JP2689969B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JP2689969B2 JP2689969B2 JP31726795A JP31726795A JP2689969B2 JP 2689969 B2 JP2689969 B2 JP 2689969B2 JP 31726795 A JP31726795 A JP 31726795A JP 31726795 A JP31726795 A JP 31726795A JP 2689969 B2 JP2689969 B2 JP 2689969B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力電圧がある範
囲にある時にだけ出力に信号が出力されるウィンドウコ
ンパレータに関し、特に比較すべき入力信号の電圧差が
トランジスタのベース・エミッタ間の電圧差の範囲内で
ほぼ等しくなるか否かを判定するウィンドウコンパレー
タに関する。
囲にある時にだけ出力に信号が出力されるウィンドウコ
ンパレータに関し、特に比較すべき入力信号の電圧差が
トランジスタのベース・エミッタ間の電圧差の範囲内で
ほぼ等しくなるか否かを判定するウィンドウコンパレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウィンドウコンパレータとして、
図3にその回路構成を示すようなものがある。図3を参
照して、このウィンドウコンパレータ回路は、トランジ
スタ1〜6および電流源7、8で構成されるコンパレー
タに、抵抗9〜13およびダイオード14、15を用い
て、正負のスレッショルド電圧とウィンドウの幅を設定
して用いられる。
図3にその回路構成を示すようなものがある。図3を参
照して、このウィンドウコンパレータ回路は、トランジ
スタ1〜6および電流源7、8で構成されるコンパレー
タに、抵抗9〜13およびダイオード14、15を用い
て、正負のスレッショルド電圧とウィンドウの幅を設定
して用いられる。
【0003】より詳細には、コンパレータは、エミッタ
が共通接続されて定電流源7に接続され差動対を構成す
るトランジスタ3、4と、この差動対のコレクタに接続
され電流ミラー回路を構成するトランジスタ1、2と、
トランジスタ3のコレクタに接続されたトランジスタ5
と、トランジスタ5のエミッタに接続されコレクタが出
力端子18に接続されたトランジスタ6と、を備えてい
る。そして、基準電圧端子16と接地間に接続された抵
抗10、11(抵抗10と11の接続点はトランジスタ
4のベースに接続されている)の抵抗値をR10、R11、
入力端子17と差動対トランジスタ3、4のベース間に
接続された抵抗9、12の抵抗値をR9、R12とし、基
準電圧端子16の電圧を+VPとすると、入力端子17
に印加される入力電圧VINが、次式(1)の範囲内にあ
る時にのみトランジスタ6がオンし、出力端子18に電
流が流れる。
が共通接続されて定電流源7に接続され差動対を構成す
るトランジスタ3、4と、この差動対のコレクタに接続
され電流ミラー回路を構成するトランジスタ1、2と、
トランジスタ3のコレクタに接続されたトランジスタ5
と、トランジスタ5のエミッタに接続されコレクタが出
力端子18に接続されたトランジスタ6と、を備えてい
る。そして、基準電圧端子16と接地間に接続された抵
抗10、11(抵抗10と11の接続点はトランジスタ
4のベースに接続されている)の抵抗値をR10、R11、
入力端子17と差動対トランジスタ3、4のベース間に
接続された抵抗9、12の抵抗値をR9、R12とし、基
準電圧端子16の電圧を+VPとすると、入力端子17
に印加される入力電圧VINが、次式(1)の範囲内にあ
る時にのみトランジスタ6がオンし、出力端子18に電
流が流れる。
【0004】 -(R11/R12)×VP<VIN<R10×VP/(R10+R11) …(1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウィンドウコンパレータ回路は、上式(1)に示す
ように、基準電圧端子16の電圧VPを変化させてスレ
ッショルド電圧を変えると、これに伴いウィンドウの幅
が変化すること、またコンパレータに接続される入力1
7(入力信号のパス)と基準電圧16(基準電圧のパ
ス)の回路構成が非対称であることから、異なる2つの
変動する入力信号の比較には向かないという問題点を有
する。
来のウィンドウコンパレータ回路は、上式(1)に示す
ように、基準電圧端子16の電圧VPを変化させてスレ
ッショルド電圧を変えると、これに伴いウィンドウの幅
が変化すること、またコンパレータに接続される入力1
7(入力信号のパス)と基準電圧16(基準電圧のパ
ス)の回路構成が非対称であることから、異なる2つの
変動する入力信号の比較には向かないという問題点を有
する。
【0006】従って、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、スレッショルド電圧の変化によって
ウィンドウの幅が変わることがなく、かつ異なる2つの
変動する入力が比較できるウィンドウコンパレータを提
供することを目的とする。
れたものであって、スレッショルド電圧の変化によって
ウィンドウの幅が変わることがなく、かつ異なる2つの
変動する入力が比較できるウィンドウコンパレータを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、比較すべき入力信号電圧がベースにそれ
ぞれ印加される第1および第2のトランジスタと、ベー
スが前記第1のトランジスタのエミッタに接続され、エ
ミッタが前記第2のトランジスタのエミッタに接続され
た第3のトランジスタと、ベースが前記第2のトランジ
スタのエミッタに接続され、エミッタが前記第1のトラ
ンジスタのエミッタに接続された第4のトランジスタ
と、前記第1から第4のトランジスタのコレクタにそれ
ぞれ接続される第1から第4の抵抗と、前記第1のトラ
ンジスタと前記第4のトランジスタの共通接続されたエ
ミッタに接続された第1の電流源と、前記第2のトラン
ジスタと前記第3のトランジスタの共通接続されたエミ
ッタに接続された第2の電流源と、ベースが前記第3の
トランジスタのコレクタに接続された第5のトランジス
タと、ベースが前記第4のトランジスタのコレクタに接
続された第6のトランジスタと、前記第5、第6のトラ
ンジスタの共通接続されたエミッタに接続された出力端
子と、を備え、前記比較すべき入力信号の電圧の差の幅
が概ねトランジスタのベース・エミッタ間の電圧差の幅
に含まれるか否かを判定することを特徴とするウィンド
ウコンパレータを提供する。
め、本発明は、比較すべき入力信号電圧がベースにそれ
ぞれ印加される第1および第2のトランジスタと、ベー
スが前記第1のトランジスタのエミッタに接続され、エ
ミッタが前記第2のトランジスタのエミッタに接続され
た第3のトランジスタと、ベースが前記第2のトランジ
スタのエミッタに接続され、エミッタが前記第1のトラ
ンジスタのエミッタに接続された第4のトランジスタ
と、前記第1から第4のトランジスタのコレクタにそれ
ぞれ接続される第1から第4の抵抗と、前記第1のトラ
ンジスタと前記第4のトランジスタの共通接続されたエ
ミッタに接続された第1の電流源と、前記第2のトラン
ジスタと前記第3のトランジスタの共通接続されたエミ
ッタに接続された第2の電流源と、ベースが前記第3の
トランジスタのコレクタに接続された第5のトランジス
タと、ベースが前記第4のトランジスタのコレクタに接
続された第6のトランジスタと、前記第5、第6のトラ
ンジスタの共通接続されたエミッタに接続された出力端
子と、を備え、前記比較すべき入力信号の電圧の差の幅
が概ねトランジスタのベース・エミッタ間の電圧差の幅
に含まれるか否かを判定することを特徴とするウィンド
ウコンパレータを提供する。
【0008】本発明においては、第1の入力信号電圧
(VA)と、第2の入力信号電圧(VB)から、該第2の
入力信号電圧をベース入力とするトランジスタのベース
・エミッタ間電圧(VBE2)を差し引いた電圧(VB−V
BE2)と、を差動増幅する第1の差動トランジスタ対
と、前記第1の入力信号電圧(VA)から、該第1の入
力信号電圧をベース入力とする前記第1の差動トランジ
スタ対を構成する一のトランジスタのベース・エミッタ
間電圧(VBE1)を差し引いた電圧(VA−VBE1)と、
前記第2の入力信号電圧(VB)と、を差動増幅する第
2の差動トランジスタ対と、前記第1及び第2の差動ト
ランジスタ対の出力を差動入力とする第3の差動トラン
ジスタ対と、を含み、前記第3の差動トランジスタ対の
共通接続されたエミッタに接続された出力端子から、前
記第1の入力信号電圧(VA)と前記第2の入力信号電
圧(VB)とが、−VBE2<VA−VB<VBE1の範囲にあ
るか否かを示す信号を出力するような構成としたことに
より、スレッショルド電圧の変化に左右されずウィンド
ウの幅が一定で、かつ変動する2つの入力信号の比較を
行うことができる回路が得られる。
(VA)と、第2の入力信号電圧(VB)から、該第2の
入力信号電圧をベース入力とするトランジスタのベース
・エミッタ間電圧(VBE2)を差し引いた電圧(VB−V
BE2)と、を差動増幅する第1の差動トランジスタ対
と、前記第1の入力信号電圧(VA)から、該第1の入
力信号電圧をベース入力とする前記第1の差動トランジ
スタ対を構成する一のトランジスタのベース・エミッタ
間電圧(VBE1)を差し引いた電圧(VA−VBE1)と、
前記第2の入力信号電圧(VB)と、を差動増幅する第
2の差動トランジスタ対と、前記第1及び第2の差動ト
ランジスタ対の出力を差動入力とする第3の差動トラン
ジスタ対と、を含み、前記第3の差動トランジスタ対の
共通接続されたエミッタに接続された出力端子から、前
記第1の入力信号電圧(VA)と前記第2の入力信号電
圧(VB)とが、−VBE2<VA−VB<VBE1の範囲にあ
るか否かを示す信号を出力するような構成としたことに
より、スレッショルド電圧の変化に左右されずウィンド
ウの幅が一定で、かつ変動する2つの入力信号の比較を
行うことができる回路が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。
して以下に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態の構成を示す
図である。図1において、23、24は、比較すべき入
力信号が入力端子21、22からベースに印加される第
1、第2のトランジスタ、25は第1のトランジスタ2
3のエミッタにベースが接続された第3のトランジス
タ、26は第2のトランジスタ24のエミッタにベース
が接続された第4のトランジスタ、27は第1および第
4のトランジスタ23、26のエミッタに接続された第
1の電流源、28は第2および第3のトランジスタ2
4、25のエミッタに接続された第2の電流源、29、
32、30、31は第1、第2、第3および第4のトラ
ンジスタ23、24、25、26のコレクタに接続され
た第1、第2、第3、第4の抵抗、33は第3のトラン
ジスタ25のコレクタにベースが接続された第5のトラ
ンジスタ、34は第4のトランジスタ26のコレクタに
ベースが接続された第6のトランジスタ、35は第5、
第6のトランジスタ33、34のエミッタに接続された
出力端子である。
図である。図1において、23、24は、比較すべき入
力信号が入力端子21、22からベースに印加される第
1、第2のトランジスタ、25は第1のトランジスタ2
3のエミッタにベースが接続された第3のトランジス
タ、26は第2のトランジスタ24のエミッタにベース
が接続された第4のトランジスタ、27は第1および第
4のトランジスタ23、26のエミッタに接続された第
1の電流源、28は第2および第3のトランジスタ2
4、25のエミッタに接続された第2の電流源、29、
32、30、31は第1、第2、第3および第4のトラ
ンジスタ23、24、25、26のコレクタに接続され
た第1、第2、第3、第4の抵抗、33は第3のトラン
ジスタ25のコレクタにベースが接続された第5のトラ
ンジスタ、34は第4のトランジスタ26のコレクタに
ベースが接続された第6のトランジスタ、35は第5、
第6のトランジスタ33、34のエミッタに接続された
出力端子である。
【0011】すなわち、図1を参照して、第1のトラン
ジスタ23と第4のトランジスタ26とはエミッタが共
通接続されて第1の電流源27に接続されてなる第1の
差動対を構成し、第2のトランジスタ24と第3のトラ
ンジスタ25とはエミッタが共通接続されて第2の電流
源28に接続されてなる第2の差動対を構成し、第1及
び第2の差動対の出力(第4のトランジスタ26と第3
トランジスタ25のコレクタ電位)が、エミッタが共通
接続されて出力端子35に接続されてなる第3の差動対
のベースに差動入力されている。
ジスタ23と第4のトランジスタ26とはエミッタが共
通接続されて第1の電流源27に接続されてなる第1の
差動対を構成し、第2のトランジスタ24と第3のトラ
ンジスタ25とはエミッタが共通接続されて第2の電流
源28に接続されてなる第2の差動対を構成し、第1及
び第2の差動対の出力(第4のトランジスタ26と第3
トランジスタ25のコレクタ電位)が、エミッタが共通
接続されて出力端子35に接続されてなる第3の差動対
のベースに差動入力されている。
【0012】次に、本実施形態の動作を説明する。入力
端子21、22に入力される電圧をそれぞれVA、VBと
すると、第3、第4のトランジスタ25、26のベース
に印加される電圧はそれぞれ、入力信号電圧VA、VBか
ら、第1、第2のトランジスタ23、24のベース・エ
ミッタ間の電圧VBE(但し、第1、第2のトランジスタ
のベース・エミッタ間電圧はともに等しいものとする)
だけ降下した電圧、すなわちVA−VBE、VB−VBEとな
る。
端子21、22に入力される電圧をそれぞれVA、VBと
すると、第3、第4のトランジスタ25、26のベース
に印加される電圧はそれぞれ、入力信号電圧VA、VBか
ら、第1、第2のトランジスタ23、24のベース・エ
ミッタ間の電圧VBE(但し、第1、第2のトランジスタ
のベース・エミッタ間電圧はともに等しいものとする)
だけ降下した電圧、すなわちVA−VBE、VB−VBEとな
る。
【0013】ここで、VA−VBE>VBとなった場合、第
2のトランジスタ24には電流が流れなくなり、第3の
トランジスタ25には第2の電流源28に流れる電流の
全てが流れるようになる。
2のトランジスタ24には電流が流れなくなり、第3の
トランジスタ25には第2の電流源28に流れる電流の
全てが流れるようになる。
【0014】このため、第4のトランジスタ26には電
流が流れなくなり、第3のトランジスタ25には電流
(コレクタ電流)が流れていることにより、第3のトラ
ンジスタ25のコレクタに接続される第3の抵抗30で
の電圧降下が増大し、第5のトランジスタ33のベース
電位が下がり(第6のトランジスタのベース電位は上昇
する)、第5のトランジスタ33に流れる電流は、第6
のトランジスタ34に流れる電流よりも少なくなる。
流が流れなくなり、第3のトランジスタ25には電流
(コレクタ電流)が流れていることにより、第3のトラ
ンジスタ25のコレクタに接続される第3の抵抗30で
の電圧降下が増大し、第5のトランジスタ33のベース
電位が下がり(第6のトランジスタのベース電位は上昇
する)、第5のトランジスタ33に流れる電流は、第6
のトランジスタ34に流れる電流よりも少なくなる。
【0015】出力端子35に流れる電流は、第5および
第6のトランジスタ33、34を流れる電流の和とな
る。
第6のトランジスタ33、34を流れる電流の和とな
る。
【0016】同様にして、VB−VBE>VAの場合、第6
のトランジスタ34に流れる電流は第5のトランジスタ
33に流れる電流よりも少なくなる。
のトランジスタ34に流れる電流は第5のトランジスタ
33に流れる電流よりも少なくなる。
【0017】一方、入力端子21、22の入力信号電圧
の条件が、|VA−VB|<VBEとなった場合、第3およ
び第4のトランジスタ25、26にはともに電流が流れ
なくなるため、第3および第4の抵抗30、31におけ
る電圧降下は小となり、このため第5及び第6のトラン
ジスタ33、34のベース電位が上昇し、出力端子35
に流れる電流は、入力信号電圧が条件VA−VBE>VBあ
るいはVB−VBE>VAであるときに流れる出力電流より
も多くなる。
の条件が、|VA−VB|<VBEとなった場合、第3およ
び第4のトランジスタ25、26にはともに電流が流れ
なくなるため、第3および第4の抵抗30、31におけ
る電圧降下は小となり、このため第5及び第6のトラン
ジスタ33、34のベース電位が上昇し、出力端子35
に流れる電流は、入力信号電圧が条件VA−VBE>VBあ
るいはVB−VBE>VAであるときに流れる出力電流より
も多くなる。
【0018】従って、入力信号電圧の差|VA−VB|が
トランジスタのベース・エミッタ間の電圧VBE以内に含
まれる場合には、出力端子35に流れる電流が多くなる
というウィンドウコンパレータとしての動作を行う。
トランジスタのベース・エミッタ間の電圧VBE以内に含
まれる場合には、出力端子35に流れる電流が多くなる
というウィンドウコンパレータとしての動作を行う。
【0019】なお、第1のトランジスタ23と第2のト
ランジスタ24のベース・エミッタ間電圧をそれぞれV
BE1、VBE2とした場合にも、出力端子35は、−VBE2
<VA−VB<VBE1の時に、第5及び第6のトランジス
タ33、34の両方に電流が流れ、出力電流が大とな
る。そして、入力電圧VA、VBがこの範囲にある時、例
えば出力端子35と接地間に抵抗素子を挿入することよ
り、出力端子35から電圧信号(例えば“L”レベルの
論理信号)として取り出すことができる。
ランジスタ24のベース・エミッタ間電圧をそれぞれV
BE1、VBE2とした場合にも、出力端子35は、−VBE2
<VA−VB<VBE1の時に、第5及び第6のトランジス
タ33、34の両方に電流が流れ、出力電流が大とな
る。そして、入力電圧VA、VBがこの範囲にある時、例
えば出力端子35と接地間に抵抗素子を挿入することよ
り、出力端子35から電圧信号(例えば“L”レベルの
論理信号)として取り出すことができる。
【0020】図2は、本発明の第2の実施形態に係るウ
ィンドウコンパレータの構成を示す図である。図2を参
照して、本実施形態は、第5、第6のトランジスタ4
9、50のベースを第1、第2のトランジスタ39、4
0のコレクタに接続した点が前記第1の実施形態と相違
している。
ィンドウコンパレータの構成を示す図である。図2を参
照して、本実施形態は、第5、第6のトランジスタ4
9、50のベースを第1、第2のトランジスタ39、4
0のコレクタに接続した点が前記第1の実施形態と相違
している。
【0021】本実施形態においては、入力端子37、3
8の入力信号電圧をVA、VB、第1、第2のトランジス
タ39、40のベース・エミッタ間電圧をVBE(但し、
第1、第2トランジスタのベース・エミッタ間電圧はと
もに等しいものとする)として、VA(第1のトランジ
スタ39のベース電位)がVB−VBE(第4のトランジ
スタ42のベース電位)よりも大(VA>VB−VBE)で
あり、且つVB(第2のトランジスタ40のベース電
位)がVA−VBE(第3のトランジスタ41のベース電
位)よりも大(VB>VA−VBE)の時、すなわち|VA
−VB|<VBEの時、第1及び第2のトランジスタ3
9、40に流れる電流が増大し(第3又は第4のトラン
ジスタ41、42に流れる電流は減少又は流れず)、こ
れに伴い抵抗45及び48での電圧降下が増大して第5
及び第6のトランジスタのベース電位が下がり出力端子
51には電流が流れなくなり、一方、|VA−VB|>V
BEの時、第3又は第4のトランジスタ41、42に流れ
る電流が増大し、第1又は第2のトランジスタ49、5
0に流れる電流は減少し、これに伴い抵抗45又は48
の電圧降下が減少して第5又は第6のトランジスタのベ
ース電位が上昇し出力端子51に流れる電流が|VA−
VB|<VBEの時よりも増大する。このように、本実施
形態においては、前記第1の実施形態と相補関係の信号
を出力するものである。そして、出力端子51と接地間
に抵抗素子を接続して出力端子51から電圧信号
(“H”レベルの論理信号)として取り出すことができ
る。
8の入力信号電圧をVA、VB、第1、第2のトランジス
タ39、40のベース・エミッタ間電圧をVBE(但し、
第1、第2トランジスタのベース・エミッタ間電圧はと
もに等しいものとする)として、VA(第1のトランジ
スタ39のベース電位)がVB−VBE(第4のトランジ
スタ42のベース電位)よりも大(VA>VB−VBE)で
あり、且つVB(第2のトランジスタ40のベース電
位)がVA−VBE(第3のトランジスタ41のベース電
位)よりも大(VB>VA−VBE)の時、すなわち|VA
−VB|<VBEの時、第1及び第2のトランジスタ3
9、40に流れる電流が増大し(第3又は第4のトラン
ジスタ41、42に流れる電流は減少又は流れず)、こ
れに伴い抵抗45及び48での電圧降下が増大して第5
及び第6のトランジスタのベース電位が下がり出力端子
51には電流が流れなくなり、一方、|VA−VB|>V
BEの時、第3又は第4のトランジスタ41、42に流れ
る電流が増大し、第1又は第2のトランジスタ49、5
0に流れる電流は減少し、これに伴い抵抗45又は48
の電圧降下が減少して第5又は第6のトランジスタのベ
ース電位が上昇し出力端子51に流れる電流が|VA−
VB|<VBEの時よりも増大する。このように、本実施
形態においては、前記第1の実施形態と相補関係の信号
を出力するものである。そして、出力端子51と接地間
に抵抗素子を接続して出力端子51から電圧信号
(“H”レベルの論理信号)として取り出すことができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明のウィンドウコン
パレータは異なる2つの入力信号と、その電圧とトラン
ジスタのベース・エミッタ間の電圧分の差がある電圧を
用いることにより、ウィンドウの幅が常に一定で、かつ
2つの変動する入力信号の比較をも行うことができる。
パレータは異なる2つの入力信号と、その電圧とトラン
ジスタのベース・エミッタ間の電圧分の差がある電圧を
用いることにより、ウィンドウの幅が常に一定で、かつ
2つの変動する入力信号の比較をも行うことができる。
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の他の一実施形態の構成を示す図であ
る。
る。
【図3】従来のウィンドウコンパレータの一例を示す図
である。
である。
23〜26、33、34、39〜42、49、50 ト
ランジスタ 27、28、43、44 定電流源 28〜32、45〜48 抵抗 21、22、37、38 入力端子 35、51 出力端子 36、52 電源端子(VCC)
ランジスタ 27、28、43、44 定電流源 28〜32、45〜48 抵抗 21、22、37、38 入力端子 35、51 出力端子 36、52 電源端子(VCC)
Claims (5)
- 【請求項1】比較すべき入力信号電圧がベースにそれぞ
れ印加される第1および第2のトランジスタと、 ベースが前記第1のトランジスタのエミッタに接続さ
れ、エミッタが前記第2のトランジスタのエミッタに接
続された第3のトランジスタと、 ベースが前記第2のトランジスタのエミッタに接続さ
れ、エミッタが前記第1のトランジスタのエミッタに接
続された第4のトランジスタと、 前記第1から第4のトランジスタのコレクタにそれぞれ
接続される第1から第4の抵抗と、 前記第1のトランジスタと前記第4のトランジスタの共
通接続されたエミッタに接続された第1の電流源と、 前記第2のトランジスタと前記第3のトランジスタの共
通接続されたエミッタに接続された第2の電流源と、 ベースが前記第3のトランジスタのコレクタに接続され
た第5のトランジスタと、 ベースが前記第4のトランジスタのコレクタに接続され
た第6のトランジスタと、 前記第5、第6のトランジスタの共通接続されたエミッ
タに接続された出力端子と、を備え、 前記比較すべき入力信号の電圧の差の幅が概ねトランジ
スタのベース・エミッタ間の電圧差の幅に含まれるか否
かを判定することを特徴とするウィンドウコンパレー
タ。 - 【請求項2】比較すべき入力信号電圧がベースにそれぞ
れ印加される第1および第2のトランジスタと、 ベースが前記第1のトランジスタのエミッタに接続さ
れ、エミッタが前記第2のトランジスタのエミッタに接
続された第3のトランジスタと、 ベースが前記第2のトランジスタのエミッタに接続さ
れ、エミッタが前記第1のトランジスタのエミッタに接
続された第4のトランジスタと、 前記第1から第4のトランジスタのコレクタにそれぞれ
接続される第1から第4の抵抗と、 前記第1のトランジスタと前記第4のトランジスタの共
通接続されたエミッタに接続された第1の電流源と、 前記第2のトランジスタと前記第3のトランジスタの共
通接続されたエミッタに接続された第2の電流源と、 ベースが前記第1のトランジスタのコレクタに接続され
た第5のトランジスタと、 ベースが前記第2のトランジスタのコレクタに接続され
た第6のトランジスタと、 前記第5、第6のトランジスタの共通接続されたエミッ
タに接続された出力端子と、を備え、 前記比較すべき入力信号の電圧の差の幅が概ねトランジ
スタのベース・エミッタ間の電圧差の幅に含まれるか否
かを判定することを特徴とするウィンドウコンパレー
タ。 - 【請求項3】第1の入力信号電圧(VA)と、第2の入
力信号電圧(VB)から、該第2の入力信号電圧をベー
ス入力とするトランジスタのベース・エミッタ間電圧
(VBE2)を差し引いた電圧(VB−VBE2)と、を差動
増幅する第1の差動トランジスタ対と、 前記第1の入力信号電圧(VA)から、該第1の入力信
号電圧をベース入力とする前記第1の差動トランジスタ
対を構成する一のトランジスタのベース・エミッタ間電
圧(VBE1)を差し引いた電圧(VA−VBE1)と、前記
第2の入力信号電圧(VB)と、を差動増幅する第2の
差動トランジスタ対と、 前記第1及び第2の差動トランジスタ対の出力を差動入
力とする第3の差動トランジスタ対と、を含み、 前記第3の差動トランジスタ対の共通接続されたエミッ
タに接続された出力端子から、前記第1の入力信号電圧
(VA)と前記第2の入力信号電圧(VB)とが、−VBE
2<VA−VB<VBE1の範囲にあるか否かを示す信号を出
力することを特徴とするウィンドウコンパレータ。 - 【請求項4】前記第3の差動トランジスタ対のベース入
力として、前記第1の差動トランジスタ対を構成するト
ランジスタのうち前記電圧(VB−VBE2)をベース入力
とするトランジスタのコレクタ電位と、前記第2の差動
トランジスタ対を構成するトランジスタのうち前記電圧
(VA−VBE2)をベース入力とするトランジスタのコレ
クタ電位を入力とし、前記第1の入力信号電圧(VA)
と前記第2の入力信号電圧(VB)とが前記範囲内にあ
る時に前記出力端子に流れる電流が増大することを特徴
とする請求項3記載のウィンドウコンパレータ。 - 【請求項5】前記第3の差動トランジスタ対のベース入
力として、前記第1の差動トランジスタ対を構成するト
ランジスタのうち前記入力電圧(VA)をベース入力と
するトランジスタのコレクタ電位と、前記第2の差動ト
ランジスタ対を構成するトランジスタのうち前記電圧
(VB)をベース入力とするトランジスタのコレクタ電
位を入力とし、前記第1の入力信号電圧(VA)と前記
第2の入力信号電圧(VB)とが前記範囲外にある時に
前記出力端子に流れる電流が増大することを特徴とする
請求項3記載のウィンドウコンパレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31726795A JP2689969B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31726795A JP2689969B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09135153A JPH09135153A (ja) | 1997-05-20 |
JP2689969B2 true JP2689969B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=18086337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31726795A Expired - Lifetime JP2689969B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689969B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP31726795A patent/JP2689969B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09135153A (ja) | 1997-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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