JP4047052B2 - アンビルローラ、それを用いた作業装置及びその装置の使用方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、間欠的に移送されるフィルム、紙、金属箔、複合紙その他のシート状ワークを、型抜き、裁断、厚みの中間位置までのハーフカット等するに用いる他、シート状ワークに印刷等を施すに用いて好適なアンビルローラ、それを用いた作業装置およびその装置の使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、所要の文字、図形、記号等を印刷され、裏面に粘着層を有するラベル用紙と、そのラベル用紙の裏面に予め貼着した剥離紙とからなる複合紙をワークとし、そのワークのラベル用紙を、所要の輪郭形状等を有するラベル部分だけが剥離紙上に付着残留するように打ち抜くとともに、ラベル用紙の残余部分をその剥離紙から分離除去するに当っては、相互に対をなし、ともに同期して連続回転される作業ローラとアンビルローラとの間にワークを挟み込んで連続的に通過させて、作業ローラの周面上に設けた、たとえば、フレキシブルエッチング刃、彫刻刃、植込刃その他からなる、所要の輪郭形状等を区画する打抜刃の刃先を、アンビルローラによるワークのバックアップ下でラベル用紙の厚みと対応する深さまでワークに食い込ませて、そのラベル用紙から所要のラベル部分を打ち抜くことが従来から行われており、この場合、所要のラベル部分を除く、ラベル用紙の残余部分は、剥離紙から分離され、ロール状に巻回されて除去される。
【0003】
しかるに、この従来技術は、連続的に回転する作業ローラとアンビルローラとの間にワークを連続的に通過させるものであることから、高い作業能率を実現することは可能であるも、これによれば、少なくとも作業ローラの周長、ひいては、作業ローラの全周にわたってそこに配設される打抜刃の全長を、印刷を施されたラベル部分の一もしくは複数ピッチに丁度対応する長さとすることが不可避となるので、所要ラベル部分のピッチ長さ、ワークの長さ方向でのラベル部分寸法等が相違する他の種類のラベル部分の打抜き加工のためには、他の種類のラベル部分に適合する周長を有する他の作業ローラを準備することが必要となり、従って、ピッチ長さ等が異なる多数種類のラベル部分の打抜き加工のためには、ラベル部分の種類に応じた本数の作業ローラを準備することが余儀なくされ、これが、設備コスト、在庫管理コスト等の増加をもたらすことになるという不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これがため、作業能率の低下は否めないものの、上記設備コスト、在庫管理コスト等の増加を防止するべく、ワークを、ラベル部分のピッチ長さ等に応じた所定の長さを単位として間欠的に移送し、各間欠移送毎に、たとえば、十分長い周長を有する作業ローラに磁気吸着等によって取付けた、ローラ周長より短い所要長さのフレキシブルエッチング刃をもって、所要のラベル部分を打抜き加工することが提案されている。
【0005】
この提案技術によれば、十分長い周長を有する一本の作業ローラに対し、ラベル部分の種類に応じて準備した各種のフレキシブルエッチング刃を所要に応じて磁気吸着等させることで、一本の作業ローラそれ自体を多数種類のラベル部分の打抜きに共用することができるので、回転ローラ対をもって打抜き加工を施すことに基づく、装置の小型化を十分に実現できることはもちろん、設備コスト等の増加を有効に防止することができ、また、主には、フレキシブルエッチング刃の交換をもって各種のラベル部分の打抜きに対応させることで、大掛かりな段取り換え等が不要になるので、とくに、多種類少量加工に当っては、ワークの間欠送りに起因する作業能率の低さを無視し得る程度のものとすることもできる。
【0006】
ところで、このような提案技術に従ってラベル部分を打抜き加工するに当って、たとえば図9に示すように、周面上に、所要の長さを有するフレキシブルエッチング刃101を磁気吸着させた作業ローラ102と、そのローラ102と対をなすアンビルローラ103とを連続的に回転させた状態で、そのエッチング刃101の所定の作業位置への到達とタイミングを合わせて、これも対をなす送りローラ104の作動に基づいて、作業ローラ102とアンビルローラ103との間へワークwを所定の長さにわたって間欠的に送り込み、これによって、ワークwに、エッチング刃101の周方向長さに対応する距離だけ打抜き加工を施す場合に、ワークwの一回の送り込み量を、フレキシブルエッチング刃101の周方向長さとほぼ等しくしたときは、その送り込みは、図9に示すように、フレキシブルエッチング刃101の回動方向の前端101aがアンビルローラ103に最も近接した時に開始される一方で、そのフレキシブルエッチング刃101の回動方向の後端101bが、図10に示すように、アンビルローラ103に最も近接して打抜き加工を終了した後、図11に示すように、その最近接位置を幾分通過した時点、たとえば、所要のラベル部分間に存在する余白部分のほぼ全体が、両ローラ102,103の中心を結ぶ半径方向直線位置を通過した時点で停止されることになる。
【0007】
しかるに、ワークwのこのような停止姿勢の下では、エッチング刃101の後端101bの刃先は、ワークwに未だ食い込んだ状態にあるので、ワークwをそこに停止させたまま、相互に対をなす作業ローラ102とアンビルローラ103との回転を継続させると、エッチング刃101の刃先によるワークwの引っ掻きないしは掻きむしりが生じ、ワークwが損傷されることになる。
【0008】
従って、上記提案技術に基づいてワークwの間欠送りを行ってなお、ワークwへの損傷の発生を十分に防止するためには、エッチング刃101の後端101bがワークwから完全に抜け出す位置まで、そのワークwを相当余分に送り込むことが必要になり、多くは、対をなすローラ102,103のほぼ半周分に相当する程度の長さを余分に送り込むこととしている。
【0009】
ところが、ワークwの間欠送りに際するそれの送り込みをこのように余分に行ったときは、そのワークwに対する次の打抜き加工を所定の位置から適正に開始するためには、ワークwに対する次の加工の、所定の開始始端が、エッチング刃101の前端101aの作業開始位置に一致するまで、送りローラ104の逆転操作をもってワークwを引き戻し変位させることが必要となり、この引き戻し変位工程の存在が、打抜き作業能率の低下をもたらす他、送り込み駆動部等の機構および作動制御を複雑にし、また、高い加工精度の確保等を難しくするという問題があった。
【0010】
この発明は、提案技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、提案技術によってもたらされる利点としての、装置の小型化、設備コスト等の増加の防止、作業能率の低下の抑制等はそのままに、シート状のワークの間欠送りに際する、ワークの余分な送り込みを不要とすること、ひいては、余分に送り込んだワークの引き戻し変位工程を不要とすることで、その引き戻し変位工程の存在に起因する、作業能率の低下、送り込み駆動部等の機構および作動制御の複雑化、精度確保の困難性等のことごとくを十分に取り除いたアンビルローラ、それを用いた作業装置およびその装置の使用方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るアンビルローラは、作業ローラと対をなし、それと同期させて連続回転されて、間欠送りされるフィルム、紙、金属箔、複合紙その他のシート状ワーク、一般的には長尺ワークを、周面上の一部に、フレキシブルエッチング刃その他の打抜刃とすることができる作業手段を磁気吸着等によって設けた作業ローラとの間に挟持して、作業ローラによる、そのワークに対する作業をバックアップする、作業ローラとともに、相互の平行姿勢で支持フレームに軸受支持した、作業ローラとほぼ同径のものであり、支持フレームに内装した付勢手段によって、アンビルローラに押圧される作業ローラと接触するその周面に、作業ローラに配設される作業手段の回動方向の後端と対応する部分の、回転方向後方側に近接させて、ローラ中心からの半径距離が他の部分より大きい凸表面を設けたものである。
【0012】
かかるアンビルローラを、作業ローラと対にして用いて、たとえば、先に述べたようなワークの、ラベル用紙の打抜きに適用する場合には、両ローラの、相互に同期した連続回転の下で、作業ローラ上のたとえば打抜刃の、回動方向の前端が、所定の作業位置に到達するのとタイミングを合わせて、ワークを、その打抜刃の円周方向長さとほぼ等しい距離だけ、より正確には、抜打刃の円周方向長さに対して、所要のラベル部分間の余白部分の距離を付加した距離だけ、ローラ周速と実質的に等しい速度で、それらの両ローラ間へ間欠送りすることにより、ワークの、引き戻しを要する余分の送り込みの必要なしに、ラベル用紙に、所期した通りの打抜き加工を、ワーク、ひいては、ラベル用紙への引っ掻き、掻きむしり等の損傷の発生のおそれなしに正確に施すことができる。
【0013】
すなわち、ワークをこのように間欠送りしたときは、打抜刃の回動方向の後端がアンビルローラに最も接近することによって、一の所定の抜打ち作業を終了した後、先に述べたように、そのワークが、ラベル部分間の余白距離に相当する距離だけ余分に送り込まれる間に、打抜刃後端の刃先が、アンビルローラの周面に形成した凸表面の作用の下での、作業ローラの、そのアンビルローラの中心軸線からの離隔変位に基づいて、それが食い込んでいたワークから完全に抜け出すことになるので、ワークの間欠送りの停止後に、作業ローラとアンビルローラとが、同期した連続回転を継続しても、打抜刃の刃先によるワークの損傷は十分に防止されることになる。
【0014】
かくして、このアンビルローラによれば、ワークを間欠送りしながら、それに打抜き加工等の所要の加工を施すに当り、ワークを、所要ラベル部分間の余白距離を越えて余分に送り込むことが不要になるので、ワークに、所期した通りの加工を施すことを目的に、余分に送り込んだワークを引き戻し変位させることもまた不要となる。
【0015】
なおこれらのことは、作業ローラに設ける作業手段を印版とした場合にもまた同様であり、ワークを、必要にして最小の量だけ間欠送りした場合の、印版の回動方向の後端の、ワークに対する擦れ等に起因する汚れの発生を、印版を設けた作業ローラの、アンビルローラに対する逃げ変位をもって十分に防止することができる。
【0016】
ここで、アンビルローラに設けた凸表面を、ローラの周方向の少なくとも一部で、突出高さが漸次変化する曲面状に形成した場合には、凸表面に接触する作業ローラの、アンビルローラの中心軸線に対する逃げ変位および接近変位のそれぞれを十分円滑に行わせて、作業ローラの変位に起因する衝撃、振動等の発生を有効に防止することができる。
【0017】
また、このような凸表面を、作業ローラの両端部分のフランジと対応する部分に設けた場合には、作業ローラの、本体胴部の周面上に配設される作業手段に影響を及ぼすことなく、また、それから影響を受けることなく、凸表面を常に確実に機能させることができる。ところで、凸表面を、作業ローラのフランジと対応する部分だけに設けた場合には、凸表面の形成域を、必要にして最小のものとすることができる。
【0018】
かかる、凸表面は、作業ローラの周長と、作業ローラの周面上に配設される作業手段の周方向長さおよび配設個数との関連において、周方向に間隔をおいた複数個所に設けることもできる。
【0019】
そしてまた、アンビルローラの凸表面の、作業ローラに対する周方向位置の調整手段を設けた場合には、作業ローラ上に配設される作業手段の周方向長さに応じて、その凸表面を、作業手段の回動方向の後端に対し、その後方側に、常に正確に対応させて位置させることができる。
【0020】
この場合、上記調整手段を、アンビルローラのローラ軸に取付けられて、作業ローラ用の歯車と噛合する歯車の、そのローラ軸に対する係脱部材、たとえばねじとしたときは、簡単な構造の下に、凸表面の周方向位置の調整を簡易に行うことができる。
【0021】
また、この発明に係る、アンビルローラを用いた作業装置は、上述したいずれかのアンビルローラおよび、それと対をなしてアンビルローラ側へ押圧され、周面に作業手段を配設される作業ローラと、それらの間へ、所定の長さにわたってワークを間欠的に送り込む送りローラ対とを具えるものである。
【0022】
ここでは、連続回転されるアンビルローラおよび作業ローラに対し、送りローラ対を間欠的に作動させて、作業ローラに設けた作業手段の回動前端が作業位置に達するのとタイミングを合わせて、送りローラ対によるワークの送り込みを開始し、この送り込みを、作業手段が所定の作業を終えて後、所要のラベル部分間の余白に相当する距離だけ余分に送給したときに停止させることで、作業ローラとアンビルローラとの協働下で、所期した作業を常に正確に行うことができる。
【0023】
そしてこのことは、アンビルローラと作業ローラとの間を通過したワークに所要の張力を作用させる引張りローラ対を設け、この引張りローラ対をもまた、送りローラ対とほぼ同時に間欠作動させて、ワークの送り込み変位の間、それに常時張力を作用させた場合により効果的である。
【0024】
これらの場合にも、アンビルローラの、作業手段の回動後端と対応する部分より回動方向後方側に近接させて設けた凸表面は、前述したと同様に、作業ローラに、そこへの凸表面の当接下で、アンビルローラの中心軸線から離隔する方向の逃げ変位をもたらすので、ワークの余剰の送り込みの必要なしに、作業手段、とくにはその回動後端の刃先をワークから完全に抜け出させて、その刃先の刺さり込みに起因して生じるワークの破損、汚損等のおそれを確実に取り除くことができ、また、送り込み機構部等の構造、作動制御等を簡単にするとともに、高い作業精度を実現することができる。
【0025】
なお、かかる装置において、それぞれのローラ対を駆動する一台の共用モータを設け、とくに、送りローラ対および引張りローラ対のそれぞれを、少なくとも一つのクラッチを介してモータに、直接的または間接的に連結した場合には、複数のモータを設ける場合に比して、装置の構造を簡単にするとともに、装置の小型化および低廉化を実現することができる。
【0026】
そして、この発明に係る、アンビルローラを用いた作業装置の使用方法は、上述したいずれかの作業装置の使用に当り、送りローラ対間から延在するワークの、送りローラ対による間欠送りを、連続回転する作業ローラに設けた作業手段、ひいては、それの回動方向の前端の、作業位置への到達とタイミングを合わせて開始するとともに、その間欠送りを、作業手段の回動方向の後端が、アンビルローラに最も近接する位置をわずかに通過した時点で停止させ、間欠送りのこの停止位置で、作業ローラを、アンビルローラの中心軸線から離隔する方向へ変位させて、作業手段の、ワークからの完全なる抜け出しをもたらすにある。
この使用方法に従えば、アンビルローラの凸表面に固有の作用および効果を確実に実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に示すところに基づいて説明する。
図1はこの発明に係るアンビルローラを、作業ローラとの組合わせ姿勢で示す正面図であり、図中1は作業ローラを、2は、その作業ローラ2と対をなすアンビルローラをそれぞれ示し、3は、それらのローラ1,2を、相互の平行姿勢で軸受支持する支持フレームを示す。
【0028】
ここで、両ローラ1,2のそれぞれは等しい外径Doを有するものとし、これらの両ローラ1,2を、それらのローラ軸4,5の各一端部に取付けた歯車6,7の噛合下で同期させて回転させる。ところで、ローラ1,2の駆動力は、いずれか一方のローラ軸、図ではローラ軸5の他端部に、歯車機構、チェーン、ベルト等を介して連結したモータから入力させることができる。
【0029】
なおここでは、作業ローラ1は、アンビルローラ2と同径となる、それの両端部分のフランジ8で、アンビルローラ2の周面に接触し、それらの各フランジ8は、作業ローラ1の本体胴部9の周面から、ワークの厚み、後に述べる作業手段の、ワークへの食い込み量等との関連の下で、その作業手段の厚みにほぼ相当するだけ、半径方向外方へ突出する。またここでは、このような作業ローラ1、ひいては、それぞれのフランジ8を、支持フレーム3に内装した付勢手段、たとえばスプリング10によってアンビルローラ2に押圧する。
【0030】
ここにおいて、作業ローラ1、とくにその本体胴部9は、たとえば磁化剛性材料により構成してなり、その周面上には、所要の作業手段、たとえば、可撓性を有する打抜刃、印版等を、図2に一部を断面とした側面図で例示するように、ローラ周長の範囲内の円周長さにわたって磁気吸着させて固定することができる。ここで、この作業手段11は、通常は0.3〜0.8mm程度の厚みを有するものとし、より好ましくは、かかる作業手段11を含む作業ローラ1の胴部外径を、アンビルローラ2のそれと等しくして、作業手段11とアンビルローラ2との間から周速差を取り除くことで、両ローラ1,2が、シート状のワークwのそれぞれの面に及ぼす力をほぼ均等とする。
【0031】
ここで、このような作業手段11の、作業ローラ1の本体胴部周面上への取付けは、取付け始端位置もしくは終端位置のいずれか一方が、作業ローラ周面上の常に一定位置となるように行うことが、作業手段位置に応じた、アンビルローラ2の周方向位置の調整を容易にする上で好ましく、これがためには、そのローラ1の周面上に、作業手段11のいずれか一方の端部の差込みスリットその他の位置拘束部を設けること、または、位置決めを容易にするための目印等を設けることが好ましい。
【0032】
またここでは、作業ローラ1と対をなし、周面上に作業手段11を設けたその作業ローラ1との間にワークwを挟持するアンビルローラ2に対し、作業手段11の配設位置との関連の下で、図3に両ローラ1,2の中心軸線と直交する縦断面の要部を拡大して示すように、その周面2aの、作業手段11の回動方向の後端11aと対応する部分2bの、回転方向の後方側に近接する周方向領域に、ローラ中心Oからの半径距離R1,R2が、他の部分の半径距離Rより大きくなって、作業ローラ1のフランジ周面に当接する凸表面12を設ける。
【0033】
ここで、このような凸表面12の形成域の、周方向の角度範囲θは5〜15°程度とすることが、凸表面12に所期した通りの機能を有効に発揮させてなお、各種の円周長さを有するそれぞれの作業手段11に対して、アンビルローラ本来のバックアップ機能を十分に発揮させる上で好ましい。
【0034】
ここにおいてより好ましくは、凸表面12を、ローラの周方向の少なくとも一部で、周面2aからの突出量が周方向に漸次変化する曲面形状とし、また好ましくは、図1に示すように、凸表面12を、作業ローラ1のフランジ8と対応する部分だけに設ける。
前者によれば、凸表面12の、作業ローラ1への当接衝撃をやわらげることができ、また後者によれば、作業ローラ1の本体胴部9に何の影響も及ぼすことなしに、凸表面12の形成域を必要最小限のものとすることができる。
これがため、図3に示すところでは、フランジ8と対応する部分だけに設けた凸表面12を、全体として三角山形とし、その頂部を曲面形状としているが、凸表面12は、その全体を曲面形状とすることもできる。
【0035】
ところで、アンビルローラ2へのこのような凸表面12の形成は、ここでは、予め凸表面12を設けたブロック13を、ローラ本体の切欠き内へ、ボルトによって締め付け固定することにより行っているが、これに代えて、ローラ本体への肉盛り加工、溶射加工等をもってその凸表面12を形成することもできる。
【0036】
なお、以上のような凸表面12は、適用される作業手段11の、作業ローラ周面上への配設面数との関連において、アンビルローラ2の周方向に間隔をおいた複数個所に形成することもでき、これによれば、送りローラ対による間欠送りのサイクルタイムを凸表面数に応じて短縮することができる。
【0037】
そしてまた、図1に示すところでは、アンビルローラ2にこのようにして設けた凸表面12の、作業ローラ1の周面に対する周方向相対位置を適宜に調整することを可能にするため、ローラ2に取付けられて、作業ローラ1に固定した歯車6に噛合する歯車7の、ローラ軸5に対する固定および分離をもたらす、ボルトその他のねじ部材14を凸表面12の位置調整手段とし、そのねじ部材14を緩めて、歯車7をローラ軸5に対してフリーとすることで、アンビルローラ2の相対的な回動変位を許容する一方、ねじ部材14を締め込んで、歯車7をローラ軸5に固定することで、アンビルローラ2の、歯車7に対する相対的な回動変位を拘束する。
【0038】
なお、アンビルローラ2、ひいては、凸表面12をこのように相対回動させるに当って、作業ローラ1に適用される作業手段11の円周長さとの関係の下に特定される所定量だけを、簡易にかつ正確に回動させるためには、ローラ軸5に固定されて凸表面12とともに回動される軸固定リング15側と、歯車6と噛合して回動変位しない歯車7側との間で、いずれか一方に目盛16を、そして他方に、回動量を指し示すマーク17をそれぞれ設けることが好ましい。
【0039】
図2は、以上のようなアンビルローラを用いた作業装置を例示する部分断面略線側面図であり、これは、相互に対をなす作業ローラ1とアンビルローラ2とに関し、それらの間へ、シート状のワークwを所定の長さにわたって間欠的に送り込む一対の送りローラ21を設けると共に、作業ローラ1とアンビルローラ2との間を、それらに挟持されて通過したワークwに所要の張力を作用させる、好ましくは、送りローラ21より幾分周速が速い一対の引張りローラ22を設けたものである。
【0040】
ここで、これらのローラ対の少なくとも一方を、ローラ1,2に対して、図の上方側もしくは下方側へ偏せて配設して、ワークwの、ローラ1またはローラ2への接触長さを長くすることもでき、これによれば、ワークwの蛇行を有利に拘束することができる。
【0041】
このように配設したローラ対に対し、好ましくは、それぞれのローラ対を駆動する一のモータを設け、送りローラ対および引張りローラ対のそれぞれを、少なくとも一のクラッチを介してモータに連結する。
【0042】
図4はその一例を示す略線側面図であり、図4(a)は一台のモータMを、ベルト、チェーン等の伝動手段23により、歯車6,7の噛合下で対をなすローラ1,2の一方に連結するとともに、他の共通の伝動手段24によって、送りローラ対および引張りローラ対のそれぞれにもまた、同様にして直接的に連結した場合を示す。
【0043】
このような連結態様の下で、対をなすローラ1,2を連続回転させながら、送りローラ対および引張りローラ対のそれぞれを間欠的に回動させるに当っては、送りローラ対および引張りローラ対のそれぞれを、それぞれのクラッチを用いてモータMに対して断接することが必要になる。
【0044】
図4(b)は、一台のモータMを、伝動手段25をもってローラ1,2および送りローラ対に連結するとともに、その送りローラ対を、他の伝動手段26によって引張りローラ対に連結したものである。
【0045】
これによれば、送りローラ対側に設けたクラッチ27の作用下で、モータ動力の断接を行うことで、引張りローラ対をもまた、モータMに対して同時に断接することができるので、一台のクラッチをもって、両ローラ対の間欠的な回動を司ることができる。なお、図中28はブレーキを模式的に示す。
【0046】
以上のように構成してなる作業装置により、たとえば、ラベル用紙と剥離紙との複合体になるシート状の長尺ワークに対し、所要のラベル部分だけが剥離紙上に付着残留するような打抜き加工を施す場合には、作業手段11を、たとえばフレキシブルエッチング刃とすることができる、所要の長さの打抜刃とし、この打抜刃11を、図2に例示するように、作業ローラ1の本体胴部周面上に、回動方向の前端を位置決めした姿勢で磁気吸着させて配設するとともに、アンビルローラ2の凸表面12の、周方向の相対位置を、それが、先に述べたように、打抜刃11の回動方向の後端11aの後方側に近接して位置することとなるように調整する。
【0047】
このようにした両ローラ1,2を、モータMの作用下で連続回転させながら、それらの間へ供給されたワークwを、両ローラ1,2間に挟持して、そのワークwのラベル用紙に、打抜刃11の刃先を食い込ませ、これによって所要の打抜き加工を行うに当っては、作業ロール1上の打抜刃11の回動方向の前端が、それの作業位置、たとえば、アンビルローラ2に最も接近する位置に到達するのとタイミングを併せて、図2に示す送りローラ21を間欠的に作用させて、ワークwを両ローラ1,2間へ、打抜刃8の円周長さとほぼ等しい長さだけ送り込み、この送り込みと併せて、引張ローラ22をもまた間欠的に作動させて、ワークwに、円滑にして確実な打抜き加工を施すに十分な張力を作用させる。
【0048】
図5および6はそれぞれ、ワークwの送り込みに伴う、かかる打抜き加工の開始状態および、途中までの進行状態を示す断面図であり、この打抜き加工は、図3に拡大断面図で示すように、打抜刃11の回動方向の後端11aがアンビルローラ2に最も接近した時点で終了する。これに対し、ワークwの送り込みは、抜打ち加工が終了してなお、図7に示すように、所要のラベル部分間の余白部分に相当する距離δだけ余分に送り込まれた時点で停止され、これとタイミングを合わせて、引張りローラ22もまた停止される。
【0049】
この装置では、両ローラ1,2は、ワークwのこのような送り込みの停止の後も回転を継続されることになるが、ここでは、打抜き加工の終了後における、ワークwの距離δにわたる余分な送り込みの間に、アンビルローラ2の凸表面12が、図7に示すように、作業ローラ1のフランジ周面に接触して、そのフランジ8、ひいては作業ローラそれ自体を、スプリング10の押圧力に抗して、アンビルローラ2の中心軸線から離隔する方向へ逃げ変位させ、これにより、打抜刃11の後端11aの、ワークwに食い込んでいた刃先の、そのワークwからの完全なる抜き出しが行われるので、対をなす両ローラ1,2のその後の連続回転は、ワークwに何の影響も及ぼすことなく行われることにより、打抜刃11によるワークwの損傷は十分に防止されることになる。
【0050】
これに対し、ローラ1,2の回転の進行に伴って、凸表面12が作業ローラ1から離隔すると、作業ローラ1はスプリングの押圧力に基づいて原位置に復帰し、この復帰状態の下では、作業ローラ1は、フランジ周面の、アンビルローラ周面2aへの接触下で回転する。従って、作業ローラフランジ8の、本体胴部9からの突出量を、たとえば、打抜刃11の厚みより幾分大きく選択することで、打抜刃11による、ワークwに対する作業を所期した通りに行わせてなお、間欠送りを停止されたワークwに対するローラ1,2の相対回転を、アンビルローラ周面と、作業ローラ1の本体胴部9との間のクリアランスの存在下で、何の支障もなしに円滑に行わせることができ、その打抜刃11は、作業位置への再度の到達によって、上述したと同様の打抜き加工を開始することができる。
【0051】
図8は、凸表面の他の形成態様を示す拡大側面図であり、これは、凸表面12を、アンビルローラ2の中心軸線と同心をなす円弧曲面部分12aを主体とし、先に述べた凸表面に比してその曲面部分12aの周方向長さを相当長くするとともに、円弧曲面部分12aの周方向の両端を、それぞれの傾斜面12bおよび12cを介して、ローラ周面2aに滑らかに連続させて形成したものである。
なおここで、それぞれの傾斜面12bおよび12cの少なくとも一方を曲面形状とすることもできる。
【0052】
このように形成してなる凸表面12もまた、前述したと同様に機能し得ることはもちろんであるが、曲面部分12aの周方向長さを長くしたこの例によれば、ローラ1,2の回転速度のコントロールと相俟って、作業ローラ1の変位に起因する振動ないしは衝撃をより十分に緩和することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
かくして、この発明によれば、簡単な構造のアンビルローラの作用下で、間欠送りされるワークに対し、作業ローラに配設される作業手段を、所要量の間欠送りの停止とタイミングを合わせて、そのワークから十分に離隔させることができるので、ワークの余剰の送り込み、ひいては、そのワークの、引き戻し変位工程の必要なしに、作業ローラおよびアンビルローラを、ワークの損傷のうれいなく連続回転させることができ、併せて、送り込み駆動部等の機構および作動制御を簡易なものとし、また、高い加工精度を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アンビルローラを、作業ローラとの組合わせ姿勢で示す正面図である。
【図2】 アンビルローラを用いた作業装置を例示する部分断面略線側面図である。
【図3】 凸表面の形成例を示す要部拡大縦断面図である。
【図4】 動力伝達構造を例示する略線側面図である。
【図5】 打抜き加工の開始状態を示す断面図である。
【図6】 打抜き加工の進行途中の状態を示す断面図である。
【図7】 ワークの間欠送りの停止時の状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図8】 凸表面の他の形態を例示する側面図である。
【図9】 提案技術の作業装置を例示する略線側面図である。
【図10】 作業手段による作業の終了時点を示す要部拡大断面図である。
【図11】 ワークの間欠送りの停止時の、作業手段の、ワークへの干渉態様を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 作業ローラ
2 アンビルローラ
2a 周面
3 支持フレーム
4,5 ローラ軸
6,7 歯車
8 フランジ
9 本体胴部
10 スプリング
11 作業手段(打抜刃)
11a 後端
12 凸表面
13 ブロック
14 ねじ部材
15 軸固定リング
16 目盛
17 マーク
21 送りローラ
22 引張りローラ
23,24,25,26 伝動手段
27 クラッチ
28 ブレーキ
w ワーク
Do 外径
R,R1,R2 半径距離
Claims (10)
- 作業ローラと対をなし、それと同期させて連続回転され、間欠送りされるシート状のワークを、周面に作業手段としての打抜刃を設けた作業ローラとの間に挟持して、作業ローラによる、そのワークに対する作業をバックアップする、作業ローラとともに、相互の平行姿勢で支持フレームに軸受支持したアンビルローラであって、
支持フレームに内装した付勢手段によって、アンビルローラに押圧される作業ローラと接触する周面に、作業ローラに配設される作業手段の回動方向の後端と対応する部分の、回転方向後方側に近接させて、ローラ中心からの半径距離が他の部分より大きい凸表面を設けてなるアンビルローラ。 - 凸表面を、ローラの周方向の少なくとも一部で曲面状に形成してなる請求項1に記載のアンビルローラ。
- 凸表面を、作業ローラの両端部分のフランジと対応する部分に設けてなる請求項1もしくは2に記載のアンビルローラ。
- 周方向に間隔をおく複数の凸表面を設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載のアンビルローラ。
- 凸表面の、作業ローラに対する周方向位置の調整手段を設けてなる請求項1〜4のいずれかに記載のアンビルローラ。
- 前記調整手段を、ローラ軸に取付けられて、作業ローラ用の歯車と噛合する歯車の、ローラ軸に対する係脱部材としてなる請求項5に記載のアンビルローラ。
- 請求項1〜6のいずれかに記載したアンビルローラおよび、それと対をなしてアンビルローラ側へ押圧される作業ローラと、それらの間へ、所定の長さにわたってワークを間欠的に送り込む送りローラ対とを具えてなる、アンビルローラを用いた作業装置。
- アンビルローラと作業ローラとの間を通過したワークに所要の張力を作用させる引張りローラ対を設けてなる請求項7に記載のアンビルローラを用いた作業装置。
- それぞれのローラ対を駆動する一のモータを設け、送りローラ対および引張りローラ対のそれぞれを、少なくとも一のクラッチを介してモータに連結してなる請求項8に記載のアンビルローラを用いた作業装置。
- 請求項7〜9のいずれかに記載の作業装置を使用するに当り、送りローラ対間から延在するワークの、送りローラ対による間欠送りを、連続回転する作業ローラに設けた作業手段の、作業位置への到達とタイミングを合わせて開始するとともに、その間欠送りを、前記作業手段の回動方向の後端が、アンビルローラに最も接近する位置をわずかに通過した時点で停止させ、間欠送りのこの停止位置で、作業ローラを、アンビルローラの中心軸線から離隔する方向へ変位させて、作業手段の、ワークからの抜け出しをもたらす、アンビルローラを用いた作業装置の使用方法。
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