JP2017133265A - パラペット換気構造及び換気金具 - Google Patents

パラペット換気構造及び換気金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017133265A
JP2017133265A JP2016014975A JP2016014975A JP2017133265A JP 2017133265 A JP2017133265 A JP 2017133265A JP 2016014975 A JP2016014975 A JP 2016014975A JP 2016014975 A JP2016014975 A JP 2016014975A JP 2017133265 A JP2017133265 A JP 2017133265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
wall
parapet
baffle plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016014975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6797530B2 (ja
Inventor
沙瑶 小林
Sayo Kobayashi
沙瑶 小林
三澤 真
Makoto Misawa
真 三澤
公隆 細谷
Kimitaka Hosoya
公隆 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
KMEW Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
KMEW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurabo Industries Ltd, Kurashiki Spinning Co Ltd, KMEW Co Ltd filed Critical Kurabo Industries Ltd
Priority to JP2016014975A priority Critical patent/JP6797530B2/ja
Publication of JP2017133265A publication Critical patent/JP2017133265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6797530B2 publication Critical patent/JP6797530B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】 有効開口面積を大きく確保することができると共に、内壁7への水の浸入を防止することができるパラペット部換気構造を提供する。【解決手段】 パラペット部1の内壁7の外面に所定間隔をおいて配置された縦胴縁5の表面に外装材6を設け、前記外装材6の上方に通気開口22,24が設けられた換気部15を備え前記内壁6の上面6uに固定された換気金具10を有し、前記換気金具10を介して前記縦胴縁6間の隙間9と外気とが連通するパラペット換気構造である。前記縦胴縁5は、前記内壁6より低く設けられており、前記換気金具10は、金属板を折り曲げて構成され、前記縦胴縁5の上方から垂下して下端16cが前記縦胴縁上面5uに接近して前記内壁7の表面への水の到達を防ぐ邪魔板16を備え、前記邪魔板16は、外壁側面16aが斜めに構成されて、前記外壁側面16aに通気口26を有する。【選択図】 図7

Description

本発明は、建物の屋上やベランダの外壁等に使用され、上端部に笠木が取り付けられたパラペットにおける換気構造及び、当該換気構造に使用される換気金具に関するものである。
従来、屋根やルーフバルコニーなどの屋上部の周縁に立設され上端に笠木が取り付けられたパラペット部の換気構造として、それぞれ特許文献1(特開2012−102486号公報)や、特許文献2(特開2014−31709)等に例示されている。
特許文献1に記載の換気構造は、所定間隔をおいて配置された柱体の上面に設けられた笠木と、側面に所定間隔をおいて配置された縦胴縁を介して設けられた外装材と、笠木に固定された換気金具を備え、パラペット部の室内気を排出できるようにしたものである。ここで、換気金具は金属板を折り曲げて構成されており、笠木の上面から縦胴縁に張り出した水平板と、縦胴縁の外層側に位置する箱状部とを備えており、箱状部に換気用の開口が設けられた構成である。
この換気構造は、縦胴縁の側方に位置する箱状部の開口によって縦胴縁の隙間が外気と連通するため、パラペット部の室内気を排出できるものである。
また、特許文献2に記載の換気構造は、パラペット部本体の側面に所定間隔をおいて配置された縦胴縁を介して設けられた外装材と、外装材の上方に配置される換気金具とを備える。換気金具は、金属板を折り曲げて構成されており、縦胴縁の側面に沿って配置される固定板部が釘によってパラペット部本体に固定されている。また、通気のための開口は、上面と正面板部に設けられており、縦胴縁の上端隙間が通気金具上面及び正面に設けられた開口を通じて外気と通気する構造である。
特開2012−102486号公報 特開2014−31709号公報
しかし、上記の特許文献に記載された換気構造は、それぞれ下記の問題があった。特許文献1の換気構造は、縦胴縁の換気金具が設けられている位置において、縦胴縁の側面が開放しているため、有効開口面積を確保しやすく、外気との換気の効率がよいが、換気金具を通じて雨水などが浸入した場合、縦胴縁の側面に到達し、パラペット部内壁が濡れるという問題があった。この問題を解消するために、特許文献1の換気構造では換気金具に遮蔽板や上端にカエシを有する立ち上がり板などを設け、雨水の浸入を防止しているが、縦胴縁に対向する位置に開口が設けられている以上、完全な防水は不可能である。
一方、特許文献2の換気構造は、縦胴縁の側面が固定板部によって被覆されているため、パラペット部本体への雨水の浸入は防止されている。しかし、パラペット部本体と外気との通気経路が縦胴縁上側の隙間のみであるため、有効開口面積が小さく換気量が少ないという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、有効開口面積を大きく確保することができると共に、内壁への水の浸入を防止することができるパラペット部換気構造及び当該換気構造に使用する換気金具を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のパラペット換気構造を提供する。
本発明の第1態様によれば、パラペット部の内壁と外装材との間に通気経路が設けられ、前記外装材の上方に通気開口が設けられた換気部を備え前記内壁の上面に固定された換気金具を有し、前記換気金具を介して前記通気経路と外気とが連通するパラペット換気構造において、
前記換気金具は、金属板を折り曲げて構成され、前記通気経路の上方から垂下して前記内壁の表面への水の到達を防ぐ邪魔板を備え、
前記邪魔板は、外壁側面が斜めに構成されて、前記外壁側面に通気口を有することを特徴とする、パラペット換気構造を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記通気経路は、前記パラペット部の内壁の外面に所定間隔をおいて配置された縦胴縁により形成され、
前記縦胴縁は、前記内壁より低く設けられており、
前記邪魔板は、下端が前記縦胴縁上面に近接していることを特徴とする、第1態様のパラペット換気構造を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記邪魔板は、上方ほど離間距離が大きくなるように前記外壁側面が傾斜し、前記通気口は、前記換気部に設けられた通気開口と連続していることを特徴とする、第1又は第2態様のパラペット換気構造を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記換気部は、断面が略コの字状に構成され、外側及び内側壁に前記通気開口が設けられ、内側に遮蔽板を備えることを特徴とする第1から第3態様のいずれか1つのパラペット換気構造を提供する。
本発明の第5態様によれば、パラペット部の内壁と外装材の間に通気経路が設けられ、前記通気経路と外気とが連通するパラペット換気構造に使用され、前記内壁の上面に固定される換気金具であって、
前記内壁上面に固定される固定部と、
前記外装材の上方に配置され通気開口を有する換気部と、
前記固定部から垂下するように金属板を折り曲げて構成され、前記内壁の表面への水の到達を防ぐ邪魔板を備え、
前記邪魔板は、外壁側面が斜めに構成されて、前記外壁側面に通気口を有することを特徴とする、換気金具を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記邪魔板は、上方ほど離間距離が大きくなるように前記外壁側面が傾斜し、前記通気口は、前記換気部に設けられた通気開口と連続していることを特徴とする、第5態様の換気金具を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記換気部は、断面が略コの字状に構成され、外側及び内側壁に前記通気開口が設けられ、内側に遮蔽板を備えることを特徴とする、第5又は第6態様の換気金具を提供する。
本発明によれば、内壁と外装材との間に設けられる通気経路の上方から垂下するように邪魔板を設けているため、内壁への水分の到達をブロックすることができる。また、金属板を折り曲げて構成されている邪魔板は、加工の精度及び手間を軽減するために、外壁側面を斜めにするとともに、当該斜めに構成された外壁側面による有効開口面積の減少を防止するために、当該外壁側面に通気口を設けている。したがって、有効開口面積を大きく確保することができると共に、内壁への水の浸入を防止することができる。
また、縦胴縁を内壁よりも低く設け、換気金具に当該低く設けられた縦胴縁の上面に接近するように設けることにより、縦胴縁の内壁側に水分が到達することを防ぐことができる。
また、外壁側面の傾斜は、邪魔板の上方になるほど離間距離が大きくなるようにし、通気口は、換気部に設けられた通気開口と連続させることで、邪魔板への開口を容易に設けることができ、また、有効開口面積を大きくすることができる。
さらに、換気部内に遮蔽板を設けることで、換気部を通過する水分を少なくすることが可能である。
本発明の実施形態にかかるパラペット部の構成を示す断面図である。 図1のパラペット部のパラペット部本体の構成を模式的に示す斜視図である。 図1のパラペット部の組み立て分解図である。 図1のパラペット部に使用される換気金具の構成を示す斜視図である。 図4の換気金具の背面図である。 図4の換気金具の底面図である。 図4の換気金具の換気部の構成を示す部分拡大断面図である。 図4の換気金具の換気部の構成を示す部分拡大分解図である。 図4の換気金具の邪魔板の製造工程を模式的に示す図であり、(a)は折り曲げ前の状態を示し、(b)は折り曲げ後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るパラペット部換気構造について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態にかかるパラペット部の構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態にかかるパラペット部は、壁状のパラペット部本体2の上面に換気ユニット3を取り付け、パラペット部本体2の内部の空気を外気と連通させて換気するものである。
パラペット部1は、建物の屋上やベランダの外壁として用いられるものであり、所定の高さを有し、その上に手すりとして機能する換気ユニットが取り付けられている。パラペット部1の換気構造は、パラペット部本体2内の空気を外気と換気するものであるが、パラペット部本体2が建物の外壁と連結して配置されている場合には、パラペット部本体2内の空気のほか、建物の外壁内の空気を換気することができる。
パラペット部本体2は、図2に示すように、内壁部材4の両側面に所定間隔をおいて配置された縦胴縁5を備え、縦胴縁5に外装材6が設けられている。内壁部材4の上方には、笠木下地材7が設けられている。
内壁部材4は、中空に構成された筒状の部材でもよいし、柱材を所定間隔ごとに配置し、その周囲にパネルを配置したような構成であってもよい。内壁部材4の壁4pは、内部空間4aを壁4pの外部と連通させる換気孔4hを備えており、矢印91に示すように、内部空間4aと内壁部材4の外部の通気経路9と換気可能に構成されている。
縦胴縁5は、内壁部材4の両側面に所定間隔wをおいて互いに平行に配置される。縦胴縁5間の間隔wは、特に限定されるものではないが、外装材6をしっかりと支持することができ、縦胴縁5と外装材6とで囲まれた空間である通気経路9の通路面積を十分に確保することができることが好ましい。
また、縦胴縁5の厚み寸法は、後述する換気金具10の邪魔板16の寸法に応じて決定すればよく、本実施形態では、15mmに構成されている。
縦胴縁5の上面5uは、内壁部材の笠木下地材7の上面よりも低く構成されている。当該両面の段差h1は、後述する換気金具10の邪魔板16の寸法に略等しく構成されていることが好ましい。
外装材6は、縦胴縁5の表面にジョイナー8を介して配置される。ジョイナー8は、長さ方向に同一断面となる金属製の長尺物であり、縦胴縁5と外装材6の間に介在する板部8aと、外装材6の上面6uに配置される鈎部8bとを備える。
外装材6の上面6uは、縦胴縁5の上面5uよりも低くなっており、当該段差h2は、後述する換気金具10の換気部15の高さ寸法よりも大きく構成されていることが好ましい。
また、外装材6の厚み寸法は、後述する換気金具10の換気部15の寸法に応じて決定すればよく、本実施形態では、概ね20mmとなっている。
図3は、本実施形態のパラペット部の組み立て分解図である。換気ユニット3は、図1及び図3に示すように、換気金具10、防水テープ11、カバー取付部材12、笠木カバー13とを備える。
図4は、本実施形態のパラペット部換気構造に使用される換気金具の構成を示す斜視図である。図5は換気金具の背面図であり、図6は換気金具の底面図である。図5及び図6においては、図示左側に示す換気金具10を矢印方向からみた状態を示している。
換気金具10は、図4及び図5に示すように、長尺の部材であり、笠木下地材7の上面に固定され、縦胴縁5及び外装材6の上方まで張り出すように配置される。換気金具10の長さ寸法は、取り付けるパラペット部本体2の長さにより適宜決定される。
換気金具10は、それぞれの形状に折り曲げ加工された2枚の金属板を上下に積層しカシメ接合されて作成されており、笠木下地材7の上面に固定される固定部14と、外装材6の上方に位置する換気部15と、縦胴縁5の上方に位置する邪魔板16とに機能的に大別される。換気金具10に用いられる金属材料としては、例えば、ステンレス鋼板、ガルバリウム鋼板等が好適に使用される。
固定部14は、平板状に構成され笠木下地材7の表面に沿って配置される。固定部14の幅寸法L1は、笠木下地材7にガタツキなくしっかりと固定できる固定しろを確保できるものであれば特に限定されない。ただし、後述するように、固定部14の端部14aは、雨水などの侵入を防止するために、防水テープ11を使用するため、左右の換気金具10の固定部端部14aが近接するように、幅広に構成することが好ましい。
図7は、換気部の構成を示す部分拡大断面図である。図8は、換気部の構成を示す部分拡大分解図である。換気部15は、固定部14と連続する上板14bと、外部遮蔽板17と、上部水平板18、外部垂直板19、下部水平板20、内部垂直板21の面を備えており、その断面形状は略コの字状に構成されている。換気部の高さ寸法は、笠木下地材7の上端と外装材6の上端との段差内に収まるように構成されていることが好ましく、本実施形態では、概ね30mmとなっている。
換気部15の下部水平板20と外装材6の上面6uとの間に隙間が生じる場合は、当該隙間にシール材15aを充填し隙間を埋めることで、異物の浸入を防止することができる。なお、当該隙間には、ジョイナー8の鈎部8bが位置するため、シール材15aの充填作業を容易にすることができる。
外部遮蔽板17は、固定部14と連続する上板14bに連続して設けられ、換気部15の最外部位置から鉛直方向に伸びて、下端17aは開放端となっている。外部遮蔽板17は、上部水平板18の外側開口22に雨水等の水分が直接吹き込むことを防止する。なお、本実施形態では、上部水平板18は、外部遮蔽板18とは直接連続しておらず、その中間位置から水平に伸び、略90度折り曲げられて外部垂直板19に連続する。
上部水平板18と外部垂直板19には、両者にまたがるように配置された外側開口22が設けられている。外側開口22は、換気金具10の長さ方向に間欠的に複数配置される。
外部垂直板19の下方には、換気部15内に入り込んだ水を外部に排出するための水抜き穴23が設けられている。
下部水平板20は、外部垂直板19の下端から90度又は略90度折り曲げられて連続して設けられる。下部垂直板19の長さは、外装材6の厚み寸法に応じて適宜決定することができる。
内部垂直板21は、下部水平板の内部側端部を略90度折り曲げて連続し、さらに、上端で鋭角に曲げられて邪魔板16に連続する。内部垂直板21の上方には内側開口24が設けられ、換気金具10の長さ方向に間欠的に複数配置される。
換気部10に設けられた外側開口22と内側開口24により、矢印92に示すように、開放領域9と外気とが連通し、パラペット部1の換気が可能となる。
なお、換気部15内には、遮蔽板25が設けられている。遮蔽板25は、換気部15の外部垂直板19と内部垂直板21に略平行に設けられ、外側開口22と内側開口24とが直線的に連通しないように遮蔽することで、水分などが換気部15と通過して開放領域9へ侵入しにくいようにしている。
邪魔板16は、上記のように換気部15の内部垂直板21と連続して設けられており、上板14bから下方へ伸びて設けられる。邪魔板16は、1枚の金属板の下端を鋭角に折り曲げて構成されており、外側側壁16aと内側側壁16bとを備える。
邪魔板16の下端16cは、通気経路9の厚み方向中央付近に位置し、縦胴縁5の上面5uにごく近接しており、水分をブロックして内壁6又は笠木下地材7に到達することを防止する。
邪魔板16の外側側壁16aは傾斜し、内側側壁16bは鉛直方向に設けられているので、外側側壁16aと内側側壁16bとの離間距離は、上方ほど大きくなっている。このように外側側壁16aを傾斜させることにより、金属板を折り曲げて作成される邪魔板16の製造工程が容易になる。
一方で、外側側壁16aを斜めにすることにより、換気部15と邪魔板16との間の領域16dが小さくなるため、有効開口面積が小さくなる。これを防止するため、本実施形態では、外側側壁16aに通気口26を設け、有効開口面積が大きくなるようにしている。
通気口26は、外部垂直板19に設けられた内側開口24と連続して設けられている。一方で、内側側壁16bには開口はなく、水分が内壁7側に侵入することを防止する。
換気金具10は、固定部14,換気部15,邪魔板16を構成するために、図8に示すよう金属板に折り曲げ加工を施し、それぞれ折り曲げ加工を施した2枚の金属板をカシメ接合等により固定することにより作成される。なお、外部垂直板19に設けられた内側開口24と外側側壁16aに設けられた通気口26は、上記のように連続して設けられており、図9に示すように金属板に設けられた貫通孔27の中間部分で矢印93に示すように金属板を折り曲げることにより、一度に作成される。なお、換気金具10は、1枚の金属板を折り曲げ加工することにより作成することもできる。例えば14aの端部を折り曲げ端部として1枚の金属板により作成することも可能である。
換気金具10は、図1及び図3に示すように、パラペット部本体2の両側面にそれぞれ1つずつ配置され、釘などの固定部材28aを用いて笠木下地材7の表面に固定される。
換気金具10を固定した後、防水テープ11を2つの換気金具10の固定部14の端部14aを被覆するように貼付した後、カバー取付部材12を換気金具10の上方に固定する。カバー取付部材12は、換気金具10と共にビス28を用いて笠木下地材7に固定される。
カバー取付部材12は、上方に伸びるカバー支持部29、30を備えており、笠木カバー13を下側から支持する。
また、カバー支持部29の外側根本部分には、笠木カバー13の固定腕33と係合する係合溝31が設けられている。
笠木カバー13は、パラペット部1の上面から側面にかけて設けられ換気金具10などを隠蔽するカバー本体32と、カバー本体32の下面から下側に向けて伸びる固定腕33とを備える。カバー本体32は、パラペット部1の上面に位置する水平部32aと、水平部32aの両側方に設けられる側方部32bとを備える。側方部32は外装材6の上端6uに近接する位置まで伸びており、外装材6との隙間が換気経路となっている。
固定腕33は、カバー部材の水平部32aの下面に設けられており、固定腕33の先端には、係合フック34が設けられており、カバー取付部材12の係合溝31と係合して笠木カバー13をカバー取付部材12に固定する。
以上説明したように、本実施形態の換気構造によれば、縦胴縁5を内壁7よりも低く設け、換気金具10に当該低く設けられた縦胴縁5の上面5uに接するように、邪魔板16を設けているため、内壁7への水分の侵入を防止することができる。また、金属板を折り曲げて構成されている邪魔板16は、加工の精度及び手間を軽減するために、外壁側面16aを斜めにするとともに、当該斜めに構成された外壁側面16aによる有効開口面積の減少を防止するために、当該外壁側面に通気口26を設けている。したがって、換気部15と邪魔板16との間の領域16dを大きく確保することができると共に、内壁への水の浸入を防止することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、本実施形態では、内壁と外装材との間に形成される通気経路を縦胴縁により画定することとしているが、横胴縁や金具などにより通気経路を設けるようにしてもよい。
また、換気部15の外部垂直板19と邪魔板16の外側側壁16aとは連続して構成されているが、両者の間に例えば、水平板を設けて、邪魔板16を全体的に縦胴縁5側へ移動した構成としてもよい。また、邪魔板16は、下端16cが縦胴縁5の上面5uに接するように構成されていればよく、また、内側側壁16bも傾斜していてもよい。
1 パラペット部
2 パラペット部本体
3 換気ユニット
4 内壁部材
5 縦胴縁
5u 縦胴縁上面
6 外装材
6u 外装材正面
7 笠木下地材
8 ジョイナー
8a 板部
8b 鈎部
9 通気経路
10 換気金具
11 防水テープ
12 カバー取付部材
13 笠木カバー
14 固定部
15 換気部
15a シール材
16 邪魔板
16a 外側側壁
16b 内側側壁
16c 邪魔板下端
17 外部遮蔽板
18 上部水平板
19 外部垂直板
20 下部水平板
21 内部垂直板
22 外側開口
23 水抜き穴
24 内側開口
25 遮蔽板
26 通気口
27 貫通孔
28 ビス
28a 固定部材
29,30 カバー支持部
31 係合溝
32 カバー本体
33 固定腕
34 係合フック

Claims (7)

  1. パラペット部の内壁と外装材との間に通気経路が設けられ、前記外装材の上方に通気開口が設けられた換気部を備え前記内壁の上面に固定された換気金具を有し、前記換気金具を介して前記通気経路と外気とが連通するパラペット換気構造において、
    前記換気金具は、金属板を折り曲げて構成され、前記通気経路の上方から垂下して前記内壁の表面への水の到達を防ぐ邪魔板を備え、
    前記邪魔板は、外壁側面が斜めに構成されて、前記外壁側面に通気口を有することを特徴とする、パラペット換気構造。
  2. 前記通気経路は、前記パラペット部の内壁の外面に所定間隔をおいて配置された縦胴縁により形成され、
    前記縦胴縁は、前記内壁より低く設けられており、
    前記邪魔板は、下端が前記縦胴縁上面に近接していることを特徴とする、請求項1に記載のパラペット換気構造。
  3. 前記邪魔板は、上方ほど離間距離が大きくなるように前記外壁側面が傾斜し、前記通気口は、前記換気部に設けられた通気開口と連続していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパラペット換気構造。
  4. 前記換気部は、断面が略コの字状に構成され、外側及び内側壁に前記通気開口が設けられ、内側に遮蔽板を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載のパラペット換気構造。
  5. パラペット部の内壁と外装材の間に通気経路が設けられ、前記通気経路と外気とが連通するパラペット換気構造に使用され、前記内壁の上面に固定される換気金具であって、
    前記内壁上面に固定される固定部と、
    前記外装材の上方に配置され通気開口を有する換気部と、
    前記固定部から垂下するように金属板を折り曲げて構成され、前記内壁の表面への水の到達を防ぐ邪魔板を備え、
    前記邪魔板は、外壁側面が斜めに構成されて、前記外壁側面に通気口を有することを特徴とする、換気金具。
  6. 前記邪魔板は、上方ほど離間距離が大きくなるように前記外壁側面が傾斜し、前記通気口は、前記換気部に設けられた通気開口と連続していることを特徴とする、請求項5に記載の換気金具。
  7. 前記換気部は、断面が略コの字状に構成され、外側及び内側壁に前記通気開口が設けられ、内側に遮蔽板を備えることを特徴とする、請求項5又は6に記載の換気金具。
JP2016014975A 2016-01-29 2016-01-29 パラペット換気構造及び換気金具 Active JP6797530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016014975A JP6797530B2 (ja) 2016-01-29 2016-01-29 パラペット換気構造及び換気金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016014975A JP6797530B2 (ja) 2016-01-29 2016-01-29 パラペット換気構造及び換気金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017133265A true JP2017133265A (ja) 2017-08-03
JP6797530B2 JP6797530B2 (ja) 2020-12-09

Family

ID=59504782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016014975A Active JP6797530B2 (ja) 2016-01-29 2016-01-29 パラペット換気構造及び換気金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6797530B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022089267A (ja) * 2020-12-04 2022-06-16 株式会社トーコー 笠木用換気装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000145064A (ja) * 1998-11-04 2000-05-26 Sekisui Chem Co Ltd 笠木構造と建物の換気構造
US6378256B1 (en) * 1998-10-22 2002-04-30 Henry Gembala Wall closure for roof systems
JP2006090050A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Sekisui Chem Co Ltd 屋根パラペットの換気構造
JP2012102486A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Tookoo:Kk パラペット換気構造
JP2014031709A (ja) * 2012-07-11 2014-02-20 Misawa Homes Co Ltd 建物の換気構造
JP2015183491A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 倉敷紡績株式会社 建築物の換気構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6378256B1 (en) * 1998-10-22 2002-04-30 Henry Gembala Wall closure for roof systems
JP2000145064A (ja) * 1998-11-04 2000-05-26 Sekisui Chem Co Ltd 笠木構造と建物の換気構造
JP2006090050A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Sekisui Chem Co Ltd 屋根パラペットの換気構造
JP2012102486A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Tookoo:Kk パラペット換気構造
JP2014031709A (ja) * 2012-07-11 2014-02-20 Misawa Homes Co Ltd 建物の換気構造
JP2015183491A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 倉敷紡績株式会社 建築物の換気構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022089267A (ja) * 2020-12-04 2022-06-16 株式会社トーコー 笠木用換気装置
JP7279950B2 (ja) 2020-12-04 2023-05-23 株式会社トーコー 笠木用換気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6797530B2 (ja) 2020-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6208795B2 (ja) 笠木通気部品
JP6487199B2 (ja) 化粧部材
JP2017133265A (ja) パラペット換気構造及び換気金具
JP4869639B2 (ja) 水切部材及び建物通気構造
JP6773394B2 (ja) 陸屋根換気構造および陸屋根換気構造の構築方法
JP5363095B2 (ja) 鼻隠し化粧板
JP2010084368A (ja) 換気構造
JP4960159B2 (ja) 鼻隠し化粧板
JP5232071B2 (ja) 軒先構造
JP7005870B2 (ja) 建物の止水構造
JP2010013841A (ja) 鼻隠し化粧板
JP6962542B2 (ja) 笠木構造体
JP2005180090A (ja) 換気機能付き軒先構造
JP5898414B2 (ja) 建物の外壁構造
JP3185118U (ja) 木造住宅の換気構造
JP6232824B2 (ja) 軒先構成体
JP7526627B2 (ja) 軒天用換気材
JPH0711614U (ja) 軒先部の換気構造
JP2019105087A (ja) 屋根裏通気構造及び通気部材
JP7000228B2 (ja) 屋根裏通気構造及び通気部材
JP7007877B2 (ja) 軒天板の見切構造
JP3892308B2 (ja) バルコニー構造
JP2005248575A (ja) 基礎への外壁パネル及び床パネルの取付け構造
JP2017197930A (ja) 面格子の設置構造
JP5645518B2 (ja) 木造家屋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200731

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6797530

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250