JP4033043B2 - アキュムレータ - Google Patents
アキュムレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4033043B2 JP4033043B2 JP2003153104A JP2003153104A JP4033043B2 JP 4033043 B2 JP4033043 B2 JP 4033043B2 JP 2003153104 A JP2003153104 A JP 2003153104A JP 2003153104 A JP2003153104 A JP 2003153104A JP 4033043 B2 JP4033043 B2 JP 4033043B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- gas
- phase refrigerant
- accumulator
- liquid reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00978—Control systems or circuits characterised by failure of detection or safety means; Diagnostic methods
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H1/3204—Cooling devices using compression
- B60H1/3229—Cooling devices using compression characterised by constructional features, e.g. housings, mountings, conversion systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B43/00—Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
- F25B43/006—Accumulators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H2001/3286—Constructional features
- B60H2001/3298—Ejector-type refrigerant circuits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2341/00—Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/001—Ejectors not being used as compression device
- F25B2341/0012—Ejectors with the cooled primary flow at high pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/23—Separators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/01—Geometry problems, e.g. for reducing size
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/18—Optimization, e.g. high integration of refrigeration components
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載される冷凍サイクルにおいて、圧縮機の吸入側に配置されて冷媒の気液を分離して液相冷媒を貯えるアキュムレータに関するものであり、特に、略水平方向に配置する液溜め部と気液分離部との構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置の冷凍サイクルにおいては、冷媒の気液を分離して液相冷媒を貯えるこの種のアキュムレータは、通常、圧縮機、凝縮器と同じようにエンジンルームに搭載されている。そして、エンジンルームへの搭載性を向上するために、気液分離部と液溜め部とからなる縦長の筒状のタンク本体部を形成して、冷媒流入部からタンク本体部内に流入する冷媒にタンク本体部の内壁に沿う旋回流を形成させるように構成して、気液分離を確実に行なえるようにして圧縮機への液戻りを防止するとともに、特に、アキュムレータの体格の小型化を図っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−289539号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記、特許文献1のようなアキュムレータをエンジンルームに搭載するには、近年、さらに小型化が要求されている。すなわち、車両側の構造として、車両衝突時の安全性確保のため車両前方にクラッシャブルゾーンを設けて、車両衝突時には、このクラッシャブルゾーンを積極的に変形させることで衝撃を吸収する考え方が進められている。
【0005】
しかも、この種のアキュムレータや凝縮器などの冷凍サイクル部品は、概して、車両前方の上記クラッシャブルゾーン近傍に搭載される。そこで、このクラッシャブルゾーンにアキュムレータが干渉なきように搭載するために、例えば、アキュムレータの全容積を変えずに、外形を細くして高さ(垂直)方向に長く形成する方策があるが、エンジンルーム内では垂直方向にも制約があり、或る高さ寸法を超えると車両衝突時に車両側のリーンフォースと干渉する問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、水平方向に液溜め部を形成させ、その上方に気液分離部を形成させることで、車両への搭載性が良好なアキュムレータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、車両に搭載される冷凍サイクルの圧縮機(1)吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し液相冷媒を貯えるアキュムレータ(8)であって、略垂直方向に配設され、流入された冷媒の気液を分離する気液分離部(81)と、この気液分離部(81)により分離された液相冷媒を貯える液溜め部(82)とを備え、この液溜め部(82)は、略垂直方向に配設される気液分離部(81)に対し、略水平方向に液相冷媒を貯えるように構成されており、
気液分離部(81)は、略垂直方向に向けて縦長状に形成されるとともに、液溜め部(82)は、略水平方向に向けて横長状に形成され、かつ液溜め部(82)の一端部(82a)に気液分離部(81)の下端部(81a)を結合させて一体に構成されており、
気液分離部(81)および液溜め部(82)は、気液分離部(81)の略垂直方向に対する気液分離必要高さHは、車両の傾き角度θと液溜め部(82)の略水平方向の全長Lとの関係式がH×cosθ≧L×tanθであることを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、液溜め部(82)は、略垂直方向に配設される気液分離部(81)に対し、略水平方向に液相冷媒を貯えるように構成したことにより、重力方向に作用する気液分離部(81)を必要最小限の高さ寸法を確保することができるとともに、余剰液相冷媒の収納容量を確保することが可能となる。
【0009】
これにより、従来品に対して、容量を変更せずにアキュムレータ(8)の外形、つまり、車両の前後方向側の奥行き寸法を小さくすることが可能となる。従って、車両前方のクラッシャブルゾーンおよび車両側のリーンフォースにアキュムレータ(8)が干渉なく搭載ができるため、エンジンルームへの搭載性が良好である。
【0011】
また、略垂直方向に向けて縦長状からなる気液分離部(81)と略水平方向に向けて横長状からなる液溜め部(82)とを一体に構成することにより、重力方向に作用する気液分離部(81)を必要最小限の高さ寸法を確保することができるとともに、余剰液相冷媒の収納容量を確保することが可能となる。
【0013】
また、横長状の液溜め部(82)は、車両が定置状態のときに略水平方向であり問題がないが、車両が傾いたときに、液溜め部(82)に気相と液相との境界面が気液分離部(81)の上方に移動するが、上記、関係式より気液分離必要高さHを確保することにより、車両に傾きが発生しても気液分離が確実に行なうことができるため、液相冷媒が気相冷媒流出口(84)から溢れることはない。
【0014】
請求項2に記載の発明では、気液分離部(81)と液溜め部(82)とは、互いに軸中心が車両の前後方向にずらして一体に構成されることを特徴としている。請求項2に記載の発明によれば、気液分離部(81)と液溜め部(82)の軸中心をずらして一体に構成されることにより、従来の縦長状に構成されたアキュムレータよりもエンジンルームへの搭載性の向上が図れる。
【0015】
請求項3および請求項4に記載の発明では、液溜め部(82)の一端部(82a)と気液分離部(81)の下端部(81a)とを連通する連通部材(88)が設けられ、気液分離部(81)と液溜め部(82)とは、連通部材(88)を介して一体に構成されることを特徴としている。
【0016】
請求項3および請求項4に記載の発明によれば、具体的には、連通部材(88)を介して一体に構成されることにより、軸中心のずれが連通部材(88)により調整できるため、エンジンルームへの搭載性の自由度が増大する。
【0017】
請求項5に記載の発明では、気液分離部(81)は、圧縮機(1)の吐出側に配置される凝縮器(3)の一側面側に配置されるとともに、液溜め部(82)は、凝縮器(3)の前方側に配置されることを特徴としている。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、具体的には、アキュムレータ(8)が凝縮器(3)の一側面側と前方側とに分離して配置されることにより、車両前方のクラッシャブルゾーンおよび車両側のリーンフォースにアキュムレータ(8)が干渉なく搭載ができるため、エンジンルームへの搭載性が良好である。
【0019】
請求項6に記載の発明では、気液分離部(81)は、圧縮機(1)の吐出側に配置される凝縮器(3)の一側面側に配置されるとともに、液溜め部(82)は、凝縮器(3)の下端面側に配置されることを特徴としている。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、凝縮器(3)の前面よりアキュムレータ(8)がはみ出すことがないため上述の請求項6よりも、エンジンルームへの搭載性がより良好である。
【0021】
請求項7に記載の発明では、気液分離部(81)には、前記気液分離部(81)内の気相冷媒を上流端の開口部(84a)より吸入し、かつ吸入した気相冷媒を流出する気相冷媒流出部(84)が設けられ、かつこの気相冷媒流出部(84)が液溜め部(82)内の他端部(82b)上端に連通するように構成されることを特徴としている。
【0022】
請求項7に記載の発明によれば、以上のように液溜め部(82)が略水平方向であれば、車両が傾いたときに、液溜め部(82)に閉じ込められた気相冷媒の気液分離部(81)への移動が困難であるが、液溜め部(82)内の他端部(82b)上端に連通するように構成されることにより、車両が傾いたときでも液溜め部(82)に閉じ込められた気相冷媒を容易に気液分離部(81)側に導くことができる。
【0023】
請求項8に記載の発明では、液相冷媒を減圧膨張するエジェクタ(4a)と、気液分離された液相冷媒をエジェクタ(4a)により吸引し気化させる蒸発器(5)とが構成されたエジェクタ式の冷凍サイクルに用いられるアキュムレータ(8)であって、気液分離部(81)には、蒸発器(5)に気液分離された液相冷媒を流出する液相冷媒流出部(89)が設けられ、この液相冷媒流出部(89)は、液溜め部(82)の下端あるいは下端よりも下方に位置するように設けられたことを特徴としている。
【0024】
請求項8に記載の発明によれば、キャピラリなどの固定絞りや電子膨張弁などの減圧手段を用いた冷凍サイクルの他に、減圧手段にエジェクタ(4a)を用いたエジェクタ式の冷凍サイクルでは、蒸発器(5)に吸引される液相冷媒を流出する液相冷媒流出部(89)がアキュムレータ(8)に設けられるが、この液相冷媒流出部(89)を液溜め部(82)の下端あるいは下端よりも下方に位置するように設けたことにより、液相冷媒が確実に蒸発器(5)に吸引される。
【0025】
請求項9に記載の発明では、液相冷媒を減圧膨張するエジェクタ(4a)と、気液分離された液相冷媒をエジェクタ(4a)により吸引し気化させる蒸発器(5)とが構成されたエジェクタ式の冷凍サイクルに用いられるアキュムレータ(8)であって、液溜め部(82)には、蒸発器(5)に気液分離された液相冷媒を流出する液相冷媒流出部(89a)が液溜め部(82)の下方端に設けられたことを特徴としている。
【0026】
請求項9に記載の発明によれば、上述の請求項8と同じように、液相冷媒が確実に蒸発器(5)に吸引される。
【0027】
請求項10に記載の発明では、車両に搭載される冷凍サイクルの圧縮機(1)吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し液相冷媒を貯えるアキュムレータ(8)であって、略垂直方向に配設され、流入された冷媒の気液を分離する気液分離部(81)と、この気液分離部(81)により分離された液相冷媒を貯える液溜め部(82)とを備え、
液溜め部(82)は、略垂直方向に配設された気液分離部(81)に対して、略水平方向から下方に向けて所定角度に傾斜させて液相冷媒を貯えるように構成したことを特徴としている。
【0028】
請求項10に記載の発明によれば、液溜め部(82)は、略水平方向から下方に向けて所定角度に傾斜させて液相冷媒を貯えるように構成したことにより、液溜め部(82)に気相冷媒が貯えられることがないため、略垂直方向に配設された気液分離部(81)の高さ寸法が、上記請求項3で述べたよりも小さくすることができるとともに、液溜め部(82)での気相冷媒が貯えられることはない。
【0029】
請求項11に記載の発明では、所定角度は、略水平方向に対して最大15°以内の範囲であることを特徴としている。請求項11に記載の発明によれば、車両の最大傾斜角、つまり、車両の傾きが最大15°になるまで、液溜め部(82)での気相冷媒が貯えられることはない。
【0030】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態のアキュムレータを図1ないし図4に基づいて説明する。図1は第1実施形態のアキュムレータを適用する車両用空調装置の冷凍サイクルであり、圧縮機1は電磁クラッチ2を介して図示しない車両エンジンにより駆動される。この圧縮機1から吐出された高圧のガス冷媒は凝縮器3に流入し、ここで、外気と高圧のガス冷媒とが熱交換して冷却され、凝縮される。
【0032】
そして、凝縮器3で凝縮した液相冷媒は、次に減圧装置4にて低圧に減圧されて霧状の気液2相状態となる。この減圧装置4はオリフィス、ノズル、キャピラリのような固定絞り、あるいは適宜の膨張弁、電子膨張弁などの可変絞りからなる。減圧後の低圧冷媒は蒸発器5において、空調用送風機6の送風空気から吸熱して蒸発する。
【0033】
蒸発器5は空調ケース7内に配置され、蒸発器5で冷却された冷風は周知のごとく図示しないヒータコア部で温度調整された後に車室内へ吹き出されて車室内を空調する。そして、蒸発器5を通過した冷媒はアキュムレータ8にて気液分離された後に圧縮機1に吸入される。
【0034】
アキュムレータ8は、蒸発器5出口からの冷媒の気液を分離し液相冷媒を貯めて、気相冷媒であるガス冷媒を圧縮機1に吸入させる役割と、タンク底部側に貯えられる液相冷媒中に溶け込んでいるオイルを圧縮機1に吸入させる役割とを果たす。
【0035】
なお、圧縮機1は図示しない車両エンジン側に搭載され、他の機器3、4、5、8はいずれも車体側に搭載されるので、圧縮機1とその他の機器3、4、5、8との間では振動系が異なる。そこで、圧縮機1の吐出口と凝縮器3との間の吐出側冷媒配管および圧縮機1の吸入口とアキュムレータ8との間の吸入側冷媒配管は、弾性に富んだゴムホース9、10で構成して、異なる振動系間の変位を吸収するようになっている。これに対し、他の機器3、4、5、8はいずれも車体側に搭載され、同一の振動系であるので、他の機器相互間の冷媒配管11〜13はアルミニュウムのような金属製の配管で構成されている。
【0036】
次に、図2は第1実施形態によるアキュムレータ8の具体的構造を例示するもので、本実施形態のアキュムレータ8では、図2に示すように、蒸発器5出口から流入した冷媒の気液を分離する気液分離部81と、この気液分離部81により分離された液相冷媒を貯える液溜め部82とから構成されている。
【0037】
気液分離部81は、アルミニュウムなどの金属からなり、略垂直方向に向けて縦長の略円筒形状に形成され、その気液分離部81の上方部にはパイプ状からなる冷媒流入部83が配設されている。この冷媒流入部83は蒸発器5出口からの冷媒を気液分離部81内に流入させるものであって、より具体的には、気液分離部81内に設けられた傘状からなる衝突部材85に冷媒を衝突させるように配設されている。
【0038】
これにより、気相と液相が混合状態で流入してくる冷媒を衝突部材85に衝突させることにより、一気に流速が低下することで、重力の影響が大きくなるため気液の分離が行なわれる。
【0039】
また、気液分離部81の上方部の一方には、パイプ状からなる気相冷媒流出部84が配設されている。この気相冷媒流出部84は、略U字状に形成されたパイプであって、その上流端は、衝突部材85の下方位置近傍に開口し、U字状の底部にはオイル戻し孔86が設けられ、一方の下流端は圧縮機1の吸入側に接続されている。従って、気相冷媒流出部84は、衝突部材85の下方位置近傍の気相冷媒を上流端の開口部84aより吸入するようになっている。
【0040】
なお、オイル戻し孔86は、気液分離により気液分離部81あるいは液溜め部82の底部に貯まる液相冷媒中に溶け込んでいるオイルを吸入する開口部であって、気相冷媒とともに、オイルが吸入されるようにしている。また、冷媒流入部83および気相冷媒流出部84はともにアルミニュウムなどの金属によりパイプ状に成形され、溶接等の接合手段にて気液分離部81の穴部に固定される。
【0041】
一方、液溜め部82は、アルミニュウムなどの金属からなり略水平方向に向けて略円筒形状に形成され、一端部82aが開口され、他端部82bが閉塞された横長状のタンクであって、気液分離部81内に設けられた開口部84aの位置から液溜め部82の下端までの高さHを確保するように、液溜め部82の一端部82a側が溶接などの接合手段にて気液分離部81の下端部81a側に一体となるように接合されている。
【0042】
なお、本実施形態では、気液分離部81の軸中心と液溜め部82の軸中心とが平面上において、同一となるように接合している。また、上記高さHは、気液分離部81の気液分離必要高さHであって詳しくは後述する。
【0043】
そして、本実施形態のアキュムレータ8は、車両のエンジンルーム内に搭載され、具体的には、図3に示すように、冷凍サイクルを構成する凝縮器3の一側面側に気液分離部81が、凝縮器3の下端側に液溜め部82が配置されるように
凝縮器3に固定されて圧縮機1の吸入側に接続されている。
【0044】
次に、以上の構成によるアキュムレータの作動について説明する。図1の冷凍サイクルが運転されると、蒸発器5を通過した気液混合の冷媒が冷媒流入部83から気液分離部81内の衝突部材85の上方側に流入する。この際、衝突部材85に衝突させることにより、一気に流速が低下することで、重力の影響が大きくなるため気液の分離が行なわれ、液相冷媒は気液分離部81内の下端部81aおよび液溜め部82に重力により落下する。
【0045】
これにより、気液分離部81内の下端部81aおよび液溜め部82内に液相冷媒が貯まって、衝突部材85の下方側に境界面A(図1参照)が形成される。従って、気液分離部81内の上方側に気相冷媒が貯まり、開口部84aより気相冷媒が吸入されて圧縮機1の吸入側に流出される。
【0046】
ところで、このときは、車両が定置状態のときであって、液溜め部82が略水平状態を維持できることで、気相と液相との境界面Aの偏りがなく、気相冷媒が容易に気液分離部81の上方側に導かれるように気液分離が行なえるとともに、余剰冷媒がその境界面Aの下方に貯えることができる。
【0047】
しかしながら、図4に示すように、車両が左右に傾く(傾き角度θ)と、境界面Aに偏りが発生する。つまり、液溜め部82の他端部82b側と、気液分離部81内の上方に境界面Aが発生する。特に、気液分離部81内の境界面Aは、開口部84aに接近するようになるが、開口部84aと液溜め部82の下端との略垂直方向の高さ関係である気液分離必要高さHを確保するように気液分離部81と液溜め部82とを構成することで、車両が傾いても開口部84aから液相冷媒が吸入されることはなく、気相冷媒のみが圧縮機1の吸入側に流出されるものである。
【0048】
因みに、本発明では、上記気液分離必要高さHを下記、(数式1)に示すような車両の傾き角度θと液溜め部82の略水平方向の全長Lとの関係から算出するようにしている。
【0049】
【数式1】
H×cosθ≧L×tanθ
ここで、H:開口部84aと液溜め部82の下端との高さの差、L:液溜め部82の全長、θ:車両の傾き角度である。
【0050】
従って、本実施形態では車両の最大傾き角度を、例えば、15°とおいて、気液分離必要高さHを算出し、液溜め部82の下端よりも気液分離必要高さH分だけ上方に開口部84aを設けるように構成することにより、車両が傾いたときに境界面Aが気液分離部81の上方に移動するが、開口部84aから液相冷媒が吸入することはない。
【0051】
なお、逆に液溜め部82の他端部82b側が下方となるように車両が傾いたときは、境界面Aが気液分離部81の上方に移動することがなく、かつ気相冷媒を気液分離部81の上方側に導きやすい。
【0052】
以上の第1実施形態のアキュムレータによれば、横長状の液溜め部82は、略垂直方向に配設される縦長状の気液分離部81に対し、略水平方向に液相冷媒を貯えるように構成したことにより、重力方向に作用する気液分離部81を必要最小限の高さ寸法を確保することができるとともに、余剰液相冷媒の収納容量を確保することが可能となる。
【0053】
これにより、従来品に対して容量を変更せずにアキュムレータ8の外形、つまり、車両の前後方向側の奥行き寸法を小さくすることが可能となる。従って、車両前方のクラッシャブルゾーンおよび車両側のリーンフォースにアキュムレータ8が干渉なく搭載ができるため、エンジンルームへの搭載性が良好である。
【0054】
また、横長状の液溜め部82は、車両が定置状態のときに略水平方向であり問題がないが、車両が傾いたときに、液溜め部82に気相と液相との境界面Aが気液分離部81の上方に移動するが、車両の傾き角度θと液溜め部82の略水平方向の全長Lとの関係式であるH×cosθ≧L×tanθにより、気液分離必要高さHを確保することにより、車両に傾きが発生しても気液分離が確実に行なうことができるため、液相冷媒が気相冷媒流出口84から溢れることはない。従って、圧縮機1の吸入側に液相冷媒を流出することはない。
【0055】
また、アキュムレータ8の気液分離部81側を圧縮機1の吐出側に配置される凝縮器3の一側面側に配置させるとともに、液溜め部82側を凝縮器3の下端面側に配置させることにより、凝縮器3の前面よりアキュムレータ8が車両側のクラッシャブルゾーンにはみ出すことがないためエンジンルームへの搭載性がより良好である。
【0056】
(第2実施形態)
以上の実施形態では、気液分離部81と液溜め部82とをそれぞれの軸中心が平面上において、同一になるように一体に構成したが、これに限らず、それぞれの軸中心が車両の前後方向にずらして一体に構成しても良い。具体的には、図5(a)および図5(b)に示すように、気液分離部81と液溜め部82とをそれぞれの軸中心が平面上において、B寸法のずれが合っても良い。
【0057】
これによれば、冷凍サイクルを構成する凝縮器3の一側面側に気液分離部81が、凝縮器3の前方側に液溜め部82が配置されるように車両に搭載できる。従って、第1実施形態よりも、車両の前後方向の奥行き寸法が若干増加するが、従来品と比べて、アキュムレータ8の奥行き寸法を少なくすることができるため、車両前方のクラッシャブルゾーンおよび車両側のリーンフォースにアキュムレータ8が干渉なく搭載ができるため、エンジンルームへの搭載性が良好である。
【0058】
(第3実施形態)
以上の実施形態では、気液分離部81と液溜め部82とを直接、接合して一体に構成したが、これに限らず、図6(a)および図6(b)に示すように、液溜め部82の一端部82aと気液分離部81の下端部81aとを連通部材88を介して一体に構成させても良い。これによれば、軸中心のずれ(B寸法)が連通部材88により容易に調整できるため、エンジンルームへの搭載性の自由度が増大する。
【0059】
(第4実施形態)
以上の実施形態では、車両が傾いたときに、略水平方向に配設される液溜め部82の他端部82bの上端側に気相冷媒が貯えられるが、この他端部82bの上端側と気相冷媒流出部84とが連通するように構成しても良い。具体的には、図7に示すように、一端が他端部82bの上端側に開口するパイプ状からなる連通管84bを設けて他端が気相冷媒流出部84に連通するように構成したものである。これによれば、車両が傾いたときに、他端部82bの上端側に閉じ込められた気相冷媒が吸入できる。
【0060】
(第5実施形態)
以上の実施形態では、減圧装置4をオリフィス、ノズル、キャピラリのような固定絞り、あるいは適宜の膨張弁、電子膨張弁などの可変絞りからなる冷凍サイクルに本発明のアキュムレータ8を適用させたが、これに限らず、これらの減圧装置4の代わりに、液相冷媒を減圧膨張するエジェクタと、気液分離された液相冷媒をエジェクタにより吸引し気化させる蒸発器5とが構成されたエジェクタ式の冷凍サイクルに本発明を適用させても良い。
【0061】
図8に示すように、エジェクタ4aは、凝縮器3から流出する液相冷媒を減圧させて、蒸発器5にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機1の吸入圧を上昇させるものであり、凝縮器3および蒸発器5の出口側とアキュムレータ8の冷媒流入部83に接続するように構成されている。
【0062】
また、蒸発器5の入口側は、気液分離された液相冷媒を吸入するようにアキュムレータ8に接続されている。従って、エジェクタ式の冷凍サイクルに用いられるアキュムレータ8は、気液分離された液相冷媒を流出する液相冷媒流出部89が設けられている。この液相冷媒流出部89は、具体的には、図9に示すように、液溜め部82の下端あるいは下端よりも下方に位置するように気液分離部81の下端部81aに形成されている。これによれば、気液分離された液相冷媒が確実に蒸発器5に吸引される。
【0063】
なお、本実施形態では、上述した液相冷媒流出部89を液溜め部82の下端あるいは下端よりも下方の気液分離部81の下端部81aに形成させたが、これに限らず、図10に示すように、液溜め部82の他端部82bの下端に形成しても良い。これにより、気液分離された液相冷媒が確実に蒸発器5に吸引される。
【0064】
(第6実施形態)
以上の実施形態では、略垂直方向に配設される気液分離部81に対し、液溜め部82を略水平方向になるように一体に構成させたが、これに限らず、略水平方向から下方に向けて所定角度傾斜させて液相冷媒を貯えるように構成させても良い。
【0065】
具体的には、図11に示すように、液溜め部82を気液分離部81に対し、所定角度θ(例えば、15°)傾斜させて一体に構成したものである。これによれば、液溜め部82に気相冷媒が貯えられることがないため、略垂直方向に配設された気液分離部81の気液分離必要高さHが、以上の実施形態よりも小さくすることができるとともに、液溜め部82での気相冷媒が貯えられることはない。
【0066】
(他の実施形態)
以上の実施形態の冷凍サイクルでは、冷凍サイクルに用いる冷媒を具体的に付記しなかったが、二酸化炭素、フロンの他に、例えば、エチレン、エタン、酸化窒素、プロパンなどの炭化水素系冷媒などその他の冷媒であっても良い。
【0067】
また、以上の実施形態では、圧縮機1を図示しない車両エンジンにより電磁クラッチ2を介して駆動されるとしたが、本発明はこれに限定されるものでなく、圧縮機1を車両エンジンとは別の補助エンジンにより回転駆動しても良く。また、圧縮機1を電動モータなどのほかの駆動手段により回転駆動しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアキュムレータ8を適用する冷凍サイクルの構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるアキュムレータ8の全体構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるアキュムレータ8の車両搭載を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるアキュムレータ8の気液分離必要高さHを示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態における(a)はアキュムレータ8の車両搭載を示す平面図、(b)はアキュムレータ8の車両搭載を示す正面図である。
【図6】本発明の第3実施形態における(a)はアキュムレータ8の車両搭載を示す平面図、(b)はアキュムレータ8の車両搭載を示す正面図である。
【図7】本発明の第4実施形態におけるアキュムレータ8の全体構成を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第5実施形態におけるアキュムレータ8を適用する冷凍サイクルの構成図である。
【図9】本発明の第5実施形態におけるアキュムレータ8の全体構成を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第5実施形態におけるアキュムレータ8の全体構成を示す縦断面図である。
【図11】本発明の第6実施形態におけるアキュムレータ8の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…圧縮機
3…凝縮器
4a…エジェクタ
5…蒸発器
8…アキュムレータ
81…気液分離部
81a…下端部
82…液溜め部
82a…一端部
82b…他端部
84…気相冷媒流出部
88…連通部材
89…液相冷媒流出部
89a…液相冷媒流出部
Claims (12)
- 車両に搭載される冷凍サイクルの圧縮機(1)吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し液相冷媒を貯えるアキュムレータ(8)であって、
略垂直方向に配設され、流入された冷媒の気液を分離する気液分離部(81)と、
前記気液分離部(81)により分離された液相冷媒を貯える液溜め部(82)とを備え、
前記液溜め部(82)は、略垂直方向に配設される前記気液分離部(81)に対し、略水平方向に液相冷媒を貯えるように構成されており、
前記気液分離部(81)は、略垂直方向に向けて縦長状に形成されるとともに、前記液溜め部(82)は、略水平方向に向けて横長状に形成され、かつ前記液溜め部(82)の一端部(82a)に前記気液分離部(81)の下端部(81a)を結合させて一体に構成されており、
前記気液分離部(81)および前記液溜め部(82)は、前記気液分離部(81)の略垂直方向に対する気液分離必要高さHは、車両の傾き角度θと前記液溜め部(82)の略水平方向の全長Lとの関係式がH×cosθ≧L×tanθであることを特徴とするアキュムレータ。 - 車両に搭載される冷凍サイクルの圧縮機(1)吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し液相冷媒を貯えるアキュムレータ(8)であって、
略垂直方向に配設され、流入された冷媒の気液を分離する気液分離部(81)と、
前記気液分離部(81)により分離された液相冷媒を貯える液溜め部(82)とを備え、
前記液溜め部(82)は、略垂直方向に配設される前記気液分離部(81)に対し、略水平方向に液相冷媒を貯えるように構成されており、
前記気液分離部(81)は、略垂直方向に向けて縦長状に形成されるとともに、前記液溜め部(82)は、略水平方向に向けて横長状に形成され、かつ前記液溜め部(82)の一端部(82a)に前記気液分離部(81)の下端部(81a)を結合させて一体に構成されており、
前記気液分離部(81)と前記液溜め部(82)とは、互いに軸中心が車両の前後方向にずらして一体に構成されることを特徴とするアキュムレータ。 - 前記液溜め部(82)の一端部(82a)と前記気液分離部(81)の下端部(81a)とを連通する連通部材(88)が設けられ、前記気液分離部(81)と前記液溜め部(82)とは、前記連通部材(88)を介して一体に構成されることを特徴とする請求項2に記載のアキュムレータ。
- 車両に搭載される冷凍サイクルの圧縮機(1)吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し液相冷媒を貯えるアキュムレータ(8)であって、
略垂直方向に配設され、流入された冷媒の気液を分離する気液分離部(81)と、
前記気液分離部(81)により分離された液相冷媒を貯える液溜め部(82)とを備え、
前記液溜め部(82)は、略垂直方向に配設される前記気液分離部(81)に対し、略水平方向に液相冷媒を貯えるように構成されており、
前記気液分離部(81)は、略垂直方向に向けて縦長状に形成されるとともに、前記液溜め部(82)は、略水平方向に向けて横長状に形成され、かつ前記液溜め部(82)の一端部(82a)に前記気液分離部(81)の下端部(81a)を結合させて一体に構成されており、
前記液溜め部(82)の一端部(82a)と前記気液分離部(81)の下端部(81a)とを連通する連通部材(88)が設けられ、前記気液分離部(81)と前記液溜め部(82)とは、前記連通部材(88)を介して一体に構成されることを特徴とするアキュムレータ。 - 前記気液分離部(81)は、前記圧縮機(1)の吐出側に配置される凝縮器(3)の一側面側に配置されるとともに、前記液溜め部(82)は、前記凝縮器( 3)の前方側に配置されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のアキュムレータ。
- 前記気液分離部(81)は、前記圧縮機(1)の吐出側に配置される凝縮器(3)の一側面側に配置されるとともに、前記液溜め部(82)は、前記凝縮器(3)の下端面側に配置されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のアキュムレータ。
- 前記気液分離部(81)には、前記気液分離部(81)内の気相冷媒を上流端の開口部(84a)より吸入し、かつ吸入した気相冷媒を流出する気相冷媒流出部(84)が設けられ、かつ前記気相冷媒流出部(84)が前記液溜め部(82)内の他端部(82b)上端に連通するように構成されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のアキュムレータ。
- 液相冷媒を減圧膨張するエジェクタ(4a)と、気液分離された液相冷媒を前記エジェクタ(4a)により吸引し気化させる蒸発器(5)とが構成されたエジェクタ式の冷凍サイクルに用いられるアキュムレータ(8)であって、
前記気液分離部(81)には、前記蒸発器(5)に気液分離された液相冷媒を流出する液相冷媒流出部(89)が設けられ、
前記液相冷媒流出部(89)は、前記液溜め部(82)の下端あるいは下端よりも下方に位置するように設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のアキュムレータ。 - 液相冷媒を減圧膨張するエジェクタ(4a)と、気液分離された液相冷媒を前記エジェクタ(4a)により吸引し気化させる蒸発器(5)とが構成されたエジェクタ式の冷凍サイクルに用いられるアキュムレータ(8)であって、
前記液溜め部(82)には、前記蒸発器(5)に気液分離された液相冷媒を流出する液相冷媒流出部(89a)が前記液溜め部(82)の下方端に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のアキュムレータ。 - 車両に搭載される冷凍サイクルの圧縮機(1)吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し液相冷媒を貯えるアキュムレータ(8)であって、
略垂直方向に配設され、流入された冷媒の気液を分離する気液分離部(81)と、前記気液分離部(81)により分離された液相冷媒を貯える液溜め部(82)とを備え、
前記液溜め部(82)は、略垂直方向に配設された前記気液分離部(81)に対して、略水平方向から下方に向けて所定角度に傾斜させて液相冷媒を貯えるように構成したことを特徴とするアキュムレータ。 - 前記所定角度は、略水平方向に対して最大15°以内の範囲であることを特徴とする請求項10に記載のアキュムレータ。
- 前記気液分離部(81)の下端部(81a)は、前記液溜め部(82)の下端よりも下方に突出していることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載のアキュムレータ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153104A JP4033043B2 (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | アキュムレータ |
DE102004025896A DE102004025896A1 (de) | 2003-05-29 | 2004-05-27 | Gas/Flüssigkeit- Trennvorrichtung für ein Kühlkreissystem |
US10/855,916 US7249467B2 (en) | 2003-05-29 | 2004-05-27 | Gas-liquid separator for refrigerant cycle system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153104A JP4033043B2 (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | アキュムレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004353979A JP2004353979A (ja) | 2004-12-16 |
JP4033043B2 true JP4033043B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=33447820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003153104A Expired - Fee Related JP4033043B2 (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | アキュムレータ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7249467B2 (ja) |
JP (1) | JP4033043B2 (ja) |
DE (1) | DE102004025896A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060225459A1 (en) * | 2005-04-08 | 2006-10-12 | Visteon Global Technologies, Inc. | Accumulator for an air conditioning system |
JP4912757B2 (ja) * | 2006-06-06 | 2012-04-11 | サンデン株式会社 | 車両用空調システム |
EP2596301B1 (en) | 2010-07-23 | 2020-10-14 | Carrier Corporation | Ejector cycle refrigerant separator |
WO2013010583A1 (en) | 2011-07-19 | 2013-01-24 | Carrier Corporation | Oil compensation in a refrigeration circuit |
US20150300710A1 (en) * | 2014-04-22 | 2015-10-22 | General Electric Company | Phase separator for a sealed system |
JP6572931B2 (ja) * | 2016-04-08 | 2019-09-11 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
CN107560251A (zh) * | 2016-07-01 | 2018-01-09 | 费希尔久安输配设备(成都)有限公司 | 用于冷却剂循环系统的水平式气体泄露捕集器 |
KR20230068815A (ko) | 2021-11-11 | 2023-05-18 | 현대자동차주식회사 | 차량용 통합 열관리 시스템의 냉매모듈 |
KR20230068814A (ko) * | 2021-11-11 | 2023-05-18 | 현대자동차주식회사 | 차량용 통합 열관리 시스템의 냉매모듈 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH048059A (ja) | 1990-04-26 | 1992-01-13 | Murata Mach Ltd | 画像形成装置 |
US5036679A (en) * | 1990-06-27 | 1991-08-06 | Savant Instruments, Inc. | Oil separation from refrigerant gas flow |
US5505060A (en) * | 1994-09-23 | 1996-04-09 | Kozinski; Richard C. | Integral evaporator and suction accumulator for air conditioning system utilizing refrigerant recirculation |
JPH09178276A (ja) | 1995-12-27 | 1997-07-11 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍装置 |
JPH09250848A (ja) | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍装置用横長アキュムレータ |
JP4069567B2 (ja) | 1999-05-24 | 2008-04-02 | 株式会社デンソー | アキュムレータ |
JP4120296B2 (ja) * | 2002-07-09 | 2008-07-16 | 株式会社デンソー | エジェクタおよびエジェクタサイクル |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003153104A patent/JP4033043B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-05-27 DE DE102004025896A patent/DE102004025896A1/de not_active Withdrawn
- 2004-05-27 US US10/855,916 patent/US7249467B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004353979A (ja) | 2004-12-16 |
DE102004025896A1 (de) | 2004-12-23 |
US20040237577A1 (en) | 2004-12-02 |
US7249467B2 (en) | 2007-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4626531B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP5780166B2 (ja) | ヒートポンプサイクル | |
JP5482767B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP4661449B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
WO2014038127A1 (ja) | アキュムレータ | |
JP4033043B2 (ja) | アキュムレータ | |
JP4400522B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
US6341647B1 (en) | Separator-integrated condenser for vehicle air conditioner | |
JP4415835B2 (ja) | 車両用冷凍サイクル装置 | |
JP4952830B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP2006343064A (ja) | 冷凍サイクル用気液分離器 | |
JP2020139695A (ja) | 圧縮機 | |
JP6459807B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP2016084966A (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP2007093121A (ja) | 冷凍サイクル用気液分離器 | |
JP2007333283A (ja) | 蒸気圧縮式冷凍回路及び当該回路を用いた車両用空調システム | |
JP2002067669A (ja) | 車両空調装置の冷媒配管構造 | |
JP4407729B2 (ja) | エジェクタ式サイクル | |
JP2009126300A (ja) | 冷凍サイクル装置及びそれを備えた車両用空調装置 | |
JP6780567B2 (ja) | 気液分離器、および冷凍サイクル装置 | |
JP4835296B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP4172240B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2021210279A1 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
WO2020213543A1 (ja) | 車両用冷凍機器 | |
JP4773686B2 (ja) | 車両用凝縮器およびこれを備えた車両用空気調和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071015 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |