JP3219260B2 - ロールスクリーン装置 - Google Patents

ロールスクリーン装置

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JP3219260B2
JP3219260B2 JP05307994A JP5307994A JP3219260B2 JP 3219260 B2 JP3219260 B2 JP 3219260B2 JP 05307994 A JP05307994 A JP 05307994A JP 5307994 A JP5307994 A JP 5307994A JP 3219260 B2 JP3219260 B2 JP 3219260B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールスクリーン装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロールスクリーン装置としては、
例えば、プーリの回転が直接巻取パイプに伝達される構
造であり、プーリに巻掛けられているボールチェーンを
引く操作を繰り返して行うことによりプーリを連続して
回転させて、スクリーンの巻取り及び巻解き操作を行う
チェーン式ロールスクリーン装置がある。また、プーリ
と巻取パイプとの間にクラッチ機構が設けられており、
プーリに巻掛けられているボールチェーンの巻取り側を
引っ張った状態に維持し続けることにより、クラッチ機
構を作動させて巻取パイプに自動的にスクリーンの巻取
り操作を行わせるチェーン式のワンタッチ巻取りロール
スクリーン装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロールスクリーン装置では、次のような問題があ
る。すなわち、チェーン式ロールスクリーン装置の場
合、スクリーンの巻取り及び巻解きは、ボールチェーン
を引く操作を繰り返すことにより行われるため、操作が
面倒であるという問題がある。また、チェーン式のワン
タッチ巻取りロールスクリーン装置の場合、スクリーン
の巻取り中は、ボールチェーンを引っ張った状態に維持
し続けなければならないという問題がある。上記問題を
解決するものとして、本出願人が先に出願した特願平5
−193052号に示されるものがある。これに示され
るロールスクリーン装置は、巻取パイプに、巻取スプリ
ングの弾性力を作用可能なクラッチ装置が設けられてい
る。クラッチ装置は、サイドプレートに固定されている
固定軸と、固定軸に相対回転可能に支持されているとと
もに巻取パイプに一体回転可能に連結されているパイプ
受けと、固定軸に相対回転可能にはめ合わされているプ
ーリと、プーリと所定角度相対回転可能であるとともに
一体回転するように連結可能な回転筒と、プーリと回転
筒との相対回転により、回転筒とパイプ受けとを連結可
能及び連結を解除可能なボールと、回転筒に一端が連結
されており、回転筒がスクリーンを巻解く方向に回転す
ると押し拡げられて回転筒と固定軸との締結を解除し、
回転筒がスクリーンを巻取る方向に回転すると、締まっ
て回転筒と固定軸とを締結する一方向クラッチばねと、
を有する。しかしながら、上記特願平5−193052
号に示されるものでは、スクリーンの巻取途中にスクリ
ーンを停止させようとすると、スクリーン巻取中には解
除状態であった一方向クラッチばねが、スクリーンを停
止させる操作を行うと瞬間的に固定軸を締め付けるた
め、回転筒に連結されている一方向クラッチばねの一端
に回転筒の慣性力が集中してしまう。このため、一方向
クラッチばねの一端部分が破損してしまう可能性がある
という問題がある。また、一方向クラッチばねの一端に
加わる負荷を減少させるものに、特開平4−14939
0号公報に示されるものがある。すなわち、巻取軸の一
端に設けられるクラッチ装置は、支持ブラケットに支持
されるスプリングシャフトと、スプリングシャフトに互
いに隣接して回転可能に支持される第1のスプリングド
ラム及び第2のスプリングドラムと、第1のスプリング
ドラムと第2のスプリングドラムとにわたって設けられ
るクラッチスプリングと、第1のスプリングドラムに中
間部が回動可能に支持されるとともにプーリの回転によ
り回転可能なクラッチアームと、を有する。クラッチス
プリングは、これの一端が第1のスプリングドラムに係
止され、これの他端がクラッチアームの先端部に係止さ
れている。プーリを介して第1のスプリングドラムが巻
取軸のスクリーン巻解き方向に回転すると、クラッチス
プリングが第1及び第2のスプリングドラムを締め付け
るため、第1及び第2のスプリングドラムが一体に回転
され、プーリが逆方向に回転してクラッチアームの先端
部が所定方向に回転すると、クラッチスプリングと第2
のスプリングドラムとの摩擦力が減少してクラッチスプ
リング内で第2のスプリングドラムが空転可能となる。
しかしながら、特開平4−149390号公報に示され
るものでも、クラッチスプリングが第1及び第2のスプ
リングドラムを締め付けるときに、瞬間的に大きなトル
クがかかると、クラッチスプリングの径が所定量以上に
縮まり、第1のスプリングドラムと第2のスプリングド
ラムとの合わせ目にクラッチスプリングが食い込んで、
動作不良を起こす可能性があるという問題がある。本発
明は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラッチアダ
プタとクラッチばね受けとが一方向クラッチばねにより
締結される際に、クラッチアダプタがクラッチばね受け
方向に押し出されるようにすることにより、上記課題を
解決する。すなわち、本発明のロールスクリーン装置
は、サイドプレート(14)に巻取パイプ(16)の両
端が回転可能に支持されており、巻取パイプ(16)に
は、スクリーン(18)の一端側が巻取り及び巻解き可
能に連結されているとともに、これに常時スクリーン
(18)巻取り方向に回転する力を加えている巻取スプ
リングが設けられており、巻取パイプ(16)には、こ
れに操作コード(22)により操作可能なプーリ(2
6)の回転を伝達可能であるとともに、巻取スプリング
の弾性力を作用可能なクラッチ装置(24)が設けられ
ている、ものにおいて、上記クラッチ装置(24)は、
上記サイドプレート(14)に回転不可能に取り付けら
れている固定軸(44)と、上記巻取パイプ(16)に
一体回転可能に連結されているパイプ受け(40)と、
固定軸(44)に相対回転可能にはめ合わされている上
記プーリ(26)と、プーリ(26)と所定角度相対回
転可能であるとともに一体回転するように連結可能なク
ラッチ(28)と、プーリ(26)とクラッチ(28)
との相対回転により、クラッチ(28)とパイプ受け
(40)とを連結可能及び連結を解除可能な係合子(3
0)と、クラッチ(28)と所定角度相対回転可能であ
るとともに、クラッチ(28)とは反対方向の軸方向へ
押し出されつつ一体回転するように連結可能なクラッチ
アダプタ(32)と、固定軸(44)に回転不可能に支
持されているとともに、クラッチアダプタ(32)の前
記クラッチ(28)と軸方向反対側でクラッチアダプタ
(32)相対回転可能にはめ合クラッチばね受け
(36)と、クラッチアダプタ(32)及びクラッチば
ね受け(36)にわたって設けられ、クラッチアダプタ
(32)を、これの回転方向によりクラッチばね受け
(36)に締結及び締結を解除可能な一方向クラッチば
ね(34)と、を有していることを特徴とする。なお、
かっこ内の数字は、後述する実施例の対応する部材を示
す。
【0005】
【作用】スクリーンを下降させる場合は、操作コードの
スクリーン下降操作側を下方に引き、プーリをスクリー
ン巻解き方向に回転させる。これにより、プーリとクラ
ッチとが一体に回転するため、クラッチは、クラッチア
ダプタと所定角度相対回転した後、クラッチアダプタに
クラッチばね受け方向への押し出し力を瞬時に加えつつ
クラッチアダプタと一体回転するように連結される。こ
のため、クラッチアダプタにスクリーン巻解き方向の回
転力が加えられるため、一方向クラッチばねが押し拡げ
られて、クラッチアダプタとクラッチばね受けとの締結
が解除され、クラッチアダプタの回転が許容される。こ
れにより、プーリ、クラッチ及びクラッチアダプタは一
体に回転していく。また、係合子は、クラッチとパイプ
受けとを連結可能な位置に位置しているため、パイプ受
けも巻取パイプとともにプーリと一体に回転する。した
がって、巻取パイプはスクリーンを巻解いていく。スク
リーンの下降を停止させる場合は、操作コードから手を
離し、プーリの回転を停止させる。これにより、巻取パ
イプは巻取スプリングの弾性力によりパイプ受けととも
にスクリーン巻取り方向に回転しようとする。また、係
合子によってパイプ受けとクラッチとが連結されている
ため、クラッチもパイプ受けと一体に回転しようとする
が、クラッチは、クラッチアダプタと所定角度相対回転
した後に連結されて、クラッチアダプタにクラッチばね
受け方向への押し出し力とスクリーン巻取り方向への回
転力とを瞬時に加える。これにより、クラッチアダプタ
とクラッチばね受けとの合わせ目に食い込むようなこと
なく一方向クラッチばねが締まり、クラッチアダプタと
クラッチばね受けとが締結されるので、クラッチアダプ
タの回転が拘束される。したがって、クラッチも回転が
拘束されるので、これと係合子により連結されているパ
イプ受けも回転が拘束される。これにより、巻取パイプ
の回転が停止する。スクリーンを上昇させる場合は、操
作コードのスクリーン上昇操作側を下方に引き、プーリ
をスクリーン巻取り方向に若干回転させ、プーリとクラ
ッチとを所定角度相対回転させる。これにより、係合子
がクラッチとパイプ受けとの連結を解除する位置に移動
する。このため、パイプ受けが回転自在な状態になるの
で、操作コードの引き下ろしを停止して手を離しても、
巻取パイプは、巻取スプリングの弾性力により回転し
て、スクリーンを巻取っていく。スクリーンを上昇途中
で停止させる場合は、操作コードのスクリーン下降操作
側を下方に引いて、プーリをスクリーン巻解き方向に若
干回転させ、プーリとクラッチとを所定角度相対回転さ
せる。これにより、係合子がクラッチとパイプ受けとを
連結する位置に移動する。このため、クラッチは、パイ
プ受けとともにスクリーン巻取り方向に回転しようとす
るが、このとき、クラッチアダプタにクラッチばね受け
方向への押し出し力とスクリーン巻取り方向への回転力
とを瞬時に加えるため、クラッチアダプタとクラッチば
ね受けとの合わせ目に食い込むようなことなく一方向ク
ラッチばねが締まり、クラッチアダプタはクラッチばね
受けに締結される。これにより、クラッチの回転が拘束
されるため、パイプ受けも回転不可能な状態になり、巻
取パイプの回転が停止する。
【0006】
【実施例】図1に本発明を実施したロールスクリーン装
置10の全体を示す。ロールスクリーン装置10を窓枠
に取り付けるためのセットフレーム12の両端にサイド
プレート14が設けられている。巻取パイプ16は、サ
イドプレート14によって回転可能に支持されている。
巻取パイプ16には、スクリーン18の一端側が巻取り
及び巻解き可能に連結されている。巻取パイプ16は、
図示していない巻取スプリングにより、常時スクリーン
18を巻取る方向への力が加えられている。スクリーン
18の他端側はウエイトバー20に連結されている。巻
取パイプ16の図1中左側端部にはホイールカバー46
が設けられており、これから巻取パイプ16を回転駆動
可能な操作チェーン(操作コード)22が導出されてい
る。操作チェーン22は、エンドレスのボールチェーン
である。
【0007】図2に巻取パイプ16の図1中左側端部に
配置されるクラッチ装置24の分解斜視図を示す。クラ
ッチ装置24は、固定軸44と、プーリ26と、クラッ
チ28と、係合子30と、クラッチアダプタ32と、一
方向クラッチばね34と、クラッチばね受け36と、第
1Eリング38と、パイプ受け40と、第2Eリング4
2と、から構成される。固定軸44は、セットフレーム
12に連結可能な連結片14aと、巻取パイプ16を支
持する支持片14bと、から構成されるサイドプレート
14の支持片14bに、巻取パイプ16内部方向に突出
させて固定されている。固定軸44は、サイドプレート
14に取り付けられる取付部44aと、取付部44aか
ら突出する軸部44bとから構成される。軸部44b
は、取付部44aから軸方向所定位置まで断面円形の形
状であり、その他の部分は円形断面を180度おきに円
の中心から所定寸法の直線に沿って切り落として外周に
曲面と平面とを交互に2つずつ形成した断面一部円形一
部非円形の形状である。また、軸部44bには、これの
断面一部円形一部非円形部の軸方向に所定間隔をあけた
2か所に第1Eリング38及び第2Eリング42を弾性
的にはめ込み可能な溝部43及び45が形成されてい
る。固定軸44の取付部44aには、ホイールカバー4
6が回転可能にはめ合わされている。また、固定軸44
の取付部44aには、これの図3中上部に切欠き部44
cが形成されている。この切欠き部44cには、レバー
48が配置されている。レバー48の底面と切欠き部4
4cの底面との間には、レバー48を常時取付部44a
の外径部方向に押圧するばね50が設けられている。こ
れにより、レバー48は、これに形成されている肩部4
8aによって常時ホイールカバー46の一部を図3中上
方に押圧する。ホイールカバー46は、レバー48の肩
部48aに押圧されることにより回転が拘束されてい
る。プーリ26は、操作チェーン22のボールを引っ掛
け可能な凹凸が全周に形成されている大径部26aと、
大径部26aから軸方向に突出する大径部26aよりも
径方向寸法が小さい小径部26bと、から構成されてい
る。小径部26bには円周方向に所定間隔をあけた3か
所に溝部52が形成されている。また、大径部26aに
は、所定の溝部52の両端部からそれぞれ小径部26b
の外周に沿って2つの切欠き部54a及び54bが形成
されている。それぞれの切欠き部54a及び54bの大
きさは、小径部26bの溝部52が形成されていない部
分と、上記所定の溝部52の両側にそれぞれ隣接する溝
部52と、をそれぞれ含んだ大きさである。プーリ26
は、これの回転中心に固定軸44の軸部44bの断面円
形部分に回転可能にはめ合わせ可能な貫通孔56が形成
されている。クラッチ28には、プーリ26の3つの溝
部52とそれぞれ対向する位置3か所にボール状の係合
子30をそれぞれ挿入可能な孔部58が形成されてい
る。所定の2つの孔部58の間からは、プーリ26の溝
部54bに案内されて移動可能にはめ合わされる脚部6
0aが軸方向に突出している。また、別の孔部58の両
端からは、プーリ26の切欠き部54aに案内されて移
動可能にはめ合わされる脚部60b及び60cが軸方向
にそれぞれ突出している。クラッチ28のプーリ26側
とは反対側の面には、円周方向対称位置2か所にテーパ
状に軸方向に突出する面を有するテーパ状係合部62が
形成されている。クラッチアダプタ32は、クラッチ2
8と径方向寸法が同じ外径の大径部32aと、大径部3
2aよりも径方向寸法が小さい小径部32bと、から構
成されている。大径部32aのクラッチ28と対向する
面には、これの円周方向対称位置2か所にクラッチ28
と同様のテーパ状係合部64が形成されている。クラッ
チ28とクラッチアダプタ32とは、所定角度相対回転
可能であるとともに、それぞれのテーパ状係合部62及
び64が接触した後は一体回転するように構成されてい
る。大径部32aのテーパ状係合部64が形成されてい
る面側(図中手前側の面)とは反対側の面(図中裏側の
面)には、後述する一方向クラッチばね34のつめ部6
8をはめ込み可能な挿入穴66が形成されている。一方
向クラッチばね34は、この実施例の場合コイルばねと
されており、これの一方の端部を軸方向に折り曲げたつ
め部68が形成されている。クラッチばね受け36は、
これの外径の大きさが、小径部36a、中径部36b、
大径部36cの順にそれぞれ肩部70及び72を形成し
て3段階に変化した形状をしている。クラッチばね受け
36の中心には、軸方向に固定軸44の軸部44bの断
面一部円形一部非円形部分とはまり合う形状の貫通孔7
4が形成されている。パイプ受け40は、大径の収容部
40bと小径の貫通孔76とにより構成される内部空間
を有する筒状に形成されており、これの貫通孔76をも
って固定軸44の軸部44bの先端の断面一部円形一部
非円形部分に回転可能にはめ合わされるようになってい
る。パイプ受け40の収容部40bは、これの開口端部
から軸方向所定位置において肩部80を形成して径方向
寸法が若干小さくなっている。また、パイプ受け40の
開口端部から肩部80までの内周面には、全周にわたっ
てスプライン孔状の係合部82が形成されている。パイ
プ受け40の開口端部には、つば84が形成されてい
る。パイプ受け40の外周面には、全周にわたってスプ
ライン軸状の係合部78が形成されている。
【0008】図3に組み立てられたクラッチ装置24の
断面図を示す。サイドプレート14は、これの連結片1
4aがセットフレーム12に連結されている。プーリカ
バー46及びレバー48は、上述のとおりサイドプレー
ト14の固定軸44に組み付けられている。プーリ26
は、これの貫通孔56が固定軸44の軸部44bの断面
円形部分に相対回転可能にはめ合わされている。プーリ
26の大径部26aの外周には、操作チェーン22が巻
掛けられている。クラッチばね受け36は、これの小径
部36aをプーリ26に隣接させて、これの貫通孔74
が固定軸44の軸部44bの断面一部円形一部非円形部
分に回転不可能にはめ合わされている。クラッチばね受
け36の小径部36aには、これの先端側にクラッチ2
8が相対回転可能にはめ合わされ、クラッチ28に隣接
してクラッチアダプタ32が相対回転可能にはめ合わさ
れている。クラッチ28とクラッチアダプタ32とは、
図4に示されるように、互いのテーパ状突出部62及び
64同士を隣接させるとともに、一方のテーパ状突出部
と他方のテーパ状突出部が形成されていない部分とを接
触させて配置されている。クラッチ28及びクラッチア
ダプタ32は、クラッチ28の端部がプーリ26に接触
しており、クラッチアダプタ32の小径部32b側端部
がクラッチばね受け36の肩部70に接触しているた
め、互いに軸方向への移動が拘束されている。クラッチ
アダプタ32の小径部32bとクラッチばね受け36の
中径部36bとにわたって一方向クラッチばね34がは
め合わされている。一方向クラッチばね34のつめ部6
8は、クラッチアダプタ32の挿入穴66にはめ込まれ
ている。一方向クラッチばね34は、これの一端がクラ
ッチアダプタ32の大径部32aに接触しており、これ
の他端がクラッチばね受け36の肩部72に接触してい
るため、軸方向への移動が拘束されている。一方向クラ
ッチばね34は、クラッチアダプタ32がスクリーン1
8を巻解く方向に回転すると、押し拡げられてクラッチ
アダプタ32とクラッチばね受け36との締結を解除
し、クラッチアダプタ32がスクリーン18を巻取る方
向に回転すると、締まってクラッチアダプタ32とクラ
ッチばね受け36とを締結する。クラッチばね受け36
の大径部36c端面と接触するように第1Eリング38
が固定軸44の溝部43に弾性的にはめ合わされてい
る。これにより、クラッチばね受け36の軸方向への移
動が拘束されている。パイプ受け40は、これの収容部
40bにクラッチ28、クラッチアダプタ32、クラッ
チばね受け36、一方向クラッチばね34及び第1Eリ
ング38を収容させて、これの貫通孔76が固定軸44
の軸部44bの断面一部円形一部非円形部分に相対回転
可能にはめ合わされている。パイプ受け40の図3中右
側の端面に接触して第2Eリング42が固定軸44の溝
部45に弾性的にはめ込まれている。パイプ受け40
は、これのつば84がプーリ26の大径部26aと接触
して図3中左方向への移動が拘束されており、また、図
3中右方向への移動はこれの図3中右側の端面が第2E
リング42に接触していることにより拘束されている。
パイプ受け40は、図3に示されるように、係合部78
に巻取パイプ16の内径部に形成されている突条86が
はめ合わされて、巻取パイプ16と一体回転可能に連結
されている。巻取パイプ16は、これの側端部がつば8
4と接触しており、これにより図3中左方向への移動が
拘束されている。
【0009】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、図5に示される停止している状態からスクリーン
18を下降させる場合は、操作チェーン22の下降操作
側22aを下方に引く。これによりプーリ26が図5中
時計方向に回転する。このとき、プーリ26とクラッチ
28とは、プーリ26の切欠き部54bの図6中下側端
部とクラッチ28の脚部60aとが接触しているととも
に、プーリ26の切欠き部54aの図6中上側端部とク
ラッチ28の脚部60cとが接触しているため、一体に
回転しようとする。これにより、クラッチ28は、クラ
ッチアダプタ32と所定角度相対回転して、これのテー
パ状係合部62とクラッチアダプタ32のテーパ状係合
部64とが接触すると、図4中矢印に示されるように、
クラッチアダプタ32にクラッチばね受け36方向への
押し出し力を瞬時に加えつつ、クラッチアダプタ32と
一体回転するように連結される。このため、クラッチア
ダプタ32にスクリーン18巻解き方向の回転力が加え
られるため、一方向クラッチばね34が押し拡げられ
て、クラッチアダプタ32とクラッチばね受け36との
締結が解除され、クラッチアダプタ32の回転が許容さ
れる。これにより、プーリ26、クラッチ28及びクラ
ッチアダプタ32は一体に回転していく。また、プーリ
26とクラッチ28とが一体に回転するように連結され
ているため、それぞれの係合子30は、プーリ26の外
周面に位置し、それぞれの一部分がクラッチ28の外径
部から突出して、パイプ受け40の係合部82にそれぞ
れ接触した状態を維持する。このため、パイプ受け40
も巻取パイプ16とともにプーリ26と一体に回転す
る。したがって、巻取パイプ16はスクリーン18を巻
解いていく。
【0010】次いで、スクリーン18の下降を停止させ
る場合は、下降操作側22aから手を離し、プーリ26
の回転を停止させる。これにより、巻取パイプ16は巻
取スプリングの弾性力によりパイプ受け40とともにス
クリーン18巻取り方向(すなわち、図5中反時計方
向)に回転しようとする。また、パイプ受け40の係合
部82に係合子30が接触しているため、クラッチ28
もパイプ受け40と一体に回転しようとするが、クラッ
チ28は、クラッチアダプタ32と所定角度相対回転し
た後、これのテーパ状係合部62とクラッチアダプタ3
2のテーパ状係合部64とが接触するため、図4中矢印
に示されるように、クラッチアダプタ32にクラッチば
ね受け36方向への押し出し力とスクリーン18巻取り
方向への回転力とを瞬時に加えることになる。このた
め、クラッチアダプタ32とクラッチばね受け36との
合わせ目に食い込むようなことなく一方向クラッチばね
34が締まり、クラッチアダプタ32とクラッチばね受
け36とを締結する。これにより、クラッチアダプタ3
2の回転が拘束される。したがって、クラッチ28も回
転が拘束されるので、係合子30に係合部82が接触し
ているパイプ受け40も回転が拘束される。これによ
り、図5及び図6に示される状態で巻取パイプ16の回
転が停止する。
【0011】次に、スクリーン18を上昇させる場合
は、図5に示される停止状態から上昇操作側22bを下
方に引き、プーリ26を図5中反時計方向へ若干回転さ
せる。これにより、プーリ26は、図8に示されるよう
に、これの切欠き部54bの上側端部に脚部60aが接
触するとともに、これの切欠き部54aの下側端部に脚
部60bが接触する位置まで、クラッチ28と相対回転
する。これにより、図7に示されるように、プーリ26
の溝部52はクラッチ28の孔部58と対向する位置に
移動する。このため、プーリ26によってクラッチ28
の外径部方向に押し出されていた係合子30がクラッチ
28の内径部方向に移動して、溝部52に挿入されるの
で、クラッチ28とパイプ受け40との連結が解除され
る。これにより、パイプ受け40が回転自在になるの
で、上昇操作側22bの引き下ろしを停止して手を離し
ても、巻取パイプ16は、巻取スプリングの弾性力によ
り図7中反時計方向に回転して、スクリーン18を巻取
っていく。
【0012】次に、スクリーン18を上昇途中で停止さ
せる場合は、下降操作側22aを下方に引いて、プーリ
26を図7中時計方向に若干回転させる。これにより、
プーリ26は、図6に示されるように、これの切欠き部
54bの図6中下側端部に脚部60aが接触するととも
に、これの切欠き部54aの図6中上側端部に脚部60
bが接触する位置まで、クラッチ28と相対回転する。
これにより、プーリ26の溝部52に位置していた係合
子30は、溝部52の斜面によって外周面に向かって押
し上げられてクラッチ28の孔部58を外径部方向に移
動して、図5に示されるように、パイプ受け40の係合
部82と接触可能な位置に配置される。一方、パイプ受
け40は、巻取パイプ16とともに巻取スプリングの弾
性力により図5中反時計方向に回転しているため、パイ
プ受け40の係合部82が係合子30に接触して、パイ
プ受け40とクラッチ28とが一体回転可能に連結され
る。これにより、クラッチ28は、パイプ受け40と一
体に図5中反時計方向に回転しようとするが、このと
き、クラッチアダプタ32にクラッチばね受け36方向
への押し出し力とスクリーン18巻取り方向への回転力
とを瞬時に加えるため、クラッチアダプタ32とクラッ
チばね受け36との合わせ目に食い込むようなことなく
一方向クラッチばね34が締まり、クラッチアダプタ3
2とクラッチばね受け36とが締結する。これにより、
クラッチ28の回転が拘束されるため、パイプ受け40
も回転不可能な状態になり、巻取パイプ16の回転が停
止する。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、クラッチと所定角度相
対回転可能であるとともに、クラッチとは反対方向の軸
方向に押し出されつつ一体回転するように連結可能なク
ラッチアダプタに一端が連結されるとともに、クラッチ
アダプタと、クラッチアダプタを相対回転可能にはめ合
わせるクラッチばね受けと、にわたって配置されるよう
に一方向クラッチばねが設けられる。これにより、クラ
ッチを介してクラッチアダプタにスクリーン巻取り方向
への回転力が伝達され、一方向クラッチばねが締まる際
に、クラッチアダプタは、クラッチにより軸方向に押し
出されてクラッチばね受けに押し付けられるため、クラ
ッチアダプタとクラッチばね受けとの合わせ目に一方向
クラッチばねの一部が食い込むことが防止される。これ
により、一方向クラッチばね、一方向クラッチばねとク
ラッチアダプタとの連結部分、クラッチアダプタとクラ
ッチばね受けとの合わせ目などの破損や、クラッチ装置
の動作不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したロールスクリーン装置の全体
図である。
【図2】クラッチ装置の分解斜視図である。
【図3】図1の左側端部付近の断面図である。
【図4】クラッチ装置の作動状態を示す図である。
【図5】図1の5−5断面図である。
【図6】図1の6−6断面図である。
【図7】図5部分のスクリーン巻取り時の状態を示す図
である。
【図8】図6部分のスクリーン巻取り時の状態を示す図
である。
【符号の説明】
12 セットフレーム 14 サイドプレート 16 巻取パイプ 18 スクリーン 22 操作チェーン(操作コード) 24 クラッチ装置 26 プーリ 28 クラッチ 32 クラッチアダプタ 34 一方向クラッチばね 36 クラッチばね受け 40 パイプ受け 44 固定軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドプレート(14)に巻取パイプ
    (16)の両端が回転可能に支持されており、巻取パイ
    プ(16)には、スクリーン(18)の一端側が巻取り
    及び巻解き可能に連結されているとともに、これに常時
    スクリーン(18)巻取り方向に回転する力を加えてい
    る巻取スプリングが設けられており、巻取パイプ(1
    6)には、これに操作コード(22)により操作可能な
    プーリ(26)の回転を伝達可能であるとともに、巻取
    スプリングの弾性力を作用可能なクラッチ装置(24)
    が設けられている、ロールスクリーン装置において、 上記クラッチ装置(24)は、上記サイドプレート(1
    4)に回転不可能に取り付けられている固定軸(44)
    と、上記巻取パイプ(16)に一体回転可能に連結され
    ているパイプ受け(40)と、固定軸(44)に相対回
    転可能にはめ合わされている上記プーリ(26)と、プ
    ーリ(26)と所定角度相対回転可能であるとともに一
    体回転するように連結可能なクラッチ(28)と、プー
    リ(26)とクラッチ(28)との相対回転により、ク
    ラッチ(28)とパイプ受け(40)とを連結可能及び
    連結を解除可能な係合子(30)と、クラッチ(28)
    と所定角度相対回転可能であるとともに、クラッチ(2
    8)とは反対方向の軸方向へ押し出されつつ一体回転す
    るように連結可能なクラッチアダプタ(32)と、固定
    軸(44)に回転不可能に支持されているとともに、
    ラッチアダプタ(32)の前記クラッチ(28)と軸方
    向反対側でクラッチアダプタ(32)相対回転可能に
    はめ合クラッチばね受け(36)と、クラッチアダプ
    タ(32)及びクラッチばね受け(36)にわたって設
    けられ、クラッチアダプタ(32)を、これの回転方向
    によりクラッチばね受け(36)に締結及び締結を解除
    可能な一方向クラッチばね(34)と、を有している、
    ことを特徴とするロールスクリーン装置。
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