JP4172240B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前席用蒸発器及び後席用蒸発器を有する、いわゆるデュアルエアコンタイプの車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来のデュアルエアコン方式の車両用空調装置における蒸気圧縮式冷凍サイクルRcの実装状態を示す模式図、図10は図9のデュアルエアコン方式の蒸気圧縮式冷凍サイクルRcを示す模式図である。圧縮機11から吐出されて凝縮器12にて凝縮した高圧液冷媒は、分流部18aにて前席用膨張弁13及び後席用膨張弁14に分流され、各膨張弁13、14にて減圧膨張されて、低圧の気液2相状態になる。そして、低圧冷媒は、各蒸発器15、16にて蒸発して車室内に吹き出す空気を冷却する。この前席用蒸発器15にて蒸発した低圧冷媒は、前席用冷媒配管19および共通冷媒配管20を通って圧縮機11に吸入され、後席用蒸発器16にて蒸発した低圧冷媒は、後席用冷媒配管23を通って共通冷媒配管20に合流して圧縮機11に吸入される。
【0003】
上記デュアルエアコンの動作モードは、前席用蒸発器15及び後席用蒸発器16の両者に冷媒を供給する前後同時運転モードと、前席用蒸発器15のみに冷媒を供給して後席用蒸発器16に冷媒を供給しない前席単独運転モードの2つに分けられる。
【0004】
前後同時運転モードでは、図示しない前席用ファン及び後席用ファンが回転駆動され、前席用蒸発器15、後席用蒸発器16内の冷媒がファンの送風空気から吸熱して蒸発する。そして、前席用膨張弁13、後席用膨張弁14が開弁状態となって冷媒の流通を遮断せず、車室内の前席側と後席側に吹き出す空気を同時に冷却する。
【0005】
また、前席単独運転モードでは、図示しない前席用ファンのみが回転駆動され、車室内の前席側のみに吹き出す空気を冷却する。後席用ファンは回転駆動されないので、後席用蒸発器16内の冷媒が送風空気から吸熱されず蒸発しない。その結果、後席用膨張弁14が閉弁状態を維持するようになって後席用蒸発器16から圧縮機11への冷媒流れは停止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、空調装置では、一般的に冷媒中に潤滑油を混合することにより圧縮機11の潤滑を図っているので、冷媒と共に圧縮機11から吐出した潤滑油がサイクル内各部に滞留してしまい、圧縮機11に戻ってくる潤滑油の量が減少して、圧縮機11を十分に潤滑することができない場合がある。
【0007】
上記現象を具体的に説明すると、前席単独運転モードにおいて、前席用冷媒配管19よりも後席用冷媒配管23が低い場合には、合流部24から後席用冷媒配管23に潤滑油が流れ込み、徐々に圧縮機11に戻ってくる潤滑油の量が減少してしまう。
【0008】
このため、特開2002−67669号公報記載のものでは、図11に示すように、合流部24において後席用冷媒配管23を前席用冷媒配管19から所定寸法h1、具体的には100mm以上立ち上げた立上り部23jを設けて後席用冷媒配管23への潤滑油の流れ込みを防止している。
【0009】
しかし、前後同時運転モードでも、後席用蒸発器16の冷媒流量が非常に少ない運転条件では、後席用冷媒配管23を流れる冷媒の流速が非常に遅いため、後席用冷媒配管23に潤滑油が停留し、徐々に圧縮機11に戻ってくる潤滑油の量が減少してしまうという現象が発生する。
【0010】
そこで、従来技術は図11に示す後席用冷媒配管23のうち、後席用蒸発器16から車両の床下に配置される床下配管部23aから後席用冷媒配管23の立上り部23jの上部までの所定寸法h2をできるだけ低くして、後席用冷媒配管23に潤滑油が停留することを防止する必要がある。
【0011】
このように、後席用冷媒配管23に立上り部23jを設ける構造では、前席単独運転モード時に発生する現象から所定寸法h1を高くして前席用冷媒配管19および共通冷媒配管20から後席用冷媒配管23へ潤滑油が流れ込まないようにしたいが、前後同時運転モード時に発生する現象では所定寸法h2(h1)を低くして後席用冷媒配管23内に潤滑油が取り残されないようにして潤滑油循環率の低下を防止したいという相反する問題点があり、最適な設計をすることが困難になっている。
【0012】
本発明は、上記点に鑑み、前席単独運転モード時、前後同時運転モード時の双方で、圧縮機に戻ってくる潤滑油の量を確保する冷凍サイクルを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、潤滑油と混合された冷媒を吸入圧縮する圧縮機(11)と、
車室内の前席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する前席用蒸発器(15)と、
車室内の後席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する後席用蒸発器(16)とを備え、
前席用蒸発器(15)と後席用蒸発器(16)に潤滑油と混合された冷媒が循環するようになっており、
前席用蒸発器(15)及び後席用蒸発器(16)の両者に冷媒を供給する前後同時運転モードと、前席用蒸発器(15)のみに冷媒を供給して後席用蒸発器(16)に冷媒を供給しない前席単独運転モードとを実行する車両用空調装置において、
前席用蒸発器(15)の出口側に接続された前席用冷媒配管(19)と、
後席用蒸発器(16)の出口側に接続された後席用冷媒配管(23)と、
圧縮機(11)の吸入側に接続された共通冷媒配管(20)とを備え、
前席用冷媒配管(19)と共通冷媒配管(20)の間に、前席用冷媒配管(19)の冷媒流路断面積より大きい冷媒流路断面積をもったマフラ部(22)を接続し、
前席用冷媒配管(19)からの冷媒をマフラ部(22)の冷媒流路一端側に流入させるマフラ部入口と、マフラ部(22)の冷媒流路他端側から共通冷媒配管(20)に向かって冷媒を流出させるマフラ部出口とが、前記マフラ部(22)の冷媒流路両端側にて対向配置されており、
マフラ部(22)は、冷媒流路の方向が水平方向に向くように配置され、かつ、マフラ部入口とマフラ部出口との中間部位の下部に穴(22a)が設けられており、
マフラ部(22)内においてマフラ部入口とマフラ部出口との中間部位に、後席用冷媒配管(23)の端部(23c)をマフラ部(22)の下方から穴(22a)を通して挿入し、
端部(23c)近傍に位置する冷媒流出口(23d、23i)がマフラ部(22)の内部中央において、マフラ部(22)を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口していることを特徴とする。
【0014】
これによれば、マフラ部(22)の冷媒流路断面積が前席用冷媒配管(19)の冷媒流路断面積より大きくなっており、マフラ部(22)内に後席用冷媒配管(23)の端部(23c)が挿入されているので、後席用冷媒配管(23)から流れる潤滑油と混合された冷媒が前席用冷媒配管(19)から流れる潤滑油と混合された冷媒に合流することができる。
【0015】
上記のように構成された車両用空調装置の前席単独運転モードでは、前席用蒸発器(15)のみ圧縮機(11)側へ冷媒が流れようとする。この際、冷媒よりも粘性を持った液体状の潤滑油は前席用冷媒配管(19)の内壁およびマフラ部(22)の内壁に沿って流れる。
【0016】
一方、前席用冷媒配管(19)およびマフラ部(22)の内部中央付近では上記潤滑油を含まない冷媒が流れるが、後席用冷媒配管(23)の冷媒流出口(23d、23i)がマフラ部(22)の内部中央において、マフラ部(22)を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口しているので、マフラ部(22)の壁面を流れる潤滑油が後席用冷媒配管(23)内に入り込むことがない。したがって、圧縮機(11)に戻ってくる潤滑油の量が確保される。
【0017】
また、前後同時運転モードで、後席用冷媒配管(23)の冷媒流量が非常に少ない運転条件であっても、後席用冷媒配管(23)を前席用冷媒配管(19)より上に立ち上げる必要がなく、しかも、マフラ部(22)を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口しているので、マフラ部(22)内の冷媒の流れによって後席用冷媒配管(23)を流れる冷媒及び潤滑油が吸い出され、後席用冷媒配管(23)の潤滑油がマフラ部(22)に戻りやすくなる。したがって、圧縮機(11)に戻ってくる潤滑油の量が確保される。
【0018】
更に、マフラ部(22)が設けられた効果として、前席用冷媒配管(19)の冷媒流路断面積より大きい冷媒流路断面積をもつようにマフラ部(22)を構成しているので、圧縮機(11)が吸入脈動を起こしても、緩和ないし防止をすることができる。しかも、蒸気圧縮式冷凍サイクル(Rc)停止時にマフラ部(22)内に残った潤滑油がエアコン再起動時に圧縮機(11)に流れ込むことによる、起動時の潤滑性を向上することができる。
【0019】
請求項2に記載の発明では、請求項1において、マフラ部(22)に冷媒流路断面積を絞る絞り部(22b)が設けられており、
冷媒流出口(23d、23i)が絞り部(22b)の直後に位置していることを特徴とする。
【0020】
これによれば、マフラ部(22)の中央部で冷媒流路断面積を絞る絞り部(22b)を有しているので、冷媒流出口(23d、23i)から流出する冷媒にアスピレータ効果が作用する。その結果、同時冷房運転時の後席用冷媒配管(23)からの潤滑油の戻りを請求項1の場合より更に良くすることができる。
【0021】
請求項3に記載の発明では、潤滑油と混合された冷媒を吸入圧縮する圧縮機(11)と、
車室内の前席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する前席用蒸発器(15)と、
車室内の後席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する後席用蒸発器(16)とを備え、
前席用蒸発器(15)と後席用蒸発器(16)に潤滑油と混合された冷媒が循環する車両用空調装置において、
前席用蒸発器(15)の出口側に接続された前席用冷媒配管(19)と、
後席用蒸発器(16)の出口側に接続された後席用冷媒配管(23)と、
圧縮機(11)の吸入側に接続された共通冷媒配管(20)とを備え、
前席用冷媒配管(19)と共通冷媒配管(20)の間に、前席用冷媒配管(19)の冷媒流路断面積より大きい冷媒流路断面積をもったマフラ部(22)を接続し、
マフラ部(22)に冷媒流路断面積を絞る絞り部(22b)を設け、
後席用冷媒配管(23)を前席用冷媒配管(19)に接続するとともに、
後席用冷媒配管(23)の途中に、曲げ部が下向きとなるU字状の屈曲部(23g)を設け、
屈曲部(23g)に貯留された潤滑油を排出する排出配管(25)の一端(25a)を屈曲部(23g)の底部に接続し、
マフラ部(22)内に排出配管(25)の他端(25b)を挿入し、
他端(25b)に位置する潤滑油流出口(25c)が、絞り部(22b)の直後に位置しマフラ部(22)を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口していることを特徴とする。
【0022】
これによれば、屈曲部(23g)に潤滑油が流れ込んでも、この潤滑油が屈曲部(23g)の底部から排出配管(25)を経由してマフラ部(22)内に排出されるので、後席用冷媒配管(23)からの潤滑油戻りをよくすることができる。
【0023】
請求項4に記載の発明のように、請求項2または3において、マフラ部(22)のうち、絞り部(22b)より前席用冷媒配管(19)側の部位に絞り部(22b)より大きい冷媒流路断面積を有する第1拡張部(22c)を設け、
マフラ部(22)のうち、絞り部(22b)より共通冷媒配管(20)側の部位に第1拡張部(22c)より大きい冷媒流路断面積を有する第2拡張部(22d)を設けてもよい。
【0024】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明による前席用蒸発器及び後席用蒸発器を有する、いわゆるデュアルエアコン方式の車両用空調装置における蒸気圧縮式冷凍サイクルRcの実装状態を示す模式図、図2は図1のデュアルエアコン方式の蒸気圧縮式冷凍サイクルRcを示す模式図であり、本発明による車両用空調装置の冷媒配管構造を後席側に荷室が設けられたワゴンタイプの車両用空調装置に適用したものである。
【0026】
最初に、図1を構成する各機器の構成について説明する。圧縮機11は、自動車のエンジンルーム内に配置された走行用車両エンジン(図示せず)により電磁クラッチ11a等を介して回転駆動される。圧縮機11にて圧縮された高温高圧の過熱ガス冷媒は受液器一体型冷媒凝縮器12(以下凝縮器と称する)に流れる。この凝縮器12は、凝縮部、受液器、過冷却部が一体にろう付けされた周知構成のものであって、圧縮機11の吐出ガス冷媒を室外空気と熱交換させて冷却、凝縮を行い、凝縮された冷媒を気相冷媒と液相冷媒に分離し、分離した液冷媒を室外空気と熱交換させて過冷却する。
【0027】
また、前席用膨張弁13、後席用膨張弁14は、凝縮器12から流出した高圧の液冷媒を減圧し、前席用蒸発器15、後席用蒸発器16の冷媒出口側における冷媒加熱度が所定値となるように冷媒流量を調節する。前席用蒸発器15は、前席用膨張弁13にて減圧された低圧冷媒を蒸発させて車室内前席側に吹き出す空気を冷却する。後席用蒸発器16は、後席用膨張弁14にて減圧された低圧冷媒を蒸発させて車室内後席側に吹き出す空気を冷却する。
【0028】
次に、第1実施形態における配管構成について説明する。圧縮機11の吐出側と凝縮器12の流入側の間は高圧ガス配管17により、凝縮器12の流出側と前席用膨張弁13の流入側の間は高圧液配管18により、前席用蒸発器15の流出側とマフラ部22の間は前席用低圧配管19により、マフラ部22と圧縮機11の吸入側の間は共通低圧配管20により、それぞれ繋がれている。
【0029】
また、高圧液配管18の中間部に冷媒を分流する分流部18aがあり、この分流部18aから後席用膨張弁14の流入側の間が高圧液配管21により繋がれている。また、後席用蒸発器16の流出側とマフラ部22の間が後席用低圧配管23によって繋がれている。
【0030】
前席用低圧配管19、共通低圧配管20、後席用低圧配管23はそれぞれ、本発明の前席用冷媒配管、共通冷媒配管、後席用冷媒配管を構成するものである。また、後席用低圧配管23のうち、後席用蒸発器16から車両の床下に配置される配管部位を床下配管部23aとし、床下配管部23aからマフラ部22に向かって上方に立ち上がる配管部位を立上り部23bとする。
【0031】
上記のように配管された車両用空調装置は、圧縮機11から吐出されて凝縮器12にて凝縮した冷媒が、分流部18aにて前席用膨張弁13と後席用膨張弁14に分流し、分流した冷媒が前席用膨張弁13及び後席用膨張弁14にて減圧膨張し、各蒸発器15、16にて蒸発して車室内に吹き出す空気を冷却する。そして、各蒸発器15、16にて蒸発した冷媒が、マフラ部22で合流して圧縮機11に吸引される。
【0032】
ここで、マフラ部22付近の配管構造について説明する。図3において、冷媒流路断面積が拡大されたマフラ部22のうち、冷媒流れ上流側の下部には穴部22aが設けられており、後席用低圧配管23の立上り部23bがマフラ部22の下方から穴部22aに挿入されている。そして、立上り部23b(後席用低圧配管23)が、マフラ部22の内部において、マフラ部22を流れる冷媒の流れ方向下流側に曲げられている。この後席用低圧配管23の先端部23cはマフラ部22の内部中央に配置され、冷媒を流出する冷媒流出口23dが冷媒流れ方向下流側に向かって形成されている。前席用低圧配管19、マフラ部22、共通低圧配管20、及びマフラ部22の穴部22aと後席用低圧配管23の立上り部23bはろう付けによって冷媒が漏れないように接合されている。
【0033】
なお、上記説明から、後席用低圧配管23は従来技術に示す立上り部23jをもたない、すなわち、後席用低圧配管23を前席用低圧配管19および共通低圧配管20より上に立ち上げない構造とすることができる。
【0034】
ところで、前席用低圧配管19、マフラ部22、共通低圧配管20の各内部を流れる冷媒はガス状態(ガス冷媒)であり、このガス冷媒には潤滑油がほとんど溶け込まない。このガス冷媒は上述の説明で明らかなように、前席用低圧配管19側からマフラ部22を経由して共通低圧配管20側に流れようとするが、この際、粘度の高い液体状の潤滑油はガス冷媒より流速が遅くなって前席用低圧配管19の内壁からマフラ部22の内壁に沿って流れようとする。また、後席用低圧配管23内の潤滑油も上記と同様の理由により、後席用低圧配管23の内壁を流れようとする。
【0035】
第1実施形態によれば、前席単独運転モードでは、上記のように、前席用蒸発器15から圧縮機11側へ冷媒が流れる際に、粘性を持った液体状の潤滑油が前席用低圧配管19の内壁からマフラ部22の内壁に沿って流れようとする。
【0036】
一方、マフラ部22の内部中央では潤滑油を含まないガス冷媒が流れており、後席用低圧配管23の冷媒流出口23dがマフラ部22の内部中央において、マフラ部22を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口しているので、マフラ部22の内壁に沿って流れている潤滑油が後席用低圧配管23内に入り込むことがない。したがって、圧縮機11に戻ってくる潤滑油の量が確保される。
【0037】
また、前後同時運転モードで、後席用低圧配管23の冷媒流量が非常に少ない運転条件では、上記において説明したように、後席用低圧配管23を前席用低圧配管19および共通低圧配管20より上に立ち上げておらず、しかも、後席用低圧配管23の冷媒流出口23dがマフラ部22を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口しているので、マフラ部22を流れる冷媒の流れによって後席用低圧配管23を流れる冷媒及び潤滑油が吸い出され、後席用低圧配管23の潤滑油がマフラ部22に戻りやすくなる。したがって、圧縮機11に戻ってくる潤滑油の量が確保される。
【0038】
更に、マフラ部22が設置された効果として、前席用低圧配管19の冷媒流路断面積より大きい冷媒流路断面積をもつようにマフラ部22が構成されているので、圧縮機11が吸入脈動を起こしても、緩和ないし防止をすることができる。なお、ここでいう吸入脈動とは蒸気圧縮式冷凍サイクルRcが運転されている場合に圧縮機11の吸入側で発生する圧力変動である。
【0039】
また、蒸気圧縮式冷凍サイクルRc停止時にマフラ部22内に残った潤滑油がエアコン再起動時に圧縮機11に流れ込むので、起動時の潤滑性を向上することができる。
【0040】
(第2実施形態)
図4に示すように、マフラ部22に絞り部22bを設け、絞り部22bより前席用低圧配管19側の部位に絞り部22bより大きい冷媒流路断面積を有する第1拡張部22cを設け、絞り部22bより共通低圧配管20側の部位に第1拡張部22cより大きい冷媒流路断面積を有する第2拡張部22dを設けた点が第1実施形態と異なる。
【0041】
上述の第1拡張部22cの下部には穴部22aが設けられており、後席用低圧配管23の立上り部23bが穴部22aに挿入されている。そして、立上り部23b(後席用低圧配管23)が、マフラ部22の内部において、マフラ部22を流れる冷媒の流れ方向下流側に曲げられている。この後席用低圧配管23の先端部23cはマフラ部22の絞り部22bの直後に配置され、冷媒が流出する冷媒流出口23dが冷媒流れ方向下流側に向かって形成されている。
【0042】
第2実施形態によれば、前席単独運転モードでは、第1実施形態と同様に、潤滑油がマフラ部22の内壁を流れ、冷媒がマフラ部22の内部中央を流れるので、冷媒の冷媒流出口23dに潤滑油が流れ込むことがない。
【0043】
また、前後同時運転モードで、後席用低圧配管23の冷媒流量が非常に少ない運転条件では、前席用低圧配管19からマフラ部22に流入した冷媒がマフラ部22の絞り部22bから絞り部22bより断面積の大きい第2拡張部22dに流れる場合に、第2拡張部22d内の圧力が減少して後席用低圧配管23を流れる冷媒が吸い出される現象、すなわち、第2拡張部22dで発生するアスピレータ効果を利用して、第1実施形態の場合より更に、後席用低圧配管23からの潤滑油の戻りを良くすることができる。なお、ここで言うアスピレータ効果とは、管内を流れる流体が、管断面積の小さい部位から大きい部位に移動すると、管断面積の大きい部位側に流体が吸い出される現象を言う。
【0044】
(第3実施形態)
図5に示すように、前席用低圧配管19の途中に後席用低圧配管23を連結し、後席用低圧配管23の配管途中に潤滑油を一時的に貯留する部位を設け、更に、一時的に貯留された潤滑油をマフラ部22を流れる冷媒に合流するように構成する点が第2実施形態と異なる。
【0045】
第3実施形態の構成を具体的に述べると、後席用低圧配管23が、床下配管部23aから略90°上側に立ち上がる第1立上り部23eと、U字状に形成され、曲げ部が上向きとなる屈曲部23fと、U字状に形成され、曲げ部が下向きとなる屈曲部23gと、屈曲部23gから更に上側に立ち上がる第2立上り部23hとを順次連結するように構成され、更に第2立上り部23hが前席用低圧配管19に合流部24で連通している。
【0046】
このうち、屈曲部23gの底部には、屈曲部23gに溜まった潤滑油を排出する排出配管25が設けられ、一端25aが屈曲部23gの下部に連通している。また、屈曲部23gの他端25bはマフラ部22に連通しており、具体的には、マフラ部22の第1拡張部22cの下部に穴部22aが設けられ、排出配管25が第1拡張部22cの下方から穴部22aに挿入され、第1拡張部22cの内部でマフラ部22を流れる冷媒の流れ方向下流側に折り曲げられ、更に排出配管25の他端25bがマフラ部22の内部中央で絞り部22bの直後に位置して冷媒を流出する潤滑油流出口25cを形成している。排出配管25は前席用低圧配管19より外径が細い銅管で構成される。
【0047】
第3実施形態の作動について説明する。前席単独運転モードでは、前席用低圧配管19を流れる潤滑油は後席用低圧配管23の第2立上り部23hに流れ込み、流れ込んだ潤滑油は屈曲部23gに一時的に貯留される。ところで、排出配管25は、上述のように、一端25aが屈曲部23gの底部に、他端25bがマフラ部22と連通するように構成されている。したがって、ガス冷媒がマフラ部22を流れると、屈曲部23gに一時的に貯留された潤滑油がアスピレータ効果によって、排出配管25を経由して吸い出される。
【0048】
また、前後同時運転モードで、後席用低圧配管23の冷媒流量が非常に少ない運転条件では、後席用低圧配管23を流れる冷媒の一部は、屈曲部23gから前席用低圧配管19に合流される。この場合、屈曲部23gに残りの潤滑油が貯留されていても、排出配管25を経由してマフラ部22を流れる冷媒に合流される。
【0049】
第3実施形態によれば、前席用低圧配管19または後席用低圧配管23を流れる冷媒中の潤滑油が屈曲部23gに流れ込んでも、排出配管25内を流れ、マフラ部22を流れる冷媒に合流されるので、圧縮機11に戻ってくる潤滑油の量が確保され、円滑に蒸気圧縮式冷凍サイクルRcを運転することができる。
【0050】
(第4実施形態)
図6に示すように、マフラ部22が水平に配置され、後席用低圧配管23がマフラ部22の斜め下方向からマフラ部22の下部に設けられた穴部22aに挿入され、更に後席用低圧配管23の先端部23cがマフラ部22の内部中央に配置され、冷媒を流出する冷媒流出口23dが冷媒流れ方向下流側に向かって形成されていてもよい。
【0051】
(第5実施形態)
図7に示すように、マフラ部22が水平に配置され、後席用低圧配管23がマフラ部22の下方からマフラ部22に設けられた穴部22aに挿入され、更に後席用低圧配管23の先端部23cがマフラ部22の内面に突き当てられて閉塞されるとともに、マフラ部22内の後席用低圧配管23の側面のうち、端部23cからマフラ部22の内部中央の間に、冷媒を流出する冷媒流出口23iが冷媒流れ方向下流側に向かって形成されていてもよい。
【0052】
(参考例)
図8は本発明の参考例を示すもので、図8に示すように、第1実施形態において、前席用低圧配管19の出口側が上側、共通低圧配管20の入口側が下側となるように、前席用低圧配管19、共通低圧配管20、マフラ部22が略鉛直方向に配置され、後席用低圧配管23がマフラ部22の径外方向から略水平にマフラ部22の側面に設けられた穴部22aに挿入され、後席用低圧配管23がマフラ部22の内部で、マフラ部22を流れる冷媒の流れ方向下流側に折り曲げられ、後席用低圧配管23の端部23cがマフラ部22の内部中央に配置され、冷媒を流出する冷媒流出口23dが冷媒流れ方向下流側に向かって形成されていてもよい。
【0053】
(その他の実施形態)
第1ないし第5実施形態及び参考例における冷媒流出口23d、23i、潤滑油流出口25cは完全にマフラ部22の内部中央に一致していなくてもよい。
【0054】
また、第1ないし第5実施形態におけるマフラ部22は完全に水平に配置されていなくてもよい。
【0055】
また、上述の実施形態では、ワゴンタイプの車両を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、セダン(3ボックス)等にも適用することができる。
【0056】
また、第1ないし第5実施形態及び参考例における前席用低圧配管19、マフラ部22、共通低圧配管20、およびマフラ部22の穴部22aと後席用低圧配管23はろう付けによって冷媒が漏れないように接合されるようにしたが、例えば、シール剤を用いて機密にネジ固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による配管構造を用いた冷凍サイクルの実装状態を示す模式図である。
【図2】図1の冷凍サイクルによる配管構造の模式図である。
【図3】図2の前席用冷媒配管、後席用冷媒配管の合流部拡大図である。
【図4】本発明の第2実施形態による前席用冷媒配管、後席用冷媒配管の合流部拡大図である。
【図5】本発明の第3実施形態による前席用冷媒配管、後席用冷媒配管の合流部拡大図である。
【図6】本発明の第4実施形態による前席用冷媒配管、後席用冷媒配管の合流部拡大図である。
【図7】本発明の第5実施形態による前席用冷媒配管、後席用冷媒配管の合流部拡大図である。
【図8】 本発明の参考例による前席用冷媒配管、後席用冷媒配管の合流部拡大図である。
【図9】従来の技術による配管構造を用いた冷凍サイクルの実装状態を示す模式図である。
【図10】図9の冷凍サイクルによる配管構造の模式図である。
【図11】図10の前席用低圧配管、後席用冷媒配管の合流部拡大図である。
【符号の説明】
11…圧縮機、15…前席用蒸発器、16…後席用蒸発器、
19…前席用低圧配管、20…共通低圧配管、22…マフラ部、
22b…絞り部、22c…第1拡張部、22d…第2拡張部、
23…後席用冷媒配管、23c…端部、23d、23i…冷媒流出口、
23g…屈曲部、25…排出配管、25a…一端、25b…他端、
25c…潤滑油流出口。
Claims (4)
- 潤滑油と混合された冷媒を吸入圧縮する圧縮機(11)と、
車室内の前席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する前席用蒸発器(15)と、
車室内の後席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する後席用蒸発器(16)とを備え、
前記前席用蒸発器(15)と前記後席用蒸発器(16)に前記潤滑油と混合された冷媒が循環するようになっており、
前記前席用蒸発器(15)及び前記後席用蒸発器(16)の両者に冷媒を供給する前後同時運転モードと、前記前席用蒸発器(15)のみに冷媒を供給して前記後席用蒸発器(16)に冷媒を供給しない前席単独運転モードとを実行する車両用空調装置において、
前記前席用蒸発器(15)の出口側に接続された前席用冷媒配管(19)と、
前記後席用蒸発器(16)の出口側に接続された後席用冷媒配管(23)と、
前記圧縮機(11)の吸入側に接続された共通冷媒配管(20)とを備え、
前記前席用冷媒配管(19)と前記共通冷媒配管(20)の間に、前記前席用冷媒配管(19)の冷媒流路断面積より大きい冷媒流路断面積をもったマフラ部(22)を接続し、
前記前席用冷媒配管(19)からの冷媒を前記マフラ部(22)の冷媒流路一端側に流入させるマフラ部入口と、前記マフラ部(22)の冷媒流路他端側から前記共通冷媒配管(20)に向かって冷媒を流出させるマフラ部出口とが、前記マフラ部(22)の冷媒流路両端側にて対向配置されており、
前記マフラ部(22)は、前記冷媒流路の方向が水平方向に向くように配置され、かつ、前記マフラ部入口と前記マフラ部出口との中間部位の下部に穴(22a)が設けられており、
前記マフラ部(22)内において前記マフラ部入口と前記マフラ部出口との中間部位に、前記後席用冷媒配管(23)の端部(23c)を前記マフラ部(22)の下方から前記穴(22a)を通して挿入し、
前記端部(23c)近傍に位置する冷媒流出口(23d、23i)が前記マフラ部(22)の内部中央において、前記マフラ部(22)を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口していることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記マフラ部(22)に冷媒流路断面積を絞る絞り部(22b)が設けられており、
前記冷媒流出口(23d、23i)が前記絞り部(22b)の直後に位置していることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 潤滑油と混合された冷媒を吸入圧縮する圧縮機(11)と、
車室内の前席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する前席用蒸発器(15)と、
車室内の後席側に吹き出す空気と冷媒とを熱交換する後席用蒸発器(16)とを備え、
前記前席用蒸発器(15)と前記後席用蒸発器(16)に前記潤滑油と混合された冷媒が循環する車両用空調装置において、
前記前席用蒸発器(15)の出口側に接続された前席用冷媒配管(19)と、
前記後席用蒸発器(16)の出口側に接続された後席用冷媒配管(23)と、
前記圧縮機(11)の吸入側に接続された共通冷媒配管(20)とを備え、
前記前席用冷媒配管(19)と前記共通冷媒配管(20)の間に、前記前席用冷媒配管(19)の冷媒流路断面積より大きい冷媒流路断面積をもったマフラ部(22)を接続し、
前記マフラ部(22)に冷媒流路断面積を絞る絞り部(22b)を設け、
前記後席用冷媒配管(23)を前記前席用冷媒配管(19)に接続するとともに、
前記後席用冷媒配管(23)の途中に、曲げ部が下向きとなるU字状の屈曲部(23g)を設け、
前記屈曲部(23g)に貯留された潤滑油を排出する排出配管(25)の一端(25a)を前記屈曲部(23g)の底部に接続し、
前記マフラ部(22)内に前記排出配管(25)の他端(25b)を挿入し、
前記他端(25b)に位置する潤滑油流出口(25c)が、前記絞り部(22b)の直後に位置し前記マフラ部(22)を流れる冷媒の流れ方向下流側に向かって開口していることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記マフラ部(22)のうち、前記絞り部(22b)より前記前席用冷媒配管(19)側の部位に前記絞り部(22b)より大きい冷媒流路断面積を有する第1拡張部(22c)を設け、
前記マフラ部(22)のうち、前記絞り部(22b)より前記共通冷媒配管(20)側の部位に前記第1拡張部(22c)より大きい冷媒流路断面積を有する第2拡張部(22d)を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用空調装置。
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