JPH0540235Y2 - - Google Patents

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JPH0540235Y2
JPH0540235Y2 JP311488U JP311488U JPH0540235Y2 JP H0540235 Y2 JPH0540235 Y2 JP H0540235Y2 JP 311488 U JP311488 U JP 311488U JP 311488 U JP311488 U JP 311488U JP H0540235 Y2 JPH0540235 Y2 JP H0540235Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動ブラインドの駆動機構に関し、
詳しくは電動ブラインドのスラツト下降操作の終
期におけるブラインド全閉状態を検出して、その
下降動作を好適に自動停止させるための作動停止
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、駆動モータの回転力が伝えられて回
転する巻取パイプにより、昇降コードを巻上げ、
巻下し操作させ、この昇降コードで吊持されてい
る一群のスラツトを開閉させるようにした電動ブ
ラインドはよく知られている。
このような電動ブラインドは、一般にその全閉
時における動作停止を自動的に行なわせるための
作動停止装置を備えており、かかる作動停止装置
の一般的な構成および作動の原理は第6図により
次のように説明される。
すなわち、前述した昇降コードの巻取パイプ6
1を、ヘツドボツクス端部の固定台62と一体の
螺子軸63に正転、逆転可能に螺合させておき、
図示しない駆動モータの回転力で巻取パイプ61
がブラインド閉じ方向(昇降コード巻き降し方
向)に回転(以下これを正転、反対方向の回転を
逆転という)された時に、この巻取パイプ61が
固定台62に次第に近づき、最終的には巻取パイ
プ61先端のスイツチ作動部材64が固定台62
の側面に配置させているリミツトスイツチ66に
係合し、これによりリミツトスイツチ66による
前記駆動モータへの電源供給を遮断するようにな
つている。
ここで巻取パイプ61の先端にスイツチ作動部
材を組付けた前述の構成を採用しているのは、仮
りに回転しながら前進する巻取パイプ61が固定
台62やリミツトスイツチ66に直接係合するも
のとすると、係合検出→モータ停止→巻取パイプ
回転停止、の一連の動作が瞬時におこる分けでは
ないのでスイツチ、モータ等の破損の恐れが大き
いからである。このために前記スイツチ作動部材
64は、第6図イの状態でその軸64aが巻取パ
イプ61の筒内に挿入されて回転自由に嵌り合わ
され、バネ65により第6図イの状態に突出した
位置からこのバネ65を縮めて巻取パイプ61内
に入り込めるようになつているのである。
このような構成により、リミツトスイツチ66
によつてモータへの電源供給を遮断した後、巻取
パイプ61が慣性で更に回転しても、その分はバ
ネ65の縮みで吸収され(第6図ロ参照)、リミ
ツトスイツチ等に無理な力は加わらないことにな
る。
〔考案が解決すべき課題〕
しかし前記のような作動停止装置の構成でも更
に次の問題のあることが指摘される。
すなわち、前述の如く駆動モータの作動オフに
際して巻取パイプ61の停止位置が第6図ロであ
るとすると、第6図イに比べ(a−b)のピツチ
分だけ、リミツトスイツチ66の作動オフ後の巻
取パイプの慣性移動(回転)があつたことにな
る。ここでブラインドを開くために巻取パイプを
逆転させて昇降コードの巻き上げ操作を行なうと
すると、前記(a−b)ピツチ分だけパイプが逆
転後退するまではリミツトスイツチ66の作動オ
フ検出は続いている。
したがつて例えばこの範囲で再度ブラインド閉
方向への操作を行なつても当然駆動モータは正転
せず、停止したままとなる。この結果、例えば巻
取パイプの径を20m/mφとすると、半回転のず
れで約30m/mのブラインド下端静止位置の高さ
ズレ招くことになる。
〔課題を解決する手段〕
本考案は前述した問題を解消し、電動ブライン
ドの全閉時における下端位置の高さを常に一定の
状態で停止させることができる作動停止装置を提
供すべくなされたものである。
このような本考案の電動ブラインドの作動停止
装置の特徴は、固定位置に設けられているリミツ
トスイツチに対して、螺子軸上を回転しながら接
近する該リミツトスイツチの操作部材であるスイ
ツチ作動部材を、螺子軸に螺合しているナツト部
材とは別体とし、かつこれらを一定寸法のスパン
伸張状態に保つた圧縮ばねを介してその張設部の
摩擦係合力で常時は共回りするように設けてお
き、このスイツチ作動部材がリミツトスイツチに
接近したときには、回転係止手段の第1の係止部
でその正転を係止してナツト部材の回転に伴なう
前進のみが生ずるようにさせ、これによつてスイ
ツチ作動部材のリミツトスイツチとの係合を行な
わせしめ、他方ナツト部材の戻り方向の逆転時に
は、該スイツチ作動部材とリミツトスイツチの係
合をこのスイツチ作動部材のナツト部材との共回
りで周方向に外した後、回転係止手段の第2の係
止部でスイツチ作動部材の逆転を止めるようにし
たのである。
〔作動・効果〕
本考案によれば、例えばスイツチ作動部材の周
縁の一部分を突出させて突縁部とし、スラツトが
最下降位置にて全閉の状態からスラツトの上昇を
行うと、このスイツチ作動部材はスラツト下降時
とは逆方向に回転し、突縁部のみがリミツトスイ
ツチを押しているので、すぐにリミツトスイツチ
は解除される。
更に上昇方向の回転が進むと、突縁部は第2の
係止部に当接してスイツチ作動部材は回転を停止
し、ナツト部材と巻取パイプが回転を続け、所定
の角度回転の後、該スイツチ作動部材の突縁部と
第2の係止部の係合が解除される。この後はスイ
ツチ作動部材はナツト部材と共回りする。ここで
第2の係止部の高さを、スラツト下降時にスイツ
チ作動部材の突縁部が第1の係止部に当接した後
に慣性によつてナツト部材が回転した角度と同じ
角度だけの該ナツト部材の逆回転で第2の係止部
と突縁部との係合が解除されるように設定してお
けば、リミツトスイツチが作動しモータへの電源
の供給を止めた後に慣性によるモータ即ち巻取パ
イプの余分な回転を吸収でき、何度スラツトを昇
降させてもリミツトスイツチの作動位置に狂いが
生じない効果が得られる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案よりなる電動ブラインドの作動
停止装置の一例を、ヘツドボツクス1を一部断面
図で示した図であり、この図において2はスラツ
ト、3はスラツトを巻上げ、巻下しするための昇
降コード、4はスラツトを所定上下間隔で支持す
るラダーコード、5は前記昇降コード3が巻付け
られる巻取パイプ、6は巻取パイプ5を回転可能
に支持する軸受け部材であり、ヘツドボツクス1
内に固定されている。
前記巻取パイプ5は、図示しないモータにより
回転駆動され、その一端に一体組付けされている
ナツト部材7が固定螺子軸8上を螺旋回転するこ
とに伴なつて、軸方向の移動を生ずるようになつ
ている。
本例の前記固定螺子軸8は、ヘツドボツクス1
の端部に固定したブラケツト9から延出されてい
る。このブラケツト9には後述するリミツトスイ
ツチ10、回転係止手段としての第1の係止部1
1および第2の係止部12が設けられているが、
この詳細構造は第2図以下において説明する。
13はスイツチ作動部材(以下単に作動部材と
いう)であり、固定螺子軸8に遊嵌していると共
に、圧縮ばね14の張設によつてナツト部材7と
の間でスパン伸張状態で保持するように該ナツト
部材7の前端に組付けられている。13aは作動
部材13がナツト部材7から外れることを規制す
る外れ止め部である。そしてこのような圧縮ばね
14の張設により、ばね係合部の摩擦係合力で該
作動部材13はナツト部材7と共回りするように
なつている。
第2図は以上の構成のリミツトスイツチ周辺を
後端側からの斜視図で示したものである。また第
3図は同部分を前端側からの斜視図で示したもの
である。
次ぎに電動ブラインドのスラツト下降動作に関
連した作動部材13等の動きにつき説明する。
なお、本例の作動部材13の先端には、リミツ
トスイツチ10のアクチユエータ部10aと係合
するための突縁部13bが設けられている。
まずブラインドの全開時からスラツト下降方向
に巻取パイプ5を回転(以下正転という)させる
と、第4図イに示す如く、ナツト部材7およびこ
れと共回りする作動部材13は次第にリミツトス
イツチ10方向に接近していく。
更に前記接近が続くと、作動部材13の突縁部
13bは、ブラインド9に形成してある第1の係
止部11に周方向に係合するに至る(第4図ロ参
照) これによつて作動部材13のナツト部材7との
共回りは係止される。この後、ナツト部材7の正
転前進は継続し、一方作動部材13は、ばね係合
部のスリツプを起こしながらスパン伸張状態を保
つて非回転的に前進を行なう。この作動部材13
の非回転的な前進が進み、その突縁部13bがリ
ミツトスイツチ10のアクチユエータ10aに係
合してこれを押すと、リミツトスイツチ10は図
示しない巻取パイプ回転用のモータの駆動を停止
させる。(第4図ハ参照)。
しかしモータ、巻取パイプ5、従つてナツト部
材7の回転停止は瞬時には起らず、所定の量だけ
慣性的な回転を行なう。一方作動部材13は既に
リミツトスイツチ10のアクチユエータ10aを
押下しているのでそれ以上の前進は規制されてい
るので、作動部材13の前進は圧縮ばね14をた
わめることで吸収される(第4図ニ参照)。
以上によつてブラインドの機械的な作動の停止
が完了する。
以上の作動部材13bの動きを模式的に示した
のが第5図であり、第4図イに相当する第5図中
のA状態で示した位置から、ブラインドの下降に
伴なつて作動部材の突縁部13bは螺旋運動しな
がら第1の係止部11に係合する第5図Bの状態
に至り、その後前進運動のみを行なつてリミツト
スイツチのアクチユエータ10aを押下する第5
図Cの状態に至るのである。
次ぎにブラインドの上昇時の前記突縁部13b
の動きを説明すると、巻取パイプ5従つてナツト
部材7の戻り回転(以下逆転という)に伴ない、
作動部材13は圧縮ばね14の摩擦係合力でナツ
ト部材7と共回り逆転する。
この際、本例においては作動部材13の逆転を
一定範囲で係止する第2の係止部12が設けられ
ているから、前記突縁部13bは若干の共回り逆
転を生じた後(第5図D)、第2の係止部12で
係止され、圧縮ばねの最大伸張を回復した後、後
進運動のみを生ずる第5図Eの状態となる。
ここで第2の係止部12は、突縁部13bがア
クチユエータ10aとは係合しない位置に設けら
れているため、リミツトスイツチ10はモータ駆
動がいつでも可能な状態となる。したがつてこの
状態で再度スラツト下降のための動作を行なわせ
れば、前記突縁部13bがアクチユエータ10a
に係合するまでの若干の回転を生じた後に、モー
タへの電源の供給を停止することになるのは言う
までもない。
前記ブラインドの上昇が継続される場合には、
突縁部13bの後進が一定長に達したときに第2
の係止部12から外れる。このため突縁部13b
はナツト部材7と共回りしながら螺旋運動と後進
を行なう第5図Fの状態となる。
以上述べたように、本例装置ではリミツトスイ
ツチ近傍での作動部材の直線的な(前進、後進)
の運動と、スイツチのオン、オフを切換える初期
的な回転と、慣性運動も吸収するためのばねのた
わみとが、それぞれブラインドの下降、上昇の操
作と合致して選択的に都合よく得られ、装置各部
に無理な力が加わつて損傷を招くことがなく、か
つブラインドの停止位置を常に一定して得ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よりなる一実施例の作動停止装
置をもつた電動ブラインドの一部断面図、第2図
および第3図は同一部斜視図、第4図イ〜ニはブ
ラインドの作動停止に至るまでの動作説明図、第
5図はブラインドの下降から上昇の動作に関係し
た作動部材の動きの概要を説明するための図であ
る。第6図イ〜ハは従来の作動停止装置の動きを
説明する図である。 3……昇降コード、5……巻取パイプ、7……
ナツト部材、8……固定螺子軸、10……リミツ
トスイツチ、10a……アクチユエータ、11…
…第1の係止部、12……第2の係止部、13…
…作動部材、13b……突縁部、14……圧縮ば
ね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧縮ばねの張設でスパン伸張状態に組合せら
    れたナツト部材とスイツチ作動部材を有し、ブ
    ラインド昇降用巻取パイプのモータによる回転
    に連動して、前記ナツト部材を固定螺子軸上で
    回転可能に設けると共に、前記スイツチ作動部
    材がばね張設部の摩擦係合力でナツト部材と共
    回りしながら、固定位置のリミツトスイツチに
    対して接近係合するように設け、このスイツチ
    作動部材とリミツトスイツチの係合で前記モー
    タの作動停止を行なわせる電動ブラインドの作
    動停止装置であつて、前記リミツトスイツチの
    近傍に、スイツチ作動部材のリミツトスイツチ
    に接近する前進方向への回転をナツト部材との
    共回りに抗して係止する第1の係止部と、反対
    の後進方向への回転を同様に係止する第2の係
    止部とを、該スイツチ作動部材の回転によりそ
    れぞれ係脱可能に設け、更に前記第1の係止部
    は、回転係止されたスイツチ作動部材が前記リ
    ミツトスイツチに係合可能な位置に定め、前記
    第2の係止部は、回転係止されたスイツチ作動
    部材がリミツトスイツチとは非係合の位置に定
    められていることを特徴とする電動ブラインド
    の作動停止装置。 (2) 前記ナツト部材は巻取パイプと一体であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
    に記載した電動ブラインドの作動停止装置。
JP311488U 1988-01-14 1988-01-14 Expired - Lifetime JPH0540235Y2 (ja)

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JP311488U JPH0540235Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14

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JP311488U JPH0540235Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14

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JPH01109596U JPH01109596U (ja) 1989-07-25
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