JPH0582959U - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

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JPH0582959U
JPH0582959U JP3128192U JP3128192U JPH0582959U JP H0582959 U JPH0582959 U JP H0582959U JP 3128192 U JP3128192 U JP 3128192U JP 3128192 U JP3128192 U JP 3128192U JP H0582959 U JPH0582959 U JP H0582959U
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roll
web
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take
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Application number
JP3128192U
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English (en)
Inventor
賢二 椎原
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエブの厚さが厚くても薄くても、ウエブを
容易に切断できるようにする。 【構成】 ドラム3の側面部に設置された巻取位置Cと
巻取ロール4aを取り出すロール取出位置Dの間に、ド
ラム3と平行にリードインロール20を配置する。リー
ドインロール20を昇降可能とする。リードインロール
20に、ウエブ4を切断するためのカッターナイフ27
を装備させる。巻取ロール4aをロール取出位置Dへ移
動させ、リードインロール20を上昇させてリードイン
ロール20にウエブ4を巻き掛け、カッターナイフ27
でウエブ4aを切断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は抄造後の原紙や加工後の加工紙をロール状に巻き取るための巻取装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製紙工場の仕上部門で用いられている巻取装置は、図3に一例を示す如き構成 としてある。すなわち、ベース1上に所定間隔で設置した支持架台2の上部間に 、図示しない駆動装置によって回転できるようにしたドラム3を設けると共に、 該ドラム3の直上方部に、原紙であるウエブ4を巻き取らせるためのスプール5 を受け取るようにした搬入台6を、支持架構7を介して搬入位置Aとして配置し 、且つ上記ドラム3の軸3aに、上記搬入台6上のスプール5を把持するための 把持具8を先端部に備えたプライマリアーム9を回動可能に支持させ、該プライ マリアーム9と一体のセクタギヤ10を駆動ピニオン11の回転で変位させるこ とにより、上記プライマリアーム9の回動を介して搬入台6上のスプール5を、 搬入位置Aよりもドラム回転方向のやや下流部に設定したウエブ4の巻付位置B を介し、更に下流のドラム3の側面部に設定した巻取位置Cへ移動させられるよ うにしてある。又、上記支持架台2と該支持架台2の一側方部に固設した支持フ レーム12との間に、巻取位置Cへ移動させられたスプール5を受けるようにし たガイドレール13を取り付け、且つ該ガイドレール13上のスプール5をウエ ブ4の巻き取り時にドラム3方向へ押し付けるように付勢するためのセカンダリ ーアーム14を、上記ベース1上に、操作シリンダ15の作動により上記ガイド レール13の方向に沿って回動できるように取り付けてある。更に、上記支持架 構7には、ウエブ4がスプール5に所定量巻き取られて所定の巻取ロール4aが 形成されたときに、ウエブ4を巻付位置Bの下流部で切断するためのグースネッ ク型エアノズル16を支持させ、且つウエブ切断後の巻取ロール4aのロール取 出位置Dとなる搬出台17を、上記支持フレーム12上に設置した構成としてあ る。なお、13aは巻取ロール4aのスプール5が自動的に搬出台17上へ導か れるようにガイドレール13に形成した傾斜面、18は上記搬出台17部のスプ ール受用ストッパ、19はプライマリアーム9に備えた把持具8の開閉シリンダ を示す。
【0003】 ウエブ4をスプール5に巻き取らせて巻取ロール4aとする場合には、予め、 ウエブ4の先端部が巻付けられたスプール5を、プライマリアーム9の把持具8 で把持してプライマリアーム9を回動させることにより巻取位置Cとなるドラム 3の一側面部まで移動させて、ガイドレール13上に載置させる。しかる後、ガ イドレール13上のスプール5をセカンダリーアーム14によりドラム3へ所要 のニップ圧で押し付けながら、上記スプール5にウエブ4を巻き取らせて巻取ロ ール4aを形成させるようにする。この場合、巻取ロール4aは次第に巻き太り して行くので、二点鎖線で示す如く、スプール5はガイドレール13上を搬出台 17側へ移動して行くことになり、これに伴わせてセカンダリーアーム14も回 動変位させられる。所定量のウエブ4が巻き取られて所定の巻取ロール4aが形 成されると、巻付位置Bの下流部で、エアノズル16から高圧のエアが噴射され ることによりウエブ4が切断される。なお、上記ウエブ4の切断位置には、予め 孔があけられており、この孔が高圧エアの吹き付けで拡大されることによりウエ ブ4が切断されるようにしてある。ウエブ4が切断された巻取ロール4aは、ス プール5がガイドレール13の傾斜面13aを転げ落ちて一点鎖線で示す如く搬 出台17上に自動的に載せられることにより、搬出台17部をロール取出位置D として取り出される。一方、切断されたウエブ4の後続の先端部は、エアノズル 16から吹き付けられるエアで舞い上がらせられることにより、巻付位置Bに既 にセットされている次のスプール5に巻込みされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の巻取装置の場合、所定の巻取ロール4aが形成されたと き、予め切断位置にあけておいた孔にエアノズル16により高圧エアを吹き付け てウエブ4を切断する方式としてあるため、ウエブ4となる原紙が薄紙であると きには比較的容易に切断することはできるが、原紙が或る程度厚紙になると、思 うように切断できない事態が生じる問題がある。
【0005】 そこで、本考案は、ウエブの厚さが厚くても薄くても対応できるようにしよう とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、回転駆動可能としたドラムの上方部に スプールの搬入位置を、又、上記ドラムの側面部にウエブの巻取位置を、更に、 上記搬入位置と巻取位置との間にウエブの巻付位置をそれぞれ設定し、上記ドラ ムの上面部を通して上記巻付位置でスプールに巻付かせたウエブを、上記ドラム に掛け沿わせて上記巻取位置でスプールに巻き取らせて巻取ロールを形成して行 き、該巻取ロールが巻太った後、巻取ロールを上記巻取位置から離してロール取 出位置へ移動させてから取り出すようにしてある巻取装置において、上記巻付位 置とロール取出位置との間の所要位置に、巻取ロールを取出し位置へ移動させた 後のウエブを上面部に巻き掛けるために上記ドラムと平行に配したリードインロ ールを昇降可能に配置し、且つ該リードインロールに巻き掛けたウエブを切断す るためのカッターナイフをリードインロールに装備させてなる構成とする。
【0007】
【作用】
巻取ロールが形成されてウエブを切断する場合、巻取ロールを巻取位置から離 間させ、リードインロールを所要の高さ位置まで上昇させる。これによりリード インロールの上面側にウエブを巻き掛けることができて、ウエブに張力を与える ことができる。この状態で、リードインロールに装備させてあるカッターナイフ を用いてウエブの切断作業を行うと、張力が与えられていることから、ウエブを 容易に切断することができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1及び図2は本発明の一実施例を示すもので、図3に示した巻取装置と同様 に、ドラム3の上方部にスプール5の搬入位置Aを、又、ドラム3の側面部にウ エブ4の巻取位置Cを、更に、上記搬入位置Aと巻取位置Cとの間にウエブ4の 巻付位置Bを設定し、ドラム3の上面部から側面部の巻取位置Cへ掛け沿わせた ウエブ4を、ドラム3への押付力を与えながらドラム3の回転でスプール5に巻 き取らせて巻取ロール4aを形成し、該巻取ロール4aを、上記ドラム3の側面 部から離間したロール取出位置Dで取り出すようにしてある構成において、上記 巻取位置Cとロール取出位置Dとの間の所要位置に、上記ドラム3と平行にリー ドインロール20を配設して、該リードインロール20の軸20aの両端部をガ イドブロック21に支持させ、該各ガイドブロック21をベース1上に対向させ て立設支持させたガイド支柱23に昇降自在に係合支持させ、且つ上記各ガイド ブロック21に、ベース1のレベルに対して上下方向に配したスクリューロード 24をそれぞれ螺合させ、該各スクリューロード24の下端を、動力伝達機構2 5を介してモータ26に連結し、該モータ26の駆動でスクリューロッド24を 回転させて、ガイドブロック21をガイド支柱23に沿わせて昇降させることに より上記リードインロール20が昇降させられるようにすると共に、リードイン ロール20を所要高さ位置まで上昇させたときに、巻取ロール4aとドラム3と の間にあるウエブ4をリードインロール20の周面上部に掛けられるようにする 。
【0010】 又、上記リードインロール20に巻き掛けたウエブ4をリードインロール20 への巻き掛け部の上流位置で切断するためのカッターナイフ27を、上記リード インロール20の軸20aの両端部間に、アーム22を介してドラム3と平行に 吊り下げ支持させ、且つ該カッターナイフ27を上記軸20aを支点に回動させ てウエブ4の切断動作を与えるためのシリンダ28を、ガイドブロック21とア ーム22の間に介装し、更に、上記カッターナイフ27の下面部にブラシ29を 一体に取り付け、カッターナイフ27による切断動作時に、切断により形成され た後続のウエブ4の先端部を、ブラシ29の摺接作用で次のスプール5の表面部 に押し付けられるようにする。なお、図1において図3と同一部分には同一符号 が付してある。
【0011】 スプール5にウエブ4を巻き取らせて巻取ロール4aを形成する場合には、図 3に示した従来の巻取装置の場合と同様な手順にて行う。この際、リードインロ ール20は、巻取作業の邪魔にならないように、図1において二点鎖線で示す如 く、ガイドレール13よりも下方に位置させておく。
【0012】 スプール5に所定量のウエブ4が巻き取られると、ウエブ4を切断する必要が 生じるが、この場合、巻取ロール4aをロール取出位置Dまで移動させる間に、 モータ26の駆動でスクリューロッド24を回転させ、ガイドブロック21をガ イド支柱23に沿わせて上昇させることにより、上記リードインロール20を、 搬入台6上に既にセットされている次のスプール5の位置よりも上方へ移動させ るようにする。又、この動作と相前後させて、プライマリアーム9を巻付位置B 側へ向けて若干回動させる。これにより、上記リードインロール20の上面部に ウエブ4が巻き掛けられると共に、リードインロール20とドラム3の間に位置 するウエブ4に次のスプール5が接触した状態となり、ウエブ4に張力が与えら れる。
【0013】 この状態で、シリンダ28を作動させてカッターナイフ27を次のスプール5 側へ向け回動させると、該カッターナイフ27によって、リードインロール20 と次のスプール5との間に位置するウエブ4を切断することができる。又、この とき、カッターナイフ27の下面部に取り付けてあるブラシ29が切断後のウエ ブ4の先端部に対して摺接するので、リードインロール20と次のスプール5と の間の距離を適正に設定しておくことにより、上記ブラシ29の摺接作用で切断 後のウエブ4の先端部を次のスプール5の表面に押し付けて接着することができ る。
【0014】 しかる後、上記リードインロール20を再び図1の二点鎖線で示す位置へ退避 させることにより、図3に示した従来の巻取装置による場合と同様に、巻取作業 を続行することができる。
【0015】 上記において、ウエブ4の切断のために、カッターナイフ27を用いることか ら、ウエブ4となる原紙が厚紙であっても薄紙であっても対処でき、且つこの際 、ウエブ4にはリードインロール20によって張力が与えられていることから、 容易に切断することができる。
【0016】 なお、上記カッターナイフ27のウエブ4に対する切断角度は任意に選定し得 ること、カッターナイフ27の切断動作はシリンダ以外の装置により得るように してもよいこと、リードインロール20の昇降方式は図示し説明した電動方式に 限らず、油圧方式等を採用してもよいこと、又、実施例では、スプール5をドラ ム3に押し付けるために、セカンダリーアーム14を回動させる型式の巻取装置 について示したが、スプール5をガイドレール13に沿わせて直線的に押し付け る型式等を採用している巻取装置であってもよいこと、更に、実施例では、抄造 後の原紙を巻き取る巻取装置について適用した場合を示したが、たとえば、塗被 加工後の加工紙を巻き取る巻取装置に適用してもよいこと、その他本考案の要旨 を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案の巻取装置によれば、ウエブの巻取位置とロール取出 位置との間の所要位置に、ドラムと平行に配したリードインロールを昇降可能に 設けたので、巻取ロール形成後のウエブをリードインロールの上面部に巻き掛け てウエブに張力を与えることができ、且つ上記リードインロールに巻き掛けたウ エブを切断するためのカッターナイフを上記リードインロールに装備させたので 、ウエブの厚さが厚くても薄くてもウエブを容易且つ正確に切断することができ る、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の巻取装置の一実施例を示す概要図であ
る。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来の巻取装置の一例を示す概要図である。
【符号の説明】
3 ドラム 4 ウエブ 4a 巻取ロール 5 スプール 20 リードインロール 27 カッターナイフ A 搬入位置 B 巻付位置 C 巻取位置 D ロール取出位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動可能としたドラムの上方部にス
    プールの搬入位置を、又、上記ドラムの側面部にウエブ
    の巻取位置を、更に、上記搬入位置と巻取位置との間に
    ウエブの巻付位置をそれぞれ設定し、上記ドラムの上面
    部を通して上記巻付位置でスプールに巻付かせたウエブ
    を、上記ドラムに掛け沿わせて上記巻取位置でスプール
    に巻き取らせて巻取ロールを形成して行き、該巻取ロー
    ルが巻太った後、巻取ロールを上記巻取位置から離して
    ロール取出位置へ移動させてから取り出すようにしてあ
    る巻取装置において、上記巻付位置とロール取出位置と
    の間の所要位置に、巻取ロールを取出し位置へ移動させ
    た後のウエブを上面部に巻き掛けるために上記ドラムと
    平行に配したリードインロールを昇降可能に配置し、且
    つ該リードインロールに巻き掛けたウエブを切断するた
    めのカッターナイフをリードインロールに装備させてな
    ることを特徴とする巻取装置。
JP3128192U 1992-04-15 1992-04-15 巻取装置 Pending JPH0582959U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274709A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 紙の巻取装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274709A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 紙の巻取装置
JP4547819B2 (ja) * 2001-03-16 2010-09-22 株式会社Ihi 紙の巻取装置

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