JPH03115044A - 巻取紙自動仕立装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は９輪転印刷機等で行っている巻取紙の接合（紙
継ぎ）前準備作業、即ち２巻取紙の先端処理に係わる一
連の作業を自動的に行う巻取紙自動仕立装置に関するも
のである。

（従来の技術） 従来の巻取紙自動仕立装置を第１２．１３図に示した。

新聞輪転印刷機のように巻取紙（ロール上原紙）（６）
を使用して、所定の加工（印刷）を行う機械では、旧巻
取紙（先行紙）から新巻取紙（後続紙）に連続的に切り
換えて給送するために。

印刷中の旧巻取紙に新巻取紙の先端部を紙継ぎする必要
がある。この作業を仕立作業といい、この仕立作業は、
製紙工場や搬送途上で損傷、汚れ。

皺等の発生している巻取紙（６）の表皮層部を切断除去
し３表皮層部切断、除去後の良紙部の先端にサイド粘着
テープ（３９）を貼り、良紙部の先端を同サイド粘着テ
ープ（３９）に沿って略■字状に切断するとともにサイ
ド粘着テープ（３９）　（３９）間の最先端Ｖ字状部を
幅方向に切断し、良紙部先端に発生する不要部の除去、
及び先端粘着テープ（３６）や中央タブ（Ｔタブ）　（
５７）の貼付は等の作業を含んでいる。

これら一連の仕立作業を第１２．１３図により具体的に
説明すると１巻取紙（６）の先端部を仕立テーブル（５
８）上に繰り出し、保持して、加工を行う。即ち１巻取
紙（６）を台車により仕立装置の下方に搬入し５次いで
巻取紙（６）の両端軸部を持上げ装置（５９）により持
ち上げて、所定位置に保持し。

次いで損傷、汚れ、ｍ等の発生している巻取紙（６）の
表皮層を７〜８枚程度切断して、切断した不良部を受渡
しベル）（６１）（ベルトとローラとにより構成されて
いる受渡しベル）　（６１））及びフィードロール（６
０）により下流側の排紙部へ排出し。

次いで表皮層切断後の良紙部先端を仕立テーブル（５８
）上へ繰り出して、固定し１次いでサイド粘着テープ（
３９）　（３９）を良紙部先端に貼付け、それに並行し
て良紙部先端をサイド粘着テープ（３９）　（３９）に
沿って略■字状に切断し、残った最先端Ｖ字状部を幅方
向に切断し、良紙部先端に発生する不要部の除去、及び
先端粘着テープ（３６）や中央タブ（Ｔタブ）　（５７
）の貼付ける。そしてこれらの作業が完了したら９巻取
紙（６）を受渡しベルト（６１）のローラにより押し付
けた状態で巻取紙（６）の先端部側を巻取紙（６）の方
向に巻取って、中央タブ（Ｔタブ）　（５７）を巻取紙
（６）の新表皮層に貼付ける。以上により全ての仕立作
業を完了する。一方、切断した不良部を巻取装置（図示
せず）により巻き取って、装置外へ排出する。

（発明が解決しようとする課題） 前記第１２．１３図に示す従来の巻取紙自動仕立装置で
は１表皮層切断後の良紙部先端を仕立テーブル（５８）
上へ繰り出し、固定して、テープ貼り。

切断等の一連の仕立作業を行うので、■水平な仕立テー
ブル（５８）を必要とし９巻取紙自動仕立装置を長尺化
して、多くの据え付は面積を必要とする。

■またサイドテープ貼付装置、カッタユニットを左右２
段に設け°る必要があり、構成部品を増加させて、コス
ト高にする上に、制御装置の操作を複雑にしたり、保守
１点検、修理を面倒にする。■また上記のように多くの
据え付は面積を必要とするので、複数の仕立装置を設置
する場合には、大型の紙庫を必要とする。また据え付は
面積を増大させることができない場合には、仕立装置の
設置数を制限することになって、仕立の完了した巻取紙
の準備量（本数）を消費に即応させることができないと
いう問題があった。

本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その
目的とする処は、小型化できる上に、運転操作を簡単化
できる巻取紙自動仕立装置を提供しようとする点にある
。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために１本発明は９巻取紙の表皮
層を所定の枚数切断、除去して、新紙先端部に粘着テー
プを貼るとともに同新紙先端部を裁断処理する巻取紙仕
立装置において、仕立装置内で巻取紙を水平に維持しな
がら巻取紙を水平方向及び垂直方向に移動させる巻取紙
移動手段と。

仕立装置内で巻取紙をその軸心を中心に回転させる巻取
紙回転手段と９巻取紙の近接位置を巻取紙の軸心に平行
な方向に移動する走行体と、同走行体上で巻取紙の表皮
層を水平方向に切断する第１の切断手段と、上記走行体
上で巻取紙の表皮層を略垂直な面内の３方向に切り換え
て切断する第２の切断手段と、上記走行体上で粘着テー
プを垂直方向に貼る第１の粘着テープ貼付手段と、上記
走行体上で粘着テープを略垂直な面内の２方向に切り換
えて貼る第２の粘着テープ貼付手段と、上記走行体の下
方に配設した伸縮可能な紙端保持手段と、上記巻取紙回
転手段による巻取紙先端の走行条件と上記走行体の走行
条件とを単独に若しくは同期して制御する制御手段とを
具えている。

（作用） 本発明の巻取紙自動仕立装置は前記のように構成されて
おり２面積を充分に採れない制約された設置スペースで
も１巻取紙先端に所定の祇継ぎ準備（仕立）作業が自動
的に行なえるようになった。

即ち、所定位置に移送設置した巻取紙の先端を垂直方向
に移動させるようにして、従来の巻取紙自動仕立装置に
設置していた仕立テーブルを不要にしている。また仕立
装置内で巻取紙をその軸心を中心に回転させる巻取紙回
転手段の紙端走行速度及び停止と、走行体（巻取紙の表
皮層を水平方向に切断する第１の切断手段と、走行体上
で粘着テープを垂直方向に貼る第１の粘着テープ貼付手
段と、走行体上で粘着テープを略垂直な面内の２方向に
切り換えて貼る第２の粘着テープ貼付手段と。

走行体上で巻取紙の表皮層を略垂直な面内の３方向に切
り換えて切断する第２の切断手段等とを支持した走行体
）の移動速度及び停止とを制御手段により制御して、１
台の走行体だけでＶ字状左右の全ての紙端処理を行うよ
うにしている。

（実施例） 次に本発明の巻取紙自動仕立装置を第１図乃至第１１図
に示す一実施例により説明すると、第１図の（１）が仕
立装置内で巻取紙（６）を水平に維持しながら巻取紙（
６）を水平方向及び垂直方向に移動させる巻取紙移動手
段、（２）が仕立装置内で巻取紙（６）をその軸心を中
心に回転させる巻取紙回転手段、（３）が巻取紙（６）
の近接位置を巻取紙（６）の軸心に平行な方向に移動す
る走行体、（４）が同走行体（３）の走行路付近に配設
した伸縮可能な紙端保持手段、（７）が上記走行体（３
）上で巻取紙（６）の表皮層を水平方向に切断する第１
の切断手段、（８）が上記走行体（３）上で巻取紙（６
）の表皮層を略垂直な面内の３方向に切り換えて切断す
る第２の切断手段、（９）が上記走行体（３）上で粘着
テープを垂直方向に貼る第１の粘着テープ貼付手段、　
（１０）が上記走行体（３）上で粘着テープを略垂直な
面内の２方向に切り換えて貼る第２の粘着テープ貼付手
段。

（５）が上記巻取紙回転手段（２）による巻取紙（６）
先端の走行条件と上記走行体（３）の走行条件とを単独
若しくは同期して制御する制御手段である。

また第２図乃至第１０図は、前記仕立装置の各手段（１
）〜（５）　（７）〜（１０）を具体的に示している。

即ち。

第２．３図に示すように巻取紙移動手段（１）は。

巻取紙（６）の軸方向と直交した方向に並ぶリニアガイ
ド部材（７０）を介してフレーム（１２）に懸垂支持さ
れた移動台車（６９）と１巻取紙（６）の軸方向に並ぶ
２組のリニアガイド部材（ｌｌａ）　（ｌｌｂ）を介し
て移動台車（６９）に懸垂支持された一対の移動台（１
３ａ）（１３ｂ）とをもち、同各移動台（１３ａ）　（
１３ｂ）には、下端にチャック先端金具（１４）を具え
た昇降装置（１５）が取付けられており、互いが対向し
ている。上記チャック先端金具（１４）　（１４）は、
上記昇降装置（１５）（１５）及び移動台（１３ａ）　
（１３ｂ）を介して軸方向に移動可能で１巻取紙（６）
の芯管を保持したり、離したりできるようになっている
。

また第３図に示すように巻取紙回転手段（２）は。

チャック先端金具（１４）に直結したパルスモータ（或
いはエンコーダー等の回転角度検出器を有する駆動装置
）　（１６）をもち１巻取紙（６）の直径（Ｄ）と回転
数（Ｎｏ）とによりシート端の繰り出し長さや巻き戻し
長さ（Ｓｏ）（Ｓｏ・πＤ’ＮＯ）を設定できるように
なっている。

まな第４図に示すように走行体（３）は、フレーム（１
２）の両支社（１７）間に架設した水平のビーム（１８
）　（１８）と、同各ビーム（１８）により移動可能に
支持されたリニアガイド部材（１９）　（１９）と、モ
ータ（２０）と、送りねじ軸（２１）とを有し、走行体
（３）を各リニアガイド部材（１９）により支持すると
ともに。

送りねじ軸（２１）を走行体（３）に螺合しており、モ
ータ（２０）を正方向または逆方向に駆動して、その回
転を送りねじ軸（２１）に伝え、同送りねじ軸（２１）
を正方向または逆方向に回転して、走行体（３）を巻取
紙（６）の紙幅方向（軸方向）へ往復移動させるように
なっている。なおモータ（２０）は、パルスモータでも
、リンコーダ等を有するモータでもよく、送りねじ軸（
２１）のリードピッチと回転数とにより走行体（３）の
移動距離（ｓ）を設定できるようになっている。

また第５図に示すように第１の切断手段（表皮層切断装
置）（７）は、走行体（３）上に設けられており１巻取
紙（６）の紙幅方向（軸方向）に移動可能である。また
同第１の切断手段（７）は１巻取紙（６）の半径方向に
直線的に移動可能なブラケット（板枠）　（２２）を有
し、同ブラケッｌ−（２２）の両側面のそれぞれに３個
ずつ取付けたガイドローラ（２３）により輪状押さえロ
ーラ（２４）　（２４）を回転可能に支持し９円板状回
転刃（２５）を同各輪状押さえローラ（２４）の間に位
置させて、同円板状回転刃（２５）を同各輪状押さえロ
ーラ（２４）にその外周面の一部から外方へ所定量突出
するように偏心状態に取付けており９輪状押さえローラ
（２４）　（２４）及び円板状回転刃（２５）を回転す
ることにより１巻取紙（６）を所定深さ（シート４〜５
枚分程度）だけ−次的に切断できるようになっている。

また第６図に示すように第２の切断手段（８）は。

走行体（３）上に設けたられており、リニアガイド部材
（６６）を介して巻取紙（６）の半径方向に往復動でき
るように構成されたブラケット（２７）上にブツシュ（
２８）等により軸支されている。この第２の切断手段（
８）は、ロークリシリンダ（２９）により回転するシャ
フト（３０）を有し、同シャフト（３０）の他端部側に
は９位置決め用アーム（３１）とモータ（３２）により
駆動される回転刃物（３３）が設けられている。

従ってロークリシリンダ（２９）を作動すると、第６図
（１）の−点鎖線に示す２個所の回転刃物（３３）角度
と、上記ブラケット（２７）に固定したシリンダ（３４
）のヘッド部シャフト（３５）の押出し作動によりアー
ム（３１）の回転を規制した実線に示す１個所の回転刃
物（３３）角度との合計３個所で、角度の切り換え設定
を行なえるようになっている。

また第７図に示すように第１の粘着テープ貼付手段（９
）は、装置側端に位置するテープ準備装置（図示せず）
により加工した先端粘着テープ（３６）を複数の真空パ
ッド（３７）を介して吸着保持し、前記走行体（３）の
移動により巻取紙（６）の軸方向の中央部まで移送して
、良紙部先端に転移して、そこに貼付けるようになって
いる。

また第８図に示すように第２の粘着テープ貼付手段（１
０）は、テープリール（３８）に装着した粘着テープ（
３９）の先端が捲回し押さえロール（４１）の図中左側
に位置している初期設定状態がら、移動テーブル（６９
）の前進により粘着テープ（３９）の先端を巻取紙（６
）へ接触させ１巻取紙（６）の反時計方向への回転（巻
取り）に対応して粘着テープ（３９）を繰り出しながら
貼付けるもので、粘着テープ（３９）は。

所定長さをもっており、略＊位置で切断される。

また切断された切断装置側のテープ先端は、移動テーブ
ル（６７）の後退により９巻取紙（６）との間に隙間を
形成し５次いで公知のテープガイド部材（図示せず）を
介して初期設定位置へ移送されて。

次の貼付けに備えて待機する。以上一連のテープ貼付ユ
ニットは、シリンダ（４２）を介して駆動されるラック
（４３）と同ラック（４３）に噛合したピニオン（４４
）とを介して走行体（３）にリニアガイド部材（６８）
を介して巻取紙（６）の軸心に同心に固定した支点軸（
半径方向に往復動可能な移動テーブル（６７）上の支点
軸）　（４５）に軸着されており、シリンダ（４２）の
伸縮方向への作動により揺動して、２個所の角度を切り
換え設定するようになっている。

また第９図に示すように紙端保持手段（４）は。

装置両幅端側に設けられており、シート幅方向に相対移
動する一対のアーム（４６）の先端に回転、停止を可能
に取付けた軸（４７）と、同軸（４７）の先端に取付け
たシート把持用チャック（４８）とを有している。第９
図中の（４９）はテンションローラで、軸着した一対の
アーム（５０）の揺動とアーム（４６）の揺動とにより
１巻取紙（６）の仕立てに当たって行われるで先端の巻
取り１巻戻しに伴うシート長の変動を吸収するダンサ−
ロールとして機能するようになっている。

また第１Ｏ図に示すように制御装置（５）は１巻取紙（
６）の回転と走行体（３）の移動とを同期してコントロ
ールするようになっており１巻取紙（６）の先端の走行
条件と走行体（３）の幅方向の移動条件とを同時に制御
することにより、走行体（３）を巻取紙（６）に対して
斜めに移動させるようになっている。上記同期走行制御
機能と、前記第２の粘着テープ貼付手段（サイドテープ
貼付装置（１０））の角度の切り換え設定機能と、シー
ト良紙部先端を切断する切断装置（８）の刃物角度の切
り換え設定機能とにより１巻取紙（６）の先端を７字状
に加■できるようになっている。しかも構造上、■字状
左右の加工が走行体（３）の移動により可能になってい
る。

次に前記第１図乃至第１０図に示す巻取紙自動仕立装置
の作用を具体的に説明する。先ず紙庫から出庫された巻
取紙（６）を搬送用台車（５１）により巻取紙自動仕立
装置の下方中央へ搬入し、昇降装置（１４）により下降
位置に保持しているチャック先端金具（１４）により巻
取紙（６）の軸心両端部を挟持し１次いで所定高さまで
リフトアップし５次いで移動台（１３）を移動させて、
第１図の右側へ搬送し。

巻取紙（６）の外周面を所定位置まで前進させて。

停止させ５次いでスイングアームを下降、揺動させて、
その先端に軸支した紙押さえロール（５２）により巻取
紙（６）の外周面を押圧し、この状態で。

装置片側端に待機している第１の切断手段（表皮層切断
装置）（７）を前進させ１紙押さえローラ（２４）を巻
取紙（６）の外周面に接触させて、走行体（３）を他端
側へ走行させる。このようにして切断された表皮層（不
良部）端は９巻取紙回転装置（２）の駆動による図中時
計方向への回転により、下降し。

案内ロール（５３ａ）　（５３ｂ）間を通って下方の紙
端保持手段（紙先端保持装置）（４）によりチャッキン
グ及び巻取りされる。以上の操作により９巻取紙（６）
の表皮層が巻き取られるとともに連続して繰り出される
巻取紙（６）が同紙端保持手段（４）のダンサロール機
能により下方にストックされる。次いで巻取紙（６）の
外周面に対してサイド粘着テープ（３９）の向きを所定
方向に設定し１巻取紙（６）の幅端部に待機している粘
着テープ貼付手段（粘着テープ貼付装置）　（１０）の
押さえロール（４１）を接触させ１巻取紙（６）を巻き
取るとともに走行体（３）を同期してシート中央側へ移
動させて、サイド粘着テープ（３９）を貼付ける。次い
で走行体（３）を巻取紙（６）の他側端へ移動させ、粘
着テープ貼付手段（粘着テープ貼付装置）（１０）の角
度を逆向きに切り換え設定し、前記と同様の操作を繰り
返し行って、■字状別個にサイド粘着テープ（３９）を
貼付ける。サイド粘着テープ（３９）をＶ字状の両側に
貼付たら、装置片側端に設けた準備装置（図示せず）に
より下降した先端粘着テープ（３６）を走行体（３）に
設けた第１の粘着テープ貼付手段（第１の粘着テープ貼
付装置）（９）を介して受取り、シート中央部に移送し
て、貼付ける。以後３巻取紙（６）を再度繰り出すとと
もに巻取紙（６）の幅端に待機している走行体（３）の
第２の切断手段（巻取紙前端切断装置）（８）の刃物角
度を所定の方向に設定し、サイド粘着テープ貼付時と同
様に巻取紙（６）の巻取り速度と同期して走行体（３）
を中央側へ移動させて、■字状片側のシート切断を行う
。次いで同様の操作を繰り返し行って、Ｖ字状残る片側
のシート切断を行う。シート前端部を略■字状に切断し
たら１走行体（３）の第２の切断手段（巻取紙前端切断
装置）（８）の刃物角度を水平方向に切り換え。

走行体（３）を移動させて、残ったＶ字状最先端部を切
断する。以上のように処理された巻取紙（６）の最先端
部裏側には、タブ貼り装置（図示せず）により中央タブ
（Ｔタブ）　（５７）を貼付け１巻取紙（６）の巻取り
（図中反時計方向の回転）による紙押さえロール（５２
）の押圧により巻取紙（６）先端をロール部外周面に貼
付けて９紙端のほぐれを防止する。なお巻取紙（６）の
先端の仕立てにより、切断された不要紙は、前記表皮層
部とともに紙端保持手段（巻取紙先端保持装置）（４）
の揺動アーム（４６）により図中−点鎖線位置まで移送
され、シート中央をシュータ（５４）とブツシャ（５５
）とにより挟持した後９紙端保持手段（巻取紙先端保持
装置）（４）のチャック（４８）部を両幅端側へ抜き取
る。表皮層部は、シュータ（５４）を介して排紙用パケ
ットコンベア（５６）上に落下して、所定の処理場へ搬
出される。以上の作業工程を第１Ｏ図の（１）〜（ＸＩ
［Ｉ）に示した。

なお仕立装置内で巻取紙（６）を水平に維持しながら巻
取紙（６）を水平方向及び垂直方向に移動させる巻取紙
移動手段（１）は、送りねじ、ラックとビニオン、リン
ク等を介して移動されるセンターチャックの他、ターニ
ングローラ或いはそれらを組み合わせて構成したものに
変えてもよい。また移動台（１３）　（６９）は、懸吊
式のものを示したが、マウント式でもよい。また仕立装
置内で巻取紙（６）をその軸心を中心に回転させる巻取
紙回転手段（２）は、センタードライブ以外、ターニン
グローラ、サイドドライド、外周ドライブ等であっても
よい。また巻取紙（６）の近接位置を巻取紙（６）の軸
心に平行な方向に移動する走行体（３）の駆動手段は、
送りねじ式の他、シリンダ駆動式、ラックとピニオンを
使用した駆動装置でも、自走式でもよい。また走行体（
３）上で巻取紙（６）の表皮層を水平方向に切断する第
１の切断手段（７）及び走行体（３）上で巻取紙（６）
の表皮層を略垂直な面内の３方向に切り換えて切断する
第２の切断手段（８）は９回転駆動式丸刃、非駆動式丸
刃、ナイフ等であっても差し支えない。また第２の切断
手段（８）及び走行体（３）上で粘着テープを略垂直な
面内の２方向に切り換えて貼る第２の粘着テープ貼付手
段（１０）の方向切り換え手段は、歯車やラックとピニ
オン、リンク、モータ、シリンダで駆動するようにして
もよい。また紙端保持手段（４）も図示の例に限定され
ない。例えばシートストック部のダンサロール機構に揺
動式、直進式等を使用してもよい。またダンサロールへ
のテンション付加手段にシリンダバランス、バランスウ
ェイトばね等を使用してもよい。

（発明の効果） 本発明の巻取紙自動仕立装置は前記のように定位置に移
送設置した巻取紙の先端を垂直方向に移動させるように
して、従来の巻取紙自動仕立装置に設置していた仕立テ
ーブルを不要にする一方。

仕立装置内で巻取紙をその軸心を中心に回転させる巻取
紙回転手段の紙端走行速度及び停止と、走行体（巻取紙
の表皮層を水平方向に切断する第１の切断手段と、走行
体上で粘着テープを垂直方向に貼る第１の粘着テープ貼
付手段と、走行体上で粘着テープを略垂直な面内の２方
向に切り換えて貼る第２の粘着テープ貼付手段と、走行
体上で巻取紙の表皮層を略垂直な面内の３方向に切り換
えて切断する第２の切断手段等とを支持した走行体）の
移動速度及び停止とを制御手段により制御して、１台の
走行体だけでＶ字状左右の全ての紙端処理を行うように
しており２巻取紙自動仕立装置を小型化できる上に、運
転操作を簡単化できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる巻取紙自動仕立装置の一実施例
を示す側面図、第２図（１）は巻取紙移動手段の側面図
、第２図（Ｉｆ）及び第３図は巻取紙移動手段の正面図
、第４図（１）は走行体の正面図、第４図（ＩＩ）は走
行体の側面図、第５図（１）は第１切断手段の正面図、
第５図（ＩＩ）は第１切断手段の側面図、第６図（１）
は第２の切断手段の正面図、第６図（旧は第２の切断手
段の側面図、第７図（１）（ｎ）は先端粘着テープ及び
真空パッドの作用説明図、第８図（１）（ｎ）（■）は
押さえロール部の作用説明図、第９図（１）（ＩＩ）は
テンションロール部の作用説明図。 第１０図は巻取紙回転手段及び走行体の作用説明図、第
１１図（１）〜（ＸＩＩ［）は本巻取紙自動仕立装置の
作用説明図、第１２．１３図は従来の巻取紙自動仕立装
置を示す斜視図である。 （１）　　・・・巻取紙移動手段、（２）・・・巻取紙
回転手段、（３）・・・走行体、（４）・・・紙端保持
手段。 （５）・・・制御手段、（６）・・・巻取紙、（７）・
・第１の切断手段、（８）・・・第２の切断手段、（９
）・・・第１の粘着テープ貼付手段、　（１０）・・・
第２の粘着テープ貼付手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 巻取紙の表皮層を所定の枚数切断、除去して、新紙先端
   部に粘着テープを貼るとともに同新紙先端部を裁断処理
   する巻取紙仕立装置において、仕立装置内で巻取紙を水
   平に維持しながら巻取紙を水平方向及び垂直方向に移動
   させる巻取紙移動手段と、仕立装置内で巻取紙をその軸
   心を中心に回転させる巻取紙回転手段と、巻取紙の近接
   位置を巻取紙の軸心に平行な方向に移動する走行体と、
   同走行体上で巻取紙の表皮層を水平方向に切断する第１
   の切断手段と、上記走行体上で巻取紙の表皮層を略垂直
   な面内の３方向に切り換えて切断する第２の切断手段と
   、上記走行体上で粘着テープを垂直方向に貼る第１の粘
   着テープ貼付手段と、上記走行体上で粘着テープを略垂
   直な面内の２方向に切り換えて貼る第２の粘着テープ貼
   付手段と、上記走行体の下方に配設した伸縮可能な紙端
   保持手段と、上記巻取紙回転手段による巻取紙先端の走
   行条件と上記走行体の走行条件とを単独に若しくは同期
   して制御する制御手段とを具えていることを特徴とした
   巻取紙自動仕立装置。