JP4056913B2 - 役物部の防水施工法および役物部の固着構造 - Google Patents

役物部の防水施工法および役物部の固着構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物に防水シートを敷設する下地において、底面と側壁との境界やドレン周りやパイプ周りなどに形成される出入隅の防水シート施工法に係り、詳しくは出入隅に配置される役物と防水シートとを重ね合わせ、その重ね合わせた部分の外表面から加熱することによって容易に役物と防水シートとを固着させることができる役物部の防水施工法および役物部の固着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の防水シートを用いたシート防水工法において、屋上における周囲の立ち上げ側壁や階段室などの側壁と底面との間に形成される出入隅の防水は、比較的困難な箇所であり、本体シートの上に増貼りをして防水するような方法でなされていた。
【0003】
また、出隅、入隅、ドレン口のような役物周りの形状に合うように、芯材を有しないポリマー変性アスファルトの防水シートを切り、その防水シートを役物周りに当接し、ハンドバーナーで熱を加えて防水シートを固着させる役物周りの防水施工方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、複数の出入隅角及び/又は出入隅にシート防水施工用役物を用いて、防水シートとシート防水施工用役物とを熱融着もしくは溶剤によって溶着するシート防水施工方法がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−133051号公報
【特許文献2】
特開平10−61035号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に記載されたものでは、熱融着する面をハンドバーナーや熱風で加熱して融解した上で重ね合わせて熱融着する方法や、溶着する面に溶剤を塗布して溶かした上で重ね合わせて溶着する方法では、ハンドバーナーなどによる融着面の加熱具合や溶剤の塗布の仕方によって、融着面または溶着面にムラが生じ、漏水の少ない確実な固着をするためには、作業者の熟練度に大きく左右される要素が大きいという問題があった。
【0007】
本発明は、前述のような問題点を考慮し、防水シートと役物との固着作業を容易かつ固着面にムラを生じさせず行え、作業者の熟練度に左右されない役物部の防水施工法および役物部の固着構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の役物部の防水施工方法は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される防水シートと、出入隅に配置される役物と、を重ね合わせた後、その重ね合わせた部分の外表面を加熱具で加熱、加圧して、前記防水シートと前記役物とを固着させる役物部の防水施工法であって、前記外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されており、前記防水シートと前記役物との間に、融点が150℃〜300℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることを特徴とするものである。
【0009】
このような構成によると、主成分が四フッ化エチレンで構成されている防水シートと出入隅に配置される役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物を固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。従って、防水シートが上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、防水シート自体の主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているため、その重ね合わせた部分の防水シートの外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。また、役物が上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、役物を構成する材質の主成分を四フッ化エチレンにすることができ、役物の外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。また、防水シートと役物との間に、融点が150℃〜300℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物を強固に固着することができる。
【0010】
請求項2に記載の役物部の防水施工方法は、請求項1において、前記加熱具の転圧部は、前記防水シートと前記役物とが接する面と、略同形状を有していることを特徴とするものである。
【0011】
このような構成によると、加熱具の転圧部が、防水シートと役物とが接する面と略同形状を有していることによって、防水シートと役物との固着部分(即ち、防水シートと役物とが接する面)を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シートと役物との固着において、全面にムラなく確実にしかも容易に固着することができる。
【0012】
請求項3に記載の役物部の防水施工方法は、請求項1または2において、前記加熱具で、前記防水シートと前記役物とを固着させる面を、300℃〜550℃の範囲にまで加熱させ、前記防水シートと前記役物とを固着させることを特徴とするものである。
【0013】
このような構成によると、加熱具で、防水シートと役物とを固着させる面を300℃〜550℃の範囲にまで加熱させることで、加熱する外表面(主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている面)の四フッ化エチレン樹脂を溶解、分解することなく、防水シートと役物を固着することができる。従って、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された防水シートまたは主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された役物の強度を低下させず、且つ固着部分の固着強度も十分なものとすることができる。
【0016】
請求項に記載の役物部の防水施工方法は、請求項において、前記役物は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されており、前記防水シートと固着する面側に前記フィルムを積層させることを特徴とするものである。
【0017】
このような構成によると、予め役物の防水シートと固着する面側に、融点が150℃〜300℃のフィルムを積層させることによって、防水シートと役物を固着する作業性が向上する。つまり、防水シートと役物との固着する面に、フィルムを固着面形状に切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性が向上する。
【0018】
請求項に記載の役物部の固着構造は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される防水シートと、出入隅に配置され、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される役物と、が前記防水シートと前記役物との間に、融点が150℃〜300℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させて重ね合わされ、前記防水シートと前記役物とが前記フィルムによって固着されていることを特徴とするものである。
【0019】
このような構成によると、防水シートと役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物とを固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。また、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートと役物は、加熱具で加熱することで、防水シートと役物との固着する面が軟化し、加熱具で加圧されることで、その軟化した固着面同士が接合され、防水シートと役物が固着することができる。また、防水シートと役物との間に、融点が150℃〜300℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物を強固に固着することができる。また、役物にフィルムが積層されている場合は、固着面形状にフィルムを切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性がより向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態例を説明する。図1は、防水シート上に役物を配置させた状況を示す要部拡大斜視図である。図2は、加熱具の概略斜視図である。図3は、役物上に防水シートを敷設した他の実施の形態例を示すの要部拡大斜視図である。
【0023】
図1に示すように底面2(床面)と、その底面2から立ち上がる両側壁3、4と、で3つの入り隅31〜33と図示しない1つの入り隅角が構成されている。その3つの入り隅31〜33から漏水を防ぐために敷設された防水シート5〜7と、防水シート5〜7上で、入り隅角部分に配置された役物8と、を加熱具20で加熱、加圧し、固着させることで役物部1の固着構造がなされている。なお、役物部1は、役物8が配置される箇所をさしており、本実施の形態例においては、入り隅角付近を示す。また、二つの面が出会ってできる凹状の連続線が入り隅31〜33で、入り隅31〜33同士が出会う箇所が入り隅角である。
【0024】
前述した防水シート5〜7は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された薄いシート状で形成されている。そして、底面2、両側壁3、4に対して、それぞれ1枚の防水シート5〜7が接着剤で貼り付けて固定されている。つまり、底面2には、防水シート5が敷設され、側壁3には、防水シート6が敷設され、側壁4には、防水シート7が敷設されており、合計3枚の防水シート5〜7が敷設されている。
【0025】
この3つの防水シート5〜7のうち、両側壁3、4に敷設する2枚の防水シート6、7には、底面2に敷設する防水シート5と重なる重ね代6a、7aを有しており、さらに側壁4に敷設する防水シート7には、側壁3に敷設する防水シート6と重なる重ね代7bを有している。また、役物8と固着する部分の防水シート6、7の重ね代6a、7aは、重ね代6a、7a同士が重ならないように一端部がカットされており、重ね代6a、7aの端面同士が突き合わさるように形成されている。
【0026】
また、役物8は主成分が四フッ化エチレンで構成されており、平面形状が略正方形状の底面体9と、その底面体9の一角部を共有する端部から底面体9に対して垂直に立ち上がる両側壁体10、11と、で構成されている。また、両側壁体10、11は、底面体9と同様の形状を有しており、底面体9と両側壁体10、11は、薄い肉厚で形成されている。従って、防水シート5〜7と重ね合わせた場合でも目立って浮いたようになることはない。
【0027】
また、役物8の形状は、本実施の形態例おいて、入り隅角を構成する底面2、両側壁3、4に沿うような形状をしているが、特に限定するものではない。つまり、漏水を防ぐために敷設された防水シートで形成されたピンホールを、役物で塞いで漏水を防止しているため、入り隅角を構成する底面や両側壁の構成が変化すれば、役物形状も変化させ、底面や両側壁の構成が変化して形成した入り隅角部分に適合した形状を有する役物を適用することができる。また、入り隅角部分だけでなく、出隅角部分や出入り隅角部分に適合した形状を有する役物も適用することができる。
【0028】
役物8自体は、射出成形や真空成形などの一体成形あるいは底面体9と両側壁体10、11との溶着などの方法で製作されることが好ましい。また、役物8は、適度な柔らかさを有しているため、底面2や両側壁3、4の凹凸に追従することができる。
【0029】
また、役物8と前述した防水シート5〜7の主成分である四フッ化エチレン樹脂は、加熱しても融解しにくく、防水シート5〜7上に配置した役物8の外表面8aを加熱具20で300℃〜550℃の温度範囲にまで加熱することで、防水シート5〜7と役物8とが接する面を軟化させるとともに加圧し、防水シート5〜7と役物8とを固着させることができる。なお、役物8の外表面8aは、役物8と防水シート5〜7とが接する役物8側の面と反対の面であり、底面体9と両側壁体10、11の3つの面9a、10a、11aで構成されている。
【0030】
また役物8は、主成分が四フッ化エチレン(以下、「PTFE」と称することがある)樹脂だけで構成されるものを、特に限定するものではなく、役物8を加熱具20で加熱する側(役物8の外表面8a)をPTFE樹脂で構成していれば良い。つまり、役物8と防水シート5〜7とが固着する役物8側の面に、フッ素系の樹脂で構成したフィルムを積層一体化したものを適用することができる。
また、防水シート5〜7と役物8との間に挟むようにして、前述した主成分がフッ素樹脂で構成されたフィルムを介在させて、役物8と防水シート5〜7をフィルムで固着することも可能である。
【0031】
このフィルムを構成するフッ素系の樹脂としては、例えば、PFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体)樹脂、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)樹脂、ETFE(四フッ化エチレン・エチレン共重合体)樹脂、PVDF(ビニリデンフルオライド)樹脂、PVF(ビニルフルオライド)樹脂、CTFE(クロロトリフルオロエチレン)樹脂、ECTFE(エチレン・クロロトリフルオロエチレン)樹脂などの樹脂を適用することが可能である。なお、フィルムは、主成分がPTFE樹脂で構成される防水シート5〜7と役物8とを固着するため、固着性の優れた同種の素材から構成されたフッ素系の樹脂で構成されるものを適用することが好ましい。また、このフッ素系の樹脂は、PTFE樹脂と同様に耐候性、耐久性に優れている。
【0032】
このフッ素系の樹脂で構成されているフィルムは、PTFE樹脂の融点(約327℃)よりも低い融点のものが好適である。フィルムの融点が150℃〜300℃であるものが好ましく、融点が150℃未満であれば、フィルムを役物8と防水シート5〜7との間で融解して、役物8と防水シート5〜7を融着した後も高温下にて軟化し、役物8と防水シート5〜7とが剥がれてしまう可能性がある。つまり、フィルムの融点が低いと融解した温度から融着する温度までの差が小さく、固着するまでに時間がかかり、フィルムの軟化状態が続くため役物8と防水シート5〜7とが剥がれてしまうことになる。一方、フィルムの融点が300℃以上であれば、融着時の加熱熱量を高くしないと接合できなくなり作業性が悪くなることや役物8が熱のために軟化して変形するなど形状が不安定になるため好ましくない。
【0033】
このように、役物8と防水シート5〜7との間に挟むようにしてフィルムを介在させて、役物8と防水シート5〜7とを固着させることで、防水シート5〜7と役物8とを固着させるための加熱具20による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シート5〜7や役物8と融着することができ、防水シート5〜7と役物8を強固に固着することができる。
【0034】
また、予め役物8の防水シート5〜7と固着する面側に、フィルムを積層一体化させることによって、防水シート5〜7と役物8とを固着する作業性が向上する。つまり、防水シート5〜7と役物8との固着する面に、フィルムを固着面形状に切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性が向上する。
【0035】
次いで、防水シート5〜7と役物8とを加熱、加圧して固着させる加熱具20は、図2に示すように作業者が手で把持する把持部21と、防水シート5〜7と役物8との固着面を軟化させ加圧する転圧部23と、その転圧部23と把持部21とを連結する円筒形状の連結部22とで構成されている。
【0036】
把持部21は、作業者が手で把持し易いように略円筒形状を有しており、連結部22と接続されている端部側は、内側に空洞が形成された略半球状となっている。
【0037】
また、転圧部23は防水シート5〜7と役物8とが接する面と略同形状を有している。つまり、本実施の形態例において、転圧部23は、役物8の外表面8aと略同形状の面を有する立方体で構成されている。
【0038】
この加熱具20は、図示しない電源線が把持部21の一端部に接続されており、把持部21内、連結部22内に電源線と接続された電線が配設されている。この電線と転圧部23内に配設されたニクロム線とが接続されており、把持部21に形成された図示しないスイッチを「入り」状態にすることでニクロム線が通電によって発熱し、転圧部23自体が発熱することになる。
【0039】
また、加熱具20の転圧部23は、防水シート5〜7と役物8とが接する面と略同形状の面を有する転圧部が形成されておれば良く、特に限定するものではない。例えば、底面(床面)から円柱状の構造物が凸状に形成されている場合では、その構造物の周壁と底面とでなす入り隅においては、その入り隅に適合した形状の役物が使用されるため、転圧部もその役物と防水シートとが接する面を有する形状のものを適用すれば前述した加熱具20と同様な効果を得ることができる。
【0040】
以上のような、防水シート5〜7、役物8、加熱具20を用いて構成される役物部1の固着構造について、以下に詳述する。また、前述した内容と重複する箇所については割愛しながら説明する。
【0041】
役物部1の固着構造は、図1に示すように、防水シート5が敷設された底面2と防水シート6、7が敷設された両側壁3、4とで構成された入り隅角に、主成分がPTFE樹脂で構成された役物8を防水シート5〜7上に配置して重ね合わせた後、その重ね合わせた役物8の外表面8aを加熱具20で加熱、加圧して、防水シート5〜7と役物8とを固着させた構成からなる。
【0042】
防水シート5〜7は、底面2、両側壁3、4に対して、それぞれ一枚ずつを接着剤で全面または分割して貼り付けられている。防水シート6、7は、前述したように重ね代6a、7a、7bを有しており、底面2に敷設された防水シート5上に、両側壁3、4に敷設する防水シート6、7の重ね代6a、7aが重なるように貼り付けられている。また、側壁4に敷設される防水シート7の重ね代7bは、防水シート6に重なるようになっている。
【0043】
防水シート6、7の重ね代6a、7a、7bは、底面2と両側壁3、4とが出会ってできる凹状の入り隅部分31、33と、両側壁3、4同士が出会ってできる入り隅32部分の漏水防止を行っている。そして、入り隅31〜33同士が交差する部分の入り隅角の漏水防止を役物8で行っている。
【0044】
このような防水シート5〜7と役物8との固着は、前述した加熱具20で行われる。役物8の外表面8aを加熱具20で加熱し、役物8の外表面8aを介して役物8と防水シート5〜7とが固着する面を軟化させてから加熱具20で加圧し、防水シート5〜7と役物8とが固着される。つまり、防水シート5〜7と役物8は、同素材から構成されているので、軟化させ加圧することで融着されたよう接合される。
【0045】
また、加熱具20で外表面8aから固着面(役物8と防水シート5〜7とが固着する面)を加熱する際の温度は、300℃〜550℃の範囲で時間的には、30秒〜120秒の範囲が好ましい。加熱温度が300℃未満であれば固着が完了するまでに時間を要し、固着不良なども発生しやすくなる。一方、加熱温度が550℃以上であれば役物8を構成するPTFE樹脂が一部分解するなどの劣化につながる。
【0046】
また、加熱具20の転圧部23で加熱された役物8を加圧する際は、手で押さえつける程度の加圧でよく、0.05kg・cm2〜1kg・cm2の加圧範囲が好ましい。加圧が0.05kg・cm2未満であれば加圧不足となり防水シート5〜7と役物8との固着力が低下し、剥がれる可能性がある。一方、加圧力が1kg・cm2以上であれば加熱されて軟化している役物8を大きく変形させる可能性がある。
【0047】
以上のような役物部1の固着構造によって、役物8の外表面8aを加熱、加圧することで同素材から構成されている防水シート5〜7と役物8とを固着させることができる。つまり、PTFE樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができ、固着面を軟化させて固着面同士を接合することができる。また、加熱具20で固着面を300℃〜550℃の温度範囲で加熱させることで、加熱する外表面8aの四フッ化エチレン樹脂を溶解、分解することなく、防水シート5〜7と役物8を固着させることができる。従って、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された防水シートまたは主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された役物の強度を低下させず、且つ固着部分の固着強度も十分なものとすることができる。
【0048】
次いで、役物部1の防水施工方法について、以下に説明するが重複する箇所については、割愛しながら説明する。
【0049】
図1に示す役物部1の防水施工法としては、入り隅角を構成する底面2と両側壁3、4に防水シート5〜7を敷設する。まず、底面2に接着剤を塗布し防水シート5に皺が生じないようにして貼り付ける。
【0050】
次いで、側壁3に接着剤を塗布するとともに、防水シート6の重ね代6aと防水シート5とが重なる部分の防水シート5側にも接着剤を塗布する。そして、防水シート6を側壁3に貼り付けるとともに、底面2に貼り付けた防水シート5と重ね代6aとが重なるようにして貼り付ける。
【0051】
次いで、側壁4に接着剤を塗布するとともに、防水シート7の重ね代7aと防水シート5が重なる部分の防水シート5側と防水シート7の重ね代7bと防水シート6とが重なる部分の防水シート6側にも接着剤を塗布する。このとき、重ね代6a、7a同士が突き合せられる重ね代6aの端面側にも接着剤を塗布しておく。そして、防水シート7を側壁4に貼り付けるとともに、底面2に貼り付けた防水シート5と重ね代7aが重なるように貼り付け、側壁3に貼り付けた防水シート6と重ね代7bが重なるようにして貼り付ける。また、重ね代6a、7aの端面も突き合せて接着する。
【0052】
このようにして防水シート5〜7を底面2、両側壁3、4に貼り付けて敷設することで、入り隅31〜33の漏水防止は可能となるが、入り隅31〜33が交差する入り隅角には、防水シート5〜7によってピンホールが形成される。このピンホールを残したままだと漏水が生じるので、ピンホールを覆うようにして入り隅角に役物8が防水シート5〜7上に配置される。
【0053】
次いで、役物8の外表面8aに加熱具20の転圧部23を押し付けるようにして、防水シート5〜7と役物8とが固着する面を、外表面8aを介して30秒〜120秒の間、300℃〜550℃の温度範囲で加熱して軟化させるとともに、外表面8aを介して固着面を加圧する。この加熱具20の転圧部23は、防水シート5〜7と役物8とが接する面と略同形状の面を有しているので、外表面8aを構成する3つの面9a、10a、11aを同時に加熱、加圧することができる。従って、防水シート5〜7と役物8とが接する面、つまり固着面を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シート5〜7と役物8との固着において、作業者の熟練度に左右されず、全面にムラなく確実にしかも容易に固着することができる。
【0054】
以上のような役物部1の防水施工法によって、防水シート5〜7と役物8が固着されることで、入り隅31〜33および入り隅角の漏水を防ぐことができる。また、役物部1の防水施工法および固着構造は、本実施の形態例おいて3つの入り隅31〜33で構成された入り隅角において例示しているが、特に限定するものではない。つまり、出隅で構成された出隅角や入り隅と出隅とで構成される出入隅角(出入隅)であっても同様に防水施工を行うことができる。なお、出隅は二つの面が出会ってできる凸状の連続線であり、出隅同士が出会う箇所を出隅角、出隅と入り隅とが出会う箇所を出入隅角である。
【0055】
また、本実施の形態例では、防水シート5〜7の上に役物8を配置して防水シート5〜7と役物8とを固着しているが、特に限定するものではない。例えば、図3に示すような他の実施の形態例である役物部1´の固着構造であっても良い。なお、前述したものと同様なものは、同符号で示し説明を省略する。
【0056】
図3に示すような役物部1´の固着構造は、役物8を底面2、両側壁3、4で構成される入り隅角に配置して、図示しないビスなどのアンカー材を用いて固定し、その上から防水シート5´を敷設し、役物8と防水シート5´とが重なる部分の防水シート5´の外表面から前述した加熱具20を用いて加熱、加圧して役物8と防水シート5´とを固着させた後、防水シート6´、7´を敷設した構成からなる。
【0057】
この役物8には、前述した主成分がPTFE樹脂で構成されているものが使用されているが、特に限定するものではなく、役物8と防水シート5´とが固着する役物8側に前述したフィルムを介在または役物8に積層一体化したものを適用することができる。また、加熱具20で直接加熱、加圧する部分が防水シート5´の外表面となることより、役物8は前述したフィルムを構成するようなフッ素系の樹脂を主成分として構成されたものでも適用することができる。なお、形状などは、前述した役物8と同様である。
【0058】
また、防水シート5´〜7´は、前述したように主成分がPTFE樹脂で構成されている。この防水シート5´〜7´は前述と同様に、底面2、両側壁3、4にそれぞれ貼り付けるために3枚使用されており、3枚の防水シート5´〜7´のうち底面2と側壁4に貼り付ける防水シート5´、7´は、重ね代5´a、5´b、7´aを有している。
【0059】
底面2に貼り付ける防水シート5´の重ね代5´a、5´bは、底面2と両側壁3、4と出会う位置に形成される入り隅31、33を覆うためのものである。また、側壁4に貼り付ける防水シート7´の重ね代7´aは、両側壁3、4が出会う位置に形成された入り隅32を覆うためのものである。このようにして前述した防水シート5〜7の重ね代6a、7a、7bと同様に入り隅31〜33からの漏水を防止している。
【0060】
また、底面2に貼り付ける防水シート5´を役物8上に重なるように配置するとともに、底面2、両側壁3、4に塗布される接着剤で貼り付けて敷設されている。
【0061】
そして、役物8上に敷設された防水シート5´と役物8とが重なる部分の外表面に、前述した加熱具20の転圧部23で300℃〜550℃の温度範囲で加熱して、防水シート5´と役物8との固着する面を軟化させるとともに、転圧部23で加圧して防水シート5´と役物8とが固着されている。こうして役物8と固着した防水シート5´の重ね代5´a、5´bの外表面に接着剤を塗布し、防水シート6´、7´とが両側壁3、4に貼り付けられる。
【0062】
以上のような役物部1´の固着構造によって、防水シート5´〜7´を敷設する際に生じる入り隅角のピンホール30を役物8で塞ぐことになり、入り隅31〜33および入り隅角の漏水を防ぐことができる。
【0063】
続いて、役物部1´の防水施工方法について以下に説明する。なお、重複する箇所については割愛しながら説明する。
【0064】
図3に示す役物部1´の防水施工方法としては、役物8の底面体9と両側壁体10、11がそれぞれ底面2、両側壁3、4に接する位置、つまり入り隅角を覆うようにして配置させ、役物8の外表面8aから図示しないビスなどのアンカー材を両側壁3、4および底面2に達するまで打ち込んで、役物8を固定する。
【0065】
次いで、底面2および両側壁3、4に接着剤を塗布し、重ね代5´a、5´bを有する防水シート5に皺が生じないようにして底面2および両側壁3、4に貼り付けるとともに、防水シート5の一部が役物8と重なるようにする。
【0066】
次いで、防水シート5´と役物8とが重なる部分の防水シート5´の外表面に加熱具20の転圧部23を押し付けるようにして、防水シート5´と役物8とが固着する面を、防水シート5´の外表面を介して前述と同様に加熱して軟化させるとともに、防水シート5´の外表面を介して固着面を加圧する。この加熱具20は、前述したものと同様であるため、防水シート5´と役物8とが接する面、つまり固着面を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シート5´と役物8との固着において、作業者の熟練度に左右されず、全面にムラなく確実にしかも容易に固着させることができる。
【0067】
こうして、役物8と防水シート5´を固着させた後、側壁3と側壁3に貼り付けられた重ね代5´aに接着剤を塗布し、側壁3と防水シート5´の重ね代5´aに、皺が生じないようにして防水シート6´を貼り付ける。次いで、側壁4と側壁4に貼り付けられた重ね代5´bに接着剤を塗布するとともに、防水シート7´の重ね代7´aと側壁3に貼り付けられた防水シート6´とが重なる部分の防水シート6´側にも接着剤を塗布する。そして、防水シート7´を側壁4と側壁4に貼り付けられた重ね代5´bに貼り付けるとともに、側壁3に貼り付けた防水シート6´と重ね代7´aが重なるようにして貼り付ける。
【0068】
このような役物部1´の防水施工方法によって、前述した役物部1の施工方法と同様に、防水シートと役物8とが固着されることで、入り隅角の漏水を防ぐことができる。
【0069】
以上のように、防水シート5´が役物8の上側になるようにして、防水シート5´と役物8とを重ね合わせた場合の役物部1´の防水施工方法および固着構造は、防水シート5´自体の主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているため、その重ね合わせた部分の防水シート5´の外表面から加熱、加圧することができ、防水シート5´と役物8を固着することができる。
【0070】
また、役物8が防水シート5〜7の上側になるようにして、防水シート5〜7と役物8とを重ね合わせた場合の役物部1の防水施工方法および固着構造は、役物8を構成する材質の主成分を四フッ化エチレンにすることで、役物8の外表面8aから加熱、加圧することができ、防水シート5〜7と役物8を固着することができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によると、主成分が四フッ化エチレンで構成されている防水シートと出入隅に配置される役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物を固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。従って、防水シートが上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、防水シート自体の主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているため、その重ね合わせた部分の防水シートの外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。また、役物が上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、役物を構成する材質の主成分を四フッ化エチレンにすることができ、役物の外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。
【0072】
請求項2によると、加熱具の転圧部が、防水シートと役物とが接する面と略同形状を有していることによって、防水シートと役物との固着部分(即ち、防水シートと役物とが接する面)を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シートと役物との固着において、全面にムラなく確実にしかも容易に固着することができる。
【0073】
請求項3によると、加熱具で、防水シートと役物とを固着させる面を300℃〜550℃の範囲にまで加熱させることで、加熱する外表面(主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている面)の四フッ化エチレン樹脂を溶解、分解することなく、防水シートと役物を固着することができる。従って、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された防水シートまたは主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された役物の強度を低下させず、且つ固着部分の固着強度も十分なものとすることができる。
【0074】
請求項4によると、防水シートと役物との間に、融点が150℃〜300℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物を強固に固着することができる。
【0075】
請求項5によると、予め役物の防水シートと固着する面側に、融点が150℃〜300℃のフィルムを積層させることによって、防水シートと役物を固着する作業性が向上する。つまり、防水シートと役物との固着する面に、フィルムを固着面形状に切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性が向上する。
【0076】
請求項6によると、防水シートと役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物とを固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。また、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートと役物は、加熱具で加熱することで、防水シートと役物との固着する面が軟化し、加熱具で加圧されることで、その軟化した固着面同士が接合され、防水シートと役物が固着することができる。
【0077】
請求項7によると、予め役物の防水シートと固着する面側に、融点が150℃〜300℃のフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物とを強固に固着することができる。また、役物にフィルムが積層されている場合は、固着面形状にフィルムを切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水シート上に役物を配置させた状況を示す要部拡大斜視図である。
【図2】加熱具の概略斜視図である。
【図3】役物上に防水シートを敷設した他の実施の形態例を示すの要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1、1´ 役物部
5、6、7 防水シート
5´、6´、7´ 防水シート
8 役物
8a 外表面
20 加熱具
23 転圧部

Claims (5)

  1. 主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される防水シートと、出入隅に配置される役物と、を重ね合わせた後、その重ね合わせた部分の外表面を加熱具で加熱、加圧して、前記防水シートと前記役物とを固着させる役物部の防水施工法であって、
    前記外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されており、
    前記防水シートと前記役物との間に、融点が150℃〜300℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることを特徴とする役物部の防水施工方法。
  2. 前記加熱具の転圧部は、前記防水シートと前記役物とが接する面と、略同形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の役物部の防水施工方法。
  3. 前記加熱具で、前記防水シートと前記役物とを固着させる面を、300℃〜550℃の範囲にまで加熱させ、前記防水シートと前記役物とを固着させることを特徴とする請求項1または2に記載の役物部の防水施工方法。
  4. 前記役物は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されており、前記防水シートと固着する面側に前記フィルムを積層させることを特徴とする請求項に記載の役物部の防水施工方法。
  5. 主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される防水シートと、出入隅に配置され、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される役物と、が前記防水シートと前記役物との間に、融点が150℃〜300℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させて重ね合わされ、前記防水シートと前記役物とが前記フィルムによって固着されていることを特徴とする役物部の固着構造。
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