JPH1053360A - フィルム巻取装置 - Google Patents

フィルム巻取装置

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JPH1053360A
JPH1053360A JP21337196A JP21337196A JPH1053360A JP H1053360 A JPH1053360 A JP H1053360A JP 21337196 A JP21337196 A JP 21337196A JP 21337196 A JP21337196 A JP 21337196A JP H1053360 A JPH1053360 A JP H1053360A
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JP
Japan
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film
core
core holding
arm
roll
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JP21337196A
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English (en)
Inventor
Junichi Yamamoto
順一 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻芯保持手段の巻芯移動機構と、満巻となっ
たときフィルムを切断し、満巻フィルムロールを機外に
取り出し、フィルム接着剤を塗布された新しい巻芯が巻
芯チャックに供給結合される、これら一連の巻替え工程
の完全な自動化を目的とする。 【解決手段】 各狭幅フィルムロールwR,wR’を吊
り下げて水平に移動する部分は外部固定部材1下面に固
設してある軸受ブロック33に回転可能に支えられたア
ーム軸32と、該アーム軸32を任意の角度に回動制御
可能なアーム軸回動手段14によっているので、従来の
フィルム巻取装置の構成に比べ小型で構造もコンパクト
であり設備のコストが安価となり、また、満巻ロール生
成後に行う次回巻き取りのための巻替作業は、真下から
上昇してくるリフタ22,22’により満巻ロールが受
け取られ、巻芯保持アーム26,27は自由に吊り下げ
られているので外の部材の干渉を受けることなく、リフ
タ22,22’が満巻ロールを載せて降下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム巻取装置
に関する。詳しくは、広幅フィルムを幅方向に複数分割
切断するスリッタにおいて、切断された狭幅フィルムを
巻取る巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスリッタにおける切断分割後の狭
幅フィルムの巻取装置について図7及び図8に示す(特
開平1−252445号公報)。
【0003】同図に示すように、原反ロール等から繰出
されたウェブWは、案内ローラ01群を経てスリッター
02へ導かれ、スリッター02により複数条に分割され
る。スリッター02のウェブ流れの下流に前後に別れた
巻取位置があり、ここに2本のタッチローラ03,03
が並列に設けられ、回転可能に支持されている。分割さ
れた各のウェブCWは、それぞれ前後いずれかのタッチ
ローラ03を経て、前後の巻取位置で交互に巻芯Cのま
わりに巻取られ、巻取ロールRとなる。巻取ロールRは
タッチローラ03に接触しながら成長する。
【0004】巻取装置はレール07上をスライドするス
ライド体08に固着されてウェブWの長手方向に移動可
能な間隔調整台05を備えている。この間隔調整台05
には支持体010が取付けられ、支持体010は垂下腕
012を軸支点002において揺動可能に支えている。
向かい合った一対の垂下腕012が一体となって、タッ
チローラ03と平行に、かつ、タッチローラ03と同じ
高さで巻芯Cを回転可能に支持することができる。支持
体010には、巻芯Cをタッチローラ03へ押付け、巻
取ロールRとタッチローラ03との接触圧を所望の大き
さに調節するために接触圧付与機構014が設けられて
いる。一対の垂下腕012の間に支持された巻芯Cは、
垂下腕012に備えられた回転駆動装置による駆動と、
回転駆動されるタッチローラ03に巻取ロールRを接触
させることによる表面駆動との併用により回転駆動され
る。
【0005】巻芯Cの巻取ロールRの成長に従い、垂下
腕012を垂直に保つため、間隔調整台05を後退させ
る必要があるので、制御装置は、巻取ロール径の検出装
置から巻取ロールR径の信号を受け、その信号に応じて
後退量を指令する。間隔調整台05のねじ受部材015
に螺合するねじ棒016とモータ017と回転伝達機構
018とからなる駆動機構019により、間隔調整台0
5をレール07に沿って後退移動させることができる。
支持体010の下方に満巻取ロールRを搬出する搬出機
構020が備えられている。搬出機構020はコンベア
装置021と、昇降装置022とからなる。
【0006】この分割ウェブ巻取装置の動作について説
明する。前後の巻取装置の垂下腕012に巻芯Cを支持
し、間隔調整台05を前進させて各巻芯Cをタッチロー
ラ03に接触させ、スリッター02により複数条に分割
されたウェブCWの先端をそれぞれの巻芯C上に止めた
後、巻取りを始動する。巻取中は接触圧付与機構014
により、各巻取ロールRはタッチローラ03へそれぞれ
所望の接触圧に制御されて押付けられる。巻取ロールR
が成長すると、間隔調整台05は駆動機構019と制御
装置の働きにより後退し、垂下腕012を垂直に保つ。
分割されたウェブCWの巻取張力は巻芯Cの回転駆動手
段を介して個別に制御される。巻取ロールが満巻になる
と、ウェブWの駆動を止め、間隔調整台05を後退さ
せ、作業者がウェブCWを切断し、搬出機構020によ
り満巻ロールRを取り出して機外へ搬出する。垂下腕0
12が満巻ロールRを離すと同時に作業者の手により、
次の巻取りのための新しい巻芯Cを垂下腕012に取付
ける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスリッタにおけ
る切断分割後の狭幅フィルムの巻取装置は各狭幅フィル
ムロールを吊り下げて水平に直線移動する大型のフレー
ムを有しており、設備が大きくコストが高い。
【0008】また、巻取ロールが満巻になったとき、フ
ィルム巻替え作業、即ち、フィルムの送り停止後、搬出
機構20の動作スイッチング、フィルム切断、間隔調整
台5を後退スイッチング作動、新巻芯を1個づつ手作業
で供給し、接着剤を塗布して取付け、新巻芯へフィルム
巻付けをしなければならないが、これを全て作業者の手
により行っているので時間と手間がかかる等の問題があ
り、このような段取り替えのときのフィルム取り扱いの
確実性保持と、作業時間の短縮、手数を減少したいとい
う要望がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題に対し本発明
は、広幅フィルムを送りながら幅方向に複数分割切断さ
れた幅狭フィルムを着脱自在な巻芯に一定長さ、または
一定外径に巻取る巻取装置において、外部固定部材下面
に固設してある軸受ブロックに回転可能に支えられたア
ーム軸と、同アーム軸を任意の角度に回動制御可能なア
ーム軸回動手段と、巻取る幅狭フィルム数と同じ組数が
対になって前記アーム軸に固定して取付けられている支
持アーム、前記各組の支持アームの先端に対向して設け
られたピンに回転可能に吊り下げられた各1対の巻芯保
持アーム、前記巻芯保持アームを一体に連結している連
結部材、前記巻芯保持アームの先端部に対向してそれぞ
れ設けられた巻芯チャック及び巻取りトルクを発生し片
方の巻芯チャックを回転駆動する駆動源とで構成された
巻芯保持手段とにより構成されてなるフィルム巻取装置
を以て課題解決の手段とする。また、上記のフィルム巻
取装置において、前記巻芯保持アームの傾きを検出する
角度検出センサと、外部固定部材に固設された軸受に回
転自在に支えられ巻取り部全幅に対応する長さを有し前
記巻芯保持手段に係合して巻取中のフィルムロールに当
接するタッチローラと、前記各巻芯保持アームと外部固
定部材との間に設けられ前記タッチローラに接触して巻
取中のフィルムロールに適正な水平方向の接触圧力を付
与する接触圧付与手段と、フィルムの満巻時に満巻ロー
ルの真下に位置して満巻ロールを受けて取出す昇降式満
巻ロールリフタと、前記角度センサにより検出した巻芯
保持アームの傾きの信号を受けて巻芯保持手段のアーム
を垂直に保つように前記アーム軸回動手段を制御する制
御装置とにより構成されてなるフィルム巻取装置を以て
課題解決の手段とする。
【0010】更に、上記のフィルム巻取装置において、
タッチローラの構成をローラ回転面に多数の小孔を設け
外部フレームに固設された管軸に回転自由に支えられ前
記管軸を通して吸気ブロワに配管結合されたフィルム吸
引ローラとし、前記タッチローラの下方に動力ジャッキ
により下部より上昇するカッタヘッドを備えたカッタ手
段を設け、フィルムロールが満巻になったとき、前記カ
ッタ手段と前記吸着用ブロワと前記巻芯保持手段の回動
とを適時に作動させてフィルムの保持切断、新巻芯への
巻替えを順次行うように制御するフィルム巻取装置を以
て解決手段とする。
【0011】
【発明の実施の形態】このフィルム巻取り装置は、フィ
ルムスリッタにおいて、広幅フィルムを送りながら幅方
向に複数分割切断された狭幅フィルムを、着脱自在な巻
芯に一定長さ、又は一定外径に巻取るときに使用するも
のであり、本発明は、巻芯保持手段の巻芯移動機構と、
満巻となったときフィルムを切断し、満巻フィルムロー
ルを機外に取り出し、フィルム接着剤を塗布された新し
い巻芯が巻芯チャックに供給係合される、これら一連の
巻替えの工程の完全な自動化を目的とした装置である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本実施例のフィルム巻取装置の全体側面概
略図、図2は図1の巻芯保持手段周辺を示す詳細図、図
3(a)は図2のA−A断面図、図3(b)は図3中の
E−E断面図、図4は図2のB−B断面図、図5は図2
のカッタ手段(左側)の構成を示す斜視図、図6は図2
のカッタ手段(右側)の構成を示す斜視図である。
【0013】同図に示すように、スリッタ装置には、上
部フレーム1、下部フレーム2が備えられている。スリ
ッタ装置の外に設置した幅広フィルム巻出機3から巻出
される幅広フィルムWは、上部フレーム1に設けられた
ダンサーローラ4、ガイドローラ5,6を経て、下部フ
レーム2側に至り、ガイドローラ6とガイドローラ7,
7′の間において、幅広フィルムWを長さ方向に切断す
るリングカッタ9とリングカッタ上刃9′により複数の
狭幅フィルムw,w′に分割し、1つ置きに左右に分け
られ、それぞれ、ガイドローラ7,7′及び、左右に配
置されたタッチローラ17,17′を経て、各巻芯保持
手段12,12′の巻芯チャック45に装着した巻芯2
5に巻取られる。
【0014】なお、リングカッタ9,9′により切断し
た複数の狭幅フィルムw,w′の内、両端辺部の狭幅フ
ィルムw″はトリミング屑であり、スリッタ装置の外に
設置した耳巻取装置13によって巻取られ、耳巻取装置
13が満巻になったときは、スリッタ装置の巻芯取替時
に適宜にフィルムw″を切り離してコンベア23により
外部へ送られる。巻芯保持手段12,12′は分割され
たフィルムw,w′の数だけの組数が設けられている。
この巻芯保持手段12,12′及びその周辺の構成を、
図1及び図2の左側の巻芯保持手段12を例として取り
上げ、図3と図4によって説明する。尚、図1,図2の
右側の巻芯保持手段12′及びその周辺の構造機能は、
巻芯保持手段12と同様であるので、その説明を割愛す
る。
【0015】同図に示すように、巻芯保持手段12は、
支持アーム11を介して上部フレーム1に揺動自在に支
持されている。即ち、上部フレーム1に軸受ブロック3
3が固設されると共にこの軸受ブロック33によって支
軸32が回転自由に支えられ、更に、この支軸32に支
持アーム11が、キーにより回転方向を、止めねじによ
り軸方向を固定して取付けられている。支持アーム11
は、支軸32を介してアーム軸回動手段14により駆動
回動される。アーム軸回動手段14の構成は、支軸32
に固設されている駆動アーム34と、この駆動アーム3
4の端部にピン38aにおいて回転自在に係合するナッ
ト38と、ナット38のねじ孔に螺合している送りねじ
35と、この送りねじ35を駆動するモータ36とより
なる。モータ36は下部フレーム2に固設された台に、
ピン軸によって回転可能に支えられている。従って、モ
ータ36を回転して送りねじ35を駆動すれば、駆動ア
ーム34と支持アーム11は一体となって同時に回動す
る。なお、支持アーム11は巻芯保持手段12に巻取る
幅狭フィルム数と同じ組数、対になって固定して取付け
られている。
【0016】1組の支持アーム11には、巻芯保持手段
12が両側をピン29を介して回転可能に支えられる。
巻芯保持手段12は、1対の巻芯保持アーム26,27
と、この巻芯保持アーム26,27を連結する連結部材
28と、アーム26の先端部に設けられ軸受で支えられ
たチャック軸47を回転駆動するモータ39と、アーム
27の先端部に設けられたエアシリンダ50で動かされ
るピストン51、ピストン51のロッド先端に取付けら
れた軸受筐52、軸受筐52の中に収納された深溝ボー
ルベアリング53と、この深溝ボールベアリング53の
軸側に嵌合されて取付けられたチャック軸46とより構
成されている。連結部材28は、図3(a)と同図のE
−E断面を示す図3(b)に示すように、左側の連結部
材28aは外径が小さく、この連結部材28aに右側の
連結部材28bの内筒面が嵌合し、巻芯保持アーム27
の間隔を調整後締付け割り環28cで固定することが可
能な構造となっている。
【0017】チャック軸46は軸受を介してアーム27
に回転可能に支えられたスリーブ54にガイドされ、こ
のスリーブ54の内筒内を軸方向に移動することができ
る。チャック軸46とチャック軸47で巻芯チャック4
5を構成している。エアシリンダ50の先端側に加圧エ
アが加えられると、ピストン52が右方向に移動してチ
ャック軸46を圧し巻芯25をチャッキングする。チャ
ッキングした巻芯25にフィルムwが巻取られる時は、
モータ39の出力をフィルムwに一定の張力を持たせる
ように制御する。
【0018】巻芯保持アーム26の外側面に巻芯保持ア
ーム26の傾きを検出するアーム垂直度検出機構16が
備えられている。アーム垂直度検出機構16は重力で自
由に吊り下げられた被検出体とその被検出体の傾き角度
変化を検出する角度位置センサにより構成されている。
図示略の制御装置は、アーム垂直度検出機構16の角度
位置センサにより検出した巻芯保持アーム26の傾きの
信号を受け、巻芯25がフィルムを巻き取ることにより
成長し、外径が増大して、巻芯保持アーム26の位置が
垂直位置から外れたとき、その外れ検出信号を図示略の
制御装置へ送り、同制御装置は支持アーム11移動用モ
ータ36を回して巻芯保持アーム26の吊下げピン29
を回動し、巻芯保持アーム26を垂直に保つように制御
する。
【0019】タッチローラ17は巻取り部全幅に対応す
る長さを有し、巻芯保持手段12のチャック45にチャ
ッキングした巻芯25に巻取中のフィルムロールwRに
当接して共回り回転する。図4にタッチローラ17の断
面を示している。タッチローラ17は、多数の吸着用小
孔61aを持つ多孔ローラ61と、軸受を介して多孔ロ
ーラ61を回転自由に支える管軸62とにより構成され
ている。管軸62は下部フレーム2に固設された1対の
支台65に固定して取付けられ、管軸62の多孔ローラ
61内側の筒部には、エア通路となる多数の長孔62b
が明けられ、片側の端部には図示略の吸込ブロワへ繋が
るエア配管63と結合している。また、管軸62には、
図2に示したような、多孔ローラ61の内側において、
その半円周分の吸着孔を塞ぐ遮板62aが固設され、フ
ィルムwが巻掛けられない範囲での無駄なエアの吸い込
みを防止している。
【0020】タッチローラ17に接触する巻芯25に巻
取中のフィルムロールwRに適正な接触圧力を与えるよ
うに、各巻芯保持手段12の巻芯保持アーム26,27
に水平方向の接触圧力を付与する接触圧付与手段15を
設けてある。接触圧付与手段15は図4に示したよう
に、巻芯保持アーム26,27をエアシリンダ56で水
平方向に押出す方式であり、エアシリンダ56の端部は
外部固定部材58に固設された支え台59にピンで支え
られた構成である。接触圧はエアシリンダ56の作動圧
を変えることにより調整できる。
【0021】上述のごとく、タッチローラ17がフィル
ムwに当接した状態で、巻芯25上に狭幅フィルムwを
巻き上げているときは、巻芯保持アーム26,27が、
垂直に吊り下がったまま巻太りに追従して移動して、正
常な満巻ロールwRが生成されるように制御されている
ので、フィルムwが成長することによる重量の増大があ
っても、巻芯保持アーム26,27に水平方向の力は掛
からない。従って、接触圧付与手段15により付与され
るタッチローラ17とフィルムwの接触圧力は、巻芯保
持アーム26,27の重量変化を考慮する必要無く、フ
ィルムロールwRの径のみ考慮すればよい。
【0022】図1、図2に示すように、タッチローラ1
7,17′の下方にはカッタ手段20,21が位置して
いる。カッタ手段20,21は、図5に示すように、下
部フレーム2に固設された水平梁75,75′に取付け
られたジャッキ支台87と、このジャッキ支台87に固
設されモータ84aにより駆動される動力ジャッキ84
と、この動力ジャッキ84により上下動するジャッキス
クリュ85と、同ジャッキスクリュ85の上部に固設さ
れ、エア作動のロッドレスシリンダ83aによりフィル
ムwの横切断方向に移動するトラバースカッタ83を備
えたカッタヘッド82(右側のカッタ手段21において
は、図6に示すように、カッタヘッド72、ロッドレス
シリンダ73a、トラバースカッタ73)と、同カッタ
ヘッド82の下部に取付けられジャッキ支台87のガイ
ド筒87aによってガイドされる1対のガイドバー88
とにより構成されている。このガイドバー88はカッタ
ヘッド82を垂直方向にガイドすると同時に、水平回転
しないように拘束する働きをしている。カッタヘッド8
2上面にはタッチローラ17に当接する凹面82a(右
側のカッタ手段21においては、凹面72a)が設けら
れている。
【0023】フィルムの満巻時における満巻ロールwR
の真下にフィルムロールリフタ22が位置している。フ
ィルムロールリフタ22は、満巻ロールwRを受けて取
出す昇降式のリフタであり、取出した満巻ロールwR
は、リフタ22の降下の下限において、フィルムロール
リフタ22から離れ、コンベア18に移載されて機外へ
運ばれる。なお、フィルムロールリフタ22には水平2
列に置かれた駆動可能なころ22aが備えられ、満巻ロ
ールwRを受けて、これを回すことができる。
【0024】巻芯保持手段12,12′の側方には、そ
れぞれ巻芯供給手段19が配設されている。この巻芯供
給手段19は、巻芯25の所要部に接着剤を供給塗布す
る接着剤容器を備え、巻芯25を両端部において積み上
げるストックフレームの側面に巻芯を捕らえて回転して
接着剤を巻芯25にリング状に塗布する機構、巻芯25
をエアシリンダにより巻芯チャック45のチャッキング
位置まで押出す機構を備え、プログラム制御により自動
的に適時(タイムリー)に巻芯25を巻芯保持手段12
へ供給する手段である。
【0025】図1は、狭幅フィルムwが巻上げられ、そ
れが満巻になった状態である。ここで巻き取りは一旦停
止され、巻替え動作が開始される。巻替え動作を先ず図
1の左側の巻取装置について説明すると、フィルムロー
ルwRが満巻になったときは図に示すように、巻芯保持
アーム26,27は真っすぐ下垂しており、その真下に
満巻ロールリフタ22が位置している。この状態でカッ
タ手段20の動力ジャッキ84を駆動してカッタヘッド
82を上昇させ、カッタヘッド82をタッチローラ17
に当接させ、タッチローラ17にブレーキをかける。一
方、タッチローラ17側も図示略の吸引ブロワを始動し
て内側を吸引し、フィルムwを吸着し、接触圧付与手段
15のエアシリンダ56のエア圧を抜く。
【0026】ここで満巻ロールリフタ22を上昇させ、
2本のころ22aにより満巻ロールwRを下から支え、
巻芯保持アーム26,27の巻芯チャック45のチャッ
キングを離し、満巻ロールリフタ22を下げて満巻ロー
ルwRを下降させる。このとき、狭幅フィルムwがタッ
チローラ17と満巻ロールwRとの間に展延し、図2及
び図5に示したような状態になる。この状態ではフィル
ムwは上流側ではタッチローラ17において押さえら
れ、満巻ロールwR側は満巻ロールwRの重量による摩
擦抵抗(または、フィルムロールリフタ22のころ22
aに巻取方向に駆動すること)によりフィルムwに張力
がかかった状態において、トラバースカッタ83がロッ
ドレスエアシリンダ83aに駆動されてフィルムwを横
断し、フィルムwを切断する。
【0027】この動作間において、新しい巻芯25は巻
芯供給手段19において接着剤を塗布されて巻芯保持手
段12に供給され、アーム26,27の間にチャッキン
グされる。この後、巻芯保持手段12は垂直に吊り下が
った状態を保って、アーム軸回動手段14により、巻取
開始の位置(図2の2点鎖線で示した支持アーム11、
巻芯保持手段12の位置)まで回動し、巻芯25がタッ
チローラ17に当接したところで支持アーム11の回動
を停止し、カッタ手段20を下降し、タッチローラ17
を解放する。巻芯保持手段12を回動するとき、その移
動に合わせて接触圧付与手段15のエアシリンダ56に
エアを送って巻芯保持手段12の姿勢を保持し(姿勢制
御はしない)、巻芯25がタッチローラ17に当接した
ところで適正な接触圧を付与する。同時に図示略の吸引
ブロワを停止してタッチローラ17の吸着を止め、巻芯
25を回転すればフィルムwは巻芯25に接着し、巻取
られ、スリッタ装置の稼働を開始することができる。
【0028】以上のように、狭幅フィルムwの切断が終
了すると、満巻ロールリフタ22により満巻ロールwR
をさらに下降させ、コンベア18に載せる。コンベア1
8は満巻ロールwRを装置外に搬送する。フィルムの切
断された自由端はエアノズル等を使用して、満巻ロール
wR、或いは新しい巻芯15側のフィルムに巻付けるこ
とができる。
【0029】以上は図の左方側機器を例にして動作の説
明をした、次に右側の巻取装置機器について上記と異な
った部分を主体に説明する。図1の右側の巻取装置の巻
替え動作を説明すると、フィルムロールwR′が満巻に
なったときは図に示すように、巻芯保持手段12′は真
っすぐ下垂しており、その真下に満巻ロールリフタ2
2′が位置している。狭幅フィルムw′の巻方向は左側
と対称でなく、タッチローラ17′と巻芯25に巻かれ
たフィルムロールwR′との接線においてフィルムw′
が上向きに走る方向(時計回り)に巻き付けられてい
る。この状態でカッタ手段21の動力ジャッキを駆動し
てカッタヘッド72を上昇させ、カッタヘッド72をタ
ッチローラ17′に当接させ、フィルムw′を押さえ、
同時にタッチローラ17′にブレーキをかける。一方、
タッチローラ17′側も図示略の吸引ブロワを始動して
内側を吸引し、フィルムw′を吸着し、接触圧付与手段
15のエアシリンダ56のエア圧を抜く。
【0030】ここで満巻ロールリフタ22′を上昇さ
せ、2本のころ22aにより満巻ロールwR′を下から
支え、巻芯保持手段12′のアーム26,27の巻芯チ
ャック45のチャッキングを離し、満巻ロールリフタ2
2′を下げて満巻ロールwR′を下降させ、狭幅フィル
ムw′がタッチローラ17′と満巻ロールwR′との間
に展延して、図2及び図6のように水平より満巻ロール
wR′側が少し下がった状態になる。この状態ではフィ
ルムw′は上流側ではタッチローラ17′とカッタヘッ
ド72に挟まれ、満巻ロールwR′側は満巻ロールw
R′の重量による摩擦抵抗(または、フィルムロールリ
フタ22′のころ22aに巻取方向に駆動すること)に
よりフィルムw′に張力がかかった状態において、トラ
バースカッタ73がロッドレスエアシリンダ73aに駆
動されてフィルムw′を横断し、フィルムw′を切断す
る。切断されたフィルムw′の端部はタッチローラ1
7′に吸引されてこれに巻き付く。
【0031】これらの動作間において、新しい巻芯25
は、上記と同様の手段19によって巻芯保持手段12′
に供給され、チャッキングされる。この後、巻芯保持手
段12′は上記と同様に垂直に吊り下がった状態を保っ
て、アーム軸回動手段14により、巻取開始の位置(図
2の2点鎖線で示した支持アーム11′、巻芯保持手段
12′の位置)まで回動し、巻芯25がタッチローラ1
7′に当接したところで支持アーム11′の回動を停止
し、カッタ手段21を下降し、タッチローラ17′を解
放する。なお、巻芯保持手段12′を巻取開始の位置ま
で回動するとき、その移動に合わせて接触圧付与手段1
5のエアシリンダ56にエアを送って巻芯保持手段1
2′の姿勢を保持し(姿勢制御はしない)、巻芯25が
タッチローラ17′に当接したところで適正な接触圧を
付与する。次いで、図示略の吸引ブロワを停止してタッ
チローラ17′の吸着を止め、巻芯25を回転すれば、
フィルムw′は巻芯25に接着して巻取られ、スリッタ
装置の稼働を開始することができる。
【0032】以上のように、狭幅フィルムw′の切断が
終了すると、満巻ロールリフタ22′により満巻ロール
wR′をさらに下降させ、コンベア18′に載せる。コ
ンベア18′は満巻ロールwR′を装置外に搬送する。
フィルムの切断された自由端はエアノズル等を使用し
て、満巻ロールwR′、或いは新しい巻芯25側のフィ
ルムに巻付けることができる。
【0033】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明のスリッタにおける切断分割後の狭幅
フィルムの巻取装置は各狭幅フィルムロールを吊り下げ
て水平に移動する部分は外部固定部材下面に固設してあ
る軸受ブロックに回転可能に支えられたアーム軸と、同
アーム軸を任意の角度に回動制御可能なアーム軸回動手
段によっているので、従来のフィルム巻取装置の構成に
比べ、小型で構造もコンパクトであり、設備のコストが
安価となる。
【0034】また、本発明の巻取り装置は、満巻ロール
生成後に行う次回巻き取りのための巻き替え作業、すな
わち満巻ロール取り外し、新巻芯装着等の作業において
も満巻ロールを横方向へ移動する必要無く、満巻ロール
の取り外しのときは、真下から上昇してくるリフタによ
り満巻ロールが受け取られ、巻芯保持アームは自由に吊
り下げされているので外の部材の干渉を受けることな
く、リフタが満巻ロールを載せて降下する。その後、直
ぐに新巻芯が巻芯供給手段から巻芯保持アームの巻芯チ
ャックへ供給される。このように、従来方式に比べて、
製品取出しがスムースに行え、フィルム巻替え時の時間
短縮が可能である。
【0035】さらに、フィルム切断時にはタッチロール
でフィルムを吸着し、カッタヘッドで、フィルム、又は
タッチローラを押さえて作業をするので、切断は確実に
行われ、タッチローラに吸着したフィルム端部を確実に
新巻芯に移して巻付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフィルム巻取装置の全
体側面概略図である。
【図2】図1の巻芯保持手段周辺を示す詳細図である。
【図3】同図(a)は図2のA−A断面図である。同図
(b)は、同図(a)中のE−E断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のカッタ手段(左側)の構成を示す斜視図
である。
【図6】図2のカッタ手段(右側)の構成を示す斜視図
である。
【図7】従来のフィルム巻取装置の全体側面概略図であ
る。
【図8】図7のフィルム巻取装置の平面図である。
【符号の説明】
3 巻出機 9,9′ リングカッタ 11,11′ 支持アーム 12,12′ 巻芯保持手段 14 アーム軸回動手段 15 接圧付与手段 16 アーム垂直度検出機構 17,17′ タッチローラ 19 巻芯供給手段 20,21 カッタ手段 22,22′ フィルムロールリフタ 25 巻芯 28 連結部材 W 全幅フィルム w,w′ 狭幅フィルム wR,wR′ フィルムロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広幅フィルムを送りながら幅方向に複数
    分割切断された幅狭フィルムを着脱自在な巻芯に一定長
    さ、または一定外径に巻取る巻取装置において、外部固
    定部材下面に固設してある軸受ブロックに回転可能に支
    えられたアーム軸と、同アーム軸を任意の角度に回動制
    御可能なアーム軸回動手段と、巻取る幅狭フィルム数と
    同じ組数が対になって前記アーム軸に固定して取付けら
    れている支持アーム、前記各組の支持アームの先端に対
    向して設けられたピンに回転可能に吊り下げられた各1
    対の巻芯保持アーム、前記巻芯保持アームを一体に連結
    している連結部材、前記巻芯保持アームの先端部に対向
    してそれぞれ設けられた巻芯チャック及び巻取りトルク
    を発生し片方の巻芯チャックを回転駆動する駆動源とで
    構成された巻芯保持手段とにより構成されていることを
    特徴とするフィルム巻取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルム巻取装置におい
    て、前記巻芯保持アームの傾きを検出する角度検出セン
    サと、外部固定部材に固設された軸受に回転自在に支え
    られ巻取り部全幅に対応する長さを有し前記巻芯保持手
    段に係合して巻取中のフィルムロールに当接するタッチ
    ローラと、前記各巻芯保持アームと外部固定部材との間
    に設けられ前記タッチローラに接触して巻取中のフィル
    ムロールに適正な水平方向の接触圧力を付与する接触圧
    付与手段と、フィルムの満巻時に満巻ロールの真下に位
    置して満巻ロールを受けて取出す昇降式満巻ロールリフ
    タと、前記角度センサにより検出した巻芯保持アームの
    傾きの信号を受けて巻芯保持手段のアームを垂直に保つ
    ように前記アーム軸回動手段を制御する制御装置とによ
    り構成されていることを特徴とするフィルム巻取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフィルム巻取装置
    において、タッチローラの構成をローラ回転面に多数の
    小孔を設け外部フレームに固設された管軸に回転自由に
    支えられ前記管軸を通して吸気ブロワに配管結合された
    フィルム吸引ローラとし、前記タッチローラの下方に動
    力ジャッキにより下部より上昇するカッタヘッドを備え
    たカッタ手段を設け、フィルムロールが満巻になったと
    き、前記カッタ手段と前記吸着用ブロワと前記巻芯保持
    手段の回動とを適時に作動させてフィルムの保持切断、
    新巻芯への巻替えを順次行うように制御することを特徴
    とするフィルム巻取装置。
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