JPS6218607Y2 - - Google Patents

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JPS6218607Y2
JPS6218607Y2 JP1981095654U JP9565481U JPS6218607Y2 JP S6218607 Y2 JPS6218607 Y2 JP S6218607Y2 JP 1981095654 U JP1981095654 U JP 1981095654U JP 9565481 U JP9565481 U JP 9565481U JP S6218607 Y2 JPS6218607 Y2 JP S6218607Y2
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JP
Japan
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drive shaft
drum
metal fitting
cage
pawl ring
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JP1981095654U
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English (en)
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JPS581060U (ja
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、壁面へ垂直に固定されたガイドレー
ルに沿つて昇降する昇降機の安全装置に関するも
のである。さらに詳しくは、本考案は2連の駆動
モータを備えた昇降機の安全装置に関するもので
あつて、不測の事故により昇降機が落下する場
合、直ちにモータへの通電を遮断すると共に駆動
軸を制動するようにしたものである。
この種の安全装置として、特公昭55−20979に
示されるものが公知である。これは、昇降機ケー
ジの落下を感知してリミツトスイツチに向つて飛
び出す飛出し金具と当該リミツトスイツチとが別
個の基礎上に設置されるため、両者の位置決めが
必ずしも容易でない。また、リミツトスイツチが
定位置に固定されているため、飛出し金具が押し
戻された後には再びオン状態となり、モータ再始
動のおそれがある。さらに、この安全装置の作動
に伴い内部のねじが破壊される構成であるため、
直ちには再使用できない難点がある。
本考案は従来の安全装置の前記の如き欠点を除
去すべく工夫されたもので、飛出し金具とリミツ
トスイツチとを実質的に同一ベース上に設置する
ことにより、設置の際の両者の位置決めを容易に
すると共に、使用時における両者位置の相対的ず
れを防止し、また装置の動作時にリミツトスイツ
チを飛出し金具側に移動させることにより、リミ
ツトスイツチの再閉路動作を阻止するようにし、
さらには、装置動作時の構成部品の破壊を最小限
に止めるようにしたことを特徴とするものであ
る。
以下図についてその一実施例を説明する。一対
のガイドレールGとピンラツクRとが壁面へ垂直
に敷設されている。一方これらに沿つて昇降する
昇降機ケージ1は、その両端に固着されたアーム
2とアーム先端のローラ3とによりガイドレール
Gに係合されている。
ケージ1には、夫々各別の駆動モータMに連結
された上下2本の駆動軸4,5が回転自由に軸支
され、夫々前記ピンラツクRと噛合するピニオン
6が固着されている。従つて、モータMの正逆回
転により昇降機はガイドレールGに沿つて昇降可
能である。
上部駆動軸4の端部には増速装置7が設けら
れ、その軸8には遠心クラツチ装置Bが装着され
ている。遠心クラツチ装置Bは、軸8上回転自由
なハウジング9と、このハウジング9に内蔵され
軸8に連結された重錘10とから成る。ハウジン
グ9の一端には滑車部9aが一体形成されてい
る。軸8が通常速度で回転している場合には、ハ
ウジング9は軸8の回転に影響されることなく、
軸8に対して相対回転自在であるが、軸8がある
限度を越えて高速回転するとき、重錘10はハウ
ジング9の内面へ圧接され、ハウジング9は軸8
と一体化して回転する。
下部駆動軸5にはブレーキドラム11が固着さ
れている。第4図にはドラム11とピニオン6と
を一体に構成したものが示されている。下部駆動
軸5の軸端にはねじ部5aが形成されている。ね
じ部5aには、外周に爪を備えた爪リング12が
螺合されている。爪リング12は、内側に段差を
もつて一体に連繋する小径円筒部を備え、これへ
シユードラム13が回転自在に嵌挿されている。
シユードラム13の内側端面は前記ブレーキドラ
ム11の外側面と対向し、爪リング12をねじ部
5aへ螺入することによりブレーキドラム11の
外側面と係合可能である。ただし、常時は両者が
係合しないよう爪リング12は位置決めされ、ね
じ部5aへ固定されている。即ち、駆動軸5、お
よび爪リング12の端面に設けられた直径方向の
溝5b,12a内に、比較的軟弱な金属製の止板
20が嵌め込まれ、その両端部が爪リング12の
溝12a内においてねじ止めされており、爪リン
グ12が軸5と一体回転するようにされている。
シユードラム13の外周には係合片13aが半
径方向に突設され、これがケージ1に設けられた
軸線方向溝1aへ軸線方向のみ移動可能に係合せ
しめられている。
アーム14は一端部においてピン15によりシ
ユードラム13端面へ枢着され、爪リング12の
爪と係合してその一方向回転を阻止可能な切欠1
4aを備えている。アーム14の他端にはばね受
座14bが設けられ、これとシユードラム13端
のばね受13bとの間に押ばね16が挿入されて
いる。このばね16によつて押されるアーム14
は、シユードラム13端面に突設されたストツパ
ピン13cに当接しているが、この状態では切欠
14aは爪リング12と係合することができな
い。ワイヤ17は一端がばね受座14bに引き留
められ、シユードラムのばね受13bを経由して
他端において、前記クラツチ装置Bのハウジング
9へ一体形成された滑車9aへ引き留められてい
る。即ち、ハウジング9は駆動軸8上を回転自在
であるが、ワイヤ17によつて回り止めされた状
態となつている。
しかし、ケージの落下により、軸8が異常高速
回転すると、軸8とハウジング9とが遠心クラツ
チ機構により一体化回転し、滑車9aがワイヤ1
7を巻き上げ、ばね16に抗してアーム14を引
き上げ、アーム14を爪リング12へ係合させ
る。
駆動軸5の端部には、軸線方向のめくら孔5c
が形成され、これへばね18を介して飛出し金具
19が挿入されている。飛出し金具19は、その
一端部に鍔19aを備え、常時ばね18により飛
出し方向に付勢されている。爪リング12の外面
溝12a内において両端が固着された前記止板2
0は、その中央部がめくら孔5c開口部を横断
し、内部の飛出し金具19の鍔19aと当接して
その飛出しを押えているが、爪リング12と軸5
とのわずかの相対回転により破断され、その飛出
しを許すようにされている。
シユードラム13の外端から延出したアーム1
3dの先端には、半径方向内方へ屈折した取付座
13eが設けられ、この取付座の内側、飛出し金
具19の飛出し方向線上にはリミツトスイツチS
が固着されている。このリミツトスイツチSは、
飛出し金具19との接触により、両駆動軸4,5
のモータへの通電を遮断することができる。
次に作用を説明する。モータMを正転させ、ケ
ージが上昇していくときは、遠心クラツチ装置B
は作動せず、従つてブレーキドラム11とシユー
ドラム13との係合も起らない。モータMを逆転
させてケージを下降させる場合も同様である。し
かし、不測の事態によりケージが急落下する場
合、軸8の高速回転によりクラツチ装置Bが動作
してそのハウジング9も軸8と一体化回転する。
ワイヤ17は滑車9aに巻き上げられ、アーム1
4がこれによつて引き上げられ、その切欠14a
が爪リング12と係合する。爪リング12はアー
ム14を介してシユードラム13と一体回転しよ
うとするが、シユードラム13は係合片13aと
溝1aとの係合で回り止めされているため回転す
ることができない。従つて一体化された爪リング
12、シユードラム13は、回転を続ける軸5と
相対回転し、爪リング12はシユードラム13を
伴つて軸5のねじ部5aにねじ込まれることとな
り、このねじ部5aに沿つて軸線方向へ直進す
る。爪リング12の移動によりシユードラム13
はブレーキドラム11へ圧接係合せしめられ、駆
動軸5の回転が止められる。また爪リング12と
軸5との相対回転により止め板20が破断され、
飛出し金具19は孔5cからばね力により飛び出
し、リミツトスイツチSに当接してモータMへの
通電を断ち、これを停止させる。リミツトスイツ
チSはシユードラム13と共に飛出し金具19側
へ進み、これへ圧接されるため、その接点を開放
した状態を維持する。
以上のように本考案は、2連式モータ駆動昇降
機の一方の駆動軸4の異常高速回転に引金の作用
をさせ、他方の駆動軸5で強力制動とモータMへ
の給電停止を行わせるようにしたものであつて、
駆動軸4,5の異常高速回転を感知して飛び出す
飛出し金具19とその飛出しによりこれに接触動
作して給電を断つリミツトスイツチSとが、いず
れも駆動軸5上に設けられているので製造の際の
両者の位置決め作業が容易で、しかも、使用中に
おけるケージの変形等により両者位置がずれるお
それもなく、常に確実に動作させることができ
る。リミツトスイツチSは装置の起動時に飛出し
金具19側へ移動してこれへ圧接されるため、接
点の再閉路動作のおそれがない。また、常時は互
いに係合状態にあるケージ落下時には相対回転す
る軸5と爪リング12とが、止板20により結合
されているため、本装置の動作時における破壊部
位が、この止板20のみにとどめられ、再使用の
ための処置が極めて容易である。これが本考案の
特徴である。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は上
部駆動軸端部の断面図、第4図は下部駆動軸端部
の断面図、第5図は同側面図、第6図は同分解斜
視図である。 1……ケージ、1a……溝、2……アーム、3
……ローラ、4,5……駆動軸、5a……ねじ
部、5b……溝、5c……めくら孔、6……ピニ
オン、7……増速装置、8……軸、9……ハウジ
ング、9a……滑車、10……重錘、11……ブ
レーキドラム、12……爪リング、12a……
溝、13……シユードラム、13a……係合片、
13b……ばね受、13c……ストツパピン、1
3d……アーム、13e……取付座、14……ア
ーム、14a……切欠、14b……ばね受座、1
5……ピン、16……ばね、17……ワイヤ、1
8……ばね、19……飛出し金具、19a……
鍔、20……止板、G……ガイドレール、R……
ピンラツク、M……モータ、B……遠心クラツチ
装置、S……リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 各別のモータに連結された2本の駆動軸のピニ
    オンが夫々垂直壁面に敷設されたピンラツクに噛
    合してケージを昇降させる壁面昇降機の安全装置
    であつて、 一方の前記駆動軸にそれの高速回転時にそれと
    一体化回転可能に取付けられた遠心クラツチ装置
    と、 他方の前記駆動軸に軸線方向移動可能に取り付
    けられ、前記ケージに回り止めされたシユードラ
    ムと、 前記他方駆動軸に前記シユードラムと対向して
    固着されたブレーキドラムと、 前記他方駆動軸端部に取り付けられ、前記遠心
    クラツチ装置の一方駆動軸との一体回動に連動し
    て他方駆動軸に対して相対回転することにより、
    前記シユードラムをブレーキドラムへ圧接可能な
    爪リングと、 前記他方駆動軸端の軸線方向めくら孔へばねを
    介して飛出し可能に挿入された飛出し金具と、 前記他方駆動軸端面に形成された直径方向の溝
    に中間部が嵌め込まれ、両端部において前記爪リ
    ング端面に係止され、常時は前記飛出し金具を前
    記めくら孔内に圧入保持し、前記他方駆動軸と爪
    リングとの相対回転により破断されて飛出し金具
    を飛出し可能とする比較的軟弱な止板と、 前記飛出し金具の飛出し方向線上に位置するよ
    うに前記シユードラムからの延出部に固定され、
    飛出し金具との接触により前記両モータへの通電
    を遮断可能なリミツトスイツチとを具備し、ケー
    ジ落下時に前記ブレーキドラムとシユードラムと
    の係合により他方駆動軸を制動すると共にモータ
    を停止させるように構成されていることを特徴と
    する壁面昇降機の安全装置。
JP9565481U 1981-06-26 1981-06-26 壁面昇降機の安全装置 Granted JPS581060U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9565481U JPS581060U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 壁面昇降機の安全装置

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JP9565481U JPS581060U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 壁面昇降機の安全装置

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Publication Number Publication Date
JPS581060U JPS581060U (ja) 1983-01-06
JPS6218607Y2 true JPS6218607Y2 (ja) 1987-05-13

Family

ID=29890552

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JP9565481U Granted JPS581060U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 壁面昇降機の安全装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59133570U (ja) * 1983-02-23 1984-09-06 三和テッキ株式会社 昇降機の安全装置
JPS60110014U (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 ティー・シー・エム株式会社 駆動車軸装置
KR100402110B1 (ko) * 2001-09-12 2003-10-17 주식회사 고려호이스트 에어밸런싱 호이스트의 안전장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520979A (en) * 1979-06-13 1980-02-14 Toshiba Corp Pivot bearing apparatus

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JPS5520979A (en) * 1979-06-13 1980-02-14 Toshiba Corp Pivot bearing apparatus

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JPS581060U (ja) 1983-01-06

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