JP4066275B2 - 船外機のハンドル防振構造 - Google Patents

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    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機のハンドル防振構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
通常、船外機は、船体の後部に取り付けられるクランプブラケットと、該クランプブラケットに上下方向に回動自在に枢支されるスイベルブラケットと、該スイベルブラケットに水平方向に回動自在に枢支されるステアリングブラケット7と、ステアリングブラケットに上下2箇所でマウント(防振ゴム)を介して支持されるガイドエキゾースト(エンジン支持体)及びアッパケース(推進装置のケース)とを備え、エンジンの振動はマウントにより吸収され、ステアリングブラケットに取り付けられたステアリングハンドルには伝達されないようにしている。
【0003】
一方、例えば単気筒のような小型の船外機では、フルピポット方式と言われるように、スイベルブラケットに、直接、上下のマウントを介してアッパケースを水平方向に回動自在に支持し、アッパケースにステアリングブラケットを取り付けることにより、構造の簡素化を図っている。この場合、エンジンの振動はステアリングブラケットを介してステアリングハンドルに直に伝達されるため、図10に示すように、ステアリングブラケット101とステアリングハンドル102の軸102aとの間にカラー103、104を介在させ、カラー103、104とステアリングブラケット101との間に防振ゴム105、106を圧入し、ステアリングブラケット101からステアリングハンドル102に伝達するエンジン振動を減少させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図11(A)に示すように、加振源であるエンジンの振動(加速度)は、エンジン回転数の増加に対して2次関数で増加する。また、図11(B)に示すように、エンジンとハンドルの間に介在する防振ゴムの振動減衰率は、ある周波数のところで共振のピークP、Q、Rを有し、その共振は、バネ定数が大きくなるほど高い周波数のところで且つ大きな共振を生じる。
【0005】
しながら、上記従来の防振構造では、ステアリングブラケット101とステアリングハンドル102の間に防振ゴム105、106を圧入し、船外機の水平回転、上下回転を可能にする構造となっているため、防振ゴム105、106としてバネ定数の大きい(かたい)ものを採用する必要があり、従って、図11(B)のR点で示すように、高い周波数のところで大きな共振を生じ、その結果、図11(C)の点線で示すように、ハンドル部においては、エンジン回転数が高い定常運転で大きな振動が発生してしまうという問題を有している。また、防振ゴムがへたり易く耐久性に問題を有している。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、防振ゴムとしてバネ定数の小さいものを採用できる構造とし、エンジンからステアリングハンドルに伝達される振動を最小限に防止することができる船外機のハンドル防振構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の船外機のハンドル防振構造は、ステアリングハンドルに水平方向に設けられた操作軸16aと、該操作軸に嵌合された内筒50aと、該内筒を固定する固定プレート51と、エンジン側に取り付けられたステアリングブラケット18と、該ステアリングブラケットに装着された外筒50cと、前記内筒と外筒の間に設けられた弾性部材50bと、前記操作軸に設けられた基部の外周方向に延設され前記外筒に対向して設けられた当接部16cとを備え、前記外筒と当接部の間にクリアランスdを設けたことを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項1において、ステアリングハンドルの操作軸に周方向に対向するように設けられた一対の当接片16dと、ステアリングブラケットに設けられ、前記ステアリングハンドルを上下方向に回動したときに前記当接片と当接するストッパ53とを備えたことを特徴とし、請求項記載の発明は、ステアリングハンドル16に水平方向に設けられた操作軸16aと、該操作軸に嵌合された内筒50aと、該内筒を固定する固定プレート51と、エンジン21側に取り付けられたステアリングブラケット18と、該ステアリングブラケットに装着された外筒50cと、前記内筒と外筒の間に設けられた弾性部材50bと、前記ステアリングブラケット18側に、固定プレート及びステアリングハンドルに当接可能に設けられた当接部18cとを備え、前記当接部18cと固定プレート51及びステアリングハンドル16の間にクリアランスdを設けたことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させるもので、これにより本発明が何ら限定されるものではない。
以上
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明が適用される船外機の1例を示す側面図である。船外機1は、船体2の後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット3と、クランプブラケット3に水平軸5を介してチルト方向(上下方向)に回動自在に枢支されるスイベルブラケット6と、このスイベルブラケット6に操舵方向(水平方向)に回動自在に支持される推進ユニット7とを備えている。
【0009】
前記推進ユニット7は、スイベルブラケット6に回転自在に支持されるアッパケース9を有し、アッパケース9の下部にはロアケース10が取り付けられ、全体としてケーシングを構成している。ロアケース10にはプロペラ11が装着され、アッパケース9の上部にはボトムカウリング12が取り付けらている。また、ボトムカウリング12にトップカウリング13が着脱可能に取り付けられると共に、ボトムカウリング12の全周にわたって船外機搬送用のキャリングハンドル14が取り付けられている。
【0010】
また、アッパケース9には、ステアリングブラケット18の下部が取り付けられ、ステアリングブラケット18の上部はキャリングハンドル14に固定され、ステアリングブラケット18にステアリングハンドル16が装着されている。なお、15はスタータハンドル、17は冷却水取入口、19は水面である。
【0011】
図2は、図1の垂直断面図である。アッパケース9は筒状に形成されており、その上部には皿状に広がるエンジン連結部9aが形成され、下部にはロアケース連結部9cが形成され、両連結部9a、9c間に小径の筒状部9bが形成されている。そして、この筒状部9bの上下にゴムマウント20を介してスイベルブラケット6が取り付けられ、スイベルブラケット6にアッパケース9が回転自在に支持されている。
【0012】
アッパケース9のエンジン連結部9aにはエンジン21が連結されている。エンジン21は、例えば単気筒4サイクルエンジンであり、横置き状態に配設された気筒22と縦置き状態に配設されたクランク軸23を備えている。エンジン21の周囲には、スタータケース25、インテークマニホールド26、キャブレター27、船外機側燃料タンク29等が配設されている。アッパケース9及びロアケース10内にはドライブシャフト30が縦方向に配設され、その上端はクランク軸23に連結され、その下端は傘歯車31を介してプロペラシャフト32に連結されている。また、アッパケース9内にはシフトロッド33及び冷却水供給管35が縦方向に配設され、冷却水供給管35の下端は冷却水ポンプ36に連結されている。
【0013】
図3及び図4は、本発明の船外機のハンドル防振構造の1実施形態を示し、図3は図1のX−X線に沿って矢印方向に見た水平断面図、図4は図1でキャリングハンドルを除いた状態を示す一部側面図である。前述したように、ステアリングブラケット18の下部はアッパケース9に取り付けられ、ステアリングブラケット18の上部はキャリングハンドル14に固定されている。
【0014】
図3において、ステアリングハンドル16には、水平方向に操作軸16aが設けられ、この操作軸16aの外周は、防振部材50を介してステアリングブラケット18の貫通穴に装着されている。防振部材50は、内筒50aと、外筒50cと、内筒50aと外筒50cの間に焼付、接着又は圧入により設けられたゴム等の弾性部材50bとからなっている。また、操作軸16aの外側に周方向に延びる基部16bには外周方向に突出する当接部16cが設けられている。
【0015】
そして、操作軸16a及び内筒50aの長さは同一とし、且つ外筒50cよりも長くなるように設計され、内筒50aを操作軸16aに挿入し、固定プレート51及びボルト52により内筒50aを操作軸16aに固定したとき、外筒50cの両端が、固定プレート51及びステアリングハンドル16の当接部16cとクリアランスdを介して対向するように構成している。
【0016】
図4において、ステアリングハンドル16の操作軸16aには、周方向に対向するように一対の当接片16dが設けられ、一方、ステアリングブラケット18には前記当接片16dと当接するストッパ53が設けられている。この構成により、ステアリングハンドル16を上下方向Zに回動したとき、当接片16dがストッパ53に当接し船外機のチルトが可能になる。
【0017】
上記構成からなる本発明の作用について説明する。図3において、エンジンの振動は、アッパケース9からステアリングブラケット18、防振部材50を経てステアリングハンドル16に伝達されるが、防振部材50は、外筒50cの両端が、固定プレート51及びステアリングハンドル16の当接部16cとクリアランスdを介して対向するように構成しているので、ステアリングブラケット18は、固定プレート51と基部16bの間で自由に振動可能になるため、従来の構造と比較して、弾性部材50bとしてバネ定数の小さい(柔らかい)ものを採用することができ、従って、図11(B)のP点で示すように、低い周波数のところで小さな共振を生じ、図11(C)の実線で示すように、ハンドル部においては、エンジン回転数が高い定常運転での振動を減少させることができる。
【0018】
本発明においては、ステアリングブラケット18を固定プレート51と基部16bの間で自由に振動させる構造を採用しているため、船外機を操舵するため図3の矢印Yに示すように、船外機を水平方向に回動させる場合には、ステアリングブラケット18とステアリングハンドル16を一体化させる必要がある。そこで、外筒50cの両端が、固定プレート51及びステアリングハンドル16の当接部16cと当接可能に構成し、船外機を水平方向に回動させた場合には、外筒50cが傾斜してその両端が、それぞれ固定プレート51及びステアリングハンドル16の当接部16cと当接させるようにして、ステアリングハンドル16の操作により操舵を可能にしている。
【0019】
図5は、本発明の他の実施形態を示し図4のY−Y線に沿う断面に相当する図である。なお、以下の各実施形態においては、図3と同一の構成には同一番号を付けて説明を省略する。図3の実施形態においては、固定プレート51及びステアリングハンドル16の当接部16cとクリアランスdを介して対向するように構成しているが、本実施形態においては、ステアリングブラケット18側に、固定プレート51及びステアリングハンドル16に当接可能に突出する当接部18cを設け、当接部18cと固定プレート51及びステアリングハンドル16の間にクリアランスdを設けている。本実施形態によれば、上下動用のストッパ53を設けることなく、当接部18cのみにより水平回動及び上下回動が可能になる。
【0020】
図6は、本発明の他の実施形態を示す図3と同様の断面図である。本実施形態においては、図3の外筒50cを省略し、弾性部材50bを直接、ステアリングブラケット18に焼付、接着又は圧入により介在させるようにしている。なお、図3の内筒50aを省略し、弾性部材50bを直接、操作軸16aに焼付、接着又は圧入により介在させるようにしてもよい。
【0021】
図7は、本発明の他の実施形態を示し、図7(A)は一部断面を示す側面図、図7(B)は図7(A)の部品の一部を示す斜視図である。本実施形態は、ステアリングハンドル16の下面に基部55a、一対の垂直片55bを有する第1の伝達部材55を取り付け、一方、ステアリングブラケット18には、上部に傾斜部18aを設けるとともに第2の伝達部材56を取り付けている。この際、第2の伝達部材56の上端を第1の伝達部材55の基部55aより低い位置に設定するとともに、第1の伝達部材55の垂直片55bの下端(図3の当接部16cに相当する)とステアリングブラケット18の傾斜部18aの上端との間にクリアランスdができるように設定している。そして、2つの垂直片55bと第2の伝達部材56との間に、ブロック状の弾性部材50bを焼付、接着又は圧入により介在させるようにしている。なお、作用については前記実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0022】
図8は、図3の実施形態における試験結果を示す図である。ここで、Xは前後方向の振動、Yは左右方向の振動、Zは上下方向の振動を示し、いずれの方向においても、実線で示す本実施形態の場合は、点線で示す従来の場合と比較して、ハンドル部における振動を減少させることができ、特に、問題となるエンジン回転数が高い定常運転での振動を減少させることができる。
【0023】
次に、本発明が適用される図1の船外機のカウリング部の改善案について説明する。図1において、ボトムカウリング12とトップカウリング13の間には、防振兼防水用のゴム等の弾性部材24が装着されている。この弾性部材24を外部から見えないようにしたいという要望がある。
【0024】
図9は、図1のカウリング部の改善案の例を示し、図9(A)は図1でステアリングハンドル16及びキャリングハンドル14を取り外した状態を示す上部側面図、図9(B)は、図9(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断面図、図9(C)、(D)は、他の例を示す図9(B)と同様の断面図である。
【0025】
図9(A)には、図1の弾性部材24が装着されない状態でトップカウリング13の下端部13aが示されている。図9(B)において、トップカウリング13の下端には二股状の嵌合片13b、13cが形成され、ボトムカウリング12の上部には外側に延びる平坦部12aと、平坦部12aの端部から上方に立設される二股状の嵌合片12b、12cが形成され、トップカウリング13をボトムカウリング12に載置したとき、嵌合片13cが嵌合片12b、12cの間に嵌合される構造になっている。また、ボトムカウリング12の平坦部12aの下方にはキャリングハンドル14が配設される。
【0026】
なお、トップカウリング13の外側の嵌合片13bは、ボトムカウリング12が外部から見えないような長さに設計され、内側の嵌合片13cは、嵌合片12b、12cに嵌合したとき嵌合部に空間が形成されるように設計し、この空間にシール材57が圧入されている。また、嵌合片12bと13c、13cと12c、及び12cと13b間には微小な間隙を有するように設計されている。以上の構成により、エンジンの振動をトップカウリング13に伝達するのを防止すると共に、ボトムカウリング12とトップカウリング13の間からの水の侵入を防止することができる。
【0027】
図9(C)の例においては、ボトムカウリング12側に一つの嵌合片12bを設け、この嵌合片12bをトップカウリング13の嵌合片13b、13c間に嵌合するようにしている。本例においては、嵌合片13cと12b及び12bと13b並びに嵌合片13cの先端と平坦部12a間には微小な間隙を有するように設計されている。図9(D)の例においては、ボトムカウリング12側の嵌合片12bに断面逆U字形状のシール材57を圧入するようにし、シール材57にトップカウリング13の嵌合片13b、13cを嵌合する構造となっている。
【0028】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、4サイクルエンジンの例について説明したが、2サイクルエンジンへの適用も無論可能であり、その場合には、キャブレターはエンジンの前部に配置されることになる。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1、2記載の発明によれば、弾性部材は、エンジン側(ステアリングブラケット)とステアリングハンドルとの間のクリアランスの中で自由に振動可能になるため、従来の構造と比較して、弾性部材としてバネ定数の小さいものを採用することができ、従って、低い周波数のところで小さな共振を生じ、ハンドル部においては、エンジン回転数が高い定常運転での振動を減少させることができる。また、船外機を水平方向に回動させる場合には、当接部によりエンジン側とステアリングハンドルを一体化させることができる。
【0030】
また、請求項3記載の発明によれば、ステアリングハンドルを上下方向に回動したとき、当接片がストッパに当接し船外機のチルトが可能になる。また、請求項4記載の発明によれば、上下動用のストッパを設けることなく、当接部のみにより水平回動及び上下回動が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される船外機の1例を示す側面図である。
【図2】図1の垂直断面図である。
【図3】本発明の船外機のハンドル防振構造の1実施形態を示し、図1のX−X線に沿って矢印方向に見た水平断面図である。
【図4】図1でキャリングハンドルを除いた状態を示す一部側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示し図4のY−Y線に沿う断面に相当する図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図3と同様の断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示し、図7(A)は一部断面を示す側面図、図7(B)は図7(A)の部品の一部を示す斜視図である。
【図8】図3の実施形態における試験結果を示す図である。
【図9】図1のカウリング部の改善案の例を示し、図9(A)は図1でステアリングハンドル及びキャリングハンドルを取り外した状態を示す上部側面図、図9(B)は、図9(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断面図、図9(C)、(D)は、他の例を示す図9(B)と同様の断面図である。
【図10】従来のハンドル防振構造の例を示す断面図である。
【図11】本発明の課題及び効果を説明するための図である。
【符号の説明】
16…ステアリングハンドル、16a操作軸、16c…当接部、16d…当接片
18…ステアリングブラケット、18c…当接部
21…エンジン
50a…内筒、50b…弾性部材、50c…外筒
51…固定プレート
53…ストッパ
d…クリアランス

Claims (3)

  1. ステアリングハンドルに水平方向に設けられた操作軸と、該操作軸に嵌合された内筒と、該内筒を固定する固定プレートと、エンジン側に取り付けられたステアリングブラケットと、該ステアリングブラケットに装着された外筒と、前記内筒と外筒の間に設けられた弾性部材と、前記操作軸に設けられた基部の外周方向に延設された前記外筒に対向して設けられた当接部とを備え、前記外筒と当接部の間にクリアランスを設けたことを特徴とする船外機のハンドル防振構造。
  2. ステアリングハンドルの操作軸に周方向に対向するように設けられた一対の当接片と、ステアリングブラケットに設けられ、前記ステアリングハンドルを上下方向に回動したときに前記当接片と当接するストッパとを備えたことを特徴とする請求項記載の船外機のハンドル防振構造。
  3. ステアリングハンドルに水平方向に設けられた操作軸と、該操作軸に嵌合された内筒と、該内筒を固定する固定プレートと、エンジン側に取り付けられたステアリングブラケットと、該ステアリングブラケットに装着された外筒と、前記内筒と外筒の間に設けられた弾性部材と、前記ステアリングブラケット側に、固定プレート及びステアリングハンドルに当接可能に設けられた当接部とを備え、前記当接部と固定プレート及びステアリングハンドルの間にクリアランスを設けたことを特徴とする船外機のハンドル防振構造。
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