JPH068359A - カットシート紙の折り装置 - Google Patents

カットシート紙の折り装置

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JPH068359A
JPH068359A JP17102392A JP17102392A JPH068359A JP H068359 A JPH068359 A JP H068359A JP 17102392 A JP17102392 A JP 17102392A JP 17102392 A JP17102392 A JP 17102392A JP H068359 A JPH068359 A JP H068359A
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JP
Japan
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cut sheet
sheet paper
gauge
belt
paper
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JP17102392A
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English (en)
Inventor
Tsunemitsu Nagatani
恒光 永谷
Haruhisa Uchida
晴久 内田
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CLOVER CO Ltd
KUROBAA KK
Original Assignee
CLOVER CO Ltd
KUROBAA KK
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Publication date
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定寸に切断された一定幅の短冊状のカットシ
ート紙を、その長手方向に延びる折り目線に沿って能率
よく折るための装置を提供することを目的とする。 【構成】 左右の位置ずれを規制しつつ上記カットシー
トP紙をその長手方向に送る間に、このカットシート紙
の上面に沿って配置されるゲージプレート3の直線状ゲ
ージ縁3aを支点として、このゲージ縁の前後にわたって
捻じり状に配置された平ベルト15によって、上記カット
シート紙Pの上記ゲージ縁3aから露出する部分を折り曲
げるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、カットシート紙の折
り装置に関し、より詳しくは、短冊状のカットシート紙
をその長手方向に延びる折り目線に沿って折るための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】比較
的腰のある材料紙を用いて作られる紙製品の中には、図
7に示すように、材料紙Pの長手方向に延びる折り目線
aに沿って折り曲げる工程を含むものが多くある。
【0003】ところで、上記のような紙製製品を製造す
る場合、上記長手方向に延びる折り目線に沿って折り曲
げるための工程は、製品ごとに材料紙を切断した後に行
うのではなく、多くは、ロール状に巻かれた帯状の材料
紙を連続的に搬送する過程において、上記のように製品
ごとに切断する工程の前に行うようにしているのが一般
である。
【0004】このように、帯状の材料紙を搬送する過程
においてその材料紙の側部を長手方向の折り目線に沿っ
て折るための機構は、いわゆる折帖器と呼ばれている。
この折帖器は、図8に示すように、帯状の材料紙が前方
に搬送されるにしたがって、その側部を次第に折り返す
ようにガイドを設けたものである。
【0005】しかしながら、このような折帖器を用いて
材料紙の長手方向に沿う折り工程を行う場合、次のよう
な問題が指摘されている。その第一は、図8にも表れて
いるように、連続的に送られる材料紙の側縁部を次第に
折り返して材料紙の他側部上に重ねてゆく場合、折り返
される側縁部に不必要な張力が作用してしわの発生等、
不整な折り形態が起こらないように、折帖器上の材料紙
の搬送経路を上に凹となるように湾曲させる必要があ
る。そうすると、かかる折り工程を含んで最終的な紙製
製品を製造する機械装置が嵩高くなる傾向となり、装置
全体のスペース効率が低下する。
【0006】その第二は、通常この種の紙製製品を製造
する場合、表面に受注先の会社名や模様等を印刷するこ
とがあり、この印刷の内容は、受注先によって異なった
り、また、同一の受注先の製品であっても、模様や配色
を変える必要がある。また、かかる製品の納入は、所定
のロット数ごとに行われるのが通常であり、したがっ
て、この種の紙製製品の製造者は、受注先や印刷内容の
異なるロットごとに製品の製造をする必要がある。
【0007】そうすると、上記のロール状に分かれた帯
状の材料紙を用いてこれを機械装置に供給しながら上記
の折り工程を含めた紙製品の製造を行う場合、所定のロ
ット数が終了した時点で次のロットのための印刷内容の
変更等の段取り替えをする必要がある。ロール状に巻か
れた材料紙は、各受注ロット数と対応した長さとなって
いることはなく、したがって、ロット変更のためには、
印刷内容の変更のみならず、ロール状の材料紙の付け替
え等の煩雑な段取り替えが必要となる。
【0008】かかる段取り替えの問題を解決するために
は、あらかじめ製品ごとに所定の長さに切断されたカッ
トシート紙を用いることが比較的簡便な対応方法といえ
る。しかしながら、かかる対応を行うためには、あらか
じめ所定長さに切断された短冊状のカットシート紙を、
品位良くしかも効率的に長手方向折り目線に沿って折り
曲げる装置が必要となる。
【0009】本願発明は、以上のような事情のもとで考
え出されたものであって、短冊状のカットシート紙をそ
の長手方向に延びる折り目線に沿って折るための装置を
新たに提供することをその課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願発明のカットシート紙の折り装置は、上記カ
ットシート紙を載せてこのカットシート紙をその横ずれ
を規制しつつ長手方向に送る搬送手段と、上記搬送手段
上のカットシート紙の上面に沿うように配置され、上記
カットシート紙の搬送方向に延びる直線状のゲージ縁を
もつゲージプレートと、上記ゲージプレートのゲージ縁
の後端部および前端部にそれぞれ近接して配置された一
対のプーリ間を掛け回され、上記搬送手段の搬送速度と
同一または略同一速度で走行させられる所定幅の平ベル
トと、を備えており、上記平ベルトは、上記ゲージ縁の
後端部においては上記カットシート紙の下面を支持し、
上記ゲージ縁の前端部に向かうにつれて上記カットシー
ト紙を上記ゲージ縁に沿って起立させるように捻じられ
ていることを特徴としている。
【0011】
【発明の作用および効果】あらかじめ一定長さに切断さ
れた一定幅をもつ短冊状のカットシート紙は、本願発明
装置の前段に配置された供給機構から、順次搬送手段上
に供給される。搬送手段は、上記カットシート紙を載せ
ながらこれを前方に等速度で送る。なおこの搬送手段
は、たとえば、搬送方向と一致する方向の直線状に延び
る起立壁に上記カットシート紙の一側縁を当接させなが
らスライドさせる等の規制手段によって、搬送中のカッ
トシート紙に横ずれが起こらないようにしてある。
【0012】上記ゲージプレートは、そのゲージ縁が上
記カットシートにおける折り目を形成するべき位置と対
応するように配置されており、したがって上記カットシ
ート紙の上記ガイド壁と反対側の所定幅部分は、上記ゲ
ージ縁から側方に露出した恰好となる。
【0013】上記ゲージ縁と隣接するようにして、その
長手方向全長にわたって捻じりを与えられた平ベルトが
配置されており、この平ベルトの上記ゲージ縁の後端部
と対応する部位は上記カットシート紙の露出部分を下面
から支えるように略水平状になっている。そうして、こ
の平ベルトは、上記ゲージ縁に沿って前方に進むにつ
れ、次第に水平に対して起立してゆき、上記ゲージ縁の
前端部においては、このゲージプレートの上面に覆い被
さるようにほぼ180°の捻じりが与えられている。そ
して、この平ベルトの走行速度は、上記搬送手段による
カットシート紙の搬送速度と同一かまたはほぼ同一とし
てある。
【0014】したがって、搬送手段上をゲージプレート
の下面に沿って前方に搬送されるカットシート紙は、前
方に搬送されるにしたがい、上記ゲージ縁から露出する
所定幅部分が、上記捻じり走行する平ベルトによって上
記ゲージ縁と対応する長手方向直線を折り目としてほぼ
180°折り曲げられることになる。
【0015】上記搬送路を通過すると、捻じりベルトに
よって形成された折り目部分が、たとえば上下一対のロ
ーラによって決め押しされ、これにより、短冊状のカッ
トシート紙の幅方向所定幅の側方部分が、長手方向に延
びる折り目線に沿って折りたたまれることになる。
【0016】上記の折り工程によって形成された折り目
の正確性および品位は、次の理由により、高度に達成さ
れる。その第一は、上記搬送手段は、カットシート紙の
横ずれが規制されているので、カットシート紙の前方へ
の進行に伴って折り目の位置が幅方向にずれ動くことが
なく、したがって、カットシート紙の前端部と後端部に
おいて折り目位置がずれるといった折り品位の低下が確
実に回避される。
【0017】その第二は、ゲージ縁から露出する所定幅
部分の折り操作が、搬送手段による搬送速度と同等の速
度で走行する捻じりベルトによって行われているため、
折り操作中の捻じりベルトとカットシート紙との相対的
な擦れ動がほとんどなく、これにより、折り操作が確実
に行われる。このことは、仮に捻じり平ベルトとカット
シート紙との間に相対的なずれ動が存在すると、これに
よって生じる摩擦力が搬送中のカットシート紙を幅方向
にずれ動かそうとするモーメントを発生させ、このこと
が折り目付け品位を低下させる原因ともなるが、本願発
明においては、上述したように、捻じり平ベルトとカッ
トシート紙との間に相対的なずれ動が生じないため、こ
のようなカットシート紙の位置づれに起因する折り目付
け品位の低下が生じないことから、より理解されよう。
【0018】このように、本願発明によれば、短冊状の
カットシート紙を、その長手方向に延びる折り目線に沿
って正確に折りたたむ工程操作が、きわめて効率よく、
しかも比較的簡単な機構によって実現されるのである。
【0019】
【実施例の説明】以下、本願発明の実施例を、図面を参
照しつつ、具体的に説明する。図1ないし図4は、本願
発明のカットシート紙の折り装置1の第一の実施例を示
している。上面を滑らかな平坦面とした所定長さの支持
プレート2が図示しない機枠に対して固定状に取付けら
れている。この支持プレート2の長さは、本装置によっ
て折り工程処理されるカットシート紙の長さよりも長い
寸法に設定され、かつその幅は、後記するゲージプレー
ト3の幅と対応した幅となっている。この支持プレート
2の前後部には、それぞれプーリ軸4,5が配置され、
これらプーリ軸4,5上に設けられた各ベルトプーリ
6,7間に、平ベルトからなる送りベルト8が掛け回さ
れている。この送りベルト8における上記後方側のベル
トプーリ7から前方側のベルトプーリ6間を移動する部
分8aは、上記支持プレート2上を滑りながら走行する
ようになっており、かかる送りベルト8と上記支持プレ
ート2とが、カットシート紙を前方に向けて送る搬送手
段9を形成している。
【0020】上記送りベルト8を走行させるためには、
たとえば、支持プレート2の前方側に配置されたプーリ
軸4を回転駆動させることにより達成できる。上記支持
プレート2の一側部(図1および図2において右側)に
は、上記送りベルト8の搬送方向を向いて直線状に延び
る起立状のガイド壁10が設けられており、このガイド
壁10にカットシート紙Pの一側縁を当接させながら搬
送するようにすることにより、このカットシート紙Pが
搬送途中において幅方向の位置ずれを起こさないように
している。
【0021】上記支持プレート2およびこの上面を滑り
走行する送りベルト8の上方には、小さな隙間をあけ
て、ゲージプレート3が固定状に配置される。このゲー
ジプレート3は、上記ガイド壁10と反対側の縁が直線
状のゲージ縁3aとなっており、図示しない機枠に対し
て固定状に支持される。このゲージプレート3は、その
長さが上記支持プレート2と同等長さとなっているとと
もに、その幅も、上記支持プレートと同等となってい
る。また、このゲージプレート3の厚みは、少なくとも
上記ゲージ縁3aの近傍において、たとえば、2mm程
度の薄状としてある。
【0022】本実施例においては、上記支持プレート2
と上記ゲージプレート3との間に導入されるカットシー
ト紙Pが、上記送りベルト8との間に滑りを生じること
なく、確実に前方に搬送されるようにするとともに、カ
ットシート紙Pの一側縁を上記ガイド壁10に押し当て
て幅方向の位置決めをしつつこのカットシート紙Pを搬
送できるように、特に、次のように構成している。
【0023】すなわち、図1および図2に表れているよ
うに、上記ゲージプレート3に、上記支持プレート2上
を走行する送りベルト8と対応するようにして、長手方
向に間隔をあけて複数個のボール保持孔11を設け、各
ボール保持孔11…に、所定の重さをもつ鋼球12…を
転動自由に保持させている。それとともに、上記支持プ
レート2上を走行する送りベルト8の走行経路を、図2
に示すように、前方に向かうにつれて、ガイド壁10に
近づくように傾斜させている。
【0024】このようにすることにより、第一に、支持
プレート2およびその上面を滑り走行する送りベルト8
と上記ゲージプレート3との間の隙間に導入されたカッ
トシート紙Pは、上記保持孔11内で定位置で転動する
鋼球12によって送りベルト8に押し付けられながら搬
送されるため、送りベルト8との間に送り方向の滑りが
生じることはなく、送りベルト8の速度と同一速度で確
実に前方に向けて送られる。
【0025】第二に、こうして送りベルト8と転動鋼球
12との間に挟まれながら搬送されるカットシート紙P
は、上記送りベルト8が傾斜走行させられているため
に、常時ガイド壁10に向けて押し付けられながら前進
するため、このカットシート紙Pの幅方向の位置決めが
高度に達成されつつ走行させられることになる。
【0026】さらに、上記ゲージプレート3のゲージ縁
3aに沿うようにして、前後一対のベルトプーリ13,
14間に180°捻じられながら掛け回された所定幅の
平ベルト15が配置される。本実施例においては、この
平ベルト15が掛け回されるべき後端側のベルトプーリ
14は、上記送りベルト8を掛け回すべく支持プレート
2の後端側に配置されたプーリ軸5に取付けている。
【0027】なお、この平ベルト15を掛け回すべく支
持プレート2の前方側に配置されるベルトプーリ14
は、上記平ベルト15が、後述するようにその前方側に
おいて上記ゲージプレート3の上面に被さるように配置
される必要から、上記送りベルト8を前方側において掛
け回すためのプーリ軸4とは別体の上方配置されたプー
リ軸16に取付けられている。この平ベルト15を走行
させるには、上記前方側に配置されたプーリ軸16を回
転駆動する。
【0028】なお、上記送りベルト8が掛け回される各
ベルトプーリ6,7と、上記捻じり状の平ベルト15を
掛け回すための各ベルトプーリ13,14の径は、同一
に設定するとともに、各駆動側のプーリ軸の回転速度も
互いに同一としてあり、これにより、上記送りベルト8
と上記捻じり状の平ベルト15の走行速度は、互いに同
一となる。
【0029】上記平ベルト15は、上記ゲージプレート
3の後端側においては、図1によく表れているように、
ゲージプレート3のゲージ縁3aから露出するカットシ
ート紙Pの下面を水平状に支持するようになっており、
前方に走行するにしたがい、図3および図4に詳示する
ように、この平ベルト15によって下面を支持されたカ
ットシート紙Pにおけるゲージ縁3aからの露出部分
が、上記ゲージ縁3aを支点として次第に起立状に折り
曲げられるように捻じりが与えられている。そうして、
ゲージプレート3の前端付近では、このゲージプレート
3の上面に覆い被さるようになるまで捻じられ、したが
って、この平ベルト15は、上記ゲージプレート3の後
端から前端までこれに沿って走行する間、ほぼ180°
捻じられることになる。
【0030】なお、この平ベルト15の上記カットシー
ト紙Pに対する押圧面と反対側には、ところどころバッ
クアップローラ17が配置されており、この平ベルト1
5が上記のようにして捻じり走行してカットシート紙P
を折り曲げ操作する際、退避動することなくかかる折り
曲げ操作を確実になしうるようにしている。
【0031】以上の構成を備える折り装置1の前段部分
には、ベルト搬送等によってカットシート紙Pを上記支
持プレート2とゲージプレート3との間に送り込むため
の機構が配置されるが、かかる機構は本願発明の要部で
はないのでその説明は省略する。
【0032】また、上記折り装置1の前端に隣接して、
上記捻じり状の平ベルト15と上記ゲージ縁3aとの相
互作用によって折り目をつけられたカットシート紙を、
さらにその折り目を確実につけるべく上下一対の押しロ
ーラ18,19で挟圧する決め押し手段が配置されるの
が好ましい。
【0033】以上の構成おいて、上記ゲージプレート3
の幅より大きな幅寸法をもつとともに、上記支持プレー
ト2およびゲージプレート3の長さよりも短い寸法に設
定された、比較的腰のあるカットシート紙Pが、供給機
構によって順次支持プレート2とゲージプレート3との
隙間の入口部分に導入される。
【0034】こうして入口部に導入されたカットシート
紙Pは、上記転動鋼球12によって送りベルト8に押し
付けられながら、この送りベルト8に対する滑りを生じ
ることなく、この送りベルト8の走行速度と同一速度で
前方に送られてゆく。なおこのとき、送りベルト8の搬
送経路が傾斜させられているために、上記カットシート
紙の一側縁がガイド壁10に確実に当接させられること
により、幅方向に位置決めされながら搬送されることは
上述したとおりである。
【0035】上記カットシート紙Pにおける上記ゲージ
プレート3のゲージ縁3aよりも側方に露出する所定幅
部分は、その下面を上記平ベルト15に支持されながら
走行する。前方に搬送されるにしたがって、この捻じり
状の平ベルト15は、上記カットシート紙の露出部分
を、上記ゲージ縁3aを支点として起こすようにしなが
ら折り曲げ、出口付近では、ついにゲージプレート3の
上面上に二つ折りされる。こうして折り操作されたカッ
トシート紙Pの折り目部分は、上述の決め押し手段によ
ってより確実な折り目とされる。
【0036】このように、上記構成によるカットシート
紙の折り装置は、搬送中におけるカットシート紙の幅方
向の位置決めをこのカットシート紙をガイド壁に押し付
けるようにすることによって行っており、しかも搬送用
送りベルト8の搬送速度と折り操作用の捻じり平ベルト
15の走行速度を同一としていることから、搬送途中に
おけるカットシート紙の幅方向のずれ動を確実に回避す
ることができ、これにより、カットシート紙の前後にお
ける折り目のずれのない、折り品位の高い折り操作を、
効率よく達成することができるのである。
【0037】図5および図6は、本願発明のカットシー
ト紙の折り装置の第二の実施例を示しており、この実施
例は、カットシート紙Pの両側部を、同時に左右一対の
捻じり平ベルトによって折り操作するように構成された
ものである。図5において符号20は、固定状の支持プ
レートを示しており、折り操作をするべきカットシート
紙Pの長さよりも長い前後長さをもち、カットシート紙
Pの幅よりも小さい幅寸法をもっている。
【0038】上記支持プレート20の前後においてそれ
ぞれ配置されたベルトプーリ21,22を無端状の送り
ベルト23が掛け回されており、この無端ベルト23の
後部ベルトプーリ22から前部ベルトプーリ21まで走
行する部分が、上記支持プレート20上を滑るようにし
て走行するようになっている。
【0039】すでに説明してあるように、本願発明にお
いて捻じり平ベルトによって品位の高い折り操作をする
ためには、かかる送りベルト23によって送られるカッ
トシート紙Pが不用意に幅方向にずれ動いてその姿勢が
狂うのを極力回避する必要があるが、かかるカットシー
ト紙Pの横ずれ規制のための方策として、本実施例で
は、次のようにしている。
【0040】まず、上記送りベルト23の幅方向中央部
に貫通孔24を等間隔に開けておく一方、図6に表れて
いるように、上記支持プレート20に、上記ベルト上の
貫通孔24の走行経路と対応して貫通スリット25を支
持プレート20のぼほ全長にわたって設け、かつ、この
支持プレート20の下面から上記貫通スリット25に負
圧を作用させるようにしている。より具体的には、図6
に表れているように、支持プレート20の下面において
上記貫通スリット25を囲む覆い26を取付け、この覆
い26の適部に吸引手段につながるバキュームホース2
7がつなげられる。
【0041】バキュームホース27を介して上記覆い2
6内に作用する負圧は、上記貫通スリット25を介して
この貫通スリット25上を移動する送りベルト23の各
貫通孔24に作用し、これによって、カットシート紙P
の裏面中央部が、走行する送りベルト23の上面に強く
密着させられるのである。かかる送りベルト23に対す
るカットシート紙Pの密着作用は、このカットシート紙
Pの送りベルト23に対する前後方向のずれ動を阻止す
るだけなく、左右方向のずれ動をも阻止する。
【0042】上記支持プレート20ないしその上面上を
走行する送りベルト23に対してわずかな隙間を介して
ゲージプレート28が配置される。このゲージプレート
28は、支持プレート20と同等の長さと同等の幅をも
っており、図示しない機枠に対して固定支持されてい
る。また、このゲージプレート28の左右両側縁は、カ
ットシート紙Pの搬送方向に直線状に延びるゲージ縁2
8a,28bとなっている。第一の実施例と同様、この
ゲージプレート28は、少なくともその側部ゲージ縁近
傍では、厚さ2mm程度としてある。
【0043】一方、上記ゲージプレート28の左右のゲ
ージ縁28a,28bに沿うようにして、第一の実施例
について説明したのと同様の平ベルト29,30が、1
80°捻じられるようにして、前後に配置されたベルト
プーリ31,32間を掛け回されている。
【0044】左右一対の平ベルト29,30をゲージプ
レート28の後方において掛け回すべきベルトプーリ3
2,32は、上記送りベルト23が掛け回されるべきベ
ルトプーリ22と同一のプーリ軸に取付けられている。
また、各平ベルト29,30を駆動するには、前方にお
いてこの平ベルトが掛け回されるベルトプーリ31,3
1が駆動される。さらに、上記送りベルト23の走行速
度と左右一対の平ベルト29,30の走行速度を同一と
するべく、各ベルトが掛け回されるベルトプーリを同一
径とするとともに、プーリ軸の回転速度も同一に調整す
るべきである。
【0045】かかる装置の前段部分に配置されるカット
シート紙供給機構から、ゲージプレート28の幅よりも
大きな幅寸法をもつカットシート紙Pが、上記支持プレ
ート20およびその上面を走行する送りベルト23とそ
の上方にわずかな隙間を介して配置されるゲージプレー
ト28との間に導入される。先端が上記送りベルト23
によって引きこまれたカットシート紙Pは、この送りベ
ルト23に下面が吸着されながら、送りベルトの走行に
したがってこのベルト上を左右の位置ずれを起こすこと
なく前方に送られる。
【0046】そうすると、上記カットシート紙Pにおけ
る上記ゲージプレート28の両ゲージ縁28a,28b
よりも側方に露出する左右の各一定幅の部分が、左右一
対の捻じり平ベルト29,30によって、各ゲージ縁2
8a,28bを支点としてほぼ180°折り曲げられ、
支持プレート20およびゲージプレート28の前端から
排出される。かかる装置の前端部に隣接して、第一の実
施例と同様、一対のローラによって折り目部分を挟圧す
る決め押し手段を設けておくのが望ましい。
【0047】本実施例においても、第一の実施例と同
様、簡単な構成により、カットシート紙の前後における
折り目のずれが生じない、折り品位が高度に実現された
折り操作を、効率よく行うことができる。
【0048】もちろん、この発明の範囲は、上述した実
施例に限定されることはない。実施例では、各捻じり平
ベルトの捻じり量を180°としたが、折り曲げられる
部分が必ずしもその余の部分に対して折りたたまれる必
要がなく、単に折り目線をつける必要があるのみである
場合には、必ずしも180°の捻じりを与える必要な
く、それ以下であってもよい。また、この場合、実施例
において説明した決め押し手段が不要となる。
【0049】また、送りベルトあるいは折り操作用ねじ
り平ベルトの材質は、合成ゴムなど適当な材質のものを
選択すればよい。さらに、図面においては本願発明の理
解を容易にするために、その構成を幾分簡略化して示し
てあるが、各送りベルトあるいは捻じり平ベルトの巻回
構成には、たとえばテンションプーリを配置することに
よって一定のベルト張力を付与するように構成する場合
もある。
【0050】さらに、本願発明装置の利用分野は特に制
限されない。たとえば、封筒を製造するための工程の一
部として用いることもできるし、それ以外の紙製製品を
製造する装置の一部として用いることもできる。この場
合、本発明装置の前段階において、折り曲げられた部分
どうしを接着するためののり付け機構が付加されること
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施例の全体斜視図である。
【図2】図1に示す装置の平面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】本願発明の第二の実施例の全体斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本願発明が達成するべきカットシート紙の折り
形態の説明図である。
【図8】従来の折帖器の略示斜視図である。
【符号の説明】
1 折り装置 3 ゲージプレート 3a ゲージ縁 9 搬送手段 13 ベルトプーリ 14 ベルトプーリ 15 平ベルト P カットシート紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短冊状のカットシート紙をその長手方向
    に延びる折り目線に沿って折るための装置であって、 上記カットシート紙を載せてこのカットシート紙をその
    横ずれを規制しつつ長手方向に送る搬送手段と、 上記搬送手段上のカットシート紙の上面に沿うように配
    置され、上記カットシート紙の搬送方向に延びる直線状
    のゲージ縁をもつゲージプレートと、 上記ゲージプレートのゲージ縁の後端部および前端部に
    それぞれ近接して配置された一対のプーリ間を掛け回さ
    れ、上記搬送手段の搬送速度と同一または略同一速度で
    走行させられる所定幅の平ベルトと、を備えており、 上記平ベルトは、上記ゲージ縁の後端部においては上記
    カットシート紙の下面を支持し、上記ゲージ縁の前端部
    に向かうにつれて上記カットシート紙を上記ゲージ縁に
    沿って起立させるように捻じられていることを特徴とす
    る、カットシート紙の折り装置。
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