JPH0217685Y2 - - Google Patents

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JPH0217685Y2
JPH0217685Y2 JP1985130606U JP13060685U JPH0217685Y2 JP H0217685 Y2 JPH0217685 Y2 JP H0217685Y2 JP 1985130606 U JP1985130606 U JP 1985130606U JP 13060685 U JP13060685 U JP 13060685U JP H0217685 Y2 JPH0217685 Y2 JP H0217685Y2
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coil
guide
curling
roll
rolls
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は鋼板コイルを調質圧延機へ投入する先
立ち、不良端部を切断除去するとともにコイルの
巻き方向の曲げ癖を除去する装置に関する。
従来の技術 鋼板コイルを調質圧延機へ投入するに際し、次
工程入口のブライドルロールにコイル先端がひつ
かかることのないように今までの曲げ癖を矯正し
てやる必要がある。また、場合によつては、コイ
ル外周に巻かれた不良端部を1〜2巻程度切断除
去する必要もある。
考案が解決しようとする問題点 このため鋼板コイルは、ペイオフリールに仕掛
けられたのち、ペイオフリールを回転させ、スト
リツプ端を引き出され、その先端部分をコイル巻
き方向とは逆の方向に折り曲げて矯正されてい
た。これら、ペイオフリールを回転させ、不良端
部を切断し、更に残つた先端部分を逆に折り曲げ
る等の作業は、従来、人手によつて行なわれてい
た。従つて能率も悪く、しかも危険な作業でもあ
り、更に鋼板コイルは右巻き、左巻きのいずれも
あり、機械化は困難であつた。
本考案は上記問題点を解決するものであり、安
全にかつ、能率よく機械的に巻きもどされた鋼板
コイルの不良端部を切断除去したうえ、残つた先
端部分の曲げ癖を除去する装置を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本考案の構成は次の通
りとする。即ち、鋼板コイルの引き出し方向に沿
つてオープニング部、給板部、カーリング部およ
び切断機を備え、該切断機の前方にピンチロール
が設けられ、前記オープニング部はコイルに対向
する上下にナイフエツジを有するガイドと、該ガ
イドの上下方向に揺動可能に設けられた押えレバ
ーと、これら押えレバー13,16の後端部に取
付けられた押えロール12,12とを有し、前記
ガイド11が作動状態にあるとき、前記押えロー
ル12が前記ガイド11の上面および下面にある
凹曲面に圧接するように構成され、前記カーリン
グ部は前後に2本並列され、前記コイルのストリ
ツプ走行ラインの上方または下方へ一体に位置変
更するカーリングロールと、何れか一方が前記ス
トリツプ走行ラインを挟んでカーリングロールと
接する位置まで移動するようにした上下加圧ロー
ルとからなることである。
作 用 鋼板コイルから巻き戻されたストリツプはオー
プニング部によつて通板性が与えられて巻き戻さ
れ、給板部、カーリング部およびピンチロールを
経て不良端部を引き出し、該不良端部を切断除去
したのち、カーリングロールによつて、残つたス
トリツプ先端部分の曲げ癖を除去し、再びコイル
に巻きとる。
実施例 以下本考案を図面に示す実施例にもとづいて説
明する。本考案の装置は圧延機と反対側に設けら
れ、第1図に示す如く、該装置側へ鋼板コイルA
が巻き戻される当り、ストリツプA1の引き出し
方向に沿つてオープニング部10、給板部20、
カーリング部30および切断機40が設置され、
また該切断機の前方(第1図右方)にピンチロー
ル50が設けられている。しかして、該鋼板コイ
ルAの周囲には、該コイルに左右まわりの回転を
付与してストリツプA1の巻き戻しや巻き付けを
行なうようにしたコイル駆動部60が設置され
る。該コイル駆動部60は、前記一対のクレード
ルロール61,61と鋼板コイルAの上方に設置
され、先端のスナバロール63をコイル表面に圧
接可能に揺動させるようにしたスイングバー62
とを含む。スナバロール63はストリツプ端が上
部にあり下向きとなるよう定置された左巻きコイ
ルの巻き戻しに際して、上方から押さえ、ばらけ
防止の役目をする。スナバロール63は積極回
転、自由回転何れでもよい。クレードルロール6
1は所定位置にあつて、正逆何れにも回転駆動さ
れる。
オープニング部10は実施例によると第2図示
の如くコイル側先端部分が上下にV字状に拡がつ
たナイフエツジ11aを有し、該ナイフエツジが
コイル径の大小にかかわりなくコイル表面に接近
するよう水平状態を保ちながらガイドレール71
(第3図示)上を前上方の定位置から後下方へ向
かつて斜向降下するよう設定されたガイド11
と、該ガイドの下方および上方に設けられ、上下
方向へ揺動する押えレバー13,16とからな
る。下押えレバー13は前方端部をレバー軸14
とし、後方端部に押えロール12を取付け、エア
シリンダ(図示せず)により揺動させ、ガイド1
1が作動状態にあるとき、押えロール12が前記
ガイド11の凹曲面に圧接するように構成されて
いる。上押えレバー16は下押えレバー13に対
しストリツプ走行ライン(以下パスラインとい
う)を挟んで上下対称同一機構に設置される。ガ
イド11は上記設定により、その上下方向中間軸
面が常にコイル軸心と同一水平面を形成する。ガ
イド11の上下方向中間軸面は該ガイドが定位置
にあるとき前記パスラインと一致する。
前記のガイド11をガイドレール71に沿つて
斜向上下動させる装置70を第3図に示す。この
装置は、ガイド11をガイドレール71に沿つて
斜向上下動させるためのスライダ72と、該スラ
イダと一体成形された昇降本体73と、スクリユ
ージヤツキ74と、前記昇降本体73に支承さ
れ、ガイド11の反ナイフエツジ側に連結された
エアシリンダ75とを有する。スクリユージヤツ
キ74のねじ棒が回転すると昇降本体73が前進
後退し、スライダ72がガイドレール71の(図
示せず)内を摺動する。エアシリンダ75は、ナ
イフエツジ11aが正しくコイルAの外周面に接
するよう支軸11bのまわりに揺動させるために
用いられる。
給板部20は後部伝動軸23側を低くし、前部
駆動軸22側上面をパスラインと一致させたベル
トコンベア21と、前記駆動軸22の上面に接す
るニツプロール24とからなる。ベルトコンベア
21は下押えレバー13が下限位置にあるとき、
該レバーと近接し、かつ、略連続状態に形成され
る。ニツプロール24による加圧は図示外のエア
シリンダにより行なうが、油圧、ばね圧等によつ
てもよい。
カーリング部30は、前後に2本並列され、上
下方向に一体に位置変更するカーリングロール3
1,32と、これら両カーリングロールの中間部
へ鉛直方向に移動し、これらカーリングロール3
1,32と接するよう設置された上下加圧ロール
33,34とを有する。カーリングロール31,
32はエアシリンダ(図示せず)を介してパスラ
インに沿うその上方または下方へ移動可能となつ
ていて自由回転する。
切断機40は上刃41と下刃42とからなり、
前記パスライン上でストリツプA1を切断するよ
う配置される。ピンチロール50は上下一対のロ
ール51,52からなり、更に、その前下方には
スクラツプボツクスBが置かれている。
以上において、比較的薄く、低硬度の鋼板コイ
ルに対する本考案装置の作動状態を説明する。
鋼板コイルAは圧延機へ投入される前に本考案
の装置に仕掛けられるが、台車で運ばれ、クレー
ドルロール61,61上に乗せられた鋼板コイル
Aに対し、先ず、ガイド11が前斜上方定位置か
ら降下して接近し、そのナイフエツジ11aを軽
くコイル表面に接する状態に保ちながらクレード
ルロール61を駆動する。このクレードルロール
61は鋼板コイルAが第1図示の如く右巻きの場
合右まわりに回転してストリツプA1を巻き戻す。
これによりストリツプ端が下側ナイフエツジで掻
き起こされ、ガイド11の下方に送り出される。
この掻き起こしが完了するとガイド11は元の定
位置に戻る。続いて、下押えレバー13が上向き
揺動し、その押えロール12で、前記送り出され
たストリツプA1をガイド下面の凹曲面に押しつ
け、今までの巻き癖を矯正する。この矯正により
ストリツプ端は次の給板部20およびカーリング
部30への通板性が向上する。巻き戻されたスト
リツプA1が、続いてベルトコンベア21上を進
み、前部駆動軸22とニツプロール24との間に
食い込まれると、こんどは、これら軸22とロー
ル24によつて引つ張られ、更に巻き戻される。
そして、カーリング部30を経て矢示Pに沿つて
ピンチロール50の方向へ進む。これに先立ち、
カーリングロール31,32は予め前記パスライ
ンに接してその下方に移動されているので、スト
リツプA1はこれらカーリングロール31,32
の上方を通つてピンチロール50へ至り、その先
端部分がスクラツプボツクスB内は垂れ下る。こ
の時点において上加圧ロールは33aの位置にあ
る。ストリツプA1が切断機40の上下刃41,
42間を通過して適当な長さ、または所定巻数分
だけ送り出されると、前記上下刃41,42が作
動して不良部分の切断除去が行なわれる。切断さ
れた切れ端A2はピンチロール50により送り出
され、スクラツプボツクスB中に投入される。
一方、前記切断機40の作動と同時にエアシリ
ンダ(図示せず)が作動し、上加圧ロールを33
の位置まで鉛直下降させ、前記カーリングロール
31,32との間にストリツプA1を挟みつける。
また、クレードルロール61,61が左まわりに
回転を始め、こんどは矢示Qに沿つて一旦巻き戻
されたストリツプを再び巻きとるが、このとき、
ベルトコンベア21は停止し、ニツプロール24
および押えレバー13は開口状態とされる。従つ
て、カーリング部30と切断機40間に位置する
ストリツプA1は前記カーリングロール31,3
2(特に32)と上加圧ロール33との間で下向
弯曲状態にまげられながらしごかれて第4図A1
示の如く先端部分が逆方向に曲げられ、今までの
曲げ癖が確実に除去される。
鋼板コイルAは一般に用途によつて圧延機へ表
出し(表を向けて送り出すこと)、裏出しが行な
われ、これによつて左、右巻きが決まるが、コイ
ルAが左巻きの場合には上押えレバー16が作動
され、カーリングロール31,32はパスライン
より上方31a,32aの位置に移動し、曲げ癖
除去のためには下加圧ロールが34aの位置まで
上昇する。
これら各作動の切換えは手動の他、センサー、
リミツトスイツチなどを用いて自動化もできる。
上記実施例ではガイド11はコイル側先端部分
が上下にV字状に拡がつたナイフエツジ11aを
有する形状としたが、コイルに対向する上下にナ
イフエツジを有し、上下面に凹曲面を形成した形
状であればよい。
鋼板コイルが厚い硬鋼板である場合には、先端
部の切断は行なわない。従つて、この場合には巻
き戻し長さは1m以内にとどめ、先端部の曲げ癖
除去のみを押えレバー13によつて逆方向へ
「く」の字状に曲折されて曲げ癖が矯正される。
考案の効果 本考案は以上の如く、鋼板コイルの引出し方向
に沿つてオープニング部、給板部、カーリング部
および切断機を備え、該切断機の前方にピンチロ
ールが設けられ、前記オープニング部はコイルに
対向する上下にナイフエツジを有するガイドと該
ガイドの上下方向に揺動可能に設けられた押えレ
バーとを有し、前記カーリング部は、前後に2本
並列され、前記コイルのストリツプ走行ラインの
上方または下方へ一体に位置変更するカーリング
ロールと、何れか一方が前記ストリツプ走行ライ
ンを挟んでカーリングロールと接する位置まで移
動するようにした上下加圧ロールとからなるの
で、右、左いずれの巻き方向の鋼板コイルでも圧
延機へ挿入前にコイル不良端部の切断処理ならび
に残つた先端部分の曲げ癖の除去を機械的に実施
できるようになり、また、次工程に供給した際ス
トリツプ先端がひつかかつたりしないなど能率向
上に役立つ。また、人手によるストリツプの切断
や折り曲げ作業をなくすことができるので、安全
であり省力化にもなるなど大きな効果を挙げるこ
とができた。
また、上下にナイフエツジ11aを有するガイ
ド11と、押えレバー13,16および押えロー
ル12によつて、ガイド11の凹曲面と押えロー
ル12との間に押圧挟持された状態でストリツプ
が引き出される。従つて、ストリツプ全体がわた
つてコイル曲げ癖が矯正(荒矯正)でき、しか
も、コイルの上部、下部のいずれから引き出され
ても、矯正が可能である。
更に、カーリングロール31,32と上下加圧
ロール33,34によつて、上ぞりおよび下ぞり
の両方向の細い曲げ矯正(仕上矯正)が可能であ
る。しかも、ストリツプ・パスラインの上下位置
の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図はオープニング部の分解斜視図、第3図は要部
拡大正面図、第4図は曲げ癖除去後のコイル状態
正面図である。 A……鋼板コイル、A1……ストリツプ、10
……オープニング部、11……ガイド、13,1
6……押えレバー、20……給板部、30……カ
ーリング部、31,32……カーリングロール、
33,34……上下加圧ロール、40……切断
機、50……ピンチロール、60……コイル駆動
部、61……クレードルロール、70……ガイド
斜向装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板コイルAの引き出し方向に沿つてオープニ
    ング部10、給板部20、カーリング部30およ
    び切断機40を備え、該切断機の前方にピンチロ
    ール50が設けられ、前記オープニング部10は
    鋼板コイルAに対向する上下にナイフエツジ11
    aを有するガイド11と、該ガイドの上下方向に
    揺動可能に設けられた押えレバー13,16と、
    これら押えレバー13,16の後端部に取付けら
    れた押えロール12,12とを有し、前記ガイド
    11が作動状態にあるとき、前記押えロール12
    が前記ガイド11の上面および下面にある凹曲面
    に圧接するように構成され、前記カーリング部3
    0は、前後に2本並列され、前記コイルAのスト
    リツプ走行ラインの上方または下方へ一体に位置
    変更するカーリングロール31,32と、いずれ
    か一方が前記ストリツプ走行ラインを挟んでカー
    リングロールと接する位置まで移動するようにし
    た上下加圧ロール33,34とからなることを特
    徴とする鋼板コイル先端部分の切断および曲げ癖
    除去装置。
JP1985130606U 1985-08-26 1985-08-26 Expired JPH0217685Y2 (ja)

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JP1985130606U JPH0217685Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

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JP1985130606U JPH0217685Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

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JPS6241409U JPS6241409U (ja) 1987-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094315U (ja) * 1983-12-01 1985-06-27 川崎製鉄株式会社 ベンデイング装置によるコイルエンドスクラツプ処理装置

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JPS6241409U (ja) 1987-03-12

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