JPH0756277Y2 - 巻取紙自動仕立装置 - Google Patents

巻取紙自動仕立装置

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JPH0756277Y2
JPH0756277Y2 JP1052590U JP1052590U JPH0756277Y2 JP H0756277 Y2 JPH0756277 Y2 JP H0756277Y2 JP 1052590 U JP1052590 U JP 1052590U JP 1052590 U JP1052590 U JP 1052590U JP H0756277 Y2 JPH0756277 Y2 JP H0756277Y2
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JP
Japan
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paper
tailoring
roll
paper roll
sheet
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JP1052590U
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俊夫 島田
彰男 影山
雅夫 安川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、輪転印刷機等に使用する巻取紙の接合(紙継
ぎ)前準備、いわゆる巻取紙の先端処理に係る一連の作
業を自動的に行わせる仕立装置に関するものである。
〔従来の技術〕 新聞輪転機等に於いては、巻取紙(ロール状原紙)を連
続して給送すべく旧原紙(先行紙)に対して新原紙(後
続紙)を自動的に接続できる事が重要である。このため
巻取紙を接続するに当って後続紙である新巻取紙の先端
に紙継ぎ準備、いわゆる仕立作業が必要となってくる。
該仕立作業としては、主に製紙工場或いは搬送途上に於
いて傷、汚れ、シワ等が発生した巻取紙(1)表皮層部
不良紙(第5図参照)の切断除去、表皮層を除去した
後、仕立部へのサイド粘着テープ(10)貼り、該サイド
テープ(10)に沿った略V状の切断と紙前端V状頂部の
幅方向切断、仕立部先端に発生する不要紙の除去及び先
端粘着テープ(11)や中央タブ(Tタブ)(13)の貼付
等々各種の作業工程がある。
第4図は、従来型自動仕立装置の一例概略構成説明図で
あるが、同図に示す如くこれ迄の装置は、前記した各工
程の作業を施す装置が略水平方向に配設された仕立テー
ブル(2)を基準として平面的に配設されており、下流
には該テーブル(2)上のシート移送を目的としたテン
シヨンロール(14a)(14b)及び排紙用巻取装置(4)
が設備されている。
次に、従来型仕立装置の機能について簡単に説明する。
第4図において、所定位置に搬入された巻取紙(1)
は、両側からチヤツク先端金具によって軸心を挾持さ
れ、持上げ装置(15)を介して所定の位置へ設定され
る。次に汚れ、キズ等の残る表皮層約7〜8枚を巻取紙
軸方向に切断し、該不良紙部をベルトとローラから構成
された受渡しベルト(16)及びテンシヨンロール(14)
によって下流の排紙部巻取装置(4)へ巻取らせ、次い
で表われた仕立部を仕立テーブル(2)上に繰り出し固
定する。仕立中の巻取紙先端にはテンシヨンロール(1
4)により所定の張力が付加されている。シート設定
後、略V状にサイド粘着テープ(10)を貼付し、並行し
て該サイド粘着テープ(10)に沿って外側を裁断する。
又、残った先端V形頂部には先端粘着テープ(11)を貼
付し、図示省略の別ユニツトによって幅方向に切断する
と共に中央タブ(13)を貼付する。
前記作業が完了した後、巻取紙先端は前記受渡しベルト
(16)のロール(12)によって押え付けられた状態で巻
取紙側に巻取られ前記中央タブ(13)によって巻取紙側
に貼着固定される。以上により総ての仕立作業が完了す
る。一方、切断された不良紙は、下流に設けた巻取装置
(4)により巻取られて、装置外へ排出される。
従来型巻取紙仕立装置は、前記した一連の仕立作業を略
水平方向に設備した仕立テーブル(2)上に於いて行う
もので、装置の構造上設置床面積が広くなり、又、諸作
業を行う装置及びその制御が複雑になる。
なお、第4図において、18aは表皮切断装置、18bはサイ
ドテープ貼付装置およびシート切断装置、18cは先端テ
ープ貼付装置および中央タブ貼付装置である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来技術の項に於いて説明した如く、これ迄の仕立
装置は、表皮層切断除去後、仕立部を仕立テーブル上へ
略水平方向に繰り出した状態で固定し、各種テープ貼
り、切断等必要とする仕立に係る一連の作業を行うもの
であり、次のような問題点を有する。
(1)巻取走行方向へ略水平に設備した仕立テーブルを
必要とし、機長(巻取紙軸心と直角方向の装置水平長
さ)が長くなる。
(2)仕立テーブル設置等に伴い重量が増加すると共
に、構造が複雑になる。したがって、保守点検、修理が
困難になり、かつ製造原価が高騰する。
(3)巻取紙先端部からの繰り出し速度と排紙側巻取装
置の受入れ速度との同調が困難で、同期しない場合は紙
切れ、又は紙タルミの原因となる。
本考案は、これらの問題点を解消した巻取紙自動仕立装
置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案型巻取紙自動仕立装置は、各種テープ貼り、切断
等に供するユニツトに対して、従来型方式のものと違っ
て、巻取紙先端側を略垂直方向に往復移動させる事によ
って該紙端に所定の加工を施すよう構成する。このよう
な加工を行うには、前提条件として巻取紙前端繰り出し
部を伸縮自在に保持する機構が必要となる。該機構とし
て、巻取紙のシート繰り出し部と下方ピンチバーとの間
に位置してダンサーバー機構を組込む事によって、シー
トの経路距離を任意に可変できるようにする。
〔作用〕
わずかな設置スペースでもって、巻取紙先端に所定の紙
継ぎ準備(仕立)を自動的に行う事ができる。つまり、
所定位置に移送設置した巻取紙の先端側を垂直方向に上
下走行させるので、従来型(水平方向設置)仕立テーブ
ルが不要となる。又、巻取紙先端の繰出し、排紙側巻取
りの速度差に伴うシートへの影響をダンサーバーの機能
によって吸収できる。更に、シートに付加する張力も任
意にかつ容易に調整制御できる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図において、1は巻取紙、3a,3bはピン
チバー、4は排紙用巻取装置、5はダンサーバー、6は
支点軸、7はアーム、8はレール、9は移動軸受、12は
押さえロール、17はバツクアツプテーブル、18は仕立ユ
ニツト類、Pは巻取紙繰出し部。
本考案型仕立装置には、巻取紙設置部の略下方に位置し
て巻取紙案内用ピンチバー3a,3b及び排紙用巻取り装置
4が設備されており、又、巻取紙繰出し部Pとピンチバ
ー3間に、シート走行経路に交差して移動するダンサー
バー5が配設されている。
第1実施例 第1図に例示したダンサーバー5は、支点軸6を中心と
して揺動する一対のアーム7a,7b先端に軸支されたもの
で、第1図(b)における破線の待機位置Aから、シー
トの繰り出し量に対応してB〜Cへと揺動下降するよう
になっている。
第2実施例 第2図は、ダンサーバー5の作用(揺動)方向を、前記
第1図の実施例と逆向きにしたもので、構造上巻取紙設
置位置の下方部にスペースを確保し、周辺機器の保守点
検、修理が容易になるよう考慮したものである。
第3実施例 第3図は、ダンサーバー5を両幅端に設けたレール8a,8
bの案内によって移動する一対の移動軸受9a,9bによって
軸支させ、破線の待機位置Aからシート繰り出し量に対
応してB〜Cへと直線運動(下降)すべく構成したもの
で、前記例と同様に機能する。図中17は、バツクアツプ
テーブルで、同18は各種仕立ユニツトである。
次にこれ等の装置の作用について説明する。
巻取紙1から表皮層紙に続いて順次繰り出されたシート
仕立部先端は、該表皮層紙と共にピンチバー3a,3b間を
経て下方に位置する排紙用巻取り装置4に巻取られる。
続いてピンチバー3a,3bを介して仕立部先端を把持し、
固定した状態で、巻取紙1を繰り出し又は同巻取紙1に
巻き取る事によって、シートを往復動(走行)させ、仕
立ユニツト18により順次所定の仕立を施工して行く。前
記巻取紙1の作動によって変動するシート繰出し長さは
ダンサロール5の移動に伴うシート経路距離を可変する
事によって吸収される。又、仕立時に於ける紙のタルミ
防止、及び張り過ぎに対する張力調整も前記繰り出し長
さの変動吸収と同様ダンサーバー5にて行う事ができ
る。ダンサーバー5は自重と紙のテンシヨンのみで動か
しても良いし、シリンダ等手段を介して所定の作用力を
付加しても良い。これらダンサーバー5の制御方法とし
ては種々多様なものがある。上記シートの往復走行によ
ってサイド粘着テープ10、先端テープ11の貼付及び所定
位置での切断が完了した巻取紙先端は、前記従来技術の
項で述べたものと同様に、巻取紙1に回転可能に当接し
た押さえロール12によって押え付けられた状態で、巻取
紙側に巻取られ、中央タブ13によって巻取紙側に貼着固
定される。一方仕立完了に伴って切断された不要紙は、
前記表皮層紙と共に排紙用巻取装置4に巻取られて、装
置外へ排出処理される。
〔考案の効果〕
本考案は、水平に支承した新巻取紙を繰出し、シート先
端に所要の仕立てを行う仕立装置において、巻取紙繰出
し部の下方に、仕立ユニツト類、ピンチバーおよび排紙
用巻取装置をこの順序に配置し、前記仕立ユニツト類と
ピンチバーの間に、シートの走行面に交叉する方向に移
動可能なダンサーバーを設け、シートを上下方向に往復
移動させて所要の仕立てを行うように構成したことによ
り、次の効果を有する。
(1)従来の仕立テーブルが不要になり、機長が短縮で
き、構造が簡素になる為、コンパクトな装置にできる。
(2)上記(1)項により、重量が軽減でき、関連して
製造原価の低減が図れる。
(3)巻取紙の繰り出し速度と排紙側巻取り速度との差
異をダンサーバーの動きで吸収出来るので、紙切れ、紙
タルミ等トラブルがなくなり、制御が簡単になる。
(4)シートに対する張力をダンサーバーの作用によっ
て任意に付加できるので、別途テンシヨン機構を設ける
必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案巻取紙自動仕立装置の第1実施例の構成
説明図で、(a)は斜視図、(b)は(a)図中に於け
るX−X矢視図。第2図は本考案の第2実施例の概略側
面図、第3図は本考案の第3実施例の概略側面図、第4
図は従来型巻取紙自動仕立装置の概略構成説明図。第5
図は巻取紙先端部に施工した仕立状態の説明図である。 1……巻取紙、3……ピンチバー 4……排紙用巻取装置、5……ダンサーバー 18……仕立ユニツト類、P……巻取紙繰出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−192653(JP,A) 実開 平1−140371(JP,U) 実開 昭57−169748(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に支承した新巻取紙を繰出し、シート
    先端に所要の仕立てを行う仕立装置において、巻取紙繰
    出し部の下方に、仕立ユニツト類、ピンチバーおよび排
    紙用巻取装置をこの順序に配置し、前記仕立ユニツト類
    とピンチバーの間に、シートの走行面に交叉する方向に
    移動可能なダンサーバーを設け、シートを上下方向に往
    復移動させて所要の仕立てを行うように構成したことを
    特徴とする巻取紙自動仕立装置。
JP1052590U 1990-02-07 1990-02-07 巻取紙自動仕立装置 Expired - Lifetime JPH0756277Y2 (ja)

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JPH03102550U JPH03102550U (ja) 1991-10-24
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JP2019156506A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 理想科学工業株式会社 ウェブ張力調整装置及びウェブ巻取装置

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