JP6401332B2 - 抜き加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連続用紙のハーフカットの抜き加工を行う抜き加工装置に関する。
連続用紙のハーフカットの抜き加工を行う抜き加工装置としては、ダイロールと受けロールの間を連続用紙が走行することで、ダイロールのブレードシートにより抜き加工するものが知られている。
この抜き加工装置によれば、ブレードシートの周長(周方向の長さ)を変えることで抜き加工部分の天地方向(連続用紙の走行方向)のサイズを変更できるので、抜き加工部分の天地方向のサイズ可変加工ができる。
しかしながら、前述の抜き加工装置はダイロールの1回転で1回の抜き加工をするので、抜き加工部分と抜き加工部分との間に長い余白(型抜きされない部分)が発生し、連続用紙の天地方向の長い部分が有効利用されずに無駄である。
このことを解消する抜き加工装置が提案されている。
例えば、連続用紙の走行路にダイロールと受けロールを2組設け、抜き加工部分と抜き加工部分との間の余白を短くできるようにした第1の抜き加工装置(特許文献1)。
ダイロールに対して2つの受けロールを設け、ダイロールの1回転で2回の抜き加工を行い、抜き加工部分間の余白を短くできるようにした第2の抜き加工装置(特許文献2)。
特開2005−131782号公報 特開2007−229832号公報
前述した第1の抜き加工装置は、ダイロールが2本必要であると共に、ブレードシートも2枚必要とするのでコストが高い抜き加工装置である。
前述した第2の抜き加工装置は、ダイロールの回転を変速することでブレードシートの始端が2つの受けロールにおいて連続用紙に接触開始するタイミングをコントロールして抜き加工しているので、そのコントロールが大変複雑であるから、連続用紙にあらかじめ設定した抜き加工部分の始端とブレードシートの始端がずれ、精度良く抜き加工をできないことがある。
本発明は前述の課題に鑑みなされたもので、その目的は、抜き加工部分間の余白を短くできると共に、ブレードシートの始端と連続用紙に設定した抜き加工部分の始端を精度良く合わせることができる装置コストの安い抜き加工装置とすることである。
本発明の抜き加工装置は、連続用紙が連続走行する一定速領域の連続用紙給紙部と、連続用紙が連続走行する一定速領域の製品処理部との間に、連続用紙を間欠送りする可変速領域のダイロール部を設けて連続用紙のハーフカットの抜き加工を行うようにし、
前記ダイロール部の連続用紙を間欠送りする搬送手段の上流側及び下流側にループ部を形成するループ部形成手段をそれぞれ設け、
前記ダイロール部のダイロールは正回転の可変速回転を行い、
前記搬送手段は、前記連続用紙に対して前進走行及び停止からなる間欠送りを行い、
前記搬送手段は、前記ダイロールのブレードシートの始端に対して前記連続用紙に設定された抜き加工部分の始端を合わせるように前記間欠送りを行
前記搬送手段は、前記ブレードシートの終端が前記連続用紙から離れてから前記連続用紙を停止させ、前記ブレードシートの始端が前記連続用紙に接触を開始する所定位置に達したとき、前記連続用紙の搬送を再開し、
前記ダイロールは、前記搬送手段による前記連続用紙の停止の後、前記ブレードシートの始端が前記所定位置に達するまでの間に増速回転、減速回転を順次に行い、前記所定位置に達したとき、前記増速回転を行う前の速度で回転する、抜き加工装置である。
本発明の抜き加工装置は、前記連続用紙の抜き加工部分ごとに設けられた検出用マークを検出する検出手段と、前記検出手段の検出信号に基づいて、前記ダイロールと前記搬送手段を動作制御する制御手段とを有するようにできる。
本発明の抜き加工装置は、前記搬送手段の上流側及び下流側に形成された各ループ部のたるみ長さを一定範囲の適正領域にそれぞれ収める調整手段を設けることができる。
このようにすれば、ループ部のたるみ長さを適正領域に収めることができるから、連続用紙をスムーズに走行できる。
本発明の抜き加工装置は、前記調整手段は、各ループ部の底部の位置を検出手段で検出し、そのループ部の底部の位置に基づいて連続用紙給紙部の巻き出し量、製品処理部の処理量をそれぞれ制御してループ部の底部の位置を、一定範囲の適正領域に収めるようにできる。
このようにすれば、搬送手段及びダイロールを容易に制御できる。
本発明の抜き加工装置によれば、ダイロール部で連続用紙を間欠送りすることで、抜き加工部分間の余白を短くできると共に、ダイロール部のダイロールのブレードシートの始端と連続用紙に設定した抜き加工部分の始端を精度良く合わせることができる。
ダイロール、受けロールを1つとすることができ、装置コストの安い抜き装置である。
搬送手段の上流側と下流側に形成されたループ部によって連続用紙に大きな走行張力が発生しないから、連続用紙が破断等することなく、連続用紙を連続走行する連続用紙給紙部から間欠送りするダイロール部、連続走行する製品処理部にスムーズに走行することができる。
連続用紙の走行動作が前進走行、停止、前進走行の繰り返しで単純化できる。
本発明の第1の実施の形態を示す抜き加工装置の正面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す抜き加工装置の正面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す抜き加工装置の正面図である。 ブレードシートの先端と連続用紙の離脱の説明図である。 本発明の第4の実施の形態を示す抜き加工装置の正面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す抜き加工装置の正面図である。
図1に示すように、連続用紙1を給紙する連続用紙給紙部2と、連続用紙1のハーフカットの抜き加工をするダイロール部3と、製品処理部、例えば抜き加工後の粕1aを巻き取る粕巻取部4及び粕1aを除去した製品連続用紙1bを巻き取る製品巻取部5とで抜き加工装置としてある。
連続用紙給紙部2は、印刷済みの連続紙(ラベル紙)10を巻き出す給紙部20と、この連続紙10に貼り合わせるラミネートフィルム11を巻き出すラミネート部21と、連続紙10とラミネートフィルム11を貼り合わせる貼り合わせローラ22を備え、ラミネートフィルム11の剥離紙11aはラミネート剥離紙巻取部23で巻き取られる。
つまり、図1に示す連続用紙1はラミネート貼り合わせ用紙である。
連続用紙給紙部2(給紙部20、ラミネート部21)は、連続紙10、ラミネートフィルム11を一定速度で連続走行する送りロール24を備えている。
つまり、連続用紙給紙部2は、連続用紙1を連続走行する一定速領域としてある。
そして、連続用紙1の走行方向に、給紙部20、ラミネート部21、ダイロール部3、粕巻取部4、製品巻取部5になる配置で設けてある。
ダイロール部3はダイロール3aと受けロール3bを備え、ダイロール3aに着脱可能に設けたブレードシート(ダイ)30によって連続用紙1をハーフカットの抜き加工する。
ダイロール部3は連続用紙を間欠送りする搬送手段を備えている。例えば、ダイロール3aの上流側(前側)と下流側(後側)に送りロール3cがそれぞれ設けてある。
そして、送りロール3cを正回転、停止、逆回転、停止、正回転を繰り返すことで連続用紙1を前進走行、停止、後進走行、停止、前進走行を繰り返し、連続用紙1を間欠送りする。
つまり、ダイロール部3は連続用紙1が間欠走行する可変速領域である。
図1に示すダイロール部3は、ダイロール3aの前後(上流側、下流側)に設けた送りロール3cが搬送手段で、ダイロール3aと受けロール3bはギヤで噛み合い連動して連続回転する。前後の送りロール3c,3cはダイロール3のブレードシート30が受けロール3bに接触していないとき(抜き動作しないとき)に正回転から逆回転の可変速回転して連続用紙1を前進走行から後進走行とし、ブレードシート30が受けロール3bに接触しているとき(抜き動作するとき)には正回転して連続用紙1を前進走行する。
図1に示す抜き加工装置によれば、ダイロール3aのブレードシート30を周長の異なるものと交替することで、天地方向のサイズ可変の抜き加工ができる。
また、送りロール3cにより連続用紙1を間欠送りすることで、連続用紙1に抜き加工した下流側の抜き加工部分と上流側の抜き加工部分との間の余白の長さを短くできる。
また、ダイロール3aと受けロール3bが1つで、ブレードシート30も1枚であるから、装置コストの安い抜き加工装置である。
また、連続用紙1を間欠送りしてダイロール3aの回転に追従することで連続用紙1にあらかじめ設定した抜き加工部分(以下、設定した抜き加工部分という)の始端とブレードシート30の始端30aを精度良く合わせることができる。
粕巻取り部4及び製品巻取部5は粕1a及び製品連続用紙1bを一定速度で連続して巻き取り作動し、粕1a及び製品連続用紙1bは一定速度で連続して走行する。
つまり、粕巻取部4、製品巻取部5より成る製品処理部は前述の給紙部20、ラミネート部21と同様に、連続用紙が連続走行する一定速領域である。
給紙部20、ラミネート部21、ダイロール部3、粕巻取部4、製品巻取部5は制御装置6により動作制御される。
この制御装置6にはメインパネル7の操作により動作制御信号が入力され、入力された動作制御信号に基づいて制御装置6が各部を動作制御する。
つまり、ダイロール3aの回転速度に対して間欠送りの連続用紙が追従するように送りロール3cの回転速度を制御する。
ダイロール3aの回転速度に対して給紙部20とラミネート部21の巻き出しが追従するように給紙部20、ラミネート部21の巻き出し動作を制御する。
ダイロール3aの回転速度に対して粕巻取部4の巻取りと製品巻取部5の巻き取りが追従するように粕巻取部4、製品巻取部5の巻き取り動作を制御する。
ダイロール部3による抜き加工の天地方向のサイズ変更(抜き加工部分の天地方向のサイズ変更)を行った場合には、メインパネル7の操作で天地方向のサイズを入力することで、ダイロール3aの回転速度と連続用紙1の間欠送り量(送りロール3cの正逆回転)が自動的に設定され、その設定した値となるように制御装置6がダイロール3a、送りロール3cを動作制御し、ダイロール3aのブレードシート30の始端30aと設定した抜き加工部分(加工面)の始端を自動的に合わせることができる。
前述のブレードシート30の始端30aと設定した抜き加工部分の始端を合わせる具体例を説明する。
図1に示す装置は、ダイロール部3に連続用紙1の設定した抜き加工部分の始端(抜き加工のタイミング)を検出する抜き加工位置の検出手段31が設けてある。
この検出手段31はダイロール3aの上流側に設けてある。
連続用紙1には設定した抜き加工部分の始端を検出する検出用マークが印刷等によりあらかじめ設けてある。
検出手段31は連続用紙1の検出用マークの印刷面に対応して設ける。
検出手段31の検出用マークの検出信号は制御装置6にフィードバックされる。
そして、制御装置6は検出信号の入力を基準とし、その検出用マーク(設定した抜き加工部分の始端)が受けロール3bの真上に到達すると同時にブレードシート30の始端30aが受けロール3bの真上に到達するように、ダイロール3aと送りロール3cを動作制御する。
この制御は、連続用紙1の設定した抜き加工部分ごとに行う。つまり、天地方向のサイズ1面(設定した抜き加工部分)ごとの検出を行い、天地方向のサイズ1面(設定した抜き加工部分)ごとに制御する。
このように制御することで、ブレードシート30の始端30aと設定した抜き加工部分の始端を高精度で合わせることができる。
ダイロール部3は連続用紙1が間欠走行する可変速領域で、このダイロール部3の上流側の連続用紙給紙部2(給紙部20、ラミネート部21)及びダイロール部3の下流側の製品処理部(粕巻取部4及び製品巻取部5)は連続用紙1が連続走行する一定速領域であるから、ダイロール部3の走行路を連続用紙給紙部2、製品処理部に直接連続して連続用紙1を走行すると、ダイロール部3で連続用紙1を間欠走行した際に大きな張力が負荷して破断等することがあり、スムーズに走行できないので、ダイロール部3の搬送手段の上流側及び下流側において連続用紙1にループ部1cを形成するループ部形成手段8を設けて連続用紙1を破断等せずにスムーズに走行できるようにしている。
ループ部形成手段8は、上流側の送りロール3cの上流側及び、下流側の送りロール3cの下流側にそれぞれ設けてあり、連続用紙1にループ部1c(つまり、U字状にたるんだ状態)を形成するガイドローラ80を備えている。
このように、連続用紙1にループ部1cを形成することで、ダイロール部3で連続用紙1が間欠送りされたときに、大きな張力が発生することがなく連続用紙1の破断を防止し、スムーズに走行できる。
例えば、連続用紙1が前進走行する際には上流側のループ部1cのたるみ長さが短くなることで上流側に大きな張力が発生しないようにする。このとき下流側のループ部1cのたるみ長さは長くなる。
連続用紙1が後進走行する際には下流側のループ部1cのたるみ長さが短くなることで下流側に大きな張力が発生しないようにする。このとき上流側のループ部1cのたるみ長さは長くなる。
ループ部1cのたるみ長さとは、U字状にたるんだ状態の上下方向の長さである。
このように、連続用紙1の前進走行、後進走行により上流側のループ部1c、下流側のループ部1cの一方がたるみ長さが短く、他方がたるみ長さが長くなるので、連続用紙1の走行速度が速い場合などに、そのループ部1cのたるみ長さが長くなり過ぎて他の部材と干渉等する虞がある。つまり、上流側のループ部1cにおいては、連続用紙給紙部2からの余剰供給分が多くなることで、ループ部1cのたるみ長さが長くなり過ぎることがある。
そこで、本発明はループ部1cのたるみ長さを調整する手段を設けた。
この調整手段は、図1に示すように上流側のループ部1cに接する上流側のダンサーロール81、下流側のループ部1cに接する下流側のダンサーロール81を備える。
各ダンサーロール81は支点軸82に揺動自在に支持された揺動杆83の端部に回転自在に支持されていて、この揺動杆83が支点軸82を中心に上下方向に揺動する。揺動杆83の支点軸82には作動杆84の一端が固定してあり、この作動杆84を回動することにより揺動杆83が支点軸82を中心にして揺動するようになっている。
この作動杆84の他端には、ベロフラムシリンダなどのシリンダ85のロッド85aの先端が連結されている。
シリンダ85は常時所定の付勢力にて伸長方向に付勢されていて、この付勢力がループ部1cの垂れ下がり長さを長くなる方向に作用する関係に連結されている。
シリンダ85の取付向きを逆向きにすることにより萎縮方向に付勢する機構に変更することも可能である。
このようであるから、連続用紙1の走行張力が設定値よりも大きくなるとダンサーロール81は実線位置から一点鎖線で示す上方位置に揺動してループ部1cのたるみ長さが短くなり、走行張力が設定値よりも小さくなると二点鎖線で示す下方位置に揺動してループ部1cのたるみ長さが長くなる。
図1に示すように、ダンサーロール81の位置を検出する検出手段86を設ける。この検出手段86で検出したダンサーロール81の位置は制御装置6にフィードバック(入力)する。
そして、制御装置6は入力されたダンサーロール81の位置に基づいて連続用紙給紙部2の巻き出し量、例えば給紙部20の巻き出し量、ラミネート部21の巻き出し量、及び製品処理部の処理量、例えば粕巻取部4の巻き取り量、製品巻取部5の巻き取り量を制御することで、ダンサーロール81の位置が一定範囲の適正領域(例えば、図1で一点鎖線と二点鎖線との間)に収まるようにする。
これにより、ループ部1cのたるみ長さが一定範囲の適正領域に収まる。
例えば、上流側のダンサーロール81の位置が適正領域よりも低い場合には、給紙部20、ラミネート部21の巻き出し量を少なくし、ダンサーロール81の位置が適正領域よりも高い場合には、給紙部20、ラミネート部21の巻き出し量を多くすることで、上流側のダンサーロール81の位置が適正領域に収まり、上流側のループ部1cのたるみ長さが一定範囲の適正領域に収まるようにする。
下流側のダンサーロール81の位置が適正領域よりも低い場合には、粕巻取部4の巻取量及び製品巻取部5の巻取量を多くし、ダンサーロール81の位置が適正領域よりも高い場合には、粕巻取部4の巻き取り量及び製品巻取部5の巻取量を少なくすることで、下流側のダンサーロール81の位置が適正領域に収まり、下流側のループ部1cのたるみ長さが一定範囲の適正領域に収まるようにする。
このように、ダイロール部3の間欠送りによるダンサーロール81の位置は一定範囲の適正領域に収まるように制御されているので、給紙部20とラミネート部21は連続走行し、ダイロール部3は間欠走行し、粕巻取部4と製品巻取部5は連続走行をする間欠送り抜き加工がスムーズに行うことができる。
しかも、連続用紙1には一定の適正な走行張力が付与されるので、連続用紙1をブレードシート30で正確に抜き加工することができる。
シリンダ85の付勢力を変更することで、連続用紙1に付与される走行張力の値を変更できる。
検出手段86はダンサーロール81の上方に設けた光電式、電波式などのダンサーロール81までの距離を測定する距離測定器であるが、これに限ることはない。
例えば、検出手段86は、端部にダンサーロール81が支持された揺動杆83の回転角度変位を回転角度計などで検出することもできる。
そして、上流側の揺動杆83の回転角度変位を一定範囲の適正角度に収まるように、給紙部20の巻き出し量とラミネート部21の巻き出し量を制御する。
下流側の揺動杆83の回転角度変位を一定範囲の適正角度に収まるように、粕巻取部4の巻き取り量、製品巻取部5の巻き取り量を制御する。
揺動杆83の回転角度変位を適正角度とすれば、ダンサーロール81の位置を前述のように適正領域とすることができるので、給紙部20とラミネート部21は連続走行し、ダイロール部3は間欠走行し、粕巻取部4と製品巻取部5は連続走行する間欠送り抜き加工がスムーズに行うことができる。
前述の実施の形態ではダイロール部3の搬送手段を2つの送りロール3cとしたが、図2に示すように受けロール3bを搬送手段とし、2つの送りロール3cを設けないようにしても良い。
この場合には、受けロール3bの上流側、下流側にループ部形成手段8を設けてループ部1cを形成する。
調整手段としてはダイロール3a前後のダンサーロール81を用いる。
間欠送りは前進走行、停止、後進走行、停止、前進走行の繰り返し動作で行う。
ダイロール3aと受けロール3bは独立して回転制御され、ダイロール3aは連続回転し、受けロール3bはダイロール3aのブレードシート30が受けロール3bに接触していないときに正回転から逆回転の可変速回転する。
そして、連続回転するダイロール3aのブレードシート30の始端30aに対して連続用紙の設定した抜き加工部分(加工面)の始端を合わせるように、ダイロール3aの回転に合わせて連続用紙1の走行速度を制御する。
前述の図1及び図2に示す各実施の形態では、連続用紙1を前進走行、停止、後進走行、停止、前進走行の繰り返し動作で間欠送りするので、抜き加工部分間の余白の長さを任意に調整できると共に、余白をゼロとしたり、上流側の抜き加工部分の始端と下流側の抜き加工部分の終端を重ね合わせることもできる。
前述の図1及び図2に示す各実施の形態では調整手段としてダンサーロールを用いたが、図3に示すようにダンサーロールを用いないで調整手段とすることができる。
この場合には、ダイロール3aの上流側、下流側の送りロール3cで搬送手段とし、連続用紙1の間欠送りは前進走行、停止、前進走行の繰り返しの動作を行う。
ダイロール3aは可変速回転し、受けロール3bと送りロール3cは正回転、停止して連続用紙1を前進走行、停止の間欠送りをする。
調整手段は、ループ部1cの底部の上下方向の位置、つまりたるみ長さを検出する検出手段87を備えている。
図3に示す抜き加工装置の動作を説明する。
ブレードシート30による抜き加工が終了し、ブレードシート30の終端30bが離れてから連続用紙1は停止する。連続用紙1は比較的低速で走行(搬送)される。
連続用紙1が停止後、ダイロール3aを増速回転し、所定の停止位置から再度前進走行する連続用紙1と同期運転する。つまり、増速する前の回転速度に追従して連続用紙1を走行する。
可変速回転するダイロール3aのブレードシート30の始端30aに対して連続用紙1の設定した抜き加工部分(加工面)の始端を合わせる制御を行う。例えば、ダイロール3aの回転に合わせて連続用紙1の速度(加速も含む)を追従させる制御を行う。
このように、連続用紙1を前進走行、停止、前進走行の繰り返しの間欠送りは、ブレードシート30による抜き加工部分間に必ず余白(抜き加工できない部分)ができるが、連続用紙1の走行動作が前進走行、停止、前進走行の繰り返しで単純化でき、動作制御のプログラムが単純化できる。
つまり、図4に示すように連続用紙1の抜き加工後にブレードシート30の先端(刃先)30cが、連続用紙1より離れるまで(ブレードシート30の先端(刃先)30cが連続用紙1に喰い込んだ状態を脱するまで)連続用紙1が前進走行することになるので、抜き加工部分1dの終端1d−1は受けロール3bの真上3b−1と距離L1だけ離れ、再びブレードシート30により抜き加工すると、ブレードシート30による抜き加工部分と抜き加工部分間に長さL1の離脱側の余白ができる。なお、ブレードシート30の先端30cが連続用紙1に近づく(抜き加工開始)時も受けロール3bの真上3b−1と距離L1だけ離れ、長さL1の入り側の余白ができる。
この抜き加工部分間の余白を短くするには、図4に仮想線で示すように連続用紙1を受けロール3bの真上3b−1に巻き付けることでブレードシート30の先端30cが早く連続用紙1から離脱するようにし、抜き加工部分1dの終端1d−1と受けロール3bの真上3b−1の距離がL2と短くなるので、離脱側の余白の長さをL2(L1>L2)と短くできる。
さらに、受けロール3bを小径とすることでブレードシート30の先端30cの離脱をより早くできるから、離脱側の余白をより短くできる。
なお、受けロール3bを小径とした場合には必要に応じて受けロール3bに回転自在なバックアップローラを取り付けて受けロール3bのたわみを抑制する。
また、連続用紙1の停止後、ダイロール3aは増速回転し、ブレードシート30の始端30aが連続用紙1の所定位置(ブレードシート30の先端30cが連続用紙1に接触開始する位置)手前で減速回転(増速回転する前の回転より遅い速度で回転)し、所定位置から再度前進走行する連続用紙1と同期運転(増速回転する前の速度で回転)することにより余白を短くすることができる。
ダイロール3aの前述した回転速度パターンはメインパネル7で設定し、その回転速度パターンにより制御装置6でダイロール3aを動作制御することができる。
調整手段は、検出手段87で検出したループ部1cの底部の位置を制御装置6にフィードバックし、制御装置6は底部の位置が一定範囲の適正領域に収まるように給紙部20の巻き出し量及びラミネート部21の巻き出し量、粕巻取部4の巻き取り量及び製品巻取部5の巻き取り量をそれぞれ制御することで、ループ部1cのたるみ長さを一定範囲の適正領域に収まるようにする。
例えば、図1及び図2に示す調整手段と同様に、上流側のループ部1cの底部の位置が適正領域により低い場合には、給紙部20、ラミネート部21の巻き出し量を少なくし、高い場合には多くする。
下流側のループ部1cの底部の位置が適正領域より低い場合には、粕巻取部4、製品巻取部5の巻き取り量を多くし、高い場合には少なくする。
このように、ダイロール部3の間欠送りによるループ部1cの底部の位置は一定範囲の適正領域を設定し、その適正領域に収まるように制御されているので、連続用紙1を、給紙部20とラミネート部21は連続走行し、ダイロール部3では間欠走行し、粕巻取部4と製品巻取部5は連続走行する間欠送り抜き加工がスムーズに行うことができる。
前述の実施の形態ではダイロール部3の搬送手段を送りロール3cとしたが、図5に示すようにダイロール3aの上流側と下流側とにバキューム式搬送ベルト3d,3dを設けて搬送手段としても良い。
バキューム式搬送ベルト3dは、吸引箱に沿って穴付きベルトを回動自在に巻き掛け、その穴付きベルトを回転すると共に、吸引箱内の空気を吸引して穴付きベルトに連続用紙1を吸着して搬送するものであるが、他の構成でも良い。
前述の各実施の形態では、製品処理部を、粕巻取部4及び粕1aを剥離した製品連続用紙1bを巻き取る製品巻取部5にしたが、製品巻取部5の代りに製品連続用紙1bを任意の長さにカットして積層して排出するものとしても良い。
例えば、図6に示すように、バリアブルカット胴90と受け胴91を有し、製品連続用紙1bを任意の長さにカットしてシート製品1dとするシートカット部92と、カットしたシート製品1dを積層して排出する排紙コンベヤ93を設ける。
前述の各実施の形態は、連続用紙1をダイロール部3で抜き加工するもので、機械構造を簡単にし、安価な機械コストを重視した多種類少量(多品種小ロット)加工のできる間欠送り方式の抜き加工装置である。
また、連続用紙1をラミネート貼り合わせ用紙としたが、他の用紙を用いても良い。
1…連続用紙(ラミネート貼り合わせ用紙)、1c…ループ部、2…連続用紙給紙部、3ダイロール部、3aダイロール、3b…受けロール、3c…送りロール、4…粕巻取部、5…製品巻取部、6…制御装置、7…メインパネル、8…ループ部形成手段、20…給紙部、21…ラミネート部、30…ブレードシート、30a…始端、81…ダンサーロール、86…検出手段、87…検出手段。

Claims (4)

  1. 連続用紙が連続走行する一定速領域の連続用紙給紙部と、連続用紙が連続走行する一定速領域の製品処理部との間に、連続用紙を間欠送りする可変速領域のダイロール部を設けて連続用紙のハーフカットの抜き加工を行うようにし、
    前記ダイロール部の連続用紙を間欠送りする搬送手段の上流側及び下流側にループ部を形成するループ部形成手段をそれぞれ設け、
    前記ダイロール部のダイロールは正回転の可変速回転を行い、
    前記搬送手段は、前記連続用紙に対して前進走行及び停止からなる間欠送りを行い、
    前記搬送手段は、前記ダイロールのブレードシートの始端に対して前記連続用紙に設定された抜き加工部分の始端を合わせるように前記間欠送りを行
    前記搬送手段は、前記ブレードシートの終端が前記連続用紙から離れてから前記連続用紙を停止させ、前記ブレードシートの始端が前記連続用紙に接触を開始する所定位置に達したとき、前記連続用紙の搬送を再開し、
    前記ダイロールは、前記搬送手段による前記連続用紙の停止の後、前記ブレードシートの始端が前記所定位置に達するまでの間に増速回転、減速回転を順次に行い、前記所定位置に達したとき、前記増速回転を行う前の速度で回転する、抜き加工装置。
  2. 前記連続用紙の抜き加工部分ごとに設けられた検出用マークを検出する検出手段と、前記検出手段の検出信号に基づいて、前記ダイロールと前記搬送手段を動作制御する制御手段とを有する請求項1記載の抜き加工装置。
  3. 前記搬送手段の上流側及び下流側に形成された各ループ部のたるみ長さを一定範囲の適正領域にそれぞれ収める調整手段を設けた請求項1又は2記載の抜き加工装置。
  4. 前記調整手段は、各ループ部の底部の位置を検出手段で検出し、そのループ部の底部の位置に基づいて連続用紙給紙部の巻き出し量、製品処理部の処理量をそれぞれ制御してループ部の底部の位置を、一定範囲の適正領域に収めるようにした請求項3記載の抜き加工装置。
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