JP4040353B2 - 遊技機及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機及びプログラム及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はメダルを大量に獲得するということだけを目的とし、特殊モードであるボーナスゲームモードに移行する権利が得やすい台を選択してゲームを行おうとするのが一般である。ボーナスゲームモードには例えばビッグボーナス(以下BBと記す)モードやレギュラーボーナス(以下RBと記す)モードなどがあり、特にBBモードは、RBモードに所定回数移行されるとともに、RBモードに移行される前に、小役の当選確率が高くなるRB導入ゲーム区間に移行されるため、短期間で大量のメダルを獲得することができる。
【0003】
なお、本明細書中ではパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、本明細書中では、電子抽選によって当選役に当たったことを当選、当選した当選役に対応したリール図柄を入賞有効ライン上に揃えることが可能な状態を内部入賞、内部入賞した当選役に対応したリール図柄が入賞有効ライン上に揃った状態を入賞とする。
【0004】
短期間で大量のメダルを獲得できる期待を抱かせることは、遊技者をスロットマシンに惹きつけるうえで重要な要素であり、近年、ボーナスゲームモードの他にメダルの大量獲得を期待できるゲームモードを設けるなど、遊技者の射幸心を煽るために様々な工夫がなされた機種が数多く提供されている。前記ゲームモードの1つとして、遊技者のストップボタンの操作を促すアシスト表示が行われるアシストタイム(以下ATと記す)モードが知られている。ATモードのゲームでは、所定の当選役が内部入賞したときに、例えば、3つのリールとは別個に設けられたサブリール、あるいは液晶パネルなどにより、入賞有効ライン上に停止させる絵柄やストップボタンの操作順序などが表示される。遊技者はこの表示に従ってストップボタンを操作すると、内部入賞している所定の当選役を入賞させやすくなるので、ATモード中はメダルを増やしやすくなる。ATモードは所定回数のゲームが行われるまで継続するので、ATモードが設けられた機種は、遊技者のメダル獲得への意欲を掻き立ててゲームへの興趣を盛り立てることができる。
【0005】
ATモードが設けられた機種では、BBモード終了後にATモードに移行されるものや、移行抽選に当選するとATモードに移行されるものなどがあり、ATモードが開始される契機は機種によって様々である。さらには、ATモードに複数回移行する権利が付与されるものも多く提供されている。移行抽選が行われるものでは、例えば、先ずATモードへ移行させる権利を付与するか否かの抽選が行われ、この抽選に当選するとATモードに移行させる回数も同時に決定される。ATモードに複数回移行する権利を付与された遊技者は、ATモードに複数回移行することで、大量のメダルを容易に獲得することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ATモードに複数回移行する権利を付与する機能を備えたスロットマシンにあっては、遊技者がATモードに複数回移行する権利を付与された場合であっても、1回のATモードが終了するごとに通常モードに移行されるため、再び通常モードからATモードへ移行する移行契機が成立するまで、遊技者は通常モードでのゲームを行わなければならず、1回のATモードにおけるゲームで獲得したメダルを、再びATモードに移行するまでに通常モードにおけるゲームで失ってしまうことがあった。これにより、ATモードに複数回移行する権利が付与されれば大量のメダルが獲得できるという遊技者の期待感が抑制され、結果的に遊技者に不利益感を与えてしまうことになっていた。
【0007】
本発明は、特殊モードにおいて、メダルの配当を得られる図柄か、あるいは、特定小役が高確率で当選する特別区間へ移行する権利を遊技者に付与するか否かを決定する抽選を行う契機となる図柄の、どちらの図柄を入賞させるかを遊技者が選択できる当選役を設け、特別区間へ移行する権利が付与されたときには、直ちに移行するか、あるいは特殊モードの終了を待って移行し、特殊モードへ再度移行するまで特別区間での遊技が継続されるようにすることで、興趣に富み、遊技者に不利益感を与えないようにする遊技機及びプログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技開始手段の操作により当選役を決定する当選役決定手段と、複数のリール毎に対応して設けられたリール停止操作手段の操作に応答して、前記当選役決定手段で決められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライン上に停止するように、対応するリールの停止制御を行うリール停止制御手段とを備え、通常モードと通常モードよりも遊技上での利得を獲得しやすくなる特殊モードでの遊技が行われる遊技機において、前記当選役のうち、利得が配当される第1図柄と、利得の配当がない第2図柄とから構成されるグループ当選役を設けるとともに、前記特殊モードでの遊技回数及び前記特殊モードへの移行回数を決定する特殊モード制御手段と、前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記リール停止操作手段の操作順序において、第1操作順序及び第2操作順序を抽選によって決定する操作順序決定手段と、前記特殊モードでの最後の遊技において、前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記第1操作順序と前記第2操作順序とを遊技者に報知する操作順序報知手段と、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が、前記第1操作順序または前記第2操作順序のいずれかと一致しているか否かを判定する操作順序判定手段と、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第1操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第1図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、あるいは、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第2操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第2図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、前記第2図柄が入賞した場合に、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与するか否かを抽選により決定し、決定に応じて、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与する移行権利付与手段とを設けたこと特徴とするものである。
【0009】
前記特定小役は、この特定小役を構成する図柄が入賞した場合に、次回の遊技を遊技媒体の投入なしに実行できるリプレイであってもよい。
【0010】
前記特殊モードへ再度移行することが決定されているときは、前記特殊モードへ再度移行するまでの間、前記特別区間が継続されることが好ましい。
【0011】
また、本発明のプログラムは、遊技開始手段の操作により当選役を決定する当選役決定手段と、複数のリール毎に対応して設けられたリール停止操作手段の操作に応答して、前記当選役決定手段で決められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライン上に停止するように、対応するリールの停止制御を行うリール停止制御手段とを備え、通常モードと通常モードよりも遊技上での利得を獲得しやすくなる特殊モードでの遊技が行われる遊技機に用いられるコンピュータのプログラムにおいて、前記当選役のうち、利得が配当される第1図柄と、利得の配当がない第2図柄とから構成されるグループ当選役を設けるとともに、前記特殊モードでの遊技回数及び前記特殊モードへの移行回数を決定する特殊モード制御手段と、前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記リール停止操作手段の操作順序において、第1操作順序及び第2操作順序を抽選によって決定する操作順序決定手段と、前記特殊モードでの最後の遊技において、前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記第1操作順序と前記第2操作順序とを遊技者に報知する操作順序報知手段と、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が、前記第1操作順序または前記第2操作順序のいずれかと一致しているか否かを判定する操作順序判定手段と、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第1操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第1図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、あるいは、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第2操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第2図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、前記第2図柄が入賞した場合に、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与するか否かを抽選により決定し、決定に応じて、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与する移行権利付与手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とするものである。
【0012】
さらに、本発明の記憶媒体は、上記のようなプログラムが記憶されるとともに、このプログラムをコンピュータで読み取ることのできることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明を用いたスロットマシンの外観斜視図を示す。スロットマシン2のゲームには、通常モード、BBモード、RBモード、ATモード及びリプレイタイム(以下RTと記す)モードが設定されている。さらに、スロットマシン2の当選役として、メダルの配当がある第1図柄と、メダルの配当が無い第2図柄とから構成されたグループ当選役が設けられている。なお、グループ当選役は、少なくとも1種類あれば良く、複数種類あっても良い。
【0016】
BBモードは、RBモードに3回移行されるか又はRBモードに移行される前に行われるRB導入ゲームが30回行われることで終了するモードである。RBモードは1枚がけの役物ゲームが8回入賞されるか又は12回行なわれることで終了するモードである。
【0017】
ATモードは、ゲームが25回行われることで終了するモードであり、ATモード中にグループ当選役が内部入賞した場合には、第1〜第3ストップボタン14a〜14cの操作順序を液晶画面10を用いて遊技者に報知し、遊技者が報知された操作順序通りに第1〜第3ストップボタン14a〜14cを操作することで、遊技者がグループ当選役を構成する図柄のいずれかを容易に入賞できるようにするモードである。なお、ATモードの終了条件であるゲームの回数は25回に限られず、また条件もゲーム回数に限らずに適宜決めて良い。また、ATモードの終了条件であるゲームの回数を複数種類用意して、ATモードに移行するごとに適宜選択して用いるようにしても良い。
【0018】
RTモードは、当選役の1つとして設けられた、次回のゲームをメダルの投入なしに行うことができるリプレイの当選確率が、所定回数のゲームで通常モードよりも高確率となって、遊技者はメダルの消費を抑えながらゲームを行うことが可能になる特別区間のことである。RTモードの終了条件は、ATモードに移行するか、またはゲームが所定回数(例えば15回)行われることである。
【0019】
スロットマシン2は、筐体3の前面扉4に3個の図柄表示窓5〜7が設けられ、各々の表示窓の奥に第1リール9a,第2リール9b及び第3リール9cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール9a〜9cの外周には様々な絵柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では対応する表示窓を通して1リール当たり3個の絵柄が観察される。これにより、各リールの絵柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。
【0020】
ゲームの開始に先立ってメダル投入口11から1枚のメダルを投入したときには中央横一本の入賞ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞ラインが有効化される。以下、有効化された入賞ラインを入賞有効ラインとする。また、メダルは50枚を限度に貯留(以下クレジットと記す)することが可能になっており、クレジットされているメダルの枚数は、クレジット枚数表示器12により表示される。なお、図柄表示窓5〜7から1リール当たり例えば4個ずつの図柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞有効ラインのほかに、各リール毎に図柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞有効ラインを設定することも可能である。
【0021】
筐体3の前面には液晶画面10が設けられている。液晶画面10は、後述する液晶画面コントローラ53(図2に図示)によって制御されている。ATモードのゲームでグループ当選役に当選したときに、第1〜第3リール9a〜9cの停止操作を行う順序を示す絵柄が液晶画面10に表示される。なお、液晶画面10に表示される絵柄は適宜の絵柄にすることが好ましく、絵柄に限らず、例えばマークや数字などにしても良い。また、液晶画面10には、グループ当選役に当選したことを表示したり、特定の当選役に当選したか否かの期待度を示す絵柄を表示するなど適宜の絵柄を表示して適宜報知を行うようにしても良い。さらに、液晶画面10を用いて、ATモードに限らずに様々な演出のための表示を行うようにしても良い。
【0022】
スロットマシン2の前面にあるメダル投入口11に、1〜3枚のメダルが投入され、ゲーム開始用のスタートレバー13が操作されると、第1〜第3リール9a〜9cは回転を始める。そして、第1〜第3ストップボタン14a〜14cが操作されることにより、各ボタンに対応した第1〜第3リール9a〜9cが個別に停止される。
【0023】
第1〜第3ストップボタン14a〜14cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態でゲームを行うときに操作される1枚ベットボタン15、2枚ベットボタン16、MAXベットボタン17、ペイアウトボタン18などの各種の操作ボタンが設けられている。
【0024】
筐体3の下部にはメダル受け皿19が設けられており、このメダル受け皿19には、ゲームで入賞が得られたときに払い出し口20から払い出される配当メダルが貯留される。
【0025】
図2に示すように、スロットマシン2の作動は基本的にCPU30及びメモリ31を含むマイクロコンピュータによって管制される。CPU30には制御部30aの他、後述する電子抽選部39、当選役決定部40、ゲーム数カウンタ41、AT制御部45、操作順序決定部50、操作順序判定部54、移行権利付与決定部55が設けられている。
【0026】
メダルセンサ32はメダル投入口11から投入された適正なメダルを検知し、制御部30aに入力する。メダル投入口11の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル払い出し口20よりメダル受け皿19に排出される。また、セレクタは不適切なタイミングでメダルの投入が行われたとき、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態でメダル投入口11に投入されたメダルについても、メダルセンサ32を経由させずにメダル受け皿19に排出する。
【0027】
なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ32で検知されること無くメダル受け皿19に排出される。クレジット機能のオン/オフはペイアウトボタン18の1プッシュ毎に切り替えられる。そして、クレジット機能がオン状態の時には4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ32で検知され、50枚を限度にスロットマシン2の内部にクレジットされる。クレジットされたメダルの枚数はクレジット枚数表示器17でデジタル表示される。クレジット機能を用いているときには、前述した1ベットボタン15や2ベットボタン16やMAXベットボタン17の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームが行われて、メダルの払い出しを伴う入賞が得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタン18を操作したときにクレジットされたメダルがメダル受け皿19に払い出される。
【0028】
1ベットボタン15及び2ベットボタン16及びMAXベットボタン17の内部にはセンサが設けられており、押下されたときには制御部30aに信号を入力する。制御部30aは、ゲームの開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ32からの検知信号か、または1ベットボタン15、2ベットボタン16、MAXベットボタン17のいずれかからの入力信号に基づいて計数し、これにより入賞有効ラインの有効化本数を決定する。また、ゲームの開始毎に投入されたメダルのベット枚数は制御部30aの内部に設けられたカウンタで積算して計数される。なお、クレジット枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
【0029】
スタートスイッチセンサ33は、スタートレバー13が操作されたときにオンとなり、ゲームスタート信号を制御部30aに入力する。そして、ゲームスタート信号が入力される毎に、ゲーム回数カウンタ41のカウント値が「1」だけインクリメントされる。したがって、ゲーム回数カウンタ41のカウント値を参照することによって、このスロットマシン2で実行されたゲームの回数を識別することができる。なお、スタートスイッチセンサ33から制御部30aに入力されたゲームスタート信号が有効とされるのは、メダルが投入されてからリールが回転を始めるまでの間に入力された場合のみである。
【0030】
ゲームスタート信号を受けると、制御部30aはメモリ31のROM領域に格納されたゲーム実行プログラムに基づいて第1〜第3リール9a〜9cを回転させるとともにゲームの処理を開始する。ゲーム実行プログラムにはBBモードの実行プログラムも含まれており、制御部30aはこれらの実行プログラムを読み出すことにより各モードでのゲームを実行する。
【0031】
各リールの駆動及び停止制御は、リール駆動コントローラ34によって行われる。それぞれのリールは個別のステッピングモータ35a〜35cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ35a〜35cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。なお、メモリ31のRAM領域はワーキングエリアとなっており、毎回のゲーム毎に利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
【0032】
ステッピングモータ35a〜35cは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、制御部30aにより駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール9a〜9cの回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部36a〜36cが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ37a〜37cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ37a〜37cによる検知信号は、リール毎のリセット信号として制御部30aに入力される。
【0033】
制御部30a内にはステッピングモータ35a〜35c毎にパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ35a〜35cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ37a〜37cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
【0034】
メモリ31のROM領域には図柄テーブルが格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リール毎にパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞有効ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
【0035】
第1〜第3ストップボタン14a〜14cの内部にはセンサが設けられており、第1〜第3ストップボタン14a〜14cが操作されたときに制御部30aにリール毎のストップ信号を入力する。スタートレバー13を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン14a〜14cの操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール9a〜9cの停止制御が開始される。即ち、第1〜第3ストップボタン14a〜14cはリール停止操作手段として機能する。
【0036】
第1〜第3リール9a〜9cの停止制御は、当選図柄4個分の範囲(引き込み範囲)内で行われ、例えば第1〜第3ストップボタン14a〜14cが操作されたときに、入賞有効ライン上に位置している当選図柄から連続する4個の当選図柄の中に、抽選で当選した当選役を構成する当選図柄が含まれている場合には、第1〜第3リール9a〜9cが停止するまでの時間が遅らせられ、当選役を構成する当選図柄が入賞有効ライン上に停止される。以上のように制御部30a及びリール駆動コントローラ34はリール停止制御手段として機能する。
【0037】
制御部30aは、ゲームスタート信号を受けて電子抽選部39を作動させる。電子抽選部39は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが開始される毎に1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部40に入力される。当選役決定部40では、入力された値に応じて現在実行されたゲームでどのような当選役を与えるかを決定する。このように電子抽選部39及び当選役決定部40は当選役決定手段として機能する。
【0038】
当選役決定部40には、乱数値をその大きさに応じてグループ分けした当選役抽選テーブルが複数種類設けられている。当選役抽選テーブルは、通常モードでのゲームでサンプリングされた乱数値が、BBモードに移行する権利を与えるBB、所定枚数のメダルの払い出しだけを行う小役当選図柄に対応する小役、メダルの投入なしに同じベット数で次回のゲームを行う権利を与えるリプレイ、配当メダルが割り当てられた第1図柄と、配当メダルが割り当てられていない第2図柄とから構成されたグループ当選役、一切当たりを発生させないハズレなどのいずれの図柄に属しているかの判定、即ち当選判定に用いられる。なお、グループ当選役の第1図柄及び第2図柄の態様は適宜決めて良い。また、小役当選図柄は複数種類あり、それぞれに配当メダルが割り当てられている。そして、サンプリングされた乱数値がいずれの当選図柄に属した値であるかによって当選の種類と図柄が決められる。また、当選役決定部40には、BBモードやRBモードやRTモードで用いられる当選役抽選テーブルも設けられている。当選役決定部40で当選判定が行われると、決定されたハズレ又は当選役の種類を示す当選役決定信号が制御部30aに入力される。
【0039】
メダルホッパー44は、当選役が入賞した際に、その当選役に対応する配当メダル数をメダル受け皿19に払い出し、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類毎に配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ31のROM領域に格納されており、制御部30aがこれを読み取ってメダルホッパー44を駆動する。
【0040】
AT制御部45は、制御部30aからの抽選開始信号を受けて、ATモードに移行するか否かの移行抽選を行い決定する。ATモードに移行することが決定された場合には、ATモードに移行する回数も抽選して決定される。ATモードに2回以上移行することが決定された場合には、1区間のATモードが終了後に再度ATモードに移行する条件も決定される。1区間のATモードが終了後に再度ATモードに移行する条件は、例えば、所定回数のゲームが行われることとしたり、所定の小役が当選することとするなど、適宜決めて良い。また、制御部30aがAT制御部45に抽選開始信号を送る契機は、例えば、当選役決定部40で所定の小役が当選したときとするなど、適宜決めて良い。
【0041】
操作順序決定部50は、当選役決定部40で、グループ当選役が決定された場合に制御部30aからの抽選開始信号を受けて、ストップボタンの操作順序のうち2通りの順序を抽選により決定する。このとき、決定された操作順序の一方を第1操作順序、他方を第2操作順序とする。操作順序決定部50には、操作順序抽選部51、操作順序抽選テーブル52が設けられている。操作順序抽選部51は乱数発生部及びサンプリング回路を含み、サンプリングされた乱数値を操作順序抽選テーブル52と参照して、第1操作順序及び第2操作順序を決定する。即ち、操作順序決定部50は操作順序決定手段として機能する。
【0042】
操作順序抽選テーブル52は、第1〜第3ストップボタン14a〜14cの操作順序が「第1→第2→第3ストップボタン」、「第1→第3→第2ストップボタン」、「第2→第1→第3ストップボタン」、「第2→第3→第1ストップボタン」、「第3→第2→第1ストップボタン」、「第3→第1→第2ストップボタン」の計6通りに振り分けられている。この操作順序抽選テーブル52では、振り分けられた6通りの操作順序に対する抽選確率は同一となるように設定されている。なお、6通りの操作順序に対する抽選確率は、同一でなくとも良く、適宜設定して良い。
【0043】
操作順序決定部50によって第1操作順序及び第2操作順序が決定されると、制御部30aは、第1操作順序及び第2操作順序が決定されたゲームがATモードにおけるゲームであるか否かと、ATモードに移行してから何ゲーム目であるかとを判断する。第1操作順序及び第2操作順序が決定されたゲームがATモードにおけるゲームで、且つ25ゲーム目であれば、制御部30aは、液晶画面コントローラ53を介して、液晶画面10に第1操作順序を示す絵柄と第2操作順序を示す絵柄の両方を表示する。第1操作順序及び第2操作順序が決定されたゲームがATモードにおけるゲームで、且つ1〜24ゲーム目であれば、制御部30aは、液晶画面コントローラ53を介して、液晶画面10に第1操作順序を示す絵柄を表示する。第1操作順序及び第2操作順序が決定されたゲームがATモードにおけるゲームでなければ、制御部30aは、第1操作順序を示す絵柄及び第2操作順序を示す絵柄のいずれも液晶画面10に表示しない。このように、制御部30a及び液晶画面コントローラ53及び液晶画面10は、操作順序報知手段として機能する。
【0044】
操作順序判定部54は、操作順序決定部50で決定された第1操作順序及び第2操作順序と、遊技者が行った第1〜第3ストップボタン14a〜14cの操作順序とを比較し、遊技者による操作順序が操作順序決定部50で決定された第1操作順序または第2操作順序と同一であるか否かの判定を行う。第1操作順序または第2操作順序が遊技者に報知されていたか否かの状態と、操作順序判定部54の判定結果に基づいて、制御部30aは第1〜第3リール9a〜9cの停止制御を行う。第1操作順序が遊技者に報知されており、且つ遊技者による操作順序が第1操作順序と同一であった場合、制御部30aは、第1図柄が入賞有効ライン上に揃うようにリールを停止させる。また、第2操作順序が遊技者に報知されており、且つ遊技者による操作順序が第2操作順序と同一であった場合、制御部30aは、第2図柄が入賞有効ライン上に揃うようにリールを停止させる。また、第1操作順序及び第2操作順序のいずれも遊技者に報知されておらず、または遊技者による操作順序が第1操作順序及び第2操作順序のいずれとも一致していない場合、制御部30aは、第1図柄及び第2図柄のいずれも入賞有効ライン上に揃わないようにリールを停止させる。このように制御部30aはリール停止制御変更手段としても機能する。
【0045】
移行権利付与決定部55は、移行権利付与抽選部56及び移行権利付与抽選テーブル57から構成されている。移行権利付与抽選部56は、第2図柄が入賞した場合に移行権利付与抽選テーブル57を用いて移行権利付与抽選を行い、RTモードへ移行する権利を遊技者に与えるか否かを決定する。移行権利付与抽選部56において移行権利付与抽選に当選すると、RTモードへ移行する権利が遊技者に与えられ、制御部30aは、ATモードが終了した次回のゲームからRTモードへ移行させる。このように、移行権利付与決定部55は移行権利付与手段として機能する。なお、AT制御部45によってATモードに複数回移行することが決定されており、且つATモードへの移行回数が尽くされていない場合には、ATモードへ再度移行されるまでRTモードは継続される。AT制御部45によって決定されたATモードに移行する回数が1回であるか、またはATモードへの移行回数が尽くされている場合には、RTモードでのゲームが15回行われるとRTモードは終了し通常モードに移行される。
【0046】
次に、上記のように構成されたスロットマシンの作用について図3及び図4のフローチャートに基づき説明する。なお、図3及び図4のフローチャートにはATモードに移行する場合のみを示す。先ず、ゲームは通常モードで開始される。通常モードにおいて所定の小役が当選すると、制御部30aからAT制御部45に抽選開始信号が送られる。AT制御部45で行われる移行抽選に当選すると、ATモードへ移行が行われる。また、このとき、ATモードに移行する回数も決定される。
【0047】
ATモードにおけるゲームでは、通常モードでのゲームと同じく、始めに、遊技者はスロットマシン2にメダルを投入して、スタートスイッチ13を操作する。スタートスイッチ13が操作されると、制御部30aは、電子抽選部39及び当選役決定部40によって当選役を抽選して決定する。
【0048】
当選した当選役がグループ当選役でないか、ハズレの場合には通常モードでのゲームと同じ処理が行われる。グループ当選役が当選した場合、制御部30aからの抽選開始信号を受けて、操作順序決定部50は第1操作順序及び第2操作順序を抽選して決定する。
【0049】
次に、制御部30aは、現在行われているゲームがATモードに移行してから25ゲーム目であるか否かを判定する。25ゲーム目のゲームである場合、制御部30aは、液晶画面コントローラ53を介して、第1操作順序を示す絵柄及び第2操作順序を示す絵柄の両方を液晶画面10に表示する。25ゲーム目のゲームでない場合、制御部30aは、液晶画面コントローラ53を介して、第1操作順序を示す絵柄のみを液晶画面10に表示する。
【0050】
第1〜第3リール9a〜9cが回転し、遊技者は第1〜第3ストップボタン14a〜14cを任意の順に操作して、第1〜第3ストップボタン14a〜14cのそれぞれに対応した第1〜第3リール9a〜9cを停止させる。このとき、操作順序判定部54によって、遊技者が行った第1〜第3ストップボタン14a〜14cの操作順序と、第1操作順序及び第2操作順序との比較判定が行われる。
【0051】
操作順序判定部54による判定の結果、遊技者が行った操作順序が第1操作順序と同一であった場合、制御部30aは、第1図柄が入賞有効ライン上に揃うようにリールを停止させる。そして、第1図柄が入賞したことに応じて配当メダルが払い出される。操作順序判定部54による判定の結果、遊技者が行った操作順序が第1操作順序及び第2操作順序のいずれとも一致していなかった場合、制御部30aは、第1図柄及び第2図柄のいずれも入賞有効ライン上に揃わないようにリールを停止させ、即ちハズレとする。
【0052】
操作順序判定部54による判定の結果、遊技者が行った操作順序が第2操作順序と同一であった場合、制御部30aは、第2操作順序が遊技者に報知されたか否かを判断し、第2操作順序の報知が行われていた場合には第2図柄が入賞有効ライン上に揃うようにリールを停止させる。第2操作順序が遊技者に報知されていなかった場合、遊技者が行った操作順序が第2操作順序と同一であっても、制御部30aは、第2図柄が入賞有効ライン上に揃わないようにリールを停止させ、即ちハズレとする。
【0053】
第2図柄が入賞した場合、移行権利付与決定部55は、RTモードへ移行する権利を遊技者に与えるか否かを抽選して決定する。移行権利付与抽選部56において移行権利付与抽選に当選すると、RTモードへ移行する権利が遊技者に与えられ、制御部30aは、ATモードが終了した次回のゲームからRTモードへ移行させる。
【0054】
RTモードに移行するときに、制御部30aは、ATモードに移行する回数が尽くされているか否か、即ちATモードへ移行する予約があるか否かを判断する。ATモードへ移行する予約がある場合には、制御部30aは、再度ATモードに移行するまでRTモードを継続させる。ATモードへ移行する予約が無い場合には、制御部30aは、RTモードでのゲームが15回行われるとRTモードを終了させる。
【0055】
ATモードでは、ゲームが終了する毎に、当該ゲームが、ATモードに移行してから何ゲーム目であるか判断され、25ゲーム目のゲームが終了するとATモードは終了する。
【0056】
図5は記憶媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)60をスロットマシン61にインストールする例を示しており、記憶媒体60には図3及び図4のフローチャートで示すような手段を、CPU62とメモリ63とを含むスロットマシン61で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば操作順序決定手段、操作順序報知手段、操作順序判定手段、リール停止制御変更手段、移行権利付与手段をスロットマシン61で実現するためのプログラムを記憶媒体60に記憶する。そして、この記憶媒体60を読み取り装置64に装填して、プログラムをスロットマシン61にインストールする。
【0057】
また、上記プログラムを、記憶媒体を利用してインストールする代わりに、インターネットを利用して、スロットマシンに配信させることができる。また、上記プログラムに、ゲームを開始させる機能、リールを回す機能、リールを停止させるための機能等のスロットマシンの基本動作を実行させるプログラムを追加することで、パソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンゲームを行うことができる。
【0058】
また、上記実施形態では、第1操作順序と第2操作順序の両方を遊技者に報知するゲームを、ATモードにおける最終ゲームとしたが、これを、ATモードに移行してから所定回数目のゲームとしても良い。また、ATモードにおいて当該報知を複数回行っても良い。例えば、ATモードに移行してから、5ゲーム毎に当該報知を行い、ATモードが終了するまでに1回でも移行権利付与抽選に当選すれば、ATモードの終了後にRTモードが開始されるようにしても良い。さらに、ATモードに移行してから所定回数目のゲームで当該報知を行って、移行権利付与抽選に当選した場合に、直ちにRTモードが開始されるとしても良い。この場合、ATモードを終了させずに、RTモードとATモードが並立するようにしても良い。
【0059】
また、上記実施形態では、ATモードへ移行する予約がある場合には、制御部30aは、再度ATモードに移行するまでRTモードを継続させていたが、再度ATモードに移行するまでRTモードが継続されない場合があっても良い。例えば、ATモードへ移行する前であっても、RTモードでのゲームが適宜の回数行われると、制御部30aは、RTモードを終了させるとしても良い。
【0060】
また、上記実施形態では、操作順序報知手段に液晶画面を用いたが、遊技者に操作順序を報知できるものであれば良く、これに限られない。例えば、外周に操作順序を示す複数種類の絵柄を設けたリールを、第1〜第3リールと同様に制御することで、ストップボタンの操作順序を報知したり、あるいは、ストップボタンの後面に配置されるランプや、リールの内側に設けられたランプ等を停止順序毎に発光させて報知するようにしても良い。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、メダルの配当がある第1図柄と、メダルの配当が無い第2図柄とから構成されるグループ当選役を設け、操作順序決定手段によって決定された第1操作順序及び第2操作順序を操作順序報知手段によって遊技者に報知し、遊技者が第1操作順序または第2操作順序のいずれに従ってストップボタンを操作するかによって第1図柄または第2図柄のいずれを入賞させるか選択できるようにし、第2図柄の入賞を、特定小役が高確率で当選する特別区間へ移行する権利を遊技者に付与するか否かを決定する抽選を行う契機とし、さらに、特別区間へ移行する権利が付与されたときには、直ちに移行するか、あるいは特殊モードの終了を待って移行し、特殊モードへ再度移行するまで特別区間での遊技が継続されるようにすることで、興趣に富み、遊技者に不利益感を与えないようにできる遊技機及びプログラム及び記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したスロットマシン内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図3】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図4】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図5】プログラムが格納された記憶媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
【符号の説明】
2 スロットマシン
9a 第1リール
9b 第2リール
9c 第3リール
10 液晶画面
13 スタートスイッチ
14a 第1ストップボタン
14b 第2ストップボタン
14c 第3ストップボタン
30 CPU
30a 制御部
31 メモリ
34 リール駆動コントローラ
39 電子抽選部
40 当選役決定部
50 操作順序決定部
54 操作順序判定部
55 移行権利付与決定部
60 記憶媒体
61 スロットマシン
62 CPU
63 メモリ
64 読み取り装置

Claims (5)

  1. 遊技開始手段の操作により当選役を決定する当選役決定手段と、複数のリール毎に対応して設けられたリール停止操作手段の操作に応答して、前記当選役決定手段で決められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライン上に停止するように、対応するリールの停止制御を行うリール停止制御手段とを備え、通常モードと通常モードよりも遊技上での利得を獲得しやすくなる特殊モードでの遊技が行われる遊技機において、
    前記当選役のうち、利得が配当される第1図柄と、利得の配当がない第2図柄とから構成されるグループ当選役を設けるとともに、
    前記特殊モードでの遊技回数及び前記特殊モードへの移行回数を決定する特殊モード制御手段と、
    前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記リール停止操作手段の操作順序において、第1操作順序及び第2操作順序を抽選によって決定する操作順序決定手段と、
    前記特殊モードでの最後の遊技において、前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記第1操作順序と前記第2操作順序とを遊技者に報知する操作順序報知手段と、
    前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が、前記第1操作順序または前記第2操作順序のいずれかと一致しているか否かを判定する操作順序判定手段と、
    前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第1操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第1図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、あるいは、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第2操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第2図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、
    前記第2図柄が入賞した場合に、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与するか否かを抽選により決定し、決定に応じて、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与する移行権利付与手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定小役は、この特定小役を構成する図柄が入賞した場合に、次回の遊技を遊技媒体の投入なしに実行できるリプレイであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特殊モードへ再度移行することが決定されているときは、前記特殊モードへ再度移行するまでの間、前記特別区間が継続されることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 遊技開始手段の操作により当選役を決定する当選役決定手段と、複数のリール毎に対応して設けられたリール停止操作手段の操作に応答して、前記当選役決定手段で決められた当選役を構成する図柄が同一の入賞有効ライン上に停止するように、対応するリールの停止制御を行うリール停止制御手段とを備え、通常モードと通常モードよりも遊技上での利得を獲得しやすくなる特殊モードでの遊技が行われる遊技機に用いられるコンピュータのプログラムにおいて、
    前記当選役のうち、利得が配当される第1図柄と、利得の配当がない第2図柄とから構成されるグループ当選役を設けるとともに、
    前記特殊モードでの遊技回数及び前記特殊モードへの移行回数を決定する特殊モード制御手段と、
    前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記リール停止操作手段の操作順序において、第1操作順序及び第2操作順序を抽選によって決定する操作順序決定手段と、
    前記特殊モードでの最後の遊技において、前記当選役決定手段で前記グループ当選役が決定された場合に、前記第1操作順序と前記第2操作順序とを遊技者に報知する操作順序報知手段と、
    前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が、前記第1操作順序または前記第2操作順序のいずれかと一致しているか否かを判定する操作順序判定手段と、
    前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第1操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第1図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、あるいは、前記リール停止操作手段が遊技者によって操作された順序が前記第2操作順序と一致していることを前記操作順序判定手段によって判定されたときには、前記リール停止操作手段の操作タイミングに応答して前記第2図柄が入賞するべくリールの停止制御が行われるように、リールの停止制御を変更するリール停止制御変更手段と、
    前記第2図柄が入賞した場合に、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与するか否かを抽選により決定し、決定に応じて、特定小役が高確率で当選する遊技上の特別区間に移行する権利を遊技者に付与する移行権利付与手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項4記載のプログラムが記憶されるとともに、このプログラムをコンピュータで読み取ることのできる記憶媒体。
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