JPH07180458A - 電動シャッター - Google Patents

電動シャッター

Info

Publication number
JPH07180458A
JPH07180458A JP33111694A JP33111694A JPH07180458A JP H07180458 A JPH07180458 A JP H07180458A JP 33111694 A JP33111694 A JP 33111694A JP 33111694 A JP33111694 A JP 33111694A JP H07180458 A JPH07180458 A JP H07180458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
winding
shutter
drum
slat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33111694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2982143B2 (ja
Inventor
Kuniyoshi Kanda
邦義 神田
Yasuhisa Nishikawa
恭央 西川
Akio Matsumoto
晃穂 松本
Hajime Nose
肇 能勢
Tokuzo Kobayashi
徳三 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OM Kiki Co Ltd
Original Assignee
OM Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OM Kiki Co Ltd filed Critical OM Kiki Co Ltd
Priority to JP6331116A priority Critical patent/JP2982143B2/ja
Publication of JPH07180458A publication Critical patent/JPH07180458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2982143B2 publication Critical patent/JP2982143B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 電動シャッターを手動でも引き上げられるよ
うにする。 〔構成〕 正逆回転可能なモータ14の出力軸18から
シャッター10の巻上げドラム12に至る間に巻上側と
巻降側の二つのワンウェイクラッチ36、38を介する
伝動経路を構成するとともに、前記巻降側ワンウェイク
ラッチ38に受動側からの前記伝動経路を断つ解除機構
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,停電しているときで
も手動で引上が可能な電動シャッターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電動シャッターは停電時には作動しない
から,停電のときに引き上げようとするとシャッターを
手で持って引き上げなければならない。しかし,シャッ
ターには減速機構を介してモータが連結されているか
ら,手で引き上げるには非常に大きな力を要する。ま
た,同軸モータと称されるロータ軸とステータハウジン
グが筒形同軸になっている形式のものでは,停止時には
機械的にブレーキが効く構造になっているから,手で引
き上げようにもそれができない。これでは停電を伴う火
災等の緊急時に避難ができないから,バッテリー等の補
助電源を備え,これでモータを駆動して引き上げるよう
にしたり,室内側より手動でハンドルを回して駆動軸を
回転させて引き上げるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,バッテリーに
よる補助電源方式の場合は施行に手間がかかり,設備費
が高くなるとともに,バッテリーの容量,配線具合等を
たえず管理していなければならない。また,手動ハンド
ルを設ける場合は駆動軸にハンドルを通すための孔を壁
にあけておく必要がある上にハンドルを室内のすぐ取り
出せる場所に置いておかなければならない。この発明
は,このような課題を解決するものであって,要する
に,緊急時にはシャッターからモータに至る伝動経路が
遮断できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下,この発
明は,正逆回転可能なモータの出力軸からシャッターの
巻上ドラムに至る間に巻上側と巻降側の二つのワンウェ
イクラッチを介する伝動経路を構成するとともに,前記
巻降側ワンウェイクラッチに受動側からの前記伝動経路
を断つ解除機構を設けたことを特徴としたものである。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより,緊急時等にこの
解除機構を働かすと,巻降側のワンウェイクラッチの受
動側からの伝動になるシャッターからモータへの伝動経
路は断たれることになり,一方,巻上側のワンウェイク
ラッチの受動側からの伝動はもともと断たれているので
あるから,シャッターを手で持って引き上げることが可
能になる。
【0006】
【実施例】図1はシャッター10を構成するスラット1
1を昇降させるドラム12の縦断面図であるが,スラッ
ト11の上端を連結したドラム12の内部の両端にそれ
ぞれモータ(同軸モータ)14と駆動ユニット16とを
収容し,モータ14の出力軸18と駆動ユニット16と
を連結棒20で連結している。これにより,モータ14
を駆動すると,その出力軸18の動力は連結棒20を介
して駆動ユニット16の外周部材を構成する出力スリー
ブ22に伝えられ,出力スリーブ22の外周に固嵌され
るドラム12を回してスラット11を昇降させる。な
お,ドラム12はそれぞれ外部に突出しているモータ1
4の固定軸24と駆動ユニット16の支持軸26とで所
定の箇所に支持する。また,モータ14は正逆に回転で
きるから,これによってスラット11を上昇または下降
させる。このようにモータ14と駆動ユニット16とを
ドラム12内に収容することで,これらの機器の防水,
防塵が図られるとともに,外観上は手動型シャッターと
変わらず,収納スペースの小さいボックス形状にでき,
意匠を統一できる。さらに,モータ14は同軸モータで
あるから,停止時にはブレーキがかかり,施錠等は必要
としない。ところで,スラット11の昇降ストロークは
モータ14内に設けられているリミットスイッチで検出
するが,これらはこの発明の要旨ではないのでここでの
詳説は省略する。
【0007】一方,駆動ユニット16の出力スリーブ2
2とドラム12内にあってモータ14のステータ28を
支えるガイドブラケット30との間にはコイルスプリン
グ32が巻き掛けられており,このコイルスプリング3
2は出力スリーブ22がスラット11を巻降しさせる方
向に回転すると巻き締められるような構成にして(巻戻
力が発生するように)スラット11の重量とバランスさ
せている。このような構成にすると,スラット11の重
量が重くなる巻降量が大きいほどコイルスプリング32
の巻戻力は大きくなるから,昇降範囲全体に亘って無重
量状態に近づけることができ,モータ14の低容量化,
さらには後記する手動引き上げの際の軽量化が図られ
る。
【0008】図2は駆動ユニット16を分解した斜視
図,図3は駆動ユニット16の断面図,図4〜図8は図
3のそれぞれA−A(巻上側ワンウェイクラッチ部),
B−B(巻降側ワンウェイクラッチ部),C−C(係合
ブロック部),D−D(連結リグ部),E−E(解除ブ
ロック部)各断面図であるが,要するに,連結棒20の
駆動軸34と出力スリーブ22とは向きを正逆違えて組
み込んである巻上側と巻降側の二つのワンウェイクラッ
チ36,38を介して連結されているのである。ここ
で,ワンウェイクラッチとは,駆動側からの一方向の回
転力は受動側に伝動するが,逆方向の回転力は遮断し,
また,受動側からの正方向の回転力は遮断し,逆方向の
回転力は伝動する構造のものである。
【0009】巻上側のワンウェイクラッチ36は出力ス
リーブ22の中に連結棒20の駆動軸34が動力的に連
結される入力ディスク40が遊嵌されるものであり,こ
の入力ディスク40と出力スリーブ22との間に以下の
フック42が介設されるものである。すなわち,フック
42は入力ディスク40の外周に軸芯に対してある角度
をもって突出しており,その突出部が出力スリーブ22
の内周に形成された係合ノッチ44の中にスプリング4
5で弾発されて入り込んでいるものである(図4)。こ
れにより,入力ディスク40が時計方向に回転する場合
はフック42の角度によってこのフック42が係合ノッ
チ44の中に入り込み,入力ディスク40の回転力はフ
ック42によって出力スリーブ22に伝えられるが,入
力ディスク40が反時計方向に回転する場合はフック4
2は係合ノッチ44,すなわち,出力スリーブ22で押
されて入力ディスク40内に引っ込み,入力ディスク4
0は出力スリーブ22の中を空回りする。
【0010】巻降側のワンウェイクラッチ38は巻上側
のワンウェイクラッチ36の外方(駆動ユニット16の
支持軸26側方向。以下同じ)に隣接して設けられ,そ
の構造は巻上側のワンウェイクラッチ36と同様,入力
ディスク46,フック48,スプリング50等から構成
されるが,これと違うのは出力スリーブ22の中に遊嵌
される中間スリーブ52の中に遊嵌される点とフック4
8が逆の角度に設けられている点である(図5)。これ
により,入力ディスク46が反時計方向に回転するとそ
の回転力は中間スリーブ52に伝えられるが,時計方向
に回転すると空回りする。
【0011】中間スリーブ52の内部には軸芯に対して
ある角度をもって外周に突出して出力スリーブ22の内
周に形成された係合ノッチ54に嵌まり込む係合ブロッ
ク56がスプリング58によって突出方向に付勢されて
設けられている(図6)。この角度は中間スリーブ52
が反時計方向に回転する場合には出力スリーブ22を回
転させるが,時計方向に回転させる場合には空回りする
方向である。なお,係合ブロック56の外端には軸方向
にピン60が突出している。
【0012】出力スリーブ22の外端には一部がこれか
らはみ出る解除ドラム62が中間スリーブ52に並んで
遊嵌されており,この解除ドラム62の中に係合ブロッ
ク56のピン60が入り込む孔64が形成された連結リ
ング66が遊嵌されている(図7)。さらに,解除ドラ
ム62の内部には軸芯に対してある角度(係合ブロック
56と同じ角度でよい)をもって外周に突出する解除ブ
ロック68がスプリング70によって突出方向に付勢さ
れて設けられており(図8),この解除ブロック68の
内端にもピン72が突出し,このピン72が連結リング
66の孔64に入り込んでいる。
【0013】以上により,解除ブロック68を半径方向
に押して中に引っ込めると,連結リング66を回して巻
降側のワンウェイクラッチ38の係合ブロック56を中
間スリーブ52内に引っ込めるから,中間スリーブ52
と出力スリーブ22の係合は解かれる。一方,巻上側の
ワンウェイクラッチ36は受動側(出力スリーブ22
側)からの同一方向の回転はフリーである。したがっ
て,出力スリーブ22を手で回すと,少なくとも,時計
方向には自由に回ることになり,スラット11を手で引
き上げられるのである。これらのことから,この解除ド
ラム62や解除ブロック68の構成はモータ14が停電
で動かないときでも,巻降側ワンウェイクラッチ38の
受動側からの伝動経路を断つ解除機構74となるのであ
る。
【0014】図9は以上の構成のシャッター10を雨戸
に適用した側面図であるが,ガラス障子76等を嵌め込
んだサッシ78の上部にシャッターボックス80を設置
し,この中にスラット11を巻いたドラム12を収容す
る。ドラム12から巻き出たスラット11は両側のシャ
ッターレール82に案内されて上下する。ところで,前
記した解除機構74の操作であるが,解除ドラム62の
外周にシャッターボックス80等に固定されたベルト8
4を巻き付ける他,ベルト84の端にワイヤ86を連結
し,このワイヤ86をサッシ78等の手の届く位置に取
り付けた解除機構操作部88から室内にのぞかせておく
ものが考えられる。図10はこの解除機構操作部88の
断面図であるが,停電のときにシャッター10を上げよ
うとするときには,このワイヤ86の端に取り付けた操
作リング90を手で引っ張る。すると,ベルト84は締
まり,解除ブロック68を押して巻降側のワンウェイク
ラッチ38を解除するから,スラット11は手で引上げ
られるのである。なお,このとき,一度引いたワイヤ8
6が弛まないように,ノブボルト92でブロック94を
押し込み,ワイヤ86を解除機構操作部88の壁とブロ
ック94とで締め付けて固定する方法等が考えられる。
【0015】
【発明の効果】以上,この発明は前記したとおりのもの
であるから,電動シャッターを構成していても,火災等
の緊急時には解除機構を働かすことで,手動シャッター
と同様に手で引き上げられるのである。したがって,バ
ッテリー等の補助電源は必要でないし,また,手動での
引上げを可能にするために,壁面に貫通孔を形成した
り,室内にハンドルを設置したりすることも不要であ
る。これに伴って,貫通孔の防水処理や美観の損ないと
いったことも当然なくなる。さらに,駆動ユニットおよ
びモータ等はドラム内に収容されているため,防塵,防
水効果があり,手動式と同サイズのコンパクトなボック
スが使用できて意匠が統一できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すドラムの縦断面図であ
る。
【図2】この発明の実施例を示す駆動ユニットの分解斜
視図である。
【図3】この発明の実施例を示す駆動ユニットの縦断面
図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】図3のD−D断面図である。
【図8】図3のE−E断面図である。
【図9】この発明の実施例を示すシャッター取付けの側
面断面図である。
【図10】この発明の実施例を示す解除機構操作部の側
面断面図である。
【符号の説明】
10 シャッター 12 ドラム 14 モータ 18 モータの出力軸 36 巻上側ワンウェイクラッチ 38 巻降側ワンウェイクラッチ 74 解除機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能勢 肇 岡山市今2丁目7番1号 オーエム機器株 式会社岡山本社内 (72)発明者 小林 徳三 岡山市今2丁目7番1号 オーエム機器株 式会社岡山本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能なモータ(14)の出力軸
    (18)からシャッター(10)の巻上ドラム(12)
    に至る間に巻上側と巻降側の二つのワンウェイクラッチ
    (36),(38)を介する伝動経路を構成するととも
    に,前記巻降側ワンウェイクラッチ(38)に受動側か
    らの前記伝動経路を断つ解除機構(74)を設けて手動
    引上げを可能にした電動シャッター。
JP6331116A 1994-12-07 1994-12-07 電動シャッター Expired - Fee Related JP2982143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331116A JP2982143B2 (ja) 1994-12-07 1994-12-07 電動シャッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331116A JP2982143B2 (ja) 1994-12-07 1994-12-07 電動シャッター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07180458A true JPH07180458A (ja) 1995-07-18
JP2982143B2 JP2982143B2 (ja) 1999-11-22

Family

ID=18240047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6331116A Expired - Fee Related JP2982143B2 (ja) 1994-12-07 1994-12-07 電動シャッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2982143B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10407977B2 (en) 2016-12-28 2019-09-10 Hunter Douglas Inc. Motorized shutter assembly

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2016204260B2 (en) 2015-06-25 2021-04-08 Hunter Douglas Inc. Shutter assembly with motorized louver drive system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10407977B2 (en) 2016-12-28 2019-09-10 Hunter Douglas Inc. Motorized shutter assembly
US10697232B2 (en) 2016-12-28 2020-06-30 Hunter Douglas Inc. Motorized shutter assembly
US11015385B2 (en) 2016-12-28 2021-05-25 Hunter Douglas Inc. Motorized shutter assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP2982143B2 (ja) 1999-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5799716A (en) Electric-powered shutter apparatus for a building opening
US6913221B2 (en) Powered hose reel safety enclosure
US20200018110A1 (en) Overhead door lift assembly
JP4003178B2 (ja) 建築用電動式開閉装置
JP2014231696A (ja) カムユニット
JPH07180458A (ja) 電動シャッター
US20190300342A1 (en) Automatic clutch winch
US6871842B2 (en) Hand winch handle with release feature that permits cable to wind off of winch drum without handle rotation
JP4641632B2 (ja) ロールスクリーン
JPH0622498U (ja) 電動シャッター
JPH10306670A (ja) 巻取り装置
JP2006233418A (ja) 操作コード式回転軸制御クラッチ機構
JP2000037026A (ja) 昇降式コンセント装置
JP6704285B2 (ja) ブラインド
KR101819933B1 (ko) 감속기능이 구비된 진공청소기용 코드릴 조립체
JPH10266742A (ja) 非常開放装置付き電動シャッター
US2552956A (en) Tilting means for venetian blinds
JP4645783B2 (ja) 電動シャッター駆動装置
JP3820723B2 (ja) 電動シャッターの障害物感知装置
JPH01192983A (ja) ブラインド昇降装置
JPH07122386B2 (ja) シャッタ、主にローラシャッタのための駆動装置
JP3485354B2 (ja) 窓の開閉操作装置
JP7198057B2 (ja) 遮蔽装置
JP3480026B2 (ja) 窓の開閉操作装置
KR101845196B1 (ko) 안전 기능을 구비한 블라인드의 구동장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees