JP2860230B2 - ロールスクリーン装置 - Google Patents

ロールスクリーン装置

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JP2860230B2
JP2860230B2 JP19305293A JP19305293A JP2860230B2 JP 2860230 B2 JP2860230 B2 JP 2860230B2 JP 19305293 A JP19305293 A JP 19305293A JP 19305293 A JP19305293 A JP 19305293A JP 2860230 B2 JP2860230 B2 JP 2860230B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールスクリーン装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロールスクリーン装置としては、
特公昭63−46224号公報及び特開平4−8049
3号公報に示されるものがある。特公昭63−4622
4号公報に示されるロールスクリーン装置は、シートの
上端が巻取り及び巻解き可能に連結されている巻取り筒
体は、これの一方向の回転が操作ホイールによって行わ
れる。巻取り筒体と操作ホイールとの連結は、操作ホイ
ールが一方向に回転したときにのみ行われ、操作ホイー
ルが他方向に回転したときには解除される。操作ホイー
ルは、操作ひもによって回転駆動され、操作ひもを完全
に引き下ろすことにより、所定角度回転可能である。操
作ホイールには、これを常時操作ひも巻取り方向に付勢
するスプリングが設けられており、操作ひもにこれを引
き下ろす方向の力が加えられなくなると、スプリングの
弾性力により操作ひもを巻き取る。巻取り筒体には、こ
れを回転可能な状態及び回転不可能な状態に切換え可能
な停止機構が設けられている。シートを上昇又は下降さ
せる際には、操作ひもを引き下ろして、操作ホイールを
一方向に回転させることにより巻取り筒体を回転させ
て、巻取り筒体にシートを巻取り又は巻取り筒体からシ
ートを巻解かせる。このとき、操作ひもを完全に引き下
ろしても操作ホイールは所定角度しか回転しないため、
シートは所定長さだけ移動する。次いで、操作ひもから
手を離すと、スプリングの弾性力により操作ホイールは
操作ひもを巻取る。操作ひもの引き下ろしが終了した時
点で巻取り筒体は停止機構によって回転不可能な状態に
なり、再び操作ひもを引き下ろすと回転可能な状態にな
る。シートを更に上昇又は下降させたい場合は、再び操
作ひもを引き下ろして、巻取り筒体を回転させ、再び操
作ひもを操作ホイールに巻取らせるという動作を繰り返
すことにより行う。
【0003】また、特開平4−80493号公報に示さ
れるロールスクリーン装置は、スクリーンを吊り下げ支
持する巻取軸内にこれにスクリーン引き上げ方向の付勢
力を付与する付勢手段を設け、操作コードのスクリーン
下降操作に基づいてプーリの回転を巻取軸に伝達し、下
降操作の後に操作コードの引き下げ操作に基づいて付勢
手段の付勢力で巻取軸をスクリーン上昇方向へ回転させ
るクラッチ装置を設けたものである。クラッチ装置は、
支軸の中間部に相対回転可能にかつ軸方向に移動不可能
に支持されているとともにプーリの出力軸が相対回転不
可能にはめ合わされるクラッチケースと、クラッチケー
ス内に設けられ支軸の中間部に回転可能に支持される第
1クラッチドラムと、一端がクラッチケースに支持され
他端が第1クラッチドラムに支持されたコイルスプリン
グと、第1クラッチドラムの基礎部周囲に設けられる第
2クラッチドラムと、クラッチケースの内周面に形成さ
れるスライド溝と、第1クラッチドラムの外周面に形成
される第1ガイド溝及び第2クラッチドラムの先端部に
形成される第2ガイド溝との間にクラッチケースの回転
によって移動可能に設けられるクラッチボールと、支軸
の中間部に回転可能に支持されるブレーキドラムと、ブ
レーキドラムの内側に回転可能に支持されているととも
に先端が第1クラッチドラムと連結可能なブレーキキャ
リアと、支軸の中間部にはめ合わされ、一端はブレーキ
キャリアに他端は第1クラッチドラムに支持されている
ストップリングと、ブレーキドラムの内周面にはめ合わ
されるブレーキスプリングと、ブレーキドラムの外周面
に設けられるコイルスプリングと、クラッチケース先端
部からブレーキドラム基端部までを覆い、先端がベアリ
ングを介してクラッチケースの先端部に回転可能に支持
されているとともに、コイルスプリングの一端が固定さ
れている操作キャップと、操作キャップの外周面に設け
られる巻取軸と、を有する。スクリーン下降の際には、
操作コードを引き下ろして、プーリをスクリーン下降方
向に回転させると、これとともにクラッチケースがコイ
ルスプリングの付勢力に抗して回転し、クラッチボール
が移動してこれを介してクラッチケースの回転が第1ク
ラッチドラムに伝達され、ストップスプリングが拡径さ
れて第1クラッチドラムとともに支軸の周囲を回転す
る。これにより、第1クラッチドラムがブレーキキャリ
アを押圧してこれを回転させるので、ブレーキスプリン
グが拡径されようとするためブレーキドラムも一体に回
転し、操作キャップを介して巻取軸が回転する。スクリ
ーンの停止は、操作コードの操作を停止してプーリの回
転を停止させ、巻取軸に付勢手段の弾性力によるスクリ
ーン上昇方向の回転力を加えることにより、クラッチ装
置によって、巻取軸を支軸に固定することにより行われ
る。スクリーンを巻上げる際は、プーリをスクリーン下
降方向に回転させて、クラッチケースをコイルスプリン
グの付勢力に抗して回転させ、クラッチボールを移動さ
せて、これを介してクラッチケースの回転を第2クラッ
チドラムに伝達する。これにより第2クラッチドラムで
ブレーキリングの端部を押圧してこれをスクリーン下降
方向に回転させようとする。この回転は、ブレーキスプ
リングを介してブレーキキャリアに伝達され、これによ
り、支軸とストップスプリングとの摩擦力が増大してブ
レーキキャリアは支軸に対して強固に固定される。ブレ
ーキスプリングの一端がブレーキキャリアに固定された
状態で他端が更に押圧されると、ブレーキスプリングは
縮径されてブレーキドラムとの摩擦力が低下し、ブレー
キドラムがブレーキスプリングに対し回転可能となる。
したがって、巻取軸は付勢手段の蓄勢力によって回転さ
れてスクリーンが巻上げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロールスクリーン装置では、次のような問題があ
る。すなわち、特公昭63−46224号公報に示され
るものでは、シートの上昇及び下降は、操作ひもを操作
ホイールから引き下ろした後に、操作ひもを操作ホイー
ルに巻取らせ、再び操作ひもを引き下ろす、という操作
を繰り返すことにより行われるため、操作が面倒である
という問題がある。また、特開平4−80493号公報
に示されるものでは、クラッチ装置の部品点数が多く構
造が複雑であるため、製造作業が複雑で、生産性が低い
とともに、高価であるという問題がある。本発明は、こ
のような課題を解決するためのものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、プーリと回転
筒とを所定角度相対回転させることにより、プーリの回
転を巻取パイプに伝達可能及び伝達不可能にするととも
に、巻取パイプを回転可能及び回転不可能にすることに
より、上記課題を解決する。すなわち、本発明のロール
スクリーン装置は、セットフレーム(12)の両端のサ
イドプレート(14)に巻取パイプ(16)の両端が回
転可能に支持されており、巻取パイプ(16)には、ス
クリーン(18)の一端側が巻取り及び巻解き可能に連
結されているとともに、これに常時スクリーン(18)
巻取り方向に回転する力を加えている巻取スプリングが
設けられており、巻取パイプ(16)の一端側には操作
コード(22)により操作可能なプーリ(30)が設け
られ、巻取パイプ(16)には、選択的に、プーリ(3
0)の回転を巻取パイプ(16)に伝達し、巻取パイプ
(16)へ巻取スプリングの弾性力を作用させ、または
巻取パイプ(16)を停止させるクラッチ装置(29)
が設けられている、ロールスクリーン装置において、上
記クラッチ装置(29)は、上記サイドプレート(1
4)に回転不可能に取り付けられている固定軸(28)
と、上記巻取パイプ(16)に一体回転可能に連結され
ているパイプ受け(44)と、上記プーリ(30)と、
上記プーリ(30)と所定角度相対回転可能であるとと
もに一体回転するように連結可能な回転筒(36)と、
プーリ(30)と回転筒(36)との相対回転により、
回転筒(36)とパイプ受け(44)とを連結可能及び
連結を解除可能な係合部材(42)と、回転筒(36)
の巻取り方向の回転により回転筒(36)を固定軸(2
8)に締結すると共に、回転筒(36)の巻解き方向の
回転により回転筒(36)と固定軸(28)との締結を
解除する一方向クラッチばね(38)と、を有している
ことを特徴とする。なお、かっこ内の数字は、後述する
実施例の対応する部材を示す。
【0006】
【作用】停止状態のスクリーンを下降させる際には、操
作コードのスクリーン下降操作側を引き下ろして、プー
リをスクリーン巻解き方向に回転させる。これにより、
プーリが回転筒に対して所定角度相対回転して係合部材
が回転筒とパイプ受けとを連結可能な位置に移動する。
プーリと回転筒とは所定角度相対回転した後には、一体
回転可能に連結されるため、一方向クラッチばねにスク
リーン巻解き方向の回転力が加えられて回転筒が回転可
能な状態になる。これにより、プーリの回転が回転筒及
び係合部材を介してパイプ受けに伝達される。したがっ
て、操作コードを引き下ろし続けて、プーリを回転させ
続けることにより、巻取パイプは回転してスクリーンを
巻き解いていく。スクリーンを下降途中又は下降端にお
いて停止させる際には、操作コードから手を離して、プ
ーリの回転を停止させて、巻取スプリングの弾性力によ
って巻取パイプをパイプ受けとともにスクリーン巻取り
方向に回転させる。このとき、パイプ受けは係合部材に
よって回転筒と一体回転可能に連結されているため、回
転筒もプーリとともにスクリーン巻取り方向に回転す
る。これにより、回転筒は、一方向クラッチばねにスク
リーン巻取り方向の力が加えられるため、回転が拘束さ
れる。したがって、パイプ受けの回転も拘束されるの
で、巻取パイプの回転が停止する。スクリーンを上昇さ
せる際には、操作コードのスクリーン上昇操作側をわず
かに引き下ろして、プーリをスクリーン巻取り方向にわ
ずかに回転させることにより、回転筒とわずかに相対回
転させる。これにより、係合部材が回転筒とパイプ受け
との連結を解除する位置に移動する。このため、パイプ
受けと巻取パイプとは、回転可能な状態になるので、操
作コードの引き下ろしを停止して手を離しても、巻取ス
プリングの弾性力によりスクリーン巻取り方向に回転し
て、スクリーンを巻取っていく。スクリーンを上昇途中
で停止させる際には、操作コードのスクリーン下降操作
側をわずかに引き下ろして、プーリをスクリーン巻解き
方向にわずかに回転させることにより、回転筒とわずか
に相対回転させる。これにより、係合部材が回転筒とパ
イプ受けとを連結する位置に移動する。このため、回転
筒がスクリーン巻取り方向に回転しようとする、一方
向クラッチばねにスクリーン巻取り方向の力が加えられ
るので、回転筒の回転が拘束される。したがって、パイ
プ受けの回転も拘束されるので、巻取パイプにおけるス
クリーンの巻取りが停止する。このように、スクリーン
の下降は、操作コードのスクリーン下降操作側を連続し
て引き下ろし続けることにより、連続して行うことがで
き、また、スクリーンの上昇は、操作コードのスクリー
ン上昇操作側をわずかに引き下げて手を離すことによ
り、連続して行うことができ、スクリーンの下降中及び
下降端における停止は、操作コードから手を離すだけで
行うことができ、スクリーン上昇中における停止は、操
作コードのスクリーン下降操作側をわずかに下方に引き
下げて手を離すことにより行うことができる。したがっ
て、スクリーンを容易な操作で昇降及び停止させること
ができる。また、巻取パイプへのプーリからの回転の伝
達及び巻取スプリングからの弾性力の伝達は、プーリと
回転筒とを相対回転させることにより、係合部材を移動
させて、回転筒とパイプ受けとを連結及び連結を解除す
ることにより行われる。これにより、部品点数が少な
く、極めて簡単な構造のクラッチ装置で回転筒とパイプ
受けとの連結及び連結解除を行うことができる。
【0007】
【実施例】図1に本発明を実施したロールスクリーン装
置10の全体を示す。ロールスクリーン装置10を窓枠
に取付けるためのセットフレーム12の両端にサイドプ
レート14が設けられている。サイドプレート14に
は、巻取パイプ16が回転可能に支持されている。巻取
パイプ16には、スクリーン18の一端側が巻取り及び
巻解き可能にスクリーン止めプレート19によって連結
されている(図2参照)。巻取パイプ16は、図示して
いない巻取スプリングにより、常時スクリーン18を巻
取る方向への力が加えられている。スクリーン18の他
端側はウエイトバー20に連結されている。巻取パイプ
16の図1中左側端部にはプーリカバー24が設けられ
ており、これから巻取パイプ16を回転駆動可能な操作
チェーン(操作コード)22が導出されている。操作チ
ェーン22は、エンドレスのボールチェーンである。
【0008】図2に図1中左側端部の断面図を示す。巻
取パイプ16の左側端部の内部には、一端がサイドプレ
ート14に回転不可能に固定されている固定軸28が同
心に配置されている。固定軸28のサイドプレート14
側端部付近には、巻取パイプ16の回転を操作するクラ
ッチ装置29が設けられている。クラッチ装置29は、
プーリ30と、回転筒36と、一方向クラッチばね38
と、ボール(係合部材)42と、パイプ受け44と、か
ら構成される。プーリカバー24は、固定軸28のサイ
ドプレート14側端部付近に固定されている。プーリ3
0は、プーリカバー24に隣接して固定軸28の外径部
に相対回転可能にはめ合わされており、これの内径部側
に固定軸28の軸方向に延びる延長部32が形成されて
いる。プーリ30の延長部32には、円周方向に等間隔
に3つの溝部34が形成されている。また、プーリ30
の延長部32の端部には、径方向に突出する突部35が
形成されている。プーリ30の外径部には、これを回転
駆動可能な操作チェーン22が巻掛けられている。回転
筒36は、底付き筒状の形状をしており、筒部37がプ
ーリ30の延長部32の外径部に、底部39が固定軸2
8の外径部に、それぞれ相対回転可能にはめ合わされて
いる。回転筒36の筒部37には、延長部32の溝部3
4と対応する間隔で3つの孔部40が径方向に貫通して
いる。また、回転筒36の底部39には、プーリ30の
突部35が所定角度相対回転可能に挿入される切欠き部
41が円周方向に所定幅で形成されている(図4参
照)。一方向クラッチばね38は、回転筒36の底部3
9に隣接して固定軸28の外径部に設けられている。ま
た、一方向クラッチばね38は、これの一端が回転筒3
6に連結されており、回転筒36がスクリーン18を巻
解く方向に回転すると、押し拡げられて回転筒36と固
定軸28との締結を解除し、回転筒36がスクリーン1
8を巻取る方向に回転すると、締まって回転筒36と固
定軸28とを締結する。ボール42は、回転筒36の孔
部40に径方向に移動可能にはめ合わされており、プー
リ30の外周面に沿って相対移動可能である。パイプ受
け44は、底付き筒状の形状をしており、回転筒36の
筒部37の外径部に相対回転可能にはめ合わされてい
る。パイプ受け44の開口端部にはつば46が形成され
ており、パイプ受け44はつば46が巻取パイプ16の
端部に接触する位置まで巻取パイプ16の一端から内部
に一体に回転するようにはめ込まれている。パイプ受け
44の筒状部48の内周面には、図3に示されるよう
に、円周方向に等間隔に6つの径方向に突出する段部5
0が形成されている。
【0009】次に、本実施例の動作について説明する。
図3に示されるような停止状態のスクリーン18を下降
させる際には、まず、図3に示される操作チェーン22
の下降操作側22aを下方に引く。これにより、プーリ
30が図3中時計方向に回転するため、プーリ30の突
部35が図4に示される位置から図6に示される位置に
移動して、回転筒36の切欠き部41の端部と接触し、
プーリ30と回転筒36とが図6中時計方向に一体回転
可能に連結される。これにより、プーリ30から回転筒
36に図6中時計方向への回転力が加えられるため、一
方向クラッチばね38が押し拡げられて、回転筒36と
固定軸28との締結が解除され、回転筒36の回転が許
容される。これにより、プーリ30を継続して図3中時
計方向へ回転させることが可能になる。一方、図3に示
されるように、プーリ30の溝部34に位置していたボ
ール42は、プーリ30が回転筒36と相対回転してい
る間は、延長部32の溝部34の斜面によって外周面に
向かって押し上げられて、回転筒36の孔部40を外径
部方向に移動する。次いで、回転筒36がプーリ30と
連結されて一体に回転するようになると、ボール42は
回転筒36とともに図3中時計方向に回転して、図5に
示されるように、パイプ受け44の段部50に接触す
る。これにより、回転筒36とパイプ受け44とが一体
回転可能に連結されるため、プーリ30の回転が巻取パ
イプ16に伝達可能になり、巻取パイプ16はスクリー
ン18を巻解いていく。
【0010】次に、下降途中又は下降端においてスクリ
ーン18を停止させる際には、下降操作側22aの操作
を停止してプーリ30の回転を停止させる。これによ
り、巻取パイプ16は、巻取スプリングの弾性力によっ
てパイプ受け44とともにスクリーン18巻取り方向
(すなわち、図5中反時計方向)に回転しようとする。
また、パイプ受け44の段部50にボール42が接触し
ているため、回転筒36もパイプ受け44と一体に回転
しようとするが、回転筒36にスクリーン18巻取方向
の回転力が加えられるため、一方向クラッチばね38が
締まり、回転筒36と固定軸28とを締結するので、回
転筒36の回転は拘束される。これにより、パイプ受け
44も回転が拘束されるため、図5及び図6に示される
状態で、巻取パイプ16の回転が停止する。
【0011】次に、スクリーン18を上昇させる際に
は、図5に示される停止状態から上昇操作側22bを下
方にわずかに引き、プーリ30を図5中反時計方向へわ
ずかに回転させて、プーリ30の溝部34を回転筒36
の孔部40と対向する位置に移動させる。これにより、
プーリ30によって回転筒36の外径部方向に押し出さ
れていたボール42が回転筒36の内径部方向に移動し
て、図3に示されるように、溝部34に挿入されるの
で、回転筒36とパイプ受け44との連結が解除され
る。このため、パイプ受け44が回転自在になるので、
上昇操作側22bの引き下ろしを停止して手を離して
も、巻取パイプ16は、巻取スプリングの弾性力により
図3中反時計方向に回転して、スクリーン18を巻取っ
ていく。なお、このときには、プーリ30の突部35
は、図4に示されるように、プーリ30と回転筒36と
が相対回転可能な位置に移動している。
【0012】次に、スクリーン18を上昇途中で停止さ
せる際には、下降操作側22aを下方にわずかに引い
て、プーリ30を図3中時計方向にわずかに回転させ
る。これにより、プーリ30と回転筒36とが相対回転
するため、プーリ30の溝部34に位置していたボール
42は、延長部32の溝部34の斜面によって外周面に
向かって押し上げられて回転筒36の孔部40を外径部
方向に移動して、図5に示されるように、パイプ受け4
4の段部50と接触可能な位置に位置させられる。一
方、パイプ受け44は、図5中反時計方向に回転してい
るため、パイプ受け44の段部50がボール42に接触
して、パイプ受け44と回転筒36とが一体回転可能に
連結される。これにより、回転筒36にスクリーン18
巻取り方向の回転力が加えられるため、一方向クラッチ
ばね38が締まり、回転筒36は固定軸28に締結され
る。これにより、回転筒36の回転が拘束されるため、
パイプ受け44も回転不可能な状態になり、巻取パイプ
16の回転が停止する。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、操作コードのスクリー
ン下降操作側を連続して引き続けることにより、プーリ
を連続して回転させることができるので、巻取パイプを
連続して回転させてスクリーンを連続して下降させるこ
とができる。また、操作コードのスクリーン上昇操作側
をわずかに引き下げることにより、プーリと回転筒とを
相対回転させて、回転筒とパイプ受けとの連結を解除す
ることができるため、この後操作コードの引き下ろしを
停止して手を離しても、巻取スプリングの弾性力によっ
て巻取パイプをスクリーン巻取方向に回転させてスクリ
ーンを上昇させ続けることができる。また、スクリーン
の下降中及び下降端における停止は、操作コードから手
を離すだけで行うことができ、スクリーン上昇中におけ
る停止は、操作コードのスクリーン下降操作側をわずか
に下方に引き下げることにより、プーリと回転筒とを相
対回転させて、回転筒とパイプ受けとを連結して巻取パ
イプを回転不可能な状態にすることにより行うことがで
きる。これにより、スクリーンを容易な操作で昇降及び
停止させることができる。また、巻取パイプへのプーリ
からの回転の伝達及び巻取スプリングからの弾性力の伝
達は、プーリと回転筒とを相対回転させることにより、
係合部材を移動させて、回転筒とパイプ受けとを連結及
び連結を解除することにより行われる。このため、部品
点数が少なく、極めて簡単な構造のクラッチ装置を提供
することができる。これにより、製造作業が簡単なた
め、生産性を向上させることができるとともに、価格を
安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したロールスクリーン装置の全体
図である。
【図2】図1の左側端部付近の断面図である。
【図3】図2の3−3断面図である。
【図4】図2の4−4断面図である。
【図5】図3部分のスクリーン巻取り時の状態を示す図
である。
【図6】図4部分のスクリーン巻取り時の状態を示す図
である。
【符号の説明】
12 セットフレーム 14 サイドプレート 16 巻取パイプ 18 スクリーン 22 操作チェーン(操作コード) 28 固定軸 30 プーリ 36 回転筒 38 一方向クラッチばね 42 ボール(係合部材) 44 パイプ受け
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/56 - 9/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットフレーム(12)の両端のサイド
    プレート(14)に巻取パイプ(16)の両端が回転可
    能に支持されており、 巻取パイプ(16)には、スクリーン(18)の一端側
    が巻取り及び巻解き可能に連結されているとともに、こ
    れに常時スクリーン(18)巻取り方向に回転する力を
    加えている巻取スプリングが設けられており、巻取パイプ(16)の一端側には操作コード(22)に
    より操作可能なプーリ(30)が設けられ、 巻取パイプ(16)には、選択的に、プーリ(30)の
    回転を巻取パイプ(16)に伝達し、巻取パイプ(1
    6)へ巻取スプリングの弾性力を作用させ、または巻取
    パイプ(16)を停止させるクラッチ装置(29)が設
    けられている、 ロールスクリーン装置において、 上記クラッチ装置(29)は、 上記サイドプレート(14)に回転不可能に取り付けら
    れている固定軸(28)と、 上記巻取パイプ(16)に一体回転可能に連結されてい
    るパイプ受け(44)と、 上記プーリ(30)と、上記 プーリ(30)と所定角度相対回転可能であるとと
    もに一体回転するように連結可能な回転筒(36)と、 プーリ(30)と回転筒(36)との相対回転により、
    回転筒(36)とパイプ受け(44)とを連結可能及び
    連結を解除可能な係合部材(42)と、回転筒(36)の巻取り方向の回転により回転筒(3
    6)を固定軸(28)に締結すると共に、回転筒(3
    6)の巻解き方向の回転により回転筒(36)と固定軸
    (28)との締結を解除する 一方向クラッチばね(3
    8)と、 を有していることを特徴とするロールスクリーン装置。
JP19305293A 1993-06-02 1993-07-08 ロールスクリーン装置 Expired - Fee Related JP2860230B2 (ja)

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