JP4019551B2 - 電動シャッターの障害物感知装置 - Google Patents

電動シャッターの障害物感知装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動シャッターの障害物感知装置に関し、特に、下降中のシャッターカーテンに加わる負荷を感知して開閉機を停止させる障害物感知装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より下降時のシャッターカーテンが障害物に接触した際、その負荷を駆動源である電動モータなどの開閉機に伝えてシャッターカーテンを停止させる障害物感知装置が知られている。
【0003】
図14は従来の障害物感知装置を備えたシャッターの概念図であり、建物の開口部1に配設されるシャッターカーテン3を昇降させるシャッター5には、昇降の途中で障害物を感知したとき、特に閉鎖動作中となる下降中に障害物を感知したときにシャッターカーテン3を安全制御させる障害物感知装置7が設けられている。
【0004】
この障害物感知装置7としては、シャッターカーテン3を昇降させる開閉機9に加わった負荷を感知する方式(負荷感知方式)のものが、コスト的に安価であるため従来では多く用いられている。
【0005】
この負荷感知方式の障害物感知装置7は、電動モータである開閉機9の電流値を検出し、或いはタコジェネレータ又はエンコーダを用いて回転量を検出し、この電流値や回転量の変動からシャッターカーテン3と障害物との接触を感知して、シャッターカーテン3の下降動作を停止或いは反転上昇させるよう、開閉機9を駆動制御していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
シャッターカーテンには、通常、巻取カゴに対して巻き取られる方向、すなわち、上昇させる方向に付勢力が発生するように巻取スプリングが巻回されて介設されるように構成されている。また、開閉機は、シャッターカーテンが通常昇降(開閉)する際に、上述の巻取スプリングによる付勢力に抗し、かつシャッターカーテン自体の重量にて停止しないだけの駆動力を有していなければならない。
【0007】
シャッターカーテンが下降中に障害物に接触し、停止するまでに障害物に加わる力は、開閉機による下降動作力とシャッターカーテンの自重の和となる。シャッターカーテンの重量が大きい場合、上述の巻き取る方向の巻取スプリングによる付勢力も大きく設定される。シャッターカーテンが障害物に接触した場合、障害物にはシャッターカーテンの重量が加わる。すると、シャッターカーテンを下降させようとする開閉機側ではシャッターカーテンの重量が減少することから、つりあいのバランスが崩れ、巻取スプリングによる巻き取る方向の付勢力の方が大きくなり、すなわちシャッターカーテンの巻取カゴにおいては逆回転を起こそうとする。この付勢力がシャッターカーテンを下降させようとする開閉機に過負荷となって加わり、障害物感知装置がそれを感知して開閉機を停止させる。
【0008】
ところが、シャッターカーテンの間口が小さい場合には、シャッターカーテンの重量が軽いため、巻取スプリングによる巻き上げる方向の付勢力も小さい。従って、シャッターカーテンの下降時において障害物に接触した場合、開閉機に過負荷となって加わる付勢力も小さくなる。すなわち、開閉機を停止させるだけの力が発生しない。このような場合には、シャッターカーテンが障害物に接触しても、開閉機は駆動し続ける。この結果、シャッターカーテンの下降が停止しているにもかかわず、巻取カゴが回転を続けるため、シャッターカーテンがケース内で弛んでしまうおそれがあり、また、障害物に対して負荷を増大させることにもなりかねない。
【0009】
そこで本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、開閉機に加わる負荷を感知してシャッターカーテンの下降を停止させる障害物感知装置において、下降中のシャッターカーテンが障害物に接触した際の障害物へ加わる負荷を低減させることのできる障害物感知装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の電動シャッターの障害物感知装置60は、ブラケット11に固定される支持軸13に対して回転自在に取り付けられた複数のホイール15,16を備え、外周にシャッターカーテン20が巻回される巻取カゴ19と、
一端が前記支持軸13に固定され他端が前記巻取カゴ19に固定されて、前記支持軸13に対し前記巻取カゴ19を前記シャッターカーテン20の巻き取り回転方向に付勢する巻取スプリング21と、
前記支持軸13に対して回動自在に設けられ、開閉機45に連動連結されて回転駆動するスプロケットホイール31と、
該スプロケットホイール31に穿設され円周方向に長尺に形成される長穴34と、
前記各ホイール15,16における前記ブラケット11に近接するホイール16の該ブラケット11と対向する面に設けられ、前記支持軸13と同軸方向となって突出し、前記長穴34の長手方向に沿って移動自在に遊嵌されるとともに、前記スプロケットホイール31の回転駆動を前記ホイール16に伝達するホイールピン29と、
前記支持軸13の固定されるブラケット11に設けられ、該支持軸13の周囲に位置し、先端の係合爪53が該支持軸13に略向かって延出形成される複数の爪部52と、
前記巻取カゴ19のホイール16と前記スプロケットホイール31とにわたって張架され、該スプロケットホイール31に対して前記ホイール16を前記巻取スプリング21と逆方向の力に付勢し、前記スプロケットホイール31と前記ホイール16とを連れ周り状態に維持するホイールスプリング43と、
一端が前記支持軸13と同軸方向の爪ピン19を介して前記スプロケットホイール31に対して揺動自在に軸支され、中途部に前記ホイールピン29が挿通される係合穴部58を有し、他端に前記爪部52の係合爪53に係止する歯部57を備え、前記ホイールスプリング43の付勢力に抗して前記ホイール16に対して前記スプロケットホイール31が回動し前記ホイールピン29が前記長穴34に沿って移動し揺動した際に、前記爪部52の係合爪53と前記歯部57との係止にて前記スプロケットホイール31の支持軸13に対する回動を規制する爪55と、
を具備したことを特徴としている。
【0011】
この電動シャッターの障害物感知装置では、シャッターカーテン20が障害物61に接触し乗り上げた際に、駆動側であるスプロケットホイール31と、従動側であるホイール16との連れ周り状態を解除し、相対回転させることにより、爪55を爪部52に係止し、駆動側のスプロケットホイール31の回転を停止させてしまうので、障害物61に対して開閉機45の開閉力による負荷を加えずに、この開閉機45に対して大きな負荷を加えることができ、開閉機45を停止させ、シャッターカーテン20を停止させることとる。
【0012】
また、この発明の電動シャッターの障害物感知装置70は、支持軸13に対して回転自在に取り付けられた複数の緩衝ホイール81と、該緩衝ホイール81同士を連結する連結杆17とで構成され、外周にシャッターカーテン20が巻回される巻取カゴ83と、
一端が支持軸13に固定され他端が該巻取カゴ83に固定されて、前記支持軸13に対し前記巻取カゴ83を前記シャッターカーテン20の巻き取り回転方向に付勢する巻取スプリング21と、
前記支持軸13に回動自在に支持され、該支持軸13に配設される開閉機45からの回転駆動力が伝達されるとともに、前記連結杆17と周方向のガタを有して係合する切欠87を有した開閉機側ホイル85と、
該開閉機側ホイル85の近傍における前記支持軸13に固定した爪車71と、前記支持軸13と同軸方向の爪ピン89を介して前記開閉機側ホイル85に中央部が回動自在に支持され、他端に前記爪車71に係止する歯部93aを備えた爪93と、
前記支持軸13に対して揺動自在に配設されて前記巻取カゴ83の連結杆17に当接するとともに、前記爪93を揺動させる凸片97と
前記爪93の一端に連結され、該爪93に対して、前記支持軸13に対する前記巻取スプリング21と逆の方向の力を付勢させるとともに、通常時、前記凸片97を前記連結杆17に当接状態とし、前記歯部93aを前記爪車71から離反させる方向に該爪93を付勢するホイールスプリング95と、を具備したことを特徴としている。
【0013】
この電動シャッターの障害物感知装置70では、シャッターカーテン20の閉鎖時に、このシャッターカーテン20が障害物61に接触すると、シャッターカーテン20の荷重が障害物61に加わるとともに、このシャッターカーテン20の障害物61との当接による停止によって巻取カゴ83の連結杆17が切欠87内で移動することとなる。そして、この連結杆17の移動により、連結杆17を介して凸片97を揺動させ、爪93がホイールスプリング95の付勢力に抗して揺動される。これにより、揺動した爪93の歯部93aが爪車71に係止し、開閉機側ホイル85の支持軸13に対する回動をロックする。この結果、開閉機に対して負荷が加わり、これを検知することとなる。
【0014】
さらに、本発明の電動シャッターの障害物感知装置100は、シャッターカーテン20が巻き取られる巻取カゴ103を支持軸13に対し回転自在に支持するとともに、該支持軸13に配設される開閉機45の回転駆動力が伝達される外ホイール101と、
前記支持軸13に回転自在に支持され、前記外ホイール101に近接して設けられるとともに、前記支持軸13に巻装されて設けられる巻取スプリング21に連結され、前記シャッターカーテン20を巻き取る方向に回転付勢される内ホイール105と、
該内ホイール105に穿設された円周方向に長尺な長穴108と、
前記支持軸13と同軸方向となって前記外ホイール101に突設され、前記長穴108の長手方向に移動自在に遊嵌される外ホイールピン111と、
該外ホイールピン111と前記内ホイール105とにわたって張架され、前記外ホイール101に対し前記巻取スプリング21と逆方向の力を付勢するホイールスプリング112と、
前記内ホイール105の近傍における前記支持軸13に固定された爪車71と、
前記支持軸13と同軸方向の爪ピン110を介して前記内ホイール105に中央部が回動自在に支持され、一端を前記外ホイールピン111に軸支され、他端に前記爪車71に係止する歯部113aを備え、前記ホイールスプリング112の付勢力に抗して揺動した際に、前記爪車71と歯部113aとの係止にて前記内ホイール105及び前記外ホイール101の支持軸13に対する回動を規制する爪113と、を具備したことを特徴としている。
【0015】
この電動シャッターの障害物感知装置100では、シャッターカーテン20の閉鎖時に、シャッターカーテン20が障害物61に接触すると、シャッターカーテン20の荷重が障害物61に加わり、シャッターカーテン20の重量が軽減される。これにより、外ホイール101が、巻取スプリング21の巻き絞め方向に回転するように内ホイール105に対して相対回転することとなる。そして、この相対回転によってホイールスプリング112の付勢力に抗して外ホイールピン111が長穴108を移動する。すると、爪113が揺動して、歯部113aが爪車71に係止し、巻取カゴ103の回転がロックされ、開閉機45に対して負荷が加わり、これを検知することとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電動シャッターの障害物感知装置の好適な各実施の形態を図面を参照してそれぞれ詳細に説明する。
【0017】
第一の実施の形態
図1は本発明に係る第一の実施の形態の障害物感知装置を備えた電動シャッターの正面図、図2は図1の巻取カゴ端部の拡大図、図3及び図4は図2における障害物感知装置の分解斜視図、図5は側面図である。
【0018】
住宅などの建物の窓などの上縁部分に配設されるシャッターケース(図示せず)内には、左右両端部分に配設される一対のブラケット11,12を介して支持軸13が水平に左右両端を固定されている。
【0019】
この支持軸13の両端近傍、及び中央側の外周には、円形のホイール15,16がそれぞれ回転自在とされて取り付けられている。
【0020】
これらホイール15,16には、外周縁近傍に位置する円周方向に等間隔となる位置に、複数の連結杆17が挿通されるように、支持軸13に沿って取り付けられている。そして、これらホイール15,16と連結杆17とで、巻取カゴ19を構成している。
【0021】
各ホイール15,16の外周面には吊元部材(図示せず)などを介してシャッターカーテン20が連結され、この巻取カゴ19の外周に、シャッターカーテン20が巻回される。
【0022】
また、巻取カゴ19は、図1に示すように、巻取カゴ19を構成するホイール15,16と、支持軸13との間に、一端が支持軸13に固定されており、他端が巻取カゴ19のホイール15,16に固定されるコイルスプリングよりなる巻取スプリング21が設けられている。この巻取スプリング21は、支持軸13に巻装されており、支持軸13に対して巻取カゴ19を回転させる付勢力を有し、巻取カゴ19に巻回されるシャッターカーテン20を巻き取る方向の回転方向に付勢するようになっている。
【0023】
巻取カゴを構成する各ホイール15,16のうち、巻取カゴの端部となり一方のブラケット11に近接するホイール16には、このブラケット11に対向する面に、駆動プレート23が設けられている。
【0024】
この駆動プレート23は、本第一の実施の形態では、図3及び図4に示すように、中央に支持軸13が貫通する穴部25を有する略矩形状の垂直な基板27と、この基板27の対となる側縁に、この基板27の板面に対して垂直となって延設される一対の連結板部28とで略構成されて略コ字状に形成されている板材である。
【0025】
各連結板部28の先端縁には、凸部28aが形成されており、前記巻取カゴ19のホイール16に連結されるようになっている。
また、この駆動プレート23は、基板27の他の対となる縁部に、連結板部28の延出方向と逆の方向となり支持軸13の軸線方向と同方向となって延出するホイールピン29がそれぞれ延出形成されている。本実施の形態のホイールピン29は、図3及び図4に示すように、略三角形状の基部を有し、略角柱状に延出するように形成されている。
さらに、この駆動プレート23には、図4に示すように、基板27の四隅に略近接して、後述するホイールスプリング43の一端が掛けられる係止ピン30が突設されている。
【0026】
また、図2に示すように、支持軸13における、巻取カゴ19に連結される駆動プレート23と、ブラケット11との間には、スプロケットホイール31が回動自在に取り付けられている。
【0027】
このスプロケットホイール31は、支持軸13が貫通されるボス部33を有し、図3及び図4に示すように、板面に、円周方向に長尺とされやや湾曲形状とされている長穴34,35が一対穿設されている。
【0028】
また、このスプロケットホイール31の駆動プレート23と対向する一方の板面には、中心軸線を基準に長穴34,35の位置に対して周方向に90°の両側に位置して、すなわち周方向にそれぞれが等間隔となる位置に、略L字状に形成される固定片37がそれぞれ突設されている。この固定片37は、後述するホイールスプリング43の他端が掛けられるようになっている。
【0029】
さらに、このスプロケットホイール31の他方の面には、図4に示すように、ボス部33の先端に位置し、中心軸線に対する一方の長穴34の穿設される位置に対応するこの一方の長穴34の穿設方向の延長線上となる位置に、スプロケットホイール31の板面に平行となるへら状の取付片39が突設されている。この取付片39の先端部分には、本実施の形態では、2つのピン穴41が穿設されている。
【0030】
なお、一方の長穴34の位置とピン穴41との中心軸線からの距離は、ピン穴41が中心軸線に近接した位置であり、長穴34の位置は、このピン穴41よりやや離れた位置とされ、取付片39の先端縁は長穴41に干渉しない位置とされており、また、長穴34の長手方向の長さは2つのピン穴41の間隔距離と略同等とされ設定されている。
【0031】
このスプロケットホイール31の両長穴34,35には、駆動プレート23の両ホイールピン29が、この長穴34,35に沿って移動自在に遊嵌されて連結状態とされており、すなわちホイールピン29の長穴34,35内を移動する範囲で、駆動プレート23とスプロケットホイール31とが相対回転可能となっている。
【0032】
また、これらスプロケットホイール31と駆動プレート23とには、一対のホイールスプリング43が張架されている。
【0033】
ホイールスプリング43は、引張コイルバネよりなり、一端が駆動プレート23の係止ピン30に掛けられ、他端がスプロケットホイール31の固定片37に掛けられている。本実施の形態では、図4,5に示すように、中心軸線を基準として基板27の対角位置となる各係止ピン30,30と各固定片37,37とにわたって掛けられており、ホイールスプリング43の一端の掛かる係止ピン30は、長穴34,35の他端側に位置するよう設定される。すなわち、係止ピン30と固定片37との間にわたってホイールスプリング43が掛けられ、これら係止ピン30と固定片37とを互いに近接させるように付勢力が与えられており、このホイールスプリング43の付勢力によって駆動プレート23のホイールピン29が長穴34,35の一端側に位置するようになっている。
【0034】
本実施の形態では、このホイールスプリング43の付勢力は、駆動プレート23に対して巻取スプリング21の付勢力の方向と反対となる方向であり、長穴34,35に対し遊嵌状態のホイールピン29を、この長穴34,35の一端側であるシャッターカーテン20の巻き戻し方向側に位置させ、すなわち長穴34,35によるスプロケットホイール31と駆動プレート23とのガタを無くし、その状態を保持し、これらスプロケットホイール31と駆動プレート23とが連れ周りするように設定されている。
【0035】
また、スプロケットホイール31は、ブラケット11に固定される開閉機45の出力スプロケット46にチェーン47などを介して連動連結されるようになっており、この開閉機45の回転駆動が伝達されて支持軸13に対して回転するようになっている。
【0036】
この開閉機45は、少なくとも電動モータと、この電動モータとスプロケットホイール31とを連動連結する伝動手段と、遠隔操作信号を受信する受信機及び制御部とから構成されている。
【0037】
伝動手段は、電動モータの出力軸にドッククラッチなどのクラッチ機構を介して連結した出力スプロケット46と、この出力スプロケット46とスプロケットホイール31とに掛け回されるチェーン47とから構成されている。
【0038】
従って、開閉機45の電動モータが回転すると、出力スプロケット46が回転し、チェーン47を介し、スプロケットホイール31を回転させるようになっており、このスプロケットホイール31の両長穴34,35に嵌入される駆動プレート23のホイールピン29によって巻取カゴ19を回転させるようになっている。
【0039】
また、開閉機45の制御部は、電動モータの電流値を検出し、或いはタコジェネレータ又はエンコーダを用いて回転量を検出し、この電流値や回転量の変動からシャッターカーテン20と障害物との接触を感知して、シャッターカーテン20を停止或いは反転上昇させるよう、電動モータを駆動制御する周知の障害物感知機能を備えている。
【0040】
次に、ブラケット11には、爪車51が固設されている。
この爪車51は、円環状に形成されて、図3に示すように、ブラケット11に固定される支持軸13の周囲に位置し、この支持軸13と同心となるように設けられている。
爪車51の内周縁には、図3及び図5に示すように、爪部としての略三角形状の突起52が複数形成されている。各突起52は、先端の係合爪53が支持軸13に略向かい、本実施の形態では、巻取カゴ19の支持軸13に対する巻取スプリング21による巻取カゴ19の付勢方向である回転方向と同方向(図5中時計回り方向)に延出するように形成されている。
【0041】
また、上述したスプロケットホイール31には、爪55が設けられている。
この爪55は、図3に示すように、略楕円形状の板部材よりなり、長手方向の一端に板面を貫通する孔部56が形成され、長手方向の他端には略楔状に形成されている歯部57が備えられている。また、この爪55の中途部には板面を貫通し、長手方向に沿ってやや長い係合穴部58が形成されている。
【0042】
そして、この爪55は、一端の孔部56がスプロケットホイール31の取付片39に穿設されているピン孔41に、爪ピン59を介して揺動自在となるように軸支され取り付けられているとともに、このスプロケットホイール31の長孔34を貫通する駆動プレート23のホイールピン29が係合穴部28を挿通するようになっている。すなわち、長穴34内のホイールピン29が、この長穴34に沿って移動することにより、爪55は爪ピン59を回動中心として揺動するようになっている。
【0043】
また、この爪55は、スプロケットホイール31に取り付けられた状態で、歯部57が爪車51の内周側に位置するようになり、この歯部57が爪車51の係合爪53に係止可能となる。
【0044】
そして、ホイールピン29が、ホイールスプリング43の付勢力により長穴34の一端側にあるときは、この長穴34の一端が爪ピン59の位置から離間していることから爪55は図5に示すように横臥状態となり爪55の歯部57が突出せず、また、ホイールスプリング43の付勢力に抗してホイールピン29が長穴34の他端側に位置した際には、この長穴34の他端が爪ピン59の位置に近接していることから爪55は図6に示すように突出状態となり爪55の歯部57が爪車51の係合爪53に係合することとなる。
【0045】
なお、この爪55は、図3に示すように、板面が屈曲し長手方向にややS字状に形成され、また、歯部57は、爪本体の長手方向に対して爪車51の係合爪53の延出方向と相対方向となるように所定の角度屈曲して延出している。
【0046】
次に、上記のように構成される障害物感知装置60の動作を説明する。
図5に示すように、通常開閉時には、シャッターカーテン20の垂れ下がり部分(ホイール接触面から水切りまで)の重量により発生する力(図中反時計回り方向の力)が各ホイール15,16に掛かり巻取カゴ19に作用するとともに、この巻取カゴ19のホイール16に連結される駆動プレート23に作用する。この状態においては、巻取スプリング21のシャッターカーテン20を巻き取ろうとする方向の力に抗する状態である。
【0047】
また、駆動プレート23とスプロケットホイール31とは、ホイールスプリング43の付勢力により、係止ピン30と固定片37とを近接させようとする状態となっており、ホイールピン29を長穴34,35の一端に留める状態とされ、これら駆動プレート23とスプロケットホイール31とが連れ周りの状態となり、駆動源である開閉機45の駆動力をスプロケットプレート31から駆動プレート23を介し、巻取カゴ19を回転駆動させる。
【0048】
従って、爪55は、図5に示すように、ホイールピン29が長穴34の一端側に位置し、その状態がホイールスプリング43によって保たれることから、横臥状態であり、爪車51の係合爪53に対して離脱した位置となる。
【0049】
なお、巻取スプリング21は、シャッターカーテン20の垂れ下がりにより発生する力とは逆の方向の力であり、このシャッターカーテン20による力、すなわち自重による力よりも小さく、このシャッターカーテン20の昇降時の巻取カゴ19の回転を助勢するように設定されているとともに、巻取カゴ19の回転駆動を行う開閉機45による開閉力を助勢するように設定されており、すなわち、この開閉力よりも小さく設定されている。
【0050】
また、ホイールスプリング43は、駆動側であるスプロケットホイール31と従動側である駆動プレート23との連れ周りを維持する牽引力を発生するように設定され、スプロケットホイール31に対して駆動プレート23(巻取カゴ19側)を巻取スプリング21とは逆の方向の力で付勢させ、シャッターカーテン20の荷重のかかる方向と同方向となり、かつ開閉機45の開閉力に比して小さく設定されている。
【0051】
そして、図6に示すように、シャッターカーテン20の閉鎖時(下降時)に、シャッターカーテン20の下降方向に障害物61があると、シャッターカーテン20は障害物61に接触し、この障害物61に載置状態となる。すなわち、シャッターカーテン20の下降が停止される。
【0052】
シャッターカーテン20の開閉機45の駆動による下降が途中で停止されると、シャッターカーテン20の巻取カゴ19への垂れ下がりによる荷重が解放されるが、開閉機45は、その駆動が続いており、スプロケットホイール31を回転させようとする。
【0053】
シャッターカーテン20の下降停止により、これに連結される巻取カゴ19及びホイール16は支持軸13に対する回転が停止し、すなわち駆動プレート23の回転が停止となる。そして、スプロケットホイール31の回転が停止していないことから、このスプロケットホイール31の長穴34内に位置するホイールピン29に対して、この長穴34が長手方向に沿って一端側から他端側へ移動することとなり、すなわち駆動プレート23に対してスプロケットホイール31が、ホイールスプリング43の付勢力に抗して連れ周りを解除されて回動を行う。
【0054】
これにより、ホイールピン29が挿通されている爪55は、爪ピン59を支点として揺動することとなり、横臥状態から突出し、爪55の歯部57が爪車51の係合爪53に係合して、スプロケットホイール31の駆動方向の回転がロックされる。
【0055】
この回転のロックは、開閉機45の回転駆動を続ければ続ける程、係合爪53と歯部57との係合状態を強固なものとし、このことから開閉機45に負荷が加わることとなる。開閉機45は、この回転負荷を制御部によって感知し、電動モータに停止信号を送出して、回転を停止する。
【0056】
このように、上述の障害物感知装置60によれば、シャッターカーテン20が障害物61に接触し乗り上げた際に、駆動側であるスプロケットホイール31と、従動側である駆動プレート23との連れ周り状態を解除し、相対回転させることにより、爪55を爪車51に係止し、駆動側のスプロケットホイール31の回転を停止させてしまうので、障害物61に対して開閉機45の開閉力による負荷を加えずに、この開閉機45に対して大きな負荷を加えることができ、開閉機45を停止させ、シャッターカーテン20を停止させることができる。
【0057】
また、この構成によれば、爪55が爪車51にロック状態となると同時に、シャッターカーテン20を巻き戻そうとする開閉機45の回転駆動力がシャッターカーテン20には直接伝達されずに、爪55と爪車51とのロック状態を保つ力となるので、障害物61に対しての負荷が増大することがない。
【0058】
さらに、シャッターカーテン20の下降時に障害物61に当接することで爪55が揺動して爪車51に係止する構造であることから、シャッターカーテン20自体の重量や、巻取スプリング21の巻取力に影響無く、この障害物61を感知できることとなる。
【0059】
なお、上述した第一の実施の形態において、ホイールスプリング43の駆動プレート23及びスプロケットホイール31への掛け方を、ホイールスプリング43の一端を長穴34,35の他端側に位置する各係止ピン30とし、各ホイールピン29,29が長穴34,35の一端側に位置するように付勢する構成として説明したが、この障害物感知装置60は、巻取カゴ19を回転駆動する開閉機45に連動連結されるスプロケットホイール31を含む構成であり、巻取カゴ19に対する開閉機45の取付位置が異なる、すなわち左右勝手のある構成であることから、この左右勝手に対応して、ホイールスプリング43の駆動プレート23及びスプロケットホイール31への掛け方を変更可能な構成としている。つまり、上述と異なる位置に開閉機45が配置される場合には、巻取カゴ19に対するスプロケットホイール31の位置が異なる構成となるので、その場合には、ホイールスプリング43の掛け方を、ホイールスプリング43の一端を長穴34,35の一端側に位置する各係止ピン30とし、各ホイールピン29,29が長穴34,35の他端側に位置するように付勢させることとすることで、対応できるようになっている。
【0060】
第二の実施の形態
次に、本発明に係る電動シャッターの障害物感知装置の第二の実施の形態を説明する。
図7は本発明に係る第二の実施の形態の障害物感知装置を備えた電動シャッターの正面図、図8は通常開閉時の開閉機側ホイルの状態を示す正面図、図9はシャッターカーテンが障害物に接触した時の開閉機側ホイルの状態を示す正面図である。
なお、前述した第一の実施の形態に示した部材と同一または同等の部材には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0061】
支持軸13の両端側、及び中央側の外周には、略円板状の緩衝ホイール81が回転自在に取り付けられている。
各緩衝ホイール81には、円周方向に等間隔となるように、本実施の形態では三つの保持穴(図示せず)を穿設してある。
【0062】
これらの保持穴には、それぞれ連結杆17が挿通され、各保持穴と連結杆17とは、ガタ無く固定されている。
そして、各緩衝ホイール81と連結杆17とは、支持軸13に回転自在に支持される円筒フレーム状の巻取カゴ83を構成している。
この巻取カゴ83の外周には、吊元部材(図示せず)を介してシャッターカーテン20が連結され、このシャッターカーテン20を巻回するようになっている。
【0063】
支持軸13の他端側(図7中左方)の緩衝ホイール81と、中央部分の緩衝ホイール81との間には、一端が支持軸13に固定された本実施の形態では二つのコイルスプリングよりなる巻取スプリング21が巻装されている。
これら巻取スプリング21の他端は、緩衝ホイール81に固定されている。
そして、これら緩衝ホイール81は、巻取スプリング21によって、シャッターカーテン20を巻き取る方向の回転方向へ付勢されている。
【0064】
また、支持軸13の一端側となる図7中の右方の緩衝ホイール81と中央部分の緩衝ホイール81との間の支持軸13には、巻取カゴ83の内側に収容される開閉機45が固定されている。
【0065】
この開閉機45は、少なくとも電動モータ63と、この電動モータ63の回転を巻取カゴ83へ伝える伝動手段64と、遠隔操作信号を受信する受信機及び制御部65とから構成されている。
【0066】
伝動手段64は、電動モータ63の出力軸にドッククラッチなどのクラッチ機構66を介して連結したピニオン67と、ピニオン67の噛合する内歯車を内側に装備した回転部材68と、回転部材68を巻取カゴ83に連結する連結板69とから構成されている。
【0067】
従って、支持軸13に固定された開閉機45の電動モータ63が回転すると、ピニオン67が回転部材68を回転させ、回転部材68は連結板69を回転させるようになっている。
【0068】
また、開閉機45の制御部65は、電動モータ63の電流値を検出し、或いはタコジェネレータ又はエンコーダを用いて回転量を検出し、この電流値や回転量の変動からシャッターカーテン20と障害物61との接触を感知して、シャッターカーテン20を停止或いは反転上昇させるよう、電動モータ63を駆動制御する周知の障害物感知機能を備えている。
【0069】
この開閉機45の連結板69は、支持軸13に対して回転自在に支持される開閉機側ホイル85に連結固定されている。
【0070】
次に、図8に示すように、開閉機側ホイル85の外周には、円周方向に等間隔となる本実施の形態では三つの切欠87が形成されている。
これら切欠87には、巻取カゴ83を構成する連結杆17がそれぞれ挿入されている。これら切欠87は、各連結杆17の外径より、円周方向に大きく形成され、従って、連結杆17は、切欠87内で円周方向に摺動自在となってガタを有するように係合している。
【0071】
そして、支持軸13に固定された開閉機45の電動モータ63が回転駆動することにより、ピニオン67が回転部材68、連結板69を介して開閉機側ホイル85を回転させ、開閉機側ホイル85は連結杆17を介して巻取カゴ83を回転させる。
【0072】
また、開閉機側ホイル85の近傍の支持軸13には、図8,図9に示すように爪車71が固定されている。この爪車71の外周には、図8に示すように、略直角三角形状の突起72を円周方向に複数形成してある。各突起72は、支持軸13の半径方向に延びる係止面73を有している。
【0073】
開閉機側ホイル85の板面には、図8に示すように、支持軸13と同一軸線方向とされる爪ピン89と、固定ピン91とが突設されている。
爪ピン89は、切欠87に近接して設けられ、略Y字状に形成されている爪93の中央部を揺動自在に支持している。
【0074】
また、前記切欠87より離間して配設される固定ピン91と揺動自在な爪93の一端との間には、引張コイルスプリングよりなるホイールスプリング95が張架されている。
【0075】
爪93の他端は、切欠87に臨んで延出し切欠87の位置にて移動される凸片97と、爪車71に係止する歯部93aとが形成されている。
【0076】
爪93は、通常時、ホイールスプリング95により牽引されることで、一端が固定ピン91に接近する方向とされている。
また、この状態で、連結杆17は、図8に示すように、切欠87の一方の縁部(図8中左側)と凸片97とによって挟持された状態となる。
【0077】
一方、この爪93は、ホイールスプリング95の引張力に抗して揺動した際には、図9に示すように、歯部93aが爪車71の係止面73に係止するようになっている。
【0078】
次に、この第2の実施の形態の障害物感知装置70の動作を説明する。
通常開閉時には、シャッターカーテン20の垂れ下がり部分(ホイル接触面から水切りまで)の重量により発生する力とホイールスプリング95によって発生する力が、巻取スプリング21によって発生する力より大きく設定されていることによって、図8に示すように、連結杆17が切欠87の左縁に接触した状態で開閉動作が行われる。
【0079】
すなわち、シャッターカーテン20の閉鎖時には、開閉機45の駆動力が開閉機側ホイル85を回転させ、この回転に追従するように連結杆17を介し巻取カゴ83が回転し、またシャッターカーテン20の開放時には、開閉機45による開閉機側ホイル85の回転駆動により連結杆17を介して巻取カゴ83を回転させるようになっている。
【0080】
一方、シャッターカーテン20の閉鎖時(下降時)に、シャッターカーテン20が障害物61に接触すると、シャッターカーテン20の荷重が障害物61に加わる。
【0081】
従って、シャッターカーテン20の重量が巻取カゴ83及び下降動作を駆動する開閉機45において軽減される。すなわち、巻取スプリング21の通常の開閉力が障害物61に当たると同時に、巻取スプリング21の実際の開閉力を越えることになる。
【0082】
これにより、連結杆17が切欠87内で、図9に示すように右端に接触するように移動され、同時に、巻取スプリング21の力が、シャッターカーテン20の荷重が軽減された分だけ、巻取カゴ83を巻き上げる方向に作用する。この状態で、緩衝ホイール81と開閉機側ホイル85とは、相対回転することとなる。
【0083】
これにより、爪93は、凸片97が連結杆17により押圧され、ホイールスプリング95を伸長させる方向に揺動し、歯部93aを爪車71の係止面73に係止する。
【0084】
この結果、巻取カゴ83の回転、すなわち、巻き戻し方向の回転と逆方向の巻取方向の回転がロックされ、シャッターカーテン20の下降方向の力が停止し、同時に開閉機45の回転駆動による開閉機側ホイル85の回転も爪車71に係止されている爪93の凸片97が連結杆17に当接状態であり、回転が停止され、すなわち、開閉機45に対して負荷が加わる。
開閉機45は、この回転負荷を制御部65によって感知し、電動モータ63に停止信号を送出して巻取カゴ83の巻き戻し方向の回転を停止する。
【0085】
このように、上述の障害物感知装置70によれば、シャッターカーテン20が障害物61に接触した際、連結杆17を介して爪93を揺動し、巻取カゴ83を巻取スプリング21の巻き絞め方向に回転させる。これにより、揺動した爪93が爪車71に係止し、開閉機側ホイル85を支持軸13にロックするので、障害物61に大きな負荷を加えずに、開閉機45に対して負荷を加えることができ、開閉機45を停止させ、シャッターカーテン20を停止させることができる。
【0086】
そして、爪93が爪車71にロック状態となると同時に、シャッターカーテン20を巻き戻そうとする開閉機45の回転駆動力がシャッターカーテン20には直接伝達されずに、爪93と爪車71とのロック状態を保つ力となるので、障害物61に対しての負荷が増大することがなく、この障害物61の検知が速やかに行われ、シャッターカーテン20の動作の停止が行われる。
【0087】
第三の実施の形態
次に、本発明に係る電動シャッターの障害物感知装置の第三の実施の形態を説明する。
図10は本発明に係る第三の実施の形態の障害物感知装置を備えた電動シャッターの正面図、図11は図10の巻取カゴ端部の拡大図、図12は図11のA−A線矢視図である。
なお、前述した第一,第二の実施の形態に示した部材と同一または同等の部材には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0088】
支持軸13の両端近傍、及び中央側の外周には、円形の外ホイール101がそれぞれ回転自在とされて取り付けられている。
【0089】
これら外ホイール101には、円周方向に等間隔となるように本実施の形態では三つの保持凹部102(図12参照)が形成されている。これらの保持凹部102には、それぞれ連結杆17が挿通されるように取り付けられている。また、これら保持凹部102は、連結杆17の外径より、外ホイール101の円周方向に若干大きく形成されている。
【0090】
従って、連結杆17は、保持凹部102内にて、外ホイール101の円周方向に若干量移動可能となっている。
【0091】
また、外ホイール101と連結杆17とは、支持軸13に回転自在に支持される円筒フレーム状の巻取カゴ103を構成している。各外ホイール101の外周面には吊元部材などを介してシャッターカーテン20が連結され、この巻取カゴ103の外周に、シャッターカーテン20が巻回される。
【0092】
図10中の右方の外ホイール101と中央部分の外ホイール101との間における支持軸13には、巻取カゴ103の内側に収容される前記第二の実施の形態と同様の開閉機45が固定されている。
【0093】
次に、巻取カゴ103を構成する各外ホイール101は、円環状に形成されており、図11に示すように、円形の内ホイール105及び円形の巻取スプリング固定板106を介して、支持軸13に対して回転自在に取り付けられている。
【0094】
内ホイール105と巻取スプリング固定板106とは、図11に示すように、外周縁に円周方向に連続する凹溝状間隙107を形成するようにして一体固定され、かつ支持軸13に対して回転自在に取り付けられている。
【0095】
そして、円環状に形成される外ホイール101は、中央が内周穴となり、この内周穴の内周縁が凹溝状間隙107に摺動自在に保持されている。すなわち、外ホイール101は、内ホイール105の外周縁に相対回転可能に支持された状態となっている。
【0096】
支持軸13の他端側(図10中左方)の外ホイール101と、中央部分の外ホイール101との間には、一端が支持軸13に固定された本実施の形態では二つのコイルスプリングよりなる巻取スプリング21が巻装されている。これら巻取スプリング21の他端は、各巻取スプリング固定板106へ固定されている。
【0097】
巻取スプリング固定板106と一体となる内ホイール105は、巻取スプリング21によって、シャッターカーテン20を巻き取る方向の回転方向へ付勢されている。
【0098】
図12に示すように、内ホイール105には、外周縁近傍に円周方向に沿って長尺な長穴108が穿設されている。本実施の形態では、内ホイール105の円周方向に等間隔となり、この円周方向に沿うやや湾曲形状となって四つの長穴108が設けられている。
【0099】
また、内ホイール105の板面には、支持軸13と同軸方向となって突出する内ホイールピン109と、爪ピン110が設けられている。
なお、内ホイールピン109は長穴108の長手方向の延長線上に略位置し、また爪ピン110は長穴108に近接した内ホイール105の中心寄りに位置してそれぞれ配設されている。
【0100】
一方、外ホイール101には支持軸13と同軸方向で突出する外ホイールピン111が、内周縁に近接して設けられており、この外ホイールピン111は内ホイール105に穿設した長穴108に移動自在となって遊嵌されている。
すなわち、外ホイール101と内ホイール105とは、この外ホイールピン111が長穴108内で移動する範囲で、相対回転するようになっている。
【0101】
また、長穴108を貫通し、内ホイール105の板面より突出する外ホイールピン111の先端と、内ホイールピン109との間には、引張コイルスプリングよりなるホイールスプリング112が張架されている。このホイールスプリング112は、巻取スプリング21の付勢力と逆の方向となる力、すなわち、支持軸13に対して内ホイール105を回転させる付勢力に抗する付勢力となり、内ホイールピン109と外ホイールピン111とを近接させる付勢力が加わるように設定されている。
【0102】
内ホイール105の近傍の支持軸13には、図11,図12に示すように、上記第二の実施の形態と同様の爪車71が固定されている。
【0103】
上述した内ホイール105の爪ピン110には、略へ字状に形成された爪113が揺動自在に取り付けられている。この爪113は、中央部が爪ピン110にて軸支されることで、この爪ピン110を中心に両端が揺動するようになっている。
【0104】
この爪113の一端には、係合穴114が穿設されている。この係合穴114には、長穴108から突出した外ホイールピン111が挿着されている。また、爪113の他端は、略楔状に形成され、爪車71に係止可能となる歯部113aが形成されている。
【0105】
つまり、外ホイールピン111が長穴108の長手方向で移動することで、爪113が揺動するようになっている。
【0106】
そして、爪113は、外ホイールピン111が内ホイールピン109に接近する側の長穴108の端部にあるとき、歯部113aが爪車71から離れた位置となる。
一方、外ホイールピン111がホイールスプリング112の引張力に抗して内ホイールピン109から離れた側の長穴108の端部にあるとき、歯部113aが爪車71の突起72における係止面73に係合するようになっている。
【0107】
次に、上記のように構成される障害物感知装置100の動作を説明する。
図13はシャッターカーテンが障害物に接触する前と接触した後の本発明に係る障害物感知装置のそれぞれの状態を示す説明図である。
【0108】
図13(a)に示すように、通常開閉時には、シャッターカーテン20の垂れ下がり部分(ホイル接触面から水切りまで)の重量により発生する力(図中反時計回り方向の力)が外ホイール101に作用している。
【0109】
また、外ホイールピン111には、ホイールスプリング112によって、外ホイール101を同じ方向に回転させようとする力が作用しており、内ホイール109が巻取スプリング21によって巻取方向に回転する方向の力(図13(a)中時計回り方向の力)に抗する状態となっている。
【0110】
従って、爪113は、外ホイールピン111が内ホイールピン109に接近する側の長穴108の端部に位置することとなり、歯部113aが爪車71から離れた位置となる。また、外ホイール101は、連結杆17の右側に接触した状態、すなわち連結杆17に対して外ホイール101がシャッターカーテン20の自重にて接触した状態で開閉されることとなる。
【0111】
この際、巻取スプリング21は、シャッターカーテン20の垂れ下がりにより発生する力とは逆の力(図中時計回り方向の力)で内ホイール105を付勢している。巻取スプリング21の付勢力は、垂れ下がりにより発生する力とホイールスプリング112により発生する力よりも小さな力、別言すると、巻取スプリング21によるシャッターカーテン20の巻取力(図中時計回り方向の力)より大きな付勢力に設定されている。
【0112】
一方、図13(b)に示すように、シャッターカーテン20の閉鎖時(下降時)に、シャッターカーテン20が障害物61に接触すると、シャッターカーテン20の荷重が障害物61に加わる。
【0113】
従って、シャッターカーテン20の重量が巻取カゴ103及び下降動作を駆動する開閉機45において軽減される。すなわち、巻取スプリング21の通常の開閉力が障害物61に当たると同時に、巻取スプリング21の実際の開閉力を越えることになる。
【0114】
これにより、巻取スプリング21の力が、シャッターカーテン20の荷重が軽減された分だけ、開閉機45の回転方向(シャッターカーテン20の巻き戻し方向)と逆方向(巻取方向)に加わる。この力により外ホイール101は、巻取スプリング21の巻き絞め方向に回転することとなる。
【0115】
外ホイール101が巻取スプリング21の巻き絞め方向に回転することは、この外ホイール101に連結されてるシャッターカーテン20が障害物61に当接することに起因し、外ホイール101の回転が停止することで起こり、これにより図13(b)に示すように、外ホイール101の保持凹部102が連結杆17の左側に接触する。
【0116】
また、内ホイール105は常に巻取スプリング21の付勢力を受けていることから、この内ホイール105の内ホイールピン109と連結杆17との相対位置(間隔距離)は変わらず、上記のように外ホイール101の巻き戻し方向の回転の停止が発生すると、外ホイールピン111が、内ホイールピン109から離れる側の長穴108の端部に移動する。
【0117】
そして、爪113は、爪ピン110を支点として揺動することとなり、歯部113aを突起72の係止面73に係止し、巻取カゴ103の巻取方向の回転がロックされる。この巻取方向の回転のロックは、開閉機45が巻き戻そう(閉鎖しよう)とする方向に回転駆動を続ければ続ける程、連結杆17を介して外ホイール101を回転させようとすることから、強固にロック状態を保つこととなり、すなわち、開閉機45に対して負荷が加わることとなる。開閉機45は、この回転負荷を制御部65によって感知し、電動モータ63に停止信号を送出して巻取カゴ103の巻き戻し方向の回転を停止する。
【0118】
このように、上述の障害物感知装置100によれば、シャッターカーテン20が障害物61に接触した際、外ホイール101が巻取スプリング21の巻き絞め方向に回転するように内ホイール105に対して相対回転することとなり、それにより爪113が爪車71に係止して外ホイール101を支持軸13にロックするようにしたので、障害物61に大きな負荷を加えずに、開閉機45に大きな負荷を加えることができ、開閉機45を停止させ、シャッターカーテン20を停止させることができる。
【0119】
また、この構成によれば、爪113が爪車71にロック状態となると同時に、シャッターカーテン20を巻き戻そうとする開閉機45の回転駆動力がシャッターカーテン20には直接伝達されずに、爪113と爪車71とのロック状態を保つ力となるので、障害物61に対しての負荷が増大することがない。
さらに、シャッターカーテン20の下降時に障害物61に当接することで爪113が揺動して爪車71に係止する構造であることから、シャッターカーテン20自体の重量や、巻取スプリング21の巻取力に影響無く、この障害物61を感知できることとなる。
【0120】
なお、上述した各実施の形態では、シャッターカーテン20の閉鎖時(降下時)に、その下方に障害物61があり、この障害物61に接触したことを感知することとして説明したが、本発明の各実施の形態の障害物感知装置60,70,100では、シャッターカーテン20の降下(閉鎖)動作時において、その降下を妨げるものについてそれを感知できる構成であることから、床面にシャッターカーテン20が当接する状態も感知が可能であり、すなわち、通常のシャッターカーテン20の閉鎖位置感知としても応用が可能である。
【0121】
また、上述した各実施の形態では、シャッターカーテン20の構造について詳述していないが、このシャッターカーテン20としては、短冊板形状のスラット部材をシャッター部材とするスラットシャッターや、パネル板部材をシャッター部材とするパネルシャッター、略パイプ形状のシャッター部材より構成されるグリルシャッターなど、限定されることはない。
【0122】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る請求項1の電動シャッターの障害物感知装置によれば、シャッターカーテンが障害物に接触し乗り上げた際に、駆動側であるスプロケットホイールと、従動側であるホイールとの連れ周り状態を解除し、相対回転させることにより、爪を爪部に係止し、駆動側のスプロケットホイールの回転を停止させてしまうので、障害物に対して開閉機の開閉力による負荷を加えずに、この開閉機に対して大きな負荷を加えることができ、開閉機を停止させ、シャッターカーテンを停止させることができる。
【0123】
また、この構成によれば、爪が爪部にロック状態となると同時に、シャッターカーテンを巻き戻そうとする開閉機の回転駆動力がシャッターカーテンには直接伝達されずに、爪と爪部とのロック状態を保つ力となるので、障害物に対しての負荷が増大することがない。
【0124】
さらに、シャッターカーテンの下降時に障害物に当接することで爪が揺動して爪部に係止する構造であることから、シャッターカーテン自体の重量や、巻取スプリングの巻取力に影響無く、この障害物を感知できることとなる。
【0125】
請求項2の電動シャッターの障害物感知装置によれば、シャッターカーテンが障害物に接触した際、このシャッターカーテンの下降動作が停止することで、連結杆を介し、凸片を介して爪を揺動させ、巻取カゴを巻取スプリングの巻き絞め方向に回転させることとなり、揺動した爪が爪車に係止し、開閉機側ホイルの回転を支持軸に対してロックするので、障害物に対してシャッターカーテンを介して開閉機による大きな負荷を加えずに、開閉機に対して負荷を加えることができ、開閉機を停止させ、シャッターカーテンを停止させることができる。
【0126】
そして、爪が爪車にロック状態となると同時に、シャッターカーテンを巻き戻そうとする開閉器の回転駆動力がシャッターカーテンには直接伝達されずに、爪と爪車とのロック状態を保つ力となるので、障害物に対しての負荷が増大することがなく、この障害物の検知が速やかに行われ、シャッターカーテンの動作の停止が行われることとなる。
【0127】
また、シャッターカーテンの下降時に障害物に当接することで爪が揺動して爪車に係止する構造であることから、シャッターカーテン自体の重量や、巻取スプリングの巻取力に影響無く、この障害物を感知できることとなる。
【0128】
請求項3の電動シャッターの障害物感知装置によれば、シャッターカーテンが障害物に接触した際、外ホイールが巻取スプリングの巻き絞め方向に回転するように、内ホイールに対して相対回転することとなり、それにより爪が爪車に係止して外ホイールを支持軸にロックするようにしたので、障害物に大きな負荷を加えずに、開閉機に対して大きな負荷を加えることができ、開閉機を停止させ、シャッターカーテンを停止させることができる。
【0129】
また、この構成によれば、爪が爪車にロック状態となると同時に、シャッターカーテンを巻き戻そうとする開閉器の回転駆動力がシャッターカーテンには直接伝達されずに、爪と爪車とのロック状態を保つ力となるので、障害物に対しての負荷が増大することがない。
【0130】
さらに、爪と爪車とでロック状態となり、支持軸に対して巻取カゴが回転しないこととなるので、シャッターカーテンがケース内で弛んでしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施の形態の障害物感知装置を備えた電動シャッターの正面図である。
【図2】図1の巻取カゴ端部の拡大図である。
【図3】障害物感知装置の分解斜視図である。
【図4】同障害物感知装置の分解斜視図である。
【図5】同障害物感知装置の側面図である。
【図6】シャッターカーテンが障害物に接触した時の障害物感知装置の状態を示す説明図である。
【図7】本発明に係る第二の実施の形態の障害物感知装置を備えた電動シャッターの正面図である。
【図8】通常開閉時の開閉機側ホイールの状態を示す正面図である。
【図9】シャッターカーテンが障害物に接触した時の開閉機側ホイールの状態を示す正面図である。
【図10】本発明に係る第三の実施の形態の障害物感知装置を備えた電動シャッターの正面図である。
【図11】図10の巻取カゴ端部の拡大図である。
【図12】図11のA−A線矢視図である。
【図13】シャッターカーテンが障害物に接触する前と接触した後の本発明に係る障害物感知装置の状態を示す説明図である。
【図14】従来の障害物感知装置を備えた電動シャッターの正面図である。
【符号の説明】
11…ブラケット
13…支持軸
15,16…ホイール
17…連結杆
19,83,103…巻取カゴ
20…シャッターカーテン
21…巻取スプリング
29…ホイールピン
31…スプロケットホイール
34…長穴
43…ホイールスプリング
45…開閉機
52…爪部(突起)
53…係合爪
55…爪
57…歯部
58…係合穴部
59…爪ピン
60,70,100…障害物感知装置
71…爪車
81…緩衝ホイール
85…開閉機側ホイル
87…切欠
89,110…爪ピン
93,113…爪
93a,113a…歯部
95,112…ホイールスプリング
97…凸片
101…外ホイール
105…内ホイール
108…長穴
111…外ホイールピン

Claims (3)

  1. ブラケットに固定される支持軸に対して回転自在に取り付けられた複数のホイールを備え、外周にシャッターカーテンが巻回される巻取カゴと、
    一端が前記支持軸に固定され他端が前記巻取カゴに固定されて、前記支持軸に対し前記巻取カゴを前記シャッターカーテンの巻き取り回転方向に付勢する巻取スプリングと、
    前記支持軸に対して回動自在に設けられ、開閉機に連動連結されて回転駆動するスプロケットホイールと、
    該スプロケットホイールに穿設され円周方向に長尺に形成される長穴と、
    前記各ホイールにおける前記ブラケットに近接するホイールの該ブラケットと対向する面に設けられ、前記支持軸と同軸方向となって突出し、前記長穴の長手方向に沿って移動自在に遊嵌されるとともに、前記スプロケットホイールの回転駆動を前記ホイールに伝達するホイールピンと、
    前記支持軸の固定されるブラケットに設けられ、該支持軸の周囲に位置し、先端の係合爪が該支持軸に略向かって延出形成される複数の爪部と、
    前記巻取カゴのホイールと前記スプロケットホイールとにわたって張架され、該スプロケットホイールに対して前記ホイールを前記巻取スプリングと逆方向の力に付勢し、前記スプロケットホイールと前記ホイールとを連れ周り状態に維持するホイールスプリングと、
    一端が前記支持軸と同軸方向の爪ピンを介して前記スプロケットホイールに対して揺動自在に軸支され、中途部に前記ホイールピンが挿通される係合穴部を有し、他端に前記爪部の係合爪に係止する歯部を備え、前記ホイールスプリングの付勢力に抗して前記ホイールに対して前記スプロケットホイールが回動し前記ホイールピンが前記長穴に沿って移動し揺動した際に、前記爪部の係合爪と前記歯部との係止にて前記スプロケットホイールの支持軸に対する回動を規制する爪と、
    を具備したことを特徴とする電動シャッターの障害物感知装置。
  2. 支持軸に対して回転自在に取り付けられた複数の緩衝ホイールと、該緩衝ホイール同士を連結する連結杆とで構成され、外周にシャッターカーテンが巻回される巻取カゴと、
    一端が支持軸に固定され他端が該巻取カゴに固定されて、前記支持軸に対し前記巻取カゴを前記シャッターカーテンの巻き取り回転方向に付勢する巻取スプリングと、
    前記支持軸に回動自在に支持され、該支持軸に配設される開閉機からの回転駆動力が伝達されるとともに、前記連結杆と周方向のガタを有して係合する切欠を有した開閉機側ホイルと、
    該開閉機側ホイルの近傍における前記支持軸に固定された爪車と、
    前記支持軸と同軸方向の爪ピンを介して前記開閉機側ホイルに中央部が回動自在に支持され、他端に前記爪車に係止する歯部を備えた爪と、
    前記支持軸に対して揺動自在に配設されて前記巻取カゴの連結杆に当接するとともに、前記爪を揺動させる凸片と
    前記爪の一端に連結され、該爪に対して、前記支持軸に対する前記巻取スプリングと逆方向の力を付勢させるとともに、通常時、前記凸片を前記連結杆に当接状態とし、前記歯部を前記爪車から離反させる方向に該爪を付勢するホイールスプリングと、
    を具備したことを特徴とする電動シャッターの障害物感知装置。
  3. シャッターカーテンが巻き取られる巻取カゴを支持軸に対して回転自在に支持するとともに、該支持軸に配設される開閉機の回転駆動力が伝達される外ホイールと、
    前記支持軸に回転自在に支持され、前記外ホイールに近接して設けられるとともに、前記支持軸に巻装されて設けられる巻取スプリングに連結され、前記シャッターカーテンを巻き取る方向に回転付勢される内ホイールと、
    該内ホイールに穿設された円周方向に長尺な長穴と、
    前記支持軸と同軸方向となって前記外ホイールに突設され、前記長穴の長手方向に沿って移動自在に遊嵌される外ホイールピンと、
    該外ホイールピンと前記内ホイールとにわたって張架され、前記外ホイールに対し前記巻取スプリングと逆方向の力を付勢するホイールスプリングと、
    前記内ホイールの近傍における前記支持軸に固定された爪車と、
    前記支持軸と同軸方向の爪ピンを介して前記内ホイールに中央部が回動自在に支持され、一端が前記外ホイールピンに軸支され、他端に前記爪車に係止する歯部を備え、前記ホイールスプリングの付勢力に抗して揺動した際に、前記爪車と歯部との係止にて前記内ホイール及び前記外ホイールの支持軸に対する回動を規制する爪と、
    を具備したことを特徴とする電動シャッターの障害物感知装置。
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