JP2529990Y2 - ハンドル式旗ポールの旗昇降装置 - Google Patents

ハンドル式旗ポールの旗昇降装置

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JP2529990Y2
JP2529990Y2 JP5630092U JP5630092U JP2529990Y2 JP 2529990 Y2 JP2529990 Y2 JP 2529990Y2 JP 5630092 U JP5630092 U JP 5630092U JP 5630092 U JP5630092 U JP 5630092U JP 2529990 Y2 JP2529990 Y2 JP 2529990Y2
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克次 木全
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハンドル式旗ポールの
旗昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドルの手動回転操作によってポール
に沿って旗を昇降させるハンドル式の旗ポールがある。
これは、例えば図5に示すように中空のポール21内に巻
取りドラム22を内設し、この巻取りドラム22に一端を固
着し繰り出し自在に巻回したロープ23の先端をポール21
の頂部から外方に垂れ下ろすとともにここに重錘24を設
け、前記巻取りドラム22に直結したハンドル25の正回転
操作によりロープ23を巻取りドラム22に巻き取ってロー
プ23の先端に止着した旗26をポール21に沿って上昇さ
せ、また、ハンドル25によりドラム22を逆回転させて重
錘24の自重により旗26を降下させる。
【0003】かかる旗ポールにおいて、旗を昇降させる
際、任意の位置で旗を停止、固定させる手段として従
来、例えば実開平3−18091号があり、これは旗昇
降装置のリール軸のカプラ側の軸端にフランジおよびコ
アピンを設けるとともに、フランジの一側面より軸方向
に円弧状のストッパを突設し、前記カプラにはコアピン
と遊嵌可能なソケット部を設け、さらに、前記ソケット
部の外周であつてカプラとリール軸のフランジとの間
に、無負荷時に軸受の内周面に圧接可能であって、両端
を内方に折曲げたコイルバネを配設し、このコイルバネ
の折曲げ端を前記ストライカとストッパとで挟持できる
ようにしたものである。
【0004】そして、コイルバネと軸受内のブッシュ内
面との圧接により旗を任意の位置で確実に停止、固定
し、ハンドルの手動回転操作によりリールの回転を抑止
しているコイルバネを巻回縮径してコイルバネとブッシ
ュ内面との圧接を解き、リールを回転してロープを繰り
出し、あるいは巻き取って旗を昇降する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】旗を任意の位置で停
止、固定させるための構成としてリール軸の一端に該リ
ール軸に係合するカプラを設け、このカプラを介してリ
ール軸を回転させるものであるため、構造が複雑とな
り、また、カプラ等の係合部分をリール軸の端に設ける
ため、その分だけリールの長さが短くなり、所定長さの
ロープを巻回するには巻回数が増し、その結果、ロープ
の巻き取り、巻き戻しを安定して行えない。
【0006】本考案の目的は前記従来例の不都合を解消
し、旗を任意の位置で停止、固定するための構造が簡単
で、リール軸の長さも制限されず、安定してロープの巻
取り、巻戻しが行えるハンドル式旗ポールの旗昇降装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、ポール内のフレームに軸支した巻取りドラム
に一端が固着されポールの頂部から外方に垂れ下ろされ
るロープの他端に重錘を設け、前記巻取りドラムのドラ
ム軸の一端に回転用ハンドルを設けたハンドル式旗ポー
ルにおいて、端部に切欠部を形成したスリーブを前記ド
ラム軸の外周面に回転自在に嵌挿し、該スリーブの外周
面に一方向クラッチを介して巻取りドラムを回転自在に
嵌挿し、ドラム軸の他端は略半部を切除して半割部を形
成し、この半割部個所のドラム軸と前記フレームとの軸
支部間に無負荷状態で軸支部に圧接するコイルスプリン
グを弾装し、該コイルスプリングの両端に内方への折曲
部を形成し、この折曲部を前記半割部の側部に臨ませる
とともに一方の折曲部を前記スリーブの切欠部に係合さ
せたことを要旨とするものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、ロープの巻取り時にはドラム
軸が正方向に動き、半割部がコイルスプリングの一方の
折曲部を円周方向に押すので、コイルスプリングが縮径
して回転し、同時に前記折曲部がスリーブの切欠部を押
しスリーブを回転させるので動力伝達関係となった一方
向クラッチを介して巻取りドラムも回転し、ロープが巻
取りドラムに巻取られ、旗が上昇する。
【0009】ロープの巻戻し時にはドラム軸が逆方向に
動き半割部がコイルスプリングの他方の折曲部を円周方
向に押すので、これが縮径し回転可能となる。同時にコ
イルスプリングの一方の折曲部がスリーブの切欠部を押
すが、一方向クラッチはスリーブと空転関係になるので
スリーブとドラム軸のみが逆回転し、張力により逆回転
する巻取りドラムと同期して旗が降下する。
【0010】旗を任意の位置で停止するには、ドラム軸
の回転を途中で停止すれば、重錘による張力によりスリ
ーブがコイルスプリングを拡径する方向に押し、コイル
スプリングは回転を阻止される。その結果、スリーブお
よび一方向クラッチを介してスリーブと動力伝達関係に
ある巻取りドラムはコイルスプリングにより回転が阻止
される。
【0011】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案のハンドル式旗ポールの旗昇降
装置の実施例を示す縦断正面図、図2は本考案の旗昇降
装置が実施される旗ポールの頂部の縦断正面図で、旗ポ
ールの全体構成は図5について既に説明した従来例と同
様、中空のポール1内に配設するフレーム2に軸受3
a,3bを介して巻取りドラム4を回転自在に軸着し、
該巻取りドラム4に一端を止着したロープ5をポール1
の頂部ケース6内のリール9に掛け渡した後、ポール1
に沿って垂れ下ろし、ロープ5の先端には旗7の取付具
7aを設け、取付具の下端にはポールに巻回されて取付
具下端をポールに拘束するとともに重錘8を兼ねたチェ
ーンが設けられ、チェーンはその外面を樹脂チューブで
被覆される。図中10は巻取りドラム4のドラム軸11の一
端に直結される回転用のハンドルである。
【0012】かかる旗ポールにおいて、旗7を昇降する
ための構成として端部に切欠部12aを形成したスリーブ
12を前記ドラム軸11の外周面に回転自在に嵌挿し、該ス
リーブ12のさらに外周面に一方向クラッチ13を介して前
記巻取りドラム4が回転自在に嵌挿される。この一方向
クラッチ13は、スリーブ12をロープ巻取り方向に回転さ
せた場合に作動してスリーブ12と動力伝達関係になり、
スリーブ12をロープ巻戻し方向に回転させた場合に動力
伝達関係が解除されるように構成する。
【0013】また、前記ドラム軸11の他端は略半部を切
除して半割部11aを形成し、この半割部11aの個所に前
記スリーブ12の切欠部12a側を位置させ、ドラム軸11と
軸受3aとの間に無負荷状態で軸受3a側に圧接するコ
イルスプリング14を弾装し、このコイルスプリング14の
両端に内方への折曲部14a,14bを形成し、一方の折曲
部14bを前記半割部11aの側面に臨ませるとともに、他
方の折曲部14aはスリーブ12の切欠部12aに係合させた
状態で半割部11aの側面に臨ませる。
【0014】また、巻取りドラム4の逆回転を抑制する
ため、該ドラム4の鍔部4aにバネ15により巻取りドラ
ム4の方向に付勢されるボール16を圧接する。
【0015】次に使用法および動作について説明する。
ロープ5を巻取って旗7を上昇させるには、ハンドル10
を正回転(右回転、図3において矢印の方向)すれば、
ドラム軸11が同方向に回り半割部11aがコイルスプリン
グ14の一方の折曲部14aを円周方向に押圧する。これに
よりコイルスプリング14が縮径して軸受3aへの圧接が
解除されるので、摺動回転可能となり、ドラム軸11もコ
イルスプリング14の僅かな摺動抵抗を受けるだけの状態
で回転可能となる。他方、コイルスプリング14の折曲部
14aが切欠部12aを介してスリーブ12を同方向に押し、
ドラム軸11の回転に従いスリーブ12も回転する。
【0016】この場合、スリーブ12は巻取り方向に回転
するから一方向クラッチ13はスリーブ12と動力伝達関係
となり、スリーブ12の回転が一方向クラッチ13を介して
巻取りドラム4に伝達され、巻取りドラム4も回転して
ロープ5が巻取られ旗7が上昇する。
【0017】このようにしてロープ5を巻取り、所要位
置で旗7を固定するには、ハンドル10の回転を停止して
ドラム軸11の回転を停止する。この時ロープ5には重錘
8の重量による張力が作用しているので、巻取りドラム
4は逆回転しようとする。この状態で巻取りドラム4、
一方向クラッチ13、スリーブ12は動力伝達関係にあるの
で、巻取りドラム4の逆回転力がスリーブ12に伝わり、
これが逆回転し、切欠部12aを介してコイルスプリング
14の折曲部14aを逆回転の円周方向に押す。
【0018】その結果、コイルスプリング14は拡径して
軸受け3aに圧接し、摺動回転が阻止され、スリーブ12
およびスリーブ12と動力伝達関係にある巻取りドラム4
もコイルスプリング14により逆回転を阻止され、旗7は
所要位置に固定される。
【0019】次にロープ5を繰り出して旗7を下降させ
るには、ハンドル10を逆回転(左回転、図4において矢
印の方向)すれば、ドラム軸11が同方向に回転し、半割
部11aが図4に示すようにコイルスプリング14の他方の
折曲部14を押す。これによりコイルスプリング14が縮径
して軸受3aへの圧接が解除されるので、摺動回転可能
となり、ドラム軸11もコイルスプリング14の僅かな摺動
抵抗を受けるだけの状態で回転可能となる。他方、コイ
ルスプリング14の折曲部14aが切欠部12aを介してスリ
ーブ12を同方向に押し、ドラム軸11の回転に従いスリー
ブ12も逆回転する。
【0020】この場合、スリーブ12は巻戻し方向に回転
するから一方向クラッチ13とスリーブ12との動力伝達関
係は解除され、空転関係となり、スリーブ12とドラム軸
11のみが逆回転し、巻取りドラム4には逆回転方向の力
は伝達されない。しかし、巻取りドラム4は重錘8によ
る張力によって逆回転するので、ドラム軸11の逆回転と
巻取りドラム4に作用している張力をバランスさせるこ
とで旗7を降下できる。この場合、巻取りドラム4の鍔
部4aにはボール16が圧接しているので、巻取りドラム
4の逆回転を抑制でき、ドラム軸11の逆回転と旗7の降
下とを同期させることができる。
【0021】このようにしてロープ5を巻戻し、所要位
置で旗7を固定するには、ハンドル10の回転を停止して
ドラム軸11の回転を停止する。この状態で巻取りドラム
4、一方向クラッチ13、スリーブ12は動力伝達関係にな
るので、前記巻取り時と同様に巻取り重錘8によるドラ
ム4の逆回転力がスリーブ12に伝わり、これが逆回転
し、切欠部12aを介してコイルスプリング14の折曲部14
aを逆回転の円周方向に押す。
【0022】その結果、コイルスプリング14は拡径して
軸受け3aに圧接し、摺動回転が阻止され、スリーブ12
およびスリーブ12と動力伝達関係にある巻取りドラム4
もコイルスプリング14により逆回転を阻止され、旗7は
所要位置に固定される。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように本考案のハンドル式旗
ポールの旗昇降装置は、ドラム軸の外周面に配設するス
リーブとコイルスプリングとによる簡単な構成で、旗を
任意の位置で停止、固定でき、限られたスペースである
ポール内に配設するドラム軸の長さも制限されずロープ
の巻取り、巻戻しが安定して行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のハンドル式旗ポールの旗昇降装置の実
施例を示す縦断正面図である。
【図2】本考案の旗昇降装置が実施される旗ポールの頂
部の縦断正面図である。
【図3】本考案の旗昇降装置の旗上昇時の状態を示す説
明図である。
【図4】本考案の旗昇降装置の旗下降時の状態を示す説
明図である。
【図5】旗ポールの一部を切欠いた正面図である。
【符号の説明】
1…ポール 2…フレーム 3a,3b…軸受け 4…巻取りドラム 4a…鍔部 5…ロープ 6…頂部ケース 7…旗 8…重錘 9…リール 10…ハンドル 11…ドラム軸 11a…半割部 12…スリーブ 12a…切欠部 13…一方向クラッチ 14…コイルスプリング 14a,14b…折曲部 15…バネ 16…ボール 21…ポール 22…巻取りドラム 23…ロープ 24…重錘 25…ハンドル 26…旗

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポール内のフレームに軸支した巻取りド
    ラムに一端が固着されポールの頂部から外方に垂れ下ろ
    されるロープの他端に重錘を設け、前記巻取りドラムの
    ドラム軸の一端に回転用ハンドルを設けたハンドル式旗
    ポールにおいて、端部に切欠部を形成したスリーブを前
    記ドラム軸の外周面に回転自在に嵌挿し、該スリーブの
    外周面に一方向クラッチを介して巻取りドラムを回転自
    在に嵌挿し、ドラム軸の他端は略半部を切除して半割部
    を形成し、この半割部個所のドラム軸と前記フレームと
    の軸支部間に無負荷状態で軸支部に圧接するコイルスプ
    リングを弾装し、該コイルスプリングの両端に内方への
    折曲部を形成し、この折曲部を前記半割部の側部に臨ま
    せるとともに一方の折曲部を前記スリーブの切欠部に係
    合させたことを特徴とするハンドル式旗ポールの旗昇降
    装置。
JP5630092U 1992-07-16 1992-07-16 ハンドル式旗ポールの旗昇降装置 Expired - Lifetime JP2529990Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0610280U JPH0610280U (ja) 1994-02-08
JP2529990Y2 true JP2529990Y2 (ja) 1997-03-26

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