JPH01210121A - テンションレベラの運転方法 - Google Patents

テンションレベラの運転方法

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JPH01210121A
JPH01210121A JP3379788A JP3379788A JPH01210121A JP H01210121 A JPH01210121 A JP H01210121A JP 3379788 A JP3379788 A JP 3379788A JP 3379788 A JP3379788 A JP 3379788A JP H01210121 A JPH01210121 A JP H01210121A
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JP
Japan
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strip
roll
roll unit
work roll
speed
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JP3379788A
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Kohei Takezawa
竹沢 幸平
Yasuhiro Hirooka
靖博 広岡
Isamu Shioda
勇 塩田
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の上部ロールユニットと下部ロールユニ
ットとを走行する帯板に押付けることにより帯板の形状
矯正を行うテンションレベラの運転方法に関する。
〔従来の技術〕
テンションレベラは、圧延機によって圧延された冷間圧
延鋼板等の帯板にその圧延過程で生じる反り或いは耳伸
び、腹伸び等の部分伸びなどの形状不良を矯正する目的
で使用されている。
従来のテンションレベラとしては、本出願人が先に提案
した特開昭62−72431号公報に記載されているも
のがある。
この従来例は、固定配置された上部ロールユニットと、
この上部ロールユニットに帯板を挾んで対向しインクメ
ツシュ装置によって上下動される下部ロールユニットと
、帯板の進行方向の上流側及び下流側にそれぞれ配置さ
れる帯板接合部検出装置と、下部ロールユニットをイン
クメソシュ装置とは独立して上下動させる昇降装置と、
下部ロールユニットを前記帯板の進行方向に対して固定
するロック装置とを備えた構成を有する。
而して、帯板の接合部がテンションレベラの上流側に近
付くと、上流側の帯板接合部検出装置により帯板の接合
部が検出され、その検出信号が下部ロールユニットをイ
ンクメツシュ装置と独立して上下動させる昇降装置に供
給されて下部ロールユニットを下降させて帯板接合部の
通板を行わせた後、帯板接合部がテンションレベラを通
り行けると下流側の帯板接合部検出装置の接合部検出信
号が前記昇降装置に供給されて下部ロールユニットを上
昇復帰させて、通常の矯正作業を行う。そして、下部ロ
ールユニットの上昇復帰時に、下部ロールユニットに含
まれ帯板に転接するワークロールは、中間ロール、バン
クアップロール及び分配ギヤを介してギャードモータに
よって、その周速が帯板の走行速度とほぼ等しくなるよ
うに回転駆動される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のテンションレベラに 、あっ
ては、下部ロールユニットに含まれ帯板に転接するワー
クロールを、下部ロールユニットの下降時にギャードモ
ータによって、その周速が帯板の走行速度とほぼ等しく
なるように回転駆動されるので、下部ロールユニットを
上昇復帰させて矯正作業を開始する際に、ワークロール
の周速と帯板の走行速度とを一致させてワークロールの
折損を防止することができるものであるが、バックアッ
プロールとワークロールとの間の動力伝達がフリクショ
ン伝達となっており、フリクションは種々の条件で変化
するため、一定速ドライブのモータでは常にワークロー
ルの周速を帯板の走行速度と正確に一致させることが困
難であり、ワークロールの飛び出し或いはワークロール
の折損を確実に防止することはできず、度々ワークロー
ルの折損事故を起こすという未解決の問題点があった。
そこで、この発明は、ワークロールの周速を常時計測し
、下部ロールユニットの上昇復帰時にワークロールの周
速が帯板の走行速度と一致していないときには、両者が
一致するまで下部ロールユニットの上昇復帰を遅らせる
ことにより、ワークロールの折損或いは飛び出しを確実
に防止することができるテンションレベラの運転方法を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明は、複数の上部ロ
ールユニットと下部ロールユニットとを走行する帯板に
押付けて繰り返し曲げ加工を施すことにより前記帯板の
形状矯正を行うテンションレベラの運転方法において、
前記帯板の溶接点又は表面欠陥部がテンションレベラに
到達する前に前記各ロールユニットのワークロールを回
転駆動させて帯板とワークロールとの速度を同期させた
後、下部ロールユニットを急速に解放させ、前記溶接点
又は表面欠陥部が通過した後、検出されたワークロール
の周速と帯板の走行速度とが一致した時点で前記下部ロ
ールユニットを帯板に押付けるようにしたことを特徴と
している。
〔作用〕
この発明においては、帯板の溶接点又は表面欠陥部がテ
ンションレベラに到達する前に、上部及び下部ロールユ
ニットのワークロールの周速と帯板の走行速度とを同期
させることにより、下部ロールユニットの解放時のワー
クロールの周速を維持し、帯板の溶接点又は表面欠陥部
がテンションレベラに到達した時点で下部ロールユニッ
トを急速に解放させて、溶接点又は表面欠陥部によって
上部及び下部ロールユニットに付与される衝撃力を回避
し、その後溶接点又は表面欠陥部がテンションレベラを
通過した後、検出されたワークロールの周速と帯板の走
行速度とが一致した時点で下部ロールユニットを帯板に
押付けることにより、ワークロールの折損事故等を確実
に防止する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の第1実施例を示すテンションレベラ
の構成図である。
図中、1は入側プライドルロール、2は出側プライドル
ロールであって、これらにより、帯板3に所定のテンシ
ョンを与え、この状態で小径のロールを多数備えたテン
ションレベラ4によってべンディングカを加えることに
より、帯板3を伸長させて形状矯正を行う。テンション
レベラ4は、帯板3に下側から対向するワークロールユ
ニット5.9及びこれら間に配設されたデフレフクロー
ルユニット7で構成される下部ロールユニットRLと、
各ワークロールユニット5.9に帯板3を挟んで対向す
るデフレフクロールユニット6.10及びデフレフクロ
ールユニット7に帯板3を挟んで対向するワークロール
ユニット8で構成される上部ロールユニットRt+とを
備えている。
上部ロールシェル)Ruの各ロールユニット6゜8.1
0は、上部フレーム11に固着され、この上部フレーム
11はシリンダ13によってハウジング12の上部に着
脱自在に保持されている。−方、下部ロールユニットR
Lの各ロールユニット5.7.9は、それぞれ独立した
サポートフレーム5a、7a、9aに固着され、下部フ
レーム15の底部に取付けたモータ駆動のジヤツキを有
するインクメツシュ調整装置16.17.18により、
下部フレーム15の案内溝15a内を昇降可能に支持さ
れている。この下部フレーム15は、ハウジング12の
下部のシリンダ19でハウジング12内を昇降可能に支
持され、更に上部フレーム11と下部フレーム15との
対向面に突設された支持部材20a、20bを介して上
部フレーム11に着脱自在に保持されている。
インクメツシュ調整装置16,17.18のジヤツキ支
持中心位置には、第2図に示すように、それぞれジヤツ
キの上下動と独立して上下方向に伸縮する例えば201
程度の小ストロークtのピストンロッド30aを備えた
液圧作動の急速開閉シリンダ30が埋設されている。
また、各ワークロールユニット5,8.9の各バックア
ップロール33は、第3図に示すように、回転自在に軸
受34,35に支持された駆動軸36と、この駆動軸3
6に対してオイルシール37゜38を介して一定の抵抗
を有して回転可能に装着されたロールシェル39とから
なる短胴長の多列ロールで構成されており、各ワークロ
ールユニット5,8.9毎に三本のバックアップロール
33を分配ギヤ40を介してギャードモータ41で同時
に駆動し得るようになっている。各ワークロール42は
、バンクアップロール33を強制駆動することにより中
間ロール43を介して回転駆動される。
そして、急速開閉シリンダ30及びギャードモータ41
が制御装置50によって回転駆動される。
制御装置50は、第4図に示すように、テンションレベ
ラ4の入側及び出側で溶接点を検出する公知の非接触式
等の位置センサ51,52の検出信号、帯板3の走行速
度を検出する走行速度センサ53の検出信号及びワーク
ロール42の回転速度を検出する回転速度センサ54の
検出信号が入力される例えばダイレクト・ディジタル・
コントローラで構成され、位置センサ51の検出信号に
基づいて急速開閉シリンダ30を制御して下部ロールシ
ェルl’RLを下降駆動すると共に、走行速度センサ5
3及び回転速度センサ54の検出信号に基づいてギャー
ドモータ41を制御して帯板3の走行速度とワークロー
ル42の周速とを同期させ、且つ位置センサ52の検出
信号、走行速度センサ53及び回転速度センサ54の検
出信号に基づいて急速開閉シリンダ30を制御して下部
ロールユニットRLを上昇駆動する。
ここで、ワークロール42の回転速度を検出する回転速
度センサ54は、第4図に示すように、ワークロール4
2の一端側に貼着された反射テープ60と、これに対向
する反射型光電変換器61とで構成され、ワークロール
42の回転速度に応じたパルス信号が出力される。
次に、上記構成を有するテンションレベラの運転方法を
、制御装置の処理手順を示す第5図のフローチャートを
伴って説明する。
すなわち、ステップ■で、位置センサ51の検出信号を
読込み、これが論理値“1°゛であるか否かを判定する
。この判定は、位置センサ51に帯板3の溶接点が到来
したか否かを判定するものであり、検出信号が論理値°
“0”であるときには溶接点が到来していないものと判
断して、ステップ■に移行して急速開閉シリンダ30を
伸長位置に保持する論理値“0゛の制御信号CS、をシ
リンダ駆動回路30bに出力してから後述するステップ
■に移行し、検出信号が論理値°“I 11であるとき
には、溶接点が到来したものと判断して、ステップ■に
移行する。
このステップ■では、帯板3の走行速度センサ53の検
出信号を読込み、これに基づいて帯板30走行速度に周
速が一致するワークロール42の回転数を算出し、これ
を回転数指令値としてギャードモータ41のモータ駆動
回路41aに出力する。
次いで、ステップ■に移行して、溶接点がテンションレ
バ94位置に達したか否かを判定する。
この判定は、例えば位置センサ51で溶接点を検出した
時点から帯板3の移動量を図示しない移動量センサで検
出し、その移動量が予め設定した位置センサ51とテン
ションレベラ4との間の距離に一致したか否かを判定す
ることにより行い、溶接点がテンションレバ94位置に
達していないときには、テンションレベラに達するまで
待機し、溶接点がテンションレバ94位置に達したとき
には、ステップ■に移行する。
このステップ■では、急速開閉シリンダ30を収縮駆動
する例えば論理値II I 11の制御信号CS1をシ
リンダ駆動回路30bに出力すると共に、ギャードモー
タ41の回転を継続する回転数指令値をモータ駆動回路
41aに出力する。
次いで、ステップ■に移行して、位置センサ52の検出
信号が論理値“1°′であるか否かを判定する。この判
定は、帯板3の溶接点がテンションレベラ4を通過して
位置センサ52位置に達したか否かを判定するものであ
り、検出信号が論理値“0”であるときには、検出信号
が論理値“l”となるまで待機し、検出信号が論理値“
1′となると、溶接点がテンションレベラ4を通過した
ものと判断してステップ■に移行する。
このステップ■では、走行速度センサ53の検出信号を
読込むと共に、回転速度センサ54の検出信号を読込み
、回転速度センサ54の検出値に基づいてワークロール
42の周速を算出し、これが走行速度センサ53の帯板
3の走行速度と一致するか否かを判定し、両者が不一致
であるときには、ステップ■に移行してワークロール4
2の周速を帯板3の走行速度に一致させる回転数指令値
をモータ駆動回路41aに出力してからステップ■に戻
り、両者が一致するときには、ステップ■に移行して、
急速開閉シリンダ30を伸長させる論理値パ0”の指令
値をシリンダ駆動回路30bに出力し、次いでステップ
[相]に移行してギャードモータ41に対する駆動電流
を徐々に減少させる駆動電流減少指令をモータ駆動回路
41aに出力し、次いでステップ■に移行して制御を終
了するか否かを判定し、制御を継続する場合にはステッ
プ■に戻り、制御を終了する場合には、処理を終了する
したがって、今、帯板3の溶接点でない部分がテンショ
ンレベラ4を通過しているものとすると、この状態では
、位置センサ51.52の検出信号は例えば論理値°“
0°゛であり、第5図のステップ■を経てステップ■に
移行して、急速開閉シリンダ30を上昇位置に保持する
論理値II OI+の制御信号C81がシリンダ駆動回
路30bに出力されているので、下部ロールユニットR
Lが上昇位置に制御されて、上部ロールユニットRuと
協動してワークロールユニット5,8.9とデフレクク
ロールユニソト6,7.10とによって帯板3にペンデ
ィング力を付与して、所定の矯正作業を実行する。この
状態では、ギャードモータ41のモータ駆動回路41a
に対する回転数指令値は零であり、ギャードモータ41
は強制回転停止状態を維持し、ワークロール42は帯板
3との転接によって回転されている。
この状態で、位置センサ51で帯板3の溶接点が検出さ
れたときには、ステップ■からステップ■に移行し、帯
板3の走行速度に対応するワークロール42の回転数が
算出され、これが回転数指令値としてモータ駆動回路4
1aに出力されるので、ギャードモータ41が回転駆動
され、その回転力がバックアップロール33及び中間ロ
ール43を介してワークロール42に伝達され、ワーク
ロール42が帯板3の走行速度に同期して回転駆動され
る。
その後、帯板3の溶接点がテンションレバ94位置に達
すると、ステップ■からステップ■に移行して、急速開
閉シリンダ30のシリンダ駆動回路30bに論理値“1
°′の制御信号C3Iが出力されるので、各急速開閉シ
リンダ30のピストンロッド30aが急速に収縮して下
側ロールユニッ)RLが下降して、ワークロールユニッ
ト5,8゜9による帯板の矯正作業を解放し、ワークロ
ール42が帯板3の溶接点による衝撃力を受けることを
防止する。
その後、帯板3の溶接点がテンションレベラ4を通過し
て位置センサ52位置に達すると、これから論理値“°
l°゛の検出信号が得られ、これによってステップ■か
らステップ■に移行して、帯板3の走行速度とワークロ
ール42の周速とが一致するか否かを判定し、両者が一
致する場合には、ステップ■に移行して急速開閉シリン
ダ30のシリンダ駆動回路30bに論理値“O“の制御
信号CS +を出力して急速開閉シリンダ30のピスト
ンロッド30aを伸長させ、これによって下側ロールユ
ニットRLを上昇復帰させて矯正作業を復旧させ、次い
でステップ[相]に移行してモータ駆動電流を徐々に減
少させてギャードモータ41の強制駆動を停止させる。
また、帯板3の走行速度とワークロール42の周速とが
不一致であるときには、ステップ■からステップ■に移
行して、ワークロール42の周速を帯板3の走行速度と
一致させる回転数指令値をモータ駆動回路41aに出力
し、ギャードモータ41の回転数を制御してワークロー
ル42の周速を帯板3の走行速度に一致させ、両者が一
致した時点でステップ■に移行して、下側ロールユニッ
トRLを上昇復帰させて矯正作業を復旧させ、次いでス
テップ[相]に移行してギャードモータ41の強制駆動
を停止させる。
このように、上記実施例によると、下側ロールユニット
R4を下降させて解放状態とした後、上昇復帰させる際
に、ワークロール42の周速か帯板3の走行速度と一致
した時点で上昇復帰するので、ワークロール42が帯板
3に転接したときに、帯板3によって引っ張られる力が
作用することがなく、ワークロール42の折損を確実に
防止することができる。
なお、上記第1実施例においては、帯板3の溶接点を位
置センサ51,52で検出して、これらに基づいて下側
ロールユニソl”RLの昇降制御及びワークロール42
0回転制御を行う場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、別途帯板3の表面欠陥部のテンシ
ョンレベラ4への到達前の所定位置及びテンションレベ
ラ4の通過を手動入力する手動入力装置を設け、この手
動入力装置の出力信号を制御装置50に入力し、制御装
置50で手動入力装置の出力信号に応じて下側ロールユ
ニッ)Rtの昇降制御及びワークロール42の回転制御
を行うようにしてもよい。
次に、この発明を連続焼鈍ラインに適用した場合の第2
実施例を第6図について説明する。
この実施例では、テンションレベラが伸長ロールユニッ
ト71.72と、その後段側に配設された強制ロールユ
ニット73とで3ユニツト構成とサレ、各ロールユニッ
ト71〜73は、ワークロール42、中間ロール43及
びバンクアップロール33を備えており、伸長ロールユ
ニット71゜72は、ワークロール42の直径が20重
層に、強制ロールユニット73のワークロール42 (
D 直径が35mmに選定されている。ここで、伸長ロ
ールユニット71.72には、図示しないが、前記第1
実施例におけるテンションレベラ4と同様に、急速開閉
シリンダ30及びギャードモータ41が配設され、これ
らが制御装置50によって、第1実施例と全く同様に帯
板3の溶接点又は表面欠陥部が伸長ロールユニッ1−7
1.72に到達する前にギャードモータ41を駆動する
ことによりワークロール42の周速が帯′Fi3の走行
速度と同期するように制御され、溶接点又は表面欠陥部
が伸長ロールユニット71.72に到達した時点で下側
ロールユニットRtが下降し、溶接点又は表面欠陥部が
伸長ロールユニソ)71.72を通過した後にワークロ
ール42の周速と帯板3の走行速度とが一致した時点で
下側ロールユニットRLが上昇復帰され、その後ギャー
ドモータ41のモータ駆動回路41.)に対する駆動電
流が徐々に減少されて雰とされる。
この実施例においても、前記第1実施例と同様に、下側
ロールユニットRLが制御されるので、第1実施例と同
様の作用効果を得ることができる。
なお、上記各実施例においては、ワークロール42の回
転速度センサ54として、反射テープ60と光電変換器
61とを適用した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、エンコーダ等の回転センサ、パル
スジェネレータ等の任意の回転センサを適用し得ること
は言うまでもない。
また、上記各実施例においては、制御装置5゜に位置セ
ンサ51,52、走行速度センサ53及び回転速度セン
サ54の検出信号を入力した場合について説明したが、
これに限らず、帯板3の走行状態を上位計算機で監視し
ている場合には、この上位計算機から走行速度指令値、
ワークロールの矯正駆動指令、下側ロールユニットRL
の昇降指令等を制御装置50に入力し、これらに応じて
制御装置50で第5図に対応する処理を行うようにして
もよい。
さらに、制御装置50としては、ダイレクト・ディジタ
ル・コントローラに限らず他の電子回路を組み合わせた
構成とすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、帯板の溶接点
又は表面欠陥部がテンションレベラに達する前に下側及
び上側ロールユニットのワークロールの周速を帯板の走
行速度に同期させ、溶接点又は表面欠陥部がテンション
レベラに達したときに下側ロールユニットを解放して、
溶接点又は表面欠陥部を無負荷状態でテンションレベラ
を通過させ、溶接点又は表面欠陥部の通過が完了した後
、ワークロールの周速が帯板の走行速度に一致した時点
で下側ロールユニットを上昇復帰させるようにしたので
、下側ロールユニットの上昇復帰時に各ロールユニット
のワークロールの周速と帯板の走行速度とが確実に一致
することになり、ワークロールに帯板によって引っ張ら
れる力が作用することがな(、ワークロールの折損を確
実に防止することができ、しかもワークロールの強制駆
動が溶接点又は表面欠陥部がテンションレベラに到達す
る前に開始されるので、下側ロールユニットの上昇復帰
時においてワークロールの周速が帯板の走行速度と不一
致であっても、その修正を短時間で行うことができる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成図、第2図は第
1図の矢視■部の拡大断面図、第3図はワークロールユ
ニットのバックアップロール強制駆動機構を示す拡大断
面図、第4図は制御装置の一例を示すブロック図、第5
図は制御装置の処理手順の一例を示すフローチャート、
第6図はこの発明を連続焼鈍ラインに適用した場合の一
例を示す構成図である。 図中、1は入側プライドルロール、2は出側ブライドル
ロール、3は帯板、4はテンションレベラ、5,8.9
はワークロールユニット、6,7゜lOはデフレフクロ
ール、RLは下側ロールユニット、Ruは上側ロールユ
ニット、30は急速開閉シリンダ、30bはシリンダ駆
動回路、33はバックアップロール、41はギャードモ
ータ、41aはモータ駆動回路、50は制御装置、51
゜52は位置センサ、53は走行速度センサ、54は回
転速度センサ、71.72は伸長ロールユニット、73
は強制ロールユニットである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の上部ロールユニットと下部ロールユニット
    とを走行する帯板に押付けて繰り返し曲げ加工を施すこ
    とにより前記帯板の形状矯正を行うテンションレベラの
    運転方法において、前記帯板の溶接点又は表面欠陥部が
    テンションレベラに到達する前に前記各ロールユニット
    のワークロールを回転駆動させて帯板とワークロールと
    の速度を同期させた後、下部ロールユニットを急速に解
    放させ、前記溶接点又は表面欠陥部が通過した後、検出
    されたワークロールの周速と帯板の走行速度とが一致し
    た時点で前記下部ロールユニットを帯板に押付けるよう
    にしたことを特徴とするテンションレベラの運転方法。
JP3379788A 1988-02-16 1988-02-16 テンションレベラの運転方法 Pending JPH01210121A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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