JP2656430B2 - 電動ブラインドの昇降回転機構 - Google Patents

電動ブラインドの昇降回転機構

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JP2656430B2
JP2656430B2 JP28537792A JP28537792A JP2656430B2 JP 2656430 B2 JP2656430 B2 JP 2656430B2 JP 28537792 A JP28537792 A JP 28537792A JP 28537792 A JP28537792 A JP 28537792A JP 2656430 B2 JP2656430 B2 JP 2656430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラインドの昇降回転
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動ブラインドの昇降回転機構
は、ボトムレールに一端が連結された昇降コードの他端
が連結されてこれを巻取り及び巻解き可能な回転ドラム
と、回転ドラムを回転駆動可能なモータとから構成され
ている。昇降コードは、ラダーコードによって整列状態
に支持される多数のスラットを貫通している。ラダーコ
ードは、回転ドラムと一定角度一体に回転可能なラダー
コード支持装置に連結されている。スラットは、回転ド
ラムに昇降コードが巻取られることにより上昇し、回転
ドラムから昇降コードが巻解かれることにより下降す
る。スラットの回転は回転ドラムを回転させてラダーコ
ード支持装置を回転させることにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動ブラインドの昇降回転機構では、スラットを完
全に降ろした後に、スラット角度を調節するためラダー
コード支持装置を回転させるとき、回転ドラムを逆回転
させるため昇降コードが回転ドラムに巻取られる。これ
により、スラットは回転しながら上昇することになるた
め、ボトムレールが上昇して窓枠との間にすきまが生じ
てしまい、そこから光が漏れたり、室内が見えてしまう
などの問題がある。なお、上記のようなボトムレールの
上昇を防止する昇降回転機構として、手動のブラインド
においては、本出願人が先に出願した特願平3−357
073号に示されるものがある。これに示されるブライ
ンドの昇降回転機構は、ドラム受けと、回転ドラムと、
スプライン部材と、回転軸と、を有しており、回転ドラ
ムはドラム受けに回転可能に支持されているとともに操
作コードによって回転駆動される回転軸と一体に回転す
るように連結されており、回転ドラムと所定角度範囲だ
け一体に回転する支持リングにラダーコードが連結され
ており、回転ドラムに回転可能に巻取ドラムがはめ合わ
されており、巻取ドラムの内周面にこれと一体に回転す
るとともに軸方向に移動可能にスプライン部材がはめ合
わされており、回転ドラムは、巻取ドラムの回転中はス
プライン部材と回転方向に連結されて巻取ドラムと一体
に回転可能であり、巻取ドラムの回転が停止するとスプ
ライン部材との回転方向の連結が外れて巻取ドラムと所
定角度相対回転可能であり、回転ドラムには外部に突出
可能なストッパが設けられており、回転ドラムが巻取ド
ラムと所定角度相対回転することにより、ストッパが外
部に突出してドラム受けの内歯部に引っ掛かり回転ドラ
ムの回転が停止するものである。この昇降回転機構は、
スラットが最下降位置まで下降したとき、あるいはブラ
インド下降時に障害物に当たった場合、上述のようにス
トッパが突出して回転ドラムを停止させ、下降を自動的
に停止させることができる。これを電動ブラインドに用
いる場合、ブラインド下降時に障害物に当たった場合な
どにおいて、突出したストッパによって回転ドラムの回
転が停止すると、これと同時にモータが通電状態のまま
で回転を停止する。このため、モータは過負荷により焼
損するなどの故障の可能性がある。また、この状態から
スラットを上昇させるためには、一旦スイッチを操作し
てモータを停止させ、あらためて上昇スイッチを押す必
要があるため、操作が煩雑になるという問題がある。本
発明は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドラム受けに
対して相対回転可能にストッパ受けを支持し、ストッパ
受けの回転によりリミットスイッチの作動を操作するこ
とにより上記課題を解決する。すなわち本発明の電動ブ
ラインドの昇降回転機構は、ヘッドボックスと、ラダー
コードによって整列状態に支持される多数のスラット
と、スラット列の下端に配置されるボトムレールと、ス
ラット昇降用の昇降コードと、ヘッドボックス内に配置
される昇降回転機構と、ヘッドボックス内に配置される
昇降回転機構駆動用のモータと、モータの駆動を操作す
る操作スイッチと、を有し、昇降コードの下端はボトム
レールに連結されるとともに上端は昇降回転機構に連結
され、ラダーコードも昇降回転機構に連結されるものに
おいて、昇降回転機構は、ドラム受けと、回転ドラム
と、支持リングと、巻取ドラムと、スプライン部材と、
回転軸と、ストッパ受けと、を有しており、回転ドラム
はヘッドボックスに取り付けられたドラム受けに回転可
能に支持されているとともにモータによって回転駆動さ
れる回転軸と一体に回転するように連結されており、回
転ドラムと所定角度範囲だけ一体に回転する支持リング
にラダーコードが連結されており、巻取ドラムは回転ド
ラムの内径部に設けられており、巻取ドラムに昇降コー
ドの上端が連結されており、巻取ドラムの内径部にスプ
ライン部材が一体に回転するが軸方向には移動可能に設
けられており、スプライン部材は回転ドラムとは軸方向
に移動しないように拘束され、スプライン部材は突片を
有しており、この突片は回転ドラムにこれの円周方向に
互いに所定間隔をおいて設けられた2つの突出部間に位
置して突片が突出部によって停止されるまでは回転ドラ
ムとスプライン部材とは相対回転可能であり、回転ドラ
ムには常時ばねによって収納位置側に押圧されるととも
にこれに抗する向きの力が作用したときに突出可能なス
トッパが設けられており、スプライン部材が回転ドラム
に対して所定以上相対回転したとき上記突片はストッパ
に突出向きの力を作用可能であり、ストッパ受けには突
出したストッパとかみ合い可能な内歯部が設けられてお
り、ストッパ受けはドラム受けに対して所定角度相対回
転可能に設けられており、ドラム受けのストッパ受けが
設けられている側の端部には2つの空間部が形成されて
いるとともにばね支持部が突出しており、ドラム受けに
はこれの上記端部に対向してモータ駆動停止用のリミッ
トスイッチが設けられており、ストッパ受けにはドラム
受けの2つの空間部からそれぞれ突出して山部及びばね
掛け部が形成されており、山部はストッパ受けが回転す
ることにより上記リミットスイッチを押圧しこれを作動
可能であり、ばね掛け部にはドラム受けのばね支持部と
の間に常時山部がリミットスイッチを押圧しない方向に
ストッパ受けを付勢するばねが設けられていることを特
徴とする。
【0005】
【作用】スラットが最下降位置まで達するか又はボトム
レールが障害物に接触した場合、巻取ドラムは回転を停
止し、回転ドラムのみが回転する。回転ドラムが所定角
度回転すると、ストッパが内歯部にかみ合わされるため
ストッパ受けがドラム受けに対して相対回転する。スト
ッパ受けが所定角度回転するとこれの山部がリミットス
イッチを押圧してこれを作動させ、モータの駆動を停止
させるため、回転ドラムの回転を停止させることができ
る。これにより、回転ドラムのオーバーランを防止する
ことができるため、昇降コードの巻乱れを防止すること
ができる。また、モータの過負荷によるモータの焼損を
防止することができる。回転ドラムと巻取ドラムとは所
定角度相対回転可能であるため、スラットの角度を調節
するために回転軸を逆回転させても、巻取ドラムはすぐ
には回転せず、回転ドラムのみ回転するため、スラット
を上昇させることなく角度を調節することができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明を適用したブラインドの全体図
を示す。所定間隔で上下方向に複数のスラット10が配
列されており、このスラット10列の上端側にヘッドボ
ックス12が配置され、下端側にボトムレール14が配
置されている。ヘッドボックス12とボトムレール14
との間にはラダーコード16が設けられており、これに
よって各スラット10を支持している。ボトムレール1
4に一端が取付けらている昇降コード18は、スラット
10に設けられている図示していない昇降コード挿通孔
を通ってヘッドボックス12内に設けられている複数の
昇降回転機構20の各巻取ドラム22(図2参照)にそ
れぞれ他端が固定されている。昇降コード18は巻取ド
ラム22によって巻取り及び巻解き可能であり、昇降コ
ード18が巻取り及び巻解かれることによってスラット
10が昇降する。昇降回転機構20にはラダーコード1
6の一端も連結されているが、ラダーコード16は後述
のように所定以上巻取られないようにしてある。それぞ
れの昇降回転機構20を連結して、これらを回転可能な
回転軸24が設けられている。回転軸24は、ヘッドボ
ックス12端部に設けられているモータ26によって回
転駆動される。昇降回転機構20には、モータ26の回
転を停止可能なリミットスイッチ28が設けられてい
る。リミットスイッチ28は、モータ26の正転のみに
作用するように構成されている。すなわち、モータ26
はリミットスイッチ28の作動に関係なく自由に逆転す
ることができる。ただし、リミットスイッチ28は、ヘ
ッドボックス12両端部に設けられる昇降回転機構20
にのみ設けられていればよい。モータ26及びリミット
スイッチ28は、ヘッドボックス12端部に設けられて
いるリレーユニット80に電気的に接続されている。リ
レーユニット80は、ヘッドボックス12側端部から導
出されるコード82によりスイッチボックス84と電気
的に接続されており、スイッチボックス84の操作及び
リミットスイッチ28の作動に基づいてモータ26の駆
動を制御する。
【0007】図2に昇降回転機構20の斜視図を、図3
に昇降回転機構20の断面図を示す。これらの図に示さ
れるように、昇降回転機構20は、一端側にラチェット
ホイール状の歯を有する内歯部52が設けられるストッ
パ受け53が回転可能にはめ合わされるとともにリミッ
トスイッチ28が設けられており、他端側にU字状に切
り欠かれた支持枠54が設けられるドラム受け56と、
回転軸24と、一端が開口されている中空の回転ドラム
30と、ラダーコード16の端部を支持する支持部32
が設けられている支持リング34と、補助リング36
と、外周面に90度間隔で軸方向に図示していない突条
部が形成されているとともに一端側に所定の突条部に隣
接して軸方向に突出する突片40が形成されているスプ
ライン部材42と、スプライン部材42の突条部をはめ
合わせる図示していない4つの溝が形成されているとと
もに昇降コード18を巻取り可能ならせん状の巻取溝4
6が形成されている巻取ドラム22と、巻取ドラム22
の巻取溝46がはめ合わされるらせん状の突条48が数
本形成されているドラム誘導部50と、を有する。回転
ドラム30の一端の開口側端部には支持リング34がは
め合わされている。支持リング34よりも更に開口部寄
りに補助リング36がはめ合わされて支持リング34が
位置決めされている。なお、円周の一部が切欠かれた支
持リング34はこれ自身の発生する弾性力によって回転
ドラム30と結合されているため、支持リング34がス
トッパ(これはドラム受け56の底面によって構成され
ている)によって停止されるまでは回転ドラム30と一
体に回転するが、支持リング34がストッパに当たった
後は回転ドラム30だけが回転する。なお、支持リング
34としてコイルばねを用いてもよい。コイルばねを用
いた場合、ラダーコード16の上端はコイルばねの両端
に固定すればよく、またコイルばねはクラッチばねであ
るため上述の補助リング36は不要となる。回転ドラム
30の他端部には壁面57が形成されている。壁面57
には、回転軸24を挿通させるための挿通孔が形成され
ている筒状部58が設けられている。この挿通孔及び回
転軸24は方形の断面形状を有しているので回転ドラム
30と回転軸24とは常に一体に回転する。筒状部58
の外周面には約180度の間隔で突出部60が形成され
ている(図5参照)。巻取ドラム22にはスプライン部
材42がはめ合わされており、これらは一体に回転する
とともに軸方向に移動可能である。スプライン部材42
の内周面の図3中左寄りの位置には円周方向対称位置2
箇所に突起部43が形成されている。巻取ドラム22は
回転ドラム30に、これの軸方向に移動可能であるとと
もにスプライン部材42の突起部43と回転ドラム30
の突出部60とが接触するまで相対回転可能にはめ合わ
されている。なお、スプライン部材42は、回転ドラム
30の筒状部58に、図示を省略した抜け止め用リング
によって軸方向位置を規制されている。巻取ドラム22
の巻取溝46はドラム誘導部50の突条48にはめ合わ
されており、これによって巻取ドラム22は回転したと
き軸方向に移動することになる。ドラム誘導部50の上
部には押さえ板61が設けられており、これにより巻取
溝46への昇降コード18の巻取りが案内され、また緩
み止めが行われる。回転ドラム30の一端は支持枠54
のU字状部分にはめ合わされており、回転ドラム30の
他端はストッパ受け53の内歯部52にはめ合わされて
おり、これにより回転ドラム30は回転可能である。ド
ラム誘導部50はドラム受け56の端部に組み込まれて
いる。支持リング34の支持部32に両端が支持されて
いるラダーコード16及び巻取ドラム22に一端が取り
付けられている昇降コード18は、ドラム受け56底部
の端部に形成されている開口部62及び64からそれぞ
れ導出されている。回転軸24は回転ドラム30の回転
中心を挿通して設けられている。
【0008】図4に図3を左から見た斜視図を示す。ド
ラム受け56の側端部には、2つの空間部90及び92
が形成されているとともに空間部92から所定間隔をあ
けた位置に突出したばね支持部94が形成されている。
ストッパ受け53側端部には、ドラム受け56の空間部
90及び92からそれぞれ突出する山部96及びばね掛
け部98が形成されている。ストッパ受け53のばね掛
け部98及びドラム受け56のばね支持部94の間に
は、ストッパ受け53を常時昇降コード巻取り方向に付
勢するばね100が設けられている。リミットスイッチ
28には、これに一端が取り付けられるとともにこの一
端を支点として他端がリミットスイッチ28とストッパ
受け56の山部96との間を移動可能な作動腕102が
設けられている。リミットスイッチ28は、作動腕10
2が山部96に押圧されてリミットスイッチ28方向に
移動したときに作動する。
【0009】図5に図3の5−5断面図を示す。回転ド
ラム30の筒状部58上部の壁面57にストッパ66が
設けられている。ストッパ66はこれの先端方向の壁面
57に形成された開口部68から突出可能である。スト
ッパ66はこれの一端と壁面57との間に設けられてい
るばね70によって、常時収納位置側に押圧されてい
る。ストッパ66の側面には回転ドラム30の開口方向
に突出する作動片72が一体に設けられており、回転ド
ラム30と巻取ドラム22とが相対回転すると作動片7
2がスプライン部材42の突片40に接触してばね70
の力に抗してストッパ66を突出方向へ移動させる。
【0010】次に昇降回転機構20の動作について説明
する。スラット10を下降させる場合、スイッチボック
ス84を操作してモータ26を駆動させる。これによ
り、モータ26は回転軸24を回転駆動する。回転軸2
4の回転により、昇降回転機構20は、図5に示される
ように、回転ドラム30の突出部60とスプライン部材
42の突起部43とが接触して、回転ドラム30と巻取
ドラム22とは一体に図5中で時計方向に回転する。こ
のとき、突片40は作動片72から離れた位置にあるた
め、ストッパ66は非突出状態である。ボトムレール1
4が障害物に当たるか、あるいは最下降位置に下降した
とき、ボトムレール14の下降は停止する。このとき、
スラット10を更に下降させるために回転軸24を回転
させると、昇降コード18にボトムレール14の荷重が
かからなくなっているため、巻取ドラム22の回転は停
止し、回転ドラム30だけが図5中で時計方向に回転す
ることとなる。回転ドラム30が巻取ドラム22より更
に約180度回転すると、図6に示すように、突片40
に作動片72が接触してストッパ66を開口部68から
突出させる。突出したストッパ66は内歯部52に引っ
掛かるため、回転ドラム30のストッパ受け53との相
対回転が停止する。また、上記昇降回転機構20の動作
でストッパ66が内歯部52に引っ掛かるまでは、図7
及び図8に示されるように、ストッパ受け53はばね1
00によりばね支持部94方向に付勢されており、山部
96はリミットスイッチ28のリミット作動腕102に
接触していない位置に位置している。この後、ストッパ
66が内歯部52に引っ掛かると回転ドラム30のスト
ッパ受け53との相対回転が停止し、ストッパ受け53
は、回転ドラム30とともにストッパ66を内歯部52
に引っ掛けたままの状態で図7中反時計方向にドラム受
け56と相対回転する。これにより、ストッパ受け53
の山部96は空間部90を図7中反時計方向に移動し、
図9及び図10に示されるように作動腕102を押圧し
てリミットスイッチ28を作動させ、モータ26の駆動
を停止させる。これにより、回転軸24の回転駆動は停
止し、昇降回転機構20の駆動も停止するため、スラッ
ト10の下降が停止する。また、このときばね掛け部9
8は、図9に示すように、ばね100の弾性力に逆らっ
て空間部92をばね支持部94から遠ざかる方向に移動
する。
【0011】スラット10を上昇させる場合は、スイッ
チボックス84を操作してモータ26を駆動し、回転軸
24をスラット10下降時とは逆回転させる。これによ
り、まず回転ドラム30のみが逆方向に回転する。回転
ドラム30のみが回転すると、作動片72は突片40か
ら離れる方向に移動するため、ストッパ66を突出方向
へ移動させている力がなくなり、ストッパ66はばね7
0によって非突出方向に移動する。これにより、ストッ
パ受け53は、ばね100の張力によりばね掛け部98
がばね支持部94の方向に移動するため、図9中時計方
向に回転する。これにより、山部96も空間部90を図
9中時計方向に移動し、リミットスイッチ28の作動腕
102から離れて図7に示す状態になるため、リミット
スイッチ28は解除される。これにより、回転ドラム3
0が巻取ドラム22と約180度相対回転した後、回転
ドラム30と巻取ドラム22とが一体に回転して昇降コ
ード18を巻き取り、スラット10を上昇させる。
【0012】スラット10を最下降位置まで下降させて
角度を調節するときは、スイッチボックス84を操作
し、モータ26を駆動させ、回転軸24を下降時とは逆
向き(図6中で反時計方向)に所定角度回転駆動させ
る。回転ドラム30と巻取ドラム22とは約180度相
対回転可能であるため、回転ドラム30のみが回転し、
これに応じて支持リング34が回転し、スラット10の
角度が調節される。これにより、スラットを上昇させる
ことなく角度を調節することができるため、窓枠とボト
ムレールとの間にすきまができず、光り漏れや外部から
の視線を防止することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ストッパが内歯部にか
み合わされて回転ドラムがストッパ受けに固定された後
に、ストッパ受けがドラム受けに対して相対回転し、こ
れによりストッパ受けの山部がリミットスイッチを押圧
する構造としてあるので、スラットが最下段位置まで達
するか又はボトムレールが障害物に接触した場合に、回
転ドラムが所定角度回転した後にモータの駆動を停止さ
せて、回転ドラムの回転を停止させることができる。こ
のため、回転ドラムのオーバーランを防止することがで
きるとともに昇降コードの巻乱れを防止することができ
る。また、モータの過負荷によるこれの焼損を防止する
ことができる。また、上記構造としてあるので、回転ド
ラムと巻取ドラムとは所定角度相対回転可能である。こ
れにより、スラットの角度を調節するために回転軸を逆
回転させても巻取ドラムは回転せず、回転ドラムのみ回
転するため、スラットを上昇させることなく角度を調節
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降回転機構を実施したブラインドの
全体図である。
【図2】昇降回転機構の斜視図である。
【図3】昇降回転機構の断面図である。
【図4】昇降回転機構のリミットスイッチ配置側から見
た斜視図である。
【図5】図3の5−5断面図である。
【図6】ストッパ突出時の状態を示す図である。
【図7】昇降回転機構のリミットスイッチ配置側から見
た図である。
【図8】昇降回転機構のリミットスイッチが配置されて
いる付近の側面図である。
【図9】リミットスイッチ作動時の昇降回転機構のリミ
ットスイッチ配置側から見た図である。
【図10】リミットスイッチさ同時の昇降回転機構のリ
ミットスイッチが配置されている付近の側面図である。
【符号の説明】
10 スラット 12 ヘッドボックス 14 ボトムレール 16 ラダーコード 18 昇降コード 20 昇降回転機構 22 巻取ドラム 24 回転軸 26 モータ 28 リミットスイッチ 30 回転ドラム 40 突片 42 スプライン部材 43 突起部 52 内歯部 53 ストッパ受け 56 ドラム受け 66 ストッパ 90、92 空間部 94 ばね支持部 96 山部 98 ばね掛け部 100 ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドボックスと、ラダーコードによっ
    て整列状態に支持される多数のスラットと、スラット列
    の下端に配置されるボトムレールと、スラット昇降用の
    昇降コードと、ヘッドボックス内に配置される昇降回転
    機構と、ヘッドボックス内に配置される昇降回転機構駆
    動用のモータと、モータの駆動を操作する操作スイッチ
    と、を有し、昇降コードの下端はボトムレールに連結さ
    れるとともに上端は昇降回転機構に連結され、ラダーコ
    ードも昇降回転機構に連結される電動ブラインドの上記
    昇降回転機構において、 昇降回転機構は、ドラム受けと、回転ドラムと、支持リ
    ングと、巻取ドラムと、スプライン部材と、回転軸と、
    ストッパ受けと、を有しており、 回転ドラムはヘッドボックスに取り付けられたドラム受
    けに回転可能に支持されているとともにモータによって
    回転駆動される回転軸と一体に回転するように連結され
    ており、回転ドラムと所定角度範囲だけ一体に回転する
    支持リングにラダーコードが連結されており、巻取ドラ
    ムは回転ドラムの内径部に設けられており、巻取ドラム
    に昇降コードの上端が連結されており、巻取ドラムの内
    径部にスプライン部材が一体に回転するが軸方向には移
    動可能に設けられており、スプライン部材は回転ドラム
    とは軸方向に移動しないように拘束され、スプライン部
    材は突片を有しており、この突片は回転ドラムにこれの
    円周方向に互いに所定間隔をおいて設けられた2つの突
    出部間に位置して突片が突出部によって停止されるまで
    は回転ドラムとスプライン部材とは相対回転可能であ
    り、回転ドラムには常時ばねによって収納位置側に押圧
    されるとともにこれに抗する向きの力が作用したときに
    突出可能なストッパが設けられており、スプライン部材
    が回転ドラムに対して所定以上相対回転したとき上記突
    片はストッパに突出向きの力を作用可能であり、ストッ
    パ受けには突出したストッパとかみ合い可能な内歯部が
    設けられており、ストッパ受けはドラム受けに対して所
    定角度相対回転可能に設けられており、ドラム受けのス
    トッパ受けが設けられている側の端部には2つの空間部
    が形成されているとともにばね支持部が突出しており、
    ドラム受けにはこれの上記端部に対向してモータ駆動停
    止用のリミットスイッチが設けられており、ストッパ受
    けにはドラム受けの2つの空間部からそれぞれ突出して
    山部及びばね掛け部が形成されており、山部はストッパ
    受けが回転することにより上記リミットスイッチを押圧
    しこれを作動可能であり、ばね掛け部にはドラム受けの
    ばね支持部との間に常時山部がリミットスイッチを押圧
    しない方向にストッパ受けを付勢するばねが設けられて
    いることを特徴とする電動ブラインドの昇降回転機構。
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