JP4659717B2 - 塗料用スパウト付きパウチ容器 - Google Patents

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本発明は、塗装機に用いる塗料の充填及び排出を繰り返し行うための塗料用スパウト付きパウチ容器に関するものである。
従来、自動車ボディなどの被塗装物を塗装する塗装システムにおいては、高品質な塗装が要求されるため、塗着効率や塗膜の平滑性などに優れた静電塗装機が用いられている。
静電塗装機では、静電塗装用水性塗料を霧化するための回転霧化頭が設けられており、その回転霧化頭に高電圧を印加することにより、回転霧化頭で霧化された塗料粒子が帯電されて静電塗装が行われる。この静電塗装機としては、塗料カートリッジを塗装機本体に装着して定量の塗料押出液(作動流体)を充填することにより、塗料カートリッジ内の塗料を押し出して回転霧化頭に供給し、塗装を行うようにした塗装機がある。
ところが、塗料供給系を流れる塗料を介して電流がリークするおそれがあるため、それを防止する絶縁対策が必要となる。この対策として、塗料が充填可能な塗料バッグ(パウチバッグ101など)を備えた塗料カートリッジ100(図5参照)を、塗装機本体に装着することが提案されている。この塗料カートリッジ100を用いれば、パウチバッグ101外への塗料漏れが完全に防止されるため、電流のリークを確実に防止することができる。この場合、塗料押出液を塗料カートリッジ100内に充填してパウチバッグ101内の塗料を押し出すことにより、パウチバッグ101が萎縮するとともに塗料が回転霧化頭に供給される。なお図5に示されるように、塗料カートリッジ100は、塗装機だけでなく、充填ステーションの一部を構成する塗料充填装置110(例えば、特許文献1参照)にも装着される。塗料充填装置110は、塗料カートリッジ100が装着された際に、パウチバッグ101内に塗料を充填し、パウチバッグ101を膨張させる。
また、塗料カートリッジ100には、塗料カートリッジ100内に対して塗料押出液を給排させる塗料押出液給排孔103aと、パウチバッグ101内に対して塗料を給排させる塗料給排孔102aとが設けられている。塗料押出液給排孔103aには、塗料カートリッジ100内に突出する塗料押出液移動管103が連結されている。一方、塗料給排孔102aには、平板状に形成された支柱102が連結されている。支柱102は、パウチバッグ101を内側から支持することでパウチバッグ101が倒れるのを防止するとともに、パウチバッグ101内の塗料を塗料給排孔102a側に案内するようになっている。
特開2000−176328号公報(図6等参照)
ところが、パウチバッグ101が萎縮した際に、パウチバッグ101の第1主面101bと第2主面101cとが互いに接触することがある(図5の破線部分参照)。この場合にパウチバッグ101が支柱102の外側面に張り付いてしまうと、支柱102によって塗料を塗料給排孔102a側に案内することが困難になり、ひいては、塗料をパウチバッグ101外に速やかに排出することが困難になる。その結果、塗装作業が途中であっても継続できなくなってしまう。この場合、再塗装を行って被塗装物の品質低下を防止することが必要になる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パウチバッグを支持できるとともに、パウチバッグ内に充填された塗料を確実に排出できる塗料用スパウト付きパウチ容器を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、塗装機に用いる塗料の充填及び排出を繰り返し行うためのスパウト付きパウチ容器であって、可撓性シート材料によって袋状に形成され、その内部に塗料が充填可能なパウチバッグと、前記パウチバッグの開口端側に設けられ、塗料充填時及び塗料排出時に前記塗料が通過する通路を有するスパウトと、前記パウチバッグよりも剛性の高い材料からなり、前記通路に連通した状態で前記スパウトに設けられ、かつその先端部が前記パウチバッグの内部に到っており、先端が開口されている中空状の支持体とを備え、前記支持体の外側面に、前記塗料を前記支持体の基端部方向へ案内する案内溝を設け、前記支持体の先端部及び基端部に、前記支持体の内外を連通する複数の透孔を設け、前記支持体の先端部に前記支持体よりも軟質な材料からなる保護部材を設け、前記パウチバッグの開口端から非開口端までの距離は、塗料充填時における前記パウチバッグの膨張に伴い短くなる一方、塗料排出時における前記パウチバッグの萎縮に伴い長くなるとともに、前記支持体の長さは、前記距離が最小になったときでも前記先端部が前記非開口端に接触しない程度の長さに設定され、前記支持体の先端部は、同支持体の他の部分の外径よりも小さい小径部となっており、前記保護部材の外径は、前記支持体における前記小径部以外の部分の外径よりも小さいことを特徴とする塗料用スパウト付きパウチ容器をその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明によると、パウチバッグよりも剛性の高い材料からなる支持体によって、パウチバッグが内側から支持され、パウチバッグの倒れが防止される。また、支持体は中空状であるため、塗料が透孔を介して支持体内に導かれ、スパウトを介して確実に外部に排出される。しかも、塗料排出時にパウチバッグが支持体に張り付いて先端部にある透孔が塞がれたとしても、支持体の基端部にある透孔から塗料を排出できる。一方、パウチバッグが支持体に張り付いて基端部にある透孔が塞がれたとしても、支持体の先端部にある透孔から塗料を排出できる。従って、パウチバッグ内に充填された塗料を確実に排出することができる。
さらに、塗料が排出されていき、残った塗料がパウチバッグの開口端側に溜まったとしても、支持体の基端部にある透孔から塗料を排出することができる。また、パウチバッグは、支持体の外側面に張り付いたとしても、案内溝の内側面にまでは張り付きにくい。ゆえに、パウチバッグが支持体に張り付いて先端部にある透孔が塞がれたとしても、支持体の先端部付近にある塗料が案内溝を介して支持体の基端部方向に案内されるため、基端部にある透孔から塗料を確実に排出できる。
ところで、本発明の支持体は、パウチバッグよりも剛性の高い材料からなるため、パウチバッグが接触した際にパウチバッグを傷付ける可能性がある。しかも、支持体は中空状であって、板状に形成する場合よりも大型化される傾向にあるため、パウチバッグが接触しやすい。そこで請求項に記載の発明では、パウチバッグが最も接触しやすい支持体の先端部に、軟質な材料からなる保護部材を設けている。このように構成すれば、パウチバッグが支持体に接触した際に、支持体の先端部がパウチバッグを傷付けにくくなる。
従って、請求項に記載の発明によると、パウチバッグ内に塗料が充填されて膨張している際に、支持体の先端部がパウチバッグの非開口端に接触しなくなるため、先端部にある透孔が塞がれることを防止できる。よって、支持体の先端部にある透孔から塗料を確実に排出できる。また、支持体の先端部が接触しにくくなるため、支持体の先端がパウチバッグを傷付けにくくなる。
請求項に記載の発明は、請求項において、前記案内溝内に、前記複数の透孔の少なくとも1つが配置されていることをその要旨とする。請求項に記載の発明によると、パウチバッグが支持体の外側面に張り付いたとしても、パウチバッグが案内溝内にある透孔を塞ぎにくくなるため、透孔を介して塗料を確実に排出できる。また、案内溝に誘導された塗料を、透孔を介してスムーズに排出できる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2において、前記支持体の外側面において塗料排出時に前記パウチバッグが接触しない位置に、前記案内溝を複数設けたことをその要旨とする。請求項に記載の発明によると、パウチバッグによって案内溝が塞がれなくなるため、塗料を支持体の基端部方向に確実に案内できる。しかも、案内溝内に透孔を配置すれば透孔が塞がれなくなるため、透孔を介して塗料をより確実に排出できる。
以上詳述したように、請求項1〜に記載の発明によると、パウチバッグを支持できるとともに、パウチバッグ内に充填された塗料を確実に排出できる塗料用スパウト付きパウチ容器を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
まず、塗装機1の構成について説明する。図1に示されるように、塗装機1は、塗装用ロボットのアーム2の先端に装着されている。塗装機本体3の正面には回転霧化頭4が回転可能に取り付けられている。なお、この回転霧化頭4には、図示しない高電圧発生器から高電圧が印加されるようになっている。即ち、塗装機1は、塗料を負に帯電し、自動車ボディなどの被塗装物をアースした状態で、塗装を行う静電塗装機である。
また、塗装機本体3の背面に設けられた装着部には、塗料が充填可能な塗料カートリッジ10が着脱可能に取り付けられている。この場合、塗料カートリッジ10内の塗料は、回転霧化頭4に対して供給されるようになっている。なお、塗料カートリッジ10は、図2に示される塗料充填システム20に対しても着脱可能に取り付けられる。この場合、塗料カートリッジ10には、塗料が充填されるようになっている。塗料充填システム20は、充填ステーションの一部を構成しており、塗料充填装置21などを備えている。また、塗料充填装置21にはカートリッジ取付部30が設けられ、カートリッジ取付部30の上面には塗料カートリッジ10が着脱可能に取り付けられる。この塗料カートリッジ10の取付時において、塗料充填装置21は、塗料タンク27内に溜められた塗料を、塗料ポンプ26を用いて塗料カートリッジ10内に導くことができる。
図1,図2に示されるように、塗料カートリッジ10が備えるカートリッジ本体11は、耐溶剤性の樹脂からなり、本体部11a及びカートリッジベース11cなどから構成されている。本体部11aは、透明な樹脂材料によって形成されており、両端にて開口するとともに、一方の開口部分が蓋部11bによって塞がれている。また、カートリッジベース11cは、塗装機本体3の装着部、及び、カートリッジ取付部30に接続可能になっている。カートリッジベース11cには本体部11aが取り付けられており、これにより本体部11aの他方の開口部分が塞がれている。
図1〜図3に示されるように、カートリッジ本体11内には、塗料用スパウト付きパウチ容器31(以下、「パウチ容器31」という)が設けられている。パウチ容器31は、前記塗装機1及び前記塗料充填システム20にて用いられる塗料の充填及び排出を繰り返し行うためのものである。パウチ容器31は、内部に塗料が充填可能なパウチバッグ32と、パウチバッグ32の開口端32a側に設けられたスパウト33とからなっている。パウチバッグ32は、透明な可撓性シート材料(樹脂フィルム)によって形成されており、樹脂フィルムを重ねた状態でその端縁をヒートシールすることによって袋状に形成されている。そして、パウチバッグ32の非開口端32b側の外側面には、遮光性を有する塗料が塗布されている(遮光用塗装部32e)。パウチバッグ32は、カートリッジ本体11の内部領域を、塗料が充填される塗料室13と、塗料を塗料室13から押し出すための塗料押出液が給排される塗料押出液室14とに区画しており、塗料と塗料押出液との接触を防止するようになっている。なお本実施形態では、パウチバッグ32の内部が塗料室13となる。一方、スパウト33は、塗料充填時及び塗料排出時に塗料が通過する通路を有している。スパウト33は、カートリッジベース11c内に設けられた塗料ストップ弁11dに連結されている。ここで、本実施形態で用いられる塗料は、導電性を有する静電塗装用水性塗料であり、本実施形態で用いられる塗料押出液は、絶縁性を有する脂肪族炭化水素やナフテン系炭化水素などの油性透明液体である。
なお、図1〜図3に示されるパウチバッグ32は、塗料排出時において塗料押出液室14内に塗料押出液が充填された際に萎縮する。これに伴い、パウチバッグ32内(塗料室13内)の塗料がカートリッジ本体11の外部領域に押し出されるとともに、パウチバッグ32の開口端32aから非開口端32bまでの距離が長くなる(図3(a)参照)。また、パウチバッグ32が萎縮した際、パウチバッグ32において互いに反対側に位置する第1主面32c及び第2主面32dは、互いに接触しうるようになっている。一方、パウチバッグ32は、塗料室13内に塗料が充填された際(塗料充填時)に膨張する。これに伴い、縮小された塗料押出液室14内の塗料押出液がカートリッジ本体11の外部領域に押し出されるとともに、パウチバッグ32の開口端32aから非開口端32bまでの距離が短くなる(図3(b)参照)。
図2に示されるように、前記塗料充填システム20は、パウチバッグ32内の塗料充填状態(塗料の充填量)を検出する充填状態検出手段51と、充填状態検出手段51を制御する制御装置(図示略)とを備えている。充填状態検出手段51は、発光素子52及び受光素子53からなるフォトインタラプタである。発光素子52及び受光素子53は、カートリッジ本体11を挟んで前記本体部11aの外周側にて対向配置されている。発光素子52は、制御装置から出力された発光信号に基づいて発光するようになっている。受光素子53は、カートリッジ本体11を通過した発光素子52からの光を受光するようになっている。
なお、充填状態検出手段51は、発光素子52と受光素子53とをつなぐ光路K1上にパウチバッグ32の前記非開口端32b(具体的には前記遮光用塗装部32e)が存在するか否かを光学的に検知することにより、塗料の充填量を検出するようになっている。具体的に言うと、パウチバッグ32が萎縮している場合(図2参照)、光路K1上に非開口端32b(遮光用塗装部32e)が存在するため、受光素子53は発光素子52からの光を受光できない。一方、パウチバッグ32が膨張し、パウチバッグ32内への塗料の充填が完了した場合、光路K1上に非開口端32b(遮光用塗装部32e)が存在しなくなるため、受光素子53は発光素子52からの光を受光できるようになる。この場合、受光素子53は、制御装置に充填完了信号を出力する。また、制御装置は、受光素子53から出力された充填完了信号に基づいて、パウチバッグ32内とカートリッジ本体11の外部領域との間を連通しうる塗料移動経路上に設けられたバルブを、図示しないドライバ回路を介して閉状態に切り替え、パウチバッグ32内への塗料の充填を停止させる。
図1,図2に示されるように、カートリッジ本体11内には、前記塗料押出液室14とカートリッジ本体11の外部領域との間を連通しうる塗料押出液移動経路を構成する塗料押出液移動管15が設けられている。塗料押出液移動管15の先端は塗料押出液室14内にて開口し、塗料押出液移動管15の基端部は、カートリッジベース11c内に設けられた塗料押出液移動経路上の塗料押出液ストップ弁11eに連結されている。塗料押出液ストップ弁11eは、前記塗装機1または前記塗料充填システム20に取り付けられた際に開状態となり、塗装機1にも塗料充填システム20にも取り付けられていないときに閉状態となる。
また図1〜図4に示されるように、カートリッジ本体11内には、前記塗料移動経路を構成するフィードチューブ41(支持体)が設けられている。フィードチューブ41は、前記パウチバッグ32よりも剛性の高い材料(本実施形態ではポリアセタール樹脂:POM)によって管状(中空状)に形成されている。また、フィードチューブ41は、パウチバッグ32が萎縮した際にパウチバッグ32を内側から支持することにより、パウチバッグ32が倒れるのを防止するようになっている。フィードチューブ41の基端部は、前記スパウト33の通路に連通した状態でスパウト33に連結されている。一方、フィードチューブ41の先端部はパウチバッグ32の内部に到っており、フィードチューブ41の先端は開口されている。また、図3(b)に示されるように、フィードチューブ41の長さは、パウチバッグ32の前記開口端32aから前記非開口端32bまでの距離が最小になったときでも先端部が非開口端32bに接触しない程度の長さ(本実施形態では110mm)に設定されている。換言すると、フィードチューブ41の長さは、開口端32aから非開口端32bまでの距離が最大になった際のパウチバッグ32の高さの70%程度の長さに設定されている(図3(a)参照)。なお、開口端32aから非開口端32bまでの距離が最大になった場合、フィードチューブ41は、前記遮光用塗装部32eよりも開口端32a側に位置する。
図4(a)〜(c)に示されるように、フィードチューブ41の先端部は、同フィードチューブ41の他の部分の外径よりも小さい小径部41aとなっている。本実施形態のフィードチューブ41において、小径部41aの外径は5.6mmに設定されており、小径部41a以外の部分の外径は約7.35mmに設定されている。なお、フィードチューブ41の外径は、スパウト33の内径よりも小さくなっている。また、図3(a),(b)及び図4(c)に示されるように、小径部41aには、略円筒状をなす保護キャップ61(保護部材)が取り付けられている。保護キャップ61は、フィードチューブ41よりも軟質な材料(ポレオレフィン系樹脂:PN)によって形成されている。さらに、保護キャップ61の内径(本実施形態では約5.0mm)は小径部41aの外径よりも小さくなっているため、保護キャップ61には小径部41aが圧入されている。一方、保護キャップ61の外径は、フィードチューブ41における小径部41a以外の部分の外径よりも小さくなっており、本実施形態では6.0mm程度に設定されている。従って、保護キャップ61の外径は、スパウト33の内径よりも小さくなっている。また、保護キャップ61の軸線方向の長さは、小径部41aの軸線方向の長さよりも1.2mm程度長くなっている。
図3,図4に示されるように、フィードチューブ41の外側面には一対の案内溝17が設けられている。両案内溝17は、パウチバッグ32内の塗料をフィードチューブ41の基端部方向へ案内するためのものである。案内溝17は、フィードチューブ41の基端部から先端部に亘って直線状に延びており、案内溝17の幅は、本実施形態において1.0mm程度に設定されている。ところで、パウチバッグ32が萎縮すると、前記第1主面32c及び前記第2主面32dは、互いに接触するとともに、フィードチューブ41の外側面に密着する。このとき、第1主面32c及び第2主面32dの接触部分とフィードチューブ41との間には隙間が生じる。この隙間は、フィードチューブ41の中心軸線を介して互いに反対側に位置している。そこで本実施形態では、フィードチューブ41の外側面においてそれぞれの隙間に対応する位置に、案内溝17を設けている。即ち、両案内溝17を、フィードチューブ41を介して互いに反対側に配置している。このようにすれば、パウチバッグ32がフィードチューブ41の外側面に張り付いた際に、案内溝17が塞がれにくくなる。
図3,図4に示されるように、フィードチューブ41には、同フィードチューブ41の内外を連通する透孔42,43a,43bが合計で5つ設けられている。具体的に言うと、透孔42は、フィードチューブ41(小径部41a)の先端開口部であり、パウチバッグ32の前記非開口端32b付近に位置している。透孔43aは、フィードチューブ41の先端部(小径部41aの近傍)にて一対設けられており、両透孔43aはフィードチューブ41の中心軸線を介して対向配置されている。また、透孔43bは、フィードチューブ41の基端部にて一対設けられており、両透孔43bはフィードチューブ41の中心軸線を介して対向配置されている。なお、各透孔43a,43bは、フィードチューブ41の径方向に貫通しており、案内溝17内にそれぞれ配置されている。従って、各透孔43a,43bは、フィードチューブ41の外側面において上記の隙間に対応する位置にそれぞれ設けられている。また、各透孔43a,43bは、案内溝17の延びる方向に沿って長い長孔となっている。本実施形態において、各透孔43a,43bの幅は案内溝17の幅と同じく1.0mm程度に設定され、各透孔43a,43bの長さは4.0mmに設定されている。
次に、上記実施形態の塗装機1を用いた塗装方法を説明する。
まず、塗装機1の塗装機本体3に、図示しない各種オペレートエア配管、排気管、電源ケーブルを接続する。そして、この塗装機1を塗装用ロボットのアーム2の先端に装着する。そして、パウチバッグ32に塗料が充填された塗料カートリッジ10を塗装機本体3に取り付ける。塗料カートリッジ10が塗装機1に取り付けられると、塗料カートリッジ10の塗料押出液室14内には別の駆動源によって塗料押出液が供給される。それに伴い、パウチバッグ32が萎縮してパウチバッグ32内の塗料が押し出される。そして、押し出された塗料が回転霧化頭4より吐出され、塗装が実施される。
なお、パウチバッグ32内には、補強材となるフィードチューブ41が挿入され、フィードチューブ41の基端部は、パウチバッグ32の開口端32a側に設けられたスパウト33に連結されている。このため、塗料押出液の液圧がパウチバッグ32に作用した際に、パウチバッグ32の第1主面32cと第2主面32dとがフィードチューブ41の外側面に密着するように萎縮する。これにより、パウチバッグ32は、新たな折り目や皺を生じさせずに綺麗に潰れ、塗料も無駄なく押し出される。
また、パウチバッグ32が萎縮するのに伴い、パウチバッグ32内の塗料は、フィードチューブ41に設けられた透孔42,43a,43bを介してフィードチューブ41内に導かれ、前記回転霧化頭4に導かれる。なお、透孔42,43aはフィードチューブ41の先端部に配置される一方、透孔43bはフィードチューブ41の基端部に配置されている。このため、パウチバッグ32内の非開口端32b付近にある塗料は、透孔42,43aを介してフィードチューブ41内に導かれる。一方、パウチバッグ32内の開口端32a付近に溜まっている塗料は、透孔43bを介してフィードチューブ41内に導かれる。これにより、パウチバッグ32内に充填された塗料が確実に排出される。
ところが、パウチバッグ32がフィードチューブ41の外側面に張り付いて、例えば透孔42が塞がれてしまうことがある。この場合、パウチバッグ32内の非開口端32b付近にある塗料は、フィードチューブ41の外側面に形成された案内溝17に流れ、案内溝17内を通過してフィードチューブ41の基端部方向に案内される。そして、案内溝17内を通過する塗料は、案内溝17内に配置されている透孔43a,43bを介してフィードチューブ41内に導かれる。従って、パウチバッグ32がフィードチューブ41の外側面に密着したとしても、パウチバッグ32内に充填された塗料は確実に排出される。
その後、パウチバッグ32内の塗料がなくなると、塗料カートリッジ10は、塗装機1から取り外されて塗料充填装置21のカートリッジ取付部30に取り付けられる。この状態において、塗料タンク27内の塗料が、塗料ポンプ26によってパウチバッグ32内に充填される。そして、塗料の充填が完了すると、塗料カートリッジ10は、再度塗装機1に取り付けられて、塗装が実施される。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のパウチ容器31によれば、パウチバッグ32よりも剛性の高い材料からなるフィードチューブ41によって、パウチバッグ32が内側から支持され、パウチバッグ32の倒れが防止される。また、フィードチューブ41は中空状であるため、塗料が透孔42,43a,43bを介してフィードチューブ41内に導かれ、スパウト33を介して確実に外部に排出される。しかも、塗料排出時にパウチバッグ32がフィードチューブ41に張り付いて先端部にある透孔42,43aが塞がれたとしても、フィードチューブ41の基端部にある透孔43bから塗料を排出できる。一方、パウチバッグ32がフィードチューブ41に張り付いて基端部にある透孔43bが塞がれたとしても、フィードチューブ41の先端部にある透孔42,43aから塗料を排出できる。従って、パウチバッグ32内に充填された塗料を確実に排出することができる。
さらに、塗料が排出されていき、残った塗料がパウチバッグ32の開口端32a側に溜まったとしても、フィードチューブ41の基端部にある透孔43bから塗料を排出することができる。また、パウチバッグ32は、フィードチューブ41の外側面に張り付いたとしても、案内溝17の内側面にまでは張り付きにくい。ゆえに、パウチバッグ32がフィードチューブ41に張り付いて先端部にある透孔42が塞がれたとしても、フィードチューブ41の先端部付近にある塗料が案内溝17を介してフィードチューブ41の基端部方向に案内されるため、基端部にある透孔43bから塗料を確実に排出できる。
(2)本実施形態では、フィードチューブ41が複数の透孔42,43a,43bを備えるため、塗料を複数個所から抜くことができる。また、どの透孔42,43a,43bからでも、塗料をパウチバッグ32内に充填することができる。
(3)本実施形態の各透孔43a,43bは、案内溝17の延びる方向に沿って長い長孔である。これにより、幅の狭い案内溝17内に透孔43a,43bを配置したとしても透孔43a,43bの開口面積を稼げるため、透孔43a,43bを介して多くの塗料を排出できる。
(4)ところで、パウチ容器31は、スパウト33を介してフィードチューブ41をパウチバッグ32内に挿入することにより、組み立てられる。このため、本実施形態のフィードチューブ41及び保護キャップ61の外径は、スパウト33の内径よりも小さくなっている。ゆえに、パウチバッグ32に何ら加工を行わなくても、パウチバッグ32にフィードチューブ41を組み付けることができる。また、パウチバッグ32として市販品を用いることができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、フィードチューブ41の先端部に設けられている透孔42及び透孔43aのうち、いずれか一方を省略してもよい。
・上記実施形態において、透孔43aは、フィードチューブ41の先端部にて一対設けられていたが、少なくとも一方の透孔43aを省略してもよい。また、透孔43bは、フィードチューブ41の基端部にて一対設けられていたが、いずれか一方の透孔43bを省略してもよい。さらに、案内溝17は、フィードチューブ41の外側面にて一対設けられていたが、いずれか一方の案内溝17を省略してもよい。また、案内溝17の数を増やしてもよい。
・上記実施形態では、フィードチューブ41に5つの透孔42,43a,43bが設けられていたが、フィードチューブ41に6つ以上の透孔が設けられていてもよい。また上記実施形態では、フィードチューブ41の先端部及び基端部に透孔42,43a,43bが設けられていたが、それに加えてフィードチューブ41の中間部などに透孔が設けられていてもよい。上記のように透孔の数を増やすようにすれば、透孔の合計の開口面積が大きくなるため、各透孔を介してより多くの塗料を排出できる。また、パウチバッグ32がフィードチューブ41に張り付いた際に全ての透孔が塞がれる可能性が低くなる。
・上記実施形態では、略円筒状をなす保護キャップ61が保護部材として用いられていたが、保護キャップ61の一端を閉鎖したものを保護部材として用いてもよい。また、保護キャップ61は省略されていてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1乃至5のいずれか1項において、前記パウチバッグは、同パウチバッグの萎縮時に互いに接触する第1主面及び第2主面を有しており、前記第1主面及び前記第2主面の接触部分と前記支持体との間に生じた隙間に対応する位置に、前記複数の透孔の少なくとも1つを設けたことを特徴とする塗料用スパウト付きパウチ容器。
(2)請求項1乃至5のいずれか1項において、前記複数の透孔の少なくとも一対が、前記支持体の中心軸線を介して対向配置されていることを特徴とする塗料用スパウト付きパウチ容器。
(3)請求項1乃至5のいずれか1項において、前記複数の透孔の少なくとも1つは、前記案内溝の延びる方向に沿って長い長孔であることを特徴とする塗料用スパウト付きパウチ容器。
(4)請求項1または2において、前記パウチバッグの開口端から非開口端までの距離は、塗料充填時における前記パウチバッグの膨張に伴い短くなる一方、塗料排出時における前記パウチバッグの萎縮に伴い長くなるとともに、前記支持体の長さは、前記距離が最大になった際の前記パウチバッグの高さの60%以上80%以下の長さに設定されていることを特徴とする塗料用スパウト付きパウチ容器。
(5)請求項2において、前記保護部材の外径は、前記支持体の外径よりも小さいことを特徴とする塗料用スパウト付きパウチ容器。
本実施形態における塗装機を示す概略断面図。 本実施形態における塗料充填システムを示す構成図。 (a),(b)は、パウチ容器を示す全体斜視図。 (a)はフィードチューブの部分断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)はフィードチューブの要部断面図。 従来技術における塗料カートリッジなどを示す概略断面図。
符号の説明
1…塗装機
17…案内溝
31…塗料用スパウト付きパウチ容器(パウチ容器)
32…パウチバッグ
32a…パウチバッグの開口端
32b…パウチバッグの非開口端
33…スパウト
41…支持体としてのフィードチューブ
42,43a,43b…透孔
61…保護部材としての保護キャップ

Claims (3)

  1. 塗装機に用いる塗料の充填及び排出を繰り返し行うためのスパウト付きパウチ容器であって、
    可撓性シート材料によって袋状に形成され、その内部に塗料が充填可能なパウチバッグと、
    前記パウチバッグの開口端側に設けられ、塗料充填時及び塗料排出時に前記塗料が通過する通路を有するスパウトと、
    前記パウチバッグよりも剛性の高い材料からなり、前記通路に連通した状態で前記スパウトに設けられ、かつその先端部が前記パウチバッグの内部に到っており、先端が開口されている中空状の支持体とを備え、
    前記支持体の外側面に、前記塗料を前記支持体の基端部方向へ案内する案内溝を設け、前記支持体の先端部及び基端部に、前記支持体の内外を連通する複数の透孔を設け
    前記支持体の先端部に前記支持体よりも軟質な材料からなる保護部材を設け、
    前記パウチバッグの開口端から非開口端までの距離は、塗料充填時における前記パウチバッグの膨張に伴い短くなる一方、塗料排出時における前記パウチバッグの萎縮に伴い長くなるとともに、
    前記支持体の長さは、前記距離が最小になったときでも前記先端部が前記非開口端に接触しない程度の長さに設定され、
    前記支持体の先端部は、同支持体の他の部分の外径よりも小さい小径部となっており、
    前記保護部材の外径は、前記支持体における前記小径部以外の部分の外径よりも小さい
    ことを特徴とする塗料用スパウト付きパウチ容器。
  2. 前記案内溝内に、前記複数の透孔の少なくとも1つが配置されていることを特徴とする請求項に記載の塗料用スパウト付きパウチ容器。
  3. 前記支持体の外側面において塗料排出時に前記パウチバッグが接触しない位置に、前記案内溝を複数設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の塗料用スパウト付きパウチ容器。
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