JP2014194137A - 日射遮蔽材昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】日射遮蔽材の下限位置を容易かつ大幅に変化させることができる日射遮蔽装置を提供する。
【解決手段】本発明によれば、ヘッドボックスと、前記ヘッドボックス内に収容され且つ回転によって日射遮蔽材を昇降させる巻取軸と、前記巻取軸を回転させる駆動軸と、前記日射遮蔽材が下限に到達したときに前記駆動軸の回転を規制するリミット装置と、前記リミット装置を前記駆動軸に対して連結及び分離可能な連結分離部とを備える、日射遮蔽材昇降装置が提供される。
【選択図】図1

Description

この発明は、横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン、ロールブラインド等の日射遮蔽装置で使用される日射遮蔽材昇降装置に関する。
日射遮蔽装置においては、ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材やその下部に設けられた中間レール又はボトムレールに昇降コードの一端が取着され、昇降コードの他端が巻取軸に取着され、巻取軸を回転させることによって、昇降コードの巻取り及び巻戻しを行って、日射遮蔽材を昇降させる。このような日射遮蔽装置の中には、日射遮蔽材の下端が所望の位置に到達したときに巻取軸の回転を規制するリミット装置が設けられているものがある(例えば、特許文献1及び2を参照)。
リミット装置は、一般に、ネジ軸と、このネジ軸に沿って移動するスライダと、このスライダと当接する当接部を有しており、巻取軸を回転させる駆動軸の回転に伴ってネジ軸又はスライダを回転させ、それによってスライダを移動させている。そして、スライダが当接部に当接すると、ネジ軸の回転が止まり、それによって、駆動軸及び巻取軸の回転が停止する。
このようなリミット装置を設けることによって、日射遮蔽材の下限を設定することができるが、日射遮蔽材の下限を固定された位置ではなく、所望の位置に適宜設定したいという要望がある。
特許文献1では、ウォームをネジ軸に係合させ、ウォームを回転させてスライダを移動させることによって、日射遮蔽材の下限位置を設定することを可能にしている。
特許文献2では、スライダが当接する当接部の突出量を変化させることによって、スライダが当接部に当接する位置を変化させ、これによって、日射遮蔽材の下限位置を設定することを可能にしている。
特開2010−261194号公報 特開2012−122217号公報
特許文献1及び2に開示されている技術は、何れも日射遮蔽材の下限位置の微調整に適した技術であり、日射遮蔽材の下限位置を大きく調整することは不可能であるか又は手間がかかる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、日射遮蔽材の下限位置を容易かつ大幅に変化させることができる日射遮蔽装置を提供するものである。
本発明によれば、ヘッドボックスと、前記ヘッドボックス内に収容され且つ回転によって日射遮蔽材を昇降させる巻取軸と、前記巻取軸を回転させる駆動軸と、前記日射遮蔽材が下限に到達したときに前記駆動軸の回転を規制するリミット装置と、前記リミット装置を前記駆動軸に対して連結及び分離可能な連結分離部とを備える、日射遮蔽材昇降装置が提供される。
従来技術ではリミット装置を常に駆動軸に連結した上で、スライダの位置や当接部の位置を変化させることによって下限位置を設定していたが、本発明者は、リミット装置を常に駆動軸に連結させることは必ずしも必須ではないことに気がついた。そして、両者を一旦分離した状態で巻取軸を回転させて日射遮蔽材の下端の位置を変化させ、その後、リミット装置と駆動軸とを連結することによって、日射遮蔽材の下限位置を容易かつ大幅に変化させることができることを思いつき、本発明の完成に到った。
この方法によれば、例えば日射遮蔽材を下限まで下ろした状態で、リミット装置と駆動軸を分離し、その状態で日射遮蔽材の下限を好きな位置に移動させ、その後、リミット装置と駆動軸を連結すれば、その連結したときの日射遮蔽材の下端が新たな下限となる。このように、リミット装置と駆動軸の分離→日射遮蔽材の下端の移動→リミット装置と駆動軸の連結というシンプルな作業で、日射遮蔽材の下限を自由に決めることができる。
また、特許文献1及び2の技術では、スライダが当接部に当接するまでのネジ軸又はスライダの回転量を変化させることによって日射遮蔽材の下限を変化させているが、ネジ軸又はスライダの回転量と日射遮蔽材の下限の移動量の関係は直感的には明らかではないので、日射遮蔽材の下限の調整を適切に行うには経験を要する。これに対して、本発明では、日射遮蔽材を下限まで下ろした状態でリミット装置と駆動軸を分離した場合、リミット装置と駆動軸を再度連結した時の日射遮蔽材の下端が新たな下限となるので、直感的に分かりやすいという利点を有する。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記リミット装置は、前記駆動軸の延長線上に配置され、前記連結分離部は、前記リミット装置を前記駆動軸の軸方向に移動させることによって前記リミット装置を前記駆動軸に対して連結及び分離する。
好ましくは、前記リミット装置は、前記駆動軸に対向する面に、前記駆動軸に係合可能なヘッド部を有し、前記ヘッド部は、前記駆動軸に近づく方向に付勢される。
好ましくは、前記リミット装置は、ネジ軸と、前記ネジ軸の回転に伴って前記ネジ軸に沿って移動するスライダと、前記スライダの移動を規制する当接部とを備え、前記ネジ軸は、前記リミット装置が前記駆動軸に連結されている際に前記駆動軸の回転に伴って回転する。
好ましくは、前記日射遮蔽材の下側に一端が取着され且つ前記巻取軸に他端が取着された昇降コードをさらに備え、前記昇降コードが前記巻取軸に巻取り及び巻戻しされることによって、前記日射遮蔽材が昇降される。
好ましくは、前記昇降コードの一端は、前記日射遮蔽材の下側に設けられた中間レール又はボトムレールに取着される。
本発明の一実施形態のプリーツスクリーンの正面図である。 図1のプリーツスクリーンの右側面図である。 図1のプリーツスクリーンの平面図である。 図4(a)は、図3の領域Xの拡大図であり、図4(b)は、図4(a)の正面図であり、図4(c)は、図4(b)中のC−C断面図である。 図5(a)〜(b)は、中間リミット装置と第1駆動軸の連結方法を説明するための、図4(a)の領域Yの拡大図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。以下の実施形態では、上部生地と下部生地を有するペアタイプのプリーツスクリーンにおいて、上部生地の下部に設けられた中間レールの下限が本発明のリミット装置によって設定される場合を例に挙げて説明を進める。後で詳述するが、本発明は、シングル又はペアタイプのプリーツスクリーンのボトムレールの下限設定、横型ブラインド、たくし上げカーテン、ロールブラインドの下限設定にも適用可能である。
図1〜図3に示すプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1から上部スクリーン2が吊下支持され、上部スクリーン2の下端に中間レール3が取着されている。中間レール3から下部スクリーン4が吊下支持され、下部スクリーン4の下端にボトムレール5が取着されている。
上部スクリーン2はレース生地等の半透過性の生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものであり、下部スクリーン4は遮光性を備えた生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものである。
ヘッドボックス1とボトムレール5の間には、上部スクリーン2及び下部スクリーン4の折り目のピッチを保持するためのピッチ保持コード39が設けられている。ピッチ保持コード39には、環状の保持部43が等間隔に多数設けられており、この保持部43を上部スクリーン2又は下部スクリーン4に挿通させた後、中間レール3を昇降させるための第1昇降コード6、又はボトムレール5を昇降させるための第2昇降コード7を保持部43に挿通させることによって、保持部43が上部スクリーン2又は下部スクリーン4から抜けることを防ぎ、これによって上部スクリーン2及び下部スクリーン4のピッチ保持を可能としている。ピッチ保持コード39は、第1及び第2昇降コード6,7とは上部スクリーン2又は下部スクリーン4を挟んで反対側に配置されている。
第1昇降コード6は、中間レール3に取着されて、部屋外側(図2の右側、図3の上側)に配置された第1巻取軸9に取着される。第1巻取軸9は、第1駆動軸11と共に回転する。また、ボールチェーン16によってプーリー15に加えられた図3の矢印A方向の回転力が第1伝達クラッチ20を介して第1駆動軸11に伝達される。
また、第2昇降コード7は、ボトムレール5に取着されて、部屋内側(図2の左側、図3の下側)に配置された第2巻取軸10に取着される。第2巻取軸10は、第2駆動軸12と共に回転する。また、ボールチェーン16によってプーリー15に加えられた図3の矢印B方向の回転力が第2伝達クラッチ21を介して第2駆動軸12に伝達される。
第1及び第2駆動軸11,12は、ヘッドボックス1の中間部においてストッパー装置24に挿通されている。このストッパー装置24は、中間レール3若しくはボトムレール5の引き上げ操作の後にボールチェーン16を手放したとき、中間レール3及びボトムレール5の自重降下を防止する公知の作用をなす。
図1及び図3に示すように、ストッパー装置24の側方において、第1及び第2駆動軸11,12は、ガバナー装置36に挿通されている。ガバナー装置36は、第1及び第2駆動軸11,12の回転速度を所定値以下に抑制して、中間レール3及びボトムレール5の自重降下時の下降速度を所定速度以下に抑制する。
ここで、このプリーツスクリーンの動作を説明する。ボールチェーン16を図2の矢印Aの方向に引くと、その力によって生じた回転力がプーリー15を介して、図3に示す第1及び第2伝達クラッチ20,21に伝達される。第1伝達クラッチ20は、図3の矢印Aの方向の回転力のみを六角棒状の第1駆動軸11に伝達し、第2伝達クラッチ21は、図3の矢印Bの方向の回転力のみを第2駆動軸12に伝達するように構成されているので、図2の矢印Aの方向にボールチェーン16を引くことによって生じた回転力は、第1駆動軸11にのみ伝達され、第1駆動軸11のみが回転される。第1駆動軸11の回転によって、ヘッドボックス1内で支持部材8に回転可能に支持された第1巻取軸9が図3の矢印Aの方向に回転し、第1昇降コード6が螺旋状に巻き取られて、第1昇降コード6の先端に取着された中間レール3が上昇する。
この状態でボールチェーン16から手を離すと、ストッパー装置24が作動して中間レール3の自重降下が防止される。この状態で、ボールチェーン16を再度矢印Aの方向に引いた後に手を離すと、ストッパー装置24の自重降下防止動作が解除されて、第1巻取軸9から第1昇降コード6が巻き戻されて、中間レール3が降下する。
一方、ボールチェーン16を図2の矢印Bの方向に引くと、その力によって生じた回転力がプーリー15を介して、図3に示す第1及び第2伝達クラッチ20,21に伝達される。そして、この回転力は、第1及び第2伝達クラッチ20,21の作用によって、第2駆動軸12にのみ伝達される。第2駆動軸12の回転によって、ヘッドボックス1内で支持部材8に回転可能に支持された第2巻取軸10が図3の矢印Bの方向に回転し、第2昇降コード7が螺旋状に巻き取られて、第2昇降コード7の先端に取着されたボトムレール5が上昇する。
この状態でボールチェーン16から手を離すと、ストッパー装置24が作動してボトムレール5の自重降下が防止される。この状態で、ボールチェーン16を再度矢印Bの方向に引いた後に手を離すと、ストッパー装置24の自重降下防止動作が解除されて、第2巻取軸10から第2昇降コード7が巻き戻されて、ボトムレール5が降下する。
ヘッドボックス1の他方の端部には、第1巻取軸9からの第1昇降コード6の最大巻戻し量を設定して、中間レール3の下限位置を設定する中間リミット装置37と、第2巻取軸10からの第2昇降コード7の最大巻戻し量を設定して、ボトムレール5の下限位置を設定する下限リミット装置38が配設されている。
ここで、図4〜図5を用いて、中間リミット装置37及び下限リミット装置38の詳細を説明する。下限リミット装置38は、公知の機構であり、中間リミット装置37は、中間リミット装置37を第1駆動軸11に対して連結及び分離可能な連結分離レバー(連結分離部)55を備える点を特徴としている。
中間リミット装置37は、第1ネジ軸44と、第1ネジ軸44の回転に伴って第1ネジ軸44に沿って移動する第1スライダ48と、第1スライダ48の移動を規制する第1当接部52とを備える。下限リミット装置38は、第2ネジ軸45と、第2ネジ軸45の回転に伴って第2ネジ軸45に沿って移動する第2スライダ49と、第2スライダ49の移動を規制する第2当接部53とを備える。第1及び第2ネジ軸44,45は、それぞれ、第1及び第2ネジ軸サポート58,59に回転可能に支持されている。連結分離レバー55は、第1ネジ軸サポート58に連結されており、連結分離レバー55をスライド移動させることによって、第1ネジ軸サポート58とこれに支持されている部材を一体的にスライド移動させて、分離状態(図4(a)に示す状態)と連結状態(図5(a)〜(b)に示す状態)を切り替えることができる。また、図4(c)に示すように、連結分離レバー55は、上面に突起61を有しており、図4(a)及び(c)に示すように、第2ネジ軸サポート59は、3つの開口70、71、72を備えている。分離状態では、突起61が中央の開口70と係合してその状態が維持され、連結状態では、突起61が右側の開口71と係合してその状態が維持される。本実施形態のように第1駆動軸11が中間リミット装置37の右側にある場合(例:右操作の日射遮蔽材昇降装置の場合)には、左側の開口72は使用されない。一方、第1駆動軸11が中間リミット装置37の左側にある場合(例:左操作の日射遮蔽材昇降装置の場合)には、右側の開口71が使用されず、突起61が中央の開口70と左側の開口72の間で移動することによって、中間リミット装置37と第1駆動軸11の分離と連結が切り替えられる。
第2ネジ軸45は、第2駆動軸12と常時連結されており、第2駆動軸12と共に回転する。第2ネジ軸45は、左ネジであり、第2スライダ49の内面は、第2ネジ軸45のネジ山に係合する雌ねじになっており、かつ第2スライダ49は回転が規制されているので、第2駆動軸12が矢印Bの方向(第2昇降コード7の巻取方向)に回転すると、第2昇降コード7が第2巻取軸10に巻き取られてボトムレール5が上昇すると共に、第2スライダ49が矢印Dの方向(第2当接部53から離れる方向)に移動する。次に、上述した方法でストッパー装置24の自重降下防止動作を解除してボトムレール5を自重降下させると、第2巻取軸10が矢印Bの反対方向(第2昇降コード7の巻戻方向)に回転して第2昇降コード7が巻き戻されると共に、第2駆動軸12が回転され、それに伴って第2ネジ軸45が回転され、第2スライダ49が矢印Eの方向(第2当接部53に近づく方向)に移動する。第2スライダ49が第2当接部53に当接すると、第2ネジ軸45の回転が停止され、それに伴って第2駆動軸12及び第2巻取軸10の回転が停止されて、ボトムレール5が下限位置で停止する。このボトムレール5の下限位置は、プリーツスクリーンの製造時又は設置時に特定の位置に設定され、設置後は、ヘッドボックス1を分解することなく下限位置を変更することができない。
これに対して、第1ネジ軸44は、第1駆動軸11に対して連結及び分離可能になっている。図4(a)は、第1ネジ軸44が第1駆動軸11から分離されている状態であり、第1駆動軸11の回転は、第1ネジ軸44には伝達されない。第1駆動軸11側には係合突起67が設けられており、中間リミット装置37側では、係合突起67に係合可能な突起を有するヘッド部63がバネ65によって第1駆動軸11に近づく方向に付勢されている。そして、連結分離レバー55を矢印Eの方向にスライド移動させると、図5(b)に示すように、ヘッド部63の突起が係合突起67と係合して、第1駆動軸11と中間リミット装置37の連結が完了する。この状態では、第1駆動軸11の回転がヘッド部63を通じて第1ネジ軸44に伝達される。なお、連結分離レバー55をスライドさせた直後にはヘッド部63の突起と係合突起67が図5(a)に示すように頭頂部同士で当接して係合しない場合があるが、ヘッド部63がバネ65によって付勢されているので、第1駆動軸11がわずかに回転して、ヘッド部63の突起と係合突起67の相対角度がわずかに変化すると両者は容易に係合して図5(b)のような係合状態になる。
ここで、中間レール3の下限位置の設定方法について説明する。中間リミット装置37の基本的な動作原理は、下限リミット装置38と同様であり、第1スライダ48が第1当接部52に当接することによって第1ネジ軸44の回転が停止され、それに伴って第1駆動軸11及び第1巻取軸9の回転が停止されて中間レール3がそれ以上降下しないようになる(なお、第1ネジ軸44は、右ネジであるので、第1スライダ48は、第1駆動軸11が矢印Aの方向に回転したときに矢印Dの方向に移動する。)。
しかし、中間リミット装置37は第1駆動軸11から分離可能であるので、中間リミット装置37を第1駆動軸11から分離することによって、第1スライダ48が第1当接部52に当接している状態であっても、第1駆動軸11及び第1巻取軸9を自由に回転させることができるようになる。そして、中間レール3を所望の高さに設定した後に、中間リミット装置37と第1駆動軸11を連結すると、連結時の中間レール3の高さが新たな下限位置となる。従って、中間レール3の下限位置は、中間リミット装置37と第1駆動軸11の分離→中間レール3の移動→中間リミット装置37と第1駆動軸11の連結というシンプルな作業で、自由に設定することができる。この方法によれば、ヘッドボックスを分解することなく、中間レール3の下限位置を容易に変更することができる。
(変形例)
上記実施形態では、中間リミット装置37を第1駆動軸11の軸方向にスライドさせることによって、中間リミット装置37と第1駆動軸11の分離及び連結を行なっているが、分離及び連結の方法は、これに限定されず、例えば、中間リミット装置37を上下方向にスライドさせたり、中間リミット装置37を傾斜させたりするといった方法を採用してもよい。
上記実施形態では、バネ65で付勢されたヘッド部63の突起と係合突起67とを係合させることによって、中間リミット装置37と第1駆動軸11を連結させているが、連結機構は、別の構成であってもよく、例えば、第1ネジ軸44と第1駆動軸11を直接当接させて、対向面間の摩擦力によって両者を連結してもよい。
上記実施形態では、第1駆動軸11の回転に伴って第1ネジ軸44を回転させることによって第1スライダ48を移動させているが、スライダの移動方法には、別の構成を採用してもよく、例えば外周に雄ねじが形成されたスライダを、内周に雌ねじが形成されたネジ筒内に挿入し、第1駆動軸11の回転に伴ってネジ筒を回転させることによってスライダを移動させてもよい。また、リミット装置の構成は、上記実施形態のものに限定されず、日射遮蔽材が特定位置まで降下したときに巻取軸の回転を規制することができるものであれば、別の構成のものを採用してもよい。
上記実施形態では、中間レール3を自重降下させる場合の下限を設定しているが、日射遮蔽材は、手動又は電動で降下させてもよい。
上記実施形態では、リミット装置と駆動軸の連結及び分離機構によって中間レール3の下限位置変更を可能にしているが、この機構は、巻取軸の回転によって日射遮蔽材を昇降させる種々の日射遮蔽装置に適用可能である。従って、シングル又はペアタイプのプリーツスクリーンのボトムレール又は横型ブラインドのボトムレールの下限位置変更を可能にするために適用してもよく、たくし上げカーテンやロールブラインドに適用してもよい。たくし上げカーテンにはボトムレールは無いが、巻取軸から昇降コードを巻き戻してカーテンを下降させるという点で上記実施形態と技術的に共通しており、ロールブラインドには昇降コードはないが、巻取軸からスクリーンを巻き戻してスクリーンを下降させるという点で上記実施形態と技術的に共通している。
1:ヘッドボックス
2:上部スクリーン
3:中間レール
4:下部スクリーン
5:ボトムレール
6:第1昇降コード
7:第2昇降コード
8:支持部材
9:第1巻取軸
10:第2巻取軸
11:第1駆動軸
12:第2駆動軸
15:プーリー
16:ボールチェーン
20:第1伝達クラッチ
21:第2伝達クラッチ
24:ストッパー装置
36:ガバナー装置
37:中間リミット装置
38:下限リミット装置
39:ピッチ保持コード
43:保持部
44:第1ネジ軸
45:第2ネジ軸
48:第1スライダ
49:第2スライダ
52:第1当接部
53:第2当接部
55:連結分離レバー(連結分離部)
58:第1ネジ軸サポート
59:第2ネジ軸サポート
61:突起
63:ヘッド部
65:バネ
67:係合突起
70、71、72:開口

Claims (6)

  1. ヘッドボックスと、前記ヘッドボックス内に収容され且つ回転によって日射遮蔽材を昇降させる巻取軸と、前記巻取軸を回転させる駆動軸と、前記日射遮蔽材が下限に到達したときに前記駆動軸の回転を規制するリミット装置と、前記リミット装置を前記駆動軸に対して連結及び分離可能な連結分離部とを備える、日射遮蔽材昇降装置。
  2. 前記リミット装置は、前記駆動軸の延長線上に配置され、前記連結分離部は、前記リミット装置を前記駆動軸の軸方向に移動させることによって前記リミット装置を前記駆動軸に対して連結及び分離する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記リミット装置は、前記駆動軸に対向する面に、前記駆動軸に係合可能なヘッド部を有し、前記ヘッド部は、前記駆動軸に近づく方向に付勢される、請求項1又は請求項2に記載の装置。
  4. 前記リミット装置は、ネジ軸と、前記ネジ軸の回転に伴って前記ネジ軸に沿って移動するスライダと、前記スライダの移動を規制する当接部とを備え、前記ネジ軸は、前記リミット装置が前記駆動軸に連結されている際に前記駆動軸の回転に伴って回転する、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の装置。
  5. 前記日射遮蔽材の下側に一端が取着され且つ前記巻取軸に他端が取着された昇降コードをさらに備え、前記昇降コードが前記巻取軸に巻取り及び巻戻しされることによって、前記日射遮蔽材が昇降される、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の装置。
  6. 前記昇降コードの一端は、前記日射遮蔽材の下側に設けられた中間レール又はボトムレールに取着される、請求項5に記載の装置。
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