
検出が可能になるとともに、周囲温度が変動しても安定
なセンサの断線検出が可能になる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の断線検出機能付きブリッジセンサにおいて、前記第
2演算増幅器の非反転入力端子に印加する電圧は、前記
センサが正常状態にある場合の前記MOSFETおよび
第1抵抗の接続点の電圧に対して、それよりも低く且つ
可能な限り同レベルになるように設定されているので、
センサの異常なインピーダンス上昇にも対応可能とな
る。
載の断線検出機能付きブリッジセンサにおいて、前記第
2演算増幅器の非反転入力端子に印加する電圧は、前記
センサが正常状態にある場合の前記MOSFETおよび
第1抵抗の接続点の電圧に対して、それよりも低く且つ
可能な限り同レベルになるように設定されているので、
センサの異常なインピーダンス上昇にも対応可能とな
る。
【0052】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の断線検出機能付きブリッジセンサにおいて、前記電
流検出手段は、前記電源および前記センサの電源端子に
それぞれソース端子およびドレイン端子が接続される第
1MOSFETと、前記センサのグランド端子に一端が
接続される第1抵抗と、前記センサの電源端子およびグ
ランド端子間に接続され、前記センサのブリッジ回路構
成の抵抗より十分大きな抵抗値を有する第2抵抗と、前
記センサの電源端子および第1MOSFETのゲート端
子にそれぞれ非反転入力端子および出力端子が接続さ
れ、反転入力端子にバイアス電圧が印加される第1演算
増幅器と、前記電源および第1抵抗の他端にそれぞれソ
ース端子およびドレイン端子が接続されるとともに、前
記第1MOSFETにゲート端子がカレントミラー接続
される第2MOSFETとを有して成り、前記比較手段
は、前記電源およびグランド間に直列に接続される第3
および第4抵抗と、前記第2MOSFETのドレイン端
子に反転入力端子が接続され、前記第3および第4抵抗
により前記電源の電圧を分圧して得られる電圧が非反転
入力端子に印加される第2演算増幅器とを有して成るの
で、センサの特性を変化させることなく、センサの断線
検出が可能になるとともに、電源の低電圧化が可能にな
る。
載の断線検出機能付きブリッジセンサにおいて、前記電
流検出手段は、前記電源および前記センサの電源端子に
それぞれソース端子およびドレイン端子が接続される第
1MOSFETと、前記センサのグランド端子に一端が
接続される第1抵抗と、前記センサの電源端子およびグ
ランド端子間に接続され、前記センサのブリッジ回路構
成の抵抗より十分大きな抵抗値を有する第2抵抗と、前
記センサの電源端子および第1MOSFETのゲート端
子にそれぞれ非反転入力端子および出力端子が接続さ
れ、反転入力端子にバイアス電圧が印加される第1演算
増幅器と、前記電源および第1抵抗の他端にそれぞれソ
ース端子およびドレイン端子が接続されるとともに、前
記第1MOSFETにゲート端子がカレントミラー接続
される第2MOSFETとを有して成り、前記比較手段
は、前記電源およびグランド間に直列に接続される第3
および第4抵抗と、前記第2MOSFETのドレイン端
子に反転入力端子が接続され、前記第3および第4抵抗
により前記電源の電圧を分圧して得られる電圧が非反転
入力端子に印加される第2演算増幅器とを有して成るの
で、センサの特性を変化させることなく、センサの断線
検出が可能になるとともに、電源の低電圧化が可能にな
る。
【図1】本発明の第1実施形態に係る断線検出機能付き
ブリッジセンサを示す構成図である。
ブリッジセンサを示す構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る断線検出機能付き
ブリッジセンサを示す構成図である。
ブリッジセンサを示す構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る断線検出機能付き
ブリッジセンサを示す構成図である。
ブリッジセンサを示す構成図である。
【図4】断線検出機能付きブリッジセンサの従来構成例
を示す図である。
を示す図である。
【符号の説明】 11 センサ 12,22,32 電流検出部 13,23,33 比較部 221,321 MOSFET 323 MOSFET R221,R321 抵抗 R222,R322 抵抗 222,322 演算増幅器 R231,R331 抵抗 R232,R332 抵抗 231,331 演算増幅器
Claims (4)
- 【請求項1】 電源端子、グランド端子および両出力端
子を有するブリッジ回路構成の抵抗により成るセンサ
と、 電源と前記センサの電源端子との間に介設され、前記電
源から前記センサに供給される電流の検出を行う電流検
出手段と、 前記電流検出手段の検出結果と基準電流との比較を行
い、この比較結果に応じて前記センサが断線しているか
否かの検出を行う比較手段とを備える断線検出機能付き
ブリッジセンサ。 - 【請求項2】 前記電流検出手段は、前記電源にソース
端子が接続されるMOSFETと、前記MOSFETの
ドレイン端子と前記センサの電源端子との間に接続さ
れ、前記センサの出力温度特性とほぼ同様の温度特性を
有する第1抵抗と、前記センサの電源端子およびグラン
ド端子間に接続され、前記センサのブリッジ回路構成の
抵抗より十分大きな抵抗値を有する第2抵抗と、前記セ
ンサの電源端子およびMOSFETのゲート端子にそれ
ぞれ非反転入力端子および出力端子が接続され、反転入
力端子にバイアス電圧が印加される第1演算増幅器とを
有して成り、 前記比較手段は、前記電源およびグランド間に直列に接
続される第3および第4抵抗と、前記MOSFETのド
レイン端子に反転入力端子が接続され、前記第3および
第4抵抗により前記電源の電圧を分圧して得られる電圧
が非反転入力端子に印加される第2演算増幅器とを有し
て成る請求項1記載の断線検出機能付きブリッジセン
サ。 - 【請求項3】 前記第2演算増幅器の非反転入力端子に
印加する電圧は、前記センサが正常状態にある場合の前
記MOSFETおよび第1抵抗の接続点の電圧に対し
て、それよりも低く且つ可能な限り同レベルになるよう
に設定されている請求項2記載の断線検出機能付きブリ
ッジセンサ。 - 【請求項4】 前記電流検出手段は、前記電源および前
記センサの電源端子にそれぞれソース端子およびドレイ
ン端子が接続される第1MOSFETと、前記センサの
グランド端子に一端が接続される第1抵抗と、前記セン
サの電源端子およびグランド端子間に接続され、前記セ
ンサのブリッジ回路構成の抵抗より十分大きな抵抗値を
有する第2抵抗と、前記センサの電源端子および第1M
OSFETのゲート端子にそれぞれ非反転入力端子およ
び出力端子が接続され、反転入力端子にバイアス電圧が
印加される第1演算増幅器と、前記電源および第1抵抗
の他端にそれぞれソース端子およびドレイン端子が接続
されるとともに、前記第1MOSFETにゲート端子が
カレントミラー接続される第2MOSFETとを有して
成り、 前記比較手段は、前記電源およびグランド間に直列に接
続される第3および第4抵抗と、前記第2MOSFET
のドレイン端子に反転入力端子が接続され、前記第3お
よび第4抵抗により前記電源の電圧を分圧して得られる
電圧が非反転入力端子に印加される第2演算増幅器とを
有して成る請求項1記載の断線検出機能付きブリッジセ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27235099A JP2001091384A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 断線検出機能付きブリッジセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27235099A JP2001091384A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 断線検出機能付きブリッジセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001091384A true JP2001091384A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17512666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27235099A Withdrawn JP2001091384A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 断線検出機能付きブリッジセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001091384A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5085811B1 (ja) * | 2012-01-25 | 2012-11-28 | 株式会社 エニイワイヤ | 断線検出方式およびその方式に使用する子局ターミナル |
CN107526387A (zh) * | 2016-06-16 | 2017-12-29 | 富士电机株式会社 | 半导体物理量传感器装置 |
CN113311365A (zh) * | 2021-06-01 | 2021-08-27 | 深圳市思榕科技有限公司 | 一种压力传感器断线检测电路 |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27235099A patent/JP2001091384A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5085811B1 (ja) * | 2012-01-25 | 2012-11-28 | 株式会社 エニイワイヤ | 断線検出方式およびその方式に使用する子局ターミナル |
WO2013111279A1 (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-01 | 株式会社エニイワイヤ | 断線検出方式およびその方式に使用する子局ターミナル |
CN107526387A (zh) * | 2016-06-16 | 2017-12-29 | 富士电机株式会社 | 半导体物理量传感器装置 |
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