JPH049048Y2 - - Google Patents
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- JPH049048Y2 JPH049048Y2 JP19409787U JP19409787U JPH049048Y2 JP H049048 Y2 JPH049048 Y2 JP H049048Y2 JP 19409787 U JP19409787 U JP 19409787U JP 19409787 U JP19409787 U JP 19409787U JP H049048 Y2 JPH049048 Y2 JP H049048Y2
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- Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
テンシヨンレベラーによるストリツプの形状修
正のためのレベリング稼働中に、レベリングロー
ルを急速に上昇させることによりストリツプの接
合部の通板を容易ならしめるようにしたテンシヨ
ンレベラーの改良に関してこの明細書には、テン
シヨンレベラーの作業性を良好にするために講じ
た開発研究の成果を述べる。
正のためのレベリング稼働中に、レベリングロー
ルを急速に上昇させることによりストリツプの接
合部の通板を容易ならしめるようにしたテンシヨ
ンレベラーの改良に関してこの明細書には、テン
シヨンレベラーの作業性を良好にするために講じ
た開発研究の成果を述べる。
(従来の技術)
一般に圧延機によつて圧延された冷延鋼板等の
帯板すなわちストリツプは、圧延過程で反りや耳
のび、腹のびなどの部分のびによる形状不良が発
生することがあるので、その矯正を目的としてテ
ンシヨンレベラーが用いられている。
帯板すなわちストリツプは、圧延過程で反りや耳
のび、腹のびなどの部分のびによる形状不良が発
生することがあるので、その矯正を目的としてテ
ンシヨンレベラーが用いられている。
このテンシヨンレベラーは通常入側ブライドル
及び出側ブライドルによりストリツプにテンシヨ
ンを与え、この状態で小径のロールを多数具えた
レベラーによつてベンデイング力を加え、ストリ
ツプを伸長させて形状矯正を行うものである。
及び出側ブライドルによりストリツプにテンシヨ
ンを与え、この状態で小径のロールを多数具えた
レベラーによつてベンデイング力を加え、ストリ
ツプを伸長させて形状矯正を行うものである。
レベラーは多くの場合複数の非回転駆動形のワ
ークロールユニツトを上下に位相をずらして配置
したり、また前記ワークロールユニツトそのワー
クロールユニツトに対向する非駆動形のデフレク
タロールユニツトを対向配置してなるものとされ
る。
ークロールユニツトを上下に位相をずらして配置
したり、また前記ワークロールユニツトそのワー
クロールユニツトに対向する非駆動形のデフレク
タロールユニツトを対向配置してなるものとされ
る。
連続ラインにおけるテンシヨンレベラーでは先
行ストリツプの尾端と後続ストリツプの先端とを
上下に重ねて接合した部分が通過する。この接合
部がレベラーを例えば毎分千メートルもの高速で
通過するとワークロールユニツトの小径のワーク
ロールは、前記接合部の段差のため大きな衝撃力
を受けて損傷することとなる。
行ストリツプの尾端と後続ストリツプの先端とを
上下に重ねて接合した部分が通過する。この接合
部がレベラーを例えば毎分千メートルもの高速で
通過するとワークロールユニツトの小径のワーク
ロールは、前記接合部の段差のため大きな衝撃力
を受けて損傷することとなる。
これを防止するためワークロールユニツトがス
トリツプより一たん離れるようワークロールユニ
ツトを上下動させる装置が付いている。
トリツプより一たん離れるようワークロールユニ
ツトを上下動させる装置が付いている。
この装置は、クイツクオープン装置と呼ばれ、
連続ラインにおいては、たとえば入側ブライドル
にストリツプ接合部が到達するとシリンダーが下
方にさがり、出側ブライドルを通過すると上昇し
て元の状態に戻るよう自動的に上下動が行われ
る。
連続ラインにおいては、たとえば入側ブライドル
にストリツプ接合部が到達するとシリンダーが下
方にさがり、出側ブライドルを通過すると上昇し
て元の状態に戻るよう自動的に上下動が行われ
る。
しかしクイツクオープン装置は、一たん下降し
て再び元にもどる際ワークロールの周速とストリ
ツプの走行スピードとに差があるため、ワークロ
ールがストリツプによつて従動回転させられるよ
りも走行方向に引きずられる現象が良く発生す
る。
て再び元にもどる際ワークロールの周速とストリ
ツプの走行スピードとに差があるため、ワークロ
ールがストリツプによつて従動回転させられるよ
りも走行方向に引きずられる現象が良く発生す
る。
このように引きずられる現象は、ワークロール
の周速とストリツプの走行スピードとの差が大き
ければ大きいほど著しく極端な場合にはロールユ
ニツトよりワークロールが飛び出す。
の周速とストリツプの走行スピードとの差が大き
ければ大きいほど著しく極端な場合にはロールユ
ニツトよりワークロールが飛び出す。
そのため従来のテンシヨンレベラーでは、クイ
ツクオープンを使うとこのワークロール飛び出し
現象によりしばしばロール折損事故を起こすこと
があつた。
ツクオープンを使うとこのワークロール飛び出し
現象によりしばしばロール折損事故を起こすこと
があつた。
上記のようにテンシヨンレベラーのワークロー
ルは非駆動であり、ストリツプに引きずられて回
転し、そのためワークロールがクイツクオープン
装置によつてストリツプから一たん離れればワー
クロールの回転数は下がり、再びストリツプに接
触する時にはワークロールの周速は当然ストリツ
プの走行スピードと差が出る。
ルは非駆動であり、ストリツプに引きずられて回
転し、そのためワークロールがクイツクオープン
装置によつてストリツプから一たん離れればワー
クロールの回転数は下がり、再びストリツプに接
触する時にはワークロールの周速は当然ストリツ
プの走行スピードと差が出る。
このスピード差が大きいとワークロールはクイ
ツクオープン装置の復帰で再びストリツプと接触
するときストリツプに従動回転するよりも進行方
向に引つ張られ、このときワークロールは両端を
固定しているために中央で曲げられ折損に至る。
ツクオープン装置の復帰で再びストリツプと接触
するときストリツプに従動回転するよりも進行方
向に引つ張られ、このときワークロールは両端を
固定しているために中央で曲げられ折損に至る。
これを防止するため、従来のテンシヨンレベラ
ーにあつてはクイツクオープン装置の作動時にワ
ークロールを駆動するようにヘルパードライブ装
置を取付けることも提案されている。
ーにあつてはクイツクオープン装置の作動時にワ
ークロールを駆動するようにヘルパードライブ装
置を取付けることも提案されている。
このヘルパードライブ装置は、バツクアツプロ
ールの軸に減速機を介してモーターを連結し、モ
ーター動力をモーター→減速機→バツクアツプロ
ール軸→バツクアツプロール→中間ロール→ワー
クロールの順に伝えてワークロールの周速がライ
ンスピードと一致するように制御するものであつ
た。
ールの軸に減速機を介してモーターを連結し、モ
ーター動力をモーター→減速機→バツクアツプロ
ール軸→バツクアツプロール→中間ロール→ワー
クロールの順に伝えてワークロールの周速がライ
ンスピードと一致するように制御するものであつ
た。
しかしこの装置は、バツクアツプロール軸〜ワ
ークロール間がフリクシヨン伝達であるためメカ
ニカルロスが大きくてワークロールの周速を所定
のスピードに制御するのが難しうところに問題が
あり、そのためクイツクオープン装置と同時に、
このヘルパードライブ装置を作動させてもワーク
ロールはたびたび折損した。
ークロール間がフリクシヨン伝達であるためメカ
ニカルロスが大きくてワークロールの周速を所定
のスピードに制御するのが難しうところに問題が
あり、そのためクイツクオープン装置と同時に、
このヘルパードライブ装置を作動させてもワーク
ロールはたびたび折損した。
(考案が解決しようとする問題点)
テンシヨンレベラーにおける従来の問題点であ
つたクイツクオープン装置の作動時におけるワー
クロールの飛び出しを一層確実に防止することが
この考案の目的である。
つたクイツクオープン装置の作動時におけるワー
クロールの飛び出しを一層確実に防止することが
この考案の目的である。
(問題点を解決するための手段)
この考案はバツクアツプロール、中間ロール及
びワークロールから成るロールユニツトをそな
え、このロールユニツトをレベリング中必要の都
度上下動可能としたテンシヨンレベラーにおい
て、 前記ロールユニツトの下降に伴うワークロール
の飛び出し移動に対しワークロールをそのロール
バレル両端にてその上方から抑止する昇降ローラ
ー装置を具備することを特徴とするテンシヨンレ
ベラーである。
びワークロールから成るロールユニツトをそな
え、このロールユニツトをレベリング中必要の都
度上下動可能としたテンシヨンレベラーにおい
て、 前記ロールユニツトの下降に伴うワークロール
の飛び出し移動に対しワークロールをそのロール
バレル両端にてその上方から抑止する昇降ローラ
ー装置を具備することを特徴とするテンシヨンレ
ベラーである。
この昇降ローラ装置の設置により、ワークロー
ルの周速が不一致でも、機械的にワークロールの
飛び出しを有効に防止できる。
ルの周速が不一致でも、機械的にワークロールの
飛び出しを有効に防止できる。
さて第1図に一般的なテンシヨンレベラーを図
解した。図中1,2はそれぞれ入側、出側のブラ
イドル、3はストリツプであり、4はレベラーの
全体を示し、この例でワークロールユニツト5,
8,9と、デフレクタロールユニツト6,7,1
0よりなり、ユニツト5,8,9は上部フレーム
11に取付け、ハウジング12に取付けた上部フ
レーム昇降シリンダ13によつて、またユニツト
5,7,9は下部フレーム昇降シリンダ19によ
つて、それぞれ昇降可能である。
解した。図中1,2はそれぞれ入側、出側のブラ
イドル、3はストリツプであり、4はレベラーの
全体を示し、この例でワークロールユニツト5,
8,9と、デフレクタロールユニツト6,7,1
0よりなり、ユニツト5,8,9は上部フレーム
11に取付け、ハウジング12に取付けた上部フ
レーム昇降シリンダ13によつて、またユニツト
5,7,9は下部フレーム昇降シリンダ19によ
つて、それぞれ昇降可能である。
なお図中30はクイツクオープンシリンダ、3
1はクランプシリンダである。
1はクランプシリンダである。
入側ブライドル1と出側ブライドル2によりス
トリツプ3にテンシヨンを与え、この状態で小径
のロールを多数そなえたワークロールユニツト
5,8,9によつてデフレクタロールユニツト
6,7,10との間でベンデイング力を加え、か
くしてストリツプ3の伸長下に形状矯正を行うも
のである。
トリツプ3にテンシヨンを与え、この状態で小径
のロールを多数そなえたワークロールユニツト
5,8,9によつてデフレクタロールユニツト
6,7,10との間でベンデイング力を加え、か
くしてストリツプ3の伸長下に形状矯正を行うも
のである。
ワークロールユニツト5,8,9はバツクアツ
プロール33、ワークロール42、中間ロール4
3を何れも自由回転非駆動形として上下に位相を
ずらして配置し、またこのワークロールユニツト
5,8,9に対しデフレクタロールユニツト6,
7,10を対向配置する。図中44はデフレクタ
ロールである。
プロール33、ワークロール42、中間ロール4
3を何れも自由回転非駆動形として上下に位相を
ずらして配置し、またこのワークロールユニツト
5,8,9に対しデフレクタロールユニツト6,
7,10を対向配置する。図中44はデフレクタ
ロールである。
ストリツプ3の上側の各ロールユニツト6,
8,10は上部フレーム11に固着され、この上
部フレーム11は上部フレーム昇降シリンダ13
によりハウジング12の上部に着脱自在に保持さ
れている。
8,10は上部フレーム11に固着され、この上
部フレーム11は上部フレーム昇降シリンダ13
によりハウジング12の上部に着脱自在に保持さ
れている。
一方下側のロールユニツト5,7,9はそれぞ
れ独立したサポートフレーム5a,7a,9aに
固着され、下部フレーム15の底部に取付けたモ
ーター駆動のジヤツキを有するインターメツシユ
調整装置16,17,18により下部フレームの
案内溝15a内を昇降可能に支持されている。
れ独立したサポートフレーム5a,7a,9aに
固着され、下部フレーム15の底部に取付けたモ
ーター駆動のジヤツキを有するインターメツシユ
調整装置16,17,18により下部フレームの
案内溝15a内を昇降可能に支持されている。
この下部フレーム15はハウジングに対して下
部フレーム昇降シリンダ19で昇降可能に支持さ
れ更に上部フレーム11と下部フレーム12との
対向面に突設した支持部材12aを介して上部フ
レーム11に対し着脱自在に保持されている。
部フレーム昇降シリンダ19で昇降可能に支持さ
れ更に上部フレーム11と下部フレーム12との
対向面に突設した支持部材12aを介して上部フ
レーム11に対し着脱自在に保持されている。
ブライドルロール1,2によつてテンシヨンを
与えられたストリツプ3は、ワークロールユニツ
ト5,9およびデフレクタロール7をインタメツ
シユ調整装置16,17,18により上昇させる
ことによりそれぞれ対向するテフレクタロールユ
ニツト6,10及びワークロールユニツト8との
間に適当なインタメツシユを与えることにより順
曲げ及び逆曲げが加えられかつ伸長させられる。
一方、各ロールユニツト上のロールはストリツプ
との摩擦力により従動回転させられる。
与えられたストリツプ3は、ワークロールユニツ
ト5,9およびデフレクタロール7をインタメツ
シユ調整装置16,17,18により上昇させる
ことによりそれぞれ対向するテフレクタロールユ
ニツト6,10及びワークロールユニツト8との
間に適当なインタメツシユを与えることにより順
曲げ及び逆曲げが加えられかつ伸長させられる。
一方、各ロールユニツト上のロールはストリツプ
との摩擦力により従動回転させられる。
この間テンシヨンレベラー内で先行ストリツプ
の終端と後続ストリツプの先端とを上下に重ねて
接合した部分が通過する際、この接合部が毎分千
メートルもの高速にてワークロールユニツトの小
径のワークロール42に接合部段差のため大きな
衝撃力を与え、その損傷原因となる。これを防止
するためロールユニツト5,7,9がストリツプ
より一たんはなれるように同ユニツトを上下動さ
せるクイツクオープン装置を第2図に示した。図
中21はクイツクオープン装置のシリンダチユー
ブ、21aはクイツクオープンシリンダに適合さ
れたロツドである。
の終端と後続ストリツプの先端とを上下に重ねて
接合した部分が通過する際、この接合部が毎分千
メートルもの高速にてワークロールユニツトの小
径のワークロール42に接合部段差のため大きな
衝撃力を与え、その損傷原因となる。これを防止
するためロールユニツト5,7,9がストリツプ
より一たんはなれるように同ユニツトを上下動さ
せるクイツクオープン装置を第2図に示した。図
中21はクイツクオープン装置のシリンダチユー
ブ、21aはクイツクオープンシリンダに適合さ
れたロツドである。
たとえば入側ブライドル1にストリツプ接合部
が到達するとシリンダチユーブ21がtで示した
ストロークで下方にさがり、出側ブライドル2を
通過すると上昇して元の状態にもどるよう自動的
に上下動が行われる。
が到達するとシリンダチユーブ21がtで示した
ストロークで下方にさがり、出側ブライドル2を
通過すると上昇して元の状態にもどるよう自動的
に上下動が行われる。
しかしクイツクオープン装置が、一たん下降し
て再び元にもどる際ワークロール42の周速とス
トリツプ3の走行スピードとに差があるため、ワ
ークロール42がストリツプ3によつて回転させ
られるよりも走行方向に引きずられる現象が良く
発生する。この引きずられる現象は、ワークロー
ル42の周速とストリツプ3の走行スピードとの
差が大きければ大きいほど著しく極端な場合には
ロールユニツトよりワークロール42が飛び出
す。
て再び元にもどる際ワークロール42の周速とス
トリツプ3の走行スピードとに差があるため、ワ
ークロール42がストリツプ3によつて回転させ
られるよりも走行方向に引きずられる現象が良く
発生する。この引きずられる現象は、ワークロー
ル42の周速とストリツプ3の走行スピードとの
差が大きければ大きいほど著しく極端な場合には
ロールユニツトよりワークロール42が飛び出
す。
そのため従来のテンシヨンレベラーでは、クイ
ツクオープンを使うとこのワークロール42の飛
び出し現象によりしばしばロール折損事故を起こ
していたのである。
ツクオープンを使うとこのワークロール42の飛
び出し現象によりしばしばロール折損事故を起こ
していたのである。
ワークロール42の飛び出しは、それが非駆動
でありストリツプ3に引つ張られて回転するから
であつて、ワークロール42がクイツクオープン
によつてストリツプ3から一たん離れればワーク
ロール42の回転数は当然下がり、再びストリツ
プ3に接触する時にはワークロール42の周速は
ストリツプ3の走行スピードと大きい差が出るこ
とに起因している。
でありストリツプ3に引つ張られて回転するから
であつて、ワークロール42がクイツクオープン
によつてストリツプ3から一たん離れればワーク
ロール42の回転数は当然下がり、再びストリツ
プ3に接触する時にはワークロール42の周速は
ストリツプ3の走行スピードと大きい差が出るこ
とに起因している。
このスピード差が大きいとワークロール42
は、クイツクオープンでストリツプ3に接触する
時ストリツプ3に回されるよりもむしろ進行方向
64に引つ張られワークロール42は両端を固定
34しているために第3図、第4図の比較図解の
ように中央で曲げられ折損65に至るわけであ
る。
は、クイツクオープンでストリツプ3に接触する
時ストリツプ3に回されるよりもむしろ進行方向
64に引つ張られワークロール42は両端を固定
34しているために第3図、第4図の比較図解の
ように中央で曲げられ折損65に至るわけであ
る。
これを防止するためのクイツクオープン時ワー
クロール42を第5図のようなヘルパードライブ
装置で駆動することが試みられた。このヘルパー
ドライブ装置はバツクアツプロール33の軸36
に減速機40を介してモーター41を連結し、モ
ーター動力をモーター41→減速機40→バツク
アツプロール軸36→バツクアツプロール胴39
から中間ロール43を介しワークロール42の順
に伝えてワークロール42の周速がラインスピー
ドと一致するように制御するものである。
クロール42を第5図のようなヘルパードライブ
装置で駆動することが試みられた。このヘルパー
ドライブ装置はバツクアツプロール33の軸36
に減速機40を介してモーター41を連結し、モ
ーター動力をモーター41→減速機40→バツク
アツプロール軸36→バツクアツプロール胴39
から中間ロール43を介しワークロール42の順
に伝えてワークロール42の周速がラインスピー
ドと一致するように制御するものである。
しかしこの装置は、バツクアツプロール軸36
〜ワークロール42間がフリクシヨン伝達である
ため不可避なすべりによつてワークロール42の
周速を所定のスピードに制御するのが難しい。
〜ワークロール42間がフリクシヨン伝達である
ため不可避なすべりによつてワークロール42の
周速を所定のスピードに制御するのが難しい。
そのためクイツクオープン時は、このヘルパー
ドライブを駆動していても依然としてワークロー
ル42はたびたび折損した。
ドライブを駆動していても依然としてワークロー
ル42はたびたび折損した。
この考案に従うワークロール飛び出し防止装置
を第6図に示す。この装置60は部材50、ロー
ラー昇降レバー51、連結ピン52、押し付けロ
ーラー53、昇降シリンダー54、連結ピン55
から成り、昇降シリンダー54の作動により、連
結ピン52を支点にしてローラー昇降レバー51
が上下し、押し付けローラー53がワークロール
42を押し下げたりワークロール42から離れた
りする。
を第6図に示す。この装置60は部材50、ロー
ラー昇降レバー51、連結ピン52、押し付けロ
ーラー53、昇降シリンダー54、連結ピン55
から成り、昇降シリンダー54の作動により、連
結ピン52を支点にしてローラー昇降レバー51
が上下し、押し付けローラー53がワークロール
42を押し下げたりワークロール42から離れた
りする。
この装置60のロール軸方向断面を第7図に示
すが、これを付設したテンシヨンレベラーは、ク
イツクオープン側の各ロール(第7図の場合下
側)が、固定側のそれ(第7図の場合上側)より
もバレルが長くなつている。
すが、これを付設したテンシヨンレベラーは、ク
イツクオープン側の各ロール(第7図の場合下
側)が、固定側のそれ(第7図の場合上側)より
もバレルが長くなつている。
そのバレルが長くなつた部分に第6図のワーク
ロール飛び出し防止装置60を取付けてある。
ロール飛び出し防止装置60を取付けてある。
(作用)
通常のレベリング中はローラー53が昇降シリ
ンダ54の伸長によつて上方に逃げている。しか
しストリツプ3の継ぎ目が入側ブライドル1に到
達するとローラーユニツト5,7,9がクイツク
オープンすると同時に昇降シリンダー54に動作
してローラー53をワークロール42に押し付け
る。
ンダ54の伸長によつて上方に逃げている。しか
しストリツプ3の継ぎ目が入側ブライドル1に到
達するとローラーユニツト5,7,9がクイツク
オープンすると同時に昇降シリンダー54に動作
してローラー53をワークロール42に押し付け
る。
そしてストリツプ3の継ぎ目が出側ブライドル
2を通過するとローラーユニツト5,7,9がク
イツククローズしてワークロール42がストリツ
プに接触しわずかに時間差をおいて再び昇降シリ
ンダー54が作動してローラー53をワークロー
ル42から離す。
2を通過するとローラーユニツト5,7,9がク
イツククローズしてワークロール42がストリツ
プに接触しわずかに時間差をおいて再び昇降シリ
ンダー54が作動してローラー53をワークロー
ル42から離す。
従来のテンシヨンレベラーで問題であつたヘル
パードライブのメカロスを少なくし、万一ワーク
ロール42とストリツプ3とにスピード差が生じ
てもワークロール42の飛び出し現象を生じるこ
とはない。
パードライブのメカロスを少なくし、万一ワーク
ロール42とストリツプ3とにスピード差が生じ
てもワークロール42の飛び出し現象を生じるこ
とはない。
(実施例)
連続焼鈍ラインでの使用例を第8図にて示す。
この例でテンシヨンレベラーは、3ユニツトから
なり、#1,#2各ユニツトが伸長ロール61,
62、#3ユニツトは矯正ロール63の役目をす
る。#1,#2ユニツトはワークロール42の外
径がφ20mm、#3のユニツトはワークロール42
の外径φ35mmでそれぞれバツクアツプロール3
3、中間ロール43を組合わせて構成されてい
る。又ワークロール42のロールバレルは第7図
で上側42aが1320mmで下側42bは1870mmに
し、両端にワークロール飛び出し防止装置60が
第7図のように付けてある。一方#1,#2ユニ
ツトにはすでにのべたクイツクオープン装置並び
にヘルパードライブ装置を付設してあり、溶接点
通過時又は母板形状不良部の通過時下ユニツトが
下方に逃げるようになつている。
この例でテンシヨンレベラーは、3ユニツトから
なり、#1,#2各ユニツトが伸長ロール61,
62、#3ユニツトは矯正ロール63の役目をす
る。#1,#2ユニツトはワークロール42の外
径がφ20mm、#3のユニツトはワークロール42
の外径φ35mmでそれぞれバツクアツプロール3
3、中間ロール43を組合わせて構成されてい
る。又ワークロール42のロールバレルは第7図
で上側42aが1320mmで下側42bは1870mmに
し、両端にワークロール飛び出し防止装置60が
第7図のように付けてある。一方#1,#2ユニ
ツトにはすでにのべたクイツクオープン装置並び
にヘルパードライブ装置を付設してあり、溶接点
通過時又は母板形状不良部の通過時下ユニツトが
下方に逃げるようになつている。
この装置の作動方法を含めた本実施例での溶接
点通過(又は母板形状不良部通過)方法を述べ
る。溶接点通過時は、溶接完了後ラインがスター
トすると母板形状不良部通過時には、クイツクオ
ープンスタートボタンをONすると、まず#1,
#2の各ユニツト61,62のヘルパードライブ
装置が起動しラインスピードと同期する。
点通過(又は母板形状不良部通過)方法を述べ
る。溶接点通過時は、溶接完了後ラインがスター
トすると母板形状不良部通過時には、クイツクオ
ープンスタートボタンをONすると、まず#1,
#2の各ユニツト61,62のヘルパードライブ
装置が起動しラインスピードと同期する。
その後溶接点がテンシヨンレベラー入側ブライ
ドル1に到達すると、ワークロール飛び出し防止
装置60のワークロール押し付けロール53が下
方に下がり、ワークロール42を押し付ける。又
それと同時に#1,#2ユニツト61,62の下
ロール5,7は下方にクイツクオープンする。そ
して溶接点が出側ブライドル2を通過し終わる
と、下方に逃げた#1,#2ユニツト、下ロール
61,62はクイツククローズし、クローズ完了
後ワークロール飛び出し防止装置60のワークロ
ール押し付けロール53は上方に逃げる。一方ヘ
ルパードライブ41はその後やるやかに減速して
停止する。
ドル1に到達すると、ワークロール飛び出し防止
装置60のワークロール押し付けロール53が下
方に下がり、ワークロール42を押し付ける。又
それと同時に#1,#2ユニツト61,62の下
ロール5,7は下方にクイツクオープンする。そ
して溶接点が出側ブライドル2を通過し終わる
と、下方に逃げた#1,#2ユニツト、下ロール
61,62はクイツククローズし、クローズ完了
後ワークロール飛び出し防止装置60のワークロ
ール押し付けロール53は上方に逃げる。一方ヘ
ルパードライブ41はその後やるやかに減速して
停止する。
(考案の効果)
テンシヨンレベラーにおいて、溶接点通過及び
母板欠陥部の通過時にクイツクオープンするとク
ローズの際ワークロール周速とストリツプスピー
ドにスピード差が生じ、そのスピード差が大きい
とワークロールはストリツプに引つ張られ、ユニ
ツトから飛び出そうとして、ついには折損に至る
のであるが、この考案の装置は上記のワークロー
ル飛び出し現象を有効適切に防止するもので、そ
れによつてワークロールの折損が防げる。
母板欠陥部の通過時にクイツクオープンするとク
ローズの際ワークロール周速とストリツプスピー
ドにスピード差が生じ、そのスピード差が大きい
とワークロールはストリツプに引つ張られ、ユニ
ツトから飛び出そうとして、ついには折損に至る
のであるが、この考案の装置は上記のワークロー
ル飛び出し現象を有効適切に防止するもので、そ
れによつてワークロールの折損が防げる。
第1図はテンシヨンレベラーの一般的な事例を
示す説明図、第2図は要部詳細図、第3,4図は
ワークロール折損の挙動を示す説明図であり、第
5図はヘルパードライブ装置の断面図であり、第
6図はワークロールの飛び出し移動を抑止する昇
降ローラーの作動説明図、第7図は要部の前面図
であり、第8図は実施例の説明図である。 1……入側ブライドルロール、2……出側ブラ
イドルロール、3……帯板(ストリツプ)、4…
…テンシヨンレベラー、5,8,9……ワークロ
ールユニツト、6,7,10……デフレクタロー
ルユニツト、11……上部フレーム、12……ハ
ウジング、13……上部フレーム昇降シリンダ
ー、15……下部フレーム、16,17,18…
…インターメツシユ調整装置、19……下部フレ
ーム昇降シリンダー、30……クイツクオープン
シリンダー、31……クランプシリンダー、33
……バツクアツプロール、42……ワークロー
ル、43……中間ロール、44……デフレクタロ
ール、5a,7a,9a……ロールユニツトフレ
ーム、12a……上下ユニツト支持部材、15a
……ロールユニツトフレーム案内溝、21……ク
イツクオープンシリンダーチユーブ、21a……
クイツクオープンシリンダーロツド、34,35
……バツクアツプロール軸受、36……バツクア
ツプロール軸、37,38……バツクアツプロー
ルシール、39……バツクアツプロールシエル、
40……減速機、41……ヘルパードライブモー
ター、50……飛び出し防止装置支点、51……
飛び出し防止昇降レバー、52……飛び出し防止
装置連結ピン、53……飛び出し防止装置押し付
けローラー、54……飛び出し防止装置昇降シリ
ンダー、55……飛び出し防止装置連結ピン、4
2a……上ワークロールバレル、42b……下ワ
ークロールバレル、60……飛び出し防止装置、
61……実施例の#1ワークロールユニツト、6
2……実施例の#2ワークロールユニツト、63
……実施例の#3ワークロールユニツト、64…
…ワークロールに対するストリツプ進行方向、6
5……ワークロールの折損部。
示す説明図、第2図は要部詳細図、第3,4図は
ワークロール折損の挙動を示す説明図であり、第
5図はヘルパードライブ装置の断面図であり、第
6図はワークロールの飛び出し移動を抑止する昇
降ローラーの作動説明図、第7図は要部の前面図
であり、第8図は実施例の説明図である。 1……入側ブライドルロール、2……出側ブラ
イドルロール、3……帯板(ストリツプ)、4…
…テンシヨンレベラー、5,8,9……ワークロ
ールユニツト、6,7,10……デフレクタロー
ルユニツト、11……上部フレーム、12……ハ
ウジング、13……上部フレーム昇降シリンダ
ー、15……下部フレーム、16,17,18…
…インターメツシユ調整装置、19……下部フレ
ーム昇降シリンダー、30……クイツクオープン
シリンダー、31……クランプシリンダー、33
……バツクアツプロール、42……ワークロー
ル、43……中間ロール、44……デフレクタロ
ール、5a,7a,9a……ロールユニツトフレ
ーム、12a……上下ユニツト支持部材、15a
……ロールユニツトフレーム案内溝、21……ク
イツクオープンシリンダーチユーブ、21a……
クイツクオープンシリンダーロツド、34,35
……バツクアツプロール軸受、36……バツクア
ツプロール軸、37,38……バツクアツプロー
ルシール、39……バツクアツプロールシエル、
40……減速機、41……ヘルパードライブモー
ター、50……飛び出し防止装置支点、51……
飛び出し防止昇降レバー、52……飛び出し防止
装置連結ピン、53……飛び出し防止装置押し付
けローラー、54……飛び出し防止装置昇降シリ
ンダー、55……飛び出し防止装置連結ピン、4
2a……上ワークロールバレル、42b……下ワ
ークロールバレル、60……飛び出し防止装置、
61……実施例の#1ワークロールユニツト、6
2……実施例の#2ワークロールユニツト、63
……実施例の#3ワークロールユニツト、64…
…ワークロールに対するストリツプ進行方向、6
5……ワークロールの折損部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 バツクアツプロール、中間ロール及びワークロ
ールから成るロールユニツトをそなえ、このロー
ルユニツトをレベリング中必要の都度上下動可能
としたテンシヨンレベラーにおいて、 前記ロールユニツトの下降に伴うワークロール
の飛び出し移動に対しワークロールをそのロール
バレル両端にてその上方から抑止する昇降ローラ
ー装置を具備することを特徴とするテンシヨンレ
ベラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19409787U JPH049048Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19409787U JPH049048Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01100611U JPH01100611U (ja) | 1989-07-06 |
JPH049048Y2 true JPH049048Y2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=31484848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19409787U Expired JPH049048Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049048Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-23 JP JP19409787U patent/JPH049048Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01100611U (ja) | 1989-07-06 |
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