JP5986556B2 - シート巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを巻き取るシート巻取装置に関する。
従来、シートを巻き取る巻取軸を交換しながら、シートを連続的に巻き取るシート巻取装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このようなシート巻取装置は、複数の巻取軸を備えており、通常時には巻取位置の巻取軸によりシートを巻き取るように構成されている。そして、巻取軸の交換時には、巻取位置の巻取軸が退避位置に退避されるとともに、巻取位置に新しい巻取軸が供給され、退避位置の巻取軸により巻き取られるシートが切断されて巻取位置の新しい巻取軸に貼り付けられる。これにより、シートを巻き取る巻取軸を交換しながら、シートを連続的に巻き取ることが可能である。なお、シート巻取装置には、上流側の処理装置などからシートが連続的に供給される。
特許第4136864号公報
ここで、上記のようなシート巻取装置において、巻取軸に巻き取られるシートの間に合紙を挿入する場合には、シートの巻き取りを停止させる必要がある。しかしながら、シートの巻き取りを停止させるためには、上流側から供給されるシートを貯留するアキュムレータを設けたり、上流側の処理装置を停止させてシートの供給を停止させる必要が生じる。これらの場合には、合紙を挿入する際に、シートを加減速させる必要が生じることから、シートに負荷がかかるので、歩留まりが低下するおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、シートの巻き取りを停止させることなく、合紙の挿入を開始することが可能なシート巻取装置を提供することである。
本発明によるシート巻取装置は、シートを巻き取るシート巻取機構と、巻き取られるシートの間に挿入される合紙を供給する合紙供給機構とを備える。シート巻取機構は、シートを巻き取る巻取軸と、巻取軸側にシートを押圧するタッチローラとを含む。合紙供給機構は、複数の合紙原反が着脱可能に装着されたターレット機構と、巻取軸によるシートの巻取中に合紙の挿入が開始されるときに、合紙の先端を巻取軸およびタッチローラの間に向けて搬送する搬送ローラ対を含む。ターレット機構は、合紙原反を交換しながら、連続的に合紙を繰り出すように構成され、かつ、巻取軸によるシートの巻取中に合紙の挿入が開始されるときに、合紙原反からの合紙の繰出速度を、巻取軸によるシートの巻取速度になるように加速するように構成されている。搬送ローラ対は、巻取軸によるシートの巻取中に合紙の挿入が開始されるときに、合紙の先端を挟み込んだ状態で下方に移動し、巻取軸およびタッチローラに近づくように構成されている。搬送ローラ対は、従動ローラと駆動ローラとを含み、駆動ローラは、下方に移動するときに、合紙の搬送速度と下方への移動速度とに基づいて回転速度が設定され、下方に移動された後に合紙から離間するように構成されている。
このように構成することによって、搬送ローラ対により、合紙の先端を巻取軸およびタッチローラの近傍まで案内することができるので、巻取軸により巻き取られるシートの間に合紙の先端を挿入することができる。これにより、シートの巻き取りを停止させることなく、合紙の挿入を開始することができる。また、下方に搬送される合紙に対して駆動ローラが滑ることが抑制されることにより、合紙に負荷がかかるのを抑制しながら、加速される合紙の先端を巻取軸およびタッチローラの近傍まで適切に案内することができる。さらに、合紙の挿入が開始された後に、駆動ローラを合紙から退避させることができる。
上記シート巻取装置において、好ましくは、合紙供給機構は、合紙の張力を制御するためのダンサーローラを含み、合紙がシートの間に挿入されたときに、巻取軸によるシートの巻取速度と合紙の搬送速度とに差が生じていた場合に、ダンサーローラにより衝撃が吸収されるように構成されている。
上記シート巻取装置において、好ましくは、合紙供給機構は、従動ローラの上方に配置されるガイドローラと、合紙の挿入が開始されるときに合紙を介してガイドローラに接触される送りローラとを含み、合紙の挿入が開始されるときに、送りローラが駆動回転されるとともに、ガイドローラが従動回転されるように構成されている。
本発明のシート巻取装置によれば、シートの巻き取りを停止させることなく、合紙の挿入を開始することができる。
本発明の一実施形態によるシート巻取装置を示した概略構成図である。 図1のシート巻取装置において合紙の先端が搬送ローラ対に挟み込まれた状態を示した図である。 図2のシート巻取装置において搬送ローラ対が下方に移動された状態を示した図である。 図3のシート巻取装置において駆動ローラが合紙から離間された状態を示した図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
−構成−
まず、図1を参照して、本実施形態によるシート巻取装置100の構成について説明する。このシート巻取装置100は、上流側の処理装置(図示省略)などから供給されるシート50に合紙60を挿入しながら巻き取るように構成されている。なお、シート50は、上流側の処理装置によって処理が施された帯状シートであり、合紙60は、巻き取られるシート50の間に挿入される帯状シートである。また、図1において、Y1方向側が上流側であり、Y2方向側が下流側である。
シート巻取装置100は、図1に示すように、シート50を巻き取るシート巻取機構1と、合紙60を供給する合紙供給機構2とを備えている。
[シート巻取機構]
シート巻取機構1は、ターレット機構11と、タッチローラ12と、送りローラ13と、ダンサーローラ14と、ガイドローラ15とを含んでいる。このシート巻取機構1は、上流側の処理装置から供給されるシート50と、合紙供給機構2から供給される合紙60とを積層した状態で巻取軸150に巻き取るように構成されている。
ターレット機構11は、複数の巻取軸150が着脱可能に装着され、装着された巻取軸150を回転可能に構成されている。このターレット機構11では、巻取位置P1および退避位置P2に巻取軸150が配置されており、巻取位置P1の巻取軸150によりシート50および合紙60を巻き取るようになっている。
また、ターレット機構11は、回動(旋回)可能であり、巻取位置P1の巻取軸150を退避位置P2に退避させるとともに、退避位置P2から新しい巻取軸150を巻取位置P1に供給可能に構成されている。そして、ターレット機構11では、退避位置P2の巻取軸150により巻き取られるシート50および合紙60が切断され、その切断されたシート50および合紙60が巻取位置P1の新しい巻取軸150に貼り付けられることにより、シート50および合紙60を連続的に巻き取ることが可能である。
タッチローラ12は、巻取位置P1の巻取軸150側にシート50を押圧するために設けられている。このタッチローラ12は、巻取位置P1の巻取軸150よりも上流側に配置されるとともに、その巻取軸150と水平方向において隣接するように配置されている。タッチローラ12は、アーム12aの先端に設けられるとともに、アーム12aに対して回転可能に構成されている。アーム12aは、タッチローラ12を巻取位置P1の巻取軸150側に付勢するように構成されている。
送りローラ13は、上流側から供給されるシート50をダンサーローラ14およびガイドローラ15を介して巻取位置P1の巻取軸150に搬送するために設けられている。送りローラ13には、ローラ13aによりシート50が巻き掛けられている。送りローラ13およびローラ13aは、予め設定された位置で回転可能に構成されている。
ダンサーローラ14は、アーム14aの先端に設けられるとともに、アーム14aに対して回転可能に構成されている。アーム14aは、基端側の回動軸を中心にして回動可能であり、エアシリンダなどの加圧装置(図示省略)が接続されている。そして、ダンサーローラ14は、加圧装置によりシート50の張力を制御するために設けられている。
ガイドローラ15は、ダンサーローラ14およびタッチローラ12の間に配置され、予め設定された位置で回転可能に構成されている。
[合紙供給機構]
合紙供給機構2は、ターレット機構21と、ガイドローラ22a〜22eと、ダンサーローラ23と、送りローラ24と、搬送ローラ対25とを含んでいる。この合紙供給機構2は、シート巻取機構1の巻取軸150に合紙60を供給するように構成されている。
ターレット機構21は、複数の合紙原反160が着脱可能に装着され、装着された合紙原反160を回転可能に構成されている。このターレット機構21では、繰出位置P3および退避位置P4に合紙原反160が配置されており、繰出位置P3の合紙原反160から合紙60を繰り出すようになっている。
また、ターレット機構21は、回動(旋回)可能であり、繰出位置P3の合紙原反160を退避位置P4に退避させるとともに、退避位置P4から新しい合紙原反160を繰出位置P3に供給可能に構成されている。そして、ターレット機構21では、退避位置P4の合紙原反160から繰り出される合紙60が切断され、その切断された合紙60の後端が繰出位置P3の新しい合紙原反160の先端に貼り付けられることにより、合紙60を連続的に繰り出すことが可能である。
ガイドローラ22a〜22eは、繰出位置P3の合紙原反160から繰り出される合紙60を巻取位置P1の巻取軸150に案内するために設けられている。ガイドローラ22a〜22dは、予め設定された位置で回転可能に構成されている。具体的には、ガイドローラ22aは、繰出位置P3の合紙原反160とダンサーローラ23との間に配置されている。ガイドローラ22bおよび22cは、ダンサーローラ23とガイドローラ22dとの間に配置されている。ガイドローラ22dは、水平方向においてタッチローラ12と対応する領域の上方に配置されている。このため、巻取位置P1の巻取軸150の巻き径が小さい場合に、ガイドローラ22dにおける下流側の端部と、タッチローラ12と巻取位置P1の巻取軸150との接触点とが、水平方向において揃うようになっている。
ガイドローラ22eは、回転可能に構成されるとともに、ガイドローラ22dよりも上流側の位置(図1参照)と、ガイドローラ22dよりも下流側の位置(図2〜図4参照)との間で移動可能に構成されている。このガイドローラ22eは、定常運転時に、上流側の位置に配置されることにより合紙60をガイドし、合紙60の挿入が開始されるときに、下流側の位置に配置されることにより合紙60から退避されるようになっている。
ダンサーローラ23は、アーム23aの先端に設けられるとともに、アーム23aに対して回転可能に構成されている。アーム23aは、基端側の回動軸を中心にして回動可能であり、エアシリンダなどの加圧装置(図示省略)が接続されている。そして、ダンサーローラ23は、加圧装置により合紙60の張力を制御するために設けられている。
送りローラ24は、合紙60の挿入が開始されるときに、合紙60を巻取位置P1の巻取軸150とタッチローラ12との間に搬送するために設けられている。送りローラ24は、アーム24aの先端に設けられるとともに、アーム24aに対して回転可能に構成されている。アーム24aは、基端側の回動軸を中心にして回動可能である。また、送りローラ24は、定常運転時に、ガイドローラ22dから離間され、合紙60の挿入が開始されるときに、合紙60を介してガイドローラ22dに接触されるように構成されている。そして、合紙60の挿入が開始されるときに、送りローラ24が駆動回転されるとともに、ガイドローラ22dが従動回転されるようになっている。
搬送ローラ対25は、合紙60の挿入が開始されるときに、合紙60の先端60a(図2参照)を巻取位置P1の巻取軸150およびタッチローラ12の間に向けて搬送するために設けられている。この搬送ローラ対25は、上流側に配置される従動ローラ26と、下流側に配置される駆動ローラ27とを含んでいる。
従動ローラ26は、回転可能に構成されるとともに、上下方向(Z方向)に移動可能に構成されている。この従動ローラ26は、水平方向においてガイドローラ22dと対応する領域の下方に配置されている。このため、従動ローラ26は、定常運転時に、ガイドローラ22eを介して供給される合紙60を巻取位置P1の巻取軸150にガイドする機能を有する。
駆動ローラ27は、アーム27aの先端に設けられるとともに、アーム27aに対して回転可能に構成されている。アーム27aは、基端側の回動軸を中心にして回動可能であり、かつ、上下方向(Z方向)に移動可能である。この駆動ローラ27は、定常運転時に合紙60から離間されている。
−動作−
次に、図1〜図4を参照して、本実施形態によるシート巻取装置100の動作について説明する。なお、以下では、定常運転時の動作を説明した後に、合紙60の挿入を開始するときの動作について説明する。
[定常運転時]
まず、図1に示すように、シート巻取装置100には、上流側の処理装置(図示省略)からシート50が供給される。なお、シート巻取装置100に供給されるシート50の搬送速度は所定値(たとえば、200m/min)に保たれている。そして、シート巻取装置100では、合紙供給機構2から供給される合紙60とともに、処理装置から供給されるシート50がシート巻取機構1により巻き取られる。
具体的には、シート巻取機構1では、送りローラ13がモータ(図示省略)によってR1方向に駆動回転されるとともに、巻取位置P1の巻取軸150がモータ(図示省略)によってR2方向に駆動回転される。これにより、上流側から供給されるシート50が、送りローラ13、ダンサーローラ14、ガイドローラ15およびタッチローラ12を介して巻取位置P1の巻取軸150に搬送される。このため、巻取位置P1の巻取軸150により、シート50が合紙60とともに巻き取られる。
ここで、シート巻取機構1では、送りローラ13の回転速度が基準となっており、その送りローラ13の回転速度に応じたシート50の巻取速度になるように巻取位置P1の巻取軸150の回転速度が制御される。すなわち、送りローラ13の表面速度と巻取位置P1の巻取軸150の表面速度とが同じになるように、巻取位置P1の巻取軸150の回転速度が制御される。なお、送りローラ13の回転速度は、上流側の処理装置から供給されるシート50の搬送速度に応じて設定される。
さらに、入出力速度差(送りローラ13の表面速度と巻取位置P1の巻取軸150の表面速度との差)が発生し、ダンサーローラ14が所定の位置から変位した場合に、そのダンサーローラ14の変位を打ち消す(所定の位置に戻る)ように、巻取位置P1の巻取軸150の回転速度が制御される。つまり、巻取位置P1の巻取軸150の回転速度は、ダンサーローラ14の位置に基づいてフィードバック制御されており、基準となる送りローラ13の回転速度に応じた適切な値になるように適宜調整される。
一方、合紙供給機構2では、繰出位置P3の合紙原反160がモータ(図示省略)によってR3方向に駆動回転される。これにより、繰出位置P3の合紙原反160から繰り出される合紙60が、ガイドローラ22a、ダンサーローラ23、ガイドローラ22b〜22eおよび従動ローラ26を介して巻取位置P1の巻取軸150に搬送される。このため、巻取位置P1の巻取軸150により、合紙60がシート50とともに巻き取られる。
ここで、繰出位置P3の合紙原反160の回転速度は、巻取位置P1の巻取軸150の回転速度が基準となっており、その巻取軸150の回転速度に応じた合紙60の繰出速度になるように制御される。すなわち、巻取位置P1の巻取軸150の表面速度と繰出位置P3の合紙原反160の表面速度とが同じになるように、繰出位置P3の合紙原反160の回転速度が制御される。
さらに、入出力速度差(繰出位置P3の合紙原反160の表面速度と巻取位置P1の巻取軸150の表面速度との差)が発生し、ダンサーローラ23が所定の位置から変位した場合に、そのダンサーローラ23の変位を打ち消す(所定の位置に戻る)ように、繰出位置P3の合紙原反160の回転速度が制御される。つまり、繰出位置P3の合紙原反160の回転速度は、ダンサーローラ23の位置に基づいてフィードバック制御されており、基準となる巻取位置P1の巻取軸150の回転速度に応じた適切な値になるように適宜調整される。
なお、巻取軸150の交換時には、ターレット機構11により、巻取位置P1の巻取軸150が退避位置P2に退避されるとともに、退避位置P2から新しい巻取軸150が巻取位置P1に供給される。そして、退避位置P2の巻取軸150により巻き取られるシート50および合紙60が切断され、その切断されたシート50および合紙60が巻取位置P1の新しい巻取軸150に貼り付けられる。
また、合紙原反160の交換時には、ターレット機構21により、繰出位置P3の合紙原反160が退避位置P4に退避されるとともに、退避位置P4から新しい合紙原反160が繰出位置P3に供給される。そして、退避位置P4の合紙原反160から繰り出される合紙60が切断され、その切断された合紙60の後端が繰出位置P3の新しい合紙原反160の先端に貼り付けられる。
定常運転時では、上記のようにして、合紙原反160を交換しながら、連続的に合紙60が繰り出されるとともに、巻取軸150を交換しながら、連続的にシート50および合紙60が巻き取られる。
[合紙の挿入が開始されるとき]
まず、合紙供給機構2では、図2に示すように、ガイドローラ22eが、ガイドローラ22dよりも下流側(Y2方向側)に移動される。そして、繰出位置P3の合紙原反160から合紙60が引き出され、その合紙60が、ガイドローラ22a、ダンサーローラ23およびガイドローラ22b〜22dに架け渡される。これにより、繰出位置P3の合紙原反160から引き出された合紙60がガイドローラ22dから下方に向けて垂れ下がる。
そして、搬送ローラ対25により、ガイドローラ22dから垂れ下がる合紙60の先端60aが搬送開始位置P5で挟み込まれる。具体的には、駆動ローラ27のアーム27aが上流側(Y1方向側)に回動されることにより、従動ローラ26および駆動ローラ27が同じ高さ位置で合紙60の先端60aを介して隣接配置される。このとき、合紙60の先端60aが鉛直方向を向いており、その先端60aの延長線上に、タッチローラ12および巻取位置P1の巻取軸150の接触点が配置される。また、搬送開始位置P5は、水平方向において巻取位置P1の巻取軸150およびタッチローラ12と対応する領域の上方である。
また、送りローラ24のアーム24aがガイドローラ22d側に回動され、送りローラ24が合紙60を介してガイドローラ22dに接触される。以上により、合紙供給機構2における合紙60の挿入開始前の準備が完了される。
そして、シート巻取機構1では、合紙60の挿入開始前からシート50が巻き取られる。具体的には、送りローラ13がモータによってR1方向に駆動回転されるとともに、巻取位置P1の巻取軸150がモータによってR2方向に駆動回転される。これにより、上流側の処理装置から供給されるシート50が、送りローラ13、ダンサーローラ14、ガイドローラ15およびタッチローラ12を介して巻取位置P1の巻取軸150に搬送される。このため、巻取位置P1の巻取軸150により、シート50のみが巻き取られる。このとき、上流側から供給されるシート50の搬送速度が所定値(たとえば、200m/min)に保たれている。なお、送りローラ13および巻取位置P1の巻取軸150の駆動制御は、上記した定常運転時と同様である。
そして、本実施形態では、上流側から供給されるシート50を巻取位置P1の巻取軸150により巻き取っている状態で、合紙60の挿入が開始される。すなわち、上流側から供給されるシート50の搬送速度が所定値に保たれている状態で、合紙60の挿入が開始される。
まず、図3に示すように、繰出位置P3の合紙原反160がモータによってR3方向に駆動回転され、送りローラ24がモータ(図示省略)によってR4方向に駆動回転され、駆動ローラ27がモータ(図示省略)によってR5方向に駆動回転される。このとき、搬送ローラ対25がモータ(図示省略)により、搬送開始位置P5(図2参照)から搬送終了位置P6に向けて下方(鉛直方向)に移動される。
ここで、繰出位置P3の合紙原反160の繰出速度は、所定時間内に巻取位置P1の巻取軸150の巻取速度になるように加速される。同様に、送りローラ24の搬送速度(表面速度)は、所定時間内に巻取位置P1の巻取軸150の巻取速度になるように加速される。
また、搬送ローラ対25の下方への移動速度は、たとえば、予め設定されており、加速されるようになっている。そして、駆動ローラ27の回転速度は、合紙60の搬送速度と、下方への移動速度とに基づいて算出(設定)される。具体的には、駆動ローラ27は、表面速度が、巻取位置P1の巻取軸150の巻取速度と下方への移動速度との差になるように制御される。これにより、下方に移動されながらR5方向に回転される駆動ローラ27が、下方に搬送される合紙60に対して滑る(空転する)ことが抑制される。ここで、下方に移動する搬送ローラ対25に対して合紙60の先端60aが相対的に下方に搬送されていてもよいし、下方に移動する搬送ローラ対25に対する合紙60の先端60aの位置がほぼ一定であってもよい。
なお、搬送終了位置P6は、水平方向において巻取位置P1の巻取軸150およびタッチローラ12と対応する領域の上方であって、巻取位置P1の巻取軸150およびタッチローラ12の近傍である。また、搬送開始位置P5から搬送終了位置P6までの距離は、たとえば、合紙60の搬送速度を巻取位置P1の巻取軸150の巻取速度近傍まで加速可能な程度の距離である。
そして、搬送ローラ対25が搬送終了位置P6まで移動されると、図4に示すように、駆動ローラ27のアーム27aが下流側に回動される。これにより、駆動ローラ27が合紙60から離間される。また、送りローラ24のアーム24aが回動され、送りローラ24が合紙60から離間される。
そして、合紙60の先端60aが、巻取位置P1の巻取軸150とタッチローラ12との間に挿入される。このとき、巻取位置P1の巻取軸150の巻取速度と、合紙60の搬送速度とに差が生じていた場合には、ダンサーローラ23により衝撃が吸収される。そして、巻取位置P1の巻取軸150により、シート50と合紙60とが積層された状態で巻き取られる。
なお、合紙60の先端60aは、送りローラ24および駆動ローラ27が合紙60から離間された状態で、巻取位置P1の巻取軸150とタッチローラ12との間に挿入されていてもよいし、送りローラ24および駆動ローラ27が合紙60に接触された状態で、巻取位置P1の巻取軸150とタッチローラ12との間に挿入されていてもよい。また、搬送ローラ対25の下方への移動が開始されてから、短時間(たとえば、1秒程度)のうちに合紙60が挿入される。
そして、従動ローラ26が上方に移動されるとともに、ガイドローラ22eがガイドローラ22dよりも上流側に移動される。なお、駆動ローラ27も上方に移動される。これにより、合紙60の挿入が開始されるときの一連の動作が終了され、図1に示すような定常運転に移行される。
−効果−
本実施形態では、上記のように、合紙60の先端60aを挟み込んだ状態で、巻取位置P1の巻取軸150およびタッチローラ12に近づくように下方に移動する搬送ローラ対25を設けることによって、加速される合紙60の先端60aを巻取位置P1の巻取軸150およびタッチローラ12の近傍まで案内することができる。これにより、巻取位置P1の巻取軸150により巻き取られるシート50の間に合紙60の先端60aを挿入することができる。したがって、シート50の巻き取りを停止させることなく、合紙60の挿入を開始することができる。その結果、合紙60の挿入を開始するために、上流側の処理装置から供給されるシート50を加減速させる必要がないので、歩留まりが低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、駆動ローラ27が下方に移動された後に合紙60から離間することによって、合紙60の挿入が開始された後に、駆動ローラ27を合紙60から退避させることができる。
また、本実施形態では、駆動ローラ27の回転速度を、巻取位置P1の巻取軸150の回転速度と、下方への移動速度とに基づいて算出することによって、下方に搬送される合紙60に対して駆動ローラ27が滑ることが抑制される。これにより、合紙60に負荷がかかるのを抑制しながら、加速される合紙60の先端60aを巻取位置P1の巻取軸150およびタッチローラ12の近傍まで適切に案内することができる。
また、本実施形態では、移動可能なガイドローラ22eを設け、定常運転時にガイドローラ22dおよび従動ローラ26よりも上流側にガイドローラ22eを配置することによって、定常運転時に従動ローラ26をガイドローラとして機能させるとともに、合紙60の搬送を安定させることができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、駆動ローラ27の回転速度が、巻取位置P1の巻取軸150の回転速度と下方への移動速度とに基づいて算出される例を示したが、これに限らず、駆動ローラ27の回転速度が、繰出位置P3の合紙原反160の回転速度と下方への移動速度とに基づいて算出されるようにしてもよいし、送りローラ24の回転速度と下方への移動速度とに基づいて算出されるようにしてもよい。
1 シート巻取機構
2 合紙供給機構
12 タッチローラ
25 搬送ローラ対
26 従動ローラ
27 駆動ローラ
50 シート
60 合紙
60a 先端
100 シート巻取装置
150 巻取軸

Claims (3)

  1. シートを巻き取るシート巻取機構と、
    巻き取られるシートの間に挿入される合紙を供給する合紙供給機構とを備え、
    前記シート巻取機構は、シートを巻き取る巻取軸と、前記巻取軸側にシートを押圧するタッチローラとを含み、
    前記合紙供給機構は、複数の合紙原反が着脱可能に装着されたターレット機構と、前記巻取軸によるシートの巻取中に合紙の挿入が開始されるときに、合紙の先端を前記巻取軸および前記タッチローラの間に向けて搬送する搬送ローラ対を含み、
    前記ターレット機構は、合紙原反を交換しながら、連続的に合紙を繰り出すように構成され、かつ、前記巻取軸によるシートの巻取中に合紙の挿入が開始されるときに、合紙原反からの合紙の繰出速度を、前記巻取軸によるシートの巻取速度になるように加速するように構成され、
    前記搬送ローラ対は、前記巻取軸によるシートの巻取中に合紙の挿入が開始されるときに、合紙の先端を挟み込んだ状態で下方に移動し、前記巻取軸および前記タッチローラに近づくように構成され
    前記搬送ローラ対は、従動ローラと駆動ローラとを含み、
    前記駆動ローラは、下方に移動するときに、合紙の搬送速度と下方への移動速度とに基づいて回転速度が設定され、下方に移動された後に合紙から離間するように構成されていることを特徴とするシート巻取装置。
  2. 請求項1に記載のシート巻取装置において、
    前記合紙供給機構は、合紙の張力を制御するためのダンサーローラを含み、
    合紙がシートの間に挿入されたときに、前記巻取軸によるシートの巻取速度と合紙の搬送速度とに差が生じていた場合に、前記ダンサーローラにより衝撃が吸収されるように構成されていることを特徴とするシート巻取装置。
  3. 請求項1または2に記載のシート巻取装置において、
    前記合紙供給機構は、前記従動ローラの上方に配置されるガイドローラと、合紙の挿入が開始されるときに合紙を介して前記ガイドローラに接触される送りローラとを含み、
    合紙の挿入が開始されるときに、前記送りローラが駆動回転されるとともに、前記ガイドローラが従動回転されるように構成されていることを特徴とするシート巻取装置。
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