JPH11334988A - シート折込み装置 - Google Patents

シート折込み装置

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JPH11334988A
JPH11334988A JP15095998A JP15095998A JPH11334988A JP H11334988 A JPH11334988 A JP H11334988A JP 15095998 A JP15095998 A JP 15095998A JP 15095998 A JP15095998 A JP 15095998A JP H11334988 A JPH11334988 A JP H11334988A
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JP
Japan
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sheet
folding
folded
guide belt
leading
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JP15095998A
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English (en)
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Kazutoshi Miyauchi
一敏 宮内
Yoshihide Ishikawa
宜秀 石川
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ISHIZU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ISHIZU SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手術用覆布のような大面積で且つ厚手のシー
トでは、最終製品まで機械的に自動で折畳むことができ
ず、従来ではシートを1枚づつ手作業で小さく折畳んで
いた。 【解決手段】 一対の挟みロール24,25間にシート
Wの折り位置を押込み装置31で押込むことによってシ
ートを2つ折り状態に折込むようにしたシート折込み装
置において、両挟みロール24,25に対面する位置
に、シート先行側を支持する先行側ガイドベルト41と
シート後行側を支持する後行側ガイドベルト42とを設
置し、各ガイドベルト41,42を操作装置50により
シート押込み位置において各挟みロール24,25に対
して近接・離間方向に変位させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば手術用覆
布のような比較的大面積を有し且つ比較的厚手のシート
を小さく折畳むためのシート折畳み機に使用されるシー
ト折込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば手術用覆布のようなシートは、図
1(A)に示すように比較的大面積(長さM及び幅Nが
それぞれ900〜1200mmづつある)を有し且つ比較的厚手
のものが使用されている。尚、該覆布Wには、中央部に
手術用の穴Tが形成され、又該穴Tの口縁部には接着剤
つきの剥離紙Uが貼着されている。
【0003】このような大面積の覆布Wは、図1(B)
に示すように小さく(例えば面積比で1/32まで)折
畳んで製品W7(折畳みシート)とされる。この場合、
図1(A)に示す展開状態のシートWを、まず幅方向両
側からそれぞれ折り線(点線で表示する谷折り線L1
一点鎖線で表示する山折り線L2)で折畳んで細幅N
1(元の幅Nの1/4)とし、続いてその細幅シートを
長さ方向両側からそれぞれ谷折り線L3、山折り線L4
折畳んだ後、中央を山折り線L5で2つ折りして、図1
(B)に示す折畳みシートW7に成形する。
【0004】ところで、手術用覆布のような大面積で厚
手のシートを機械的に折畳む場合には、図2に示す各工
程を経て折畳みシートW7を製造することが考えられ
る。即ち、図2の折畳みシート製造工程では、シートロ
ールRから連続して繰出される広幅連続シートSに穴空
け工程11で製品長さ間隔をもって順次穴Tを空け、そ
の穴Tの口縁部に剥離紙貼着工程12で接着剤つきの剥
離紙Uを貼着し、その広幅連続シートSを幅折り工程1
3で幅方向の両側からそれぞれ折畳んで(それぞれ4つ
折りして)幅N1の細幅連続シートVを形成し、その細
幅連続シートVを切断工程14で製品長さMづつ切断し
て細幅シートW0を形成し、その細幅シートW0の前半部
を前半部折り工程15で長さ方向とは直交方向の折り線
で3回折畳んで前半部折畳みシートW3を形成し、続い
て後半部折り工程16でシート後半部を同様に3回折畳
んで前後両折畳みシートW6を形成し、最後に最終折り
工程17で中間部を2つ折りして製品形態の折畳みシー
トW7を製造するようにすることが考えられる。
【0005】幅折りされ且つ製品長さに切断された細幅
シートW0を幅方向に向く折り線で折畳むには、例えば
図3に示すような折込み装置3を使用して行うことが考
えられる。この折込み装置3は、図3(A)に示すよう
に一対の挟みベルト21,22(横向き搬送側の挟みベ
ルト)でシート(前後両折畳みシート)W6が折り部ま
で搬送されてきたときに、そのシートW6の折り位置g
を図3(B)に示すように一対の挟みロール24,25
間に押込み装置31のバー材32で押込むことでシート
62つ折りし得るように構成されている。尚、各挟み
ロール24,25はそれぞれ矢印L及び矢印R方向に回
転し、又該各挟みロール24,25にはそれぞれ挟みベ
ルト21,22を巻掛けている。さらに搬送側(図示例
では水平側)の下側挟みベルト22の終端部にはシート
6の先行側を載せる補助コンベア26が設置されてい
る。この補助コンベア26は搬送方向P(図3では右方
向)と同方向に走行している。
【0006】ところで、細幅シートW0をその長さ方向
両端側からそれぞれ複数回づつ折畳む場合には、最終折
り工程に近づくシート(例えば前後両折畳みシート
6)ほど先に折畳まれた折畳み部分Wa,Waが厚く
なる。そして、例えば図3(B)に示す最終折り工程で
は、押込み装置31のバー材32で最終折畳み前のシー
ト(前後両折畳みシート)W6の折り位置gを折込む際
に、該シートW6の上面部分Wbは各挟みロール24,
25(挟みベルト21,22)に接触して上方に引き込
まれるが、左右の各折畳み部分Wa,Waは該上面部分
Wbに対して滑ってうまく両挟みロール24,25間に
折込めないことがある。特に、シートW6の先行側部分
は搬送方向(矢印P方向)に走行する補助コンベア26
上に載っていて、該先行側の折畳み部分Waが矢印P方
向に引っ張られている関係で、該先行側折畳み部分Wa
と上面部分Wbとの重合部分が剥がれ易くなり、上方の
両挟みベルト21,22間に挟込まれるシートが鎖線図
示(符号W′)するように正常に折畳めない(折畳み部
分の重合状態が崩れる)ことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、手術用覆
布のような大面積で厚手のシートWでは、符号W7で示
す最終製品段階(折畳みシート)まで機械的に折畳むこ
とが困難であり、従来では、図1(A)に示す方形状の
シートWを全て手作業で折畳んでいるのが現状である。
従って、従来では、折畳みシートW7の製造に人手によ
る作業が必要であるとともに、製造能率が非常に悪いと
いう問題があった。
【0008】本願発明は、上記した従来の問題点(手作
業による折畳み)に鑑み、大面積で厚手のシートであっ
ても機械的に折畳むことができるようにしたシート折込
み装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。
【0010】本願請求項1の発明 本願請求項1の発明は、例えば手術用覆布のような大面
積で厚手のシートを搬送させながらその搬送方向とは直
交方向の折り線で複数箇所を順次折畳むようにしたシー
ト折畳み機に使用されるシート折込み装置を対象にして
いる。このシート折畳み機で折畳むべきシートとして
は、例えば方形状のものを幅方向に適数回折畳んだ細幅
の折畳みシートが採用される。又、このシート折畳み機
に使用される折込み装置は、一対の挟みロール間にシー
トの折り位置を押込み装置で押込むことによってシート
を2つ折り状態に折込むようにしたものである。
【0011】そして、本願請求項1のシート折込み装置
には、両挟みロールに対面する位置にシートの折り位置
を境にしてシート先行側を支持する先行側ガイドベルト
とシート後行側を支持する後行側ガイドベルトとを設置
している。この請求項1では、該両ガイドベルトは駆動
を駆けないフリー状態とすることができる。
【0012】又、先行側ガイドベルトと後行側ガイドベ
ルトとは、押込み装置によるシート押込み位置において
操作装置で各挟みロールに対してそれぞれ近接・離間方
向に変位させるようにしている。
【0013】シート折畳み機には、シート搬送方向の複
数箇所に折り部が形成され、該各折り部にそれぞれ折込
み装置が設置されている。そして、折畳むべきシートが
搬送コンベアによって順次各折り部(両挟みロールに対
面する位置)まで搬送され、該各折り部において折込み
装置でシートの折り位置を順次2つ折りするようになっ
ている。又、本願構造のシート折込み装置は、シート折
畳み機の全部の折り部にそれぞれ設けてもよいが、シー
トに折畳み部分が形成される後方側の折り部(特にシー
ト折畳み部分が下面側に向いた状態で折込まれる折り
部)だけに設けてもよい。
【0014】そして、本願請求項1のシート折込み装置
は、次のように機能する。即ち、折畳まれるシートが折
り部の所定位置まで搬送されると、該シートの位置を適
宜の検出手段で検出する。尚、シートが折り部の所定位
置まで搬送された時点では、折り位置を境にしてシート
先行側が先行側ガイドベルト上に位置するとともにシー
ト後行側が後行側ガイドベルト上に位置する。そして、
その時点で押込み装置が作動してシートの折り位置を両
挟みロール間に押込むとともに、操作装置が作動して先
行側ガイドベルトと後行側ガイドベルトとをそれぞれ各
挟みロールの外周面に近接する方向(山形形状)に変位
させる。そのとき先行側ガイドベルトでシート先行側を
一方の挟みロールの外周面に押付けると同時に後行側ガ
イドベルトでシート後行側を他方の挟みロールの外周面
に押付けるようになる。すると、両挟みロールがそれぞ
れシート挟み込み方向に回転していることにより、シー
ト先行側及びシート後行側が両挟みロール間に引き込ま
れ、そのとき該シート先行側及びシート後行側がそれぞ
れ先行側ガイドベルト及び後行側ガイドベルトで支持さ
れて各挟みロールとの間で挟持されていることにより、
シート先行側又はシート後行側(あるいはその両方)に
折畳み部分があっても該折畳み部分も確実に両挟みロー
ル間に送り込ませることができる。ところで、この請求
項1では、ガイドベルト(特に先行側ガイドベルト)は
駆動を駆けないフリー状態にしておくことができ、その
場合、フリー状態のガイドベルトが挟みロールの回転に
よるシート引き込み移動に追従して走行するので、該ガ
イドベルトとシートとが擦れることがなく、シートの引
き込み動作がスムーズに行われる。尚、押込み装置及び
両ガイドベルトの操作装置は、シートを2つ折り状態で
両挟みロール間に引き込ませた後、元の待機位置に戻
る。
【0015】本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、上記請求項1のシート折込み装
置において、操作装置の作動時に、後行側ガイドベルト
をシート搬送方向に走行させる一方、先行側ガイドベル
トをシート搬送方向とは逆向きに走行させるようにして
いる。この場合、各ガイドベルトの走行スピードは、シ
ート搬送スピード(各挟みロールの周速度)と等速度に
設定される。
【0016】この請求項2の場合は、操作装置の作動時
に先行側ガイドベルトをシート搬送方向とは逆向きに走
行させるようにしているが、折畳むべきシートの先行側
を先行側ガイドベルト上に位置させる必要から、該先行
側ガイドベルトは次のように機能させる。即ち、先行側
ガイドベルトを上記逆向きに連続走行させる場合には、
待機状態において先行側ガイドベルトがシートに接触し
ないようにしておき(シート搬送高さより下方に位置さ
せる)、操作装置の作動時に該先行側ガイドベルトをシ
ートに接触させるようにする。又、先行側ガイドベルト
をシート搬送高さと同高さに設定する場合は、シート先
行側が該先行側ガイドベルト上に載るまでは先行側ガイ
ドベルトを搬送方向に走行させ、その後(押込み装置の
作動と同時)に該先行側ガイドベルトを搬送方向とは逆
向きに反転走行させるようにする。尚、後行側ガイドベ
ルトは、シート搬送方向に走行させるので連続走行させ
ても特に問題は生じない。
【0017】この請求項2のシート折込み装置では、操
作装置が作動して、両ガイドベルトが各挟みロールに近
接する側に変位したときに、後行側ガイドベルトがシー
ト搬送方向に走行している一方、先行側ガイドベルトが
シート搬送方向とは逆向きに走行しているので、シート
先行側においては一方の挟みロールと先行側ガイドベル
トとでシートの表裏両面から送込み作用が発生し、他方
シート後行側においては同じく他方の挟みロールと後行
側ガイドベルトとでシートの表裏両面から送込み作用が
発生する。従って、シート先行側及び(又は)シート後
行側に折畳み部分があっても該折畳み部分もより一層確
実に両挟みロール間に送り込むことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図4〜図15を参照して本
願実施形態のシート折込み装置を説明する。この実施形
態では、シート折込み装置で処理すべきシートWとし
て、例えば図1(A)に示す手術用覆布のような比較的
大面積(一辺が900〜1200mmの四角形)を有し且つ比較
的厚手のものが適用される。そして、本願実施形態のシ
ート折込み装置3は、図4に示すシート折畳み機1の一
部(第6折り部F及び第7折り部G)に使用されてい
る。
【0019】この実施形態では、図2に示すようにシー
トロールRから、最終製品となる折畳みシートW7に形
成するまでの全工程を自動化させている。即ち、シート
ロールRから連続して繰出される広幅連続シートSに穴
空け工程11で製品長さ間隔をもって順次穴Tを空け、
その穴Tの口縁部に剥離紙貼着工程12で接着剤つきの
剥離紙Uを貼着し、その広幅連続シートSを幅折り工程
13で幅方向の両側からそれぞれ折畳んで元の1/4幅
の細幅連続シートVを形成し、その細幅連続シートVを
切断工程14(図4の切断装置14A)で製品長さMづ
つ切断して細幅シートW0を形成し、その細幅シートW0
を前半部折り工程15(図4の第1〜第3折り部A〜
C)で長さ方向とは直交方向の折り線で3回折畳んで前
半部折畳みシートW3を形成し、続いて後半部折り工程
16(図4の第4〜第6折り部D〜F)でシート後半部
を同様に3回折畳んで前後両折畳みシートW6を形成
し、最後に最終折り工程17(図4の第7折り部G)で
前後両折畳みシートW6の中間部を2つ折りして製品形
態の折畳みシートW7を製造するようにしている。尚、
上記各工程において、穴空け工程11〜切断工程14ま
では、厚手のシートであっても従来技術で比較的容易に
行うことができるので、それらの詳細な説明は省略す
る。
【0020】図4に示すシート折畳み機1は、切断装置
14Aで製品長さに切断された細幅シートW0(特許請
求範囲のシートWに相当する)を搬送コンベア2で搬送
させながら、順次第1〜第7折り部A〜Gで折畳んで、
該細幅シートW0を長さ方向に1/8まで折畳むように
なっている。切断装置14Aで切断された折畳み前の細
幅シートW0には、図5に示すように等間隔で合計7つ
の仮想折り位置a〜gがあり、第1〜第7の各折り部A
〜Gにおいて順次各折り位置を2つ折りして、長さ方向
に合計8つ折り状態の折畳みシートW7を形成するよう
になっている。尚、図5において、各折り部A〜Gにお
ける折り位置(a〜g)に付した矢印は折り方向を示す
ものである。
【0021】図4において、搬送コンベア2は、切断装
置14Aで順次切断される細幅シートW0を、第1〜第
7の各折り部A〜Gを経て排出部Hまで連続して搬送さ
せるもので、複数箇所に分割された一対の挟みベルト2
1,22を順次連続させて構成している。尚、各挟みベ
ルト21,22は、図7、図9、図13に示すようにそ
れぞれ5本の細幅帯状ベルト(符号21a又は22a)
を1組にして使用されている。
【0022】シート折畳み機1における第1〜第7の各
折り部A〜Gには、一対の挟みロール24,25と、該
各挟みロール24,25間にシート(W0〜W6)の折り
位置(a〜g)を押込む押込み装置31とを有する折込
み装置3がそれぞれ設けられている。
【0023】各挟みロール24,25には、それぞれ搬
送コンベア2を兼用する挟みベルト21,22が巻掛け
られている。第1折り部A、第2折り部B、第5折り部
E、第6折り部F、第7折り部Gの5つの折り部には、
搬送側挟みベルトの一方(21又は22)の終端部に補
助コンベア26を連続させている。又、第3折り部C及
び第4折り部Dには、一方の挟みロール(24又は2
5)を中心にしてスイングするスイングコンベア26A
が設けられている。上記各補助コンベア26,26・・
及びスイングコンベア26A、26Aは、各折り部に搬
送されてくるシートの先行側を支持するためのものであ
り、シート搬送スピードとそれぞれ等速度で走行するよ
うになっている。尚、スイングコンベア26Aの機能に
ついては、後で詳述する。
【0024】押込み装置31は、図6〜図15に示すよ
うに、バー材32をエアシリンダ33で進退操作させる
構造のものが採用されている。尚、バー材32の作動装
置としては、エアシリンダ33に代えて適宜のもの(例
えばカム式のもの)を採用してもよい。
【0025】図6及び図7には、第1折り部Aの詳細を
示している。この第1折り部Aには、搬送コンベア(水
平方向の挟みベルト21,22)によって切断されたま
まの細幅シートW0が搬送されてくる。下側挟みベルト
22の終端部には、補助コンベア26を連続させてい
る。この補助コンベア26は、図7に示すように間隔を
もって配置した4本のバンコード(ゴム製丸紐)26a
で構成されている。押込み装置31のバー材32は、補
助コンベア26の各バンコード26aを跨ぐように複数
個に分割され、それらを基部側において連結して構成し
ている。又、この押込み装置31は、エアシリンダ33
の縮小状態では、バー材32の先端が補助コンベア26
の上面側走行部より下方に待機しており、該エアシリン
ダ33が伸長すると図6に鎖線図示するようにバー材3
2の先端が補助コンベア26より上方に突出してシート
0の一部(第1折り位置a)を山形に押し上げるよう
に作用する。補助コンベア26の上方近傍でバー材32
が対応する位置には、一対の挟みロール24,25が配
置されている。尚、符号6は、一方の挟みベルト22を
他方の挟みベルト21側に付勢するための付勢装置であ
る。又、この実施形態では、補助コンベア26は、挟み
ベルト22の駆動源とは別のモータ27で可逆的に走行
可能としている。即ち、図7に示すように、補助コンベ
ア26は挟みベルト22のロール軸25Aに対してフリ
ー回転する遊転ローラ29に巻回されており、モータ2
7の回転方向を切換えることにより、補助コンベア26
をシート搬送方向(図6の実線矢印方向)に走行させた
り逆方向(点線矢印方向)に走行させたりし得るように
している。そして、この補助コンベア26は、細幅シー
トW0の第1折り位置aがバー材32の直上方に位置す
るまではシート搬送方向に走行し、押込み装置31のエ
アシリンダ33が伸長する時点でモータ27の回転方向
が切換わって逆方向に走行するようになっている。
【0026】そして、図6及び図7に示す第1折り部A
においては、細幅シートW0の先行側の第1折り位置a
がバー材32の直上方に位置すると(厳密にはその少し
前)、その状態を適宜の検出手段で検出し、その検出信
号でエアシリンダ33を伸長させ、細幅シートW0の第
1折り位置aをバー材32で山形に押し上げて両挟みロ
ール24,25間に2つ折り状態で挟み込ませるように
なっている。両挟みロール24,25間に挟み込まれた
シートは、符号W1で示すようにその先行側が2つ折り
された状態で両挟みベルト21,22によって第2折り
部B側へ搬送される。
【0027】又、この実施形態では、押込み装置31の
動作(バー材32の上動動作)と同時に補助コンベア2
6用のモータ27が逆回転して該補助コンベア26をシ
ート搬送方向(図6の実線矢印方向)とは逆方向(点線
矢印方向)に走行させるが、このようにすると細幅シー
トW0の先行側部分に補助コンベア26による両挟みロ
ール間への送込み作用が発生し、該シート先行側部分を
スムーズに両挟みロール24,25間に送り込むことが
できる。この補助コンベア26の逆走行機能は、シート
に折畳み部分が形成される第2折り部B以降において特
に有効となる。尚、この第1折り部Aにおいては、補助
コンベア26上に載せられるシート先行側部分が折畳み
部分のない1枚もの(幅方向には折畳まれているが)で
あるために、モータ27による可逆走行を廃止してもよ
い。その場合、該補助コンベア26は、搬送コンベア
(上手側挟みベルト22)のロール軸25Aによって該
上手側挟みベルト22と同方向にのみ連続走行させると
よい。
【0028】シート折畳み機1における第2折り部Bの
折込み装置3は、第1折り部Aとほぼ同構造に形成され
ているので、その説明を省略する。尚、この第2折り部
Bでは、図5のB部分に示すようにシートW1の第2折
り位置bを2つ折りする。
【0029】図8及び図9には、第3折り部Cの詳細を
示している。この第3折り部Cには、シート先行側が上
面側において3つ折り状に折畳まれたシートW2が搬送
される。又、この第3折り部Cには、一対の挟みロール
におけるシート搬送方向下手側の挟みロール24に連続
してスイングコンベア26Aが設けられている。このス
イングコンベア26Aは、図9に示すように、間隔をも
って配置された4本のバンコード26aで構成されてい
る。各バンコード26aは、それぞれ挟みロール24の
ロール軸24Aにフリー回転状態で取付けた遊転ローラ
29,29・・に巻回している。又、このスイングコン
ベア26Aは、モータ27によって可逆的に走行可能と
なっている。さらに、このスイングコンベア26Aは、
エアシリンダ28,28によってロール軸24Aを中心
にして上下に揺動される。又、この実施形態では、スイ
ングコンベア26Aは、図8に実線図示する待機状態に
おいて搬送側コンベア(上手側挟みベルト22)に対し
て135°程度の角度をもたせており、その待機状態か
らエアシリンダ28を伸長させることにより鎖線図示
(符号26A′)するように例えば角度15°〜30°
の範囲で折込み側に傾動させ得るようになっている。
尚、このスイングコンベア26Aの変動角度範囲は大き
いほど好ましいが、シート搬送スピード(1枚のシート
の通過スピード)との関係で可能な範囲に設定される。
【0030】この第3折り部Cには、図8に示すよう
に、シート先行側に3つ折り状態の折畳み部分Waを形
成したシートW2が搬送されるが、該シートW2が折込み
所定位置に達するまでは、スイングコンベア26Aが実
線図示する待機位置においてシート搬送方向(実線矢印
方向)に走行している。そして、この第3折り部Cで
は、該シートW2の先行側(折畳み部分Wa)がスイン
グコンベア26A上に乗り上げ、該シートW2の第3折
り位置cが両挟みロール24,25間の折込み部分に対
応する直前でエアシリンダ28が伸長を開始し、該シー
トW2の第3折り位置cが両挟みロール24,25間の
所定位置に達した時点で、スイングコンベア26Aが符
号26A′の位置(傾動完了位置)まで傾動するように
なっている。尚、シート先行側がスイングコンベア26
A上に乗り上げた時点(図8の実線図示状態)では、シ
ートが厚手で「腰」があるので、シート先端部のみがス
イングコンベア26Aに接触している。従ってこのまま
ではシート先行側の姿勢が不安定である。ところで、ス
イングコンベア26Aが符号26A′の位置まで傾動す
ると、シートW2の折り位置cを符号c′で示すように
深く屈曲させることができる(予備折込みできる)とと
もに、シート先行側が符号Wa′で示すようにスイング
コンベア26A′に全面接触して安定性がよくなる。従
って、シート押込み時には、バー材32が大曲率部分
(折り位置c′)を押すことができ且つシート先行側部
分(符号Wa′部分)の安定性がよいので、折り位置c
に正確に折り線を形成できる。
【0031】又、スイングコンベア26Aの傾動動作が
完了した時点で(例えばエアシリンダ28の伸長完了信
号で)、モータ27が逆転作動してスイングコンベア2
6Aを点線矢印で示すように逆走行させ、シート先行側
(符号Wa部分)を折込み側に送込む。尚、この場合の
スイングコンベア26Aの逆走行スピードは、シート搬
送スピードと等速度である。そして、押込み装置31の
エアシリンダ33が伸長し、バー材32でシートW2
第3折り位置cを両挟みロール24,25間に押し込ん
だ後、該バー材32が後退し(エアシリンダ33が縮小
し)、スイングコンベア26Aが実線図示する元の位置
まで戻され(エアシリンダ28が縮小し)、モータ27
の回転方向が切換わってスイングコンベア26Aが実線
矢印方向に走行する。尚、両挟みロール24,25間に
押し込まれたシートは、両挟みベルト21,22に挟ま
れて、その先行側が4つ折り状態(符号W3の状態)で
第4折り部D側に搬送される。
【0032】尚、この第3折り部Cにおいては、スイン
グコンベア26A上に移乗されるシート先行側は折畳み
部分Waが上面側に位置しているので、該スイングコン
ベア26Aを常時実線矢印方向に走行させたまま(モー
タ27を逆回転させない)でも、シートの第3折り位置
cをさほど支障なく折込むことができる。
【0033】図10及び図11には、第4折り部Dの詳
細を示している。この第4折り部Dにも、一方の挟みロ
ール25にスイングコンベア26Aを連続させている。
尚、この第4折り部Dのスイングコンベア26Aも上記
第3折り部Cのスイングコンベア26Aとほぼ同構造の
ものが採用されている。又、第4折り部Dには、スイン
グコンベア26A上に移乗されるシート先行側をガイド
する押え装置7が設けられている。この押え装置7は、
ガイド板71をエアシリンダ72でスイングコンベア2
6Aの上面に対して近接・離間方向に変位させ得るよう
にしたものである。そして、エアシリンダ72の縮小状
態では、ガイド板71がスイングコンベア26Aの上面
より大きく離間していて、スイングコンベア26Aの上
面にシートW3が自由に進入し得るようになっている。
又、エアシリンダ72が伸長すると、ガイド板が図10
の符号71′のようにスイングコンベア26A上のシー
トW3に近接(あるいは僅かに接触)し、該シートW
3(特に折畳み部分Wa)がスイングコンベア26A上
で乱れるのを防止するようになっている。
【0034】この第4折り部Dには、シート先行側に4
つ折り状態の折畳み部分Waを形成したシートW3が搬
送される。そして、この第4折り部Dでは、シートW3
の先行側の大部分の長さを一旦スイングコンベア26A
上に移乗させて、シート後行側の第4折り位置dを折込
むようにしている。即ち、図10に示すように、シート
3の受け入れ時には、スイングコンベア26Aが実線
矢印方向に走行していて、シート後行側の第4折り位置
dが折込み位置(バー材32の対応位置)に対応するま
で、シート先行側をスイングコンベア26A上に引き込
む。そして、シート後行側の第4折り位置dが折込み位
置まで送り込まれる直前に、図11に示すようにスイン
グコンベア26Aのエアシリンダ28が伸長して、該ス
イングコンベア26Aを折込み側に例えば角度15°〜
30°程度だけ傾動させる。このとき、シート後行側の
第4折り位置dが予備折込みされ、バー材押込みによる
折り線を正確位置に形成し得る。続いて、押え装置7の
エアシリンダ72が伸長してガイド板71でスイングコ
ンベア26A上のシートW3をガイドし、スイングコン
ベア26Aが逆走行(図11の点線矢印方向)し、押込
み装置31のエアシリンダ33が伸長してバー材32で
第4折り位置dを両挟みロール24,25間に押込む。
ところで、スイングコンベア26A上に移乗されるシー
ト先行側には、下向きに折畳み部分Waが形成されてお
り、シートの第4折り位置dが両挟みロール24,25
間に折込まれる際に、該折畳み部分Waがスイングコン
ベア26Aに接触しているが、このときスイングコンベ
ア26Aはシート送込み側のコンベアスピードと等速度
で走行しているので、該折畳み部分Waが乱れることが
ない。尚、この第4折り部Dでは、シートの搬送方向が
逆向きになる(先のシート後行側が先行する)。
【0035】シート折畳み機1における第5折り部Eの
折込み装置3は、第1折り部Aとほぼ同構造に形成され
ているので、その説明を省略する。尚、この第5折り部
Eでは、図5のE部分に示すようにシートW4の第5折
り位置eを2つ折りする。
【0036】図12〜図14には、第6折り部Fの詳細
を示している。この第6折り部Fには、本願の特許請求
の範囲に記載された折込み装置3が設けられている。こ
の第6折り部Fの折込み装置3において、押込み装置3
1のバー材32でシートW5の折り位置(第6折り位置
f)を両挟みロール24,25間に押込む方式は上記の
各折込み装置と同様である。又、搬送側挟みベルト22
の終端部には、補助コンベア26を連続させている。こ
の補助コンベア26には、図13に示すように4本のバ
ンコード26aが使用されている。この各バンコード2
6aは、それぞれ搬送側挟みベルト22の終端ローラ2
3に巻回されていて、該搬送側挟みベルト22と連れ回
りする。尚、この第6折り部Fには、図12に示すよう
に、シート先行側及びシート後行側のそれぞれ下面側に
折畳み部分Waを形成したシートW5が搬送されてく
る。
【0037】又、第6折り部Fの折込み装置3には、上
記構成の外に両挟みロール24,25に対面してシート
折込み時のガイド装置4が設けられている。このガイド
装置4は、第6折り部Fに搬送されてくるシートW5
支持し得る2つのガイドベルト41,42と、該両ガイ
ドベルト41,42を各挟みロール24,25に対して
それぞれ近接・離間方向に変位させる操作装置50とを
有している。
【0038】ガイドベルトは、シート先行側を支持する
先行側ガイドベルト41と、シート後行側を支持する後
行側ガイドベルト42とを有している。図13に示すよ
うに、先行側ガイドベルト41は5本のバンコード41
aで構成され、後行側ガイドベルト42は4本のバンコ
ード42aで構成されている。
【0039】他方、操作装置50は、両ガイドベルト4
1,42の各バンコード41a,42aをそれぞれ巻回
させる上下組のローラ51,52と、各上下ローラ5
1,52を上下動させるエアシリンダ54とを有してい
る。上下1組のローラ51,52は、各組ごとに縦長の
プレート53で連結されている。各プレート53は、そ
れぞれ基端側で連結されていて、各プレート53及び各
上下ローラ51,52をエアシリンダ54で同時に上下
動せしめ得るようになっている。
【0040】先行側ガイドベルト41の各バンコード4
1aは、図13に示すように、それぞれモータ44で駆
動される駆動軸45に固定した駆動ローラ46と1組の
上ローラ51及び下ローラ52に巻回されている。この
先行側ガイドベルト41は、モータ44によってシート
搬送方向とは逆方向(図13の左方向)に連続走行せし
められる。又、後行側ガイドベルト42の各バンコード
42aは、それぞれ搬送側挟みベルト22の終端ローラ
23と1組の上ローラ51及び下ローラ52に巻回され
ている。そして、この後行側ガイドベルト42は、搬送
側挟みベルト22と同方向に連続走行せしめられる。
【0041】各上ローラ51は、両挟みロール24,2
5間のシート押込み部に対応する位置に配置されてい
る。又、操作装置50の非作動時(エアシリンダ54の
縮小時)には、図12に示すように各上ローラ51は補
助コンベア26の上面部よりやや下方に位置している。
又、操作装置50の非作動時(エアシリンダ54の縮小
時)には、先行側ガイドベルト41も補助コンベア26
よりやや低位置に設置されている。即ち、この実施形態
では、図13に示すように、上記駆動軸45に先行側ガ
イドベルト41側のバンコード41a用の駆動ローラ4
6よりやや大径の遊動ローラ47(4個)をフリー回転
状態で取付け、該各遊動ローラ47に補助コンベア26
の各バンコード26aを巻回することで、先行側ガイド
ベルト41が補助コンベア26よりやや低位置になるよ
うにしている。
【0042】他方、操作装置50の作動時(エアシリン
ダ54の伸長時)には、図14に示すように、各上下ロ
ーラ51,52が上動されて、先行側ガイドベルト41
が駆動軸45を中心にして上動する一方、後行側ガイド
ベルト42がローラ23を中心にして上動するようにな
る。従って、操作装置50の作動時には、先行側ガイド
ベルト41と後行側ガイドベルト42とが両挟みロール
24,25の下方部において山形に突出するようにな
る。
【0043】この第6折り部Fの折込み装置3は、次の
ように作用する。即ち、該第6折り部Fには、図12に
示すように、シート先行側に3つ折り状態の折畳み部分
Waが形成され且つシート後行側に4つ折り状態の折畳
み部分Waが形成されたシートW5が搬送される。尚、
このシートW5は、各側の折畳み部分Waが下側に向く
姿勢で搬送される。又、該シートW5が第6折り部Fの
所定位置(シートの第6折り位置fが押込み装置31の
バー材32に対応する位置)に移送されるまでは操作装
置50のエアシリンダ54が縮小しており(先行側ガイ
ドベルト41が補助コンベア26より低位置にある)、
従って先行側ガイドベルト41がシート搬送方向とは逆
向きに走行していても支障がない。そして、図12に示
すように、シートW5の第6折り位置fがバー材32に
対応する位置(実際には作動時間に対応する直前位置)
まで搬送されたときに、押込み装置31のエアシリンダ
33及び操作装置50のエアシリンダ54がほぼ同時に
伸長し、図14に示すように、シートの第6折り位置f
をバー材32で押上げるとともに、先行側ガイドベルト
41及び後行側ガイドベルト42が山形状に押上げられ
る。すると、先行側ガイドベルト41部分でシート先行
側を一方の挟みロール25(挟みベルト22)に押付け
る一方、後行側ガイドベルト42でシート後行側を他方
の挟みロール24(挟みベルト21)に押付けるように
なる。このとき、シート先行側においては、シート上面
部分Wbが挟みロール25で右回転方向に引上げられる
一方、シート下面側(折畳み部分Wa)が先行側ガイド
ベルト41で挟込み部分に送込まれ、又、シート後行側
においては、シート上面部分Wbが挟みロール24で左
回転方向に引上げられる一方、シート下面側が後行側ガ
イドベルト42で挟込み部分に送込まれる。尚、操作装
置50の作動状態(エアシリンダ54の伸長状態)は、
シート後行側の折畳み部分Waが挟みロール24を通過
するまで継続する。このように、シート先行側及びシー
ト後行側がそれぞれ表裏両面から両挟みロール24,2
5間に送込まれると、折り位置fでの折込み動作が確実
に行われる。又、シート先行側及びシート後行側の各下
面側をそれぞれ先行側ガイドベルト41と後行側ガイド
ベルト42で支持した状態で折込み動作が行われるの
で、下面側に折畳み部分Waがあっても、該折畳み部分
Waを確実に折込むことができる。そして、該シートW
5(シート後行側の折畳み部分Wa)が両挟みロール2
4,25間を通過すると、押込み装置31のエアシリン
ダ33及び操作装置50のエアシリンダ54を縮小させ
て、元の位置で待機させる。この第6折り部Fを通過し
たシートW6は、シート先行側及びシート後行側にそれ
ぞれ4つ折り状態の折畳み部分Waが形成されている。
【0044】尚、この実施形態のガイド装置4では、先
行側ガイドベルト41及び後行側ガイドベルト42をそ
れぞれ駆動力で走行させているが、他の実施形態では、
該各ガイドベルト41,42をフリー走行状態にしてお
き、操作装置50が作動してシート先行側及びシート後
行側を押上げたときに、各挟みロール24,25の回転
力で各ガイドベルト41,42が連れ回りするようにし
てもよい。
【0045】図15には、第7折り部Gの詳細を示して
いる。この第7折り部Gの折込み装置3は、上記第6折
り部Fの折込み装置3と同構造のものが使用されてい
る。そして、この第7折り部Gには、シート先行側及び
シート後行側にそれぞれ4つ折り状態の折畳み部分Wa
を形成したシートW6が搬送され、押込み装置31及び
ガイド装置4で該シートW6の中央部(第7折り位置
g)を両挟みロール24,25間に押込んで、最終製品
となる折畳みシートW7を形成する。尚、この第7折り
部Gのガイド装置4も、第6折り部F部分のものと同様
に機能する。
【0046】そして、第7折り部Gを通過した折畳みシ
ートW7は、図4の排出位置Hにおいて排出コンベア8
上に排出され、順次、次工程側(例えば包装工程側)に
搬送される。
【0047】このように、図4のシート折畳み機1で
は、切断装置14Aで順次切断される細幅シートW0
順次上記各折り部A〜Gで小長さづつ複数回折畳み、最
終製品となる折畳みシートW7を排出位置Hから自動で
取出すことができる。又、ガイド装置4を使用した折り
部においては、シートに折畳み部分Waがあっても、先
行側ガイドベルト41及び後行側ガイドベルト42によ
る支持により、正確な折り位置で且つ確実に折畳むこと
ができ、例えば手術用覆布のような厚手のシートを折畳
む場合でも自動化を達成できる。
【0048】本願の他の実施形態では、第3折り部C又
は第4折り部Dに使用されているスイングコンベア26
Aをその他の折り部(A,B,E,F,G)に設置する
ことができ、又、第6折り部F又は第7折り部Gに使用
されているガイド装置4をその他の折り部(A〜E)に
設置してもよい。
【0049】
【発明の効果】本願発明のシート折込み装置では、両挟
みロール24,25に対面する位置に、シートの折り位
置を境にして先行側ガイドベルト41と後行側ガイドベ
ルト42を設置し、該各ガイドベルト41,42をそれ
ぞれ各挟みロール24,25に対して操作装置50で近
接・離間方向に変位させるように構成しているので、手
術用覆布のような厚手のシートWであっても、自動で小
さく折畳むことができる。特に、シート先行側あるいは
シート後行側に折畳み部分Waを形成したものをさらに
2つ折りする場合にも、該折畳み部分Waを支障なく各
正確に折畳むことができるという効果がある。
【0050】又、本願請求項2のように、後行側ガイド
ベルト42をシート搬送方向に走行させ、先行側ガイド
ベルト41をシート搬送方向とは逆方向に走行させるよ
うにすると、シート先行側あるいはシート後行側に折畳
み部分Waが形成されたものであっても、その表裏両側
から送込み作用が発生するので、より一層良好に折畳む
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願で対象にしているシートの説明図である。
【図2】折畳みシートの製造工程図である。
【図3】本願の比較例となるシート折込み装置の説明図
である。
【図4】本願実施形態のシート折込み装置を用いたシー
ト折畳み機の概略図である。
【図5】図4のシート折畳み機の各折り部の説明図であ
る。
【図6】図4のシート折畳み機の第1折り部の詳細図で
ある。
【図7】図6の一部平面図である。
【図8】図4のシート折畳み機の第3折り部の詳細図で
ある。
【図9】図8の一部平面図である。
【図10】図4のシート折畳み機の第4折り部の詳細図
である。
【図11】図10の状態変化図である。
【図12】図4のシート折畳み機の第6折り部の詳細図
である。
【図13】図12の一部平面図である。
【図14】図12の状態変化図である。
【図15】図4のシート折畳み機の第7折り部の詳細図
である。
【符号の説明】
1はシート折畳み機、2は搬送コンベア、3は折込み装
置、4はガイド装置、21,22は挟みベルト、24,
25は挟みロール、26は補助コンベア、26Aはスイ
ングコンベア、31は押込み装置、32はバー材、33
はエアシリンダ、41は先行側ガイドベルト、42は後
行側ガイドベルト、50は操作装置である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定寸長さに切断されたシート(W)を搬
    送させながらその搬送方向とは直交方向の折り線で複数
    箇所を折畳むようにしたシート折畳み機(1)に使用さ
    れ且つ一対の挟みロール(24,25)間に前記シート
    (W)の折り位置を押込み装置(31)で押込むことに
    よってシートを2つ折り状態に折込むようにしたシート
    折込み装置であって、 前記両挟みロール(24,25)に対面する位置にシー
    ト(W)の折り位置を境にしてシート先行側を支持する
    先行側ガイドベルト(41)とシート後行側を支持する
    後行側ガイドベルト(42)を設置し、 前記両ガイドベルト(41,42)を押込み装置(3
    1)によるシート押込み位置において操作装置(50)
    で前記各挟みロール(24,25)に対して近接・離間
    方向に変位させるようにしたことを特徴とするシート折
    込み装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、操作装置(50)の
    作動時に、後行側ガイドベルト(42)がシート搬送方
    向に走行し、先行側ガイドベルト(41)がシート搬送
    方向とは逆向きに走行するようにしたことを特徴とする
    シート折込み装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1277687A2 (en) * 2001-07-16 2003-01-22 Juan Marce Mias Folding device for folded paper formats
KR100405838B1 (ko) * 2002-02-21 2003-11-14 (주)케이알디씨 화상형성장치의 제본장치
JP2017088357A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 用紙処理装置及び画像形成システム
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