JP3665310B2 - 巻取機における巻芯成形方法ならびに装置 - Google Patents

巻取機における巻芯成形方法ならびに装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は主としてターレット型巻取機を用いたウエブの巻取りにおける巻芯成形方法ならびに装置に係り、詳しくは既製の中空円筒状巻芯を使用することなく、巻取機内で一連の操作によって厚紙を円筒状巻芯として成形し、これにウエブを巻き重ねてウエブの巻取りを可能ならしめる巻取機における巻芯成形方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ターレット型巻取機による長尺のウエブの巻取りにおいては、ウエブ自体の剛性で巻取ロール形態を保持できない軟質系のプラスチックフィルムや薄紙に対しては、通常、予め成形された中空円筒状の紙管やプラスチック管の巻芯上にウエブを巻き重ねて巻取りが行われている。
【0003】
しかし、上記のように予め成形された巻芯にウエブを巻取る場合には、こうして出来上がった巻取ロールからウエブを巻き戻し、使い切った後にはこの中空円筒状の巻芯が不要物として残ってしまう。
この巻芯は、たとえ紙管であっても簡単に廃棄処分することができず、また再利用するにも集積,分類,流通その他の管理に手間と相当の費用が発生する。
【0004】
そこで近時、紙管を使用せず、巻取時に厚紙を円筒状にして巻芯を作成し、これにウエブ例えばストレッチフィルムを巻き取り、使用後、該巻芯を拡げて再利用し、産業廃棄物として処理する必要をなくすることが考えられ、一部試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この場合は厚紙を取り出し、該厚紙を巻芯軸に手で巻きつけてその突き合わせ部に粘着テープを短冊状に切断して貼りつけていた。
そして、これらの作業はすべて人為的であったため、効率が悪く、かつ精度も悪かった。
【0006】
本発明は上述の如き実状に対処し、上記既製の紙管等を使用せず、厚紙を巻取機において円筒状に作成してウエブを巻取る際の効率的な巻芯成形方法、ならびにその装置の具体化を提案するものであり、厚紙から巻芯形成に至る巻芯成形操作を巻取機内において効率よく一連で行うことにより、出来上がった巻取ロールからウエブを巻き戻し、使い切った後に中空円筒状の巻芯不要物として残るも、元の厚紙状に容易に復元させ、廃棄処分を簡単ならしめると共に、巻芯成形の自動化を促すことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記目的に適合する本発明の特徴は、先ず、請求項1に係る巻芯成形方法として、巻芯を形成可能な幅と長さを有する厚紙の長さ方向一端末に幅方向にわたり1以上の短冊状粘着テープを後半部を厚紙端より延出してその前半部を貼り付けた厚紙を素材として、該厚紙を烏口状厚紙保持器に送り込み、該保持器内部を通して先端まで移送し、次いで該保持器を巻芯成形位置近傍に回動して厚紙先端を巻取機の巻芯軸を抱え込んだ回動可能な無端ベルトと、巻芯軸の接触開始点と終了点の間の隙間に臨ませて該ベルトを起動し、厚紙を同ベルトと巻芯軸の間に差し込み巻芯軸の周りに添わせて回動させると共に、厚紙の前後端突き合わせ部の外周を粘着テープにより止着して巻芯を成形し、爾後の巻取りに供する巻芯成形方法である。
【0008】
請求項2は、上記方法に厚紙に短冊状粘着テープを貼り付ける厚紙端末テープ処理を一連の工程とするものであり、粘着テープロールを引出し可能に保持せしめて、該ロールよりガイドロール,押えロールを介し、支持板で支持して粘着テープを引き出し、引き出した先端を昇降可能な吸着機能付き上面クランパと、回動型下面クランパよりなる一対の上下クランパにより挟着して、該挟着部が貼付台上に保持された巻芯形成用厚紙の後端部上部に位置するように移送し、挟着部と支持板の間で粘着テープを切断して所定長さの短冊状テープとすると共に、下面クランパを回動させて退避させる一方、上面クランパを短冊状粘着テープを吸着保持させたまま下動させて貼付台上の厚紙後端部に該粘着テープ後半部を厚紙後端より後方に延出させた状態でその前半部を貼り付け、次いで、上面クランパの吸着を解放し、昇動せしめてその後に粘着テープの貼り付けられた上記粘着テープ付厚紙を送り出し、引き続き請求項1の方法を適用して、前述した烏口状厚紙保持器に送り込み、該保持器内部を通して先端まで移送し、次いで該保持器を回動して厚紙先端を巻取機の巻芯軸を抱え込んだ回動可能な無端ベルトと、巻芯軸の接触開始点と終了点の間の隙間に臨ませて該ベルトを起動し、厚紙を同ベルトと巻芯軸の間に差し込み巻芯軸の周りに添わせて回動させると共に、厚紙の前後端突き合わせ部の外周を粘着テープにより止着して厚紙より巻芯を一連の工程により成形し、爾後、巻取り位置に移動させ、ウエブを巻取ることを特徴とする。
【0009】
請求項3は、上記請求項2に係る方法を実施する具体的態様であり、粘着テープロールを複数個設置し、各ロールより粘着テープを引き出し請求項2記載の方法に従って複数の短冊状粘着テープで止着された円筒状巻芯を成形することを特徴とする。
【0010】
請求項4は、上記請求項1に係る方法を実施するための装置の構成であり、多軸ターレット型巻取機において、該巻取機の巻芯成形位置Aに対応して、厚紙を1葉ずつ粘着テープ貼付台へ移送する手段,粘着テープロールよりテープを引き出し、適宜の長さに切断して前記テープ貼付台へ移送された厚紙端末に上記粘着テープをその後半部を後方に延出して貼り付ける手段,前記端末テープ処理された厚紙を多軸ターレット巻取機の巻芯成形位置へ移送する手段,上記移送された厚紙を巻芯成形位置の巻芯軸に巻き付け突き合わせ部を前記厚紙端末の粘着テープにより止着して巻芯を成形する手段からなる巻芯成形手段が夫々一連に付設されていると共に、前記端末処理された厚紙を巻取機の巻芯成形位置へ移送する手段が前記粘着テープ貼り付け手段で粘着テープが貼り付けられた厚紙を巻芯成形位置まで移送する烏口状厚紙保持器と、同保持器を巻芯成形位置へ回動させる回動アームからなる厚紙移送装置であり巻芯成形手段が上記厚紙移送装置の回動した先に移送した厚紙を巻取機の巻芯成形位置の巻芯軸に巻付かせるベルト抱え込み型厚紙巻付装置を含み、上記厚紙を厚紙巻付装置の無端ベルトの作動により巻芯軸の周りに沿って誘導し巻芯を成形し得るように構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項5は、上記請求項4に係る装置における厚紙端末へ粘着テープを貼り付ける一連の粘着テープ引き出し・切断・貼付機構として、固定フレームと、該固定フレームに沿って前後に摺動可能な可動フレームを有し、固定フレームには粘着テープロールを回転可能に保持する保持部と、該保持部に保持された粘着テープロールより引き出されたテープを誘導するガイドロールと、該粘着テープのたるみを防止する押えロールと、それら各ロールより引き出された粘着テープを支持する支持板が設けられており、一方、可動フレームには、前記押えロールより引き出される粘着テープを所要の長さの短冊状テープに切断する切断刃が上下動可能に設けられ、かつその前部に吸着機能付き昇降型のテープ上面クランパと、回動型テープ下面クランパからなる一対の粘着テープ挟着用上下クランパが設けられていて、切断刃は可動フレームが摺動し、上下クランパがテープ貼付台の上部に移動したとき、その挟着部と固定フレームの支持板との間で粘着テープを切断するようになっていると共に、上下クランパは下面クランパが回動可能である一方、上面クランパは切断した短冊状粘着テープの前半部を吸着保持して下動し、上記貼付台上に載置された厚紙の後端にテープ後半部を被貼付片後端より後方へ延出させた状態で貼り付けると共に、貼り付け後、吸着保持を解放して昇動するようになっている機構を用い、一連に配設せしめたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、上記請求項5における粘着テープ引き出し・切断・貼付機構の押えロールを引き出した粘着テープのたるみを防止するため弾性的に支持せしめること、また、請求項7に係る発明は、同じく上記粘着テープ引き出し・切断・貼付機構において粘着テープを支持する支持板と下面クランパの夫々のテープ接着面に対し離型処理を行うことを特徴としている。
【0013】
【作用】
上記本発明によれば、例えば3軸ターレット巻取機を用いるときは、粘着テープロールが引き出され、適宜の長さに切断されて短冊状として貼付台上に載置された厚紙の一方端末に短冊状の粘着テープの略半分がかかるようにして貼り付けられた粘着テープ付厚紙を送り出しローラで送出し、烏口状厚紙保持器で保持して、この保持器を回動させて3軸ターレット型巻取機の上部に位置する巻芯成形位置Aまで移送し、その先端を回動可能な無端ベルトと巻取機の巻芯軸との隙間に差し込んでベルトの回動と共に差し込んだ厚紙を巻芯軸のまわりに巻き付け、突き合わせ部を前記粘着テープの延出している略半分で貼り合わせ止着して円筒状巻芯に成形する。
【0014】
かくして、上述のように巻芯成形位置Aにおいて巻芯が成形されると、ターレット型巻取機は通常の作動に従って巻芯を巻取位置,巻取ロール取り出し位置へ順次回動して原反ロール又は前工程からのウエブを巻き取ると共に、巻取り後、該巻取ロールを取り出す。
上記の巻取成形,ウエブ巻取り,巻取ロールの取り出しの一連の動作は本発明にあって巻取機内において設定された駆動に従って作動され、既製の巻芯を使用せず巻芯を成形しつつウエブの巻取りがなされる。
なお、上述の如く巻芯を成形しつつ巻取りを行ってゆくことにより、2軸ターレットとするときは、巻芯成形位置と巻取ロール取り出し位置を共通として、また4軸ターレットとするときは、一つの軸位置を空けて他の軸位置の機能に余裕をもたせて一連の巻芯成形,巻取り,巻取りロール取り出し作動を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、更に添付図面にもとづいて本発明の具体的態様を3軸ターレット型巻取機の場合について詳述する。
なお、3軸ターレット型巻取機は、ターレットを回動可能に保持し、原反ロールより引き出されて来たウエブをガイドローラ,コンタクトローラ等を介し、巻芯供給位置で供給されて巻取位置に移送して来た巻芯にウエブ切断,巻付装置によりウエブを巻き付けて、巻き付け後、満巻巻取ロールを巻取ロール取り出し位置で既知の取出し装置により取り出すようになっていることは周知であり、従ってここでは該巻取機の説明については省略することにし、本発明の特徴とする粘着テープ引き出し・切断・貼り付けによる巻芯素材の厚紙の端末テープ処理より巻取機の巻芯成形位置における巻芯成形操作に至る構成について詳述する。
【0016】
図1は本発明における粘着テープ引き出し・切断・貼付装置の1例を示す正面概要図、図2は同側面概要図、図3は同装置における要部をなす上下クランパの概要図、図4は端末テープ処理された厚紙の送り出し機構を示す概要図、図5は同機構の要部平面図、図6は端末テープ処理された厚紙の状態を示す平面図、図7は上記端末テープ処理された厚紙を巻芯成形位置に移送する烏口状厚紙保持器の作動状態を示す正面概要図、図8は図7の要部平面図、図9は3軸ターレット型巻取機の巻芯成形位置における巻芯成形操作を示す正面概要図、図10は巻芯成形状況を示し、(イ)は巻芯軸をベルトで抱え込んだ状態、(ロ)は厚紙巻付装置への厚紙差し込み状態、(ハ)は巻芯軸に厚紙を巻き付けた状態、図11は厚紙を巻き付けた巻芯の形態を示す部分斜視図である。
【0017】
本発明巻芯成形方法は上記の各図において、特に図1に示す粘着テープ貼付台16に載置された厚紙Pの端部、図では右側に短冊状の粘着テープt′を半掛り状に貼り付けて、図9に示す巻芯成形操作を経て図11に示すように巻芯Kを成形することからなる。
【0018】
以下、順次、その工程に従って説明する。
図1は巻芯成形の前段階として使用し、好適な厚紙端部に短冊状の粘着テープt′を半掛り状に貼り付ける粘着テープ引き出し・切断・貼付装置の1例を示しており、 同図において、1は固定フレーム、2は該固定フレーム1前部に設置されたレール部4を介して作動用シリンダー3により前後に摺動可能な可動フレームであり、上記固定フレーム1には粘着テープロールRtを保持する保持部5が引き出し回転可能に設けられていると共に、保持部5に装着された粘着テープロールRtより粘着テープtを引出し誘導するためのガイドロール6と、更に続いて、引き出した粘着テープがたるむことのないように押えロール7が設けられており、その引出し側前部には引き出した粘着テープを支持するテープ支持板11が取り付けられている。
【0019】
ここで上記押えロール7は引き出される粘着テープを所定の緊張下でたるむことなく確実に案内するため、自由回転ロールとなっており、少なくとも一方のロール、図では上部側ロール7aがばね8によって弾性的に支持され、粘着テープを下部側ロール7bとの間で確実に押えるように構成されている。
【0020】
一方、上記固定フレーム1に対し、前後に摺動する可動フレーム2には、粘着テープtを切断し、短冊状の粘着テープを得るべく作動シリンダー10によって上下動可能な切断刃9が設けられていると共に、粘着テープtの先端を吸着保持するテープ上面クランパ12と、粘着テープ下面側に接触し保持するテープ下面クランパ14からなる一対のテープ挟着クランパが設けられている。
【0021】
上記クランパのうち、上面側のクランパ12は図3に示すように下面に吸着口をもつ吸着具12aが設けられて作動シリンダー13により上下昇降動可能となっており、一方、下面側のクランパ14は図2に示すように回動用ロータリーシリンダー15により図1の鎖線で示すように90度回動し得るように構成され、引き出された粘着テープtを支持板11で支持して、その先端側を上下クランパ12,14により挟着し、可動フレーム2の摺動と共に前方(図1左方)へ移動し得るようになっている。
なお、固定フレーム1に設けられた支持板11は図2の斜線に示すように前部が細幅部となっていて、上記の上面クランパ12により吸着するとき、吸着機能を阻害しないように形成されている。
図中、16は巻芯形成用の平面状厚紙Pを載置し、その後半部に前記上下クランパにより挟着されて移動して来た粘着テープを貼り付ける貼付台であり、この貼付台16上には適宜手段によって上記厚紙が載置される。
【0022】
例えば、厚紙が積層された積層体より厚紙を最上層より一葉ずつ吸着して載置してもよく、あるいは厚紙を随時、所定長さに切断して載置するようにしてもよい。
厚紙を一葉ずつ吸着して載置する手段としては2段作動昇降型厚紙吸着器を利用し、吸着盤の下面が厚紙積置テーブル上の最上部の板紙に十分届くまで一段降下させて厚紙を一葉吸着し、次いで吸着器の1段作動を復帰させ、厚紙を一葉持ち上げ、更に吸着器走行体を走行させて吸着器を全ストローク下降させ、吸着を解放し、厚紙を粘着テープ貼付台に移送載置する。
以上の動作を繰り返すことにより、最上部の厚紙の位置が下り所定の高さを下回ると、厚紙上面位置検出光電管が反応してテーブル昇降機構が作動し、厚紙上面位置を所定の位置まで上げるようにする一連の装置が使用される。
【0023】
次に上記粘着テープ引き出し・切断・貼付装置により巻芯成形に先立って巻芯素材の厚紙の一端に端末テープ処理が行われる作動について説明すると、先ず厚紙Pが上述の如く適宜手段によって貼付台16に載置されるが、このとき粘着テープロールから引き出された粘着テープtの先端は、ガイドロール6等を介して吸着機能付昇降型テープ上面クランパ12と回動型テープ下面クランパ14に挟持されており、粘着面は下面となり、後端は粘着テープロールRtにつながっている。
【0024】
そして、図1において可動フレーム2が作動シリンダー3によって左行すると、この可動フレーム2には上面及び下面クランパ12,14ならびに切断刃9等の機器が組み込まれているので、テープt先端はロールを巻き戻しながら図1におけるクランパの左行終了位置まで移動し、可動フレーム2の左行が終了すると上記の各機器は図1の仮想線で示す位置に移動する。
【0025】
図1仮想線位置まで移動すると、次にテープ切断刃作動シリンダー10により切断刃9が下降し、テープは切断され、短冊状になり、上面クランパ12及び下面クランパ14にその左半分(図1参照)が挟持されている。
一方、切断されたテープの右側は、テープ先端支持板11に支えられている。
【0026】
この状態で上面クランパ12の吸着機能が作動して短冊状テープt′の左半分の上面を吸い付けると共に、下面クランパ14が図の左方向鎖線位置へ90度回動して短冊状テープの挟持を解放する。
なお、このときテープは上面クランパ12に吸着された状態を保っている。
【0027】
そして、次に上面クランパ昇降シリンダー13が作動し、上面クランパ12を下降せしめ、短冊状テープt′の左半分を厚紙に押し付けて厚紙に貼り付け、これが終わると、上面クランパ12の吸着機能を停止し、昇降シリンダー13を作動させて上面クランパ12を最上位置まで復帰させる。
かくして、上面クランパ12を最上位置に、下面クランパ14を左90度回動した位置に、また切断刃物を上昇復帰位置にした状態で可動フレーム2を定位置まで復帰させる。
【0028】
続いて下面クランパ14を90度復帰回動せしめテープの先端両側部(テープ先端支持板11の細幅部の両サイドにはみ出している部分)を支えると共に、上面クランパ12を定位置まで下降し、引き出しテープの左先端部を下面クランパ14とで挟持し、粘着テープ貼付動作の1サイクルを終了する。
【0029】
図6は以上のようにして厚紙Pの一端において、粘着テープt′をその半分を厚紙Pより延出して貼り付けた状態であり、粘着テープロールRtが粘着面を内側として巻かれているため、図6に示される粘着テープt′は延出部がその一面に粘着面に露出していて、円筒状に形成したとき、その突き合わせ部において対向端に確実に接着を行うことができる。
【0030】
なお、粘着テープt′は1つの円筒形成において、1片とは限らず、複数片、図では3片が用いられて円筒状巻芯を形成するようになっている。
この場合には保持部5に装着される粘着テープロールRtは細幅であるため、間隔をおいて複数個、本例の場合は3個が並設されて保持され、夫々の粘着テープロールから粘着テープが引き出されて、夫々に対応して設けられたガイドロール,押えロール,上下のクランパ等によって巻芯長さに対応する平面状厚紙の一端に夫々貼り付けられる。
【0031】
なお、上記の粘着テープ引出し・切断・貼付によって得られる端末テープ処理された粘着テープ付き厚紙Pは、次工程である巻芯成形工程へ送り出されて巻芯成形に供されるが、図4及び図5は同工程へ送り出すための送り出しローラを示し、貼付台16下部に駆動用モータ22によって駆動される送り出しローラ21が配設され、上部に作動シリンダー26によって支点25を中心として回動するアーム24の先端にピンチローラ23が取り付けられて、作動シリンダーの作動により回動下降して厚紙を挟持クランプすると共に、送り出しローラ21とピンチローラ23により挟持して後端に粘着テープが貼り付けられた厚紙を前方へ移送し、上下一対の第2送り出しローラ27を通じて円筒状巻芯に形成する巻芯成形工程に送り出すようになっている。
【0032】
図7は上記のようにして送られる図6に示す端末テープ処理された粘着テープt′付厚紙Pを巻芯成形工程へ移送するための厚紙移送装置であり、アーム回動用モータ31によりプーリ32,33及び駆動チェーン34を介してプーリ33軸を中心として回動アーム30が回動し得るようになっており、回動アーム30の先端には烏口状厚紙保持器35が設けられていて、駆動モータ28によってプーリ29を介して駆動される第2厚紙送り出しローラ27によって上記烏口状厚紙保持器35に送り出されるようになっている。
【0033】
なお、上記の厚紙送り出しにおいて、テープ貼付台に設置されている第1厚紙送り出しローラ21,23と厚紙移送装置に設置されている第2厚紙送り出しローラ27が同周速で回転し、厚紙の左端を烏口状厚紙保持器35先端まで送り出し停止する。
このとき、厚紙の右側は第1厚紙送り出しローラ21,23位置は完全に通過するが、第2厚紙送り出しローラ27位置の手前で停止し、左端は烏口状厚紙保持器35の先端に到達し、厚紙送り出しローラ27の停止と共に、厚紙は厚紙移送装置内でクランプされた状態になる。
【0034】
ここで、図8に示すように、上記第2の厚紙送り出しローラ27は第1厚紙送り出しローラと同じく軸方向に分割され、それぞれ複数組が装備されており、また烏口も狭巾のものが複数組装備されている。
しかし、何れの装備位置も粘着テープの通過する位置を避けるようになっている。
かくして厚紙が厚紙移送装置内でクランプされた状態になると、厚紙は下部に位置して図9に示すターレット型巻取機の巻芯形成位置に近接して設けられている厚紙巻付装置に向かって移送される。
【0035】
かくて、次工程の厚紙巻付装置(図9)の巻付準備体勢が整ったら粘着テープ付厚紙移送装置の回動アーム30が同回動用モータ31の作動により図7で半時計方向に回動を開始し、その烏口状厚紙保持器35の先端部が厚紙巻付装置の所定の差し込み位置に到達したら移送装置の回動を停止する。
このとき、厚紙の先端は烏口状厚紙保持器35の先端部にあり、次の巻付動作に備えて待機している。
【0036】
厚紙巻付装置はアイドラプーリにより掛架された搬送用の無端ベルト37と抱え込みアーム41,43,アーム付ベルト張力付与ウエイト39,ベルト駆動モータで駆動される駆動プーリ38等から構成されており、休止状態では図9の実線に示す状態となっており、その作動によりターレットTの巻取成形位置Aにある巻芯軸Sを図10(イ)に示すようにベルト37で抱え込むようになって、前記烏口状厚紙保持器35の烏口先端を図10(ロ)の如く上述の巻芯軸Sをベルト37で抱え込んだ該ベルトと巻芯軸接触開始点と終了点の間の隙間に臨ませる。
このとき、特にアイドラプーリ(チ)〜(ル)間ではベルトは直線状に張られており、ベルトに付与される張力はアイドラプーリ(ハ)によってバランスウエイトの重力が作用するようになっている。
【0037】
この状態で第2厚紙送り出しローラ27と無端ベルト37を起動し、ベルトと巻芯軸の接触面の間に厚紙Pを差し込み、厚紙を巻芯軸Sの周りに添わせて図10(ハ)に示すように円筒状に成形する。
このとき、厚紙の左端と右端は巻芯軸を略一周したところで突き合わせ状態となり、若干の隙間を生ずるが、その外周部で図11に示されるように粘着テープt′で貼り合わされる。
【0038】
無端ベルト37は短冊状の粘着テープの数だけ用意され、テープの位置に対応して作用するもので、テープの粘着面は確実に厚紙の外周部に圧接されるようになっている。
なお、巻芯軸Sはベルト37の動作によって伴回するが、厚紙の腰が強い(剛性が大きい)場合は、巻芯軸Sにも中心回転力を積極的に与え、巻芯軸Sの周速がベルトによって伴回する速度よりも稍早くすることにより、厚紙をしっかり巻き締めるのがよい。
【0039】
次に上記構成による厚紙巻付装置について巻付の動作を図9に従って説明すると、下記の通りである。
【0040】
a)先ず抱え込みアーム41が同エアーシリンダー40によって反時計方向に、また、抱え込みアーム43が同エアーシリンダー42によって時計方向にそれぞれ回動する。
b)そして、両アーム41,43の回動が終了すると、アイドラプーリ(チ)は(チ′)位置へ、アイドラプーリ(ル)は(ル′)位置へ移動する。その結果、休み状態で(チ)〜(ル)間に直線状に張られていたベルト37は、(チ′)から巻芯軸の外周を抱き込むように沿って(ル′)へ至るようになる。
無端ベルトの総長さは変わらないから、このコース変動によって生ずる差は、アイドラプーリ(ハ)がベルトに引っ張られて(ハ′)位置へ移動することにより吸収される。
この一連の作動が完了することにより巻付の準備体勢が整うことになる。
【0041】
c)そこで、巻付ベルト駆動プーリ38を起動すると、ベルト37は図9の矢印の方向に走行し、同時に巻芯軸Sも矢印の方向にベルト37の走行速度と同じ周速で伴回する。
d)そして、端末テープ処理された粘着テープ付き厚紙移送装置に組み付けられた厚紙送り出しローラ27を、その周速が上記プーリの走行速度に同調して駆動すると、厚紙が上記移送装置の烏口状厚紙保持器35の先端より押し出され、アイドラプーリ(ル′)の上面を走行するベルトにガイドされ、図10(ロ)のように巻芯軸S外周に沿って移動する。
【0042】
e)このように厚紙が巻芯軸Sに沿って1周すると図11に示すように厚紙端部からはみ出している粘着テープt′が厚紙Pの先行部の上面に貼り付き、巻芯Kが形成される。
【0043】
一重巻芯の場合は、ここでサイクルは終了し、粘着テープ付厚紙移送装置及び厚紙巻付装置は定位置の休み状態に復帰する。
二重巻芯の場合は、上記の終了で厚紙巻付装置はベルト37の駆動のみ止めて、ベルトの状態は巻芯軸Sを抱き込んだままの状態にしておく。
【0044】
一方、粘着テープ付厚紙移送装置は定位置に復帰させる。そして、二重巻芯の外側の2枚目の厚紙に対し、前述の動作を行い、二重巻芯形成完了後、厚紙巻付装置,粘着テープ付厚紙移送装置を定位置に復帰させ、サイクルを終了する。
【0045】
以上のようにして、巻芯が上述の如く成形されると、無端ベルト37は駆動により巻芯及び巻芯軸の抱き込みを解放し、厚紙巻付位置より退避し、以後は成形された巻芯がターレットTの回動により巻取位置Bに移送されてウエブの巻き取りに供され、更に満巻となった巻取ロールが巻取ロール取り出し位置Cに移されて取り出される一方、巻取位置Bにおいては図示していないが、ウエブ切断,巻付装置が作動し、ウエブが切断装置18により切断されて、切断端が次の巻芯に巻き付けられることは従前と同様である。
【0046】
なお、以上は主として一重巻芯の成形について説明して来たが、強化のため二重巻芯を成形しようとする場合には、基本的には同様であるが、内側の1枚目の厚紙による成形では、特に短冊状の粘着テープの貼付は必要なく、省略することが可能であり、唯、1枚目の厚紙を円筒状に成形完了した時点で無端ベルト37で該厚紙を巻芯軸に巻き付かせた状態を確実に保持させることが肝要である。
【0047】
そして、次の2枚目の厚紙による成形は、一部、前述したように、内側の1枚目の厚紙の成形が終了した後に、前述した一重巻芯の成形と同じ順序で行えばよい。但し、巻芯軸をベルトで抱え込む工程は既に1枚目の厚紙で保持されているので特に必要ない。
【0048】
以上のようにして、本発明より巻芯の成形を巻芯材料である厚紙を送り込むだけで巻取機内で厚紙を円筒状に巻芯に成形してウエブ巻取りを行うことが可能であり、更に粘着テープの引き出し,切断,貼付装置を連設することにより、上記の巻取機内での巻芯成形を効率的に行うことを可能ならしめ、従来の如き紙管を使用することなく巻芯成形と巻取りを一連の工程で行うことができる。
【0049】
なお、上記説明では3軸ターレット型巻取機について説明して来たが、本発明は3軸型に限るものではなく、2軸型あるいは4軸型などにおいても可能であり、2軸型の場合には巻芯成形位置Aと巻取ロール取り出し位置Cを兼用させ、巻取ロール取り出し後、巻芯成形機能を行うようにすればよく、一方、4軸型の場合には、その1つ、通常、巻芯成形位置Aと巻取ロール取り出し位置Cの間の位置を遊びとして、各軸位置の機能に余裕を持たせることができる。
【0050】
かくして、本発明では多軸ターレット型巻取機を用いて既製の紙管等を使用せず、巻芯成形,巻取り,満巻巻取ロール取り出しをターレットの1回動と共に効率的に行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上のように巻芯成形機能を多軸ターレット型巻取機内に付与し、既製の巻芯を使用することなく、直接巻芯を巻取機内で成形し、巻取りを行うようにしたものであり、厚紙を準備するだけで自動的に巻芯成形と、巻取りを一連工程で行うことができ、頗る画期的であって、厚紙を円筒状にした巻芯利用の巻取りの作業効率を高めると共に、既製の紙管等を用いないため、従来の如き廃棄物処理や再使用流通における多額の費用も必要なく、出来上がった巻取ロールからウエブを巻き戻し、使い切った場合にも円筒状の巻芯を用意に平板状に復元できるので、簡単に廃棄処分ができ、環境対策上、時宜にかなった顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における粘着テープ引き出し・切断・貼付装置例を示す正面概要図である。
【図2】上記装置例の側面概要図である。
【図3】上記装置例における要部をなす上下クランパの概要側面図である。
【図4】粘着テープ付厚紙の送り出し機構を示す概要図である。
【図5】上記機構の要部平面図である。
【図6】端末テープ処理された粘着テープ付厚紙の平面図である。
【図7】上記粘着テープ付厚紙を巻芯成形位置に移送する烏口状厚紙保持器を含む厚紙移送装置の正面概要図である。
【図8】同装置の要部平面図である。
【図9】厚紙巻付装置の正面概要図で、巻芯成形態様を併せて示す。
【図10】巻芯成形の状態を示す説明図で、(イ)はベルトで巻芯軸を抱え込んだ状態、(ロ)は厚紙巻付装置への厚紙を差し込み状態、(ハ)は巻芯軸に厚紙を巻き付けた状態を示す。
【図11】厚紙を巻芯軸に巻き付けた状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
Rt 粘着テープロール
t 粘着テープ
t′ 粘着テープ
P 厚紙
1 固定フレーム
2 可動フレーム
3 可動フレーム作動用シリンダー
4 可動フレーム摺動用レール
5 粘着テープロール保持部
6 ガイドロール
7 押えロール
8 ばね
9 切断刃
10 テープ切断刃作動用シリンダー
11 テープ先端支持板
12 上面クランパ
13 上面クランパ昇降用シリンダー
14 下面クランパ
15 下面クランパ回動用シリンダー
16 貼付台
21 第1の厚紙送り出しローラ
27 第2の厚紙送り出しローラ
30 回動アーム
35 烏口状厚紙保持器
37 抱え込み無端ベルト
39 ベルト張力付与ウエイト
41,43 抱え込みアーム

Claims (7)

  1. 巻芯を形成可能な幅と長さを有する厚紙の長さ方向一端末に幅方向にわたり1以上の短冊状粘着テープを後半部を厚紙端より延出してその前半部を貼り付けた厚紙を素材として、該厚紙を烏口状厚紙保持器に送り込み、該保持器内部を通して先端まで移送し、次いで該保持器を回動して厚紙先端を巻取機の巻芯軸を抱え込んだ回動可能な無端ベルトと、巻芯軸の接触開始点と終了点の間の隙間に臨ませて該ベルトを起動し、厚紙を同ベルトと巻芯軸の間に差し込み巻芯軸の周りに添わせて回動させると共に、厚紙の前後端突き合わせ部の外周を粘着テープにより止着して巻芯を成形し、爾後の巻取りに供することを特徴とする巻取機における巻芯成形方法。
  2. ウエブを多軸ターレット型巻取機を用いて巻芯に巻取るウエブの巻取りにおいて、粘着テープロールを引出し可能に保持して、該ロールよりガイドロール,押えロールを介し、支持板で支持して粘着テープを引き出し、引き出した先端を昇降可能な吸着機能付き上面クランパと、回動型下面クランパよりなる一対の上下クランパにより挟着して、該挟着部が貼付台上に保持された巻芯形成用厚紙の後端部上部に位置するように移送し、挟着部と支持板の間で粘着テープを切断して所定長さの短冊状テープとすると共に、下面クランパを回動させて退避させる一方、上面クランパを短冊状粘着テープを吸着保持させたまま下動させて貼付台上の厚紙後端部に該粘着テープ後半部を厚紙後端より後方に延出させた状態でその前半部を貼り付け、次いで、上面クランパの吸着を解放し、昇動せしめた後、引き続き上記粘着テープ付厚紙を烏口状厚紙保持器に送り込み、該保持器内部を通して先端まで移送し、次いで該保持器を回動して厚紙先端を巻取機の巻芯軸を抱え込んだ回動可能な無端ベルトと、巻芯軸の接触開始点と終了点の間の隙間に臨ませて該ベルトを起動し、厚紙を同ベルトと巻芯軸の間に差し込み巻芯軸の周りに添わせて回動させると共に、厚紙の前後端突き合わせ部の外周を粘着テープにより止着して厚紙より巻芯を一連の工程により成形し、爾後、巻取り位置に移動させ、ウエブを巻取ることを特徴とする巻取機における巻芯成形方法。
  3. 粘着テープロールを複数個設置し、各ロールより粘着テープを引き出し請求項2記載の方法に従って複数の短冊状粘着テープで止着された円筒状巻芯を成形することを特徴とする巻取機における巻芯成形方法。
  4. 多軸ターレット型巻取機において、該巻取機の巻芯成形位置Aに対応して、厚紙を1葉ずつ粘着テープ貼付台へ移送する手段,粘着テープロールよりテープを引き出し、適宜の長さに切断して前記テープ貼付台へ移送された厚紙端末に上記粘着テープをその後半部を後方に延出して貼り付ける手段,前記端末テープ処理された厚紙を多軸ターレット巻取機の巻芯成形位置へ移送する手段,上記移送された厚紙を巻芯成形位置の巻芯軸に巻き付け突き合わせ部を前記厚紙端末の粘着テープにより止着して巻芯を成形する手段からなる巻芯成形手段が夫々、一連に付設されてなると共に、前記端末処理された厚紙を巻取機の巻芯成形位置へ移送する手段が前記粘着テープ貼り付け手段で粘着テープが貼り付けられた厚紙を巻芯成形位置まで移送する烏口状厚紙保持器と同保持器を巻芯成形位置まで回動させる回動アームからなる厚紙移送装置であり、巻芯成形手段が上記厚紙移送装置の回動した先に移送した厚紙を巻取機の巻芯成形位置の巻芯軸に巻き付かせるためのベルト抱え込み型厚紙巻付装置を含み、厚紙を厚紙巻付装置の無端ベルトの作動により巻芯軸の周りに沿って誘導し巻芯を成形し得るように構成されていることを特徴とする巻取機における巻芯成形装置。
  5. 粘着テープロールより粘着テープを引き出し、適宜の長さに切断して該粘着テープを厚紙端末に貼り付ける手段が固定フレームと、該固定フレームに沿って前後に摺動可能な可動フレームを有し、固定フレームには粘着テープロールを回転可能に保持する保持部と、該保持部に保持された粘着テープロールより引き出されたテープを誘導するガイドロールと、該粘着テープのたるみを防止する押えロールと、それら各ロールより引き出された粘着テープを支持する支持板が設けられており、一方、可動フレームには、前記押えロールより引き出される粘着テープを所要の長さの短冊状テープに切断する切断刃が上下動可能に設けられ、かつその前部に吸着機能付き昇降型のテープ上面クランパと、回動型テープ下面クランパからなる一対の粘着テープ挟着用上下クランパが設けられていて、切断刃は可動フレームが摺動し、上下クランパがテープ貼付台の上部に移動したとき、その挟着部と固定フレームの支持板との間で粘着テープを切断するようになっていると共に、上下クランパは下面クランパが回動可能である一方、上面クランパは切断した短冊状粘着テープの前半部を吸着保持して下動し、上記貼付台上に載置された厚紙の後端にテープ後半部を厚紙後端より後方へ延出させた状態で貼り付けると共に、貼り付け後、吸着保持を解放して昇動するようになっている請求項4記載の巻取機における巻芯成形装置。
  6. 引き出された粘着テープをたるませないように支持する押えロールが弾性的に支持されている請求項5記載の巻取機における巻芯成形装置。
  7. 粘着テープを支持する支持板と、下面クランパの夫々のテープ接触面には離型処理が施されている請求項5または6記載の巻取機における巻芯成形装置。
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