JP2002067669A - 車両空調装置の冷媒配管構造 - Google Patents

車両空調装置の冷媒配管構造

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JP2002067669A
JP2002067669A JP2000257525A JP2000257525A JP2002067669A JP 2002067669 A JP2002067669 A JP 2002067669A JP 2000257525 A JP2000257525 A JP 2000257525A JP 2000257525 A JP2000257525 A JP 2000257525A JP 2002067669 A JP2002067669 A JP 2002067669A
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Toshio Ishihara
敏雄 石原
Tadashi Tamura
匡 田村
Mitsuhiro Nakamura
充宏 中村
Kiyoji Kutsuna
喜代治 沓名
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前席側の蒸発器にのみ冷媒を供給する場合に
おいても、十分な量の潤滑油が圧縮機に戻るようにす
る。 【解決手段】 第1屈曲部64bのうち、立ち上がり部
64a側に直線的に傾いた第1屈曲傾斜部b1の占める
割合を、立ち下がり部64c側に円弧状に傾いた第2屈
曲傾斜部b2の占める割合より大きくする。これによ
り、接合部位Jの角部(エッジ部)に衝突して第2冷媒
配管64側に飛散して第1屈曲傾斜部b1の上方側内壁
b3に衝突した潤滑油の多くは、重力により第1屈曲傾
斜部b1の内壁を伝って立ち上がり部64aに向かって
流れて第1冷媒配管63に至る。したがって、第1蒸発
器51にのみ冷媒を供給する場合であっても、十分な量
の潤滑油を圧縮機10に戻すことができるので、圧縮機
10の耐久性及び信頼性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両空調装置の冷
媒配管構造に関するもので、前席用クーラ(前席用蒸発
器)及び後席用クーラ(後席用蒸発器)を有する、いわ
ゆるデュアルエアコンに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】図6は一般的なデュアルエアコンを示す
模式図であり、圧縮機1から吐出されて凝縮器2にて凝
縮した冷媒は、前席用蒸発器4と後席用蒸発器5とに分
流し、分流した冷媒は、前席用膨張弁6及び後席用膨張
弁7にて減圧膨張し、各蒸発器4、5にて蒸発して車室
内に吹き出す空気を冷却する。そして、各蒸発器4、5
にて蒸発した冷媒は、圧縮機1の吸入側で合流して圧縮
機に吸引される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空調装置で
は、一般的に冷媒中に潤滑油(冷凍機油)を混合するこ
とにより圧縮機1の潤滑を図っているので、冷媒と共に
圧縮機1から吐出した潤滑油が冷媒配管(蒸発器や凝縮
器も含む。)に滞留してしまい、圧縮機1に戻ってくる
潤滑油の量が減少すると、圧縮機1を十分に潤滑するこ
とができない。
【0004】また、デュアルエアコンにおいて前席用蒸
発器4及び後席用蒸発器5の両者に冷媒を供給している
場合には、冷媒と共に圧縮機1から吐出した潤滑油の多
くは圧縮機1に戻ってくるが、例えば前席用蒸発器4の
みに冷媒を供給して後席用蒸発器5に冷媒を供給しない
前席冷房運転モードにおいては、後席用蒸発器5から圧
縮機1に至る後席用冷媒配管8に潤滑油が滞留してしま
い、圧縮機1に戻ってくる潤滑油の量が減少してしま
う。
【0005】ここで、前席冷房運転モードにおいて、後
席用冷媒配管8に潤滑油が滞留してしまう原因として、
以下の点が発明者等の試験検討により明らかになってい
る。
【0006】すなわち、前席冷房運転モードにおいて、
前席用蒸発器4から圧縮機1に至る前席用冷媒配管9を
流通する冷媒は、前席用冷媒配管9と後席用冷媒配管8
との接合部において、その流れが乱れ易いので、接合部
の角部(エッジ部)に冷媒が衝突してしまい、潤滑油と
共に冷媒が後席用冷媒配管8側に飛散してしまう。
【0007】そして、前席冷房運転モードにおいては、
後席用冷媒配管8に冷媒流れがないので、後席用冷媒配
管8に飛散した潤滑油は、そのまま後席用冷媒配管8に
滞留してしまう。
【0008】そこで、発明者等は、図7に示すように、
前席用冷媒配管9の上方側から後席用冷媒配管8を前席
用冷媒配管9に接続することにより、後席用冷媒配管8
側に飛散した潤滑油を自重にて前席用冷媒配管9に戻す
配管構造を検討したが、十分な量の潤滑油を圧縮機1に
戻すことができなかった。
【0009】本発明は、上記点に鑑み、複数の蒸発器を
有する車両用空調装置において、一方の蒸発器にのみ冷
媒を供給する場合においても、十分な量の潤滑油が圧縮
機に戻るようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、冷媒を吸入
圧縮する圧縮機(10)、及び車室内に吹き出す空気と
冷媒とを熱交換する第1、2熱交換器(51、52)を
有し、圧縮機(10)を潤滑する潤滑油と冷媒とを混合
した状態で冷媒を循環させる蒸気圧縮式冷凍サイクル
(Rc)と、第1熱交換器(51)の冷媒流出側と圧縮
機(10)の吸入側とを繋ぐ第1冷媒配管(63)と、
第2熱交換器(52)の冷媒流出側と圧縮機(10)の
吸入側とを繋ぐとともに、第1冷媒配管(63)に接続
された第2冷媒配管(64)とを備え、第2冷媒配管
(64)は、第1冷媒配管(63)との接続部位(J)
から上方側に立ち上がって略180°屈曲した立ち上が
り屈曲部(64a、64b)、及び立ち上がり屈曲部
(64a、64b)から連なって第2熱交換器(52)
の冷媒流出側に繋がる立ち下がり部(64c)を有して
おり、さらに、立ち上がり屈曲部(64a、64b)
は、接続部位(J)側が低くなるように傾いた第1屈曲
傾斜部(b1)及び立ち下がり部(64c)側が低くな
るように傾いた第2屈曲傾斜部(b2)を有して構成さ
れているとともに、立ち上がり屈曲部(64a、64
b)のうち第1屈曲傾斜部(b1)の占める割合が第2
屈曲傾斜部(b2)の占める割合より大きくなるように
形成されていることを特徴とする。
【0011】これにより、接続部位(J)の角部(エッ
ジ部)等に冷媒が衝突して第2冷媒配管(64)側に飛
散して第1屈曲傾斜部(b1)の上方側内壁に衝突した
潤滑油の多くは、重力により第1屈曲傾斜部(b1)の
内壁を伝って第1冷媒配管(63)側に流れる。
【0012】したがって、第1熱交換器(51)にのみ
冷媒を供給する場合においても、十分な量の潤滑油を圧
縮機(10)に戻すことができるので、圧縮機(10)
の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
【0013】請求項2に記載の発明では、立ち下がり部
(64c)のうち略鉛直方向に延びる部位には、180
°以上屈曲した立ち下がり屈曲部(64d)が設けられ
ていることを特徴とする。
【0014】これにより、第2冷媒配管(64)側に飛
散した潤滑油が、仮に、立ち下がり部(64c)側に流
れた場合であっても、その立ち下がり部(64c)側に
流れた潤滑油は、第2屈曲部(64d)を通過すること
ができず、第2屈曲部(64d)の底部に滞留する。
【0015】したがって、立ち下がり部(64c)側に
流れた潤滑油に対して第2屈曲部(64d)は、潤滑油
がそれ以上の第2熱交換器(52)側に流れることを防
止するオイル溜め機構として機能するので、第2屈曲部
(64d)に滞留した潤滑油を圧縮機(10)にて吸引
することにより十分な量の潤滑油を圧縮機(10)に戻
すことができる。
【0016】なお、立ち上がり屈曲部(64a、64
b)は、請求項3に記載の発明のごとく、接続部位
(J)から上方側に直線的に立ち上がった立ち上がり部
(64a)、及び立ち上がり部(64a)から連なって
略180°屈曲した屈曲部(64b)から構成する場合
には、立ち上がり部(64a)の立ち上がり高さ(h)
を100mm以上とすることが望ましい。
【0017】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る車両空調装置の冷媒配管構造を後席側に荷
室が設けられたワゴンタイプ(エステートワゴン)の車
両用空調装置に適用したもので、図1は車両用空調装置
(蒸気圧縮式冷凍サイクルRc)の模式図である。
【0019】図1中、10は走行用エンジン(内燃機
関)から駆動力を得て冷媒(本実施形態では、フロン)
を吸入圧縮する圧縮機であり、20は圧縮機10から吐
出した冷媒と外気とを熱交換して冷媒を冷却凝縮させる
凝縮器(放熱器)である。
【0020】30は凝縮器20から流出した冷媒を気相
冷媒と液相冷媒とに分離して液相冷媒を流出させるとと
もに、冷凍サイクル中の余剰冷媒を蓄えるレシーバ(気
液分離手段)であり、41、42はレシーバ30から流
出した高圧の液相冷媒を第1、2減圧する減圧器であ
る。
【0021】なお、本実施形態では、両減圧器41、4
2は後述する蒸発器51、52の冷媒出口側における冷
媒加熱度が所定値となるように開度を調節する温度式膨
張弁を採用している。
【0022】51は第1減圧器(前席用減圧器)41に
て減圧された冷媒を蒸発させて車室内前席側に吹き出す
空気を冷却する第1蒸発器(前席用蒸発器)であり、5
2は第2減圧器(後席用減圧器)42にて減圧された冷
媒を蒸発させて車室内後席側に吹き出す空気を冷却する
第2蒸発器(前席用蒸発器)である。
【0023】また、61〜65は冷媒通路を構成して各
機器(圧縮機10、凝縮器20及び蒸発器51、52
等)を繋ぐ冷媒配管であり、第1蒸発器51の冷媒流出
側と圧縮機10の吸入側とを繋ぐ冷媒配管63(以下、
第1冷媒配管63と呼ぶ。)には、図2に示すように、
上方側から第2蒸発器52の冷媒流出側と圧縮機10の
吸入側とを繋ぐ冷媒配管64(以下、第2冷媒配管64
と呼ぶ。)に接続されている。
【0024】そして、第2冷媒配管64は、第1冷媒配
管63との接続部位Jから上方側に直線的に立ち上がっ
た立ち上がり部64a、立ち上がり部64aから連なっ
て略180°屈曲した第1屈曲部64b、及び第1屈曲
部64bから連なって立ち上がり部64aと略平行に延
びて第2蒸発器52の冷媒流出側に繋がる立ち下がり部
64cが設けられ、さらに、立ち下がり部64cのうち
略鉛直方向に延びる部位Sには、180°以上(本実施
形態では、360°)屈曲したループ状の第2屈曲部
(立ち下がり屈曲部)64dが設けられている。
【0025】なお、以下、立ち上がり部64aと立ち上
がり部64aとを総称して立ち上がり屈曲部と呼ぶ。
【0026】さらに、第1屈曲部64bは、立ち上がり
部64a側が低くなるように直線的に傾いた第1屈曲傾
斜部b1、及び立ち下がり部64c側が低くなるように
円弧状に傾いた第2屈曲傾斜部b2を有して構成されて
いるとともに、第1屈曲部64bのうち第1屈曲傾斜部
b1の占める割合が第2屈曲傾斜部b2の占める割合よ
り大きくなるように形成されている。
【0027】ここで、第1屈曲傾斜部b1とは、第1屈
曲部64bのうち上方側に向けって凸となるように屈曲
した第1屈曲部64bの頂部Tから立ち上がり部64a
に至る部位であって、前述のごとく、立ち上がり部64
a側が低くなるように傾いた部位を言い、第2屈曲傾斜
部b1とは、第1屈曲部64bの頂部Tから立ち下がり
部64cに至る部位であって、前述のごとく、立ち下が
り部64c側が低くなるように傾いた部位を言うもので
ある。
【0028】また、第1屈曲部64bのうち第1屈曲傾
斜部b1の占める割合が第2屈曲傾斜部b2の占める割
合より大きくなるとは、第1屈曲傾斜部b1の通路長さ
L1が第2屈曲傾斜部b2の通路長さL2より長くなる
ような状態を言うものである。
【0029】なお、図3は各機器(圧縮機10、凝縮器
20及び蒸発器51、52等)及び冷媒配管61〜65
を車両に実装した状態を示すもので、少なくとも第1冷
媒配管63と第2冷媒配管64との接続部位Jは、圧縮
機10と同じ又は圧縮機10より高い位置に設け、第2
屈曲部64dは、接続部位Jより低く、かつ、第2冷媒
配管64の最下部(床下配管部分)より高い位置に設け
られている。
【0030】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0031】本実施形態によれば、第1屈曲部64bの
うち第1屈曲傾斜部b1の占める割合が第2屈曲傾斜部
b2の占める割合より大きくなっているので、接合部位
Jの角部(エッジ部)に衝突して第2冷媒配管64側に
飛散して第1屈曲傾斜部b1の上方側内壁b3(図2参
照)に衝突した潤滑油の多くは、重力により第1屈曲傾
斜部b1の内壁を伝って立ち上がり部64aに向かって
流れて第1冷媒配管63に至る。
【0032】したがって、第1蒸発器51にのみ冷媒を
供給する前席運転モード時においても、十分な量の潤滑
油を圧縮機10に戻すことができるので、圧縮機10の
耐久性及び信頼性を向上させることができる。
【0033】また、立ち下がり部64cのうち略鉛直方
向に延びる部位Sには、180°以上屈曲した第2屈曲
部64dが設けられているので、第2冷媒配管64側に
飛散した潤滑油が、仮に、立ち下がり部64c側に流れ
た場合であっても、その立ち下がり部64c側に流れた
潤滑油は、第2屈曲部64dを通過することができず、
第2屈曲部64dの底部d1(図2参照)に滞留する。
【0034】したがって、立ち下がり部64c側に流れ
た潤滑油に対して第2屈曲部64dは潤滑油がそれ以上
の第2蒸発器52側に流れることを防止するオイル溜め
機構として機能するので、第2屈曲部64dに滞留した
潤滑油を圧縮機10にて吸引することにより十分な量の
潤滑油を圧縮機10に戻すことができる。
【0035】なお、この説明からも明らかなように、第
2屈曲部64d(オイル溜め機構)を設ける位置は、第
2屈曲部64dに滞留した潤滑油を圧縮機10にて吸引
することが可能な位置であり、その位置は厳密には車両
毎に相違するが、概略、接続部位Jより低く、かつ、第
2冷媒配管64の最下部(床下配管部分)より高い位置
である。
【0036】ところで、立ち上がり部64aの立ち上が
り高さh(図2参照)を十分に高くすれば、接合部位J
の角部(エッジ部)に衝突した潤滑油は、第1屈曲部6
4bの頂部Tを超えることができないので、第1屈曲部
64bのうち第1屈曲傾斜部b1の占める割合が第2屈
曲傾斜部b2の占める割合より大きくしなくても、第2
冷媒配管24側に潤滑油が流れ込んでしまうことを防止
できるが、この手段では、冷媒配管を設置するためのス
ペースが大きくなり、車両用空調装置の車両用への搭載
性が悪化する。
【0037】そこで、本実施形態では、立ち上がり高さ
hを100mm以上、120mm以下程度として第2冷
媒配管64側に潤滑油が飛散することを抑制しつつ、第
1屈曲部64bのうち第1屈曲傾斜部b1の占める割合
が第2屈曲傾斜部b2の占める割合より大きくして、第
2冷媒配管64側に多くの潤滑油が流れ込んでしまうこ
とを確実に防止している。
【0038】(第2実施形態)第1実施形態では、立ち
上がり部64a及び第1屈曲部64bにより立ち上がり
屈曲部が構成されていたが、本実施形態は、図4に示す
ように、頂部Tに水平方向に延びる平行部b4を設けと
ともに、立ち上がり部64aを廃止して立ち上がり屈曲
部を第1屈曲部64bのみにて構成したものである。
【0039】なお、本実施形態において、第1屈曲傾斜
部b1及び第2屈曲傾斜部b2とは、第1屈曲部64b
のうち平行部b4を除いた部位について考えるものと
し、平行部b4の立ち上がり部64a側端部から立ち上
がり部64aに至る部位を第1屈曲傾斜部b1とし、平
行部b4の立ち下がり部64c側端部から立ち下がり部
64cに至る部位を第2屈曲傾斜部b2とする。
【0040】(第3実施形態)第1、2実施形態では、
第1屈曲傾斜部b1と第2屈曲傾斜部b2との接続部部
における曲率半径rが比較的に小さいので、第2蒸発器
52に冷媒を供給する際に、第2冷媒配管64で発生す
る圧力損失が大きい。
【0041】そこで、本実施形態では、図5に示すよう
に、第1屈曲傾斜部b1と第2屈曲傾斜部b2との接続
部部における曲率半径rを第1、2実施形態に比べて大
きくすることにより、第2蒸発器52に冷媒を供給する
際に第2冷媒配管64で発生する圧力損失を低減してい
る。
【0042】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、オイル溜め機構として立ち下がり部64cループ状
の第2屈曲部64dを設けたが、180°以上屈曲させ
れば、潤滑油が滞留するので、第2屈曲部64dの形状
はループ状に限定されるものではなく、例えば水平方向
に開口したU字状であってもよい。
【0043】また、上述の実施形態では、ワゴンタイプ
の車両を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、セダン(3ボックス)、1ボック
スや1.5ボックス(ミニバン)等にも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る配管構造を用いた
冷凍サイクルの模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る配管構造の模式図
である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る配管構造を用いた
冷凍サイクルの実装状態を示す模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る配管構造の模式図
である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る配管構造の模式図
である。
【図6】従来の技術に係る配管構造を用いた冷凍サイク
ルの模式図である。
【図7】(a)は発明者等の検討品に係る配管構造の模
式図であり、(b)は(a)の斜視図である。
【符号の説明】
63…第1冷媒配管、64…第2冷媒配管、64a…立
ち上がり部、64b…第1屈曲部、64c…立ち下がり
部、64d…第2屈曲部(オイル溜め機構)、b1…第
1屈曲傾斜部b1、b2…第2屈曲傾斜部b2。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 充宏 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 沓名 喜代治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)、及
    び車室内に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する第1、2
    熱交換器(51、52)を有し、前記圧縮機(10)を
    潤滑する潤滑油と冷媒とを混合した状態で冷媒を循環さ
    せる蒸気圧縮式冷凍サイクル(Rc)と、 前記第1熱交換器(51)の冷媒流出側と前記圧縮機
    (10)の吸入側とを繋ぐ第1冷媒配管(63)と、 前記第2熱交換器(52)の冷媒流出側と前記圧縮機
    (10)の吸入側とを繋ぐとともに、前記第1冷媒配管
    (63)に接続された第2冷媒配管(64)とを備え、 前記第2冷媒配管(64)は、前記第1冷媒配管(6
    3)との接続部位(J)から上方側に立ち上がって略1
    80°屈曲した立ち上がり屈曲部(64a、64b)、
    及び前記立ち上がり屈曲部(64a、64b)から連な
    って前記第2熱交換器(52)の冷媒流出側に繋がる立
    ち下がり部(64c)を有しており、 さらに、前記立ち上がり屈曲部(64a、64b)は、
    前記接続部位(J)側が低くなるように傾いた第1屈曲
    傾斜部(b1)及び前記立ち下がり部(64c)側が低
    くなるように傾いた第2屈曲傾斜部(b2)を有して構
    成されているとともに、前記立ち上がり屈曲部(64
    a、64b)のうち前記第1屈曲傾斜部(b1)の占め
    る割合が前記第2屈曲傾斜部(b2)の占める割合より
    大きくなるように形成されていることを特徴とする車両
    空調装置の冷媒配管構造。
  2. 【請求項2】 前記立ち下がり部(64c)のうち略鉛
    直方向に延びる部位には、180°以上屈曲した立ち下
    がり屈曲部(64d)が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の車両空調装置の冷媒配管構造。
  3. 【請求項3】 前記立ち上がり屈曲部(64a、64
    b)は、前記接続部位(J)から上方側に直線的に立ち
    上がった立ち上がり部(64a)、及び前記立ち上がり
    部(64a)から連なって略180°屈曲した屈曲部
    (64b)から構成されており、 さらに、前記立ち上がり部(64a)の立ち上がり高さ
    (h)は、100mm以上であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の車両空調装置の冷媒配管構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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