JPH0840614A - 原紙の芯無し自動小巻き方法 - Google Patents

原紙の芯無し自動小巻き方法

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JPH0840614A
JPH0840614A JP20787894A JP20787894A JPH0840614A JP H0840614 A JPH0840614 A JP H0840614A JP 20787894 A JP20787894 A JP 20787894A JP 20787894 A JP20787894 A JP 20787894A JP H0840614 A JPH0840614 A JP H0840614A
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roll
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pinch rolls
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Toshio Mizukami
利夫 水上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大巻きされた製品原紙を向先の希望に応じ必
要な長さに小巻きする際に、紙管(芯管)無しで巻き取
り使用済み後の紙管の回収作業等を不要にする。 【構成】 大巻きされた原紙を小巻きに巻き替える際、
ピンチロール上面に紙端を左右方向から挟込むためのス
リットをその軸長方向へ穿設してなる一対の挟込みシャ
フトをピンチロールの両端側から対向させ、且つピンチ
ロールのセンターへ向け往復動可能で、且つ回動自在に
設けしめるほか、ピンチロール上方にはタッチロールを
上下動可能に配設し、初めに相対向する挟込みシャフト
をピンチロールのセンターへ向け移動させてスリット内
で紙の両横幅方向を把持させると共にタッチロールを下
降させ、該タッチロールで上記挟込みシャフトをピンチ
ロール上へ押圧しながらピンチロールの回動で挟込みシ
ャフト上に原紙の一定量を小巻きし、あと挟込みシャフ
トを引き抜き製品引取りロール側へ送り出して芯無しの
小巻製品となすことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大巻きされた原紙を小巻
きに巻き替えるための原紙の芯無し自動小巻き方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】小巻きとは大巻きされた製品原紙を向先
の希望長さのものに巻き替えて製品とするのであり、こ
れが製品原紙はラミネート紙、クラフト紙、OPPラミ
ネート紙及びその他のものである。従来の巻き替えには
専ら紙管(30〜60φ×500×2000L)を中芯
として使用して巻き取ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した小巻きに巻き
取るためには中芯として紙管を用意し、この表面に巻き
取るのであり、従って紙管分コストや重量が上昇する。
尚、紙管は再使用可能であるが回収作業が必要であり、
且つ回収したものの中でも破損品等があることからこれ
らを選別したりする作業も必要となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決せんとするものであって、その特徴とするところは巻
き替えのためのピンチロール上面に紙端を左右方向から
挟込むためのスリットをその軸長方向へ穿設した一対の
挟込みシャフトをピンチロールの両端側から対向させ、
且つピンチロールのセンターへ向け往復動可能で、且つ
回動自在に設けしめるほか、ピンチロール上方にはタッ
チロールを上下動可能に配設し、初めに相対向する挟込
みシャフトをピンチロールのセンターへ向け移動させて
スリット内で紙の横幅方向を把持させると共にタッチロ
ールを下降させ、該タッチロールで上記挟込みシャフト
をピンチロール上へ押圧しながらピンチロールの回動で
挟込みシャフトに原紙の一定量を小巻きし、あと挟込み
シャフトを引き抜き製品引取りロール側へ送り出して芯
無しの小巻製品となすことを特徴とする。
【0005】
【作用】1対の挟込みシャフトをピンチロールの上方で
夫々れのスリットが対向する状態で且つピンチロールの
センターへ向かって往復動可能で且つ自由回動する構成
となし、挟込みシャフトで紙の横幅方向を挟むと共に上
方からのタッチロールでピンチロール上へ押圧すると共
に自由回動させて一定量を巻き取ったあと、挟込みシャ
フトを抜き取る。挟込みシャフトが原紙巻き取り中に中
芯の代用をなし、該動作を繰り返し実施して芯無しの小
巻き製品を自動的に生産する。
【0006】
【実施例】図1は本発明方法の実施説明図であって、1
は大巻きされている原紙である。2a、2b、2c・・
・は途中のガイドロール、3はエキスパンダーロール、
4及び4’はピンチロール、5は上記ピンチロール上方
でエアシリンダーの作動で上下動されるタッチロール、
6は製品引き取りロールである。尚、7はピンチロール
4、4’と製品引取りロール6間に配設した原紙吸着
板、8は原紙切断具、9は製品押し出し具である。
【0007】上記構成は従来装置と変わりなく、即ち従
来の紙管を使用した小巻き製品とするにはピンチロール
4、4’上で原紙1から引き出される紙先端を用意した
紙管(中芯)外周へ少し巻き付けしめ、これを上方から
エアシリンダーの作動で降下させたタッチロール5の押
圧下でピンチロール4、4’の回動と共に一定量の巻取
りを行わしめ、終了すると押し出し具9で製品引取りロ
ール6へ押し出さしめ、製品引取りロール6側の原紙を
吸着板7上へ真空吸引手段の作動で吸着させ、且つこの
状態でその前面側原紙を切断具8の作動により切断して
切離しが行われるようにする。しかしてその後、吸引手
段を解除すると共に吸着板7上の切断紙端を別の紙管に
巻き付け、再びピンチローラ4、4’上でタッチロール
の押圧下で前記同様の作業を繰り返す。
【0008】上記は従来に於ける紙管(中芯)を使用し
た小巻き製品の製造方法の説明であるが、本発明では図
2に示す如き1対の挟込みシャフト10をピンチロール
4、4’上で対向させると共に、ピンチロールのセンタ
ーpへ向けて(イ)(ロ)の往復動可能に且つ回動自在
となさしめる。ここに1対の挟込みシャフト10はその
中央部に於ける軸長方向へ紙を通過可能とするスリット
11が穿設してあり、各スリット11を対向する状態と
なさしめると共に原紙の左右横幅方向を挟み込み可能と
なしてある。
【0009】次に本発明ではピンチロール4、4’から
製品引取りロール6へ向かう側に原紙の下面を支承して
ピンチロール4、4’の上方へ移動したり、製品引取り
ロール6側へ移動したりするガイドロール12が配設し
てある。しかして、本発明では上記ガイドロール12が
ピンチロール4、4’の上方へ移動するとき原紙1を垂
直に持ち上げるようにして前記挟込みシャフト10のス
リット11を左右横幅方向から差し入れ易くするように
なすのである。
【0010】図3〜図8は本発明による芯無し小巻き製
品の製造工程説明図であって、図3は原紙が吸着板7で
吸引止着されている状態でガイドロール12がタッチロ
ール4、4’の上方へ移動し原紙1を垂直に保持し、こ
の時原紙の左右横幅方向へ挟込みシャフト10が移動し
て来て、各スリット11に原紙が挟込まれるものとな
る。
【0011】図4は挟込みシャフト10のスリット11
に原紙1を挟み込んだ後、上方からのタッチロール5が
下降して来て挟込みシャフト10をピンチロール4、
4’上へ押圧している状態を示しており、ピンチロール
4、4’の回動と共に挟込みシャフト10上に原紙1が
巻き込まれて行くものとなる。この際、ガイドロール1
2は製品引取りロール側へ移動させられるものとなって
いる。
【0012】図5は上記で原紙が一定量巻き取られタッ
チロール5を上昇させると共に、挟込みシャフト10を
引き抜いた状態を示しており、図6はそのあと後方から
押し出し具9の作動で、即ちエアシリンダーの作動でピ
ストン杆を前方へ移動させて上記小巻き製品を製品引取
りロール側へ押し出さしめ、押し出された小巻き製品の
巻き終わり側を吸着板7で吸引止着させた説明図であ
る。
【0013】この状態下で切断具8を原紙1の幅方向へ
走行させて小巻き製品側を切断せしめる。図7は上記切
断後で未だ原紙先端が吸着板7で吸引止着されている時
に、ガイドロール12をピンチロール4、4’の垂直上
方へ移動させた状態図である。この際、押し出し具9の
ピストン杆は元状に復帰している。
【0014】次に、図8は上記状態で挟込みシャフト1
0がピンチロール4、4’のセンター中心へ移動して来
て原紙1の左右横幅方向をスリット11内へ挟み込む状
態図を示しており、その後吸着板7の吸引止着を解除さ
れると共にタッチロール5の下降で挟込みシャフト10
がピンチローラ4、4’上で自由回動されることによ
り、原紙1が挟込みシャフト10上へ巻き取られるもの
となる。この際、吸着板7側へ引き出されるものとなっ
ている原紙1の切断端は挟込みシャフト10上へ巻き込
まれるものとなる。以後は、前述同様の動作の繰り返し
となる。
【0015】本発明に於て挟込みシャフト10の外周面
には原紙を小巻きした後の引き抜きを容易ならしめるべ
く滑り剤のコーティング処理を行うことが出来る。又、
そのスリット内を溝加工した構成となし原紙を挟み込ん
だ後、中央に球体を支持した摺動子を溝内の先端部へ向
けて摺動移動させて紙のスリット内止着やスリットの撓
み防止などを図るようにすることも出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く、中芯(紙管)を使
用することなく原紙を一定量の小巻き製品となさしめる
ことの出来るものであって、中芯(紙管)を使用しない
ことから製品コストが低減し、且つ重量の低減は勿論の
こと取扱いや包装等も簡便となる。又、使用後の中芯
(紙管)の取扱い問題(処分や回収等)も一切生じない
のであり、従って資源の節約と共に環境上にも優れたも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施説明図である。
【図2】本発明で使用される挟込みシャフトの説明図で
ある。
【図3】小巻き製品の製造される工程説明図である。
【図4】小巻き製品の製造される工程説明図である。
【図5】小巻き製品の製造される工程説明図である。
【図6】小巻き製品の製造される工程説明図である。
【図7】小巻き製品の製造される工程説明図である。
【図8】小巻き製品の製造される工程説明図である。
【符号の説明】
1 原紙 2a、2b、2c ガイドローラ 3 エキスパンダーロール 4、4’ ピンチロール 5 タッチロール 6 製品引取りロール 7 吸着板 8 原紙切断具 9 製品押し出し具 10 挟込みシャフト 11 スリット 12 ガイドロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大巻きされた原紙を小巻きに巻き替える
    際、ピンチロール上面に紙端を左右方向から挟込むため
    のスリットをその軸長方向へ穿設してなる一対の挟込み
    シャフトをピンチロールの両端側から対向させ、且つピ
    ンチロールのセンターへ向け往復動可能で、且つ回動自
    在に設けしめるほか、ピンチロール上方にはタッチロー
    ルを上下動可能に配設し、初めに相対向する挟込みシャ
    フトをピンチロールのセンターへ向け移動させてスリッ
    ト内で紙の横幅方向を把持させると共にタッチロールを
    下降させ、該タッチロールで上記挟込みシャフトをピン
    チロール上へ押圧しながらピンチロールの回動で挟込み
    シャフト上に原紙の一定量を小巻きし、あと挟込みシャ
    フトを引き抜き製品引取りロール側へ送り出して芯無し
    の小巻製品となすことを特徴とする原紙の芯無し自動小
    巻き方法。
  2. 【請求項2】 ピンチロールから製品引取りロールへ向
    う側に原紙の下面を支承してピンチロール上方へ移動し
    たり、製品引取りリール側へ移動したりするガイドロー
    ルを配設し、挟込みシャフトがスリット内へ原紙を挟む
    込む際に原紙をピンチロール上の垂直方向へ保持するよ
    うになすことを特徴とする請求項1記載の原紙の芯無し
    自動小巻き方法。
  3. 【請求項3】ピンチロールと製品引取りロールとの間に
    原紙の真空吸着手段と原紙の切断手段とをこの順序に配
    設し、ピンチロール上で芯無し状態に巻き取られた原紙
    を製品引取りロールへ送り出す途中で原紙の巻き終わり
    側を真空吸着手段で吸着し、次に切断手段の作動で真空
    吸着手段の前面側を切断して切り離すようになさしめる
    ことを特徴とする請求項2記載の原紙の芯無し自動小巻
    き方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915443A2 (de) 1997-11-06 1999-05-12 GRUNDIG Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Aussendung von Notrufsignalen aus einem Kraftfahrzeug
WO1999043989A1 (fr) 1998-02-27 1999-09-02 Daikin Industries, Ltd. Unite interieure pour conditionneurs d'air et sa structure d'installation

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915443A2 (de) 1997-11-06 1999-05-12 GRUNDIG Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Aussendung von Notrufsignalen aus einem Kraftfahrzeug
EP0915443B2 (de) 1997-11-06 2007-12-12 Delphi Technologies, Inc. Vorrichtung zur Aussendung von Notrufsignalen aus einem Kraftfahrzeug
WO1999043989A1 (fr) 1998-02-27 1999-09-02 Daikin Industries, Ltd. Unite interieure pour conditionneurs d'air et sa structure d'installation

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Effective date: 19960903