JPH07455Y2 - 粘着テ−プ付シ−トの製造装置における接合用ロ−ル装置 - Google Patents

粘着テ−プ付シ−トの製造装置における接合用ロ−ル装置

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JPH07455Y2
JPH07455Y2 JP1987096916U JP9691687U JPH07455Y2 JP H07455 Y2 JPH07455 Y2 JP H07455Y2 JP 1987096916 U JP1987096916 U JP 1987096916U JP 9691687 U JP9691687 U JP 9691687U JP H07455 Y2 JPH07455 Y2 JP H07455Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 〈産業上の利用分野〉 本考案は例えば長尺のフィルム状のシートの一端縁に沿
って粘着テープが接合されているような特殊仕様のシー
ト状物品をその長手方向に何段かに折り重ねて、これを
ロール状に巻き取るようにするための粘着テープ付シー
トの製造装置に関するものであって、特にその装置にお
けるシート本体と粘着テープとの接合用ロールの構造に
係るものである。
〈考案の背景〉 例えば建築施工現場等で塗装工事等を行うにあたり、塗
料の付着や飛散を防止するための養生用シートが用いら
れる。このものはプラスチックフィルムから成るシート
本体の一側縁に布テープ等の粘着テープが接合されてい
るものであり、供給される状態ではシート本体部は何枚
かに折り畳まれた上、更にそれが数10cmの長さのロール
状に巻き取られた状態となっている。ところでこのよう
な製品を製造するにあたっては工程の一部でシート本体
の一端部に粘着テープを接合させるものであるが、シー
ト本体はミクロン単位の極めて薄いフィルムであるのに
対し、一方の粘着テープは0.5〜1mm程度の厚さを有して
おり、両者をロール間に挟み込んで接合させる手法だけ
では円滑な接合は不可能であった。
〈開発を試みた技術的事項〉 本考案はこのような背景に鑑みなされたものであって、
厚さの著しく異なるシート本体と粘着テープとを円滑に
接合させる新規な接合用ロール装置の開発を試みたもの
である。
《考案の構成》 〈目的達成の手段〉 即ち本考案たる粘着テープ付シートの製造装置における
接合用ロール装置は、展開状または多段に折り込まれた
引張伸展強度の低いシート本体の一端縁に対し、シート
本体に比較して引張伸展強度の高い粘着テープを接合さ
せる装置において、この装置には前記シート本体と粘着
テープを挟持状態に送り出す上下一対のロールから成る
粘着テープ接合ロールを具え、且つ前記いずれか一方ま
たは双方のロールには粘着テープを挟持する部位を他よ
り小径とした小径部を設けたことを特徴として成るもの
であり、もって前記目的を達成しようとするものであ
る。
〈実施例〉 以下本考案を組み込んだ粘着テープ付シートの製造装置
1の実施例を図面を参照しながら具体的に説明する。ま
ず実施例の説明に先立ち、本考案の加工対象である粘着
テープ付シートAについて簡単に説明する。このものは
第10図に示すように合成樹脂製のフィルムから成るシー
ト本体Sに対し、その長手方向の一端縁に沿って粘着テ
ープTが一体に接合されたものであり、例えばこれを塗
装工事等の養生用として使用する場合には粘着テープT
を適宜の作業現場の壁面等に張り付けて使用する。また
このものの製品としての供給状態はシート本体S側は折
り込まれて何層かに重ねられた状態にされて全体として
ロール状に巻き取られたものである。そして粘着テープ
付シートの製造装置1にあってはシート本体Sを順次所
望のロール幅となるように折り込み、更に粘着テープT
を最終段階において接合させる。尚、以下の説明ではシ
ート本体Sについては原反ロール状から更には何層かに
折り込まれた状態まで変形するが、いずれも実質は同一
部材であるから、すべて符号Sをもって示す。以下本考
案を組み込んだ粘着テープ付シートの製造装置1につい
てまず述べると、このものはアングル材等を適宜の形状
に形成した機枠2に対し、以下述べる諸部材を搭載して
構成したものである。即ち機械的に各部材を大別する
と、機枠2の一端部寄りにシート供給部3を形成し、更
にその後段、機枠2のほぼ中央付近に一時折込部4を設
け、更にその後段における機枠2上方中央部付近に二次
折込部5を設け、更にその後段機枠2上方他端部に本考
案が適用される粘着テープ接合部6を設け、更にその後
段に隣接して製品巻取部7を構成する。以下これらを順
に説明すると、まずシート供給部3は原反ロール支持軸
10を主要部材として成るものであり、この原反ロール支
持軸10の下方にはブレーキユニット11がベルト12を介し
て接続されている。即ちブレーキユニット11は電磁的な
ブレーキを作用させるものであり、原反ロール支持軸10
の原反繰り出しに伴う回転を適宜制御し、例えば慣性に
よるオーバーランを防止するように図る。尚、符号13は
原反ロール上のシート本体Sの繰出側におけるガイドロ
ーラである。次に一次折込部4について説明すると、こ
のものは第2図及び第3図に示すように原反ロール上の
シート本体Sがシート供給部3から供給された直後に設
けられるものであって、自由回転する円盤状の一次折込
体15を主要部材として成る。この一次折込体15は昇降自
在の支持杆16の上端から水平方向に延びる支持腕17に回
転自在に軸支されるものであり、支持杆16は機枠2に取
り付けられた上下二基の支持杆ブラケット18によって支
持される。具体的には支持杆16はその下方にスクリュー
シャフト19が捻じ込まれているものであって、このスク
リューシャフト19は下方の支持杆ブラケット18に設けら
れた軸受20によって支持されて回転し、支持杆外筒部21
を昇降シフトさせる。そして支持杆外筒部21は外周部に
スプライン22を有するものであり、このスプライン22が
上方の支持杆ブラケット18に固定されたスプラインブロ
ック23に対し上下方向に摺動自在に嵌め込まれ、この部
分で一次折込体15の支持位置を上下に調整し得るように
構成している。そしてこのスクリューシャフト19への回
転の伝達はシフトチェーン24をスクリューシャフト19の
下端に巻回させるとともに、このシフトチェーン24が適
宜配設されて最終的にはシフタシャフト25に至るもので
ある。更にこの一次折込部4の後段には二次折込部5が
形成されるものであるが、その間に一次折込部4の直後
に上下一対のピンチローラ27を設けるとともに、一次折
り込みされたシート本体Sの案内を行う複数のガイドロ
ーラ28を適宜の個所に配設する。次に二次折込部5につ
いて説明すると、この部分では一次折り込みされたシー
ト本体Sを更に三折りに折り込むものであって、ベース
ガイド板30と内折込みブレード31及び外折込ブレード32
を主要部材とする。即ちベースガイド板30は機枠2上方
の中央から他端側にかけて延長形成されたほぼ等幅の金
属板等から成る部材であって、そのシート本体Sの受取
側端部は幾分か上方に湾曲させて受取案内面30aを構成
する。そして内折込ブレード31と外折込ブレード32とが
互いにその先端を尖らせるようにしてシート本体Sの折
り込み方向に対し斜交するように設けられたものであ
り、内折込ブレード31の上面側に外折込ブレード32が重
ねられるように形成される。更にベースガイド板30を支
持している支持杆35に対しては供給してくるシート本体
Sを案内する折込導入ロッド33を取り付ける。尚、符号
36は内折込ブレード31の支持杆であり、一方、符号38は
外折込ブレード32の支持杆である。尚これらのベースガ
イド板30、内折込ブレード31、外折込ブレード32、折込
導入ロッド33等の設定形状は円滑な折込作用を行うのに
重要な機能を果たすから、その設定位置等は可変状態に
調節できるように構成しておくことが望ましい。このよ
うな二次折込部5の後段に本考案の適用される粘着テー
プ接合部6が形成される。まずこの部分ではすでに述べ
たようにシート本体Sは筒状のフィルムが第9図(a)
に示すようにいわゆるガゼット折りされてロール状に巻
き取られた原反を出発材料として供給されているもので
あって、全体として一枚のシートには構成されていない
から、その一部をまず切り裂いて一枚のシート状に形成
する。即ちその作用は二次折込部5の直後に設けられる
カッタ40によってなされるものであって、カッタ40はカ
ッタホルダ41に取り付けられ、二次折り込みされたシー
ト本体Sに対しその上方から作用するように構成され
る。そしてこの場合、重ねられたシート本体Sの一枚だ
けが切り裂かれなければならないから、シート本体Sの
進行方向前方から挿入された展開ガイド板43との間でシ
ート本体Sを上面の一枚のみを他と区分し、これを切り
裂くように構成している。そして展開ガイド板43はその
側縁部において切り裂いたシート本体Sの一端縁を折り
重ねられている部分から側方に張り出すようにめくり返
すように案内する。そしてこの直後に本考案の接合用ロ
ール装置を実質的に構成する粘着テープ接合ロール45を
設ける。この粘着テープ接合ロール45は上下一対のロー
ルから成り、具体的にはテープ案内ロール46と下押さえ
ロール47とによって構成される。そして両者はその端部
においてギヤ48によって互いに回転が伝達され、且つ相
対的に反対方向に回転するように構成されている。尚、
符号49はこのギヤ48を駆動する伝達ギヤである。そして
ここにおいて接合される粘着テープTはロール状となっ
ており、このものは粘着テープホルダ50に回転自在に支
持される。尚この実施例では粘着テープホルダ50は円盤
状のベースプレート51に対し、一例として直径線上に二
基設けられているものであり、それぞれの位置に粘着テ
ープTを保持させておき、それらの交換作業をより能率
的に行うように図っている。そして粘着テープホルダ50
に取り付けられたロール状の粘着テープTは引き出され
て、テープ案内ロール46をほぼ半周程度巻回した後、テ
ープ案内ロール46と下押さえロール47との間にくわえ込
まれる。このときこの部分には先のカッタ40によって切
り裂かれた引張伸展強度の低いシート本体Sの一端縁が
この部分に臨み、前記シート本体Sに比較して引張伸展
強度の高い粘着テープTの接合面の一部が前記シート本
体Sに圧着されるものである。そしてテープ案内ロール
46は粘着テープTとシート本体Sとの厚みがかなり異な
ることに鑑み、両者の円滑な接合がなされるように粘着
テープTを案内する部分においては他の部分に比べて径
を幾分か小径となるように段差を構成し、小径部46aを
形成する。尚この小径部はこの実施例のようにテープ案
内ロール46側にのみ設けてもよいが、他の下押さえロー
ル47のみ、またはそれらの双方に設けてもよい。このよ
うな粘着テープ接合ロール45の後段には更に巻取ガイド
ロール52を設けるものであり、その後段に製品巻取部7
を設ける。即ち製品巻取部7は巻取装置54によって実質
的に構成されるものであり、このものは円盤状のベース
プレート55に対し一例として一対の巻取軸56を設けたも
のであり、各巻取軸56はドリブンギヤ57を具え、一方、
各巻取軸56は、これが一例として上方に位置したときに
ドリブンギヤ57と機枠2側に設けたドライブギヤ58との
噛み合いがなされ、駆動状態が得られるように構成して
いる。そしてこの巻取軸56の具体的な構成は第7、8図
に示すようにその外周に対向的に二カ所、一方が幅狭に
なったスプラグスプース60に円棒状のスプラグ61が遊嵌
され、巻取軸56の駆動方向への回転時にはこのスプラグ
61が移動して、巻取軸56の外周より更に張り出し、これ
に嵌め込まれている巻心Cに対し楔状に食い込んで両者
を固定するように構成している。次にこれらの各部材に
対する駆動伝達機構について述べると、符号Mは駆動モ
ータであり、この出力プーリから適宜の駆動チェーン64
の組が懸張され、一つの系統は前記粘着テープ接合ロー
ル45の駆動用として対設され伝達ギヤ49を駆動し、他方
は巻取装置54の駆動を行うようにしている。尚、符号65
はカウンタであって、加工長さを検出し、適宜の表示装
置によってこれを表示するようにしたものである。
本考案を適用した粘着テープ付シートの製造装置1は以
上述べたような具体的な機構を有するものであり、次の
ように作動する。
i)加工準備作業 加工準備を行うにあたっては、まず手作業により、原反
ロール上に巻き取られたシート本体Sを順次一次折込部
4、二次折込部5、粘着テープ接合部6に至らせ、一
方、粘着テープTは粘着テープホルダ50に取り付けて、
その一端を繰り出し、テープ案内ロール46の上面を巻回
するようにして下押さえロール47との間に導くようにす
る。ところで最初の手作業による作業では充分な折り込
みがされないから、その状態で例えばシート本体Sのみ
を繰り出すようにするものであり、それによって後述す
るように各段階で定常状態に折り込まれるものであり、
その状態を確認した後、実際には粘着テープTを接合さ
せるようにして再び本加工に入る。
ii)一次折込 まず原反ロール支持軸10は縦軸方向に設けられているか
ら、繰り出されるシート本体Sはその面を縦方向とした
状態で送り出されるが、その直後において一次折込体15
によってその中央部が屈曲されるように案内され、それ
が更に直後の上下一対のピンチローラ27に挟まれること
になり、いわゆる二折りがなされる。勿論このとき一次
折込体15の位置を調節することにより、折線を中心とし
た幅は非均等状態とはなるものの折込後の幅が調節でき
る。勿論、最小幅は原反ロールの幅の1/2の寸法であ
る。従ってそれより広目にとるときには、一次折込体15
を原反ロールの高さを中心から上下いずれかにずらすよ
うに設定すればよい(第3図、第9図(b)参照)。
iii)二次折込 二次折り込みにあたっては、すでに一次折り込みされて
シート上に案内されてくるシート本体Sをブレード状の
案内部材によって折り重ねるようにして三折りするもの
であり、三折りされる中央部はベースガイド板30の下面
に沿って、そのまま進行するとともに、ベースガイド板
30の両側からはみ出た部分は、折込導入ロッド33によっ
て反転タイミングを規制されながら、まずその一方の側
の内折込ブレード31に案内されてベースガイド板30との
間に折り込まれるように案内される。勿論この際、折込
導入ロッド33は内折込ブレード31によって案内されるシ
ート本体Sが円滑に折り込まれるように適宜の押さえ作
用をも行う。そして同様に外折込ブレード32によって他
の側のシート本体Sの端縁部が上から押さえ込まれるよ
うに案内されるものであり、内折込ブレード31との間に
折り重ねられるようにして移送される。このような状態
ではベースガイド板30の存在によりシート本体Sの中央
の部分とその上に折り重ねられる左右両端縁の部分は分
断されているが、すでに実質的に三折りされた状態で移
送されてくる(第4図、第9図(c)参照)。
iv)シート本体Sの切り裂き このような状態で送られてくるシート本体Sに対し、最
も上端面に折り重ねられている部分に対し、上端面と二
番目の面との間に展開ガイド板43が進行方向前方から差
し込まれ、両者を分断するようになされるとともに、そ
の上面にはカッタ40を作用させ、その一枚のシート本体
Sを切り開くように図る。そして切り開かれたシート本
体Sの一端縁は展開ガイド板43によって、他の重畳部分
から外れて側方に張り出すよう、めくり返されるように
案内され、粘着テープ接合ロール45を構成するテープ案
内ロール46と下押さえロール47との間に挟みこまれる
(第4図、第9図(d)参照)。
v)粘着テープTの接合 ここにおいてすでにテープ案内ロール46を半ば巻回して
繰り出されている粘着テープTは、その粘着面を下方に
向けて、その下面に重なるシート本体Sの一端縁と重な
り、且つテープ案内ロール46と下押さえロール47との間
に挟み込まれて繰り出されることにより、圧着される。
尚このときテープ案内ロール46には粘着テープTを受け
入れる部分が小径部46aとして構成されているから、シ
ート本体Sと粘着テープTとの厚みの相違もここで吸収
され円滑な接合がなし得る(第6図、第9図(d)参
照)。
そこで更にこれを詳細に説明すると、まずこのような対
策がとられていない場合、微視的に見た粘着テープTと
シート本体Sとの接合状態は次のような状況にある。
即ちこのような粘着テープ付シートAを製造するにあた
っては、シート本体S及び粘着テープTを共に繰り出し
ながらローラを介して完成後、巻き取るようにするもの
であり、加工対象物たるシート本体Sと粘着テープTと
は共に引っ張られた状態で走行している。
この際、粘着テープTは引張伸展強度が高いから、この
程度の引っ張りを受けても第11図(a)に示すように自
由寸法をlとすれば加工時寸法もほとんど変わらずlの
状態を保つ一方、シート本体Sについては第11図(b)
に示すように例えば自由寸法をlとすると、加工時に引
っ張りを受けたとき、l+αという寸法となる。
このような状態でシート本体Sと粘着テープTとを接合
させる接合用ロール装置に何らの工夫も凝らさないと、
第11図(c)に示すように加工時寸法l+αの粘着テー
プTに対し、供給される粘着テープTの長さは同じくl
+αの長さとなり、同様の長さで接合が完了し、ついに
は第11図(d)に示すようにシート本体Sが自由寸法l
に戻ったときには、その間に供給された粘着テープTは
l+αの寸法を維持しているから、粘着テープTが余っ
て、シワないしは反り返るような、あるいは波を打った
ような状態となってしまうのである。
これに対し本考案はすでに述べたような構成要件から、
粘着テープ接合ロール45はシート本体Sの端縁部に臨む
位置、即ち粘着テープTを挟持する部位を他より小径に
して、ここにおいては、粘着テープTそれ自体の厚さが
吸収され、尚且つシート本体Sが挟持されない、言わば
自由状態を呈する。
このためこの小径部46aにおいては第11図(e)に示す
ように他の部位が例えば加工時寸法l+αとすると、粘
着テープTが貼り付けられる部位は極端な引っ張りを受
けていないから、自由寸法lないしは若干伸びたとして
もl+Δα程度の寸法になっており、その間で自由寸法
lの粘着テープTが供給されれば(この段差の存在によ
り粘着テープ接合ロール45の周長が変わり)、例えば自
由寸法lの状態が設定されているのである。最終的にl
+αの状態に伸展していたシート本体Sが自由寸法lに
戻ったときに粘着テープTの反り返り、ないしは波打ち
がない状態で接合されるのである。因みに更に微視的に
見れば、小径部46aの部位では第11図(f)に示すよう
に微細なシート本体Sのシワが生じて加工時における寸
法差を吸収しているのがわかるのである。
vi)製品巻取 このようにして接合の完了したシート本体Sと粘着テー
プTとは製品として巻き取られるものであり、巻取開始
にあたっては粘着テープTを巻取軸56に外嵌めした紙管
から成る巻心Cに接着させておく。そして巻取軸56が駆
動されるとこれによって積極的な巻き取りがなされ、所
定の長さでの巻き取りが完了した後、製品が巻取装置54
から取り外される。勿論この場合に巻取作用を行う巻取
軸56はワンウェイクラッチに類したスプラグ61の張出作
用により巻取作用時のみ巻心Cが巻取軸56に対し積極的
に駆動される。
《考案の効果》 本考案は以上述べたような構成を有するものであり、著
しく厚さの異なるシート本体Sと粘着テープTとを接合
させるにあたり、接合個所のロールには粘着テープTの
厚さを吸収するとともに、前記引張伸展強度の差異によ
って生ずるシート本体Sと粘着テープTとの寸法誤差を
排除吸収するために小径部を設けたから、両者の圧着接
合が円滑になし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の接合用ロール装置を具えた粘着テープ
付シートの製造装置を示す斜視図、第2図は同上側面
図、第3図はシート供給部、一次折込部を拡大して示す
斜視図、第4図は二次折込部を拡大して示す斜視図、第
5図は同上平面図、第6図は粘着テープ接合部を拡大し
て示す斜視図、第7図は製品巻取部を拡大して示す斜視
図、第8図は巻取軸を拡大して示す斜視図並びに縦断側
面図、第9図は粘着テープ付シートの製造過程を段階的
に示す骨格的説明図、第10図は粘着テープ付シートの断
面形状、展開状態を示す斜視図並びに使用状態を示す斜
視図、第11図は引張伸展強度の違うシート本体と粘着テ
ープとを接合する場合に考慮しておかなければならない
留意事項並びに本考案の接合用ロール装置を使用した場
合の両者の接合状態を微視的に示す説明図である。 1;粘着テープ付シートの製造装置 2;機枠 3;シート供給部 4;一次折込部 5;二次折込部 6;粘着テープ接合部 7;製品巻取部 10;原反ロール支持軸 11;ブレーキユニット 12;ベルト 13;ガイドローラ 15;一次折込体 16;支持杆 17;支持腕 18;支持杆ブラケット 19;スクリューシャフト 20;軸受 21;支持杆外筒部 22;スプライン 23;スプラインブロック 24;シフトチェーン 25;シフタシャフト 27;ピンチローラ 28;ガイドローラ 30;ベースガイド板 30a;受取案内面 31;内折込ブレード 32;外折込ブレード 33;折込導入ロッド 35、36、38;支持杆 40;カッタ 41;カッタホルダ 43;展開ガイド板 45;粘着テープ接合ロール 46;テープ案内ロール 46a;小径部 47;下押さえロール 48;ギヤ 49;伝達ギヤ 50;粘着テープホルダ 51;ベースプレート 52;巻取ガイドロール 54;巻取装置 55;ベースプレート 56;巻取軸 57;ドリブンギヤ 58;ドライブギヤ 60;スプラグスペース 61;スプラグ 64;駆動チェーン 65;カウンタ A;粘着テープ付シート C;巻芯 M;駆動モータ S;シート本体 T;粘着テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】展開状または多段に折り込まれた引張伸展
    強度の低いシート本体の一端縁に対し、シート本体に比
    較して引張伸展強度の高い粘着テープを接合させる装置
    において、この装置には前記シート本体と粘着テープを
    挟持状態に送り出す上下一対のロールから成る粘着テー
    プ接合ロールを具え、且つ前記いずれか一方または双方
    のロールには粘着テープを挟持する部位を他より小径と
    した小径部を設けたことを特徴とする粘着テープ付シー
    トの製造装置における接合用ロール装置。
JP1987096916U 1987-06-24 1987-06-24 粘着テ−プ付シ−トの製造装置における接合用ロ−ル装置 Expired - Lifetime JPH07455Y2 (ja)

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