JP4043610B2 - 注出口付きパウチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注出口を装着したパウチであって、特に注出口成形突起部による破袋のおそれのないパウチに関する。
【0002】
【従来の技術】
注出口付きパウチにおいては、予め、例えば図7(b)に示すような注出口1′を装着するには、前記注出口1′をとりつける辺を未シール状態として製袋されたパウチの前記未シール状態の辺を開き、前記注出口1′を挿入して、注出口の接着基部4′において、パウチの外方から加熱圧着することによって、注出口1′をパウチ2′に熱融着する。前記接着基部は、接着が確実にできるように、底面視において、シャトル状としている。また、パウチと注出口の前記接着基部との接着面積を多くして、より確実な溶着とするために、図7(b)及び図7(c)に示すように、正面視の状態での角隅部は、殆ど直角のままであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、パウチ2′の辺の2枚のフィルム間に前記注出口の接着基部を挿入し、前記フィルムの外面から加熱加圧して前記接着基部とパウチ内面とを熱融着すると、図7(d)に示すように、接着基部4′の角隅部が軟化溶融して、特に、前記接着基部の角隅部における溶融した樹脂が、パウチのフィルム間に流れだして、突起状態となることがある。前記突起状態となった溶融樹脂は、加熱加圧が終了すると冷却固化した突起(以下、溶融突起と記載する)となる。該溶融突起部Kは、ときには、鋭角な先端部を形成する。
内容物、特に液状内容物を充填して密封した注出口付きパウチP′として、流通させた場合に、輸送中に受ける振動、衝撃等によって、前記溶融突起部Kがパウチ2′の内面に連続して、また瞬間的に接触または突き刺してパウチを損傷し、最悪の場合には、前記溶融突起部Kが接触する部分のパウチ2′にピンホールを生ぜしめ、さらに、より大きい孔となることがある。また、落下衝撃により、溶融突起部Kがパウチ2′に突き刺さって、突き刺し孔となることがある。前記のようにして、パウチに貫通孔が形成されることにより、内容物の漏れを引き起こすことがあった。
また、パウチ2′に注出口1′を装着する際に、注出口1′をパウチの未シール部に挿入する際に接着基部4′の角隅部がパウチ2′の端縁部に引っ掛かることがあった。
また、従来技術による種々の注出口付きパウチにおいては、ジュース等を、前記注出口から吸飲する際、その途中でパウチの内面同士が密着して、いわゆる閉塞状態となり、連続して吸飲ができなくなる場合があった。
そこで、本発明における課題は、パウチへの注出口の装着が安定してでき、かつ、注出口によるパウチの損傷のおそれがなく、また、パウチ内の内容物を吸飲する際にパウチが閉塞状態にならない注出口付きパウチを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。すなわち、請求項1に記載した発明は、少なくとも、パウチの外側に伸びて内容物の流入及び流出を行う筒部と、該筒部に連接して形成されてパウチを形成するフィルム同士の内面縁部に溶着される接着基部を有する注出口を備えた注出口付きパウチであって、前記接着基部の下側角隅部が、半径 1.0 5.0mm 曲線部で形成されると共に、前記注出口が、前記接着基部に連接して形成されてパウチの内側に伸びる閉塞防止リブを有し、更に、前記注出口が、前記下側角隅部から前記閉塞防止リブにかけて形成された三角板形のテーパー状のリブを有することを特徴とする注出口付きパウチからなる。
また、請求項2に記載した発明は、少なくとも、パウチの外側に伸びて内容物の流入及び流出を行う筒部と、該筒部に連接して形成されてパウチを形成するフィルム同士の内面縁部に溶着される接着基部とを有する注出口を備えた注出口付きパウチであって、前記接着基部の下側角隅部が、長さ 1.0 5.0mm の直線状の面取り部で形成されると共に、前記注出口が、前記接着基部に連接して形成されてパウチの内側に伸びる閉塞防止リブを有し、更に、前記注出口が、前記下側角隅部から前記閉塞防止リブにかけて形成された三角板形のテーパー状のリブを有することを特徴とする注出口付きパウチからなる
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、ジュース等を収納し、使用者が注出口に口をつけて内容物を吸飲するタイプの注出口付きパウチであって、前記注出口に生成する溶融突起によるパウチの損傷を防止し、注出口のパウチへの装着性を良くし、さらに、内容物の吸飲性のよい注出口付きパウチを提供するものであり、以下、図面等を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の注出口付きパウチの実施例を示す、(a)注出口付きパウチの斜視図、(b)パウチに装着する前の注出口を示す斜視図、(c)Y1 部の拡大図、(d)注出口の底面図、(e)X1 −X1 部の断面図である。図2は、本発明の注出口付きパウチの別の実施例を示す、(a)注出口付きパウチの斜視図、(b)Y2 部の拡大図である。図3は、本発明の注出口パウチの実施例を示す注出口の部分図で、接着基部から閉塞防止リブにかけて設けたテーパー状のリブの説明図である。図4は、図1の注出口付きパウチの注出口及びキャップの斜視図、(b)キャップの一部断面を含む正面図、(c)Y2 部拡大図である。
図5は、注出口筒部とキャップとのシュリンクについての説明図である。図6は、本発明の注出口付きパウチにおける材質を説明するフィルム断面図である。
【0006】
本発明の注出口付きパウチは、図1(a)に示すように、パウチ2の一辺に注出口を装着してなるパウチであって、注出口に嵌着したキャップを除去して、露出した注出口の開口部から内容物を取り出すものであって、前記開口部に口をつけて内容物を吸飲することが多い。
注出口の装着は、パウチの周縁部の内面と注出口の接着基部4の接着面とを合わせ、加熱材をパウチ2の両外側より当接してシャトル形状の接着基部4にパウチ2を加熱接着する。
【0007】
前記接着基部4は、パウチの内側にあって辺縁部に対し、2辺間に挟着されるところであり、図1(d)に示すように底面視において、シャトル形状をなすもので、注出口筒部5aの下方への接着基部4の両側の接着面が形成されており、この接着面はそれぞれの両端部が細長の舟形状のフランジ部3aの下部において、接着部として接続している。
パウチと接着する接着基部bを、底面視においてシャトル形状としたことにより、注出口とパウチの接着が確実となる。
【0008】
しかし、従来の形状の接着基部においては、前述のように、その角隅部が殆ど直角であった。注出口をパウチに装着する際の加熱材の加圧により、接着基部の角隅部の樹脂が溶融して、注出口をパウチに装着後に前記接着基部の角隅部から突き出した状態の溶融突起部Kを生成する。該溶融突起部Kは、パウチに内容物を充填して、包装体として、流通の段階において、パウチの内面に接触してこれを損傷し、ピンホールの発生あるいはより大きな貫通孔を発生させる要因となっていた。
【0009】
本発明者らは、このような、溶融突起によるピンホールまたは貫通孔の発生に対する防止方法について鋭意研究実験を重ねた結果、図1(b)、図1(c)に示すように、注出口の接着基部4の角隅部に半径1.0 〜5.0mm の曲線部(以下、丸みと記載する)Mをつけることにより、注出口を熱融着する際の溶融突起の生成を防止でき、その結果、ピンホールまたは貫通孔の発生を防ぐことが可能であり、また、パウチ2への注出口装着の際の挿入時のパウチ2の端縁部への引っ掛かりも解消できた。
前記丸みMの半径が1.0mm 未満であると、溶融突起の発生が防止できなくなり、また、前記半径が5.0mm を超える丸みを設けると、パウチと注出口との溶着面積が減少し、溶着不良のおそれがある。
【0010】
また、図3(a)乃至図3(c)に示すように、前記接着基部4に設けた丸みMまたは面取り部Cから閉塞リブ8にかけてテーパー状のリブ10を設けることによって、パウチの2辺間に注出口を挿入し、熱融着により、注出口を取り付ける工程において、注出口のパウチへの挿入時に前記接着基部4がパウチ端部に引っ掛かることがなくなった。前記テーパー状のリブ10は、パウチ内に注出口をスムーズに誘い込む効果を有し、その作業を安定したものとする。
【0011】
また、内容物を吸飲する際にパウチが閉塞して、内容物が吸飲できなくなる問題がある。それはパウチの内面同士が密着するいわゆる閉塞に対して、本発明の注出口付きパウチにおいては、、図1(b)に示すように、注出口の接着基部4に、パウチ2内に延長するリブ(以下、閉塞防止リブと記載する)8を設けることによって、最終的に、使用者により内容物が吸飲されるときに、パウチ2が閉塞状態にならないで最後まで吸引を可能となり、前記閉塞を防止することができた。
前記閉塞防止リブ8を注出口の接着基部bに一体に設ける場合は、接着基部4の下方に垂下させた4ケ所の延長板7からそれぞれの対面する延長板7に向かうリブにより相互に連架させ、該連架させたリブを下方に延長させることにより、閉塞防止リブ8として形成することができる。該閉塞防止リブ8の断面は、図1(e)に示すように十字状をなす。
【0012】
前記閉塞防止リブ8は、前記接着基部4と一体に成形される形状であっても良いし、また、注出口とは、別体として成形されたものであってもよい。
また、前記閉塞防止リブ8を注出口の接着基部4とは別体として設ける場合は、図示はしないが、接着基部4と接合できる構造を有する十字リブであればよく、その接合は、例えば、前記接着基部bの筒部内面に嵌合用の凹部を形成し、また、十字リブの接合部には、前記凹部に嵌合する凸部を形成すればよい。接着基部4と十字リブ8の接合は前記凹凸嵌合の他、接着基部4の筒部内面と十字リブ8との螺合であってもよく、本発明においてはその方法を限定しない。
閉塞防止リブの先端は、注出口を有するパウチ容器としてパウチに注出口を接着直後から、商品を充填し、流通、保管、そして消費されるまでの間、パウチを傷つけないために、その先端部9は図1(b)に示すように角丸とすることが望ましい。
また、閉塞防止リブ8のリブ幅は延長部全長にわたって同一である必要はなく、たとえば、先端にいくに従って幅狭となしたり、一部切り欠きが存在してもよい。
【0013】
また、前記丸みMの代わりに、注出口の接着基部4の角隅部に図2(a)または図2(a)に示すような、長さ1.0 〜5.0mm の面取りCをしてもよい。該面取りCをすることにより、前記丸みMを設けた場合と同じ効果を得ることができる。すなわち、溶融突起Kの生成を防止でき、その結果、ピンホールまたは貫通孔の発生を防ぐことが可能であり、また、パウチ2への注出口装着の際の挿入時のパウチの端縁部への引っ掛かりも解消できた。
前記面取り部Cの長さが1.0mm 未満であると、溶融突起Kの発生が防止できなくなり、また、前記長さが5.0mm を超える丸みを設けると、パウチと注出口との溶着面積が減少し、溶着不良のおそれがある。
【0014】
また、キャップ20は必要により、ピルファープルーフタイプとしてもよい。例えば、図4(b)および図2(c)に示すように、キャップ20の構造として、キャップ基体21と環状体22との間を分離帯23とし、該分離帯23内において、前記キャップ基体21と環状体22とを数カ所の連結部24により連結する構造のものである。キャップを回転して締めつけて密封させる際には、分離帯の中に設けた係止片25及び26は、注出口にキャップ20を締める際に、前記連結部24が破壊しないように締めつけ力を伝達する。そして、締めつけの最終段階において、環状体21のラチェット27rが注出口のラチェット28rを乗り越える構造である。本キャップの開栓に際し、キャップ基体21を回転すると該連結部24が破壊されることによって、該キャップ基体21だけが、回転して、注出口の開口がなされる。この際、環状体22のアンダーカット27uが注出口のアンダーカット止め28uに嵌合し、また、前記両ラチェット部27r,28rの係止により、キャップ基体20の開栓時にも注出口1に固定された状態となり、キャップ基体21が前記環状体22と分離され、開栓されたキャップと認定できるものであり、いわゆるピルファープルーフキャップと称する構造のものである。
【0015】
また、本発明の注出口付きパウチPにおけるキャップは、通常の螺合式キャップとし、注出口部分をシュリンクフィルムにより、被覆して、バァージン性を示しても良い。例えば、図3(a)に示すように、筒状のシュリンクフィルム40をキャップ20と、注出口に設けた第3のフランジ部3cを含む位置に載置し(実際には、第2のフランジ3cの上に載置)、シュリンクトンネル内を通過させることによって、図3(c)に示すように、前記キャップ20が第3のフランジ部3cと熱収縮固定される。
このようにして、熱収縮固定されたキャップを開栓する際には、前記シュリンクフィルム40を破壊して取り除いてから、キャップ20を開栓するため、前記シュリンクフィルム40の破壊により、開栓されたことが視認可能である。
シュリンク包装をする目的は、キャップおよびその周辺が埃等により汚染されることを防止し、前記開栓された状態が視認できることにより、店頭において未開封であること、いわゆる、バージン性の目安となるものである。
【0016】
なお、本発明のシュリンクフィルム40としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどからなる、好ましくは延伸されたフィルムであり、予め、キャップ及び第2のフランジ3bの最大径よりも、僅かに大きな径の円筒状にシール(スリーブ)したものを、図3(a)のように注出口筒部5の前記第2のフランジ部3b上まで被覆し、シュリンクトンネル(加熱炉)を通過させてキャップ20と第2のフランジ3bとを固定する。
【0017】
次に、本発明の注出口付きパウチの注出口の構造についてその実施例を図面等を用いて、さらに詳細に説明する。
例えば、図2(a)に示すように、注出口1、細長の舟形状のフランジ部3aに対し、その一方側に、パウチ2本体の内側に取付けられる接着基部4、また他方側にパウチの外側にある注出口筒部からなるが、前記筒部の構造としては、第1のフランジ部3aと第2のフランジ部3bとの間及び第2のフランジ部3bと第3のフランジ部3cとの間は角筒5bとし、第3のフランジ部3cの上部は丸筒5aとする。前記角筒5aにすることにより、パウチに内容物を充填する工程において、パウチの位置規制を確実にすることが出来る。また、第3のフランジ部3cの上部を丸筒としてキャップとの螺合による密封を可能とするが、前記丸筒部と、キャップの側壁内側とに相互に螺合する螺子を設ける。
【0018】
前記螺子6には、図2(a)に示すように注出口筒部5aの軸方向に平行な切り欠きFを設けることができる。このような切り欠きFを設ける目的は内容物を充填する工程において、注出口部を洗浄するケースがあるが、洗浄水等が前記螺子6によって流れず螺子部に滞留することがあったが、この切り欠きFによって、洗浄水が滞留することなく流れるため、前記注出口部の洗浄が効率よく行えるようになった。
【0019】
注出口1とキャップ20とは別体からなるもので、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン等にて射出成形されたものである。注出口1の成形材料としては、パウチ2の内面と熱接着可能な材質であり、また、キャップ20を注出口1に螺着したとき、より緊密性を得ることができるものを選択することが望ましい。たとえば、注出口1には、低密度ポリエチレンを用い、キャップ20には中密度ポリエチレンあるいはポリプロピレンを用いることができる。
低密度ポリエチレンは、前記中密度、高密度ポリエチレンまたはポリプロピレンよりも剛性が低いため、前記螺着においては、前記の材質の組み合わせのように、剛性の程度の差を利用することによって緊密な巻締めが容易にできる。注出口とキャップとに用いる成形材料を前記の逆にしても前記と同様に緊密な巻締めをすることができる。
【0020】
本発明のパウチ用注出口1を装着するパウチ2の材質及び形状は、内容物の種類、或いは容量等により設計される。本発明のパウチ用注出口を適用するパウチは、使用者が注出口1に口をつけて吸飲するタイプで、収納する内容物の量としては、100 〜500 グラム、最もよく計画される内容量は、200 〜300 グラムである。
また、パウチ2の形状としては、一般的に前記スタンド型やガセット型が多用され、それらの材質は、紙、プラスチックフィルム、金属箔等の素材、また、これらの素材に物性改良の目的で、他の素材を塗布し、蒸着等による加工を施し、または施されたものを用い、それぞれの単体あるいはこれらを積層した材料が用いられる。
【0021】
基本的なパウチの材質構成としては、図4に示すように、基材層31、内容物保護のためのバリヤー性を有するフィルム等からなる中間層33、そして、ヒートシーラント32層から構成されることが多い。
前記各層の間には、接着剤、アンカーコート剤、熱接着性樹脂などからなる接着層34,35を設けてもよい。
【0022】
基材層31としては、印刷適性、強度、耐熱性等を有する素材から選択され、各種薄紙、あるいは、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の樹脂を製膜して得られる無延伸または延伸フィルムを用いることができるが、好ましくは前記樹脂を2軸延伸したフィルムである。
【0023】
本発明の注出口付きパウチPのパウチ2の積層体30に中間層33を設ける目的は、内容物の保存性のために、ガスバリアー性、遮光性を付与すること、また、パウチの落下衝撃に耐える強度を付与すること等であり、例えば、前記、バリアー性を付与するためには、ポリビニルアルコール樹脂を製膜してなるフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体のけん化物からなる樹脂を製膜してなるフィルム等のバリアーフィルム、アルミニウム等の金属箔や前記各種のフィルムに塩化ビニリデン等の防湿コートを施したもの、または、バリアー材として別のフィルムとせず、基材フィルムに直接に金属単体あるいは珪素やアルミニウム等の酸化物等を蒸着したフィルムを用いてもよい。
また、前記遮光性は、アルミ箔、アルミ蒸着フィルム等を用いることができる。強度を向上させるフィルムとしては、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート等のフィルムをほ積層することができる。
【0024】
また、ヒートシーラント層32としては、内容物の味覚等に支障を及ぼすおそれがなく、パウチとしての必要強度を有する材質を選定する。例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン触媒を用いて重合したポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を挙げることができる。
ただし、ヒートシール層を構成する材質は、パウチの組立のためのヒートシールであるとともに、注出口の接着面への熱接着可能な材質であることが必要であり、注出口の材質選定の際に相互接着性を確認する必要がある。
【0025】
本発明は、前述のようにスタンド型、ガセット型等のパウチ等、または平パウチ等の辺縁部、角隅部をカットした部分に対し、パウチの2辺間に挟着されるキャップ付き注出口である。
【0026】
前記舟形状の第1のフランジ部3aの一方側には、注出口1をパウチ2に装着したときパウチ2の外側になる注出口筒部5を設け、該注出口筒部5の中間部に第2のフランジ部3bを設ける。該第2のフランジ部3bの辺面は、前記舟形状のフランジ部の両側辺面と平行する辺面とする。また、前記辺面に対して両側の円弧部分が例えば、多くの直線を連結した円弧状をなした形状でもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明の注出口付きパウチにおける、接着基部の角隅部に設けた丸みまたは面取り部、および、前記丸みまたは面取り部から閉塞防止リブにかけてテーパー状リブを設けたことにより、注出口をパウチに熱融着により装着する際に、注出口の接着基部の角隅部に生成していた溶融突起によるパウチの損傷がなくなり、また、前記注出口をパウチに装着する工程において、パウチの端部のフィルム間に前記接着基部を挿入する際の引っ掛かりが少なくなり、安定した作業が可能となった。
また、閉塞防止リブを設けることにより、内容物を吸飲する際にパウチの中間において、パウチの内面同士が密着して内容物が吸飲できなくなる現象が防止できるので、内容物を最後まで吸飲することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出口付きパウチの実施例を示す、(a)注出口付きパウチの斜視図、(b)パウチに装着する前の注出口を示す斜視図、(c)Y1 部の拡大図、(d)注出口の底面図、(e)X1 −X1 部の断面図
【図2】本発明の注出口付きパウチの別の実施例を示す、(a)注出口付きパウチの斜視図、(b)Y2 部の拡大図
【図3】本発明の注出口パウチの実施例を示す注出口の部分図で、接着基部から閉塞防止リブにかけて設けたテーパー状のリブの説明図
【図4】図1の注出口付きパウチの注出口及びキャップの斜視図、(b)キャップの一部断面を含む正面図、(c)Y2 部拡大図
【図5】注出口筒部とキャップとのシュリンクについての説明図
【図6】本発明の注出口付きパウチにおける材質を説明するフィルム断面図
【図7】従来技術による注出口付きパウチを示す、(a)斜視図、(b)注出口及びキャップの斜視図、(c)パウチと熱融着する前の注出口の正面図(パウチ部分は図示せず)、(d)パウチと熱融着後の注出口の正面図(パウチ部分は図示せず)
【符号の説明】
P 注出口付きパウチ
M 接着基部に設けた曲線部
C 接着基部に設けた面取り部
K 溶融突起部
F ねじ部の切欠部
1 注出口
2 パウチ
3 フランジ部(第1のフランジ部、第2のフランジ部、第3のフランジ部)
4 接着基部
5 筒部(丸筒部、角筒部)
6 螺子
7 延長板
8 閉塞防止リブ
9 閉塞防止リブの先端部
10 テーパー状リブ
20 キャップ
21 キャップ基体
22 環状体
23 分離帯
24 連結部
25,26 係止片
27r 環状帯ラチェット
27u アンダーカット
28r 注出口側ラチェット
28u アンダーカット止め
30 パウチを構成する積層体
31 基材層
32 ヒートシーラント層
33 中間層
34,35 接着層
36 インキ層
40 シュンクフィルム

Claims (2)

  1. 少なくとも、パウチの外側に伸びて内容物の流入及び流出を行う筒部と、該筒部に連接して形成されてパウチを形成するフィルム同士の内面縁部に溶着される接着基部を有する注出口を備えた注出口付きパウチであって、前記接着基部の下側角隅部が、半径 1.0 5.0mm 曲線部で形成されると共に、前記注出口が、前記接着基部に連接して形成されてパウチの内側に伸びる閉塞防止リブを有し、更に、前記注出口が、前記下側角隅部から前記閉塞防止リブにかけて形成された三角板形のテーパー状のリブを有することを特徴とする注出口付きパウチ。
  2. 少なくとも、パウチの外側に伸びて内容物の流入及び流出を行う筒部と、該筒部に連接して形成されてパウチを形成するフィルム同士の内面縁部に溶着される接着基部とを有する注出口を備えた注出口付きパウチであって、前記接着基部の下側角隅部が、長さ 1.0 5.0mm の直線状の面取り部で形成されると共に、前記注出口が、前記接着基部に連接して形成されてパウチの内側に伸びる閉塞防止リブを有し、更に、前記注出口が、前記下側角隅部から前記閉塞防止リブにかけて形成された三角板形のテーパー状のリブを有することを特徴とする注出口付きパウチ。
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