JP6422339B2 - 建物の通気構造 - Google Patents

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本発明は、建物の通気構造に関する。
下記特許文献1には、建物の通気構造に関する発明が開示されている。この建物の通気構造では、外壁材と鋼板役物(屋根板材)の側壁部との間に通気胴縁が配置されている。このため、通気胴縁によって屋外側と屋根裏側と連通する通気経路が形成され、屋根裏の換気を行うことができる。
特開2013−057213号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1に開示された建物の通気構造では、鋼板役物の側壁部及び通気胴縁が共通のタッピンネジで外壁材に固定されており、側壁部と通気胴縁とは当接されているものの、これらの部材は互いに密着していない状態となっている。このため、鋼板役物と通気胴縁との隙間から屋根裏側への水の浸入に対しては改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、屋外側と屋根裏側との通気性を確保しつつ屋根板材と通気胴縁との隙間から屋根裏側への水の浸入を抑制することができる建物の通気構造を得ることが目的である。
第1の態様に係る建物の通気構造は、建物の屋根の屋根面を構成する上壁部と、当該上壁部の周縁部に設けられ、当該建物の外壁の上端部に沿ってかつ当該上端部を屋外側から覆うように延在し、当該上端部と間隔をあけて配置された側壁部と、を含んで構成された屋根板材と、前記側壁部と前記上端部との間に配置され、前記建物の屋根裏側と屋外側とを連通する連通部が形成された通気胴縁と、一端部が前記上壁部の屋内側の面に対して固定され、他端部が前記通気胴縁の屋外側の面に接着された防水シートと、を有している。
第1の態様に係る建物の通気構造では、屋根板材が建物の屋根の屋根面を構成する上壁部と当該上壁部の周縁部に設けられた側壁部とを含んで構成されており、建物の屋根裏に空間が確保される。また、屋根板材の側壁部は、建物の外壁の上端部に沿ってかつ当該上端部を屋外側から覆うように延在すると共に、当該上端部と間隔をあけて配置されている。そして、屋根板材の側壁部と建物の外壁の上端部との間には、通気胴縁が配置されており、当該通気胴縁に形成された連通部によって建物の屋根裏側と屋外側とが連通されている。このため、建物の屋根裏側と屋外側とを通気し、屋根裏の空間を換気することができる。
ところで、通気胴縁と屋根板材の側壁部との間に隙間が生じた場合、当該隙間から屋根裏側へと水が浸入することが考えられる。
ここで、本態様では、防水シートの一端部が屋根板材の上壁部における屋内側の面に対して固定され、防水シートの他端部が通気胴縁の屋外側の面に接着されている。このため、通気胴縁と屋根板材の側壁部との間に隙間が生じても、当該隙間を防水シートの他端部によって塞ぐことができる。また、通気胴縁と屋根板材の側壁部との隙間を防水シートによって完全に塞ぐことができなくとも、当該隙間から浸入する水は屋根裏に浸入する前に防水シートによって遮られる。しかも、防水シートの他端部は、通気胴縁の屋外側の面に接着されることで当該面と密着しており、防水シートと通気胴縁との接着部に吹き付ける水も遮ることができる。
第2の態様に係る建物の通気構造は、第1の態様に係る建物の通気構造おいて、前記他端部は、前記通気胴縁の屋外側の面の建物下方側の端部で終端している。
第2の態様に係る建物の通気構造では、防水シートの他端部が通気胴縁の屋外側の面の建物下方側の端部で終端している。このため、防水シートの他端部が通気胴縁の屋外側の面の建物下方側の端部よりも建物上方側で終端している場合と比し、防水シートと通気胴縁との接着面積を確保することができる。また、防水シートに、通気胴縁の屋外側の面の建物下方側の端部よりも建物下方側に延出された余長部が設定された場合、当該余長部に水や風が吹き付けることで防水シートと通気胴縁との接着状態が維持できなくなることが考えられる。しかしながら、上記構成の本態様では、水や風の影響によることなく、安定して防水シートと通気胴縁との接着状態を維持することができる。
第3の態様に係る建物の通気構造は、第1の態様又は第2の態様に係る建物の通気構造において、前記一端部は、前記屋根を構成しかつ前記上壁部の建物下方側に配置された屋根部材と当該上壁部とによって挟持されている。
第3の態様に係る建物の通気構造では、防水シートの一端部が屋根板材の上壁部と屋根部材とに挟持されることで、当該一端部が当該上壁部に密着している。
第4の態様に係る建物の通気構造は、第3の態様に係る建物の通気構造において、前記防水シートは、前記屋根部材の周縁部における隅部を屋外側から覆うと共に他端部が前記通気胴縁の屋内側の面に接着された内側防水シートと、当該周縁部における直線部を屋外側から覆うと共に屋外側から見て当該内側防水シートと重なるように配置され、他端部が当該通気胴縁の屋外側の面に接着された外側防水シートと、を含んで構成されている。
第4の態様に係る建物の通気構造では、屋根部材の周縁部における隅部が内側防水シートで覆われることで、当該隅部に吹き溜まりが生じても、当該隅部から屋根裏への水の浸入が抑制される。また、屋根部材の周縁部における直線部が外側防水シートで覆われると共に、当該外側防水シートが屋外側から見て当該内側防水シートと重なるように配置されることで、通気胴縁による通気性が確保される。
第5の態様に係る建物の通気構造は、第4の態様に係る建物の通気構造おいて、記内側防水シートは、前記隅部の形状に合わせて成形された成形品である。
第5の態様に係る建物の通気構造では、内側防水シートが成形品とされており、当該内側防水シートの形状を屋根部材の隅部の形状に対応させることができる。
第6の態様に係る建物の通気構造は、第1の態様〜第5の態様の何れか1態様に係る建物の通気構造において、前記側壁部には、当該側壁部と前記外壁とを含んで構成されると共に屋根裏側への通気が可能な通気部よりも建物上方側に水切り部が設けられている。
第6の態様に係る建物の通気構造では、屋根の上方側から屋根板材の側壁部に流れる水が水切り部を伝って流れ、当該水切り部の建物下方側に設けられた通気部から水が浸入するのを抑制することができる。
第7の態様に係る建物の通気構造は、第6の態様に係る建物の通気構造において、前記屋根は、陸屋根とされると共に、前記側壁部の長手方向に沿って軒樋が設けられている。
第7の態様に係る建物の通気構造では、陸屋根を構成する屋根板における側壁部の長手方向に沿って軒樋が設けられており、建物の意匠性を損なうことなく、屋根の上方側から水切り部を伝って流れる水を排水することができる。
以上説明したように、第1の態様に係る建物の通気構造では、屋外側と屋根裏側との通気性を確保しつつ屋根板材と通気胴縁との隙間から屋根裏側への水の浸入を抑制することができるという優れた効果を有する。
第2の態様に係る建物の通気構造では、防水シートと通気胴縁との接着状態を担保することができるという優れた効果を有する。
第3の態様に係る建物の通気構造では、屋根裏における建物上方側に水が浸入することを抑制することができるという優れた効果を有する。
第4の態様に係る建物の通気構造では、屋根の形状に対応して、屋根裏の防水性の確保と屋根裏の通気性の確保との両立を図ることができるという優れた効果を有する。
第5の態様に係る建物の通気構造では、屋根の隅部において屋根裏の防水性を向上させることができるという優れた効果を有する。
第6の態様に係る建物の通気構造では、建物上方側から流れてくる水の屋根裏側への浸入を抑制することができるという優れた効果を有する。
第7の態様に係る建物の通気構造では、建物の意匠性の確保と建物上方側から流れてくる水の屋根裏側への浸入の抑制との両立を図ることができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る建物の通気構造を示す拡大断面図(図10の破線Xで囲まれた部分の拡大図)である。 (A)は、本実施形態に係る建物の通気構造の屋根側の納まりを示す拡大断面図(図1の破線Yで囲まれた部分の拡大図)であり、(B)は、本実施形態に係る建物の通気構造の外壁側の納まりを示す拡大断面図(図1の破線Zで囲まれた部分の拡大図)である。 本実施形態に係り、屋根部材の隅部における防水シートの納まりを示す斜視図である。 本実施形態に係り、通気胴縁の納まりを示す斜視図である。 本実施形態に係り、屋根部材の直線部における防水シートの納まりを示す拡大斜視図である。 本実施形態に係り、屋根部材の出隅部における防水シートの納まりの詳細を示す斜視図である。 本実施形態に係り、屋根部材の入隅部における防水シートの納まりの詳細を示す斜視図である。 本実施形態に係り、屋根部材の隅部における防水シートの配置を示す断面図(図5の8−8線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係り、屋根部材の直線部における防水シートの継部を示す拡大斜視図である。 本実施形態に係る建物の通気構造を示す断面図(図11の10−10線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る建物の通気構造が適用された建物を示す斜視図である。
以下、図1〜図11を用いて、本発明に係る建物の通気構造が適用された建物の一例について説明する。
まず、本実施形態に係る建物10の全体構造について説明する。図11に示されるように、建物10は、基礎12上に建物ユニット14、16を含む複数個の建物ユニットが据え付けられて、その下階側が構成されている。そして、これらの下階側の建物ユニット上に建物ユニット18、20を含む複数個の建物ユニットが据え付けられることにより、建物10の上階側が構成されている。
建物ユニット18を例にとって図示しない建物ユニット躯体の構成について説明すると、建物ユニット躯体は、四隅に立設された柱と、柱の上端部同士を連結する天井フレームと、柱の下端部同士を連結する床フレームと、によって略箱状に構成されている。天井フレームは、各々溝形鋼によって構成された長短二種類の天井大梁によって梯子状に構成されている。一方、床フレームも天井フレームと同様の構成とされており、長短二種類の溝形鋼が梯子状に配置されて構成されている。そして、床フレーム及び天井フレームには、外壁パネル24が建物10の外周面に沿って並べて取り付けられており、建物10の外壁22の一部を構成している。
図10に示されるように、外壁パネル24は、矩形平板状の外壁材26が、外壁フレーム30に図示しないビス等によって取り付けられて構成されている。また、外壁材26の上端部26Aは、外壁材26の一般部26Bに対して薄肉化されており、見方を変えれば、外壁材26の上端部26Aには当該外壁材26の一般部26Bにおける意匠面26B1に対して屋内側へ凹んだ段差が形成されている。なお、以下では、この段差が形成された部分を「凹部28」と称する。なお、凹部28の建物上下方向に沿う面は、後述する通気胴縁56が取り付けられる取付面28Aとなっている。
一方、外壁フレーム30は、溝型鋼によって形成された横桟32及び縦桟34を含んで矩形枠状又は梯子状に構成されている。そして、外壁フレーム30は、その建物上方側が図示しない天井大梁に、その建物下方側が図示しない床大梁にそれぞれ図示しないボルト等によって固定されている。また、外壁フレーム30の建物上方側が固定された天井大梁には、図示しない屋根フレームが取り付けられており、当該屋根フレームによって建物10の屋根部36が支持されている。
屋根部36は、屋根板材としての鋼板役物38と屋根部材としての野地板40及び断熱材42とを含んで構成されている。この屋根部36は、屋根面44が傾斜の無い平面状とされた所謂陸屋根として構成されている。なお、ここでいう傾斜の無い平面状には、水勾配が確保できる程度に傾斜した平面状も含まれる。
野地板40は、屋根フレームの建物上方側に配置されると共に、合板やALC(軽量コンクリート)等により形成されている。また、断熱材42は、野地板40の建物上方側に面する上面部40Aに配置されると共に、ポリスチレンフォーム等の発泡性の樹脂により形成されており、建物10の屋内側の結露を抑制する機能を備えている。
そして、鋼板役物38は、建物10の屋根面44を構成する上壁部38Aと、当該上壁部38Aの周縁部に当該上壁部38Aと一体に設けられた側壁部38Bとを含んで、DN鋼板によって構成されている。より詳しくは、鋼板役物38の上壁部38Aは、建物桁方向及び建物妻方向に延在しており、断熱材42の建物上方側に面する上面部42Aに配置されている。なお、屋根面44の中央部は、図示しないDNシートで構成されている。つまり、屋根面44全体として見ると、鋼板役物38の上壁部38Aは、屋根面44の外周部を構成している。
一方、側壁部38Bは、上壁部38Aの周縁部から建物下方側に屈曲されると共に、外壁材26の上端部26A(外壁22の上端部22A)に沿ってかつ当該上端部26Aを屋外側から覆うように延在し、当該上端部26Aと間隔をあけて配置されている。また、側壁部38Bの下端部38B1は、図1にも示されるように、屋外側から見て、側壁部38Bで外壁材26の凹部28を覆うのに十分な位置まで達すると共に、側壁部38Bは下端部38B1において外壁22側に重なるように折り返されている。なお、以下では、側壁部38Bにおける外壁22側に折り返された部分を「ヘミング部38B2」と称する。また、鋼板役物38及び屋根面44を構成するDNシートで覆われた空間のうち、外壁22よりも屋内側の部分を「屋根裏46」と称する。そして、鋼板役物38の側壁部38Bの屋外側には、軒樋48が配置されている。
軒樋48は、外壁パネル24の幅方向から見て建物上方側が開放されたU字形状に形成されると共に当該幅方向に延在しており、後述する水切り54の水切り部54Aから流れてくる水を受けるようになっている。また、軒樋48の底部48Aには、図示しない貫通部が形成されており、当該貫通部には、縦樋50が接続されている。これにより、軒樋48に流れこんだ水は、縦樋50に流入して建物下方側に流れていくようになっている。なお、軒樋48は、軒樋48の長手方向の複数箇所に配置されると共に、図示しないビス等によって外壁パネル24に固定された吊具52によって保持されている。
ここで、本実施形態では、一例として、水切り54、通気胴縁56、外側防水シート60及び内側防水シート62を含んで、建物の通気構造が構成されている。以下、本発明の要部である建物の通気構造の構成の一例について詳細に説明する。
まず、引き続き図10を用いて水切り54の構成について説明する。水切り54は、水切り部54A、覆い部54B及び延出部54Cを含んで、アルミニウム等の板材により形成されている。この水切り54は、鋼板役物38の側壁部38Bの屋外側に軒樋48よりも建物上方側に配置されるように取り付けられている。詳しくは、覆い部54Bは、建物上下方向に沿う平板状に形成されており、鋼板役物38の側壁部38B及び通気胴縁56等と共に屋外側から螺入されたタッピンネジ64によって外壁パネル24に取り付けられている。そして、覆い部54Bの上端部54B1には、水切り部54Aが設けられている。
水切り部54Aは、覆い部54Bの上端部54B1から屋外側へ向かうに従い建物下方側に傾斜するように形成されると共に、その先端部が建物下方側に向かって延出している。これにより、屋根部36から流れてきた水が、水切り部54Aに沿って流れ、上述した軒樋48に流下するようになっている。
一方、図1に示されるように、覆い部54Bの下端部54B2は、側壁部38Bの下端部38B1まで達しており、側壁部38Bは、その建物上方側の一部を除いて、屋外側から覆い部54Bによって覆われている。また、覆い部54Bの下端部54B2には、屋内側、より具体的には、外壁材26の取付面28Aの下端部に向かって延出された平板状の延出部54Cが形成されている。さらに、延出部54Cの先端部と凹部28の取付面28Aとの間には、所定の隙間があけられるように設定されており、当該隙間が屋外側から屋根裏46側に通じる通気部としての通気口66とされている。なお、延出部54Cの先端部は、建物上方側に重なるように折り返されて形成されている。
通気胴縁56は、角柱状の樹脂材で構成されると共に、鋼板役物38の側壁部38Bと外壁材26の取付面28Aとの間に配置されている。詳しくは、通気胴縁56の屋内側に面する内面部56Aは、外壁材26の取付面28Aにエプトシーラー68(登録商標)等を介して接着されている。一方、通気胴縁56の屋外側に面する外面部56Bには、後述するように外側防水シート60が接着されており、当該外側防水シート60の屋外側には、鋼板役物38の側壁部38Bが配置されている。そして、上述したように、通気胴縁56は、鋼板役物38の側壁部38B及び水切り54等と共にタッピンネジ64によって外壁パネル24に取り付けられている。なお、通気胴縁56は、鋼板役物38の側壁部38Bの屋外側からタッピンネジ64が螺入されることで、外側防水シート60を介して当該側壁部38Bと当接した状態となっている。
また、通気胴縁56の外面部56Bには、連通部としての通気溝58が建物上下方向に沿って設けられており、当該通気溝58の断面形状は、建物上下方向に見て、鋼板役物38の側壁部38B側が開放された半円形状とされている。そして、通気胴縁56の通気溝58によって通気胴縁56の建物上方側(屋根裏46側)の空間と通気胴縁56の建物下方側(屋外側)の空間とが連通されている。さらに、通気溝58の建物下方側には、上述した水切り54の延出部54Cが配置されており、建物下方側から見て延出部54Cによって通気溝58が覆われるようになっている。
なお、通気胴縁56は、一例として、その建物上下方向の長さLが30mmに設定されると共に、その建物上方側に面する上面部56Cと外壁材26の上端部26Aの先端との距離Sが10mmに設定されている。つまり、通気胴縁56の建物上下方向の長さLと上面部56Cと上端部26Aの先端との距離Sの比が、L:S=3:1に設定されている。上記構成によれば、通気胴縁56及び外壁材26の上端部26Aの寸法の拡大を抑制しつつ、通気胴縁56の通気溝58から屋根裏46側への水の浸入を抑制することが可能となっている。具体的には、通気胴縁56の建物下方側から水が吹き付けても、この水は通気胴縁56の通気溝58内に付着し、水の屋根裏46側への浸入が抑制されるようになっている。また、水が通気溝58を通過しても、外壁材26の上端部26Aによって水の屋根裏46側への浸入が抑制されるようになっている。
一方、上述した鋼板役物38のヘミング部38B2は、通気胴縁56の上面部56Cよりも建物上方側に延びており、鋼板役物38の加工精度に関わらず、ヘミング部38B2が通気胴縁56の通気溝58の建物下方側に配置されないようになっている。つまり、鋼板役物38は、ヘミング部38B2で通気胴縁56の通気溝58を塞ぐことがないように構成されている。
次に、図2〜図9を主に用いて、内側防水シート62及び外側防水シート60の構成について説明する。これらの図に示されるように、外側防水シート60及び内側防水シート62は、それぞれCRシート等から成るゴム材又はゴム様発泡弾性体によって、弾性変形可能に構成されている。また、図3及び図5に示されるように、外側防水シート60は屋根部36の周縁部における直線部36Aに、内側防水シート62は屋根部36の周縁部における直角状の出隅部36Bにそれぞれ配置されている。なお、図11に示されるように、本実施形態では、屋根部36の周縁部に入隅部が設定されていないが、図4、図5及び図8には、説明の便宜上、屋根部36の直角状の入隅部36Cを示し、入隅部36Cに配置される内側防水シート70についても、併せて説明していくこととする。
図5に示されるように、外側防水シート60は、平面視で矩形の帯状に形成されて、断熱材42の周縁部における直線部42B、すなわち断熱材42における屋根部36の直線部36Aを構成する部分に沿って配置されている。この外側防水シート60は、断熱材42の直線部42Bにおいて、断熱材42の上面部42Aから通気胴縁56にかけてを屋外側から覆っており、図1にも示されるように、その建物上方側の一端部60Aが鋼板役物38の上壁部38Aの屋内側の面に対して固定されている。一方、外側防水シート60の建物下方側の他端部60Bは、通気胴縁56に固定されている。
詳しくは、図2(A)に示されるように、外側防水シート60の一端部60Aは、その建物下方側の面が両面テープ72を介して断熱材42の上面部42Aに接着されている。一方、外側防水シート60の一端部60Aにおける建物上方側の面は、EPDM等のゴム発泡体で構成されたシール材74を介して鋼板役物38の上壁部38Aにおける屋内側の面に密着した状態となっている。つまり、外側防水シート60の一端部60Aは、断熱材42と上壁部38Aとに部材を介して挟持された状態となっている。
また、図2(B)に示されるように、外側防水シート60の他端部60Bは、その屋内側の面が、通気胴縁56の外面部56Bにブチルテープ76等を介して接着されている。一方、外側防水シート60の他端部60Bにおける屋外側の面は、上述の如く鋼板役物38の側壁部38Bが外壁パネル24に取り付けられることで、当該側壁部38Bに密着した状態となっている。なお、図1に示されるように、外側防水シート60の他端部60Bの先端の位置と通気胴縁56の外面部56Bの建物下方側の端部の位置とは一致しており、換言すれば、外側防水シート60の他端部60Bは、通気胴縁56の外面部56Bの建物下方側の端部で終端している。
一方、図3及び図6に示されるように、内側防水シート62は、断熱材42の周縁部における直角状の出隅部42C、すなわち断熱材42における屋根部36の出隅部36Bを構成する部分に配置されている。この内側防水シート62は、建物上方側に面する上面部62Aと当該上面部62Aと一体に設けられた2つの側面部62Bと含んで構成された成形品とされている。詳しくは、上面部62Aは、正方形の1つの隅部が当該正方形よりも小さい正方形状に切り欠かれた凹六角形の板状に形成されており、側面部62Bは、上面部62Aの最も長い2辺からそれぞれ建物下方側に延出された矩形板状に形成されている。そして、内側防水シート62は、上面部62Aの建物下方側の面が、2本のブチルテープ78を介して断熱材42の上面部42Aに接着されることで固定されている。
詳しくは、図6に示されるように、ブチルテープ78は、その長さが上面部62Aの最も長い2辺と同じ長さに設定されると共に、上面部62Aにおける当該2辺と平行な屋内側の2辺に沿って貼り付けられている。なお、2本のブチルテープ78における屋根部36の出隅部36B側の端部は、重なった状態となっている。
また、図6に示されるように、内側防水シート62の側面部62Bは、その下端部62B1が外壁材26の取付面28Aの下端部に対して建物上方側にオフセットされた状態で、当該下端部62B1の屋内側の面が当該取付面28Aに面接触された状態となっている。なお、内側防水シート62の側面部62Bにおける下端部62B1の屋外側の面は、図8に示されるように、通気胴縁56の内面部56Aに接触している。上記のように内側防水シート62が構成されることで、断熱材42の出隅部42Cにおいて、断熱材42の上面部42Aから通気胴縁56の屋内側にかけてが内側防水シート62によって屋外側から覆われている。
一方、図3に示されるように、内側防水シート70は、断熱材42の周縁部における直角状の入隅部42D、すなわち断熱材42における屋根部36の入隅部36Cを構成する部分に配置される。この内側防水シート70は、内側防水シート62と同様に、建物上方側に面する上面部70Aと当該上面部70Aと一体に設けられた2つの側面部70Bと含んで構成された成形品とされている。詳しくは、図7に示されるように、上面部70Aは、上面部62Aと同様に、正方形の一部が切り欠かれた凹六角形の板状に形成されており、側面部70Bは、上面部62Aの最も長い2辺と平行な2辺からそれぞれ建物下方側に延出された矩形板状に形成されている。そして、内側防水シート70は、上面部62Aの建物下方側の面が、2本のブチルテープ80、82を介して断熱材42の上面部42Aに接着されることで固定されている。
詳しくは、ブチルテープ80は、その長さが上面部70Aの最も長い2辺と同じ長さに設定されると共に、上面部70Aにおける当該2辺の何れか一方に沿って貼り付けられている。一方、ブチルテープ82は、その長さが上面部62Aの最も長い2辺の長さからブチルテープ80の幅分だけ短い長さに設定されると共に、ブチルテープ80と重ならないように、上面部70Aにおける当該2辺の何れか他方に沿って貼り付けられている。
また、図7に示されるように、内側防水シート70の側面部70Bは、その下端部70B1が外壁材26の取付面28Aの下端部に対して建物上方側にオフセットされた状態で当該取付面28Aに面接触された状態となっている。また、内側防水シート70の側面部70Bにおける下端部70B1は、内側防水シート62と同様に、その屋内側の面が外壁材26の取付面28Aに接触している。一方、図示はしていないが、内側防水シート70の下端部70B1の屋外側の面は、通気胴縁56の内面部56Aに接触している。上記のように内側防水シート70が構成されることで、断熱材42の入隅部42Dにおいて、断熱材42の上面部42Aから通気胴縁56の屋内側にかけてが内側防水シート62によって屋外側から覆われている。
次に、図3〜図5を用いて、上記構成の建物の通気構造における通気胴縁56、外側防水シート60及び内側防水シート62、70の設置工程の一例について説明していくこととする。
まず、第1の工程として、図3に示されるように、断熱材42の出隅部42Cにブチルテープ78を用いて内側防水シート62を固定すると共に、断熱材42の入隅部42Dにブチルテープ80、82を用いて内側防水シート70を固定する。
次に、第2の工程として、図4に示されるように、外壁材26の取付面28Aにエプトシーラー68を用いて通気胴縁56を固定する。このとき、内側防水シート62の下端部62B1及び内側防水シート70の下端部70B1は、通気胴縁56と外壁材26の取付面28Aとに挟持された状態となる。また、通気胴縁56同士の継部は、EPDM等のゴム発泡体で構成された四角柱状のシール材84によって接続されている。なお、図8に示されるように、内側防水シート62の下端部62B1の先端の位置と通気胴縁56の内面部56Aの建物下方側の端部の位置とが一致するように位置合わせされている。また、図示はしていないが、内側防水シート70の下端部70B1も、内側防水シート62の下端部62B1と同様に、その先端の位置が通気胴縁56の内面部56Aの建物下方側の端部の位置と一致している。
次に、第3の工程として、図5に示されるように、通気胴縁56、野地板40及び断熱材42の屋外側から、断熱材42の直線部42Bに外側防水シート60を被せる。このとき、外側防水シート60によって、一部を除いて内側防水シート62、70も覆われており、換言すれば、屋外側から見て外側防水シート60は、内側防水シート62、70と重なるように配置されている。そして、外側防水シート60の一端部60Aを両面テープ72で断熱材42の上面部42Aに固定し、外側防水シート60の他端部60Bをブチルテープ76で通気胴縁56に固定する。そして、上記工程を経て、通気胴縁56、外側防水シート60及び内側防水シート62が設置された建物の通気構造では、図8に示されるように、断熱材42の出隅部42Cにおいて、通気胴縁56が外側防水シート60と内側防水シート62とに挟持された状態となっている。なお、図示はしないが、断熱材42の入隅部42Dでは、通気胴縁56が外側防水シート60と内側防水シート70とに挟持された状態となっている。
また、外側防水シート60の長さが足りない場合には、図9に示されるように、外側防水シート60は、その長手方向の端部同士がブチルテープ86で接続されて用いられる。このとき、ブチルテープ86の長さは、両面テープ72と重ならないように調整されている。
<本実施形態の作用及び効果>
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、鋼板役物38が建物10の屋根面44を構成する上壁部38Aと上壁部38Aの周縁部に設けられた側壁部38Bとを含んで構成されており、建物10に屋根裏46が確保される。また、鋼板役物38の側壁部38Bは、建物10の外壁22の上端部22Aに沿ってかつ上端部22Aを屋外側から覆うように延在すると共に、上端部22Aと間隔をあけて配置されている。そして、鋼板役物38の側壁部38Bと建物10の外壁22の上端部22Aとの間には、通気胴縁56が配置されており、当該通気胴縁56に形成された通気溝58によって建物10の屋根裏46側と屋外側とが連通されている。このため、建物10の屋根裏46側と屋外側とを通気し、屋根裏46を換気することができる。
ところで、通気胴縁56と鋼板役物38の側壁部38Bとの間に隙間が生じた場合、当該隙間から屋根裏46側へと水が浸入することが考えられる。
ここで、本実施形態では、外側防水シート60の一端部60Aが鋼板役物38の上壁部38Aにおける屋内側の面に対して固定され、外側防水シート60の他端部60Bが通気胴縁56の屋外側の外面部56Bに接着されている。このため、通気胴縁56と鋼板役物38の側壁部38Bとの間に隙間が生じても、当該隙間を外側防水シート60の他端部60Bによって塞ぐことができる。また、通気胴縁56と鋼板役物38の側壁部38Bとの隙間を外側防水シート60によって完全に塞ぐことができなくとも、当該隙間から浸入する水は屋根裏46に浸入する前に外側防水シート60によって遮られる。しかも、外側防水シート60の他端部60Bは、通気胴縁の外面部56Bに接着されることで当該外面部56Bと密着しており、外側防水シート60と通気胴縁56との接着部に吹き付ける水も遮ることができる。このように、本実施形態では、屋外側と屋根裏46側との通気性を確保しつつ鋼板役物38と通気胴縁56との隙間から屋根裏46側への水の浸入を抑制することができる。
また、本実施形態では、外側防水シート60の他端部60Bが通気胴縁56の外面部56Bの建物下方側の端部で終端している。このため、外側防水シート60の他端部60Bが通気胴縁56の外面部56Bの建物下方側の端部よりも建物上方側で終端している場合と比し、外側防水シート60と通気胴縁56との接着面積を確保することができる。また、外側防水シート60、通気胴縁56の外面部56Bの建物下方側の端部よりも建物下方側に延出された余長部が設定された場合、当該余長部に水や風が吹き付けることで外側防水シート60と通気胴縁56との接着状態が維持できなくなることが考えられる。しかしながら、上記構成の本実施形態では、水や風の影響によることなく、安定して外側防水シート60と通気胴縁56との接着状態を維持することができ、ひいては外側防水シート60と通気胴縁56との接着状態を担保することができる。
また、本実施形態では、外側防水シート60の一端部60Aが鋼板役物38の上壁部38Aと断熱材42とに挟持されることで、当該一端部60Aが当該上壁部38Aに密着している。このため、本実施形態では、屋根裏46における建物上方側に水が浸入することを抑制することができる。
また、本実施形態では、断熱材42の周縁部における入隅部42D及び出隅部36Bが内側防水シート62、70で覆われることで、入隅部42D及び出隅部42Cに吹き溜まりが生じても、入隅部42D及び出隅部42Cから屋根裏46への水の浸入が抑制される。さらに、断熱材42の周縁部における直線部42Bが外側防水シート60で覆われると共に、外側防水シート60が屋外側から見て内側防水シート62、70と重なるように配置されることで、通気胴縁56による通気性が確保される。従って、本実施形態では、屋根部36の形状に対応して、屋根裏46の通気性の確保と屋根裏46の防水性の確保との両立を図ることができる。
また、本実施形態では、内側防水シート62、70が成形品とされており、当該内側防水シート62、70の形状を断熱材42の入隅部42D及び出隅部42Cの形状に対応させることができる。その結果、本実施形態では、屋根部36の出隅部36B及び入隅部36Cにおいて屋根裏46の防水性を向上させることができる。
また、本実施形態では、屋根部36の上方側から鋼板役物38の側壁部38Bに流れる水が水切り部54Aを伝って流れ、当該水切り部54Aの建物下方側に設けられた通気口66から水が浸入するのを抑制することができる。その結果、本実施形態では、建物上方側から流れてくる水の屋根裏46側への浸入を抑制することができる。
加えて、本実施形態では、陸屋根を構成する鋼板役物38の側壁部38Bの長手方向に沿って軒樋48が設けられており、建物10の意匠性を損なうことなく、屋根部36の上方側から鋼板役物38の側壁部38Bに流れる水を排水することができる。その結果、本実施形態では、建物10の意匠性の確保と建物上方側から流れてくる水の屋根裏46側への浸入の抑制との両立を図ることができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した実施形態では、外側防水シート60の一端部60Aが、断熱材42と上壁部38Aとに部材を介して挟持された状態となっていたが、これに限らない。すなわち、外側防水シート60と鋼板役物38の上壁部38Aとの密着性が十分に確保できるのであれば、外側防水シート60の一端部60Aは、断熱材42と上壁部38Aとに直接挟持されるだけであってもよい。このような構成によれば、外側防水シート60の設置作業を簡略化することができる。
(2) また、上述した実施形態では、内側防水シート62、70が成形品とされていたが、屋根部36の形状に応じて、帯状の防水シートを現地で加工して内側防水シート62、70を製作してもよい。このような構成によれば、作業効率を維持しつつコストを低減することが可能となる。
10 建物
22 外壁
22A 上端部
36 屋根部(屋根)
38 鋼板役物(屋根板材)
38A 上壁部
38B 側壁部
42 断熱材(屋根部材)
42B 直線部
42C 出隅部(隅部)
42D 入隅部(隅部)
44 屋根面
46 屋根裏
48 軒樋
54A 水切り部
56 通気胴縁
56A 内面部(通気胴縁の屋内側の面)
56B 外面部(通気胴縁の屋外側の面)
58 通気溝(連通部)
60 外側防水シート(防水シート)
60A 一端部
60B 他端部
62 内側防水シート(防水シート)
66 通気口(通気部)
70 内側防水シート(防水シート)

Claims (7)

  1. 建物の屋根の屋根面を構成する上壁部と、当該上壁部の周縁部に設けられ、当該建物の外壁の上端部に沿ってかつ当該上端部を屋外側から覆うように延在し、当該上端部と間隔をあけて配置された側壁部と、を含んで構成された屋根板材と、
    前記側壁部と前記上端部との間に配置され、前記建物の屋根裏側と屋外側とを連通する連通部が形成された通気胴縁と、
    一端部が前記上壁部の屋内側の面に対して固定され、他端部が前記通気胴縁の屋外側の面に接着された防水シートと、
    を有し、
    前記側壁部は、当該側壁部の下端部側が前記外壁側に折り返されて構成されたヘミング部を備えており、当該ヘミング部の上端部は、前記通気胴縁の上面よりも建物上方側に位置している、
    建物の通気構造。
  2. 前記一端部は、前記屋根を構成しかつ前記上壁部の建物下方側に配置された屋根部材と当該上壁部とによって挟持されている、
    請求項1に記載の建物の通気構造。
  3. 前記防水シートは、前記屋根部材の周縁部における隅部を屋外側から覆うと共に他端部が前記通気胴縁の屋内側の面に接着された内側防水シートと、当該周縁部における直線部を屋外側から覆うと共に屋外側から見て当該内側防水シートと重なるように配置され、他端部が当該通気胴縁の屋外側の面に接着された外側防水シートと、を含んで構成されている、
    請求項に記載の建物の通気構造。
  4. 建物の屋根の屋根面を構成する上壁部と、当該上壁部の周縁部に設けられ、当該建物の外壁の上端部に沿ってかつ当該上端部を屋外側から覆うように延在し、当該上端部と間隔をあけて配置された側壁部と、を含んで構成された屋根板材と、
    前記側壁部と前記上端部との間に配置され、前記建物の屋根裏側と屋外側とを連通する連通部が形成された通気胴縁と、
    一端部が前記上壁部の屋内側の面に対して固定され、他端部が前記通気胴縁の屋外側の面に接着された防水シートと、
    を有し、
    前記一端部は、前記屋根を構成しかつ前記上壁部の建物下方側に配置された屋根部材と当該上壁部とによって挟持されており、
    前記防水シートは、前記屋根部材の周縁部における隅部を屋外側から覆うと共に他端部が前記通気胴縁の屋内側の面に接着された内側防水シートと、当該周縁部における直線部を屋外側から覆うと共に屋外側から見て当該内側防水シートと重なるように配置され、他端部が当該通気胴縁の屋外側の面に接着された外側防水シートと、を含んで構成されている、
    建物の通気構造。
  5. 前記内側防水シートは、前記隅部の形状に合わせて成形された成形品である、
    請求項3又は請求項4に記載の建物の通気構造。
  6. 前記側壁部には、当該側壁部と前記外壁とを含んで構成されると共に屋根裏側への通気が可能な通気部よりも建物上方側に水切り部が設けられている、
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の建物の通気構造。
  7. 前記屋根は、陸屋根とされると共に、前記側壁部の長手方向に沿って軒樋が設けられている、
    請求項6に記載の建物の通気構造。
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