JP4059771B2 - 鎖分岐剤およびそれを含むポリアミド組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、無水物基を含む鎖分岐剤に関する。本発明は、鎖分岐剤を製造する方法にも関する。本発明は、非ニュートン溶融流れ挙動を有するポリアミド組成物の製造法ならびに該方法によって得られ得るポリアミド組成物および成形品を製造するためのその使用にも関する。
そのような鎖分岐剤は、欧州特許出願公開第0495363号から公知である。該公開公報は、鎖分岐剤として、無水物基を含むコポリマー、好ましくは無水マレイン酸とスチレンとのコポリマー(SMA)、を記載しており、その鎖分岐剤は、非ニュートン溶融流れ挙動を示すところの高められた溶融粘度を有するポリアミド組成物の製造に使用される。そのようなポリアミド組成物は、低粘度ポリアミドを鎖分岐剤と上記溶融混合することによって製造される。
非ニュートン溶融流れ挙動は、本明細書では、せん断速度の低下とともに溶融ポリマー組成物の溶融粘度が増加することを含むレオロジ―挙動を意味すると理解される。この現象は、構造粘性とも言われる。無水物基は、本明細書では、無水物基または処理条件下で無水物基が形成され得るところの基、例えばジカルボン酸基、を意味すると理解される。
欧州特許出願公開第0495363号から公知の鎖分岐剤の欠点は、鎖分岐剤およびポリアミドの溶融混合が、ゲル粒子の生成の高い危険を含むことである。公知の鎖分岐剤の別の欠点は、得られるポリアミド組成物が、再現性の悪い粘度値を示し、異なるロット間のみでなく、1つのロット内の異なる顆粒間においても粘度の相違が生じることである。これらの相違は、成形品を形成するための押出または射出成形法によるポリアミド組成物の安定な加工処理を非常に妨げる。
したがって、本発明の目的は、非ニュートン溶融流れ挙動を有するポリアミド組成物の製造に使用することができ、かつ上記欠点を示さないか、上記欠点を実質的に低下された程度に示すところの、無水物基を含む鎖分岐剤を提供することである。
驚いたことに、この目的は、
(a)少なくとも1の不飽和ジカルボン酸またはその無水物またはイミド誘導体およびビニル芳香族モノマーのコポリマーの5〜75質量%;
(b)アクリロニトリルおよびビニル芳香族モノマーのコポリマーの5〜75質量%;
(c)エチレンまたはプロピレンのホモポリマーまたはコポリマーの10〜80質量%;および
(d)慣用の添加剤の0〜10質量%
から成り、ここで、(a)および(b)が混和性であり、(a)/(b)比が1/3〜3/1であり、かつ(a)+(b)+(c)+(d)の合計が100%である、鎖分岐剤に関する本発明に従って達成される。
本発明に従う鎖分岐剤の使用は、非ニュートン溶融流れ挙動を有するポリアミド組成物を製造するときにはるかに良好な再現性を生じ、かつ粘度のはるかに一層正確な制御を可能にし、一方、さらに、ゲル粒子の生成による問題はほとんど引き起こされない。別の利点は、より多くの量の鎖分岐剤を添加することができ、その結果、ポリアミド組成物の製造における投入問題がより少なくなることである。
成分(a)のためのモノマーとして使用され得る、適する不飽和ジカルボン酸またはその誘導体の例は、マレイン酸もしくはイタコン酸、またはそれらの誘導体、例えば無水マレイン酸(MA)、N−フェニルマレインイミドもしくは無水イタコン酸である。ジカルボン酸誘導体は、本明細書では、特に、無水物またはイミド誘導体であると理解される。適するビニル芳香族モノマーの例は、スチレン、α−メチルスチレン、または芳香族環がハロゲンまたはアルキル置換基を含むスチレンである。少なくともとは、本明細書では、コポリマー(a)が少量の1以上の他のモノマーをも含み得ることを意味すると理解される。しかし、好ましくは、(a)は、無水マレイン酸およびスチレンのコポリマー(SMA)である。(a)のMA含量は一般に、5〜40質量%、好ましくは10〜35質量%、より好ましくは20〜30質量%である。高いMA含量の利点は、アミン基を含む熱可塑性ポリマー、例えばポリアミド、との反応を通して、より高い度合の分岐が達成され得ることである。本発明に従う鎖分岐剤のさらなる利点は、望ましくない程度のポリマー鎖架橋および不溶性粒子(ゲル粒子)の形成を何ら生じることなく、そのような高いMA含量が使用され得ることである。
成分(b)における適するビニル芳香族モノマーは、(a)に関して記載したものと同じであり、(b)は好ましくは、スチレンおよびアクリロニトリルのコポリマー(SAN)である。(b)のアクリロニトリル(AN)含量は一般に、5〜40質量%、好ましくは10〜35質量%、より好ましくは20〜30質量%である。より高いAN含量の利点は、上記コポリマーのより高い極性であり、これは、ポリアミドなどの他の極性ポリマーとの相溶性を改善する。
概して、SMAコポリマーとSANコポリマーとは、夫々のコポリマーのMA含量とAN含量との比が大体1.6〜0.6であるならば、混和性である。したがって、好ましくは、本発明に従う鎖分岐剤は、MA含量とAN含量との比が1.6〜0.6、より好ましくは1.2〜0.8であるSMAおよびSANコポリマーを含む。
本発明に従う鎖分岐剤における成分(a)および(b)の量の比は、原則として、3/1〜1/3であり得る。好ましくは、(a)/(b)比が2/1〜1/2である。これは、ポリアミド中での本発明に従う鎖分岐剤の良好な分散が得られるという利点を有する。
本発明に従う鎖分岐剤は、好ましくは、10〜80質量%のエチレンまたはプロピレンのホモポリマーまたはコポリマー(不活性加工助剤を含む。熱可塑性ポリマーが、適する加工助剤の例である。これは、本発明に従う鎖分岐剤の製造のためのはるかに簡単な混合プロセスを利点として有し、さらに、鎖分岐剤の投入が非常に改善され、かつはるかにより正確に制御され得る。この不活性加工助剤は、SMAおよびSAN濃縮物の形態での鎖分岐剤の製造のための担体物質としての作用をも有する。不活性とは、加工助剤または担体物質が、他の成分(a)および(b)と、および鎖分岐剤が後に添加されるところの、アミン基を含む熱可塑性ポリマーと反応しないこと、および無水物基とアミン基との間の反応を望ましくない程度には妨げないことを意味すると理解される。不活性加工助剤は好ましくは、熱可塑性ポリオレフィンである。これは、実質的に少なくとも1のオレフィンのポリマーまたはコポリマーであり、少量の他のモノマーをも受け入れ得ると理解される。適する例は、種々の型のポリエチレン、例えば低密度および高密度ポリエチレン(LDPE、HDPE)、エチレン/α−オレフィンコポリマー、例えばプラストマー、ビニルモノマーまたはアルキル(メタ)アクリレート、例えばビニルアセテートまたはエチルアクリレート、とのエチレンコポリマー、ならびにプロピレンホモポリマーおよびコポリマーを包含する。本発明に従う鎖分岐剤は好ましくは、その良好な加工性の点から、不活性加工助剤としてLDPEを含む。特定の実施態様では、本発明に従う鎖分岐剤が、40〜80質量%の不活性加工助剤を含む。
本発明に従う鎖分岐剤は、添加剤(d)として、慣用の安定剤、酸化防止剤などを含み得る。鎖分岐剤は、鎖分岐剤の無水物基と熱可塑性ポリマーのアミン基との間の望ましい反応を促進する化合物をも含み得る。
本発明は、成分(a)、(b)、(c)および(d)が溶融混合され、次いで顆粒形状にされるところの、本発明に従う鎖分岐剤の製造法にも関する。この顆粒は、好ましくは、当業者に公知のプラスチック顆粒に匹敵する大きさを有する顆粒状であるが、粉末形状であってもよい。顆粒形状の利点は、良好な投入特性および他の顆粒状成分、例えばプラスチック顆粒、との良好な混合である。
本発明は、本発明に従う鎖分岐剤を、アミン基を含む熱可塑性ポリマーの粘度を高めるための添加剤として使用する方法にも関する。好ましくは、アミン基を含むこの熱可塑性ポリマーがポリアミドである。
本発明はまた、2.0〜3.5の相対溶液粘度(RSV)(25℃で、90%ギ酸中の1質量%溶液に対して測定)および実質的にニュートン性の溶融流れ挙動を有するポリアミドが、本発明に従う鎖分岐剤、および任意的な他の添加剤と溶融混合されるところの、非ニュートン溶融流れ挙動を有するポリアミド組成物の製造法にも関する。
適するポリアミドは、一般に、全ての熱可塑性ポリアミドであるが、好ましくは、それらの好ましい加工性および機械的特性の点から、半結晶性ポリアミドである。例は、ポリアミド6(PA6)、PA66、PA46、PA69、PA610、PA11、PA12、PA MXD6、ならびにそのようなポリアミドのコポリマーおよび混合物を包含する。好ましくは、ポリアミドが、PA6、PA66、PA46またはそれらのコポリアミドである。
好ましくは、本発明に従う方法で使用されるポリアミド、特にPA6、が2.0〜3.5の相対溶液粘度(RSV)(25℃で、90%ギ酸中の1質量%溶液に対して測定)を有する。より好ましくは、ポリアミドが2.2〜2.8、最も好ましくは2.3〜2.6のRSVを有する。
適するポリアミドは、一般に、1の直鎖分子につき0.1〜1のアミン基を末端基として有し、アミン基含量は好ましくは、少なくとも20meq/kg、より好ましくは30meq/kg、最も好ましくは40meq/kgである。より高いアミン基含量の利点は、粘度におけるより大きい増加および、鎖分岐剤中の無水物基との反応の結果としてのより顕著な非ニュートン溶融流れ挙動である。
好ましくは、ポリアミド組成物中の成分(a)の含量がポリアミドに対して0.01〜6質量%、より好ましくは0.05〜3質量%、最も好ましくは0.1〜1.5質量%であるような量の鎖分岐剤が、本発明に従う方法において添加され、より高い含量は、低い無水物基含量を有するSMAと関係し、およびその逆である。より多量の鎖分岐剤および/または鎖分岐剤中のより高い無水物基含量は一般に、ポリアミド組成物の粘度におけるより大きい増加およびより顕著な非ニュートン溶融流れ挙動を生じる。
本発明に従う方法を使用して作られるポリアミド組成物は、0〜60質量%の他の添加剤をも含み得る。好ましくは、これらの添加剤が、アミン基と無水物基との間の所望の反応を有意には妨害しないように選択される。添加剤の例は、安定剤、酸化防止剤、着色剤、離型剤、および滑剤など、難燃剤、耐衝撃性改良剤、ならびにフィラーおよび強化剤である。好ましくは、ポリアミド組成物が、銅塩とアルカリハライドとの少なくとも1の組み合わせ、例えばCu/KI、を安定剤として含む。適する耐衝撃性改良剤の例は、非極性モノマー、例えばオレフィン、を含むだけでなく、極性または反応性モノマー、例えば、とりわけアクリレート、エポキシド、酸または無水物を含むモノマー、をも含むゴム様ポリマーである。例としては、エチレンと(メタ)アクリル酸とのコポリマーまたは無水物基で官能化されたエチレン/プロピレンコポリマーを包含する。そのような添加剤の利点は、それらがポリアミド組成物の衝撃強度を改善するだけでなく、粘度における増加にも寄与することである。適するフィラーおよび強化剤は、鉱物フィラー、例えば粘土、マイカ、タルク、ガラス球および繊維強化剤、例えばガラス繊維、である。強化剤として、ポリアミド組成物は好ましくは、組成物全体に対して5〜50質量%、より好ましくは10〜45質量%、最も好ましくは15〜40質量%のガラス繊維を含む。適するガラス繊維は一般に、5〜20ミクロン、好ましくは8〜15ミクロンの直径を有し、ポリアミドでの使用に適するコーティングが施与されている。ガラス繊維を有するポリアミド組成物の利点は、その高められた強度および剛性であり、特に、より高い温度でもそうであることである。これは、ポリアミド組成物中のポリアミドの融点近くまでの温度での使用を可能にする。このことは、自動車セクター、特に、エンジン室の中またはその近くにおける使用にとって特に重要である。
本発明に従う方法の好ましい実施態様では、ポリアミド、本発明に従う鎖分岐剤および他の添加剤(成分)が、押出機、好ましくは二軸押出機、を使用して溶融混合され、成分が押出機のスロートおよび溶融物の両方に供給されることが可能である。上記方法が行われる温度は、使用されるポリアミドの融点に依存し、一般に、200〜350℃である。好ましくは、押出機における滞在時間が、温度と組み合わさって、鎖分岐剤の無水物基とポリアミドのアミン基との間の反応が本質的に完全に生じるのに充分であるような処理量が選択される。完全な反応の利点は、ポリアミド組成物が、成形技術を使用して後に溶融加工されるときに、粘度の大きい変化を何ら受けないことである。驚いたことに、この反応は、本発明に従う鎖分岐剤によって、本質的に完全に進行することが分かった。ところが、鎖分岐剤として純粋なSMAが使用されると、その反応は、同じ利用時間に完全には進行しない。さらに、本発明に従う鎖分岐剤を用いると、ゲル粒子は全然またはほとんど生じない。
溶融混合および顆粒化、および続く乾燥の後、ポリアミド組成物は、更なる使用に適する。所望ならば、固相後縮合反応によって、粘度がさらに増加され得る。これは、所望の粘度レベルが達成されるまで、ポリアミド組成物を減圧下で例えば1〜50時間、ポリアミド組成物中のポリアミドの融点より高々約10℃下までの温度に暴露することを含む。そのような後縮合は、押出ブロー成形法によって加工処理されるべきポリアミド組成物の製造のために特に適用され、これは、はるかに良好な溶融強度をもたらす。
本発明に従う方法の別の実施態様では、ポリアミド組成物の成分が、最初に固体状態で混合され、成形工程の間、例えば押出または射出成形法の間、に溶融混合が生じる。最初にポリアミド組成物が製造され、次いで成形されるところの方法と比較される利点は、1つの処理工程が省かれることである。この方法は、本発明に従う鎖分岐剤がポリアミド中により容易にかつより良好に分散され、そして、従来の鎖分岐剤の状態を使用するときよりも一層制御された方法で鎖分岐反応が生じるので、可能である。
特定の実施態様では、本発明に従う方法を使用して顆粒形状で得られるポリアミド組成物が、次いで、比較的低い粘度および所望により異なる組成を有する慣用のポリアミド組成物の顆粒と混合され、そして、成形工程で顆粒混合物としてそのままで処理される。これは、そのレオロジー特性が特定用途の要求に適するところの種々の組成物が、柔軟かつ経済的な方法で得られ得るという利点を有する。
本発明はまた、本発明に従う方法によって得られ得るポリアミド組成物にも関する。
PA6、SANおよびSMAを含む組成物は、特に、J. Polym. Sci., PartB: Polym. Phys. 30(11), 1273-84(1992)からも公知であるが、これらは、例えば75質量%のPA6とSANとの混合物であり、これに比較的少量(例えば約2.5質量%)のSMAが相溶化剤として添加されている。ここで重要なのは、混合物の形態学に対する効果であって、レオロジー挙動ではない。
従って、本発明は、ポリアミド、成分(a)の含量が0.01〜6、好ましくは0.05〜3、最も好ましくは0.1〜1.5質量%(ポリアミドに対して)であるような量の本発明に従う鎖分岐剤、および0〜60質量%の他の添加剤(そのうち、好ましくは10〜45質量%がガラス繊維)を含む、非ニュートン溶融流れ挙動を有するポリアミド組成物にも関する。
本発明はまた、射出成形または押出法によって部品または成形品を製造するための、本発明に従うポリアミド組成物の使用法にも関する。本発明に従うポリアミド組成物の比較的高い粘度および非ニュートンレオロジー挙動は、成形が押出によって行なわれて例えばロッド、プロファイルまたはチューブにされるとき、および(中空の)成形品が押出ブロー成形法を使用して製造されるときに特に有利である。押出しブロー成形は一般に、チューブ状の、なおも溶融したプリフォームの製造を含み、ポリアミド組成物の溶融強度は、プリフォームがそれ自体の重量下で延伸したり形状を変えたりしないような強度でなければならない。実際に使用される押出ブロー成形法の例は、共押出ブロー成形、逐次押出ブロー成形および3D押出ブロー成形を包含する。本発明に従うポリアミド組成物は、加工処理が射出成形法によって行なわれるときにも利点を示す。なぜならば、低せん断速度での高い粘度が、成形部品同士の間の溶融ポリアミド組成物の流れによって引き起こされるバリの生成を大きい程度に防ぐからである。
本発明はまた、例えば射出成形または押出法によって得られた少なくとも2つの部品がウエルド技術によって互いに結合されるところの成形品の製造法にも関する。ここで、上記部品の少なくとも1は、少なくとも、ウエルドされるべき表面の箇所で、本発明に従うポリアミド組成物から実質的に成る。
特定の実施態様は、全ての部品が本発明に従うポリアミド組成物から実質的に成り、その結果、最適なウエルドシーム強度が得られるところの方法である。
ウエルド技術は、本明細書では、いくつかの部品を互いに結合する方法であって、プラスチックが、互いに結合されるべき接触面の位置でその融点より上に加熱され、その後、それらの部品が互いにプレスされ、冷却されるところの方法であると理解される。接触面の加熱は、いくつかの方法で、例えば、接触面を、加熱された金属板と接触させることにより、超音波振動を使用してプラスチックを加熱することにより(超音波ウエルド)、接触面を互いに対して回転させることによって摩擦熱を生じさせることにより(回転ウエルド)、または接触面を高速で互いにこすり合わせることによって摩擦熱を生じさせることにより(振動ウエルド)、行なわれ得る。好ましくは、振動ウエルドが、複雑な成形品の製造を可能にするので、部品の結合のために使用され得る。少なくとも1の部品が本発明に従うポリアミド組成物から作られるならば、この結果、ウエルドシーム強度の実質的な改善が得られることが分かった。
本発明は、射出成形または押出法によって得られ得る成形品、およびウエルド技術によって互いに結合された2以上の部品から成る成形品にも関し、それらの成形品は、本発明に従うポリアミド組成物を含む。
特に、本発明は、自動車工業での使用のための成形品、例えば、渦巻きチューブ、ベローズ、液体容器、燃料系の構成要素、吸気マニホルドまたはエアダクト、に関する。
次に、本発明を以下の実施例および比較例に基づいてさらに説明する。
使用材料
SMA:28質量%のMA含量および約110,000g/モルのMwを有するスチレン−マレイン酸無水物コポリマー(タイプStapron(商標)SZ28110、DSM製、オランダ国);
SAN:28質量%のAN含量およびMFI(220℃、10kg)50g/10分を有するスチレン−アクリロニトリルコポリマー(DSM製、オランダ国);
LDPE:低密度ポリエチレン(タイプLupolen(商標)1810H、BASF製、ドイツ国);
EPラバー:耐衝撃性改良剤、約0.5質量%のMAで改変されたエチレン−プロピレンゴム、MFI(230℃、2.16kg)0.7g/10分、密度0.87g/cm3、(タイプTafmer(商標)MP0610、Mitsui製、日本国);
PA6:RSV=2.5(ギ酸中の1質量%、25℃)、Mn約15,000g/モル、Mw約29,000g/モル、アミン基含量48meq/kgを有するポリアミド6(タイプAkulon(商標)C225、DSM製、オランダ国);
GF:標準ポリアミドガラス繊維;繊維直径10mm;
PA6GF30:30質量%のガラス繊維、熱安定化された着色ブラックを有する標準射出成形ポリアミド6タイプ(タイプAkulon(商標)K224−HG6、DSM製、オランダ国)
参考例I
SMAおよびSANの50/50(m/m)混合物を、上記2成分をZSK57二軸押出機(温度設定230℃、速度200r.p.m.)に供給することによって製造した。非常に困難であったことを除いては、流出する透明な溶融物を顆粒状に加工処理することができた。生成したストランドは非常に脆かった。
実施例II
ZSK57(温度設定230℃、速度200rpm)上で、SMA/SAN/LDPEの混合物を25/25/50質量比で調製した。処理速度は110kg/時であり、制御値として85%トルクを用いた。混合物は容易に押出され、通常の大きさの顆粒状に加工処理された。
実施例IIIおよびIV
実施例IIと同じ方法で、SMA/SAN/LDPE混合物を、37.5/37.5/25および12.5/12.5/75の質量比で調製した。25%LDPEを有するサンプルの加工性は、他方のサンプルよりもわずかに低かった。
参考例Vおよび比較例A
PA6、参考例Iに従う鎖分岐剤またはSMA、0.3質量%の銅/ヨウ化物安定剤、および0.5質量%の黒色カラーコンセントレートをZSK57のスロートに供給することにより、表1に示した組成物を調製した。さらに、耐衝撃性改良剤を添加した。この改良剤は、一部が改変EPラバーから成り、一部がLDPEで構成された。温度は270℃に設定され、処理速度は約50kg/時であり、溶融物は、負の圧力をかけることにより脱ガスされた。押出されたストランドを顆粒状に切断し、そして乾燥した。次いで、その物質を、5.1のRSV(ギ酸中の1質量%、25℃)を有するまで、固相で185℃の顆粒温度で後縮合させた。
組成物のレオロジー挙動を、Rheometrics RMS800 動的機械スペクトロメーター(Dynamic-Mechanical Spectrometer)(DMS)によって、0.1〜100rad/sのせん断速度範囲で、260℃の温度で測定した(平行プレート幾何学、直径25mm)。
結果を表1にまとめる。より高い溶融粘度から、参考例Iの鎖分岐剤は純粋なSMAよりも有効であると推論され得ることが分かった。これは、低いおよび高いせん断速度でのより高い粘度比からも明らかである。さらに、溶融延伸試験(溶融温度260℃)を行なった。溶融物中のストランドを延伸するのに必要な力は、その物質の溶融強度の尺度である。溶融延伸性は、ゲルなどの溶融物中の不均一性に敏感である。
より高い溶融延伸力は、分岐反応の高められた有効性を示し、より高い溶融延伸性は、ゲル粒子の数が比較例と比較して減少していることを示す。
Figure 0004059771
実施例VI〜VIIおよび比較例B〜C
PA6、実施例IIに従う鎖分岐剤またはSMA、0.25質量%の銅/ヨウ化物安定剤、0.3質量%の離型剤、および2.0質量%の黒色カラーコンセントレートをZSK30二軸押出機のスロートに供給することにより、表2に示した組成物を調製し、30質量%のガラス繊維がサイドフィードを介して上記溶融物に供給された。温度は270℃に設定され、処理速度は約10kg/時であり、溶融物は、減圧をかけることにより脱ガスされた。押出されたストランドを顆粒状に切断し、そして乾燥した。比較例Aでは、市販のPA6GF30が参照物質として使用された。
組成物のレオロジー挙動を、Rheometrics RMS800 動的機械スペクトロメーター(DMS)によって、0.1〜100rad/sのせん断速度範囲で、260℃の温度で測定した(平行プレート幾何学、直径25mm)。
組成物を、Engel 80e射出成形機(温度設定260℃(溶融温度))上で試験バーに加工処理した。
引張特性を、ISO527−1に従って測定し、衝撃強度をISO179/1eUおよびISO179/1eAに従って測定した。
結果を表2にまとめる。より高い溶融粘度から、本発明に従う鎖分岐剤は純粋なSMAより有効であると推論され得ることが分かった。さらに、実施例VIおよびVIIの射出成形の間、より安定なプロセスが認められ、経時的圧力変動が比較例Cより小さかった。高められた粘度は、そのままで射出成形挙動に悪影響を及ぼすのではないことが分かった。これは、非ニュートン流れ挙動を支持する。より高い粘度がその結果として生じるのは、幾分より高い破断伸度および(ノッチなし)衝撃強度ならびに引張強度におけるわずかな低下から判断して、ポリアミド組成物のより高い靭性である。
Figure 0004059771
実施例VIII
実施例IIIおよびIVと同様にして、実施例IIの鎖分岐剤1.1質量%を有する,比較的多い量のポリアミド組成物を、ZSK58押出機(温度設定250℃および処理速度約150kg/時、速度250rpm)を使用して調製した。生成物のRSVは3.43であった。DMSによって、η(0.1rad/s)が7415であると測定され、η(100rad/s)=1990であり、その結果、η(0.1)/η(100)は3.4であった。
このポリアミド組成物および参照物質PA6GF30(比較例B)を射出成形して2つの製品にし、それらを次いで、振動ウエルドによって結合して吸気マニホルドを形成した。一般に、得られるウエルドシームは、そのような部品の最も弱い点である。その強度を、種々の条件下で破裂圧力試験によって測定した。得られた結果を表3に示す。その結果、本発明に従うポリアミド組成物は、参照物質よりも著しく高いウエルドシーム強度を生じ、さらに、この成形品のために要求される最小値を満たすことが結論つけられ得る。
Figure 0004059771

Claims (23)

  1. (a)少なくとも1の不飽和ジカルボン酸またはその無水物またはイミド誘導体およびビニル芳香族モノマーのコポリマーの5〜75質量%;
    (b)アクリロニトリルおよびビニル芳香族モノマーのコポリマーの5〜75質量%;
    (c)エチレンまたはプロピレンのホモポリマーまたはコポリマーの10〜80質量%;および
    (d)慣用の添加剤の0〜10質量%
    から成り、ここで、(a)および(b)が混和性であり、(a)/(b)比が1/3〜3/1であり、かつ(a)+(b)+(c)+(d)の合計が100%であることを特徴とする鎖分岐剤。
  2. (a)が無水マレイン酸およびスチレンのコポリマーであり、(b)がアクリロニトリルおよびスチレンのコポリマーである、請求項1記載の鎖分岐剤。
  3. 40〜80質量%の(c)を含む、請求項1または2記載の鎖分岐剤。
  4. 10〜30質量%の(a)および10〜30質量%の(b)を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の鎖分岐剤。
  5. (a)および(b)が、10〜35質量%の無水マレイン酸をおよび10〜35質量%のアクリロニトリルを夫々含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の鎖分岐剤。
  6. (a)および(b)が、20〜30質量%の無水マレイン酸をおよび20〜30質量%のアクリロニトリルを夫々含む、請求項1〜5のいずれか1項記載の鎖分岐剤。
  7. (a)/(b)比が2/1〜1/2である、請求項1〜6のいずれか1項記載の鎖分岐剤。
  8. エチレンまたはプロピレンのホモポリマーまたはコポリマーが低密度ポリエチレンである、請求項項1〜7のいずれか1項記載の鎖分岐剤。
  9. 成分(a)〜(d)が溶融混合され、次いで顆粒状に形成される、請求項1〜8のいずれか1項記載の鎖分岐剤の製造法。
  10. 2.0〜3.5の相対溶液粘度( RSV )(25℃で、90%ギ酸中の1質量%溶液に対して測定)および実質的にニュートン性の溶融流れ挙動を有するポリアミドが鎖分岐剤および任意的な他の添加剤と溶融混合されるところの、非ニュートン溶融流れ挙動を有するポリアミド組成物の製造法において、請求項1〜8のいずれか1項記載の鎖分岐剤が使用されることを特徴とする方法。
  11. ポリアミドがPA6、PA66、PA46またはそれらのコポリアミドである、請求項10記載の方法。
  12. ポリアミドが少なくとも20meq/kgのアミン基含量を有する、請求項10または11記載の方法。
  13. ポリアミド組成物が0.01〜6質量%(ポリアミドに対して)の成分(a)の含量を有するような量の鎖分岐剤が使用される、請求項10〜12のいずれか1項記載の方法。
  14. 添加剤として15〜40質量%のガラス繊維が少なくとも使用される、請求項10〜13のいずれか1項記載の方法。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項記載の方法によって得られ得るポリアミド組成物。
  16. ポリアミド、成分(a)の含量が0.01〜6質量%(ポリアミドに対して)であるような量の、請求項1〜8のいずれか1項記載の鎖分岐剤、および0〜60質量%の他の添加剤を含む、非ニュートン溶融流れ挙動を有するポリアミド組成物。
  17. 請求項15または16記載のポリアミド組成物を、射出成形または押出法によって部品または成形品を製造するために使用する方法。
  18. 押出法が押出ブロー成形法である、請求項17記載の方法。
  19. 少なくとも2の部品がウエルド法によって互いに結合されるところの成形品の製造法において、該部品の少なくとも1が、少なくとも、ウエルドされるべき表面の箇所で、請求項15または16記載のポリアミド組成物から実質的に成ることを特徴とする方法。
  20. 全ての部品が請求項15または16記載のポリアミド組成物から実質的に成る、請求項19記載の方法。
  21. ウエルド法として振動ウエルドが使用される、請求項19または20記載の方法。
  22. 請求項19〜21のいずれか1項記載の方法によって得られ得る成形品。
  23. 動車産業において使用するための請求項22記載の成形品。
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