JPS63232130A - 巻取紙の外装紙剥離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新聞用紙等に使用する巻取紙を被包している
外装紙の巻取紙からの剥離除去作業を人手によらず、機
械的に行うものである。

従来の技術 巻取紙は外装紙で被包して運搬されるが、巻取紙使用時
には外装紙を巻取紙より剥離除去しなければならない。

例えば、巻取紙を多量に用いる新聞印刷においては、複
数台の輪転機に巻取紙を間断な（補給しなければならな
いので、巻取紙を輪転機まで移送して輪転機に装架し、
巻取紙の空芯筒を輪転機より外して新たな巻取紙を輪転
機に補給装架する等の作業は、すべて人手によらず自動
化された機械操作により連続的に行われているが、巻取
紙を輪転機に移送する前に行われる外装紙を巻取紙より
剥離除去する作業は、第６図に示す如く、依然として人
手作業に依存していた。

即ち、外装紙Ｅを竹べら等で巻取紙Ｐの軸方向に開封切
断したのち、該切断縁Ｅ′を作業者が矢印方向イに引き
出し、巻取紙Ｐが載置ローラＲ９Ｒ上で矢印口方向に転
勤することにより、外装紙Ｅを巻取紙Ｐより剥離してい
た。

そして、剥離した外装紙をその都度、取り揃えて積層し
、所定の格納場所に運搬していた。

発明が解決しようとする問題点 上述の従来技術・に鑑み、本発明は巻取紙が被包されて
いる外装紙を、人手作業によらず機械的操作により巻取
紙より剥離除去することにより、輪転機への巻取紙供給
作業を巻取紙が外装紙に被包されている段階より一貫し
て機械的操作により自動化し、且つ剥離された外装紙の
処理を自動化することを目的としているものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、外装紙が開口切断さ
れたいる巻取紙を載置して回動させる巻取紙回動ロール
と、外装紙の開封切断開口に挿入される剥離舌片を先端
に有する外装紙剥離案内板と、該案内板に沿って剥離さ
れた外装紙を折曲搬送する挟圧コンベヤと、を有し、巻
取紙を回動させることによって、外装紙を巻取紙より剥
離し、剥離された外装紙を折り畳んで格納場所に運搬す
る作業を連続的に行うものである。

作　　　　　　用 外装紙を開封切断した巻取紙カ月般送コンベヤで所定位
置に移送されると、該位置に設置した一対の巻取紙回動
ロールが上動して該巻取紙を該ロール上に載置する。

次に、剥離案内板が回動降下して外装紙の開封切断開口
に剥離舌片が挿入され、該剥離舌片が外装紙を剥離する
方向へ巻取紙回動ロールを回動させることにより、外装
紙は剥離案内板上を移動して巻取紙より剥離される。

外装紙を剥離した巻取紙は、前記回動ロールの下動によ
って前記１般送コンベヤ上に再び載置されて移送され、
一方、剥離した外装紙は前記案内板上を移動し、外装紙
の両端を巻取りロールによって巻き込むことにより外装
紙をロール状に巻回する。

次に、ロール状に巻回形成された外装紙の下方に位置す
る挟圧コンベヤに該外装紙を折曲して挿入する昇降腕が
降下して、ロール状外装紙の略々中央部分を折曲し、ロ
ール状外装紙は、略々中央部分より折半された状態で前
記昇降腕により挟圧コンベヤ内に装入される。

挟圧コンベヤは、折半されたロール状外装紙を挟圧して
扁平状にし、外装紙貯留場所に搬送する。

そして、前記昇降腕は挟圧コンベヤの側方に引き抜かれ
て再び上昇し、挟圧コンベヤ上方の待機位置に復帰する
。

以上の操作を繰返すことにより、搬送コンベヤ上を移送
されてくる巻取紙の外装紙は順次巻取紙より剥離され、
ロール状に巻回され、折半して挟圧搬送され、扁平状に
なって外装紙貯留場所に運搬される。

実　　　施　　　例 第１図は本発明の説明斜視図であって、第２図及び第３
図は夫々本発明の側面図及び背面図であり、外装紙１に
被包された巻取ＩＥ２が搬送コンベヤ３によって移送さ
れ、レーザ加工機４によって外装紙１を開封切断して開
封切断開口５が形成され、外装紙剥離位置に到達すると
、図示しない公知の検出手段、例えば、光電管装置等の
信号で一対の巻取紙回動ロール６．６が上動して、外装
紙で被包した巻取紙２を搬送コンベヤ３の搬送面より持
ち上げて該回動ロール６．６上に載置する。

巻取紙回動ロール６．６の側方には外装紙剥離装置７が
設置され、該剥離装置７に軸架した軸８に取付けた剥離
案内板９は、シリンダ装置１０の作動により下方旋回し
て、該案内板９の先端に形成した剥離舌片１１が外装紙
の前記開封切断開口５に挿入される。

また、該案内板９上には、基端を俯仰自在に枢着した剥
離コンベヤ１２がその自重で載置され、巻取紙２が回動
することによって前記舌片１１で剥離された外装紙Ｉは
、前記案内板９上に沿って該剥離コンベヤ１２と該案内
板９の上面との間に引き込まれる。

剥離コンベヤ１２は、剥離装置７の機枠上に設けたモー
タＭ＋により駆動されて外装紙ｌの開封切断縁を引き込
み、巻取りロール１３．１３に外装紙ｌの両側縁を送り
込む。

巻取りロール１３．１３は、剥離装置７の機枠上の別の
モータＭ２により駆動される円ｉ１４，１４に設けた溝
内を遊動可能に取付けた３個のピンチロールｌ　３ａ、
１３ｂ、１３　ｃを有し、機枠の対向位置に一対として
設けられる（第２図、第３図参照）。

そして、第４図に示す如く、ピンチロール１３ａは、モ
ータＭ３によって駆動される揺動プーリ１５に圧接して
駆動され、ピンチロール１３ｂはスプリングＳ１により
ピンチロール１３ａに圧接して駆動され、ピンチロール
１３ｃはスプリングＳ２によりピンチロール１３ｂに圧
接して駆動され、ピンチロール１３ａとピンチロール１
３ｃとは圧接されていない。

また、揺動プーリ１５は、第５図に示す如く、機枠に軸
ピン１６で揺動自在に取付けた揺動台１７上に設けたモ
ータＭ３によって駆動され、揺動台１７はスプリングＳ
３によって、揺動プーリ１５をピンチロール１３ａに圧
接する方向に付勢され、ストッパ１８により過下動を防
止している。

したがって、剥離コンベヤ１２によって引き込まれた外
装紙１の両側端縁が、モータＭ３の駆動によって矢印方
向に回転するピンチロール１３ａと１３ｂの間に引き込
まれ、次いで、ピンチロール１３ｂと１３Ｇとの間に引
き込まれる。

このようにピンチロール１３，１’３によって、外装紙
１の両側端縁が挟圧把持された状態においてモータＭ３
の駆動を停止し、モータＭ２を駆動して円４ｆ１４．１
４を回転駆動すると、ピンチロール１３，１３によって
両側端縁を挾持された外装紙１は、ピンチロール１３ａ
、１３ｂ、１３ｃの公転によってピンチロール１３，１
３のＪｌに略々断面三角状に巻回されて巻き取られる。

このとき、揺動プーリ１５は、ピンチロール１３ａ、Ｉ
　３　ｂ、Ｉ　３　ｃに接触する都度、揺動するので、
円板１４．１４の回転に支障を与えることはない。

外装紙ｌの両側端縁がピンチロール１３，１３に巻き取
られると、昇降腕１９がシリンダ装置２０の作動により
降下して、略々三角状に巻き取られた外装紙Ｉの略々中
央部を押下折曲して挟圧コンベヤ２１に押し込む。

即ち、第２図、第３図に示す如く、ｌ？＋腕１９は、機
枠に立設した一対の案内杆２２．２２に滑合案内される
昇降枠２３に固設され、昇降枠２３はシリンダ装置２０
の伸縮作動によって昇降動すると共に、昇降枠２３の最
上位置においては、昇降腕１９を挟圧コンベヤ２１の直
上に前進突出させ、最下位置においては、昇降腕１９を
挟圧コンベヤ２１の側方に後退せしめて挟圧コンベヤよ
り引き抜（操作をするシリンダ装置２４を有している。

また、挟圧コンベヤ２１は、対向して互いに押圧付勢さ
れた一対の挟圧ロールを上下方向に複数対配設して、夫
々の挟圧ロールをモータＭ４によって回動駆動した構造
を有し、従って、前記昇降腕１９がロール状に巻回した
外装紙１を折曲押下し乍ら、一対の挟圧ロール間を通過
するときに挟圧ロールは開き、通過後再び外装紙を挟圧
する。

そこで、ピンチロール１３，１３により巻回された外装
紙１が、昇降腕１９の下動によって略々中央部より折曲
され、最上段の一対の挟圧ロール間に挿入されることに
より、巻回した外装紙の両側端はピンチロール１３，１
３より外れて挟圧ロール間に２つの折りになって送り込
まれる。

そして、昇降腕１９が最下位置において挟圧コンベヤの
側方に引き抜かれたのちも、折半されて扁平状に挟圧さ
れた外装紙は、複数対の挟圧ロールによって下方へ送り
出され、挟圧コンベヤ２１の最下端位置から送出されて
、第３図に矢印で示す如く、モータＭ４で駆動される送
出コンベヤ２４によって、格納場所に搬送されるもので
ある。

側方に引き抜かれた昇降腕１９は、再び最上位置に上昇
し、挟圧コンベヤ上に前進突出して次の外装紙の折曲押
下作動の待機をする。

外装紙１が巻取紙２より剥離されると、巻取紙回動ロー
ル６の回転が停止して降下し、外装紙を剥離除去された
巻取紙２が搬送コンベヤ３によって所定の場所に運１鮫
される。

発明の効果 本発明は、巻取紙を被包した外装紙の開封切断開口に剥
離舌片１１を挿入して、該巻取紙を回動させることによ
って、外装紙は人手作業に依らずに巻取紙より剥離除去
され、小さく折畳まれて所定の場所に運搬されるので、
外装紙に被包された巻取紙から外装紙を剥離除去して輪
転機に供給又は補給する巻取紙供給作業が一貫して機械
的操作により遂行され、全く人手作業に依存する必要が
なくなり、作業の自動化及び省力化に多大の貢献をする
とともに、剥離除去された外装紙も人手作業に依らず、
機械的操作により小さく折り畳まれて外装紙格納場所に
運ばれるので、外装紙に被包された巻取紙の一貫した剥
離、供給、運搬作業がすべて自動化することが可能とな
り、その効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

図面第１〜５図は本発明の実施例を示し、第１図は外装
紙剥離装置の内部を一部断面で示した斜視図、第２図は
外装紙剥離装置の一部側断面図、第３図は外装紙剥離装
置の背面図、第４図は外装紙両側端巻取りロールの駆動
機構側面図、第５図は外装紙両側端を取りロール駆動機
構正面図、第６図は従来の人手による外装紙剥離作業の
説明図である。 ｌ・・・外装紙　　２・・・巻取紙　　５・・・開封切
断開口６・・・巻取紙回動ロール　　　７・・・外装紙
剥離装置９・・・剥離案内板　　　　　　１１・・・剥
離舌片１２・・・外装紙剥離コンベヤ １３・・・外装紙両側端巻取リロール １９・・・昇降腕　　　　　　　　２１・・・挟圧コン
ベヤ代理人　弁理士　祐用尉−外２名 第５図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外装紙が開封された巻取紙を載置して回動させる巻取紙
   回動ロールと、外装紙の開封切断開口に挿入される剥離
   舌片を先端に有する外装紙剥離案内板と、該案内板に沿
   って剥離された外装紙を折曲搬送する挟圧コンベヤと、
   を有する巻取紙の外装紙剥離装置。