JP2017013438A - 被印刷物供給装置、印刷物排出装置及び印刷システム - Google Patents

被印刷物供給装置、印刷物排出装置及び印刷システム Download PDF

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博夫 道井
宮脇 浩
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Abstract

【課題】ロール状に巻回された長尺印刷用紙から所定長の(比較的長い)印刷用紙を切り出して印刷機に供給する印刷用紙供給装置を提供する。【解決手段】印刷用紙供給装置10は、長尺印刷用紙のロール体を保持するロール体保持部11と、ロール体保持部11に保持されたロール体から長尺印刷用紙を引き出して印刷機30に搬送する印刷用紙搬送部12と、ロール体保持部11よりも印刷機30側に設けられた、長尺印刷用紙を幅方向に切断するカッター13と、カッター13よりも印刷機30側に設けられた、印刷用紙搬送部12により印刷機30側に搬送される長尺印刷用紙の一部を滞留させる滞留部14と、印刷用紙搬送部12により長尺印刷用紙が所定長だけ移動したときに、カッター13に長尺印刷用紙を切断させる制御を行う制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、既存の印刷機と組み合わせて用いられ、印刷が施される被印刷物を該印刷機に供給する被印刷物供給装置、及び該印刷機で印刷された印刷物を排出する印刷物排出装置に関する。ここで被印刷物には、紙(印刷用紙)、布、フィルム、金属箔、可撓性のある薄板等が挙げられる。また、本発明は、既存の印刷機と前記被印刷物供給装置及び/又は前記印刷物排出装置を備える印刷システムに関する。
通常、印刷装置は、給紙装置から供給される印刷用紙に印刷を行って印刷物を作製した後、排紙装置により印刷物を外部に排出する。給紙装置には、予め決められたサイズの枚葉紙を供給するタイプとロール状に巻回された長尺紙を供給するタイプのものがあり、ユーザーの注文に応じて適宜のサイズの印刷物を提供するいわゆるオンデマンドの印刷装置においては、後者のタイプの給紙装置が利用される。
例えば、特許文献1には、ロール体から長尺の印刷用紙を供給する給紙装置が組み込まれた印刷機が開示されている。この印刷機はインクジェット方式による印刷部を備えており、給紙装置から供給される長尺の印刷用紙が順次インクジェットのヘッドに送出され、複数の画像が1つずつ印刷されてゆく。そして、ヘッドの後段に配置された排紙装置において、複数の画像が印刷された印刷物が1画像毎に切断され、1画像毎の印刷物として排出される。排紙装置内における切断は、印刷物を長手方向に伸ばした状態で、カッターを幅方向に移動させることにより行う。
上記印刷機では、排紙装置において印刷物の切断を行うため、複数の画像を連続的に印刷する作業が一旦終了したときに、長尺の印刷用紙は、その先端が排紙装置のカッターの位置に到達し、この位置と印刷部の間には画像の印刷が施されていない部分が残される。そのため、次に印刷を行う際に、印刷が施されないままこの部分が無駄になるか、無駄が生じないようにこの部分を一旦印刷部の側に引き戻す必要がある。なお、この方法は印刷部がインクジェット方式である場合は可能であるが、レーザープリンター方式の場合は、転写ドラムにおいて静電気によりトナーを印刷用紙に付着させた後、定着ドラムにおいて熱及び圧力を加えることによりトナーを印刷用紙に定着させることから、印刷部内に印刷用紙を残すことは、定着ドラムにより印刷用紙が過熱してしまうため、できない。
特開2012-179823号公報
上述した問題を解決する方法として、給紙装置において長尺の印刷用紙を適宜の長さに切断してから印刷機に供給する方法が考えられる。この方法では、印刷が施されない印刷用紙が印刷機に供給されることがなく、印刷用紙に無駄が生じることがない。また、長尺の印刷用紙を引き戻す作業を行う必要もないうえに、印刷部がインクジェット方式、レーザプリンターのいずれであっても適用することができる。
しかしながら、この方法では、印刷物によって異なる長さの印刷用紙を給紙装置から印刷部に供給する必要がある。また、例えば印刷用紙に模様を印刷することによって壁紙を作製する場合には、印刷用紙は1メートルから数メートルという比較的長いものとなることがある。給紙装置において長尺の印刷用紙を切断するカッターの位置は固定されており、通常はこのカッターと印刷部の間の距離が数十センチメートルしかない。そのため、長尺の印刷用紙を切断しようとしても、切断すべき箇所がカッターよりもロール体側の位置にあり当該箇所で印刷用紙を切断することができなくなる場合が生じる。
また、印刷機では通常、印刷用紙の幅方向の両端に余白(マージン)を残した状態で印刷が行われる。これは、レーザープリンターにおいては、印刷用紙の幅方向の両端までトナーを付着させると、定着ドラムにトナーがはみ出してしまい、定着ドラムを傷めてしまうからであり、インクジェットプリンターにおいても同様に、インクが印刷用紙の幅方向の両端からはみ出すと故障の原因となるからである。このようなマージンは、比較的短い印刷物では印刷後に断裁により切除されるが、作業に手間を要するうえに、前述の壁紙のように長尺の印刷物では断裁を行うことは困難である。
本発明が解決しようとする課題は、長尺な印刷用紙等の被印刷物から所定サイズの印刷物を容易に作製することである。特に第1の課題は、長尺の被印刷物から所定長の(比較的長い)被印刷物を切り出して印刷機に供給する被印刷物供給装置を提供することである。また、第2の課題は、印刷機から搬出される所定長の印刷物において幅方向の両端付近のマージンを適切に処理して該印刷物を排出することができる印刷物排出装置を提供することである。
上記第1の課題を解決するために成された本発明に係る被印刷物供給装置は、ロール状に巻回された長尺被印刷物を所定長に切断して該印刷用紙を供給する装置であって、
a) 長尺被印刷物のロール体を保持するロール体保持部と、
b) 前記ロール体保持部に保持されたロール体から長尺被印刷物を印刷機側に搬送する被印刷物搬送部と、
c) 前記ロール体保持部よりも印刷機側に設けられた、前記長尺被印刷物を幅方向に切断するカッターと、
d) 前記カッターよりも印刷機側に設けられた、前記印刷用紙搬送部により印刷機側に搬送される長尺被印刷物の一部を滞留させる滞留部と、
e) 前記被印刷物搬送部により長尺被印刷物が所定長だけ搬送されたときに、前記カッターに前記長尺被印刷物を切断させる制御部と
を備えることを特徴とする。
本明細書において、「カッター」とは印刷物や被印刷物を搬送方向と垂直な方向に切断する手段を指し、後述する「スリッター」とは印刷物や被印刷物を搬送方向と平行な方向に切断する手段を指す。
本発明に係る被印刷物供給装置によれば、前記所定長が長い場合であっても、カッターよりも印刷機側にある長尺被印刷物の一部を滞留部に滞留させることにより、長尺被印刷物において切断すべき箇所をカッターの位置まで引き出すことができるため、該所定長の被印刷物を切り出すことができる。
本発明に係る被印刷物供給装置において、前記制御部が、前記長尺被印刷物が前記印刷機に取り込まれ始める前に該長尺被印刷物を切断させるように前記カッターを制御することができる。これにより、カッターと印刷機の動作のタイミングを合わせる必要がないため、既存の印刷機と容易に組み合わせることができる。
また、本発明に係る被印刷物供給装置において、前記制御部が、前記長尺被印刷物が前記印刷機に取り込まれ始めた後であって該長尺被印刷物の一部が前記滞留部に滞留した状態において、該長尺被印刷物を切断させるように前記カッターを制御するようにしてもよい。このように被印刷物が印刷機に取り込まれ始めた後であっても被印刷物の一部が滞留部に滞留した余裕のある状態で被印刷物を切断することができるため、カッターと印刷機と動作のタイミングを厳密に合わせる必要がない。また、被印刷物供給装置の動作開始から印刷機による印刷の完了までの時間を短縮することができる。さらには、切断前に印刷を開始することができるため、切り出した後に印刷を開始したのでは滞留部の容量が不足するほどの長い長尺被印刷物であっても切り出すことができる。
本発明に係る被印刷物供給装置において印刷機への供給の対象となる被印刷物には、紙(印刷用紙)、布、フィルム、金属箔、可撓性のある薄板等が挙げられる。
上記第2の課題を解決するために成された本発明に係る印刷物排出装置は、
a) 印刷機から搬出される印刷物を厚み方向に挟持し、該印刷物の幅方向に延びる軸を中心に回転することにより該印刷物を後段に搬送する2本1組の前段搬送ローラーと、
b) 前記前段搬送ローラーの後段に設けられた、前記印刷物を厚み方向に挟持し、該印刷物の幅方向に延びる軸を中心に回転することにより該印刷物を後段に搬送する2本1組の後段搬送ローラーと、
c) 前記前段搬送ローラーと前記後段搬送ローラーの間であって、刃先が印刷物の幅方向の両端からそれぞれ内側の所定の位置において該印刷物に当接される、該印刷物を搬送方向に切断するスリッターと
を備えることを特徴とする。
本発明に係る印刷物排出装置によれば、印刷機から搬出される印刷物は、前段搬送ローラー及び後段搬送ローラーによって後段に搬送される間に、スリッターによって搬送方向に切断される。従って、前記スリッターを前記印刷物における印刷領域を挟むように該印刷物の幅方向に2個並んで配置すれば、印刷物の幅方向の両端のマージンが切除されるため、印刷後に別途手動で裁断を行う必要がない。また、1〜数メートル程度の比較的長い印刷物であっても容易にマージンの切除を行うことができる。この場合において、前記スリッターの位置は、印刷物において印刷が施されている範囲よりも幅方向の内側とすることができる。これにより、両端部を切除した後の印刷物では幅方向の全体に印刷が施されていることとなる。あるいは、スリッターを幅方向に1個又は複数個並べて配置することにより、印刷物を複数に分割することもできる。
本発明に係る印刷物排出装置は、前記印刷機としてレーザープリンターを用いる場合において、前段搬送ローラーの回転軸が該レーザープリンターの定着ドラムの回転軸に平行となるように位置決めする位置決め機構を備えることが望ましい。これにより、レーザープリンターにおいて被印刷物の幅方向の両端が定着ドラムの回転軸に対して垂直にならずに傾いて導入された場合においても、印刷された印刷領域を基準として搬送方向に平行に切断を行うことができる。印刷物の幅方向の両端のマージンを切除する際には、上記のように被印刷物が傾いて導入された場合にはマージンの幅が搬送方向(長尺の印刷物であれば長手方向)に向かって徐々に変化するが、そのような場合であっても、印刷物の印刷領域とマージンの境界と平行に切断を行うことができる。
本発明に係る印刷物排出装置において、前記前段搬送ローラーに印刷物が到達したことを検出する印刷物センサと、該印刷物の到達時までは2本の前段搬送ローラーを離間させ、該印刷物の到達後に2本の前段搬送ローラーを近接させて該印刷物を挟持する接離機構を備えることが望ましい。これにより、前段搬送ローラーに印刷物が到達した時には2本の前段搬送ローラーの間が開いているため、印刷物が無理に2本の前段搬送ローラーの間に押し込まれることがなく、印刷物が前段搬送ローラーの回転軸に垂直な方向から傾いた状態で導入された場合でもその状態のまま搬送することができる。また、前段搬送ローラーの間に印刷物が到達した後には該印刷物が2本の前段搬送ローラーで挟持されるため、印刷物の搬送方向をローラの回転軸に垂直な方向固定することができる。
本発明に係る印刷物排出装置において、後段搬送ローラーの回転速度は前段搬送ローラーの回転速度よりも速いことが望ましい。これにより、前段搬送ローラーと後段搬送ローラーの間にある印刷物に張力を付与することができ、スリッターによる印刷物の切除を精度良く行うことができる。本発明者の実験によれば、後段搬送ローラーの回転速度は、前段搬送ローラーの回転速度よりも1〜5%速いことが望ましい。
上記のように後段搬送ローラーの回転速度を前段搬送ローラーの回転速度よりも速くする場合には、印刷物の表面において後段搬送ローラーの滑りが生じる。そのため、印刷物に適度な張力を付与するために、後段搬送ローラの表面の静止摩擦係数が、前段搬送ローラーの表面の静止摩擦係数より小さくなるようにすることが望ましく、例えば、前段搬送ローラーの表面にはゴムを用い、後段搬送ローラの表面には金属を用いると良い。
あるいは、前記前段搬送ローラー及び前記後段搬送ローラーを共通の伝達ベルトを介してモーターに接続し、該ベルトを平ベルトから構成することができる。これにより、後段搬送ローラーの回転速度を前段搬送ローラーの回転速度よりも速くする場合において、平ベルトが滑ることで前段搬送ローラー及び/又は後段搬送ローラーに過度な負荷が掛かることを防止し、それにより印刷物に過度な張力が付与されることを防止することができる。あるいは、平ベルトを用いる代わりに、モーターにトルクリミッタを設けることによっても、印刷物に過度な張力が付与されることを防止することができる。
本発明に係る印刷物排出装置において、印刷機によって印刷がなされる被印刷物には、紙(印刷用紙)、布、フィルム、金属箔、可撓性のある薄板等が挙げられる。また、この被印刷物には、上記の被印刷物供給装置により供給されるものを用いてもよいし、それ以外のものを用いてもよい。
本発明に係る被印刷物供給装置と印刷機とを組み合わせることにより、長尺印刷用紙から所定長に切り出された被印刷物に印刷を行う印刷システムを構築することができる。また、印刷機と本発明に係る印刷物排出装置とを組み合わせることにより、印刷が施されない幅方向の両端付近が切除された印刷物を作製する等、印刷物の搬送方向に該印刷物を切断する印刷システムを構築することができる。さらには、本発明に係る被印刷物供給装置と、印刷機と、本発明に係る印刷物排出装置とを組み合わせることにより、上記2つの特長を兼ね備えた印刷システムを構築することができる。
本発明に係る被印刷物供給装置によれば、長尺の被印刷物から比較的長い所定長だけ切り出して印刷機に供給することができる。
本発明に係る印刷物排出装置によれば、所定長の印刷物において、幅方向の両端付近のマージンを自動で切除する等、印刷物の搬送方向に該印刷物を切断することができる。
本発明に係る被印刷物供給装置の一実施例である印刷用紙供給装置を示す概略構成図。 本実施例の印刷用紙供給装置におけるカッターの拡大図。 本実施例の印刷用紙供給装置において長尺印刷用紙が通過する経路を示す概略図。 本発明に係る印刷物排出装置の一実施例を示す側面図(a)、及び(a)の反対側の側面を示す概略図(b)。 本実施例の印刷物排出装置におけるスリッターを示す斜視図。 本実施例の印刷物排出装置におけるスリッターの部分拡大斜視図。 印刷機内において印刷用紙が定着ドラムに対して傾いた状態で印刷された印刷物を示す例(a)、傾いて印刷された印刷物に対して印刷用紙の両端に平行に切断することによってマージンを切除した例(b)、及び、本実施例の印刷物排出装置を用いて定着ドラムに垂直に切断することによってマージンを切除した例(c)を示す図。 本実施例の印刷物排出装置を用いて印刷物を切断することの2つの変形例を示す図。 本実施例の印刷用紙供給装置(被印刷物供給装置)及び印刷物排出装置、並びに印刷機を組み合わせた印刷システムの実施例を示す概略図。
図1〜図9を用いて、本発明に係る被印刷物供給装置及び印刷物排出装置、並びにそれらと印刷機を組み合わせた印刷システムの実施例を説明する。以下では、被印刷物として印刷用紙を用いる場合について説明するが、印刷用紙以外の布、フィルム、金属箔、可撓性のある薄板等を用いる場合にも同様である。また、以下では、印刷用紙を印刷機に供給する被印刷物供給装置を「印刷用紙供給装置」と呼ぶ。
(1) 本発明に係る印刷用紙供給装置の実施例
(1-1) 本実施例の印刷用紙供給装置10の構成
本実施例の印刷用紙供給装置(被印刷物供給装置)10は、長尺印刷用紙を所定長の印刷用紙に切断して印刷機30に給紙する装置である。印刷用紙供給装置10は、図1〜図3に示すように、筐体19の内部にロール体保持部11、印刷用紙搬送部12、カッター13、滞留部14等が設けられている。また、筐体19には印刷用紙送出口15が設けられている。印刷用紙供給装置10は更に、制御部(図示せず)を有する。以下、各構成要素について説明する。
ロール体保持部11は、ロール状に巻回された長尺印刷用紙のロール体を、該ロール体の芯を軸として回転可能に保持するものである。ロール体保持部11には、長尺印刷用紙を送出する方向にロール体を回転させる駆動源(図示せず)が設けられている。
印刷用紙搬送部12はロール体保持部11とカッター13の間に設けられており、駆動ローラー121と、駆動ローラー121に圧着するニップローラー122から成る。駆動ローラー121はベルト123を介してモータ124に接続されている。
カッター13は図2に示すように、印刷用紙搬送部12から搬送されて来る長尺印刷用紙LP(図3参照)の所定の位置において幅方向に切断するものであり、刃部131及び刃駆動部132を有する。刃駆動部132は、刃部131を長尺印刷用紙LPの紙面に垂直な方向に、該紙面に当接する位置と該紙面から離れた位置の間で移動させると共に、刃部131を長尺印刷用紙LPの幅方向(図1及び図2の紙面に垂直な方向)に、該紙面の幅全体に亘って移動させるものである。刃駆動部132は、従来の長尺印刷用紙を所定長に切断する装置におけるカッターで用いられるものと同様の構成とすることができる。
滞留部14は、カッター13と印刷用紙送出口15の間であって、それらカッター13及び印刷用紙送出口15よりも下側に設けられた空間である。滞留部14は、ロール体保持部11及び印刷用紙搬送部12により印刷機30側に引き出される長尺印刷用紙LPの一部を滞留させるものである。
ロール体保持部11と印刷用紙搬送部12の間の長尺印刷用紙LPの経路上には、ダンサローラー161が設けられている。ダンサローラー161は長尺印刷用紙LPの幅方向に平行な軸を有し、両端が該軸に垂直なアーム1611に回動可能に取り付けられている。アーム1611はダンサローラー161よりも下方の支点を中心に回動可能である。長尺印刷用紙LPがダンサローラー161の下側を通過するようにすることにより、ダンサローラー161によって長尺印刷用紙LPが下方に押さえられ、ロール体保持部11と印刷用紙搬送部12の間で長尺印刷用紙LPに適度な張力が付与されるようになっている。
筐体19内には上記各構成要素の他に、長尺印刷用紙LPを印刷用紙搬送部12からカッター13、滞留部14を経て印刷用紙送出口15に案内する案内ローラー162及び163が設けられている。
また、カッター13と印刷用紙送出口15の間には、上下方向に旋回可能な板状材から成るループガイド板17が設けられている。ループガイド板17は、後述のように長尺印刷用紙LPを滞留部14に滞留させないときには滞留部14の上部を閉鎖するように上方に配置され(図1参照)、長尺印刷用紙LPを滞留部14に滞留させるときには滞留部14の上部を開放するように下方に配置される(図3参照)。
印刷用紙送出口15は、前述のように筐体19に設けられている。印刷用紙送出口15の大きさは、横方向は長尺印刷用紙LPの幅よりもやや大きく、縦方向は横方向よりも十分に小さい。印刷用紙送出口15が設けられている位置の高さは、カッター13の刃部131の高さよりも低い。
印刷機30は、印刷用紙供給装置10には含まれない。この印刷機30には搬入ローラー31が設けられている。搬入ローラー31は、駆動ローラーとニップローラーを有し、外部(ここでは印刷用紙供給装置10)から搬入される紙を、印刷を行うヘッダに移動させるものである。印刷用紙供給装置10の印刷用紙送出口15は、本実施例では印刷機30の搬入ローラー31よりも高い位置に設けたが、搬入ローラー31と同じ高さや、あるいはそれよりも低くしてもよい。
(1-2) 印刷用紙供給装置10の動作
本実施例の 印刷用紙供給装置10の動作を説明する。初期状態において、ロール体はロール体保持部11に保持され、長尺印刷用紙LPの先端が該ロール体から引き出されて印刷用紙搬送部12の駆動ローラー121とニップローラー122に挟まれるようにセットされる。
この状態において、印刷機30が所定長の印刷用紙に対して印刷を行う際に、制御部は印刷用紙搬送部12に制御信号を送信し、それを受けてロール体保持部11及び印刷用紙搬送部12の駆動ローラー121が該所定長に対応した回転数だけ回転した後停止する。これにより、長尺印刷用紙LPは該所定長だけ印刷用紙送出口15側に移動する。このとき、該所定長が、カッター13の刃部と印刷機30の搬入ローラー31の距離(以下、「基準距離」とする)よりも短い場合には、ループガイド板17は上側の位置に固定される。一方、該所定長が基準距離よりも長い場合には、ループガイド板17は、長尺印刷用紙LPの先端が印刷機30の搬入ローラー31に達するまでの時間は上側の位置に配置され、その後は下側の位置に配置される。これにより、長尺印刷用紙LPの先端が印刷機30の搬入ローラー31に達した後は、長尺印刷用紙LPの先端よりもロール体側の部分が滞留部14内に滞留してゆく。長尺印刷用紙LPが所定長だけ移動して駆動ローラー121が停止することにより、長尺印刷用紙LPはその位置で停止する。
長尺印刷用紙LPが前記所定長だけ移動した後、制御部はカッター13に制御信号を送信する。これを受けてカッター13は、長尺印刷用紙LPが停止した状態で、刃部131を長尺印刷用紙LPの表面に当接し、長尺印刷用紙LPの幅方向の全体に亘って移動することにより、長尺印刷用紙LPを切断する。切断された長尺印刷用紙LPの先端側の部分は、1枚の印刷用紙として印刷機30の搬入ローラー31に給紙される。切断後の印刷用紙は、搬入ローラー31により、印刷機30に引き込まれる。
本実施例の印刷用紙供給装置10によれば、長尺印刷用紙LPのうち、切断後の印刷用紙における長手方向の中間部に該当する部分を滞留部14に滞留させたうえで該長尺印刷用紙LPを切断することにより、カッター13と印刷機30の搬入ローラー31の距離よりも長い印刷用紙であっても印刷機30に給紙することができる。
上記の動作の説明では、長尺印刷用紙LPが切断された後に印刷機30に引き込まれる、すなわち長尺印刷用紙LPの切断後に印刷機30による印刷が開始されるとした。その代わりに、長尺印刷用紙LPが切断される前の段階で印刷機30による印刷を開始するようにしてもよい。この場合においても、長尺印刷用紙LPの一部が滞留部14内に滞留させておくことにより、印刷機30の動作の影響を受けることなく、長尺印刷用紙LPの切断を行うことができる。
(2) 本発明に係る印刷物排出装置の実施例
(2-1) 本実施例の印刷物排出装置20の構成
本実施例の印刷物排出装置20は、印刷機30から搬出される所定長の印刷物における幅方向の両端部を切除する装置である。印刷物排出装置20は、図4に示すように、筐体29内に前段搬送ローラー22、スリッター23及び後段搬送ローラー24が設けられている。また、筐体29には、印刷物導入口21及び印刷物送出口25が設けられている。以下、各構成要素について説明する。
印刷物導入口21は、印刷機30から排出される印刷物を筐体29内に導入する開口であり、前段搬送ローラー22の手前の位置であって、印刷機30の排出口から印刷物が排出される位置に合わせた高さに設けられている。なお、図4では印刷物排出装置20と印刷機30を同じ高さの面の上に載置するように示したが、印刷機30が載置された面とは異なる高さを有する台座の上に印刷物排出装置20を載置することにより、印刷物導入口21の高さを調整するようにしてもよい。印刷物送出口25は、幅方向の両端部が切除された後の印刷物を筐体29から排出する開口である。これら印刷物導入口21及び印刷物送出口25の大きさはいずれも、横方向は印刷物の幅よりもやや大きく、縦方向は横方向よりも十分に小さい。
前段搬送ローラー22は前段駆動ローラー221と前段ニップローラー222から成り、後段搬送ローラー24は後段駆動ローラー241と後段ニップローラー242から成る。印刷物は後述のように、前段駆動ローラー221と前段ニップローラー222に挟まれて後段搬送ローラー24に搬送され、後段駆動ローラー241と後段ニップローラー242に挟まれて印刷物送出口25に搬送される。これら前段駆動ローラー221、前段ニップローラー222、後段駆動ローラー241及び後段ニップローラー242は、これらの回転軸が互いに平行になるように筐体29に回転自在に保持されている。また、これら4つのローラーと、印刷機30内にある定着ドラム32の回転軸が平行な状態で該筐体29を印刷機30に固定するよう、筐体29には位置決めピン28が、印刷機30の筐体には位置決め穴(図示せず)が設けられている。このように印刷機30の定着ドラム32と印刷物排出装置20の各搬送ローラーを平行にすることにより、搬送方向に長い印刷物に対して正確な位置で縦方向の切断を行うことができる。
前段ニップローラー222には、接続板271を介して圧着ソレノイド272が接続されている。また、印刷物導入口21には、印刷物を検知する印刷物センサ273が設けられている。図示せぬ制御部からの制御信号に従って、印刷物センサ273により印刷物が検知されていない時には前段駆動ローラー221と前段ニップローラー222を離間し、印刷物センサ273により印刷物が検知されている時には圧着ソレノイド272により前段駆動ローラー221と前段ニップローラー222を近接させる。上記接続板271、圧着ソレノイド272及び制御部により、本発明の接離機構が構成される。
前段駆動ローラー221と後段駆動ローラー241は、共通の平ベルト261を介してモータ262により回転の動力が付与される。前段駆動ローラー221及び後段駆動ローラー241にはいずれも平ベルト261を掛けるプーリ2211及び2411が設けられており、前段駆動ローラー221のプーリ2211よりも後段駆動ローラー241のプーリ2411の方が、径が小さくなっている。これにより、前段駆動ローラー221よりも後段駆動ローラー241の方が速く回転し、前段搬送ローラー22と後段搬送ローラー24の間で印刷物に張力を付与する。
前段搬送ローラー22にはゴム製のローラーを用い、後段搬送ローラー24には金属製のローラーを用いる。後段搬送ローラー24の表面の金属は、前段搬送ローラー22と後段搬送ローラー24の間で印刷物に適度な張力を付与することができ、且つ、過度な張力が付与されると印刷物に滑りが生じる程度の適度且つゴムよりも小さい静止摩擦力を有する。また、モータ262にはトルクリミッタが設けられており、モータ262にかかるトルクが所定値を超えたときに、停止するようになっている。さらに、前述のようにモータ262から前段駆動ローラー221及び後段駆動ローラー241への動力の伝達に平ベルト261を用いたことにより、印刷物に付与される張力が所定値を超えると平ベルト261とプーリ2211、2411の間に滑りが生じる。これらの構成により、印刷物に過度な張力が付与されることが防止される。
スリッター23は、上下1対のロータリーカッター231及び232が、図5に示すように印刷物の幅方向に左右それぞれ1対ずつ(図5中の符号23R及び23L)設けられたものである。左右のスリッター23R及び23Lは、上側のロータリーカッター同士231R及び231Lが上側連結棒2331により、下側のロータリーカッター同士232R及び232Lが下側連結棒2332により、それぞれ連結されている。上側連結棒2331の一端には上側平歯車2341が設けられ、同じ側の下側連結棒2332の一端には下側平歯車2342が設けられており、これら上側平歯車2341と下側平歯車2342が噛み合わされている。また、下側平歯車2342には、モータ(図示せず)により回転する駆動平歯車2343が噛み合わされている。従って、このモータが回転することにより、上側平歯車2341と下側平歯車2342が互いに逆方向に回転し、それにより、上側連結棒2331及び下側連結棒2332を回転軸として、上側のロータリーカッター231R及び231Lと下側のロータリーカッター232R及び232Lが互いに逆方向に回転する。
上側連結棒2331及び下側連結棒2332の表面にはそれぞれ、長手方向に延びる溝C(図6参照)が1本ずつ設けられている。また、各ロータリーカッター231R、231L、232R及び232Lには、溝Cに係止されるピン(刃の裏に隠れているため図示せず)が設けられている。このように溝C及びピンを設けることにより、連結棒の回転軸方向に所定の大きさ以上の力を受けない限り、各ロータリーカッターの位置は固定される。一方、各ロータリーカッターに対して、連結棒の回転軸方向に所定の強さ以上の力を与えれば、ロータリーカッターの回転軸方向(印刷物の幅方向)の位置を移動させることができる。以下、この位置を移動させるための構成について説明する。
図6に示すように、右側であって上側のロータリーカッター231Rの右側(回転軸方向の外側)には、外側フランジ2351R及び内側フランジ2352R(図6では、内側フランジ2352Rは、後述の位置調整板2361Rの裏に隠れているため図示せず)が、外側フランジ2351Rの方が印刷物の幅方向の外側になるようにロータリーカッター231Rに固定されている。これら外側フランジ2351R及び内側フランジ2352Rの間には、中央に上側連結棒2331を回転自在に通す孔が設けられた位置調整板2361Rが配置されている。右側且つ下側のロータリーカッター232Rにも同様に外側フランジ2353R、内側フランジ2354R及び位置調整板2362Rが配置されている。これら位置調整板2361R及び2362Rは共に、内部に雌ねじが切られた位置調整ボックス2364Rに固定されている。位置調整ボックス2364Rの雌ねじには、表面に雄ねじが切られた送りねじ棒237が通されている。送りねじ棒237の一端にはダイヤル2371が設けられており、使用者が該ダイヤル2371を手動で回動させることによって送りねじ棒237のねじを回動させることができるようになっている。なお、ここでは、右側のロータリーカッターについて説明したが、左側のロータリーカッターについても同様の構成を有する。また、ダイヤル2371を自動で回転させるように、動力及び制御装置を付加してもよい。
(2-2) 印刷物排出装置20の動作
本実施例の印刷物排出装置20の動作を説明する。
使用者は、印刷物排出装置20の動作が開始される前に、予め、以下の方法により、印刷物の幅方向において切断しようとする位置に合わせるように、ロータリーカッター231R及び231Lの位置を設定する。なお、以下では右側のスリッター23R(ロータリーカッター231R及び232R)の位置の設定について説明するが、左側のスリッター23Lの設定も、右側のものとは独立に、同様の方法により設定することができる。
使用者は、ダイヤル2371を手動で回動させる(前述のように自動で回動させるようにしてもよい)。これにより、位置調整ボックス2364Rは、ダイヤル2371の回動の方向によって、送りねじ棒237の軸方向であってダイヤル2371に近づく側又はその反対側のいずれかの方向に移動する。それに伴い、位置調整ボックス2364Rに固定された位置調整板2361R及び2362Rも同方向に移動する。このように移動する位置調整板2361R及び2362Rにより、外側フランジ2351R及び2353Rが印刷物の幅方向の外側に押されるか、又は内側フランジ2352R及び2354Rが内側に押される。これにより、ロータリーカッター231R及び232Rは、、印刷物の幅方向の外側又は内側に向かう所定の強さ以上の力を与えられて移動し、該幅方向の位置が設定される。
このようにスリッター23R及び23Lの位置を設定した後、幅方向の両端部の切除を伴う印刷物の排紙の操作を行う。印刷物は、定着ドラム32を通過した後に印刷機30から排出され、印刷物排出装置20の印刷物導入口21に導入される。このとき、印刷物センサ273が印刷物を検知することにより、前段駆動ローラー221と前段ニップローラー222が近接し、両者の間に印刷物が挟持される。ここで、印刷物が検知されるまでは前段駆動ローラー221と前段ニップローラー222が離間しており、それにより、印刷物がこれらのローラーや定着ドラム32の回転軸に垂直な方向から傾いた状態で導入された場合であっても、そのままの状態で印刷物が搬送される。それと同時に、モータ262により平ベルト261を介して前段駆動ローラー221及び後段駆動ローラー241が回転する。これにより、印刷物は、印刷物導入口21から前段搬送ローラー22、スリッター23、後段搬送ローラー24を経て印刷物送出口25まで搬送される。
この搬送の間、スリッター23では、図示せぬモータにより、駆動平歯車2343、下側平歯車2342及び下側連結棒2332を介して下側のロータリーカッター232が回転する。それと共に、駆動平歯車2343、下側平歯車2342、上側平歯車2341及び上側連結棒2331を介して上側のロータリーカッター231が下側とは逆方向に回転する。このようにスリッター23を構成するロータリーカッター231及び232が回転している間に印刷物がスリッター23を通過することにより、印刷物の両端部がスリッター23により切断される。こうして印刷物の両端部が切断された印刷物は、印刷物送出口25から排紙される。
本実施例の印刷物排出装置20によれば、所定長の印刷物において、印刷が施されない幅方向の両端付近を切除することができる。ここで印刷物の所定長は、この印刷物排出装置20の構成によって制約されることはなく、印刷物排出装置20の前段で用いられる印刷機30やその他の装置において対応可能である限り、所望の長さとすることができる。典型的には、前述の印刷用紙供給装置10から印刷機30に供給される長尺印刷用紙に印刷がなされた印刷物を取り扱うことができる。
印刷物の両端部を切断する際に、前述のように前段駆動ローラー221よりも後段駆動ローラー241の方が速く回転することにより、前段搬送ローラー22と後段搬送ローラー24の間で印刷物に張力が付与されるため、スリッター23において印刷物がロータリーカッターから逃げることなく切断を行うことができる。そのため、切断する線が曲がることなく、正確に切断を行うことができる。また、各駆動ローラが鉄製であること、モータ262にトルクリミッタが設けられていること、及び各駆動ローラへの動力の伝達に平ベルト261を用いていることにより、印刷物に適度な張力を付与することができる。
印刷機30内に搬入された所定長の印刷用紙の向きが定着ドラム32の回転軸に対して垂直である場合、印刷物の幅方向両側のマージンの幅は一定であるが、そうでない場合はマージン41の幅が徐々に大きくなったり、あるいは徐々に小さくなったりする(図7(a))。このような印刷物において仮に、マージン41を除去する際に印刷用紙の両端を基準としてそれに平行に切断すると、図7(b)中に破線で示すように、印刷物の印刷領域42における幅方向の両端に対して傾斜した方向に切断されてしまう。それに対して本実施例では、印刷物排出装置20の4つのローラーと印刷機30内の定着ドラム32の回転軸が互いに平行になるように該印刷物排出装置20と印刷機30を設置すると共に、上記接離機構によって印刷機20から排出されるときの向き(傾き)のままで印刷物が印刷物排出装置20に供給されるため、切断は、印刷物の向きに関わらず印刷物の印刷領域42を基準として行われる。これにより、図7(c)中に破線で示すように、該印刷領域42の幅方向の両端に対して平行に切断を行うことができる(図7(c))。また、図7(c)に示すように、印刷領域42よりも幅方向の内側で切断を行う、すなわちこのような位置にスリッター23を配置することにより、全面に印刷が施された印刷物を得ることができる。
本実施例の印刷物排出装置20において、スリッター23の位置及び個数は上述の例には限定されない。例えば、図8(a)に示すように、印刷領域421及び422が印刷用紙の幅方向に2つ並べて設けられた印刷物においてマージンを切断する場合には、同図中に破線で示すように、各印刷領域421及び422の両端付近に対応する位置に、スリッター23を合計4個設ければよい。印刷領域が3個以上であっても同様に、印刷領域の2倍の個数のスリッターを用いればよい。また、マージンを切断する目的以外にも、例えば図8(b)に示すように印刷領域423を、同図中に破線で示す位置で切断することにより複数個に分割するために、それに対応する位置にスリッター23を設けてもよい。この場合には、スリッター23の個数は1個でもよく、もちろん複数個であってもよい
以上、本発明の実施例である印刷用紙供給装置10及び印刷物排出装置20について説明した。これら印刷用紙供給装置10及び印刷物排出装置20は、それらのうちの一方のみと印刷機30を組み合わせて用いてもよいし、図9に示すように、それら双方と印刷機30を組み合わせて用いてもよい。
10…印刷用紙供給装置(被印刷物供給装置)
11…ロール体保持部
12…印刷用紙搬送部
121…駆動ローラー
122…ニップローラー
123…ベルト
124…モータ
13…カッター
131…刃部
132…刃駆動部
14…滞留部
15…印刷用紙送出口
161…ダンサローラー
1611…ダンサローラーのアーム
162、163…案内ローラー
17…ループガイド板
19…筐体
20…印刷物排出装置
21…印刷物導入口
22…前段搬送ローラー
221…前段駆動ローラー
2211…前段駆動ローラーのプーリ
222…前段ニップローラー
23、23R、23L…スリッター
231R、231L…上側のロータリーカッター
232R、232L…下側のロータリーカッター
2331…上側連結棒
2332…下側連結棒
2341…上側平歯車
2342…下側平歯車
2343…駆動平歯車
2351R、2353R…外側フランジ
2352R、2354R…内側フランジ
2361R、2362R…位置調整板
2364R…位置調整ボックス
237…送りねじ棒
2371…送りねじ棒を回動させるダイヤル
24…後段搬送ローラー
241…後段駆動ローラー
2411…後段駆動ローラーのプーリ
242…後段ニップローラー
25…印刷物送出口
261…平ベルト
262…モータ
271…接続板
272…圧着ソレノイド
273…印刷物センサ
28…位置決めピン
29…筐体
30…印刷機
31…搬入ローラー
32…定着ドラム
41…印刷物のマージン
42、421、422、423…印刷物の印刷領域

Claims (15)

  1. ロール状に巻回された長尺被印刷物を所定長に切断して該印刷用紙を供給する装置であって、
    a) 長尺被印刷物のロール体を保持するロール体保持部と、
    b) 前記ロール体保持部に保持されたロール体から長尺被印刷物を印刷機側に搬送する被印刷物搬送部と、
    c) 前記ロール体保持部よりも印刷機側に設けられた、前記長尺被印刷物を幅方向に切断するカッターと、
    d) 前記カッターよりも印刷機側に設けられた、前記印刷用紙搬送部により印刷機側に搬送される長尺被印刷物の一部を滞留させる滞留部と、
    e) 前記被印刷物搬送部により長尺被印刷物が所定長だけ搬送されたときに、前記カッターに前記長尺被印刷物を切断させる制御部と
    を備えることを特徴とする被印刷物供給装置。
  2. 前記制御部が、前記長尺被印刷物が前記印刷機に取り込まれ始める前に該長尺被印刷物を切断させるように前記カッターを制御することを特徴とする請求項1に記載の被印刷物供給装置。
  3. 前記制御部が、前記長尺被印刷物が前記印刷機に取り込まれ始めた後であって該長尺被印刷物の一部が前記滞留部に滞留した状態において、該長尺被印刷物を切断させるように前記カッターを制御することを特徴とする請求項1に記載の被印刷物供給装置。
  4. a) 印刷機から搬出される印刷物を厚み方向に挟持し、該印刷物の幅方向に延びる軸を中心に回転することにより該印刷物を後段に搬送する2本1組の前段搬送ローラーと、
    b) 前記前段搬送ローラーの後段に設けられた、前記印刷物を厚み方向に挟持し、該印刷物の幅方向に延びる軸を中心に回転することにより該印刷物を後段に搬送する2本1組の後段搬送ローラーと、
    c) 前記前段搬送ローラーと前記後段搬送ローラーの間であって、刃先が印刷物の幅方向の両端からそれぞれ内側の所定の位置において該印刷物に当接される、該印刷物を搬送方向に切断するスリッターと
    を備えることを特徴とする印刷物排出装置。
  5. 前記スリッターが前記印刷物における印刷領域を挟むように該印刷物の幅方向に2個並んで配置されていることを特徴とする請求項4に記載の印刷物排出装置。
  6. 前記スリッターの位置が、前記印刷領域よりも幅方向の内側であることを特徴とする請求項5に記載の印刷物排出装置。
  7. 前記印刷機としてレーザープリンターを用いる場合において、前段搬送ローラーの回転軸が該レーザープリンターの定着ドラムにおける回転軸に平行となるように位置決めする位置決め機構を備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の印刷物排出装置。
  8. 前記前段搬送ローラーに印刷物が到達したことを検出する印刷物センサと、該印刷物の到達時までは2本の前段搬送ローラーを離間させ、該印刷物の到達後に2本の前段搬送ローラーを近接させて該印刷物を挟持する接離機構を備えることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の印刷物排出装置。
  9. 前記後段搬送ローラーの回転速度が前記前段搬送ローラーの回転速度よりも速いことを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の印刷物排出装置。
  10. 前記後段搬送ローラの表面の材料が、前段搬送ローラーの表面の材料よりも静止摩擦係数が小さいものであることを特徴とする請求項9に記載の印刷物排出装置。
  11. 前記前段搬送ローラー及び前記後段搬送ローラーが共通の平ベルトを介してモーターに接続されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の印刷物排出装置。
  12. 前記前段搬送ローラー及び前記後段搬送ローラーが共通の伝達ベルトを介してモーターに接続されており、該モーターにトルクリミッタが設けられていることを特徴とする請求項9又は10に記載の印刷物排出装置。
  13. 請求項1〜3のいずれかに記載の被印刷物供給装置と、印刷機とを備えることを特徴とする印刷システム。
  14. 印刷機と、請求項4〜12のいずれかに記載の印刷物排出装置とを備えることを特徴とする印刷システム。
  15. 請求項1〜3のいずれかに記載の被印刷物供給装置と、印刷機と、請求項4〜12のいずれかに記載の印刷物排出装置とを備えることを特徴とする印刷システム。
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