JPH03161118A - 合紙端部の挿入方法及び装置 - Google Patents

合紙端部の挿入方法及び装置

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JPH03161118A
JPH03161118A JP29491289A JP29491289A JPH03161118A JP H03161118 A JPH03161118 A JP H03161118A JP 29491289 A JP29491289 A JP 29491289A JP 29491289 A JP29491289 A JP 29491289A JP H03161118 A JPH03161118 A JP H03161118A
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JP
Japan
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roll
paper
guide roll
interleaving paper
guide
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Application number
JP29491289A
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English (en)
Inventor
Motohiko Minami
南 元彦
Akira Yamamoto
明 山本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP29491289A priority Critical patent/JPH03161118A/ja
Publication of JPH03161118A publication Critical patent/JPH03161118A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属帯を巻取リールに巻き取る際に巻き重ね
られる金属帯にスリップ疵が発生するのを防止するため
の合紙挿入を行うに当り、最初になさねばならない合紙
端部の挿入を人手を殆んど要することなく実施すること
のできる合紙端部の挿入方法及び装置に関するものであ
る.〔従来の技術〕 一般に金属帯の製造工程、例えばステンレス鋼帯等の冷
間圧延工程や焼鈍酸洗工程などにおいては金属帯を巻取
リールに巻き取る作業が伴い、その際に巻き重ねられる
金属帯にスリップ疵が発生するのを防止するために巻き
重ねられる金属帯間への合紙の挿入が行われている. 金属帯の冷間圧延の場合について,従来より行われてき
た合紙挿入状況の概略を第6図により説明する. 巻取リール1′上に巻かれているコイルM′から巻き出
された金属帯Mは、デフレクターロール2を経て圧延機
3により圧延された後にもう一方の巻取リール1に巻き
取られる。1回のパスで所定の板厚にならない場合は、
次に巻取リール1から1パス目とは逆方向に金属帯Mを
巻き出し走行せしめて圧延機3により圧延して巻取リー
ル1′に巻き取って所定の板厚になるまでこのようなパ
スを複数回繰り返す(これをリバース法と言う)。
3合紙の挿入は、金属帯Mを巻取リール1へ巻き取る際
に合紙巻出機4から合紙Pを巻き出して巻き重ねられて
いく金属帯M間に図中に示すように挿入していくことに
よって行われる。通常、巻取リールl′上に巻かれてい
るコイルM′の金属帯M間にも既に合紙P′が挿入され
ているから、巻取リール■′から金属帯Mが巻き出され
るに従って合紙P′は合紙巻取機4′に巻き取られてい
き、この合紙P′は再使用される。リバース法において
は合紙巻出機4と合紙巻取機4′とは交互にその役割を
逆転させることになる。
このような合紙の挿入においてコイル状に巻かれ合紙巻
出機4にセットされた合紙ロール6から巻き出した合紙
端部を金属帯Mの巻重ね個所(巻取リール1又はコイル
M′の周面と巻き重ねられる直前の金属帯Mとの接触部
位)へ挿入するには,合紙巻出機4を回転させて合紙P
を巻き出しつつ合紙Pの先端部(合紙端部)を巻重ね個
所へ案内する必要がある。通常、合紙巻出機4を巻出方
向へ回転させるだけでは合紙P自体の持つ静電気等の作
用によって合紙端部が容易に巻き解けないことが多い.
また巻き解けたとしてもシワや波状になり易く、そして
そのままの状態で金属帯M間に挿入されると金属帯Mに
シワが転写されたり良好に挿入出来なくて疵が発生する
ので、このような現象の発生を防止するために設けられ
たガイドロール5′(第6図では1本で示しているが複
数本の場合が多い)をくぐらせて案内する必要がある。
そこで従来は人手により合紙端部を合紙ロール6から巻
き解いて挿入個所まで案内していた.そして金属帯の冷
間圧延工程の如く潤滑や冷却などの目的で圧延油を用い
る環境下にあっては,滑り易くオイルミストが金属帯表
面から立ち昇る状況の中で行う合紙端部の案内作業は安
全上及び衛生上から好ましくない問題があり,このよう
な問題を避けようとして合紙端部又は合紙の縁部を機械
的に把持する仕方でのロボット化を図っても一般に合紙
は裂け易くてロボット化が困難であった.〔発明が解決
しようとする課題〕 本発明は前記従来技術の問題点を解消し、合紙端部の案
内をほとんど人手を要することなく行い得る方法と装置
の開発を課題とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明者等は種
々検討した結果、合紙として破断伸度が長手方向で5%
以上,幅方向で10%以上のものを使用し、合紙端部の
巻解きはロール面に多数の通気孔を有する第1ガイドロ
ールを合紙端部に押し付けてロール内を負圧にして吸着
させた状態で引き離すことにより、また合紙端部の送出
し及び案内は同時的に行う送出しロール及び第1ガイド
ロールによるピンチ・回転作用とエヤ吹出しとに重力作
用が加わってほぼ鉛直に下降させることにより、そして
第2ガイドロール以降の後続ガイドロールが在るときは
合紙端部挿入後にそれぞれの作用位置に移動させること
により、上記課題を達成出来ることを究明して本発明を
完威した。
以下、本発明に係る合紙端部の挿入方法及び装置を図面
によって詳細に説明する。
第上図は本発明装置の1実施例の側面説明図,第2図は
同正面説明図、第3図は第1ガイドロールの1例を示す
縦断面図,第4図及び第5図は第1図に示す装置を使用
した合紙端部の挿入過程の状態を示す図である。
本発明方法においては、巻取リール1に巻き重ねられる
金属帯M間に合紙巻出機4にセットされた合紙ロール6
から巻き出される破断伸度が長手方向で5%以上,幅方
向で10%亘上の合紙Pの先端部を挿入するに当り,先
ず第3図に示すような多数の通気孔5aをロール面に有
する回転自在な第1ガイドロール5を、第1図に示すよ
うに合紙巻取機4にセットされた合紙ロール6に当接す
る位置と巻取リール1のほぼ上方にあって所定の作用を
する作用位置Aとの間に移動可能に設置する.作用位置
Aは次記するように送出しロール12の移動方向上に合
致していることが必要があり、そして巻取リール1のと
関係で最も奸ましいのは金属帯Mの巻取開始時における
巻重ね個所の鉛直線の位置である. このように第1ガイドロール5を設置するには、第1図
に示すようにその先端部に第1ガイドロール5を回転自
在に装着したスイングアーム7を他端の支点(第1図で
はシャフトlOの位置と同じ)を中心にして回転自在に
且つその先端部の回転軌跡が合紙巻取機4にセットされ
た合紙ロール6に当接する位置と作用位置Aとの間を通
るように本体架台8に取り付けると共に、このスイング
アーム7に前記支点を中心に左廻り,右廻り何れの方向
にも回転させる回転駆動機構9を設ける構造にすると良
い。図例の回転駆動機構9は、エヤシリンダのシコノン
ダロツドの先端がスイングアーム7の支点を通るシャフ
ト10に(第2図に示すようにこのシャフト10にスイ
ングアーム7の基部が止めネジ7aで固定されている)
に固定されたアーム11に連結されて戊っている. このように第1ガイドロール5を設置したら,この第1
ガイドロール5を合紙巻出機4に向けて綽動させて合紙
ロール6面上の合紙端部に押し付ける.この動作は、上
記装置を使用する場合には回転駆動機構9(図例ではエ
ヤシリンダ)を作動させてスイングアーム7を回転させ
,第4図に示すように第1ガイドロール5を合紙ロール
6面に押し付けることになる.この第1ガイドロール5
の押付けに際しては、合紙端部への押付け個所から合紙
Pの先端(切断端)まで数センチメートル程度の短かさ
になるように,予め合紙巻取機4を駆動して合紙ロール
6の位置調整をしておくのが好ましい. 次いで、第1ガイドロール5のロール内を負圧として合
紙端部を第1ガイドロール5のロール面に吸着させる。
そのための構造としては、第■ガイドロール5のロール
内をロータリージョイントを介して外部の減圧源つまり
吸引装置に断接切換可能に接続しておく(以上図示なし
)。
かくして合紙端部を第1ガイドロール5のロール面に吸
着させたら、その状態で合紙巻出機4を駆動して合紙P
を巻き出すと共に、第1ガイドロール5を巻取りールl
側へ移動させて合紙端部を合紙ロール6から作用位置A
まで引き離す.この動作は図例の装置を使用するときは
回転駆動機構9を作動させてスイングアーム7を上記押
付け時とは反対方向に回転させることにより行われる1
ガイドロール5とは別に、第3図の第1ガイドロール5
と同様に回転自在な多数の通気孔をロール面に有する回
転自在な送出しロール12を待機位置Bから作用位置A
の方向への移動及び待機位置Bへの戻り移動可能に設置
しておく。この送出しロール12は後記するように作用
位置Aに位置している第1ガイドロール5に合紙端部が
吸着されている側の側方から圧接させるものであるから
、その移動軌跡は少なくとも作用位置A近傍では作用位
置Aを通ってほぼ水平である。
このように送出しロール12を移動させる構造は、上記
移動軌跡の条件が満たされる限り,例えば第1ガイドロ
ール5の場合のスイングアーム7と同様な機構でも差し
支えないが、第1図及び第2図に示すものは作用位置A
の側方で本体架台8に固定されたスライド架台14内を
エヤシリンダ15により水平方向に移動するスライドフ
レーム13の先端に送出しロール12が回転自在に装着
された構或となっている. このような送出しロール12をエヤシリンダ15を作動
させて待機位置Bから作用位置Aの方向に移動させ,第
5図に示すように既に作用位置Aに位置している第1ガ
イドロール5にその側方から圧接させて送出しロール1
2との間に合紙端部を挟持した後、この状態で第1ガイ
ドロール5及び送出しロール12のロール内をそれぞれ
高圧として両者ロールの通気孔からエヤを吹き出させな
から合紙Pを巻き出すと共に両ロール5,12のいずれ
か一方を駆動回転させる。
このように第1ガイドロール5及び送出しロール12か
らエヤを吹き出させるにはそのロール内を高圧源に接続
すれば良く,装置的には第1ガイドロール5は前記の如
くロータリージョイントを介して減圧源にも接続してい
るので例えばロータリージョイントから減圧源に至る管
路の途中で三方弁により減圧源,高圧源への切換可能に
接続すれば良く、送出しロール12の場合は同様に第2
図に示すようにロータリージョイント16を経由して接
続ホース17により高圧源(図示なし)に接続すれば良
い。また第1ガイドロール5及び送出しロール12の少
なくともいずれか一方を駆動回転させることは既知技術
により容易に行える。図例では第2図に示すように送出
しロール12を駆動回転させるように油圧モータl8が
設けられている。
上記のようにして第1ガイドロール5及び送出しロール
12からエヤを吹き出させながら合紙Pを巻き出すと共
に両ロール5,12を合紙Pの送出し方向に回転(巻出
し速度と均衡する送出し速度であることは言うまでもな
い)させると、両ロール5.12から送り出された合紙
Pは両側からエヤを吹き付けられることにより何れのロ
ール5,12にも巻き付くことがないばかりでなく、ロ
ール面が圧接点から下方に回転するに従って下方に向き
を変えながら流れるエヤが両側から均等に吹き付けるの
で一種のガイドの役目を果し、合紙Pは重力により動揺
少なく円滑に下降していく。そして合紙Pの端部が下方
で金属帯Mの巻取りを開始した巻取リール1又はそれに
巻き付けられた金属帯又は巻重ね直前の金属帯Mの面に
触れ、そのまま巻重ね個所に誘導されて挿入されるので
ある.挿入が終れば送出しロール12を後退させておく
複数のガイドロールすなわち第1ガイドロール5に続い
て第2ガイドロール以降の後続ガイドロールを使用する
場合は、後続ガイドロールをそれぞれが所定のガイド作
用をする作用位置と次に説明する休止位置との両位置間
に移動可能に設置し、各後続ガイドロールをそれぞれの
休止位置に位置させた状態で前記した方法により合紙端
部を金属帯Mの巻重ね個所に挿入した後に、各後続ガイ
ドロールをそれぞれの作用位置に移動させる。後続ガイ
ドロールの休止位置は、後続ガイドロールがその作用位
置で合紙Pと接触する側のロール面が第エガイドロール
5の作用位置Aから合紙Pを下降させた場合における合
紙Pの下降路面(第5図でEで示す)に向く位置である
。この休止位置から後続ガイドロールを移動させて合紙
Pに接触させれば必ず所定側のロール面が接触する。後
続ガイドロールのうち、最終ガイドロール19は通常巻
取リール1の巻取径が大きくなるに従って適切な位置か
ら合紙Pを挿入するため逐次移動していく。
従ってこの場合の作用位置は固定位置でなく、移動する
作用位置であるが、休止位置についての考え方は上記と
変りはない。このようにして合紙Pの端部を金属帯Mの
巻重ね個所に挿入し続いて後続ロールを休止位置から所
定の作業位置に移動させることにより、複数のガイドロ
ールを使用する場合の合紙端部の挿入は完結する. 後続ガイドロールを使用して上記の挿入方法を実施する
ための装置は、前記説明の第1ガイドロール5及び送出
しロール12を備えた構威に加えて、後続ガイドロール
が所定のガイド作用をする作用位置と、後続ガイドロー
ルが上記作用位置において合紙Pと接触する側のロール
面が第1ガイドロール5の作用位置Aから合紙Pを下降
させた場合における合紙Pの下降路面Eに向く位置に各
後続ガイドロール毎に設定された休止位置との両位置間
に移動可能に、且つ少なくとも最終のガイドロールl9
は逐次移動可能に設定されて!1るものである。
こめような後続ガイドロールは作用位置に位置した状態
のものとしては従来技術のものと同じで良く、従ってこ
れを作用位置と休止位置との間を移動可能とすれば良い
.このように移動可能とすることは、例えば前記第1ガ
イドロール5や送出しロール12の移動装置のように既
知技術によって構成することが出来る.ここでは具体例
として後続ガイドロールとして最終のガイドロールl9
だけが逐次移動可能に設置された装置について説明する
. 第4図及び第2図に示すように、最終ガイドロール19
はスイングアーム20の端部に装着されており,このス
イングアーム20の反対側の端部は本体架台8に位置固
定された回転自在なシャフト21に止めネジ20aによ
り固定されいる.シャフト21には別にアーム22が固
定されており、その端部には本体架台8に固定された油
圧シリンダ23のロッドの先端が連結されている.これ
ら各部材相互の位置関係は、最終ガイドロール19が合
紙Pの挿入作業の休止中においては第5図に示すように
休止位置Cに位置し5挿入開始時には油圧シリンダ23
の作動により作用位置Dに移動した後に油圧シリンダ2
3の作動調整により第1図に示すようにコイルM′の径
増加に従って作用位置Dを逐次移動させるように構成さ
れているl図に示すように最終ガイドロール19の作用
位置Dでの合紙Pと接続する右側のロール面が,休止位
置Cでは第5図に示すように合紙Pの下降路面Eに向い
ているのである。
このような装置によれば、合紙Pの下降前では最終ガイ
ドロール19は第4図に示すように休止位置Cに位置さ
せておき,この状態で第5図に示すように合紙Pを下降
させて(図例の装置の場合、このとき合紙Pは第2図に
示す両側スイングアーム20, 20間を通り抜けるが
、シャフト21従ってスイングアーム20の位置によっ
ては必ずしも上記と同じでない)金属帯Mの巻重ね個所
に挿入を開始すると同時に油圧シリンダ23を作動させ
て最終ガイドロール19を作用位置に移動させるのであ
る。
最終ガイドロールl9以外の後続ガイドロールについて
も作用位置が一定位置であるから,同様な移動装置で一
層容易に装置として構成することが出来る. 以上一連の機器の動作は,それぞれ単独のスイッチ操作
により作動させても良いが、一連の動作をプログラムに
組んで全体を自動化することも出来る. 以上のようにして合紙Pの端部が種々なガイドロールを
くぐって金属帯Mの巻重ね個所に人手を直接要せず導か
れて挿入されたら、その後は全く従来と変りなく挿入を
続けることが出来る.本発明方法及び装置では、合紙P
を案内するのに合紙Pの先端や側縁を機械的に把持する
ようなことは一切行わず、第1ガイドロール5と送出し
ロール12とのピンチ・回転作用と重力による下降とに
よるため、破断伸度の大きい合成繊維から成る不織布を
合紙Pとして使用するのが大変好ましい.合紙Pの幅は
通常1030mが標準で,従ってガイドロール等の胴長
は1200鵬が普通である.〔実施例〕 以下、本発明のl実施例を説明する. 第6図に示す圧延装置に第1図及び第2図に示したと同
じ合紙挿入装置を設置し、ステンレス鋼を冷間圧延して
巻取りール1及び1′に巻き取る際に合紙Pを挿入した
。第1ガイドロール5及び送出口−ル12として中空の
鉄ロールで直径3mの通気孔を長手方向30m+ピッチ
,円周方向にl6箇所設けたものを用い、外部の吸引装
置にはバキュームエゼクタ−200mAq 200rr
?/分の能力のものを,また高圧源には5 kg/cd
のコンプレッサーエヤを使用した.また、合紙Pにはポ
リエステル繊維の不織布(厚さiooIJIA)を使用
した。
3合紙端部の挿入は誠に円滑で、続く連続挿入も快調で
あった。リバースで繰り返した合紙端部挿入においては
,合紙Pの切断は一度もなかった.〔発明の効果〕 以上詳述した本発明に係る合紙端部の挿入方法及び装置
は、巻き重ねられる金R帯間への合紙端部の挿入を,合
紙端部の巻解きは第1ガイドロールのロール面に多数の
通気孔を穿設しておいてこれを合紙端部に押し付けてロ
ール内を負圧にして吸着させた状態で引き離すことによ
り、また合紙端部の送出し及び案内は同時的に行う送出
しロール及び第1ガイドロールによるピンチ・回転作用
とエヤ吹出しとに重力作用が加わってほぼ鉛直に金属帯
の巻重ね個所まで下降させることにより、そして第2ガ
イドロール以降の後続ガイドロールが在るときは合紙端
部挿入後にそれぞれの作用位置に移動させるように構成
したことにより、そして合紙として合成繊維製不織布の
如く破断伸度が長手方向で5%以上,幅方向で10%以
上のものを使用することにより、人手を直接に要するこ
とは全くなく合紙端部を破損させることなく挿入出来る
ようになった。従って圧延油などで滑り易く、またオイ
ルミストの立ち昇る環境下での人手による合紙案内作業
が不要となり、安全上及び衛生上の問題も解決すること
が出来たばかりでなく、作業の負担も軽減することが出
来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の1実施例の側面説明図、第2図は
同正面説明図、第3図は第1ガイドロールの1例を示す
縦断面図、第4図及び第5図は第1図に示す装置を使用
した合紙端部の挿入過程の状態を示す図、第6図は従来
の合紙端部の挿入方法及び装置の概略図である。 図面中 1,1′・・・・巻取リール 2・・・・デフレクターロール 3・・・・圧延機 4・・・・合紙巻出機 4′・・・・合紙巻取機 5・・・・第1ガイドロール 5a・・・・通気孔 5′・・・・従来のガイドロール 6・・・・合紙ロール 7・・・・スイングアーム 7a・・・・止めネジ 8・・・・本体架台 9・・・・回転駆動機構 10・・・・シャフト 11・・・・アーム 12・・・・送出しロール 13・・・・スライドフレーム l4・・・・スライド架台 l5・・・・エヤシリンダ 16・・・・ロータリージョイント 17・・・・接続ホース 18・・・・油圧モータ l9・・・・最終ガイドロール 20・・・・スイングアーム 20a・・・・止めネジ 21・・・・シャフト 22・・・・アーム 23・・・・油圧シリンダ A・・・・第1ガイドロールの作用位置B・・・・送出
しロールの待機位置 C・・・・後続ガイドロールの休止位置D・・・・後続
ガイドロールの作用位置E・・・・合紙の下降路面 M・・・・金属帯 M′・・・・・・コイル P, P′・・・・合紙

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 巻取リール(1)に巻き重ねられる金属帯(M)間
    に合紙巻出機(4)にセットされた合紙ロール(6)か
    ら巻き出される合紙(P)の先端部を挿入するに当り、
    合紙(P)として破断伸度が長手方向で5%以上、幅方
    向で10%以上のものを使用し、多数の通気孔(5a)
    をロール面に有する回転自在な第1ガイドロール(5)
    を合紙巻出機(4)にセットされた合紙ロール(6)に
    当接する位置と巻取リール(1)のほぼ上方にあつて所
    定のガイド作用をする作用位置(A)との間に移動可能
    に設置して先ず合紙巻出機(4)に向かつて移動させて
    合紙ロール(6)面上の合紙端部に押し付けた後に第1
    ガイドロール(5)のロール内を負圧として合紙端部を
    第1ガイドロール(5)のロール面に吸着させ、この状
    態で合紙巻出機(4)を回転させて合紙(P)を巻き出
    すと共に第1ガイドロール(5)を巻取リール(1)側
    へ移動させて合紙端部を合紙ロール(6)から上記作用
    位置(A)まで引き離し、多数の通気孔をロール面に有
    する回転自在な送出しロール(12)を待機位置(B)
    から上記作用位置(A)方向への移動及び戻り移動可能
    に設置して上記作用位置 (A)方向に移動させ第1ガイドロール(5)にその側
    方から圧接させて送出しロール(12)との間に合紙端
    部を挟んだ後、この状態で送出しロール(12)及び第
    1ガイドロール(5)の各ロール内をそれぞれ高圧とし
    て両ロール(5)、(12)の通気孔からエヤを吹き出
    させながら合紙(P)を巻き出すと共に上記両ロール(
    5)、(12)の少なくとも何れか一方を駆動回転させ
    て合紙(P)を巻取リール(1)に向かつて送り出し、
    合紙端部を下降させて金属帯(M)の巻重ね個所に挿入
    した後、エヤの吹出し及び上記ロールの駆動回転を停止
    して送出しロール(12)を後退させることを特徴とす
    る合紙端部の挿入方法。 2 第2ガイドロール以降の後続ガイドロールを使用す
    る場合において、各後続ガイドロールそれぞれが所定の
    ガイド作用をする作用位置と、後続ガイドロールが該作
    用位置で合紙(P)と接触する側のロール面が第1ガイ
    ドロール(5)の作用位置(A)から合紙(P)を下降
    せしめられた場合における合紙(P)の下降路面(E)
    に向く位置に各後続ガイドロール毎に設定した休止位置
    との両位置間に移動可能に設置し、各後続ガイドロール
    をそれぞれの休止位置に位置させた状態で請求項1に記
    載の方法により合紙端部を金属帯(M)の巻重ね個所に
    挿入した後に、各後続ガイドロールをそれぞれの作用位
    置に移動させることを特徴とする合紙端部の挿入方法。 3 合紙(P)として主として合成繊維から成る不織布
    を使用する請求項1又は2に記載の合紙端部の挿入方法
    。 4 巻取リール(1)に巻き重ねられる金属帯(M)間
    に合紙巻出機(4)にセットされた合紙ロールから巻き
    出される破断伸度が長手方向で5%以上、幅方向で10
    %以上の合紙(P)の合紙端部を挿入するための装置で
    あつて、スイングアーム(7)がその支点を中心にして
    回転自在に且つその先端部の回転軌跡が合紙巻出機(4
    )にセットされた合紙ロール(6)に当接する位置と巻
    取リール(1)のほぼ上方にあつて第1ガイドロール(
    5)が所定のガイド作用をする作用位置(A)とを通る
    ように本体架台(8)に取り付けられていると共に該ス
    イングアーム(7)を支点を中心に左右何れの方向にも
    回転させる回転駆動機構(9)が設けられており、スイ
    ングアーム(7)の上記先端部には多数の通気孔(5a
    )をロール面に穿設された第1ガイドロール(5)が回
    転自在に且つロール内がロータリージョイントを介して
    外部の減圧源及び高圧源と切換可能に接続されて装着さ
    れており、第1ガイドロール(5)と平行で多数の通気
    孔をロール面に穿設された送出しロール(12)が待機
    位置(B)から第1ガイドロール(5)の上記作用位置
    (A)方向へのそして少なくとも作用位置(A)近傍に
    おいては側方からの移動及び待機位置(B)への戻り移
    動が可能で且つ駆動回転が可能であつてそのロール内を
    ロータリージョイント(16)を介して外部の高圧源に
    接続して設置されていることを特徴とする合紙端部の挿
    入装置。 5 請求項4に記載の構成に加えて、第1ガイドロール
    (5)に続く第2ガイドロール以降の後続ガイドロール
    が、所定の作用をする作用位置と、後続ガイドロールが
    該作用位置において合紙(P)と接触する側のロール面
    が第1ガイドロール(5)の作用位置(A)から合紙(
    P)を下降させた場合における合紙(P)の下降路面(
    E)に向く位置に各後続ガイドロール毎に設定された休
    止位置との両位置間を移動可能に、且つ少なくとも最後
    のガイドロール(19)は逐次移動可能に設置されてい
    ることを特徴とする合紙端部の挿入装置。 6 スイングアーム(7)を回転させる回転駆動機構(
    9)が該スイングアーム(7)の支点を通るシャフト(
    10)に固定されたアーム(11)にシリンダロッドの
    先端が連結されたエヤシリンダである請求項4又は5に
    記載の合紙端部の挿入装置。 7 送出しロール(12)がエヤシリンダ(15)によ
    り水平に往復運動する水平なスライドフレーム(13)
    の先端に装着されていて油圧モータ(18)により駆動
    回転される請求項4から6までのいずれか1項に記載の
    合紙の自動挿入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0648554A1 (en) * 1993-10-15 1995-04-19 Kawasaki Steel Corporation A method and apparatus for inserting a paper strip in a metallic strip continuous processing line
JPH07314036A (ja) * 1994-05-25 1995-12-05 Sumitomo Metal Ind Ltd 金属帯巻取時の合紙帯シワ発生防止方法
WO2011113669A1 (de) * 2010-03-19 2011-09-22 Sms Siemag Ag Verfahren und vorrichtung zum zuführen einer trennlage auf ein metallband
JP2015113218A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社不二鉄工所 シート巻取装置

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