JPH0828168A - ロールスクリーンのスクリーン停止装置 - Google Patents

ロールスクリーンのスクリーン停止装置

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JPH0828168A
JPH0828168A JP18278094A JP18278094A JPH0828168A JP H0828168 A JPH0828168 A JP H0828168A JP 18278094 A JP18278094 A JP 18278094A JP 18278094 A JP18278094 A JP 18278094A JP H0828168 A JPH0828168 A JP H0828168A
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winding pipe
pulley
pipe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取パイプをサイドプレートから取外すこと
なくスクリーンの最下降位置の設定を行うことができる
ようにするとともに、ボールチェーンの外観を向上させ
る。 【構成】 スクリーン停止装置12は、プーリ32を回
転自在に支持するとともに、一端が上記サイドプレート
48に回転可能な状態と回転不可能な状態とを切換え可
能に支持される主軸38と、主軸38の他端に一体に連
結されるボルト軸16と、ボルト軸16のねじ部16a
に軸方向に移動可能にねじ込まれるとともに、上記巻取
パイプ14に一体回転可能に連結される移動こま18
と、プーリ32からの回転力によって巻取パイプ14と
主軸38との締結を解除させる一方、巻取パイプ14か
らの回転力によって巻取パイプ14と主軸38とを締結
させるように作用するクラッチばね30及び31と、を
有する。ボルト軸16には、移動こま18の軸方向への
所定量以上の移動を規制する規制部16bが形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールスクリーンのス
クリーン停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロールスクリーンのスクリーン停
止装置としては、次のようなものがある。すなわち、チ
ェーン式ロールスクリーンの場合は、これの適宜位置に
逆巻き防止コネクタが取付けられているボールチェーン
を操作してプーリを回転駆動させることにより、スクリ
ーンの昇降が行われる。詳しくは、スクリーンの上昇操
作は、ボールチェーンの一方側を連続して引き続けるこ
とにより、プーリを回転させ続け、巻取パイプにスクリ
ーンを巻取らせることにより行われる。完全に上昇させ
たときのスクリーンの停止及び昇降途中でのスクリーン
の停止は、ボールチェーンの操作を停止することにより
行われる。すなわち、ボールチェーンの操作を停止する
ことにより、プーリの回転を停止させ、スクリーンなど
の自重により巻取パイプをスクリーン巻解き方向に若干
回転させて、クラッチばねにより巻取パイプの回転を拘
束させることにより行われる。また、スクリーンの下降
操作は、ボールチェーンの他方側を連続して引き続ける
ことにより、プーリを回転させ続け、巻取パイプからス
クリーンを巻解かせることにより行われる。スクリーン
が最下降位置まで下降すると、逆巻き防止コネクタがプ
ーリに引っ掛かり、プーリの回転が拘束されて、スクリ
ーンが停止する。これにより、ボールチェーンに逆巻き
防止コネクタが取付けられていないもののように、スク
リーンが最下降位置まで下降したにもかかわらず、ボー
ルチェーンをさらに引き続けてしまい、巻取パイプを回
転させ続けて、巻取パイプにスクリーンを逆方向に巻取
らせてしまうというようなことを防止することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロールスクリーンのスクリーン停止装置では、ボー
ルチェーンに逆巻き防止コネクタを取付けるようにして
いるため、ボールチェーンの外観が悪いという問題があ
る。この問題を解決するものとして、実公平6−559
号公報に示されるものがある。これに示されるロールス
クリーンのスクリーン停止装置は、サイドプレートに固
定される固定軸と、固定軸の延長上に設けられたボルト
軸と、ボルト軸に回転可能にねじ込まれているとともに
巻取パイプと一体回転するこまと、ボルト軸の所定位置
に固定されるコイルばねと、により構成される。このス
クリーン停止装置では、スクリーンを昇降させるとき
に、巻取パイプと一体に回転するこまが、ボルト軸上を
コイルばね方向に移動していき、コイルばねにより移動
が規制されたときに、スクリーンの昇降が停止するよう
に構成されている。これにより、ボールチェーンの外観
を良くするようにしている。しかしながら、この場合、
スクリーンの上下限位置を設定するには、上記スクリー
ン停止装置を巻取パイプからいちいち取外して行わなけ
ればならないため、作業効率が悪いという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸をサイド
プレートに回転可能な状態と回転不可能な状態とを切換
え可能に支持させ、主軸と一体にボルト軸を連結し、ボ
ルト軸に、これの規制部によって所定量以上の移動が規
制されるように軸方向へ移動可能にナット部材をねじ込
み、ナット部材と巻取パイプとを一体回転するように連
結し、クラッチばねの作用により、巻取パイプからの回
転力により巻取パイプと主軸とを締結させる一方、プー
リからの回転力により巻取パイプと主軸との締結を解除
させて、プーリと巻取パイプとを一体回転させることに
より、上記課題を解決する。すなわち、本発明のロール
スクリーンのスクリーン停止装置は、セットフレーム
(54)の両端に設けられるサイドプレート(48)
と、サイドプレート(48)によって両端が回転可能に
支持される巻取パイプ(14)と、巻取パイプ(14)
に一端側が巻取り及び巻解き可能に連結されているスク
リーン(58)と、巻取パイプ(14)を回転駆動可能
なプーリ(32)と、プーリ(32)の回転駆動を操作
可能な操作コード(56)と、を有するものにおいて、
上記プーリ(32)を回転自在に支持するとともに、一
端が上記サイドプレート(48)に回転可能な状態と回
転不可能な状態とを切換え可能に支持されている主軸
(38)と、主軸(38)の他端に一体に連結されてい
るボルト軸(16)と、ボルト軸(16)のねじ部(1
6a)に軸方向に移動可能にねじ込まれているととも
に、上記巻取パイプ(14)に一体回転可能に連結され
ているナット部材(18)と、プーリ(32)からの回
転力によって巻取パイプ(14)と主軸(38)との締
結を解除させる一方、巻取パイプ(14)からの回転力
によって巻取パイプ(14)と主軸(38)とを締結さ
せるように作用するクラッチばね(30、31)と、を
有しており、ボルト軸(16)には、ナット部材(1
8)の所定量以上の軸方向への移動を規制する規制部
(16b)が形成されている、ことを特徴とする。な
お、かっこ内の符号は、後述する実施例の対応する部材
を示す。
【0005】
【作用】スクリーンの最下降位置の設定は次のように行
われる。まず、スクリーンを巻取パイプに完全に巻取る
とともに、ナット部材をボルト軸の規制部に接触させた
状態を保ちながら、サイドプレートに主軸を取付ける。
主軸は、回転自在な状態にしておく。次に、巻取パイプ
から手を離す。これにより、スクリーンなどの自重によ
って巻取パイプにスクリーン巻解き方向への回転力が加
わる。これにより、巻取パイプは、主軸が回転自在な状
態であるため、これに回転を拘束する力が加えられず、
また、ナット部材が、ボルト軸の規制部に接触してお
り、それ以上の軸方向への移動が規制されているため、
ナット部材、ボルト軸及び主軸とともに一体に回転し始
める。したがって、スクリーンが巻取パイプから巻解か
れていく。スクリーンを所望の位置まで下降させた後、
巻取パイプをこれの回転が停止するように手で押さえ
て、スクリーンの下降を停止させる。次に、巻取パイプ
を手で押さえたまま、主軸をサイドプレートに回転不可
能な状態に支持させる。これにより、スクリーンの最下
降位置が設定される。したがって、巻取パイプをサイド
プレートに取付けたまま、スクリーンの最下降位置の設
定を行うことができるため、設定作業が容易になる。
【0006】また、スクリーンの昇降は次のように行わ
れる。まず、上記設定された最下降位置からスクリーン
を上昇させる場合、操作コードの一方側を引き下ろし
て、プーリをスクリーン巻取り方向に回転させる。これ
により、クラッチばねが締結解除方向に作用して、主軸
と巻取パイプとの締結が解除され、巻取パイプは、プー
リと一体に回転してスクリーンを巻取っていく。このと
き、巻取パイプの回転に伴ってナット部材が回転するた
め、ナット部材はボルト軸上を規制部から離れる方向に
移動していく。スクリーンを所望の位置まで上昇させた
後、操作コードの操作を停止し、これから手を離す。こ
れにより、スクリーンは、これの自重によって、巻取パ
イプにスクリーン巻解き方向への回転力を加える。この
ため、クラッチばねが締結方向に作用して、巻取パイプ
は、主軸と締結されるので、これの回転が拘束される。
これにより、スクリーンが上記所望の位置で停止する。
次に、スクリーンを下降させる場合、操作コードの他方
側を引き下ろして、プーリをスクリーン巻解き方向に回
転させる。これにより、クラッチばねが締結解除方向に
作用して、主軸と巻取パイプとの締結が解除され、巻取
パイプは、プーリと一体に回転してスクリーンを巻解い
ていく。このとき、巻取パイプの回転に伴ってナット部
材が回転するため、ナット部材はボルト軸上を規制部方
向に移動していく。ナット部材は、規制部に接触する位
置まで移動したら、それ以上移動することができないた
め、回転が拘束される。これにより、巻取パイプの回転
も拘束されるため、プーリは回転が拘束され、操作コー
ドの他方側を操作することができなくなる。したがっ
て、スクリーンは、設定された最下降位置で停止する。
上述のように、操作コードは、プーリを回転駆動させる
ためだけに使用すればよいので、これにプーリの回転を
拘束するための逆巻き防止コネクタのような部材を設け
る必要がない。したがって、操作コードの外観が向上す
る。
【0007】
【実施例】図1に本発明のロールスクリーン10のスク
リーン停止装置12の分解斜視図を示す。スクリーン停
止装置12は、巻取パイプ14と、ボルト軸16と、移
動こま(ナット部材)18と、Eリング20と、ケース
22と、クラッチばね受け24と、クラッチリング26
と、2つのワッシャ28及び29と、2つのクラッチば
ね30及び31と、プーリ32と、ベアリングカラー3
4と、ベアリング36と、主軸38と、プーリカバー4
0と、支持部材42と、フック44と、ばね46と、サ
イドプレート48と、固定部材50と、プレートカバー
52と、を有している。巻取パイプ14は、これの内周
面に円周方向に所定間隔をあけて3つの突条14aが形
成されている。ボルト軸16には、これの一端側にこれ
のねじ部16aよりも大径のつば状の規制部16bが形
成されており、これの他端側の軸心部に6角穴16cが
形成されている。移動こま18は、これの外周面に巻取
パイプ14の突条14aにそれぞれはめあわせ可能な3
つの溝部18aがそれぞれ形成されており、これの軸心
部にボルト軸16にねじ込み可能なめねじ部18bが形
成されている。ケース22は、巻取パイプ14に挿入可
能な挿入部22aと、挿入部22aの一端に形成されて
おり巻取パイプ14の外径部と同径のつば部22bと、
を有している。挿入部22aの外周面には、これの円周
方向に巻取パイプ14の突条14aにそれぞれはめ合わ
せ可能な3つの溝部22eが形成されている。つば部2
2bの端部から挿入部22aの軸方向所定位置まで空間
部22cが形成されている。空間部22cの内周面に
は、内径方向に突出する突出部22fが円周方向に所定
幅で形成されている。挿入部22aの空間部22cが形
成されていない部分の軸心部には、空間部22cよりも
小径の小径穴22dが貫通している。クラッチばね受け
24は、これの一端に形成されるつば部24aと、つば
部24aから軸方向所定位置まで形成されておりつば部
24aより小径の大径部24bと、大径部24bから肩
部を形成して形成される小径部24cと、から構成され
ている。大径部24bの外周面には、つば部24a側端
部から軸方向所定位置まで軸方向に突条24dが形成さ
れている。クラッチばね受け24の軸心部には、6角穴
24eが貫通している。クラッチリング26は、円筒状
の形状を有しており、これの円周方向所定位置に軸方向
に貫通するすり割り状の切欠部26aが形成されてい
る。クラッチばね30及び31は、これらの両端部がそ
れぞれ外径方向に突出するように折り曲げられることに
より、つめ部30a及び31aがそれぞれ形成されてい
る。プーリ32は、これの一端側から軸方向に突出する
半円筒状の突出片32aが形成されており、軸心部に貫
通穴32bが形成されている。ベアリングカラー34
は、これの一端側の円周方向に等間隔をあけた6か所に
溝部34aが形成されている。主軸38は、これの一端
側の軸心部に6角穴38aが形成されている円筒状部3
8bと、円筒状部38bと同心に軸方向に延びる大6角
軸部38cと、大6角軸部38c端部からこれと同心に
延びる大6角軸部38cよりも細い円柱状部38dと、
円柱状部38dの端部からこれと同心に延びる円柱状部
38dよりも細い小6角軸部38eと、から構成されて
いる。プーリカバー40は、これの円周方向90度おき
に3つの溝部40aが形成されている。また、プーリカ
バー40の中心部には、主軸38の円筒状部38bを回
転可能にはめあわせ可能な穴部40bが形成されてい
る。支持部材42は、これの図2中上方に略逆「T」字
状溝42aが形成されており、これの中心部に主軸38
の円筒状部38bを回転可能にはめあわせ可能な穴部4
2bが形成されている。また、支持部材42の一方の面
には、3つの突起42cが形成されている。フック44
は、略「T」字状の形状を有しており、ばね46の端部
を挿入可能な凹部44aが形成されている。サイドプレ
ート48は、略逆「L」字状の形状を有しており、これ
の垂直面48aに6角穴48bと、支持部材42の突起
42cをはめ込み可能な穴部48cと、ばね46の端部
に挿入可能な凸部48dと、が形成されている。固定部
材50は、円盤状の頭部50aと、頭部50aから軸方
向に延びる6角軸部50bと、から構成されている。プ
レートカバー52は、サイドプレート48の垂直面48
aにこれの図1中下方からはめあわせ可能な形状を有し
ている。
【0008】図2に、スクリーン停止装置12が設けら
れている側のロールスクリーン10の部分断面図を示
す。サイドプレート48は、ロールスクリーン10を窓
枠(図示せず)に取付けるためのセットフレーム54の
両端に取付けられている(図2中左側端部のサイドプレ
ートは、図示を省略してある)。支持部材42は、これ
の突起42cがサイドプレート48の穴部48cにそれ
ぞれはめ合わされて、サイドプレート48に取付けられ
ている。フック44は、支持部材42の逆「T」字状溝
42aに図2中左右方向に揺動可能にはめ合わされてい
る。ばね46は、これの一端がフック44の凹部44a
に挿入されるとともに、これの他端にサイドプレート4
8の凸部48dが挿入されて、フック44とサイドプレ
ート48との間に配置されている。これにより、ばね4
6は、フック44を常時図2中左方向に押圧している。
プーリカバー40は、支持部材42の図2中左側に隣接
して配置されているとともに、これの溝部40aにフッ
ク44がはめ合わされて回転不可能に拘束されている。
主軸38は、これの円筒状部38bがプーリカバー40
の穴部40b及び支持部材42の穴部42bに回転可能
にはめ合わされている。固定部材50は、これの6角軸
部50bが、サイドプレート48の垂直面48aの図2
中右側からサイドプレート48の6角穴48bを貫通し
て主軸38の6角穴38aに着脱可能に挿入されてい
る。6角軸部50bが主軸38の6角穴38aに挿入さ
れることにより、主軸38は回転不可能に拘束される。
また、固定部材50は、これの頭部50aがサイドプレ
ート48の垂直面48aに接触することにより、それ以
上の挿入が制限されている。プレートカバー52は、サ
イドプレート48の垂直面48a及び固定部材50の頭
部50aを覆うようにサイドプレート48に着脱可能に
取付けられている。これにより、固定部材50の6角軸
部50bが主軸38の6角穴38から抜け出ることを防
止することができる。クラッチばね受け24は、これの
6角穴24eが主軸38の大6角軸部38cに一体回転
するようにはめ合わされている。ベアリングカラー34
は、クラッチばね受け24の小径部24cに相対回転可
能にはめ合わされている。ベアリングカラー34の各溝
部34aには、それぞれベアリング36が挿入されてい
る。プーリ32は、これの貫通穴32bにベアリングカ
ラー34を配置して設けられており、ベアリング36を
介してクラッチばね受け24に回転自在に支持されてい
る。また、プーリ32の外径部には、これを回転駆動可
能なボールチェーン(操作コード)56が巻掛けられて
いる。クラッチリング26は、クラッチばね受け24の
突条24dをこれの切欠部26aに挿入させて、クラッ
チばね受け24の大径部24bにはめ合わされている。
クラッチばね30及び31は、クラッチリング26の外
径部に締結及び締結を解除可能にはめ合わされている。
クラッチばね30及び31は、これらのつめ部30a及
び31aが、プーリ32の突出片32aの両側端部にそ
れぞれ接触しているとともに、ケース22の突出部22
fの両側端部に所定角度相対回転した後接触するように
配置されている。クラッチばね30及び31は、プーリ
32からの回転力が伝達される場合は、クラッチばね3
0及び31のつめ部30a及び31aがプーリ32の突
出片32aに押されて拡径されることにより、クラッチ
リング26との締結を解除されてプーリ32と一体に回
転するが、ケース22からの回転力が伝達される場合
は、クラッチばね30及び31のつめ部30a及び31
aがケース22の突出片22fに押されることにより、
縮径されてクラッチリング26と締結されるように構成
されている。ワッシャ28及び29は、これらの間にク
ラッチばね30及び31を挟んでクラッチリング26の
外径部に相対回転可能にはめ合わされている。ケース2
2は、これの溝部22eが巻取パイプ14の突条14a
に一体回転するようにはめ合わされて、これの挿入部2
2aが巻取パイプ14内に挿入されている。ケース22
のつば部22bが巻取パイプ14の図2中右側端部に接
触しており、ケース22のそれ以上の巻取パイプ14内
への挿入を規制している。また、ケース22は、これの
小径穴22dが主軸38の円柱状部38dに回転自在に
はめ合わされている。また、ケース22の空間部22c
には、ベアリングカラー34、クラッチリング26、ワ
ッシャ28、クラッチばね30及び31、ワッシャ28
及び29、及びプーリ32の突出片32aが配置されて
いる。Eリング20は、ケース22の図2中左側端部に
接触するように、主軸38の小6角軸部38eにはめ合
わされている。ボルト軸16は、これの6角穴16cが
主軸38の小6角軸部38eに一体回転するようにはめ
合わされている。移動こま18は、これのめねじ部18
bがボルト軸16のねじ部16aにねじ込まれている。
また、移動こま18は、これの溝部18aが巻取パイプ
14の突条14aにはめ合わされており、これによっ
て、巻取パイプ14と一体回転可能かつ軸方向に相対移
動可能とされている。巻取パイプ14には、スクリーン
58の一端が巻取り及び巻解き可能に連結されている。
スクリーン58の他端は、図4に示されるようにウエイ
トバー60に連結されている。
【0009】次に、スクリーン58の最下降位置の設定
について説明する。まず、図3に示されるように、スク
リーン58を巻取パイプ14に完全に巻取るとともに、
移動こま18をボルト軸16の規制部16bに接触させ
た状態を手で支えて維持させながら、支持部材42の穴
部42bに主軸38の円筒状部38bをはめ合わせるこ
とにより、巻取パイプ14の一端側を一方のサイドプレ
ート48に支持させるとともに、巻取パイプ14の他端
側も他方のサイドプレート48に回転自在に支持させ
る。ここで、プレートカバー52及び固定部材50は取
外したままの状態にして、主軸38を回転自在な状態に
しておく。次に、巻取パイプ14から手を離す。これに
より、スクリーン58及びウエイトバー60の自重によ
って巻取パイプ14にスクリーン58巻解き方向への回
転力が加わる。これにより、巻取パイプ14は、主軸3
8が回転自在な状態であるため、これに回転を拘束する
力が加えられず、また、移動こま18が、ボルト軸16
の規制部16bに接触しており、それ以上の軸方向への
移動が規制されているため、移動こま18、ボルト軸1
6及び主軸38とともに一体に回転し始める。したがっ
て、スクリーン58が巻取パイプ14から巻解かれてい
く。スクリーン58を図4に示される所望の位置まで下
降させた後、巻取パイプ14をこれの回転が停止するよ
うに手で押さえて、スクリーン58の下降を停止させ
る。次に、巻取パイプ14を手で押さえたまま、固定部
材50の6角軸部50bを、サイドプレート48の図4
中右側からサイドプレート48の6角穴48bを貫通さ
せて、主軸38の6角穴38aに挿入する。次に、プレ
ートカバー52をサイドプレート48の下方から押し上
げて、図5に示されるようにサイドプレート48に取付
ける。これにより、固定部材50が主軸38の6角穴3
8aから抜け出ることをプレートカバー52によって防
止されるため、主軸38がサイドプレート48に回転不
可能に支持される。これにより、スクリーン58の最下
降位置が設定される。以上のようにして、巻取パイプ1
4をサイドプレート48に取付けたまま、スクリーン5
8の最下降位置の設定を行うことができるため、設定作
業が容易になる。
【0010】次に、スクリーン58の昇降時の作用につ
いて説明する。まず、図5に示される最下降位置からス
クリーン58を上昇させる場合、ボールチェーン56の
一方側を引き下ろす。これにより、プーリ32は、スク
リーン58巻取り方向に回転するため、これの突出片3
2aがクラッチばね30及び31のつめ部30a及び3
1aをそれぞれ押圧して、クラッチばね30及び31を
拡径させる。このため、クラッチばね30及び31は、
クラッチリング26との締結が解除され、プーリ32と
ともに回転する。プーリ32は、クラッチばね30及び
31とともに所定角度回転した後、これの突出片32a
がクラッチばね30及び31のつめ部30a及び31a
を介してケース22の突出部22fに接触し、ケース2
2と一体に回転するように連結される。これにより、プ
ーリ32の回転がケース22を介して巻取パイプ14に
伝達され、巻取パイプ14がスクリーン58を巻取って
いく。このとき、巻取パイプ14の回転に伴って移動こ
ま18が回転するため、移動こま18はボルト軸16の
ねじ部16aを図6中右方向に移動していく。スクリー
ン58を所望の位置まで上昇させた後、ボールチェーン
56の操作を停止し、これから手を離す。これにより、
スクリーン58は、これの自重によって、巻取パイプ1
4にスクリーン58巻解き方向への回転力を加える。こ
のため、ケース22は、巻取パイプ14とともにスクリ
ーン58巻解き方向に回転しようとするが、所定角度回
転した後これの突出部22fがクラッチばね30及び3
1のつめ部30a及び31aを押圧する。このため、ク
ラッチばね30及び31は、縮径されてクラッチリング
26と締結されるので、ケース22の回転が拘束され
る。したがって、巻取パイプ14も回転が拘束されるた
め、スクリーン58が上記所望の位置で停止する。次
に、スクリーン58を下降させる場合、ボールチェーン
56の他方側を引き下ろす。これにより、プーリ32
は、スクリーン58巻解き方向に回転するため、これの
突出片32aがクラッチばね30及び31のつめ部30
a及び31aをそれぞれ押圧して、クラッチばね30及
び31を拡径させる。このため、クラッチばね30及び
31は、クラッチリング26との締結が解除され、プー
リ32とともに回転する。プーリ32は、クラッチばね
30及び31とともに所定角度回転した後、これの突出
片32aがクラッチばね30及び31のつめ部30a及
び31aを介してケース22の突出部22fに接触し、
ケース22と一体に回転するように連結される。これに
より、プーリ32の回転がケース22を介して巻取パイ
プ14に伝達され、巻取パイプ14がスクリーン58を
巻解いていく。このとき、巻取パイプ14の回転に伴っ
て移動こま18が回転するため、移動こま18はボルト
軸16のねじ部16aを、図6中左方向に移動してい
く。移動こま18は、図5に示されるように、ボルト軸
16の規制部16bに接触する位置まで移動したら、そ
れ以上移動することができないため、回転が拘束され
る。これにより、巻取パイプ14の回転も拘束されるた
め、ボールチェーン56を引き下ろすことができなくな
る。したがって、スクリーン58は、設定された最下降
位置で停止する。上述のように、ボールチェーン56
は、プーリ32を回転駆動させるためだけに使用すれば
よいので、これにプーリ32の回転を拘束するための逆
巻き防止コネクタのような部材を設ける必要がない。こ
のため、ボールチェーン56の外観が向上する。
【0011】なお、上記実施例では、スクリーン58の
設定最下降位置をスクリーン58が巻取パイプ14から
完全に巻解かれていない所望の位置に設定したが、これ
に限るものではなく、スクリーン58が巻取パイプ14
から完全に巻解かれた位置に設定してもよい。また、ク
ラッチ機構は、ケース22の突出部22f、クラッチば
ね受け24、クラッチリング26、クラッチばね30及
び31、及びプーリ32の突出片32aから構成される
ものとしたが、これに限るものではなく、クラッチばね
30及び31を直接主軸38の外周側に配置して、クラ
ッチばね30及び31が縮径させられた際、これらが主
軸38と締結される一方、これらが拡径させられた際、
主軸38との締結が解除されるように構成することもで
きる。また、上記実施例では、主軸38のサイドプレー
ト48に対する回転自在な状態と回転不可能な状態との
切換えを、固定部材50によって行ったが、必ずしもこ
れに限るものではない。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、主軸をサイドプレート
に回転可能な状態と回転不可能な状態とを切換え可能に
支持させ、主軸と一体にボルト軸を連結し、ボルト軸
に、これの規制部によって所定量以上の移動が規制され
るように軸方向へ移動可能にナット部材をねじ込み、ナ
ット部材と巻取パイプとを一体回転するように連結し、
クラッチばねの作用によって、巻取パイプからの回転力
により巻取パイプと主軸とを締結させる一方、プーリか
らの回転力により巻取パイプと主軸との締結を解除させ
て、プーリと巻取パイプとを一体に回転させる構造にす
る。これにより、スクリーンの最下降位置の設定は、主
軸をサイドプレートに対して回転可能な状態にすること
により、巻取パイプを回転自在な状態にして、スクリー
ンの最下降位置を所望の位置に位置決めし、この後、主
軸をサイドプレートに回転不可能な状態に支持させるこ
とにより行うことができる。したがって、巻取パイプを
サイドプレートに取付けた状態のまま、スクリーンの最
下降位置の設定を行うことができるため、設定作業が容
易になる。また、スクリーンの停止は、移動こま、ボル
ト軸の規制部、及びクラッチばねなどにより行うことが
できるため、操作コードは、プーリを回転駆動させるた
めだけに使用される。したがって、操作コードにスクリ
ーンを停止させるための逆巻き防止コネクタのような部
材を設ける必要がないので、操作コードの外観が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリーン停止装置の分解斜視図であ
る。
【図2】スクリーン停止装置が設けられている側のロー
ルスクリーンの部分断面図である。
【図3】巻取パイプをサイドプレートに取付けた状態を
示す図である。
【図4】スクリーンを最下降位置まで下降させた状態を
示す図である。
【図5】スクリーンの最下降位置を設定した状態を示す
図である。
【図6】スクリーンを昇降させている途中の状態を示す
図である。
【符号の説明】
10 ロールスクリーン 12 スクリーン停止装置 14 巻取パイプ 16 ボルト軸 16a ねじ部 16b 規制部 18 移動こま(ナット部材) 30、31 クラッチばね 32 プーリ 38 主軸 48 サイドプレート 54 セットフレーム 56 ボールチェーン(操作コード) 58 スクリーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットフレーム(54)の両端に設けら
    れるサイドプレート(48)と、 サイドプレート(48)によって両端が回転可能に支持
    される巻取パイプ(14)と、 巻取パイプ(14)に一端側が巻取り及び巻解き可能に
    連結されているスクリーン(58)と、 巻取パイプ(14)を回転駆動可能なプーリ(32)
    と、 プーリ(32)の回転駆動を操作可能な操作コード(5
    6)と、 を有する、 ロールスクリーンのスクリーン停止装置(12)におい
    て、 上記プーリ(32)を回転自在に支持するとともに、一
    端が上記サイドプレート(48)に回転可能な状態と回
    転不可能な状態とを切換え可能に支持されている主軸
    (38)と、 主軸(38)の他端に一体に連結されているボルト軸
    (16)と、 ボルト軸(16)のねじ部(16a)に軸方向に移動可
    能にねじ込まれているとともに、上記巻取パイプ(1
    4)に一体回転可能に連結されているナット部材(1
    8)と、 プーリ(32)からの回転力によって巻取パイプ(1
    4)と主軸(38)との締結を解除させる一方、巻取パ
    イプ(14)からの回転力によって巻取パイプ(14)
    と主軸(38)とを締結させるように作用するクラッチ
    ばね(30、31)と、 を有しており、 ボルト軸(16)には、ナット部材(18)の所定量以
    上の軸方向への移動を規制する規制部(16b)が形成
    されている、 ことを特徴とするロールスクリーンのスクリーン停止装
    置。
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