JP2512444Y2 - ロ―ルブラインドのスクリ―ン昇降装置 - Google Patents

ロ―ルブラインドのスクリ―ン昇降装置

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JP2512444Y2 JP1989104454U JP10445489U JP2512444Y2 JP 2512444 Y2 JP2512444 Y2 JP 2512444Y2 JP 1989104454 U JP1989104454 U JP 1989104454U JP 10445489 U JP10445489 U JP 10445489U JP 2512444 Y2 JP2512444 Y2 JP 2512444Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はロールブラインドのスクリーンを昇降する
昇降装置に関するものである。
[従来の技術] ロールブラインドの一種類として第5図に示すものが
ある。すなわち、それぞれ別体に設けられる一対の支持
ブラケット1a,1bが窓の内側で天井面2等に固定され、
両支持ブラケット1a,1b間に巻取軸3が回転可能に支持
され、その巻取軸3から布製等のスクリーン4が吊下支
持されている。
巻取軸3一端を支持する一方の支持ブラケット1aには
操作装置5が設けられ、その操作装置5から無端状の操
作コード6が垂下されている。そして、その操作コード
6を操作して巻取軸3を回転駆動することによりスクリ
ーン4が昇降されるようになっている。
第6図に示すように、巻取軸3内には同巻取軸3にス
クリーン4巻上げ方向の回転力を付与するための捩りコ
イルスプリング7が配設され、その捩りコイルスプリン
グ7の一端(図示しない)は巻取軸3中央部において同
巻取軸3に固定され、他端は常には支持ブラケット1bに
対し回転不能に支持されるワインドプラグ8の先端部に
固定されている。そして、巻取軸3がスクリーン下降方
向に回転されると捩りコイルスプリング7が蓄勢され、
スクリーン4巻上げ方向に回転されると捩りコイルスプ
リング7の蓄勢力が放出されるようになっている。
ワインドプラグ8の基端に設けられた係止片9はブレ
ーキドラム10内に突出され、そのブレーキドラム10の基
端部10aは四角軸状に形成され、その基端部10aが支持ブ
ラケット1bに形成された四角孔11に嵌合されている。従
って、ブレーキドラム10は支持ブラケット1bに対し回動
不能に固定されている。ブレーキドラム10の先端部内周
面にはストップスプリング12が嵌着され、そのストップ
スプリング12の両端部13a,13bは第7図に示すように内
側へ折曲げられ、その両端部13a,13b間に前記係止片9
が突出されている。
そして、捩りコイルスプリングの7の蓄勢力によりワ
インドプラグ8が回転されようとして係止片9が両端部
13a,13bの一方に当接すると、ストップスプリング12は
拡径されようとしてブレーキドラム10内周面との摩擦力
がさらに増大するため、ワインドプラグ8の回転は阻止
される。従って、ワインドプラグ8は捩りコイルスプリ
ング7の蓄勢力によって回転されることはなく、捩りコ
イルスプリング7は巻取軸3のスクリーン4下降方向の
回転にともなってワインドプラグ8を支点として捩られ
ることにより蓄勢される。
ブレーキドラム10の中心部には調節軸14が貫通され、
基端部10aに回動可能に支持されている。その調節軸14
には第7図に示すようにストップスプリング12の内側に
おいて同ストップスプリング12の端部13a,13bを取囲む
駆動部15が形成され、同調節軸14の基端部は支持ブラケ
ット1b側面に露出されるとともに係止溝16が形成されて
いる。そして、係止溝16に工具を係合して調節軸14を回
転させてその駆動部15を端部13a,13bのいずれかに当接
させると、ストップスプリング12が縮径されようとする
ため同ストップスプリング12とブレーキドラム10との摩
擦力が減少し、調節軸14とともにストップスプリング12
及びワインドプラグ8が回転される。従って、巻取軸3
を回転させることなく調節軸14を回転操作することによ
り捩りコイルスプリング7の蓄勢力を調節可能であり、
このような調節によりスクリーン4を上限まで引上げた
状態でも捩りコイルスプリング7に若干の蓄勢力を初期
巻きトルクとして残して巻取軸3にスクリーン4巻上げ
方向への回転力を付与するように調節されている。この
結果、スクリーン4の引上げは捩りコイルスプリング7
の蓄勢力を利用して軽微な操作力で行なうことができ、
スクリーン4の下降操作においても捩りコイルスプリン
グの蓄勢に要する操作力が同スクリーン4の重量により
ある程度相殺されるので、軽微な操作力で行なうことが
できる。
巻取軸3の一端と操作装置5との間には前記ストップ
スプリング12と同様な構成のストップスプリングを利用
したストップ機構(図示しない)が設けられ、操作装置
5の操作による回転力は巻取軸3に伝達され、スクリー
ン4の重量あるいは捩りコイルスプリング7の蓄勢力に
より巻取軸3に作用する回転力はそのストップ機構を介
して支持ブラケット1aに吸収され、同巻取軸3の回転が
阻止されるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のような昇降装置では巻取軸3一端に
はスクリーン4の重量による巻取軸3の回転を阻止する
ためのストップスプリングが内蔵され、巻取軸3他端に
は捩りコイルスプリング7の初期巻きトルクを設定する
ためのストップスプリング12が内蔵されている。従っ
て、巻取軸3両端部にそれぞれストップスプリングが内
蔵されて構造が複雑化するとともに、部品点数が増大す
るという問題点があった。
この考案の目的は、スクリーンの重量による巻取軸の
回転を阻止するためのストップスプリングと、捩りコイ
ルスプリングの初期巻きトルクを設定するためのストッ
プスプリングを共通化して部品点数を削減し、巻取軸内
の構造を簡略化し得る昇降装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] この考案は上記問題点を解決するために、第一の考案
ではスクリーンを巻取る巻取軸の両端を一対の支持ブラ
ケットに支持し、一方の支持ブラケットに設けられた操
作装置を操作して巻取軸を回転駆動可能とし、巻取軸内
には同巻取軸のスクリーン下降方向の回転に基いて蓄勢
するとともにスクリーン引上げ方向の回転に基いて蓄勢
力を放出する捩りコイルスプリングを備えたロールブラ
インドにおいて、巻取軸一端には同巻取軸に対し相対回
転可能な操作シャフトを設け、同操作シャフトの先端が
支持ブラケットに嵌合固定可能な構造とし、前記捩りコ
イルスプリングの一端を巻取軸に固定するとともに他端
を操作シャフトに固定し、前記巻取軸一端には操作シャ
フトと相対回転可能でかつ巻取軸と一体回転可能な駆動
ドラムを設け、前記操作シャフトの先端を支持ブラケッ
トに嵌合した際に駆動ドラムが操作装置の出力軸に嵌合
される構造とし、前記巻取軸一端内部には、駆動ドラム
の非回転時に巻取軸にかかる回転力により操作シャフト
に圧着して巻取軸の回転を阻止するとともに、その駆動
ドラムの回転時に同駆動ドラムにより操作シャフトとの
圧着が解除されて駆動ドラムと共に操作シャフトの周囲
を回転して巻取軸を回転させるストップスプリングを設
け、操作シャフトと駆動ドラムとの間には、操作シャフ
トと駆動ドラムとの相対回転を阻止する阻止位置と、操
作シャフトと駆動ドラムとの相対回転を許容する許容位
置とを移動可能なドラムストッパを設けた。
又、第二の考案では第一の考案の構成において、前記
ドラムストッパは弾性を有しており、その弾性力により
常には前記阻止位置に配置されるとともに、操作シャフ
トの支持ブラケットへの嵌合時には同支持ブラケットと
の係合に基づきその弾性力に抗して前記許容位置に配置
されるものとしている。
[作用] 上記手段により、第一の考案では操作シャフトの支持
ブラケットへの非嵌合時に、ドラムストッパを許容位置
へ移動させた状態で駆動ドラムを操作シャフトに対し回
転操作することにより、ストップスプリングの操作シャ
フトへの圧着が解除され、駆動ドラムの回転と共に巻取
軸が回転させて捩りコイルスプリングの初期巻きトルク
の設定が行われる。この捩りコイルスプリングの初期巻
きトルクの設定が完了したらドラムストッパを阻止位置
へ移動させることで設定された初期巻きトルクの不用意
な消滅が防止される。そして、操作シャフトを支持ブラ
ケットに嵌合させ且つドラムストッパを許容位置へ移動
させると巻取軸の支持ブラケットへの取付けが完了す
る。この取付け状態では、操作装置の操作時において駆
動ドラムを介して巻取軸が回転される。一方、操作装置
の非操作時においてスクリーンの重量又は捩りコイルス
プリングの蓄勢力が巻取軸に加わった場合、巻取軸にか
かる回転力によりストップスプリングが操作シャフトに
圧着して巻取軸の回転が阻止される。
又、第二の考案では第一の考案による作用に加え、捩
りコイルスプリングの初期巻きトルクの設定が完了した
らドラムストッパ自身の弾性力により自動的に阻止位置
に配置され、しかも、操作シャフトの支持ブラケットへ
の嵌合時には同支持ブラケットとの係合に基づきその弾
性力に抗して許容位置に配置されるので、ドラムストッ
パの操作が極めて容易になる。
[実施例] 以下、この考案を具体化した一実施例を第1図〜第4
図に従って説明する。なお、前記従来例と同一構成部分
は同一番号を付してその説明を省略する。
第4図に示すロールブラインドは巻取軸3両端が一対
の支持ブラケット1a,1b間に回転可能に支持され、一方
の支持ブラケット1aに設けられる操作装置5の操作コー
ド6を操作することにより巻取軸3を回転駆動してスク
リーン4を昇降可能である。そして、操作装置5近傍の
巻取軸3一端内部には初期巻きトルクを設定するための
捩りコイルスプリング7と、その捩りコイルスプリング
7の蓄勢力あるいはスクリーン4の重量では巻取軸3の
回転を阻止するためのストップ装置17とが内蔵され、巻
取軸3他端にはベアリング18を介して支軸19が突出さ
れ、その支軸19が他方の支持ブラケット1bに形成された
支持孔20に嵌合されている。従って、巻取軸3他端部に
は初期巻きトルク設定装置は何ら設けられておらず、支
軸19を介して支持ブラケット1bに回転可能に支持されて
いるのみである。
次に、前記ストップ装置17及び捩りコイルスプリング
7の取付構造を詳細に説明すると、第1図に示すように
巻取軸3一端に突出される操作シャフト21はその先端部
22が四角軸状に形成され、第2図に示すようにその先端
部22がプーリーシャフト23の軸心に設けられる四角孔24
に回転不能に嵌合され、そのプーリーシャフト23は支持
ブラケット1aに固定されている。
第1図に示すように、操作シャフト21の基端部25は丸
軸の外周面が削り取られて角軸状に形成され、その基端
部25に支持部材43が回動不能に嵌着され、その支持部材
43に捩りコイルスプリング7の一端が固定されている。
第4図に示すように、捩りコイルスプリング7の他端は
巻取軸3中間部において同巻取軸3内周面に嵌着された
ワインドプラグ26に固定されている。そして、巻取軸3
がスクリーン4下降方向に回転されると捩りコイルスプ
リング7が蓄勢され、スクリーン引上げ方向に回転され
ると捩りコイルスプリング7の蓄勢力が放出される。
操作シャフト21の中間部は丸軸状に形成され、その外
周面一箇所には第3図に示すように係止溝27が軸方向に
形成されている。操作シャフト21中間部の周囲にはステ
ンレスで形成されたブレーキ筒28が配設され、そのブレ
ーキ筒28と操作シャフト21との間にクラッチスプリング
29が配設されている。そのクラッチスプリング29は弾性
を備えた金属板を円筒状に折曲げて形成され、第3図に
示すようにその端縁部29aが内側に折曲げられて前記係
止溝27に係合している。
そして、クラッチスプリング29はその弾性力により常
にはブレーキ筒28の内周面に圧着されるため、同ブレー
キ筒28がクラッチスプリング29を介して操作シャフト21
に嵌合され、ブレーキ筒28に所定値以上の回転力が作用
してクラッチスプリング29の端縁部29aのいずれか一方
が係止溝27側面に強く圧接されると、同クラッチスプリ
ング29が縮径されてブレーキ筒28との摩擦力が低下し、
ブレーキ筒28が操作シャフト21に対し回転されるように
なっている。
ブレーキ筒28の外周面には二連のストップスプリング
44が嵌着され、第3図に示すように各ストップスプリン
グ44の端部45a,45bは中心に対しほぼ110度の角度を隔て
た位置で円弧状に湾曲されている。そして、その端部45
a,45bのいずれか一方に両端部45a,45bの間隔を縮めよう
とする力が作用するとストップスプリング44が拡径して
ブレーキ筒28との摩擦力が低下することにより同ストッ
プスプリング44がブレーキ筒28の周囲を回転する。ま
た、両端部45a,45bのいずれか一方に両端部45a,45b間の
間隔を広げようとする力が作用すると、ストップスプリ
ング44が縮径しようとしてブレーキ筒28との摩擦力が増
大し、ブレーキ筒28外周面に強固に圧接されるようにな
っている。
操作シャフト21の中間部に設けられたフランジ30には
筒状の駆動ドラム31が回転可能にかつ操作シャフト21の
軸方向に移動不能に支持されている。そして、その駆動
ドラム31の基端部は第3図に示すようにストップスプリ
ング44の周囲に位置するとともに、中心に対しほぼ150
度の範囲で切除され、その端縁部は駆動端32a,32bとし
て端部45a,45bの両側に位置している。従って、駆動ド
ラム31が回転されて駆動端32a,32bのいずれか一方がス
トップスプリング44の端部45a,45bのいずれかに当接す
ると、駆動ドラム31とともにストップスプリング44がブ
レーキ筒28の周囲を回転するようになっている。
駆動ドラム31の先端部はその内周面に断面山型の突条
33が多数形成され、操作装置5内においてプーリーシャ
フト23に回転可能に支持されたプーリ34の一側に出力軸
として設けられた六角軸35が同駆動ドラム31に嵌挿され
て突条33に係合し、駆動ドラム31がプーリ34と一体に回
転される。
第1図に示すように、操作シャフト21の先端には係止
孔36が形成され、その係止孔36には弾性を有する金属線
材で形成されるドラムストッパ37の基端が係止されてい
る。
そのドラムストッパ37の先端部37aは長円形のリング
状に折曲げられ、第1図に示すように駆動ドラム31にプ
ーリ34の六角軸35が嵌合されない状態では、その弾性力
により先端部37aが駆動ドラム31内周面において周方向
に多数形成される係止凹部38の一つに係合して操作シャ
フト21に対する駆動ドラム31の相対回転を阻止し、例え
ば第3図に示すように駆動端32a,32bがストップスプリ
ング44の端部45a,45bに当接しないように保持してい
る。
ドラムストッパ37が位置する側の操作シャフト21側面
には同ドラムストッパ37を収納する収納溝42が形成さ
れ、第2図に示すように操作シャフト21がプーリーシャ
フト23の四角孔24に嵌合されると、ドラムストッパ37が
四角孔24内側面により操作シャフト21側に押圧されて収
納溝42内に収納されるようになっている。
操作シャフト21の中間部にはベアリング39を介して操
作キャップ40が回転可能に支持され、その操作キャップ
40の外周面に巻取軸3が嵌着されている。操作キャップ
40の先端部は駆動ドラム31の基端部及びストップスプリ
ング44の周囲に位置し、その内周面の一箇所に形成され
た係合突条41はストップスプリング44の端部45a,45b間
に位置している。そして、巻取軸3から伝達される回転
力により操作キャップ40が回転されて係合突条41が端部
45a,45bのいずれかに当接すると、ストップスプリング4
4とブレーキ筒28との摩擦力が増大するため、操作キャ
ップ40及び巻取軸3の回転が阻止されるようになってい
る。
次に、上記のように構成されたロールブラインドのス
クリーン昇降装置の作用を説明する。
さて、このロールブラインドの巻取軸3をあらかじめ
天井面2に取着された支持ブラケット1a,1b間に取着す
るには、まずその取着に先立って捩りコイルスプリング
7の初期巻きトルクを設定する必要がある。その初期巻
きトルクの設定はドラムストッパ37の先端部37aを係止
凹部38から外した状態で操作シャフト21に対し駆動ドラ
ム31をスクリーン4下降方向に回転させると、ストップ
スプリング44とともに操作キャップ40が同方向に回転さ
れ、これにともなって巻取軸3が同方向に回転されて捩
りコイルスプリング7が蓄勢される。そして、所望の初
期巻きトルクを蓄勢した後にはドラムストッパ37を係止
凹部38に係合させて、第3図に示すように駆動ドラム31
の両駆動端32a,32bをストップスプリング44の端部45a,4
5bから離間させた位置に保持する。すると、この状態で
は捩りコイルスプリング7の蓄勢力が巻取軸3に作用し
て同巻取軸3が操作シャフト21に対し回転されようとし
ても、第3図に鎖線で示すように操作キャップ40の係合
突条41がストップスプリング44の一方の端部45aに当接
してその回転が阻止される。
また、このような状態で巻取軸3を両支持ブラケット
1a,1b間に取着する際には、ドラムストッパ37により操
作シャフト21と駆動ドラム31との相対回転が阻止されて
いるので、前記のように設定された捩りコイルスプリン
グ7の初期巻きトルクを誤って消滅させてしまうことは
ない。すなわち、初期巻きトルクを設定した後に駆動ド
ラム31の駆動端32a,32bのいずれかがストップスプリン
グ44の端部45a,45bのいずれかに当接するとストップス
プリング44とブレーキ筒28との摩擦力が減少して、捩り
コイルスプリング7の蓄勢力により巻取軸3及び操作キ
ャップ40に対し操作シャフト21が回転して捩りコイルス
プリング7の蓄勢力を消滅させてしまうが、ドラムスト
ッパ37はこのような不具合を防止している。
上記のような初期巻きトルクの設定後に巻取軸3にス
クリーン4を全部巻取った状態で、巻取軸3一端に突出
する操作シャフト21の先端部22をプーリーシャフト23の
四角孔24に嵌合し、巻取軸3他端に突出する支軸19を他
方の支持ブラケット1bの支持孔20に嵌合すると、このロ
ールブラインドの組立てが完了する。このとき、操作シ
ャフト21の先端部22を四角孔24に嵌合すると、第2図に
示すようにドラムストッパ37は操作シャフトの収納溝42
内に自動的に収納されてその先端部37aと係止凹部38と
の係合が自動的に解除されるため、駆動ドラム31は操作
シャフト21に対しプーリ34の六角軸35と一体に回転可能
な状態となる。
上記のように組立が完了した後は、操作コード6の操
作によりスクリーン4が昇降される。すなわち、操作コ
ード6を例えばスクリーン4引上げ方向に操作すると、
プーリ34とともに駆動ドラム31が回転され、第3図に鎖
線で示すようにその駆動端32aがストップスプリング44
の端部45aに当接し、同ストップスプリング44及び操作
キャップ40をブレーキ筒28の周囲で回転させる。従っ
て、巻取軸3が回転されてスクリーン4が引上げられ
る。このとき、捩りコイルスプリング7の蓄勢力が巻取
軸に作用するため、操作コード6の操作力は軽微なもの
となる。
また、操作コード6をスクリーン4下降方向に操作す
ると、駆動ドラム31の駆動端32bがストップスプリング4
4の端部45bに当接し、同ストップスプリング44及び操作
キャップ40が回転されて巻取軸3がスクリーン4下降方
向に回転される。
一方、スクリーン4を所望位置まで昇降した後に操作
コード6を手放すと、巻取軸3はスクリーン4の重量あ
るいは捩りコイルスプリング7の蓄勢力によりいずれか
の方向に回転しようとするが、巻取軸3の回転にともな
って操作キャップ40が回転されて、第3図に鎖線で示す
ように係合突条41がストップスプリング44の端部45a,45
bのいずれかに当接すると、ストップスプリング44とブ
レーキ筒28の摩擦力が増大するため、巻取軸3の回転は
阻止される。
以上のようにこのロールブラインドの昇降装置では、
捩りコイルスプリング7の初期巻きトルクの設定時にお
いて同捩りコイルスプリング7の蓄勢力を保持するスト
ップスプリング44と、操作コード6の不操作時における
捩りコイルスプリング7の蓄勢力あるいはスクリーン4
の重量による巻取軸3の回転を阻止するストップスプリ
ング44とが共通化されているので、部品点数を削減し、
構造を簡略化することができる。そして、昇降装置を巻
取軸3一端部に集中させることにより、同巻取軸3他端
は支軸19を支持ブラケット1bの支持孔20に嵌合するだけ
でよいので、このロールブラインドの組立作業を簡略化
することができる。
[考案の効果] 以上詳述したように、第一の考案はスクリーンの重量
による巻取軸の回転を阻止するためのストップスプリン
グと、捩りコイルスプリングの初期巻きトルクを設定す
るためのストップスプリングを共通化して部品点数を削
減し、巻取軸内の構造を簡略化することができるととも
に、巻取軸の支持ブラケットへの取付けに際し、駆動ド
ラムの無用な回転を防止して、駆動ドラムの回転に基く
巻取軸と操作シャフトの相対回転を未然に防止すること
ができるので、捩りコイルスプリングの初期巻きトルク
の不用意な消滅を防止することができ、第二の考案では
第一の考案による効果に加えて、捩りコイルスプリング
の初期巻きトルクの設定が完了したら該トクルの消滅を
自動的に防止することができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したロールブラインドの昇降
装置の組立前状態を示す断面図、第2図は同じく組立後
の状態を示す断面図、第3図は第2図におけるA−A線
断面図、第4図はロールブラインド全体を示す断面図、
第5図は従来のロールブラインドを示す正面図、第6図
は従来のロールブラインドの初期巻きトルク設定装置を
示す断面図、第7図は第6図におけるB−B線断面図で
ある。 支持ブラケット1a,1b、巻取軸3、スクリーン4、操作
装置5、捩りコイルスプリング7、ストップスプリング
44、操作シャフト21、駆動ドラム31、六角軸35、ドラム
ストッパ37。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン(4)を巻取る巻取軸(3)の
    両端を一対の支持ブラケット(1a,1b)に支持し、一方
    の支持ブラケット(1a)に設けられた操作装置(5)を
    操作して巻取軸(3)を回転駆動可能とし、巻取軸
    (3)内には同巻取軸(3)のスクリーン下降方向の回
    転に基いて蓄勢するとともにスクリーン引上げ方向の回
    転に基いて蓄勢力を放出する捩りコイルスプリング
    (7)を備えたロールブラインドにおいて、 巻取軸(3)一端には同巻取軸(3)に対し相対回転可
    能な操作シャフト(21)を設け、同操作シャフト(21)
    の先端が支持ブラケット(1a)に嵌合固定可能な構造と
    し、 前記捩りコイルスプリング(7)の一端を巻取軸(3)
    に固定するとともに他端を操作シャフト(21)に固定
    し、 前記巻取軸(3)一端には操作シャフト(21)と相対回
    転可能でかつ巻取軸(3)と一体回転可能な駆動ドラム
    (31)を設け、前記操作シャフト(21)の先端が支持ブ
    ラケット(1a)に嵌合した際に駆動ドラム(31)が操作
    装置(5)の出力軸(35)に嵌合される構造とし、 前記巻取軸(3)一端内部には、駆動ドラム(31)の非
    回転時に巻取軸(3)にかかる回転力により操作シャフ
    ト(21)に圧着して巻取軸(3)の回転を阻止するとと
    もに、その駆動ドラム(31)の回転時に同駆動ドラム
    (31)により操作シャフト(21)との圧着が解除されて
    駆動ドラム(31)と共に操作シャフト(21)の周囲を回
    転して巻取軸(3)を回転させるストップスプリング
    (44)を設け、 操作シャフト(21)と駆動ドラム(31)との間には、操
    作シャフト(21)と駆動ドラム(31)との相対回転を阻
    止する阻止位置と、操作シャフト(21)と駆動ドラム
    (31)との相対回転を許容する許容位置とを移動可能な
    ドラムストッパ(37)を設けた ことを特徴とするロールブラインドのスクリーン昇降装
    置。
  2. 【請求項2】前記ドラムストッパ(37)は弾性を有して
    おり、その弾性力により常には前記阻止位置に配置され
    るとともに、操作シャフト(21)の支持ブラケット(1
    a)への嵌合時には同支持ブラケット(1a)との係合に
    基づきその弾性力に抗して前記許容位置に配置されるも
    のである請求項1に記載のロールブラインドのスクリー
    ン昇降装置。
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