JPH10306670A - 巻取り装置 - Google Patents

巻取り装置

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JPH10306670A
JPH10306670A JP9112993A JP11299397A JPH10306670A JP H10306670 A JPH10306670 A JP H10306670A JP 9112993 A JP9112993 A JP 9112993A JP 11299397 A JP11299397 A JP 11299397A JP H10306670 A JPH10306670 A JP H10306670A
Authority
JP
Japan
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clutch
shaft
winding drum
drum
winding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9112993A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sogabe
敏 曽我部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Seisakusho Co Ltd filed Critical Kyowa Seisakusho Co Ltd
Priority to JP9112993A priority Critical patent/JPH10306670A/ja
Publication of JPH10306670A publication Critical patent/JPH10306670A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取りドラムの端部にバランススプリングが
内装された状態でもドラム内部にクラッチを装備するこ
とができるようにするとともに、クラッチ解除操作に拘
らず電動機と巻取りドラムとが位相ずれすることのない
ようにする。 【解決手段】 巻取りドラム4と、この巻取りドラム4
内の両端に設けられた一対のサイドプレート41,42
と、このサイドプレート41,42に同心で回転自在に
支持されるシャフト61,62と、巻取りドラム4内で
一方のサイドプレート41,42に固定され、かつ、第
1シャフト61を軸心回りに回転させる電動機52と、
第1シャフト61の回転を巻取りドラム4に伝達する第
2クラッチ板72とからなり、第2クラッチ板72は巻
取りドラム4の中央部に設けられているとともに、第2
シャフトの先端側は第2クラッチ板72に共回り可能に
接続され、第1シャフトと第2シャフトとは、第1クラ
ッチ板71および第2クラッチ板72を介して離接可能
に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッター、映画
用のスクリーン、垂れ幕、天幕、あるいは仕切り布等
を、巻き上げることによって収納し、巻き戻すことによ
って展開する、いわゆる巻取り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シャッター、映画用のスクリー
ン、垂れ幕、天幕、あるいは仕切り布等の巻き上げや巻
き戻しを行う巻取り装置が知られている。この巻取り装
置は、長尺の円筒状の巻取りドラムと、この巻取りドラ
ムの内部または外部に設けられた電動機とからなる基本
構成を有し、電動機の駆動による駆動軸の回転が巻取り
ドラムに伝達されることによって巻取りドラムが回転す
るようになっている。このような巻取り装置において
は、駆動軸と巻取りドラムとの間に減速機が介設され、
これによって駆動軸の回転速度を減速して巻取りドラム
のトルクを大きくするように構成されているものが一般
的である。そして、減速機が採用された巻取り装置にあ
っては、減速機の出力軸の回転が巻取りドラムに伝達さ
れるようになっている。
【0003】かかる巻取り装置の巻取りドラムにシャッ
ター等の幕物の上端縁部が幅方向の全長に亘って固定さ
れ、電動機の駆動による巻取りドラムの正逆回転によっ
て幕物が巻き上げられたり、巻き戻しされたりするよう
に構成されている。このような巻取り装置において、減
速機が採用されたものにあっては、減速機の出力軸と巻
取りドラムとの間にクラッチ機構が介設され、このクラ
ッチ機構のクラッチ板の離反操作によって電動機の駆動
力を巻取りドラムに及ばさないようにしたものが一般的
である。かかるクラッチ機構を採用した巻取り装置とし
て、特開平3−180686号公報や特開平7−317
471号公報に記載されたものが知られている。
【0004】このようなクラッチ機構を採用することに
より、停電時や、故障、災害等の緊急時に出力軸と巻取
りドラムとの接続状態を解除することができ、これによ
って電動機の駆動とは独立して手操作で幕物を昇降させ
ることが可能になるという利点を得ることできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−180
686号公報および特開平7−317471号公報に記
載された巻取り装置にあっては、クラッチ機構は、電動
機や減速機が内装されていない方の巻取りドラム内の端
部に設けられているが、このようにされるのは、電動機
や変速機が内装された方の端部にクラッチ機構を設ける
と、クラッチ機構が邪魔になって電動機等を巻取りドラ
ムから取り出すことが困難になり、巻取り装置のメンテ
ナンス作業を容易に行うことができなくなるためであ
る。
【0006】ところで、巻取り装置の中には、巻取りド
ラム内にドラム内径よりも若干小さい外径を有するコイ
ルばねからなるバランススプリングを内装し、このバラ
ンススプリングの付勢力で引き出された幕物の重量によ
る下方に向かう力を軽減させるようにしたものが存在す
る。かかるバランススプリングを採用すると、降ろされ
た幕物の巻き上げに要する力が少なくて済むという利点
を有している。
【0007】このようなバランススプリングは、通常、
巻取りドラム内の電動機等が設けられている側の端部と
反対側の他端部に設けられるが、バランススプリングを
他端部に内装すると、この部分にクラッチ機構を設ける
ことが困難になるという新たな問題点が提起される。
【0008】また、上記両公報に記載の巻取り装置にお
いては、クラッチ解除操作によって互いに対向した一対
のクラッチ板を一旦離反させた後、再度クラッチ板を接
合すると、電動機の駆動軸の位相と、巻取りドラムの位
相とがクラッチ板を離反させる前のものと異なるように
なるため、例えば、電動機の位相を検出して幕物の昇降
動作を制御しているような場合、クラッチ操作を行う毎
に電動機の位相修正を行わなければならなくなり、巻取
り装置のメンテナンス操作が非常に面倒であるという問
題点を有している。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、巻取りドラムの端部にバラ
ンススプリングが内装された状態でもドラム内部にクラ
ッチを装備することができるとともに、クラッチ解除操
作に拘らず電動機と巻取りドラムとが巻取りドラムの1
回転以内において位相ずれすることのない、微妙な位相
合わせが不要な巻取り装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
円筒状の巻取ドラム内に相対回転可能に支持されたシャ
フトであって、その一端側から電動機により駆動力を伝
達するとともに、伝達部材を介して上記駆動力を上記シ
ャフトから上記巻取りドラムに伝達するように構成さ
れ、かつ、上記巻取りドラムの他端側にはバランススプ
リングが内装されてなる巻取り装置において、上記円筒
ドラムの略中央まで延びた上記シャフトの先端と上記伝
達部材とを接離可能にするクラッチと、上記シャフトの
先端と上記伝達部材とを常に当接状態にする付勢部材
と、上記シャフトと同軸に上記巻取りドラムの反対側か
ら内装され、先端が上記シャフトおよび上記伝達部材の
一方に作用して上記当接状態を解除する寸法だけ軸方向
に移動可能に支持されたクラッチ解除棒と、このクラッ
チ解除棒の基端を上記付勢部材の付勢力に抗して軸方向
に上記寸法分移動させる押圧力を上記当接状態で付与す
る操作部材とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0011】この発明によれば、普段は勢手段の付勢力
によってシャフトの先端と伝達部材とが接続されたクラ
ッチ接続状態になっており、この状態で電動機を駆動す
ることにより、電動機の駆動力はシャフト、クラッチお
よび伝達部材を介して巻取りドラムに伝達され、これに
よって巻取りドラムは回転するため、巻取りドラムに設
けられたシャッター扉等の幕物は、回転方向に応じて巻
取りドラムに巻き上げられたり巻き戻されたりする。
【0012】そして、操作部材の操作でクラッチ解除棒
をシャフトの方向に押圧することによって、クラッチの
接続状態が解除され、電動機と巻取りドラムとは相互に
縁切り状態にされるため、電動機の駆動、非駆動に拘ら
ず手動操作で幕物の巻取りドラムへの巻き取りや巻き戻
しを行い得るようになる。
【0013】このように、長尺のクラッチ解除棒を採用
することにより、巻取りドラム内で余裕のある中央部の
空間にクラッチを設けることが可能になり、しかもクラ
ッチの離接操作を確実に行う得るようになる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記クラッチ解除棒は、その先端が上記シ
ャフトの先端にほぼ当接しており、上記操作部材が操作
されることにより、上記シャフトの先端を押すものであ
ることを特徴とするものである。
【0015】この発明によれば、クラッチ解除棒を長尺
なものにすることによって巻取りドラムの中央部にクラ
ッチ機構を設けることが可能になる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記クラッチ解除棒は、上記巻取
りドラムから突出した部分に形成された被押圧部を有
し、上記操作部材は、上記被押圧部に被せられた状態で
径方向に向けて移動可能に設けられ、かつ、一方向への
移動によって上記クラッチ解除棒を上記クラッチの方向
に向けて押圧するプッシュブロックと、このプッシュブ
ロックを他方向に移動させるように付勢する第2の付勢
手段と、インナーケーブルの牽引操作で上記プッシュブ
ロックを上記一方向に向けて移動させる二重ケーブルと
から構成されていることを特徴とするものである。
【0017】この発明によれば、二重ケーブルのインナ
ーケーブルを第2の付勢手段の付勢力に抗して牽引操作
することによってプッシュブロックが所定の方向に移動
してクラッチ解除棒の被押圧部を押圧するため、クラッ
チ解除棒が移動してシャフトと伝達部材との接続状態が
解除される。インナーケーブルの牽引操作を止めると、
付勢手段の付勢力によってクラッチ解除棒は元の位置に
戻り、これによって各クラッチ板は接続状態になる。ま
た、二重ケーブルを用いてクラッチ板の離接操作を行う
ようにしたため、操作部材の操作端の設置位置を二重ケ
ーブルの長さの範囲で任意に設定することが可能にな
る。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明において、上記クラッチは、上記
シャフトに設けられた第1クラッチ板と上記クラッチ解
除棒に設け足られた第2クラッチ板とを備えて構成さ
れ、上記第1クラッチ板および第2クラッチ板のいずれ
か一方の対向面に軸方向に延びる1個または複数個のド
ライブピンが突設されているとともに、他方の対向面に
上記ドライブピンに対応したドライブホールが穿設さ
れ、上記複数個設けられるドライブピンは、径寸法が同
一で、かつ、軸心周りの等しい角度ピッチの位置を除く
ように設けられていることを特徴とするものである。
【0019】この発明によれば、第1クラッチ板と第2
クラッチ板とが当接された状態で、第1クラッチ板に突
設されたドライブピンが、第2クラッチ板に凹設された
ドライブホールに嵌入されるため、両クラッチ板の接続
状態が確実になる。
【0020】また、複数のドライブピンを、異なった角
度ピッチで突設したため、一旦クラッチ操作で各ドライ
ブピンがドライブホールから外れても、再度嵌め込まれ
るときは第1クラッチ板と第2クラッチ板との間で位相
ずれが起こらない。従って、電動機の位相制御を高精度
で行い得るようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る巻取り装置
が適用されたシャッターの開閉構造の一実施形態を示す
斜視図である。この図に示すように、シャッター開閉構
造1は、水平方向に長尺の複数枚のスラッド21が互い
に曲折可能に上下方向に連設されてなる幕物としてのシ
ャッター扉2と、このシャッター扉2を巻き取る巻取り
装置3とを備えた基本構成を有している。上記巻取り装
置3は、両端部が建造物の開口部Mの上部に設けられた
所定の支持部材に固定されている。巻取り装置3の中央
部にはスラッド21と略同一の長さ寸法を有する巻取り
ドラム4が設けられているとともに、巻取りドラム4の
中には電動機が設けられ、この電動機の駆動による巻取
りドラム4の軸心回りの回転によってシャッター扉2が
巻き上げられたり巻き戻されたりし、これによって開口
部Mが開閉されるようになっている。
【0022】上記巻取り装置3の一端部からはリード線
Lが引き出されて建造物の壁面にそって垂下され、その
基端部が壁面に取り付けられたスイッチボックスSに接
続されている。このスイッチボックスSには、開ボタン
S1、閉ボタンS2および停止ボタンS3が設けられ、
開ボタンS1をプッシュすると巻取り装置3内の電動機
が正駆動してシャッター扉2が巻取りドラム4に巻き取
られて上昇し、閉ボタンS2をプッシュすると、巻取り
装置3内の電動機が逆駆動してシャッター扉2が巻取り
ドラム4から巻き戻されて下降し、停止ボタンS3をプ
ッシュすると電動機が停止するようになっている。従っ
て、スイッチボックスSのボタン操作で開口部Mに対す
るシャッター扉2の開閉操作を容易に行うことができ
る。
【0023】また、巻取り装置3には、クラッチ機構が
内装され、このクラッチ機構が操作されることによっ
て、電動機の駆動軸と巻取りドラム4とが接続された
り、接続解除されたりするようになっている。上記巻取
り装置3の他端部からは、二重ケーブル85が引き出さ
れ、この二重ケーブル85の基端部にクラッチ操作部
(操作部材)8が接続されている。このクラッチ操作部
8の操作は、二重ケーブル85を介してクラッチ機構に
伝達され、これによって電動機の駆動軸と巻取りドラム
4との離接が行われる。従って、シャッター扉2が閉じ
られた状態で緊急事態が発生したような場合、クラッチ
操作部8の操作で巻取りドラム4を電動機からフリーに
し、これによって手動操作でシャッター扉2を開放する
ことができるようになっている。
【0024】図2は、巻取り装置3の一実施形態を示す
一部切欠き斜視図であり、図3は、その正面視の断面図
である。これらの図に示すように、巻取り装置3は、円
筒状の長尺の巻取りドラム4と、この巻取りドラム4の
各端部に摺接状態で嵌入された第1サイドプレート41
および第2サイドプレート42と、巻取りドラム4内の
第1サイドプレート41側に第1サイドプレート41と
一体に設けられた駆動部5と、この駆動部5から同心で
右方に向けて突出した第1シャフト61と、上記第2サ
イドプレート42に貫通して左端側(先端側)が第1シ
ャフト61に対向した第2シャフト(クラッチ解除棒)
62と、巻取りドラム4内の略中央部の各シャフト6
1,62の対向部分に設けられたクラッチ機構7と、上
記第2シャフト62を介してクラッチ機構7を操作する
クラッチ操作部8とを備えて構成されている。
【0025】上記第1サイドプレート41は、左端部に
巻取りドラム4よりも大径のフランジ43を有してお
り、第1サイドプレート41に外嵌された巻取りドラム
4がこのフランジ43に規制されて左方に向けて抜け出
ないようになっている。また、第1サイドプレート41
の本体には合成樹脂製のブッシュ44が外嵌され、この
ブッシュ44の潤滑性能によって巻取りドラム4は第1
サイドプレート41との間で円滑に相対回転し得るよう
になっている。かかる第1サイドプレート41の左端面
には角材状の水平方向に延びる取付け金具45が突設さ
れ、この取付け金具45が建造物等の所定の構造体に固
定されるようになっている。取付け金具45からは上記
リード線Lおよび駆動部5に電力を供給する動力線Pが
引き出されている。
【0026】上記第2サイドプレート42は、右端部に
巻取りドラム4よりも大径のフランジ43を有してお
り、第2サイドプレート42に外嵌された巻取りドラム
4がこのフランジ43に規制されて右方に向けて抜けな
出ないようになっている。また、第2サイドプレート4
1の本体にも合成樹脂製のブッシュ44が外嵌され、こ
のブッシュ44の潤滑性能によって巻取りドラム4は第
2サイドプレート42との間で円滑に相対回転し得るよ
うになっている。
【0027】かかる第2サイドプレート42の軸心部分
には、上記第2シャフト62を通すための貫通孔46が
貫設され、上記第2シャフト62は、この貫通孔46に
差し通された状態で軸方向に摺動し得るようになってい
る。そして、第2シャフト62は、貫通孔46に嵌入さ
れた状態でその右端部が貫通孔46から外部に若干突出
するように寸法設定されている。この外部に突出した部
分に、半球状に形成された操作端62aが設けられてい
る。
【0028】また、巻取りドラム4内における第2シャ
フト62の中間部分には、円盤状の中間プレート47が
設けられている。この中間プレート47は、中心部分に
第2シャフト62を通す貫通孔47aを有しているとと
もに、圧入ピン47bを介して巻取りドラム4に一体に
固定され、これによって中間プレート47は巻取りドラ
ム4と共回りするようになっている。
【0029】また、上記中間プレート47には水平方向
に延びる装着孔47cが貫設されている一方、上記第2
サイドプレート42には上記装着孔47cに対応した装
着孔42aが貫設され、各装着孔42a,47cに、第
2シャフト62に被せられた状態のコイルばねからなる
バランススプリング48の両端部が嵌入されている。こ
のバランススプリング48は、シャッター扉2(図1)
が巻取りドラム4に巻き取られた状態で付勢力が生じな
いように取り付け設定されており、これによってシャッ
ター扉2を巻き戻した状態では、巻取りドラム4の回転
によってバランススプリング48に付勢力が蓄積される
ようになっている。
【0030】上記駆動部5は、円筒形の筒状ケーシング
51と、この筒状ケーシング51に内装された電動機5
2と、筒状ケーシング51内でこの電動機52の右方に
隣接して設けられた減速機53とを備えて構成されてい
る。上記筒状ケーシング51は、左端部が上記第1サイ
ドプレート41に一体に固定されている。本実施形態に
おいては、上記電動機52はインダクションモータが採
用され、減速機53と反対側の電動機52の駆動軸に図
略の回転検出器を設け、この回転検出器からの検出信号
を用いて電動機52の位相制御を高精度で行い得るよう
にしている。上記減速機53は、遊星歯車機構を採用し
たものが用いられ、電動機52から減速機53に入力さ
れた駆動軸の回転は、減速機53で所定の減速が行われ
て第1シャフト61に伝達されるようになっている。
【0031】上記クラッチ機構7は、第1シャフト61
の基端部に第1シャフト61に対して周方向への移動が
規制された状態で軸方向に摺動可能に設けられた第1ク
ラッチ板(シャフトの先端)71と、右方でこの第1ク
ラッチ板71に対向した第2クラッチ板(伝達部材)7
2と、上記第1クラッチ板71を上記第2クラッチ板の
方向に付勢する第1コイルばね(付勢手段)73と、上
記第2シャフト62を上記第1シャフト61の方向に押
圧するクラッチ操作部8とから構成されている。
【0032】上記第1クラッチ板71は、中心部分に角
孔71aを有している一方、上記第1シャフト61の右
端部には上記角孔71aに対応した角柱部61aが設け
られ、この角柱部61aが上記角孔71aに嵌入される
ことによって第1シャフト61と第1クラッチ板71と
が軸心回りに共回りするようになっている。また、第1
クラッチ板71の外径寸法は、巻取りドラム4の内径寸
法よりも若干小さめに設定され、これによって第1クラ
ッチ板71は巻取りドラム4とは独立して回転し得るよ
うになっている。
【0033】上記第2クラッチ板72は、外径寸法が巻
取りドラム4の内径寸法と略同一に設定された環状体に
よって形成され、巻取りドラム4内に嵌入された状態で
圧入ピン47bによって巻取りドラム4に一体に固定さ
れている。一方、上記第1コイルばね73は、第1シャ
フト61に嵌め込まれた状態で筒状ケーシング51と第
1クラッチ板71との間に圧縮状態で介設され、この第
1コイルばね73の付勢力によって普段は第1クラッチ
板71の右面と第2クラッチ板72の左面とは互いに当
接した状態になっている。
【0034】そして、第1クラッチ板71には、左面に
軸方向に延びる3個のドライブピン74が突設されてい
るとともに、第2クラッチ板72の対向面には上記ドラ
イブピン74に対応し、かつ、摺接状態でドライブピン
74が嵌入し得るドライブホール75が穿設されてい
る。そして、普段は各ドライブピン74がドライブホー
ル75に嵌まり込み、これによって第1クラッチ板71
の軸心回りの回転が第2クラッチ板72に伝達されて巻
取りドラム4が回転するようになっている。
【0035】また、上記第2シャフト62の左端部に
は、先端側が上記第2クラッチ板72の内周面に摺接状
態で嵌入されるプッシュソケット76が設けられてい
る。このプッシュソケット76は、右端部が螺着その他
によって上記第2シャフト62の左端部に固定されてい
るとともに、左端面には上記第1シャフト61の角柱部
61aが嵌まり込み得る逃げ孔76aが設けられてい
る。従って、第2シャフト62を左方に移動させると、
逃げ孔76aが角柱部61aに外嵌しつつプッシュソケ
ット76の左端面が第1クラッチ板71の右面を押圧
し、これによって第1クラッチ板71は第1コイルばね
73の付勢力に抗して左方に移動するようになってい
る。この第1クラッチ板71の左方への移動によってド
ライブピン74がドライブホール75から引き抜かれて
第1クラッチ板71と第2クラッチ板72とは互いの接
合が解除された縁切り状態になるようにしている。
【0036】図4は、ドライブピン74の配設状態を説
明するための説明図である。この図に示すように、3個
のドライブピン74は第1クラッチ板71における第1
シャフト61の軸心Oを中心とした半径rの円周上に、
90°、135°、135°の角度ピッチで設けられて
いるとともに、第2クラッチ板72に穿設されるドライ
ブホール75も上記同様の角度ピッチで設けられてい
る。このように、複数のドライブピン74を、異なった
角度ピッチで突設することにより、一旦クラッチ操作で
各ドライブピン74がドライブホール75から外れて
も、再度嵌め込まれるときは第1クラッチ板71と第2
クラッチ板72との間で位相ずれが起こらないようにし
ている。
【0037】図5は、図3に示す巻取り装置3のX線矢
視図である。また、図6は、巻取り装置3の作用を説明
するための説明図であり、(イ)はクラッチが接続され
た状態、(ロ)はクラッチ接続が解除された状態をそれ
ぞれ示している。図5、図6および先の図3に示すよう
に、クラッチ操作部8は、第2サイドプレート42の右
端面に形成されたシャフト押圧機構81と、このシャフ
ト押圧機構81から引き出された二重ケーブル85と、
この二重ケーブル85の先端部に取り付けられたクラッ
チ操作器86とを備えて構成されている。
【0038】上記シャフト押圧機構81は、第2サイド
プレート42の右端面に延設された第2サイドプレート
42と一体のエンドハウジング82と、このエンドハウ
ジング82の表面に水平方向に延びるように設けられ、
かつ、上記エンドハウジング82にボルト止め等で水平
方向に延びるように固定される直方体状の取付け金具8
3と、上記第2シャフト62の操作端62aに被せられ
るプッシュブロック84とを備えている。上記取付け金
具83は、先の取付け金具45と一緒に建造物等の開口
部上部の所定の構造体に固定されるものであり、これに
よって巻取り装置3が建造物等の開口部上部に装着され
るようになっている。
【0039】上記エンドハウジング82には、幅方向一
対の半円状の円弧部82a形成されており、これら一対
の円弧部82aに水平方向に延びるように取付け金具8
3が積層された状態でボルト止め等が施されている。そ
して、一対の円弧部82a間に上下方向に延びたガイド
溝82bが形成されている。
【0040】上記プッシュブロック84は、上記ガイド
溝82bに嵌め込まれて摺接状態で上下動し得るように
縦長の直方体状に形成されている。かかるプッシュブロ
ック84の第2サイドプレート42に対向した面には、
中央部に上記操作端62aが嵌まり込む凹部84aが凹
設されているとともに、この凹部84aの上部には上方
に向かって溝浅くなる、上方に向かって左方に傾いた傾
斜面84bが形成され、プッシュブロック84を下降さ
せることによって上記傾斜面84bが操作端62aを左
方に押圧するようにしている。
【0041】また、上記一対の円弧部82aの下部に
は、一対の側腕84dを備えたU字形状のワイヤブラケ
ット84cが設けられている。このワイヤブラケット8
4cは、側腕84d間の隙間寸法が上記ガイド溝82b
の溝幅寸法と等しく寸法設定され、これによって上記プ
ッシュブロック84は側腕84d間でも両壁面に摺接状
態で昇降し得るようになっている。かかるプッシュブロ
ック84は、上記側腕84d間の隙間に嵌め込まれた第
2コイルばね84eによって上方に向かって付勢されて
いる。
【0042】上記二重ケーブル85は、インナーケーブ
ル85aと、このインナーケーブル85aを覆ったアウ
ターケーブル85bとからなっている。かかる二重ケー
ブル85は、アウターケーブル85bの上端部を所定の
金具を介してワイヤブラケット84cの下端部に固定さ
れているとともに、インナーケーブル85aがワイヤブ
ラケット84cを貫通して上方に引き出されてその先端
部が上記プッシュブロック84の下端部に固定されてい
る。従って、二重ケーブル85の先端側でインナーケー
ブル85aのみを引張ることにより、プッシュブロック
84が第2コイルばね84eの付勢力に抗して下降し、
これによってプッシュブロック84の凹部84aの傾斜
面84bが第2シャフト62の操作端62aを左方に向
けて押圧することになる。
【0043】上記クラッチ操作器86は、互いに対応し
た一対の操作桿87が、結合軸87a回りに相対回動可
能に結合されて形成されている。上記一対の操作桿87
間にはU字板ばね87bが介設され、このU字板ばね8
7bの付勢力によって一対の操作桿87は常に開かれた
状態になるようにしている。また、クラッチ操作器86
の適所には図略のハートカム機構が付設され、クラッチ
操作器86を握って各操作桿87を閉じるように操作す
ると閉じた状態が保持され、再度握ると各操作桿87は
開いた状態になるように構成されている。
【0044】そして、かかるクラッチ操作器86に上記
二重ケーブル85が接続され、各操作桿87の閉操作で
インナーケーブル85aが牽引されるように構成されて
いる。従って、図6の(イ)に示すように、第1クラッ
チ板71と第2クラッチ板72とが互いに当接し、これ
によってドライブピン74がドライブホール75に嵌入
された状態で、クラッチ操作器86を握って各操作桿8
7が閉じるように操作すると、インナーケーブル85a
が牽引されることによって上記プッシュブロック84が
下降し、この下降によって第2シャフト62が左方に移
動し、この移動によってプッシュソケット76が第1ク
ラッチ板71を左方に押圧し、これによって、図6の
(ロ)に示すように、ドライブピン74がドライブホー
ル75から外れて第1クラッチ板71と第2クラッチ板
72とが縁切り状態、すなわちクラッチが切られた状態
になる。
【0045】この状態では、第1シャフト61と巻取り
ドラム4とのクラッチ機構7を介した接続状態が解除さ
れているため、電動機52や減速機53に制約されるこ
となく巻取りドラム4を手動操作で回転させることがで
きる。
【0046】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0047】(1)上記の実施形態においては、第1コ
イルばね73は、第1シャフト61側に設けられている
が、こうする代わりに第1コイルばね73を第2シャフ
ト62側に設けて、クラッチ操作器86を操作すると第
2シャフト62が引かれ、第1クラッチ板71と第2ク
ラッチ板72とを離間させるタイプであってもよい。
【0048】(2)上記の実施形態においては、プッシ
ュソケット76は第2シャフト62の先端に相対回転可
能に設けられているが、こうする代わりにプッシュソケ
ット76と第2シャフト62とを共回り可能に一体に結
合してもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、円筒状の
巻取ドラム内に相対回転可能に支持されたシャフトの一
端側から電動機により駆動力を伝達するとともに、伝達
部材を介して上記駆動力を上記シャフトから巻取りドラ
ムに伝達するように構成された巻取り装置において、円
筒ドラムの略中央まで延びたシャフトの先端と伝達部材
とを接離可能にするクラッチと、シャフトの先端と伝達
部材とを常に当接状態にする付勢部材と、シャフトと同
軸に巻取りドラムの反対側から内装され、先端がシャフ
トおよび伝達部材の一方に作用して当接状態を解除する
寸法だけ軸方向に移動可能に支持されたクラッチ解除棒
と、このクラッチ解除棒の基端を付勢部材の付勢力に抗
して軸方向に寸法分移動させる押圧力を当接状態で付与
する操作部材とを備えたため、普段は勢手段の付勢力に
よってシャフトの先端と伝達部材とが接続されたクラッ
チ接続状態になっており、この状態で電動機を駆動する
ことにより、電動機の駆動力はシャフト、クラッチおよ
び伝達部材を介して巻取りドラムに伝達され、これによ
って巻取りドラムは回転し、巻取りドラムに設けられた
シャッター扉等の幕物を、回転方向に応じて巻取りドラ
ムに巻き上げたり巻き戻したりすることができる。
【0050】そして、操作部材の操作でクラッチ解除棒
をシャフトの方向に押圧することによって、クラッチの
接続状態が解除され、電動機と巻取りドラムとは相互に
縁切り状態にされるため、電動機の駆動、非駆動に拘ら
ず手動操作で幕物の巻取りドラムへの巻き取りや巻き戻
しを行うことができる。
【0051】このように、長尺のクラッチ解除棒を採用
することにより、巻取りドラム内で余裕のある中央部の
空間にクラッチを設けることが可能になり、しかもクラ
ッチの離接操作を確実に行うことができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、クラッチ解
除棒は、その先端がシャフトの先端にほぼ当接してお
り、操作部材が操作されることにより、シャフトの先端
を押すように構成したため、クラッチ解除棒を長尺なも
のにすることによって巻取りドラムの中央部にクラッチ
機構を設けることができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、上記クラッ
チ解除棒の巻取りドラムから突出した部分に被押圧部を
形成し、操作部材は、被押圧部に被せた状態で径方向に
向けて移動可能に設けられ、かつ、一方向への移動によ
ってクラッチ解除棒をクラッチの方向に向けて押圧する
プッシュブロックと、このプッシュブロックを他方向に
移動させるように付勢する第2の付勢手段と、インナー
ケーブルの牽引操作でプッシュブロックを一方向に向け
て移動させる二重ケーブルとから構成したため、二重ケ
ーブルのインナーケーブルを第2の付勢手段の付勢力に
抗して牽引操作することによってプッシュブロックが所
定の方向に移動してクラッチ解除棒の被押圧部を押圧
し、これによってクラッチ解除棒が移動してシャフトと
伝達部材との接続状態を解除することができる。そし
て、インナーケーブルの牽引操作を止めると、付勢手段
の付勢力によってクラッチ解除棒は元の位置に戻り、こ
れによって各クラッチ板を接続状態にすることができ
る。また、二重ケーブルを用いてクラッチ板の離接操作
を行うようにしたため、操作部材の操作端の設置位置を
二重ケーブルの長さの範囲で任意に設定することが可能
になる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、クラッチ
を、シャフトに設けられた第1クラッチ板とクラッチ解
除棒に設け足られた第2クラッチ板とで構成し、第1ク
ラッチ板および第2クラッチ板のいずれか一方の対向面
に軸方向に延びる1個または複数個のドライブピンを突
設するととともに、他方の対向面にドライブピンに対応
したドライブホールを穿設し、複数個設けられるドライ
ブピンは、径寸法が同一で、かつ、軸心周りの等しい角
度ピッチの位置を除くように設けたため、第1クラッチ
板と第2クラッチ板とが当接された状態で、第1クラッ
チ板に突設されたドライブピンが、第2クラッチ板に凹
設されたドライブホールに嵌入され、両クラッチ板の接
続状態を確実なものにすることができる。
【0055】また、複数のドライブピンを、異なった角
度ピッチで突設したため、一旦クラッチ操作で各ドライ
ブピンがドライブホールから外れても、再度嵌め込まれ
るときは第1クラッチ板と第2クラッチ板との間で位相
ずれが起こらないようにすることができる。従って、電
動機の位相制御を高精度で行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取り装置が適用されたシャッタ
ーの開閉構造の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】巻取り装置の一実施形態を示す一部切欠き斜視
図である。
【図3】図2に示す巻取り装置の正面視の断面図であ
る。
【図4】ドライブピンの配設状態を説明するための説明
図である。
【図5】図3に示す巻取り装置のX線矢視図である。
【図6】巻取り装置の作用を説明するための説明図であ
り、(イ)はクラッチが接続された状態、(ロ)はクラ
ッチ接続が解除された状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 シャッター開閉構造 2 シャッター扉 21 スラッド 3 巻取り装置 4 巻取りドラム 41 第1サイドプレート 42 第2サイドプレート 43 フランジ 45 取付け金具 46 貫通孔 47 中間プレート 48 バランススプリング 5 駆動部 51 筒状ケーシング 52 電動機 53 減速機 61 第1シャフト 62 第2シャフト 7 クラッチ機構 71 第1クラッチ板 72 第2クラッチ板 73 第1コイルばね 74 ドライブピン 75 ドライブホール 76 プッシュソケット 8 クラッチ操作部 81 シャフト押圧機構 82 エンドハウジング 83 取付け金具 84 プッシュブロック 85 二重ケーブル 85a インナーケーブル 85b アウターケーブル 86 クラッチ操作器 87 操作桿

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の巻取ドラム内に相対回転可能に
    支持されたシャフトであって、その一端側から電動機に
    より駆動力を伝達するとともに、伝達部材を介して上記
    駆動力を上記シャフトから上記巻取りドラムに伝達する
    ように構成され、かつ、上記巻取りドラムの他端側には
    バランススプリングが内装されてなる巻取り装置におい
    て、上記円筒ドラムの略中央まで延びた上記シャフトの
    先端と上記伝達部材とを接離可能にするクラッチと、上
    記シャフトの先端と上記伝達部材とを常に当接状態にす
    る付勢部材と、上記シャフトと同軸に上記巻取りドラム
    の反対側から内装され、先端が上記シャフトおよび上記
    伝達部材の一方に作用して上記当接状態を解除する寸法
    だけ軸方向に移動可能に支持されたクラッチ解除棒と、
    このクラッチ解除棒の基端を上記付勢部材の付勢力に抗
    して軸方向に上記寸法分移動させる押圧力を上記当接状
    態で付与する操作部材とを備えてなることを特徴とする
    巻取り装置。
  2. 【請求項2】 上記クラッチ解除棒は、その先端が上記
    シャフトの先端にほぼ当接しており、上記操作部材が操
    作されることにより、上記シャフトの先端を押すもので
    あることを特徴とする請求項1記載の巻取り装置。
  3. 【請求項3】 上記クラッチ解除棒は、上記巻取りドラ
    ムから突出した部分に形成された被押圧部を有し、上記
    操作部材は、上記被押圧部に被せられた状態で径方向に
    向けて移動可能に設けられ、かつ、一方向への移動によ
    って上記クラッチ解除棒を上記クラッチの方向に向けて
    押圧するプッシュブロックと、このプッシュブロックを
    他方向に移動させるように付勢する第2の付勢手段と、
    インナーケーブルの牽引操作で上記プッシュブロックを
    上記一方向に向けて移動させる二重ケーブルとから構成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の巻
    取り装置。
  4. 【請求項4】 上記クラッチは、上記シャフトに設けら
    れた第1クラッチ板と上記クラッチ解除棒に設け足られ
    た第2クラッチ板とを備えて構成され、上記第1クラッ
    チ板および第2クラッチ板のいずれか一方の対向面に軸
    方向に延びる1個または複数個のドライブピンが突設さ
    れているとともに、他方の対向面に上記ドライブピンに
    対応したドライブホールが穿設され、上記複数個設けら
    れるドライブピンは、径寸法が同一で、かつ、軸心周り
    の等しい角度ピッチの位置を除くように設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の巻
    取り装置。
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