JPH0776981A - ロールスクリーン装置 - Google Patents

ロールスクリーン装置

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JPH0776981A
JPH0776981A JP16965693A JP16965693A JPH0776981A JP H0776981 A JPH0776981 A JP H0776981A JP 16965693 A JP16965693 A JP 16965693A JP 16965693 A JP16965693 A JP 16965693A JP H0776981 A JPH0776981 A JP H0776981A
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winding
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールスクリーン装置のクラッチ装置を簡単
な構造にする。 【構成】 クラッチ装置60は、サイドプレート14に
回転不可能に取り付けられている固定軸28と、固定軸
28に相対回転可能に支持されており、外周面にカム溝
48が形成されているカム46と、カム46をこれの回
転方向により固定軸28に締結及び締結を解除可能な一
方向クラッチばね44と、固定軸28に相対回転可能に
支持されおり、巻取パイプ16を一体回転可能に支持す
るパイプ受け36と、プーリ42に相対回転は不可能で
あるが軸方向には移動可能に連結されているとともに、
パイプ受け36をプーリ42に対して連結及び連結を解
除可能な操作部材56と、操作部材56を常時パイプ受
け36方向に押圧するばね54と、操作部材56に一体
に移動可能に設けられ、操作部材56の回転によりカム
46のカム溝48に案内されて移動可能なボール50
と、を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールスクリーン装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロールスクリーン装置としては、
特開平4−80493号公報に示されるものがある。こ
れに示されるロールスクリーン装置は、スクリーンを吊
り下げ支持する巻取軸内にこれにスクリーン引き上げ方
向の付勢力を付与する付勢手段を設け、操作コードのス
クリーン下降操作に基づいてプーリの回転を巻取軸に伝
達し、下降操作の後に操作コードの引き下げ操作に基づ
いて付勢手段の付勢力で巻取軸をスクリーン上昇方向へ
回転させるクラッチ装置を設けたものである。クラッチ
装置は、支軸の中間部に相対回転可能にかつ軸方向に移
動不可能に支持されているとともにプーリの出力軸が相
対回転不可能にはめ合わされるクラッチケースと、クラ
ッチケース内に設けられ支軸の中間部に回転可能に支持
される第1クラッチドラムと、一端がクラッチケースに
支持され他端が第1クラッチドラムに支持されたコイル
スプリングと、第1クラッチドラムの基礎部周囲に設け
られる第2クラッチドラムと、クラッチケースの内周面
に形成されるスライド溝と、第1クラッチドラムの外周
面に形成される第1ガイド溝及び第2クラッチドラムの
先端部に形成される第2ガイド溝との間にクラッチケー
スの回転によって移動可能に設けられるクラッチボール
と、支軸の中間部に回転可能に支持されるブレーキドラ
ムと、ブレーキドラムの内側に回転可能に支持されてい
るとともに先端が第1クラッチドラムと連結可能なブレ
ーキキャリアと、支軸の中間部にはめ合わされ、一端は
ブレーキキャリアに他端は第1クラッチドラムに支持さ
れているストップリングと、ブレーキドラムの内周面に
はめ合わされるブレーキスプリングと、ブレーキドラム
の外周面に設けられるコイルスプリングと、クラッチケ
ース先端部からブレーキドラム基端部までを覆い、先端
がベアリングを介してクラッチケースの先端部に回転可
能に支持されているとともに、コイルスプリングの一端
が固定されている操作キャップと、操作キャップの外周
面に設けられる巻取軸と、を有する。スクリーン下降の
際には、プーリをスクリーン下降方向に回転させると、
これとともにクラッチケースがコイルスプリングの付勢
力に抗して回転し、クラッチボールが移動してこれを介
してクラッチケースの回転が第1クラッチドラムに伝達
され、ストップスプリングが拡径されて第1クラッチド
ラムとともに支軸の周囲を回転する。これにより、第1
クラッチドラムがブレーキキャリアを押圧してこれを回
転させるので、ブレーキスプリングが拡径されようとす
るためブレーキドラムも一体に回転し、操作キャップを
介して巻取軸が回転する。スクリーンを巻上げる際は、
プーリをスクリーン下降方向に回転させて、クラッチケ
ースをコイルスプリングの付勢力に抗して回転させ、ク
ラッチボールを移動させて、これを介してクラッチケー
スの回転を第2クラッチドラムに伝達する。これにより
第2クラッチドラムでブレーキリングの端部を押圧して
これをスクリーン下降方向に回転させようとする。この
回転は、ブレーキスプリングを介してブレーキキャリア
に伝達され、これにより、支軸とストップスプリングと
の摩擦力が増大してブレーキキャリアは支軸に対して強
固に固定される。ブレーキスプリングの一端がブレーキ
キャリアに固定された状態で他端が更に押圧されると、
ブレーキスプリングは縮径されてブレーキドラムとの摩
擦力が低下し、ブレーキドラムがブレーキスプリングに
対し回転可能となる。したがって、巻取軸はねじりコイ
ルスプリングの蓄勢力によって回転されてスクリーンが
巻上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロールスクリーン装置では、クラッチ装置の部品点
数が多く構造が複雑であるため、製造作業が複雑で、生
産性が低いとともに、高価であるという問題がある。本
発明は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、プーリとパイ
プ受けとの連結及び連結の解除をカムのカム溝に案内さ
れて移動可能な操作部材を移動させることによって行う
ことにより上記課題を解決する。すなわち、本発明のロ
ールスクリーン装置は、セットフレーム(12)の両端
のサイドプレート(14)に巻取パイプ(16)の両端
が回転可能に支持されており、巻取パイプ(16)には
スクリーン(18)の一端側が巻取り及び巻解き可能に
連結されているとともに、これに常時スクリーン(1
8)巻取方向に回転する力を加えている巻取スプリング
が設けられており、巻取パイプ(16)には、これにプ
ーリ(42)の回転を伝達可能であるとともに、巻取ス
プリングの弾性力を作用可能なクラッチ装置(60)が
設けられている、ものにおいて、クラッチ装置(60)
は、サイドプレート(14)に回転不可能に取り付けら
れている固定軸(28)と、内周側が固定軸(28)に
相対回転可能に支持されているとともに外径側にカム溝
(48)が形成されている筒状のカム(46)と、カム
(46)をこれの回転方向により固定軸に締結及び締結
を解除可能なクラッチばね(44)と、固定軸(28)
に相対回転可能に支持されているとともに巻取パイプ
(16)に一体回転可能に連結されているパイプ受け
(36)と、プーリ(42)に相対回転不可能であるが
軸方向には移動可能に連結されているとともに、パイプ
受け(36)をプーリ(42)に対して連結及び連結を
解除可能な操作部材(56)と、操作部材(56)を常
時パイプ受け(36)方向に押圧するばね(54)と、
操作部材(56)に一体に移動するように設けられてい
るとともに、操作部材(56)の回転によりカム(4
6)のカム溝(48)に案内されて移動可能な移動部材
(50)と、を有することを特徴とする。
【0005】
【作用】スクリーンを上昇させる際には、プーリをスク
リーン巻取方向に回転させる。これにより、操作部材が
回転するため、移動部材がカムのカム溝に案内されて連
結解除方向に移動するので、操作部材も移動してパイプ
受けとの連結が解除される。操作部材とパイプ受けとの
連結の解除状態は、プーリに逆回転しない程度に上記回
転方向への力を加え続けることにより継続される。これ
により、パイプ受けが回転自在になるため、巻取パイプ
は巻取スプリングの弾性力により回転して、スクリーン
を巻き取る。また、巻取パイプによるスクリーン巻取が
終了した際、又は巻取パイプをスクリーンの巻取り途中
で停止させる際には、プーリに加えている上記回転方向
への力を解除する。これにより、操作部材がばねの弾性
力によって連結方向に移動してパイプ受けに連結され
る。このため、プーリにスクリーン巻取方向への回転力
が加えられるので、移動部材を介してカムにもこの回転
力が伝達され、カムが一方向クラッチばねを固定軸に締
結させる方向に押圧するので、カムと固定軸とが締結さ
れる。これにより、パイプ受けが回転不可能になるた
め、巻取パイプの回転が停止する。また、スクリーンを
下降させる際には、上記巻取パイプが停止している状態
からプーリにスクリーン巻解き方向への回転力を加え
る。これにより、操作部材にも回転力が加えられるた
め、移動部材を介してカムにも上記回転力が伝達され
る。このため、カムはクラッチばねを固定軸との締結が
解除される方向に押圧するので、カムと固定軸との締結
が解除される。これにより、プーリは回転可能になるた
め、プーリの回転がパイプ受けに伝達されて、巻取軸が
スクリーンを巻解いていく。このように、プーリとパイ
プ受けとは、ばねの弾性力により操作部材を移動させる
ことにより連結が行われるとともに、プーリの回転によ
りカムのカム溝を移動する移動部材を介して操作部材を
移動させることにより連結及び連結の解除が行われる。
これにより、部品点数が少なく、極めて簡単な構造のク
ラッチ装置で行うことができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明を実施したロールスクリーン装
置10の全体を示す。ロールスクリーン装置10を窓枠
に取付けるためのセットフレーム12の両端にサイドプ
レート14が設けられている。サイドプレート14に
は、巻取パイプ16が回転可能に支持されている。巻取
パイプ16には、スクリーン18の一端側が巻取り及び
巻解き可能にスクリーン止めプレート19によって連結
されている(図3参照)。巻取パイプ16は、図示して
いない巻取スプリングにより、常時スクリーン18を巻
取る方向への力が加えられている。スクリーン18の他
端側はウエイトバー20に連結されている。巻取パイプ
16の図1中左側端部にはホイールカバー24が設けら
れており、これから巻取パイプ16を回転駆動可能な操
作チェーン(操作コード)22が導出されている。操作
チェーン22は、エンドレスのボールチェーンである。
【0007】図2に図1中左側端部の断面図を示す。巻
取パイプ16の端部付近の内径部には、底付き円筒状の
パイプ受け36が一体回転可能にはめ込まれている。パ
イプ受け36の筒状部37の開口端部にはつば40が形
成されており、つば40は巻取パイプ16の開口端部に
接触してパイプ受け36の図2中右方向への移動を拘束
している。パイプ受け36の底部39には、これの回転
中心に一端がサイドプレート14に回転不可能に連結さ
れている断面円形の固定軸28の他端が相対回転可能に
挿入されている。また、パイプ受け36の底部39の内
部側面には、図4に示されるように、円周方向に所定間
隔をあけて溝部58が3つ形成されている。固定軸28
は、サイドプレート14への取付側から先端に行くほ
ど、それぞれ肩部を形成して4段階に径方向寸法が小さ
くなっており、パイプ受け36の底部39の内部側の面
が肩部32に接触して図2中左方向への移動が拘束され
ている。固定軸28の先端には、これの軸方向への移動
を拘束する抜け止めピン38が軸方向に貫通して設けら
れている。サイドプレート14に固定されたホイールカ
バー24に隣接してプーリ42が固定軸28の外径部に
相対回転可能にはめ合わされている。プーリ42のパイ
プ受け36側面から軸方向に円筒状部43が突出してい
る。円筒状部43の外径部にはパイプ受け36の筒状部
37の内径部が相対回転可能にはめ合わされている。プ
ーリ42の外径部にはこれを回転駆動可能な操作チェー
ン22が巻き掛けられている。操作チェーン22は、ホ
イールカバー24によってプーリ42からの脱落が防止
されている。プーリ42に隣接して一方向クラッチばね
(クラッチばね)44が固定軸28に相対回転可能に設
けられている。固定軸28の一方向クラッチばね44よ
りも先端寄りには、底付き円筒状のカム46がこれの筒
状部47の内径部と固定軸28との間に一方向クラッチ
ばね44を挟んで相対回転可能にはめ合わされている。
カム46の筒状部47には、図3に示されるように、こ
れの径方向に一方向クラッチばね44の端部45が挿入
されている。これにより、一方向クラッチばね44は、
これの端部45がカム46によってスクリーン18を巻
解く回転方向に押圧されると、押し拡げられて固定軸2
8と相対回転可能になるため、カム46と一体に回転可
能となる。また、一方向クラッチばね44は、これの端
部45がカム46によってスクリーン18を巻取る回転
方向に押圧されると、締まって固定軸28に締結される
ため、カム46の固定軸28との相対回転が不可能にな
る。カム46の外周面には、図6に示されるカム溝48
が形成されている。カム溝48には、これに案内されて
移動可能なボール(移動部材)50が配置されている。
カム46の外径部には、プーリ42の円周方向所定位置
に形成されている切欠き部43aに軸方向には移動可能
であるが相対回転は不可能に挿入されている操作部材5
6が配置されている。操作部材56は、プーリ42との
間に設けられるばね54によって常時パイプ受け36方
向に押圧されているとともに、これの内径部に形成され
ている穴57に上記ボール50が回転可能にはめ合わさ
れている。ボール50は、操作部材56が回転すること
によりカムのカム溝48に案内されて移動可能であり、
これの移動により操作部材56も固定軸28の軸方向に
移動してパイプ受け36の溝部58に挿入及び離脱可能
である。操作部材56が溝部58に挿入されることによ
り、パイプ受け36はプーリ42に一体回転可能に連結
され、操作部材56が溝部58から離脱されることによ
り、パイプ受け36はプーリ42との連結が解除され
る。なお、パイプ受け36、一方向クラッチばね44、
カム46、カム溝48、ボール50、ばね54、及び操
作部材56によってクラッチ装置60が構成されてい
る。すなわち、パイプ受け36は、巻取パイプ16を支
持するとともに、クラッチ装置60の回転を巻取パイプ
16に伝達する機能を兼ねている。
【0008】次に、本実施例の動作について説明する。
操作チェーン22の図3に示す操作側22aを引き下ろ
すと、プーリ42がスクリーン18巻解き方向に回転す
る。これにより、操作部材56もプーリ42と一体に回
転するため、ボール50もカム46のカム溝48に案内
されて図6に示される停止位置Aに移動する。このと
き、操作部材56の回転方向は図6に示される矢印方向
であるため、ボール50が停止位置Aから移動すること
はない。これにより、図5に示されるように、操作部材
56がパイプ受け36の溝部58内に挿入されて、プー
リ42とパイプ受け36とが一体回転可能に連結される
ため、巻取パイプ16にプーリ42の回転が伝達可能に
なる。また、これと同時にカム46と操作部材56とが
一体回転可能に連結されるため、カム46は回転して一
方向クラッチばね44の端部45をこれを押し拡げる方
向に押圧する。このため、一方向クラッチばね44が固
定軸28と相対回転可能となるので、カム46はプーリ
42と一体に回転する。これにより、操作側22aを下
方に引っ張り続けることにより、プーリ42が回転し続
けて、巻取パイプ16からスクリーン18が巻解かれて
いく。
【0009】次に、スクリーン18の下降を停止させる
場合は、操作側22aの操作を停止して、プーリ42の
回転を停止させる。これにより、巻取パイプ16は、巻
取スプリングの弾性力によりスクリーン18を巻取る方
向に回転しようとする。この回転方向の力は、パイプ受
け36の溝部58に操作部材56が挿入されているた
め、操作部材56を介してプーリ42に伝達されるとと
もに、ボール50を介してカム46に伝達される。この
ため、カム46は、一方向クラッチばね44の端部45
をスクリーン18を巻取る回転方向に押圧するので、一
方向クラッチばね44が固定軸28に締結されて、固定
軸28と相対回転不可能になる。これにより、操作部材
56は、カム46と相対回転しようとするが、ボール5
0が図6に示される停止位置Aから図7に示される停止
位置Bに移動するため、回転不可能になる。このため、
操作部材56に連結されているパイプ受け36も回転不
可能になるので、巻取パイプ16が回転不可能な状態に
なり、スクリーン18は、下降した位置で停止した状態
を維持する。
【0010】次に、スクリーン18を上昇させる場合
は、操作側22aを引き下ろして、プーリ42をスクリ
ーン18を巻解く方向に回転させる。これにより、操作
部材56もプーリ42と一体に回転するため、操作側2
2aを所定長さ引き下ろすと、ボール50が図7に示さ
れる停止位置Bから図8に示される停止位置Cまで移動
する。このため、操作部材56は図5中左方向に移動し
て、図2に示されるようにパイプ受け36の溝部58か
ら離脱する。これにより、パイプ受け36とプーリ42
との連結が解除されるため、パイプ受け36は回転自在
になり、巻取パイプ16が巻取スプリングの弾性力によ
ってスクリーン18を巻取る方向に回転する。この間、
操作側22aにこれを上記所定長さ引き下ろした位置に
保持する程度の下方へ引っ張る力を加え続けて、プーリ
42にスクリーン18巻解き方向への回転力を加え続け
ることにより、ボール50を図8に示される停止位置C
に停止させ続けて、パイプ受け36とプーリ42との連
結を解除し続けることができる。これにより、スクリー
ン18は巻取パイプ16に巻取られていく。
【0011】次に、スクリーン18を上昇の途中で停止
させる場合は、操作側22aから手を離して、プーリ4
2に加えられるスクリーン18巻解き方向への回転力を
解除する。これにより、操作部材56は、ボール50に
これを図8に示される停止位置Cに停止させておくだけ
の力を加えることができなくなる。このため、操作部材
56は、ばね54の弾性力によりパイプ受け36方向に
移動して溝部58に挿入されるとともに、ボール50が
カム溝48に案内されて図8に示される停止位置Cから
図9に示される停止位置Dまで移動して停止する。これ
により、プーリ42とパイプ受け36とが、またプーリ
42とカム46とが相対回転不可能に連結される。この
とき、巻取パイプ16は巻取スプリングの弾性力により
スクリーン18巻取り方向に回転しようとするため、操
作部材56を介してプーリ42にこの回転力が伝達され
るとともに、ボール50を介してカム46に伝達され
る。このため、カム46は、一方向クラッチばね44の
端部45をスクリーン18を巻取る回転方向に押圧する
ので、一方向クラッチばね44が固定軸28に締結され
て、固定軸28と相対回転不可能になる。これにより、
操作部材56が固定軸28と相対回転不可能になるの
で、巻取パイプ16が回転不可能になり、スクリーン1
8は途中で停止した状態を維持する。また、巻取パイプ
16によってスクリーン18を完全に巻取った後も、上
記スクリーン18を途中で停止させる場合と同様に、操
作側22aから手を離して、操作部材56をパイプ受け
36の溝部58に挿入させるとともに、ボール50を図
8に示される停止位置Cから図9に示される停止位置D
まで移動させて、停止させておく。
【0012】次に、スクリーン18を上昇の途中で停止
させた状態、及びスクリーン18を完全に巻取った状態
からスクリーン18を下降させる場合は、操作側22a
を引き下ろす。これにより、プーリ42がスクリーン1
8を巻解く方向に回転するため、操作部材56もプーリ
42とともに回転する。このため、ボール50はカム4
6のカム溝48に案内されて、図9に示される停止位置
Dから図6に示される停止位置Aに移動する。これによ
り、操作部材56はパイプ受け36方向にさらに移動し
て、図5に示すように溝部58にさらに挿入され、前述
のスクリーン18下降時と同様に、スクリーン18は巻
取パイプ16から巻解かれて下降することになる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、プーリとパイプ受けと
は、ばねの弾性力により操作部材を移動させることによ
り連結が行われるとともに、プーリの回転によりカムの
カム溝を移動する移動部材を介して操作部材を移動させ
ることにより連結及び連結の解除が行われる。このた
め、部品点数が少なく、極めて簡単な構造のクラッチ装
置を提供することができる。これにより、製造作業が簡
単なため、生産性が向上するとともに、価格を安くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したロールスクリーン装置の全体
図である。
【図2】図1の左側端部付近の断面図である。
【図3】図2の3−3断面図である。
【図4】図2の4−4断面図である。
【図5】操作部材がパイプ受けの溝部に挿入されている
状態を示す図である。
【図6】ボールがカムのカム溝の停止位置Aに停止して
いる状態を示す図である。
【図7】ボールがカムのカム溝の停止位置Bに停止して
いる状態を示す図である。
【図8】ボールがカムのカム溝の停止位置Cに停止して
いる状態を示す図である。
【図9】ボールがカムのカム溝の停止位置Dに停止して
いる状態を示す図である。
【符号の説明】
12 セットフレーム 14 サイドプレート 16 巻取パイプ 18 スクリーン 28 固定軸 36 パイプ受け 42 プーリ 44 一方向クラッチばね(クラッチばね) 46 カム 48 カム溝 50 ボール(移動部材) 54 ばね 56 操作部材 60 クラッチ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットフレーム(12)の両端のサイド
    プレート(14)に巻取パイプ(16)の両端が回転可
    能に支持されており、 巻取パイプ(16)にはスクリーン(18)の一端側が
    巻取り及び巻解き可能に連結されているとともに、これ
    に常時スクリーン(18)巻取方向に回転する力を加え
    ている巻取スプリングが設けられており、 巻取パイプ(16)には、これにプーリ(42)の回転
    を伝達可能であるとともに、巻取スプリングの弾性力を
    作用可能なクラッチ装置(60)が設けられている、 ロールスクリーン装置において、 クラッチ装置(60)は、 サイドプレート(14)に回転不可能に取り付けられて
    いる固定軸(28)と、 内周側が固定軸(28)に相対回転可能に支持されてい
    るとともに外周側にカム溝(48)が形成されている筒
    状のカム(46)と、 カム(46)をこれの回転方向により固定軸に締結及び
    締結を解除可能なクラッチばね(44)と、 固定軸(28)に相対回転可能に支持されているととも
    に巻取パイプ(16)に一体回転可能に連結されている
    パイプ受け(36)と、 プーリ(42)に相対回転不可能であるが軸方向には移
    動可能に連結されているとともに、パイプ受け(36)
    をプーリ(42)に対して連結及び連結を解除可能な操
    作部材(56)と、 操作部材(56)を常時パイプ受け(36)方向に押圧
    するばね(54)と、 操作部材(56)に一体に移動するように設けられてい
    るとともに、操作部材(56)の回転によりカム(4
    6)のカム溝(48)に案内されて移動可能な移動部材
    (50)と、 を有することを特徴とするロールスクリーン装置。
JP16965693A 1993-06-02 1993-06-16 ロールスクリーン装置 Expired - Fee Related JP3155122B2 (ja)

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