JP3691331B2 - ブラインド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラインドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のブラインドとして、特開平7−324572号公報に記載されたものがある。この公報に記載されたブラインドは、昇降コードを巻取可能な巻き取り装置を駆動する第一の駆動軸と、ラダーコードの上端を支持するラダーコード支持装置を駆動する第二の駆動軸と、をそれぞれ独立して設け、操作装置によって第一の駆動軸及び第二の駆動軸をそれぞれ駆動可能とし、操作装置と第一の駆動軸との間にクラッチ装置を介在させ、クラッチ装置を操作手段で操作して、操作装置及び第二の駆動軸と第一の駆動軸とを分離操作可能とし、分離操作時にはスラット及びボトムレールの自重による第一の駆動軸のスラット下降方向の回転を許容可能としている。そして、このクラッチ装置は、互いに噛み合い可能な歯をそれぞれ有する駆動クラッチ軸と従動クラッチ軸からなり、駆動クラッチ軸は、コイルスプリングによって従動クラッチ軸と噛み合う方向に軸方向に付勢されている。操作手段としてのクラッチコードを引くことにより、駆動クラッチ軸が軸方向に移動して、従動クラッチ軸から離れることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなかかる公報によるブラインドにおいては、クラッチ装置が、操作装置と巻き取り装置を駆動する第一の駆動軸との間に介在されており、軸方向及び高さ方向に場所を占有しているため、ヘッドボックスを小型化することができず、羽根出し寸法(ヘッドボックスの端部から巻き取り装置までの長さ)を小さくすることができない、という問題がある。しかも、駆動クラッチ軸の軸方向の移動により、駆動クラッチ軸と従動クラッチ軸との連結及び非連結の切り換えを行っているため、駆動クラッチ軸の軸方向のストロークを確保する必要があり、結果として、クラッチ装置の軸方向の長さを短くすることができない。
【0004】
また、スラットが自重により下降していて従動クラッチ軸が回転している状態から、スラットの下降を停止させるべく、クラッチコードを解除して駆動クラッチ軸の歯を従動クラッチ軸の歯に噛み合わせようとした場合に、駆動クラッチ軸が従動クラッチ軸に完全に噛み合わず滑ってしまう半クラッチ状態が発生しやすく、ガタガタと音が発生して、スラットを所望の位置に確実に停止させることができない、という課題がある。
【0005】
さらには、前記操作装置としての操作コードと、前記操作手段としてのクラッチコードの2つのコードを要しており、スラットの上昇動作及び回転操作をさせる場合には、前記操作装置としての操作コードを操作し、スラットの下降動作をさせる場合には、操作手段としてのクラッチコードを操作しなければならず、操作が煩わしいばかりか、ブラインドを操作するためのコードがヘッドボックスの2箇所から垂下されるため、ブラインドとしての美観を損なうという課題がある。
【0006】
また、第一の駆動軸には巻き取り装置が取り付けられ、第二の駆動軸にはラダーコード支持装置が取り付けられているが、巻き取り装置及びラダーコード支持装置は通常、ヘッドボックスの軸方向で互いに接近した位置に配置されるため、両者の干渉を防ぐためには、ヘッドボックスの断面積を大きくする必要があり、美観を損なう結果となるという課題もある。
【0007】
かかる課題に鑑みなされたもので、請求項1ないし9記載の発明の目的は、ヘッドボックス内の空間を有効利用することができるブラインドを提供することである。
【0008】
また、請求項2記載の発明の目的は、上記目的に加えて、1つの操作部で、スラットの上昇動作、下降動作及び回転動作のすべてを行わせることができ、且つ美観も向上させることができるブラインドを提供することである。
【0009】
また、請求項3記載の発明の目的は、上記目的に加えて、スラット下降時にスラット及びボトムレールの重量を利用し、クラッチ装置によってスラットの下降、上昇及び停止を切り換えるブラインドにおいて、クラッチ装置の半クラッチ状態を回避することができるブラインドを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明によるブラインドは、ヘッドボックス内に回転可能に支持されるシャフトと、シャフトと一体回転可能に設けられる回転ドラムと、多数のスラットを整列状態に支持するとともに上端が回転ドラムに連結されるラダーコードと、ヘッドボックス内に回転可能に設けられる昇降ドラムと、スラット列の最下端に配置されるボトムレールに一端が固定されると共に他端はスラット列を通ってヘッドボックス内の昇降ドラムに巻取り及び巻解き可能に連結される昇降コードと、シャフトを回転駆動可能な操作部と、を有するブラインドにおいて、昇降ドラムと回転ドラムとは、昇降ドラム内に配置されるクラッチ装置によって、互いに連結された状態及び互いの連結が解除された状態とに切り換えられることを特徴とする。クラッチ装置によって昇降ドラムと回転ドラムとが連結された状態においては、操作部を操作してシャフトを回転させると、シャフトから回転ドラムを介して昇降ドラムにその回転が伝達し、昇降ドラムで昇降コードを巻取ることができ、スラットを上昇させることができる。また、クラッチ装置によって昇降ドラムと回転ドラムとの互いの連結が解除された状態においては、昇降ドラムは、回転ドラムから自由となるので、スラット及びボトムレールの重量により昇降コードを巻き解き、スラットを下降させることができる。クラッチ装置が昇降ドラム内に配置されることによって、ヘッドボックス内の空間を有効利用し、また羽根出し寸法を小さくすることができる。
【0011】
また、請求項2記載の発明によるブラインドは、ヘッドボックス内に回転可能に支持されるシャフトと、シャフトと一体回転可能に設けられる回転ドラムと、多数のスラットを整列状態に支持するとともに上端が回転ドラムに連結されるラダーコードと、ヘッドボックス内に回転可能に設けられる昇降ドラムと、スラット列の最下端に配置されるボトムレールに一端が固定されると共に他端はスラット列を通ってヘッドボックス内の昇降ドラムに巻取り及び巻解き可能に連結される昇降コードと、シャフトを回転駆動可能な操作部と、を有し、スラット下降時にスラット及びボトムレールの重量により昇降ドラムが昇降コードを巻解く、ブラインドにおいて、回転ドラムと昇降ドラムは、シャフトの回りに略同一線上に配置されてヘッドボックス内に収められており、操作部がスラットを上昇するよう操作されたときに、径方向に突出して昇降ドラムと回転ドラムとを連結して一体回転可能とし、操作部がスラットを下降するよう操作されたときに、径方向に引き込んで昇降ドラムと回転ドラムとの間の連結を解除する係合部材を有するクラッチ装置が設けられることを特徴とする。操作部を操作してスラットの上昇動作を行うようにシャフトを所定方向に回転させると、シャフトと共に回転ドラムが回転し、クラッチ装置の係合部材が径方向に突出して、昇降ドラムと回転ドラムとを連結する。これにより、昇降ドラムがシャフトと共に回転して、昇降コードを巻取り、スラットは上昇する。一方、操作部を操作して、スラットの下降動作を行うようにシャフトを前記反対方向に回転させると、クラッチ装置の係合部材が径方向に引き込んで、昇降ドラムと回転ドラムとの連結を解除する。このため、昇降ドラムはスラット及びボトムレールの重量により昇降コードを巻解き、スラットは下降する。スラットの下降を停止させるときには、再び昇降ドラムと回転ドラムとを連結するべく、係合部材が径方向に突出する。また、スラットの回転動作を行わせるときには、操作部を操作して、シャフトを所望の方向に回転させると、回転ドラムがシャフトと一体的に回転し、ラダーコードの前側または後側のコードのいずれか一方が引き上げられ、他方が引き下げられて、スラットが回転する。このスラットの回転動作のときには、クラッチ装置は、前記昇降ドラムを回転ドラムと連結していても、または連結を解除していても良いが、好ましくは、スラットの回転角度に対応して回転ドラムが回転する間、即ち、操作部の所定量の操作の間は、回転ドラムの回転が昇降ドラムに伝達しないようにするとより好ましい。クラッチ装置の係合部材は径方向に移動するのみであり、軸方向に移動しないため、軸方向のストロークを確保する必要がなく、ヘッドボックス内の空間の有効利用ができ、また羽根出し寸法を小さくすることができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記クラッチ装置の係合部材は、昇降ドラムの周面に周方向に分離して形成された複数の溝に係合可能となっており、該溝の周方向の幅は、係合部材の周方向の幅に比べて大きく設定されることを特徴とする。係合部材が径方向に突出するときに、昇降ドラムの溝の周方向の幅の方が大きくなっているため、係合部材を溝内へとスムーズに突出することができ、半クラッチ状態の発生を回避することができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクラッチ装置は、回転ドラムと回転方向に所定量の遊びを持って連結される係合筒と、回転ドラムと係合筒との相対回転によって選択的に係合筒から突出及び係合筒内に収容され、突出時に昇降ドラムと係合する係合部材と、からなることを特徴とする。回転ドラムが所定量回転したときに、回転ドラムと係合筒とが相対的に回転し、係合部材が係合筒から突出または係合筒内へと収容される。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の前記クラッチ装置の係合部材が、一方向にのみ回転可能に設けられることを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の前記係合筒が、前記係合部材を径方向に相対移動可能に且つ相対回転不能に案内し、クラッチバネを介して固定シャフトに連結されることを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の前記回転ドラムと前記係合筒との間には切換筒が設けられ、切換筒は、回転ドラムに対して回転方向に所定量の遊びを持って連結され且つ係合筒に対して回転方向に所定量の遊びを持って連結されることを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の前記シャフトが、昇降ドラム内を遊嵌的に挿通することを特徴とする。
【0018】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の前記昇降ドラムがヘッドボックス内に複数設けられ、昇降ドラム同士は補助シャフトを介して互いに連結されており、全昇降ドラムが同期して回転することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図6は本発明に係るブラインドの実施形態を表す図である。
【0020】
このブラインド10は、壁面または天井面にブラケットを介して取り付けられるヘッドボックス12を有しており、ヘッドボックス12内には、回転可能にシャフト14が配設されている。
【0021】
同じくヘッドボックス12内には複数のドラム台16が固定されており、各ドラム台16は、前記シャフト14が挿通されて該シャフト14と一体回転する回転ドラム18と、前記シャフト14が遊嵌的に挿通される昇降ドラム28とを回転可能に支持している。
【0022】
回転ドラム18には、ラダーコード20の上端が、クラッチバネ24(図2参照)を介して連結されており、回転ドラム18の回転と共にラダーコード20の上端が所定角度だけ共に移動し、また、所定角度を超えると、クラッチバネ24が緩んでクラッチバネ24及びラダーコード20に対して回転ドラム18が空転するようになっている。ラダーコード20は、ヘッドボックス12から垂下されて、多数のスラット22を整列状態に支持している。
【0023】
また、昇降ドラム28には、昇降コード30の上端が巻取り及び巻解き可能に連結されている。昇降コード30の下端は、ヘッドボックス12から垂下されて多数のスラット22を挿通し、スラット列の最下端に配置されるボトムレール32に固定される。
【0024】
昇降ドラム28内には、回転ドラム18と昇降ドラム28との連結、非連結を切り換えるクラッチ装置40が配置されている。クラッチ装置40は、図2及び図3に示すように、主に、回転ドラム18に対して回転方向に所定量の遊びを持って連結される切換筒42と、切換筒42に対して回転方向に所定量の遊びを持って連結される係合筒44と、係合筒44に径方向に移動可能に案内され該係合筒44に対して相対回転不能となった係合部材46と、係合筒44及び係合部材46の回転方向を規制するためのクラッチバネ48と、クラッチバネ48を支持するバネ受け50と、バネ受け50を一体的に支持する固定シャフト52とを、有している。以下、これらの詳細構造について説明する。
【0025】
回転ドラム18は、昇降ドラム28内へと軸方向に延びる延長部18aを有しており、延長部18aの周面には、外径方向に突出する突出部18bが形成されている。回転ドラム18の延長部18aの外周側を覆うようにして、切換筒42が設けられ、切換筒42の端部に形成された軸方向に突出する突出片42aが前記回転ドラム18の突出部18bと回転方向で当接可能となっている(図6参照)。言い換えれば、回転ドラム18は切換筒42に対して、その突出部18bが突出片42aに当接するまで、相対回転ができるようになっている。
【0026】
切換筒42の回転ドラム18と反対側の端部には、図3及び図5に示すように、複数の(図の例では2つの)周方向に伸びる溝42b、42bが形成されており、この溝42b、42b内に、係合筒44の端部に形成された軸方向に突出する突出片44a、44aが挿入されている。突出片44a、44aは、溝42b、42bの端面に当接可能となっており、言い換えれば、切換筒42は、係合筒44に対して、その突出片44a、44aが溝42b、42bの端面に当接するまで、相対回転ができるようになっている。
【0027】
また、切換筒42の回転ドラム18と反対側の端部には係合受部42cが突設されており、該係合受部42cの周面には、周方向に等間隔に離間して3つの円弧状の凹部42dが形成されている。係合筒44は、係合受部42cの外周側を覆っており、その端部には、周方向に等間隔に離間して3つの切欠溝44bが形成されている。尚、1つの切欠溝44bは、1つの突出片44aの中央を通り軸方向に伸びている。この3つの切欠溝44bには、それぞれ球状の係合部材46がはめ込まれている。係合部材46は、切欠溝44bを径方向に移動可能となっており、言い換えれば、係合部材46は切欠溝44bによって係合筒44に対して径方向に移動可能に案内され、且つ係合筒44に対して相対回転不能となっている。
【0028】
図4(a)、(b)に示すように、切換筒42の凹部42dと係合筒44の切欠溝44bとの周方向位置が一致していない状態で、係合部材46は、係合筒44から径方向に突出し、図4(c)に示すように、切換筒42の凹部42dと係合筒44の切欠溝44bとの周方向位置が一致した状態で、係合部材46は、係合筒44内及び凹部42dへと収容されている。昇降ドラム28の内周面には、リブ28bによって周方向に分離して形成された溝28aが形成されており、図4(a)、(b)に示すように、係合部材46が径方向に突出している状態において、係合部材46は、溝28a及びリブ28bに係合している。この昇降ドラム28の溝28aの周方向の幅は、係合部材46の周方向の幅に比べて大きく設定されている。
【0029】
また、係合筒44には、クラッチバネ48の一端が挿入されており、クラッチバネ48は、バネ受け50の外周に巻回されて、その他端が遊端となっている。バネ受け50は、非円形断面の固定シャフト52に固定されている。クラッチバネ48は、係合筒44が一方向(昇降ドラム28の昇降コード30巻取方向と同じ方向)に回転するときに拡径されてバネ受け50に対する係合筒44の回転を許容し、係合筒44が他方向に回転しようとするときには、バネ受け50に締め付けられて、係合筒44の回転を禁止する。こうして、係合筒44及び係合部材46は、一方向にのみ回転可能となっている。
【0030】
図1の全体図に戻ると、上記ドラム台16、回転ドラム18、クラッチ装置40及び昇降ドラム28は、ヘッドボックス12の幅寸法に応じて適宜の台数が適宜離間されて設けられている。複数の昇降ドラム28の間に亘り、補助シャフト54が配設されており、該補助シャフト54に固定された従動ギヤ56と、巻取ドラム28に固定された従動ギヤ58とが噛み合っている。また、補助シャフト54の一端には、減速機構であるガバナ機構60が取り付けられている。
【0031】
シャフト14の一端は、一方向クラッチ62を介してプーリ66と連結されており、プーリ66に操作部である操作コード64が巻き掛けられている。操作コード64を操作して、プーリ66を回転させると、その操作方向に応じて、シャフト14が回転するようになっている。
【0032】
以上のように構成されるブラインド10の動作を次に説明する。
【0033】
まず、ブラインド10の操作コード64を操作していない状態において、クラッチ機構40は、図4(a)に示すように、その係合部材46が径方向に突出して、昇降ドラム28の内周面に分離して形成された溝28a及びリブ28bに係合している。このとき、昇降ドラム28は、スラット22及びボトムレール32の自重によって昇降コード30を巻き解く方向に回転しようとするが、係合部材46が突出して昇降ドラム28に係合しており、且つ係合部材46は前述のようにクラッチバネ48によってその方向に回転することができないようになっているため、昇降ドラム28は回転せずに、スラット22はその状態を保持している。
【0034】
この状態で、操作コード64をある方向に操作すると、プーリ66、一方向クラッチ62を介してシャフト14が回転し、シャフト14と一体に回転ドラム18が回転する。これにより、ラダーコード20を介してスラット22が回転し、その傾きを調整することができる。このとき、回転ドラム18と切換筒42とは回転方向に遊びがあるために、操作コード64を所定量操作してスラット22が十分傾斜するまでは、回転ドラム18の回転は切換筒42に伝達されず、スラット22の回転のみが行われる(図6(a)参照)。
【0035】
さらに、操作コード64を上記所定量を超えて、スラット22の上昇動作を行うような方向に操作すると、シャフト14が回転し、回転ドラム18の突出部18bが切換筒42の突出片42aに当接し、切換筒42が図4(b)、図5(b)及び図6(b)の矢印の方に回転する。切換筒42が同図の矢印の方に回転すると、切換筒42の溝42bの端面に当接している突出片44aを同方向に回転させるために、係合部材46及び昇降ドラム28に回転が伝達し、昇降ドラム28は昇降コード30を巻き取る。これにより、ボトムレール32が引き上げられ、順にスラット22が上昇する。操作コード64の操作を停止すると、先と同様に、昇降ドラム28が巻き解き方向に回転しようとするが、係合部材46によってその回転が阻止され、スラット22はそのときの上昇位置及び回転角度に保持される。
【0036】
先と反対に、操作コード64を上記所定量を超えて、スラット22の下降動作を行うような方向に操作すると、シャフト14が回転し、回転ドラム18の突出部18bが切換筒42の突出片42aに当接し、切換筒42が図4(c)、図5(c)及び図6(c)の矢印の方に回転する。切換筒42が同図の矢印の方に回転すると、係合筒44に対して溝42b分だけ回転方向に遊びがあるため、切換筒42はその遊び分だけ係合筒44に対して相対回転し、切換筒42の凹部42dと係合筒44の切欠溝44bとの周方向位置が一致し、係合部材46は凹部42dに向かって沈み、係合筒44内へと収容される。こうして、係合部材46と昇降ドラム28との係合が解除される。これにより、昇降ドラム28はシャフト14及び回転ドラム18に対して自由となり、ボトムレール32及びスラット22はそれらの重量により下降し、昇降コード30は、昇降ドラム28から巻解かれる。但し、各昇降ドラム28は、従動ギヤ56、58を介して補助シャフト54によって、その回転が同期されており、同じ速度で昇降コード30を巻解くようになっているため、スラット22及びボトムレール32が片下がりすることなく、水平を保持しつつ下降していく。また、補助シャフト54の一端に設けられたガバナ装置60によって、その回転速度が抑制されるため、スラット22及びボトムレール32の急降下が阻止される。
【0037】
ここで、操作コード64をスラット22の下降動作を行うような方向に操作した際に、ある程度操作すると、係合部材46が切換筒42の凹部42dに係合され、及び/または、係合筒44の突出片44aが切換筒42の溝42bの端面に当接し、切換筒42はそれ以上回転できないようになっている。こうして、操作コード64の同方向への操作もできなくなるので、必要以上に操作コード64が引っ張られるのを防ぐと共に、操作者も操作の限界を知るため操作性の良いものとなる。
【0038】
スラット22の下降動作中に停止させたい場合には、操作コード64をスラット22を上昇させる方向に操作すると、シャフト14及び回転ドラム18を介して切換筒42が回転し、切換筒42が係合筒44に対して相対回転して、係合部材46を突出させて、昇降ドラム28の溝28a及びリブ28bに係合させる。こうして、図4(a)及び図5(a)の状態へと戻り、昇降ドラム28の回転が停止する。この係合部材46が径方向に突出して、昇降ドラム28へと係合する際に、昇降ドラム28の溝28aの周方向の幅の方が係合部材46の幅よりも大きいため、係合部材46がリブ28bと干渉することなく、スムーズに溝28a内へと突出することができ、半クラッチ状態の発生を回避することができる。
【0039】
以上のブラインド10によれば、クラッチ装置40が昇降ドラム28内に配置されているために、ヘッドボックス12内の空間を有効利用することができ、クラッチ装置40を、巻取ドラム12とヘッドボックス12の端部との間に配置する必要がないため、羽根出し寸法を小さくできる。さらに、クラッチ装置40は、その係合部材46が径方向に移動することで、その切り換え動作を行うので、軸方向のストロークを確保する必要がなく、より一層、ヘッドボックス内の空間の有効利用をすることができる。
【0040】
また、単一の操作コード64の操作によって、スラット22の上昇動作、下降動作及び回転動作のすべてを行わせることができるので、操作が簡単であり、また、単一の操作コード64がヘッドボックス12から導出されるだけであるので、美観上も優れたものとなる。
【0041】
さらには、各巻取ドラム28内にクラッチ装置40が配置され、各クラッチ装置40のクラッチバネ48がスラット22の自重落下を防止するために、従来のように線形の大きなクラッチバネを用いる必要がなく、比較的小さなクラッチバネを使用することができる。
【0042】
さらには、ヘッドボックス12内の回転ドラム18及び昇降ドラム28は、シャフト14の回りに略同一線状に配置してヘッドボックス内に収められており、補助シャフト54の回りには、何らのドラムは配設されないため、ヘッドボックス12内に2つの駆動軸を配設する場合に比較して、ヘッドボックス12の断面積を格段に小さくすることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、クラッチ装置が昇降ドラム内に配置されることによって、ヘッドボックス内の空間を有効利用し、また羽根出し寸法を小さくすることができる。
【0044】
また、請求項2記載の発明によれば、クラッチ装置の係合部材が径方向に移動するのみであり、軸方向に移動しないため、軸方向のストロークを確保する必要がなく、ヘッドボックス内の空間の有効利用ができ、また羽根出し寸法を小さくすることができる。さらに、単一の操作部の操作によって、スラットの上昇動作、下降動作及び回転動作のすべてを行わせることができるので、操作が簡単であり、また、単一の操作部を備えるだけでよいので、美観上も優れたものとなる。
【0045】
また、請求項3記載の発明によれば、係合部材が径方向に突出するときに、昇降ドラムの溝の周方向の幅の方が大きくなっているため、係合部材を溝内へとスムーズに突出することができ、半クラッチ状態の発生を回避することができる。
【0046】
また、請求項4記載の発明によれば、係合筒と回転ドラムとの相対回転を利用して係合部材を径方向に突出または係合筒内に収容させることができる。
【0047】
また、請求項5記載の発明によれば、係合部材が昇降ドラムに係合している状態で、係合部材と共に昇降ドラムをスラットの上昇させる方向に回転させることができる一方で、昇降ドラムがスラットの自重によりスラットを下降させる方向に回転しようとしても、係合部材によって昇降ドラムの回転を阻止することができる。
【0048】
また、請求項6記載の発明によれば、クラッチバネ及び係合筒を介して、係合部材を一方向にのみ回転するように構成することができる。
【0049】
また、請求項7記載の発明によれば、スラットの回転をさせるべく、回転ドラムを回転したときに、回転ドラムと切換筒との間に回転方向に遊びがあるため、回転ドラムの回転がすぐには切換筒に伝達せず、スラットが昇降せずに回転のみを行うようにすることができる。
【0050】
また、請求項8記載の発明によれば、ヘッドボックス内の回転ドラム及び昇降ドラムを、昇降ドラムと回転ドラムとを略同一線上に配置してヘッドボックス内に収めることができるため、ヘッドボックス内の断面寸法を小さくすることができる。
【0051】
また、請求項9記載の発明によれば、複数の昇降ドラムがあっても、これらを同期して回転することができ、スラットの下降動作時に、昇降ドラムの回転が不揃いになることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラインドの実施形態を表す正面図である。
【図2】図1の回転ドラム、クラッチ装置及び昇降ドラムの拡大縦断面図である。
【図3】図1の回転ドラム、クラッチ装置及び昇降ドラムの分解斜視図である。
【図4】図2の4−4線に沿って見た断面図であり、(a)はスラット停止時、(b)はスラット上昇時、(c)はスラット下降時の状態を表す。
【図5】図2の5−5線に沿って見た断面図であり、(a)はスラット停止時、(b)はスラット上昇時、(c)はスラット下降時の状態を表す。
【図6】図2の6−6線に沿って見た断面図であり、(a)はスラット停止時、(b)はスラット上昇時、(c)はスラット下降時の状態を表す。
【符号の説明】
10 ブラインド
12 ヘッドボックス
14 シャフト
18 回転ドラム
22 スラット
20 ラダーコード
28 昇降ドラム
28a 溝
30 昇降コード
32 ボトムレール
40 クラッチ装置
42 切換筒
44 係合筒
46 係合部材
48 クラッチバネ
52 固定シャフト
54 補助シャフト
64 操作コード(操作部)
Claims (9)
- ヘッドボックス(12)内で回転可能に支持されるシャフト(14)と、シャフト(14)と一体回転可能に設けられる回転ドラム(18)と、多数のスラット(22)を整列状態に支持するとともに上端が回転ドラム(18)に連結されるラダーコード(20)と、ヘッドボックス(12)内に回転可能に設けられる昇降ドラム(28)と、スラット(22)列の最下端に配置されるボトムレール(32)に一端が固定されると共に他端はスラット(22)列を通ってヘッドボックス(12)内の昇降ドラム(28)に巻取り及び巻解き可能に連結される昇降コード(30)と、シャフト(14)を回転駆動可能な操作部(64)と、を有するブラインドにおいて、
昇降ドラム(28)と回転ドラム(18)とは、昇降ドラム(28)内に配置されるクラッチ装置(40)によって、互いに連結された状態及び互いの連結が解除された状態とに切り換えられることを特徴とするブラインド。 - ヘッドボックス(12)内で回転可能に支持されるシャフト(14)と、シャフト(14)と一体回転可能に設けられる回転ドラム(18)と、多数のスラット(22)を整列状態に支持するとともに上端が回転ドラム(18)に連結されるラダーコード(20)と、ヘッドボックス(12)内に回転可能に設けられる昇降ドラム(28)と、スラット(22)列の最下端に配置されるボトムレール(32)に一端が固定されると共に他端はスラット(22)列を通ってヘッドボックス(12)内の昇降ドラム(28)に巻取り及び巻解き可能に連結される昇降コード(30)と、シャフト(14)を回転駆動可能な操作部(64)と、を有し、スラット下降時にスラット(22)及びボトムレール(32)の重量により昇降ドラム(28)が昇降コード(30)を巻解く、ブラインドにおいて、
回転ドラム(18)と昇降ドラム(28)は、シャフト(14)の回りに略同一線上に配置されてヘッドボックス(12)内に収められており、
操作部(64)がスラットを上昇するよう操作されたときに、径方向に突出して昇降ドラム(28)と回転ドラム(18)とを連結して一体回転可能とし、操作部(64)がスラットを下降するよう操作されたときに、径方向に引き込んで昇降ドラム(28)と回転ドラム(18)との間の連結を解除する係合部材(46)を有するクラッチ装置(40)が設けられることを特徴とするブラインド。 - 前記クラッチ装置(40)の係合部材(46)は、昇降ドラム(28)の周面に周方向に分離して形成された複数の溝(28a)に係合可能となっており、該溝(28a)の周方向の幅は、係合部材(46)の周方向の幅に比べて大きく設定されることを特徴とする請求項2記載のブラインド。
- クラッチ装置(40)は、回転ドラム(18)と回転方向に所定量の遊びを持って連結される係合筒(44)と、回転ドラム(18)と係合筒(44)との相対回転によって選択的に係合筒(44)から突出及び係合筒(44)内に収容され、突出時に昇降ドラム(28)と係合する係合部材(46)と、からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブラインド。
- 前記クラッチ装置(40)の係合部材(46)は、一方向にのみ回転可能に設けられることを特徴とする請求項4記載のブラインド。
- 前記係合筒(44)は、前記係合部材(46)を径方向に相対移動可能に且つ相対回転不能に案内し、クラッチバネ(48)を介して固定シャフト(52)に連結されることを特徴とする請求項5記載のブラインド。
- 前記回転ドラム(18)と前記係合筒(44)との間には切換筒(42)が設けられ、切換筒(42)は、回転ドラム(18)に対して回転方向に所定量の遊びを持って連結され且つ係合筒(44)に対して回転方向に所定量の遊びを持って連結されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のブラインド。
- 前記シャフト(14)は、昇降ドラム(28)内を遊嵌的に挿通することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のブラインド。
- 前記昇降ドラム(28)はヘッドボックス(12)内に複数設けられ、昇降ドラム(28)同士は補助シャフト(54)を介して互いに連結されており、全昇降ドラム(28)が同期して回転することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のブラインド。
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