JP3795741B2 - 外部日除け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベランダやテラス、店舗の出入り口等に設置する外部日除け装置(オーニング)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば店舗の出入り口に比較的大きな日除けスクリーン(テントシート)等を設置する外部日除け装置が多く採用されており、また、カーテン等に比べて外部日除け装置を設置した場合の室内の冷房エネルギーが飛躍的に減少することなどから、個人の家屋でも日除け装置を設置するケースが増している。そして、このスクリーンは通常は建物から道路側等に張り出して固定設置されるものが多いが、スクリーンを電動あるいは手動で軸に巻き取って収納することが出来るようにした構造のものも知られている。
【0003】
上記のような日除け装置の従来装置については、前者の固定設置のタイプのものは、建物の外部に設置され風等の影響で壊されないようにある程度の強度をもつように作られるが、台風などの強風に耐えられるようにするにはコストが嵩むため、それほど強靭な構造には設けられておらず、強風にあおられて壊れるという問題があった。
【0004】
一方、このようなスクリーンの巻出し,巻上げ操作を行うようにした装置としては、例えば、巻取軸の端部に操作用のチェーンを設けて、チェーンの連続引き操作により、巻取軸にスクリーンを巻取ったり巻解いたりするチェーン操作式のものがある。しかしこの方式の装置は、スクリーンを巻取るためにはチェーンを引き操作するしかないため、スクリーンが風に煽られてもスクリーンを自動的に巻取ることができず、強風に煽られた場合には装置が破損する虞れがあるという問題がある。またスクリーン収納タイプのもののうちで、例えば、スクリーンの軸側の一端を巻取軸に固定し、巻取軸の両端から折り畳みあるいは伸縮などの手段によって電動又は手動で開閉可能に設けられたアームにスクリーンの展開側の先端を固定し、アームの開閉によってスクリーンを巻出し(展開し)あるいは巻上げ(収容)するようにしたものがあり、この装置においても、強風時にスクリーンを軸巻き取って収容しておけば上記の破壊の問題は生じないという利点がある。
【0005】
しかし、スクリーンの巻上げを電動,手動のいずれによって行う場合にも、人為的な収納操作をしなくてはならないものが殆どで、事前に予測できない突風のような風による場合には対処できず、また留守をしている場合には対処できないという問題があって、強風作用時に装置が壊れる危険性も残る。
【0006】
以上のような強風作用時に装置が壊れるという問題を解消するためのオーニングの風対策としては、一つには装置に十分な強度を与えるという方向があり、例えば、巻取軸内に設けたコイルバネにより常時スクリーン巻上げ方向の回転を付勢しつつ、アームの開閉によってスクリーンの所定の位置で展開(巻出し)状態を維持するようにしたものにおいて、バネ力に抗してアームに常にスクリーン巻出し方向のテンションを加え、かつアームの強度を強化することによって強風に耐えうるようにしたものが知られている。しかしこの方式のものは、構造強化のために費用が嵩むという問題がある他、スクリーンを巻上げるように設けられている巻取軸に内蔵のコイルバネのトルクよりも大きなトルクでアームによるテンションをかける必要があるため、通常のスクリーン巻上げ(収容)操作の際のアーム折り畳む際み操作荷重が非常に重くなるという問題がある。
【0007】
上記のような強度補強ではなく、強風作用時には自動的にスクリーンを巻上げさせてしまうという対策もあり、例えば、装置に隣接して風力センサーを取付け、所定量以上の風を風力センサーが検知した場合には、風力センサーが巻取軸を回転させるモータ等にスクリーン巻上げの信号を送り、モータの稼働で巻取軸がスクリーンを巻上げるようにしたいわゆる電動タイプのものも提案されている。しかし、このように構成した装置は高価になることが避けられないという問題がある。
【0008】
また、巻出した(展開した)状態のスクリーンに強風が作用したときには、このスクリーンに生ずる強い張力により巻取軸から巻出されているスクリーンの両側を支えている支持アームを旋回させて、巻取軸に内挿している巻取りコイルバネでスクリーンを自動的に巻き上げるようにした機械式の自動巻上げ式外部日除け装置の提案もされている(特開平10−266502号公報)。
【0009】
この提案の外部日除け装置は、出入口や窓の上部に取り付けられかつコイルバネを内蔵したスクリーン巻取軸に該スクリーンを巻取り可能とした構造となっていて、巻取軸には常にスクリーンを巻き上げるバネ力が作用し、常時は巻出した(展開した)スクリーンが巻取軸に巻き取られないようにするために両側の支持アームで該展開状態のスクリーンを支える構造としたものである。そしてこの支持アームを旋回可能に設けると共に、伸縮可能のスライダーと、このスライダーを常に突出する方向に付勢するバネとを備え、常時はこの支持アーム内のバネで上記巻取軸内のコイルバネのバネ力に抗してスクリーンを巻出し(展開)状態の一定の姿勢に支持し、強風が作用してスクリーンに大きな張力が生じた場合には、この姿勢が崩れて支持アームを旋回させることで巻取軸の巻取りバネ力でスクリーンを収納するようにしたものである。
【0010】
この機械式の自動収納機能を備えた外部日除け装置によれば、人が人為的な収納操作を行わなくても強風,突風などがスクリーンに作用したときに装置を破壊せずにスクリーンを自動的に巻上げ収納することができる点で優れている。
【0011】
しかし、スクリーンを巻上げするための機構と、この巻上げを常時は阻止し、強風時等においてはその阻止を解除する支持アーム機構をスクリーンの両側に一対設ける必要があり、その分コストが嵩むという問題があり、また、支持アーム機構の設置を正確な位置に行わないとスクリーンを自動的に収納する際のスクリーン張力が一定しないという問題もある。更に、支持アームによるストッパー作用によってスクリーンの展開状態を維持しているため、スクリーンを途中位置(姿勢が違う位置)で停止させることができず、スクリーンの展開は一位置しか与えられないという問題もある。
【0012】
上記のようなコイルバネによるバネ力付勢式の巻取軸型の日除け装置の機構を簡単にするために、例えば、室内で使用するいわゆる巻取式スクリーン装置であるロールスクリーンを応用することが考えられる。
【0013】
この室内用ロールスクリーンにはいくつかの方式のものがあるが、基本的には巻上げ方向のバネ力付勢コイルバネを内蔵したスクリーン巻取パイプと、巻取パイプを回転させるチェーン−プーリー等の回転操作手段と、スクリーン巻出し終了後に巻き上げようとするスクリーンの回転を固定軸との係合関係で止めるクラッチとを備え、更に必要に応じてこのクラッチの固定軸との係合を維持するための一方向性クラッチバネとを備えたものである。この巻取軸のスクリーン巻上げ方向の作用を、スクリーンに対して巻出し方向の操作の操作量によって阻止し、解除するクラッチ機構を備えたものであり、例えば、巻出し方向の操作で回転軸の回転阻止を解除する方式のものは、一回のスクリーン巻出し操作で該スクリーンを巻出した後、この巻出し操作を停止するとクラッチ機構の機能によってスクリーンの巻上げを阻止した状態で停止し、次に僅かにスクリーンを巻出し操作すると、該クラッチ機構の巻上げ阻止が解除されてスクリーンの巻上げが行われる状態になるものとして、特許第2661829号公報等によって開示され、反対に、巻上げ方向の回転操作で回転阻止を解除する方式のものは、スクリーンの巻出し操作はエンドレス状チェーンの一方側を連続して引き操作することによって行い、スクリーンを巻出した後、この巻出し操作を停止するとクラッチ機構の機能によってスクリーンの巻上げを阻止した状態で停止し、次にスクリーンの巻上げ操作はチェーンの他方側を引くか、あるいはスクリーンを巻出し方向に引くかによって、クラッチ機構の巻上げ阻止状態を解除させてスクリーンの巻上げが行われる状態になるようにしたものとして、特開平7−233684号公報により開示されている。
【0014】
しかし、屋内用のロールスクリーンは、上記いずれの巻上げ阻止の方式のものとしても、スクリーンから巻取軸に巻出し方向にある程度の強いトルクが作用したときにはじめてクラッチ解除する機構としては考えられていないので、これを屋外に設置した場合、スクリーンが風に煽られるとすぐに巻取軸が巻出し方向に回転してしまうか、あるいは機構が壊れない限りにあくまでも阻止を継続することになり、外部日除け装置には応用できない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の種々の日除け装置における破壊等の問題を解消することができる新規な日除け装置を提供することを目的とする。
【0016】
また本発明は、安価でかつ巻出し位置(長さ)を自由に選択することができる新規なバネ巻取り式の外部日除け装置の提案を目的とするものである。
【0017】
また更に、本発明は、通常のスクリーンの操作時において大きな操作力を必要としない新規な外部日除け装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本願発明は以下の構成を有することを特徴とする。
(1)窓や出入り口などに差し込む日差しを遮る日除けスクリーンと、建物の外壁等に取付けられかつ前記スクリーンを巻上げできるように該スクリーン一端側が固定されたスクリーン巻取軸と、スクリーンの巻出し先端側を巻出した状態で支持する支持手段と、スクリーンを巻上げする方向の強制回転力を前記巻取軸に付勢するバネ手段と、このバネ手段によるバネ付勢力に抗して前記巻取軸にスクリーン巻出し方向の回転を与えることができるように設けられたスクリーン巻出し操作手段と、上記巻取軸の回転を制御する第1及び第2のクラッチ手段からなる巻取軸回転制御手段と、を備えた外部日除け装置であり、
上記第1のクラッチ手段は、前記スクリーン巻出し操作手段から巻取軸に伝えられる回転操作により前記バネ手段による巻取軸のスクリーン巻上げ方向の強制回転を自由に許す状態と、同強制回転を拘束する状態とを切替えるように設けられ、上記第2のクラッチ手段は、上記スクリーンに外部からスクリーン巻出し方向の張力が所定値以上の力として作用したときに上記第1のクラッチ手段により巻上げ方向の強制回転が拘束されている状態を解除して該強制回転を許すように設けられていることを特徴とする外部日除け装置。
(2)上記第2のクラッチ手段において、スクリーンから伝えられて巻取軸の巻上げ方向の強制回転の阻止を解除する所定値以上の回転力は、スクリーンに対して風で与えられるものであることを特徴とする上記発明(1)に記載の外部日除け装置。
(3)上記第1のクラッチ手段は、巻取軸を支持する固定軸との間で該巻取軸の巻上げ回転の許容と解除を切替える一方向性クラッチバネを含み、第2のクラッチ手段は、上記一方向性クラッチバネの締まり勝ってを解除する手段であることを特徴とする上記発明(1)に記載の外部日除け装置。
(4)上記第2クラッチ手段を解除するために必要な巻取パイプの回転量は、第1クラッチ手段を解除するために必要な巻取パイプの回転量よりも小さいことを特徴とする上記発明(1)ないし(3)のいずれかに記載の外部日除け装置。
(5)上記第2クラッチ手段を解除するための力を操作手段によって調整可能としたことを特徴とする上記発明(1)ないし(4)のいずれかに記載の外部日除け装置。
【0019】
上記の発明(1)はより具体的には、例えば次のように構成される。すなわち、ロールスクリーン型の本発明(1)の装置は、両端にサイドプレートを有するセットフレームの該両端のサイドプレートに巻取パイプの両端を回転可能に支持させ、巻取パイプには、スクリーンの一端側が巻上げ及び巻出し可能に連結して、これに常時スクリーン巻上げ方向に回転する力を加えている巻取バネを設け、この巻取パイプには、操作コードにより回転操作可能なプーリーの回転を伝達可能とするとともに、巻取バネの弾性力を作用可能にクラッチ装置を設け、このクラッチ装置は、上記サイドプレートに回転不可能に取り付けられている固定軸と、固定軸に相対回転可能に支持されているとともに、巻取パイプに一体回転可能に連結されているパイプ受けと、固定軸に相対回転可能に嵌合された上記プーリーと、このプーリーと所定角度相対回転可能であるとともに一体回転するように連結可能なクラッチ筒と、プーリーとクラッチ筒との相対回転により、クラッチ筒とパイプ受けとを連結及び解除可能とする係合子と、クラッチ筒と所定角度相対回転可能とし、かつクラッチ筒と相対回転可能に嵌合されているクラッチバネ受けと、クラッチ筒の回転方向によりクラッチバネ受けとの締結(締め付け)及び解除をする第1のクラッチ手段と、スクリーンに強風が作用したときに第1のクラッチ手段によるスクリーン巻上げ阻止を解除できるようにした第2のクラッチ手段とを有するようにして構成できる。
【0020】
このような装置において、スクリーンを下降(巻出し)させる場合は、操作コードをスクリーン巻出し方向に引いて、プーリーをスクリーン巻出し方向に回転させる。これにより、プーリーとクラッチ筒とが一体に回転して、クラッチ筒には、スクリーン巻上げ方向の回転力が加えられるが、一方向クラッチバネが緩み勝って(押し拡げられる)となるようにしておけば、クラッチバネ受けとの締結は解除されて、クラッチ筒の回転は許容される。これにより、プーリー、クラッチ筒は一体に回転していく。したがって、巻取パイプはスクリーンを巻出していく。スクリーンの巻出しを停止させる場合は、操作コードから手を離しプーリーの回転を停止させればよく、これにより、巻取パイプは巻取バネの弾性力によりパイプ受けとともにスクリーン巻上げ方向に回転しようとするが、係合子によってパイプ受けとクラッチ筒とが連結されているため、一方向クラッチバネが締まり、クラッチ筒とクラッチバネ受けとが締結されるので、クラッチ筒の回転が拘束される。したがって、パイプ受けも回転が拘束される。これにより、巻取パイプの回転が停止する。
【0021】
スクリーンを上昇(巻上げ)させる場合は、操作コードを巻上げ方向に引きプーリーをスクリーン巻上げ方向に若干回転させることでプーリーとクラッチを所定角度相対回転させると、係合子がクラッチ筒とパイプ受けとの連結を解除する位置に移動するため、パイプ受けが回転自在な状態になり、巻取パイプは、巻取バネの弾性力により回転して、スクリーンを巻き上げる。
【0022】
また、スクリーン展開時に強風が作用した場合、スクリーンが強風で巻出し方向に回転しようとする場合に、上記スクリーンから伝えられる巻出し方向の回転を阻止するように巻回されたクラッチバネの上記連結を解除するように設けることで、スクリーンに対する風による回転トルクがそれほど大きくないときには回転の阻止が維持されるが、所定の値を越えると回転阻止を解除して巻取軸を回転させ、上記係合子がクラッチ筒とパイプ受けとの連結を解除する位置まで強制回転すれば、巻取バネによる巻取軸の回転、したがってスクリーンの巻上げを自由に有す状態とすることができる。したがってこれにより、スクリーンが強い強風を受けたときに、巻取軸の巻上げ阻止を図っている第1のクラッチ手段の係合を解除して巻取軸が巻取バネの回転力によりスクリーンを巻き上げできることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下本発明を具体的に示した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
実施形態1
図1〜図9は、本発明の実施形態1の外部日除け装置の巻取パイプ(巻取り軸)の回転制御手段部分を示したものであり、第2のクラッチバネ機構(上述した第2のクラッチ手段)を除いた全体構造は、用途は異なるが上述した屋内用ロールスクリーンを開示した特開平7−233684号公報に記載の構造と概ね一致する。
【0025】
本例の外部日除け装置は、次のように構成されている。すなわち、日除けを行うスクリーン1の巻上げ側一端を固定しかつ常時は内装した巻上げバネ(コイルバネ:図示せず)により巻上げ方向の回転バネ力が付与されている巻取パイプ301は、スクリーン1の巻出しガイドレールを兼ねた一対のサイドプレート201により回転可能に支持される。この一対のサイドプレート201は、建物の外壁等に固定のセットフレーム(図示せず)の両端に固定され、片側のサイドプレート201(図1, 図9参照)には、巻取パイプ301の回転制御手段が設けられるが、他側は単に巻取パイプ301の回転支持軸として機能する固定軸(図示せず)が設けられている。なお、2011はサイドプレート(ガイドレールを兼ねている)の姿勢を補強するための梁であり、サイドプレート201は建物の壁部からスクリーン巻出し先端をガイドするレール型に設けられている。
【0026】
次に、巻取パイプ301のスクリーン1の巻出し,巻上げの回転制御手段について説明すると、これは、固定機構2、回転機構3、手動操作で回転されるプーリー機構4、回転部分と固定部分及びプーリー機構4との連係を断続するクラッチ機構5とからなっている。
【0027】
上記において、固定機構2は、建物の外壁等にセットフレーム(図示せず)を介して固定された上記サイドプレート201と、これに固定されている固定支持軸202と、この固定支持軸202の非円形軸部2021に嵌合して回転不能に設けられているクラッチバネ受け203とからなっている。サイドプレート201から巻取パイプ301内部方向(水平方向)に延出された上記固定支持軸202は、軸方向に延出した所定位置(回転支持するプーリー等の嵌合部)までは断面円形の形状であり、その他のクラッチバネ受け203嵌合部から先端に至る範囲は円形断面を一対の弦で切り落とした非円形の形状をなしており、上記クラッチバネ受け203はこの非円形軸部2021に嵌合することで回転不能とされている。なお、断面円形,非円形の軸部を含めて、外周に嵌合される各部材の軸方向の位置決めのために、常法に従って所定位置に適当な抜け止めリングを弾性的にはめ込みするが、図示は省略した。
【0028】
回転機構3は、上記のようにスクリーン1の一端が巻出し,巻上げ可能に固定された巻取パイプ301と、この巻取パイプ301が一体に嵌合され、かつ上記固定支持軸202に対して軸回り回転自在(クラッチ手段による制御を除く)に滑合されているパイプ受け302とからなっていて、巻上げバネには上述のように、図示しないより巻上げ方向の回転力が巻取パイプ301に常に作用するように設けられている。
【0029】
スクリーン巻出し操作手段であるプーリー機構4は、図1,図3及び図7に示すように、上記固定支持軸202に軸回り回転が自在に滑合されているプーリー本体401と、このプーリー本体401に掛け回されて手動操作でプーリー本体401を回転させるための回転操作チェーン402とからなっていると共に、プーリー本体401の大径部4011の外周のギア40111が回転操作チェーン402に係合し、また軸方向に延出された小径部4012の外周面に、周方向に120°間隔で径内方に凹設された短尺の周方向溝4013が設けられていて、後述するクラッチボール機構51のクラッチ用鋼球(以下単に「ボール」という)512が、クラッチ筒403に対して、これに形成した径方向の貫通孔514の内外に出没できるように設けられている。
【0030】
クラッチ機構5は、本例においては、上記ボール512がクラッチ筒511とプーリー本体401との周方向の相対回転で径方向に出没することにより、プーリー本体401と巻取パイプ301との周方向の連係を断続するようにしたクラッチボール機構51、及び巻取パイプ301の巻上げ方向回転を阻止するクラッチバネ521とを有する機構によって構成される第1クラッチバネ機構52からなる上述した第1のクラッチ手段と、このクラッチバネ521による巻取パイプ301のスクリーン1の巻上げ方向回転の阻止を解除する第2クラッチバネ機構53からなる上述した第2のクラッチ手段とから構成されている。
【0031】
以上のように説明される巻取パイプ301のスクリーン巻出し,巻上げの回転制御をするクラッチ機構5を構成する各機構は、それぞれ相互に連係しており、個々の構造だけでなく相互の連係関係を併せて説明することが理解を容易にするので、以下においては構造と機構の動きを併せて図1〜図8により説明する。
【0032】
なお、図3〜図6は、図1に示した回転制御手段の各回転部分の周方向の位置関係を、動作姿勢の違い▲1▼〜▲7▼と、そのときの各断面位置A〜D(図2参照)で示したものであり、これらの全体の関係は図8に示した。
【0033】
まず、上記の巻取パイプ301に対するスクリーン巻出し操作手段であるプーリー機構4と、第1のクラッチ手段の一部を構成するクラッチボール機構51の連係の構成について説明すると、巻取パイプ301には、スクリーン1の一端側が固定して連結され、またこの巻取パイプ301には、図示していない巻取バネによりスクリーン1を巻上げる方向への力が常に加えられていることは上述した通りである。なお、巻取パイプ301を巻出し回転駆動させる回転操作チェーン402(エンドレスのボールチェーン等)は図3,図9に示される。
【0034】
そして、巻取パイプ301には、クラッチボール機構51を介してプーリー機構4からスクリーンの巻出し方向及び巻き上げ方向の回転力伝達ができるようになっている。
【0035】
すなわち本例のプーリー機構4は、プーリー本体401が、固定支持軸202に回転自在に滑合されて、回転操作チェーン402により正逆回転可能に設けられ、かつ、本例ではプーリー本体401が回転機構3のパイプ受け302との間の係合を断続する上記クラッチボール機構51が設けられ、これらの係合の断続に加えて、係合時に回転機構3の巻上げ方向の回転を阻止(拘束)するクラッチバネ521が固定支持軸との間に設けられている。
【0036】
上記クラッチボール機構51の構成を説明すると、プーリー本体401には大径部4011と小径部4012が設けられ、その大径部4011から軸方向に延出された小径部4012の外周には、周方向に径が漸減する外周溝4013が上述のように120°の等間隔で3箇所に設けられている(図3の断面A,B参照)。
【0037】
また、プーリー本体401には、軸方向に貫通しかつ周方向に一定角度の長さをもつように形成された孔部4014が設けられていて、後述のクラッチ筒511から軸方向に延出された爪513が周方向に一定角度の相対回転できる遊度をもって嵌挿される(図3の断面A参照)。
【0038】
このような構成を有することにより、プーリー本体401とクラッチ筒511は、上記遊度の分だけ周方向に「から運動」することができるようになっており、この「から運動」により、上記クラッチ筒511に設けられている周方向溝4013に上記ボール(鋼球)512が上記周溝4013内に落ちたり溝外に乗り上がったりすることで径方向に出没し、回転機構3のパイプ受け302と周方向の係合を断続できるようにしている。又この係合のために、パイプ受け302にはその内周に内向き突起3021を周方向に等間隔に6箇所設け、ボール512が径外方に突出したときに周方向の係合を生ずるようにしている。なお上記において「から運動」というのは、周方向に一定角度の相対回転できる遊度をもつ一対の回転部材が、相互に係合しない状態で周方向に相対回転する運動(これを「から運動」という)を行い、この相対回転で一方向の遊度がなくなったときに係合して相互に回転力を伝える状態になることをいう。
【0039】
次に第1の手段の一部を構成する第1クラッチバネ機構52について説明すると、これは図1及び図7により示され、クラッチバネ521とクラッチアダプタ522とから構成されている。
【0040】
このクラッチバネ521は、一端5211がクラッチアダプタ522に周方向の移動が拘束されて係合され、他端5212は(後述する第2クラッチバネ機構53との連係の説明はここでは省略する)、固定支持軸202と回転不能のクラッチバネ受け203に巻き付き、クラッチアダプタ522のスクリーン1の巻上げ方向の回転を締め勝ってとなって阻止(拘束)するように設けられている。なお、クラッチアダプタ522は、クラッチ筒511に対して軸方向に対向すると共に、周方向には若干の遊度をもって係合及び係合解除ができるように設けられている。
【0041】
上記のような構成を有するクラッチボール機構51及び第1クラッチバネ機構52からなる第1のクラッチ手段の動きを、プーリー機構4のプーリー本体401に対する人為的な操作との関係で説明すると、いま、スクリーン1が巻取パイプ301に完全に巻き上げられている状態(図3の状態▲1▼A参照)と考えて、この状態から、プーリー機構4のプーリー本体401をスクリーン1を巻出し方向に回転操作すると、プーリー本体401は図3中の時計回り方向に回転することになり、静止状態のクラッチ筒511の爪513に対して孔部4014が所定角度だけ「から運動」した後、該孔部4014の周方向端部壁が係合して回転力を伝達する状態(図3の状態▲2▼A参照)に移行する。
【0042】
また、この途中におけるクラッチボール機構51に生ずる動作は断面Bで示され、(図3の状態▲1▼A)ではプーリー本体401の周方向溝4013とボール512の周方向の位相が一致して該ボール512はクラッチ筒511の径方向貫通の孔部514に落ち込む(ことができる)ようになっているが(図3の状態▲1▼B参照)、(図3の状態▲2▼A)では、上記位相がずれてボール512は周方向溝4013からプーリー本体401の外周面(小径部の外周面)に乗り上がり、径方向貫通孔514から径外方に突出することになる(図3の状態▲2▼B参照)。なお、これらの状態移行に伴うボール512の径方向位置の違いは、図7の(イ)、(ロ)によって示され、この図7の(イ)→(ロ)の状態移行により、ボール512は図7(ロ)の状態ではクラッチ筒511の外周よりも外側に突出することになる。
【0043】
以上の(図3の状態▲2▼A)から更にスクリーン1を巻出す方向に回転機構3を操作すると(通常は一連の操作)、プーリー本体401はクラッチ筒511を随伴して回転させることになる(図3の状態▲3▼A)。そして回転機構3によるスクリーン巻出し方向の回転操作を連続させると、その操作初期に生じた(図3の状態▲2▼B)から更に同回転操作が連続するので、クラッチ筒511から径外方に突出された状態に維持されたボール512が上記パイプ受け302の内周に設けた突起3021に係合することになり(図3の状態▲3▼B)、更なる同回転操作の連続で、クラッチ筒511、従ってパイプ受け302及び巻取パイプ301に対してスクリーン巻出し方向の回転力が伝えられる(上記図3の状態▲3▼Bと同じ)。このとき、第1クラッチバネ機構52のクラッチバネ521は、回転不能のクラッチバネ受け203に対し緩み勝っての状態にあるため拘束は受けず、この回転力伝達によりパイプ受け302、従って巻取パイプ301はスクリーン1を巻出す(日除けのために展開する)方向に自由に巻出されることになる。
【0044】
次に、以上のスクリーン巻出し操作を終了してこの操作を停止した時の同回転制御手段の各機構の状態を説明すると、これらの各機構に対する外部からの回転力のうちの回転機構3(プーリー)からの操作力はなくなるので、巻取パイプ301に内装されている巻取バネの回転力のみとなる。したがって、巻取パイプ301は同バネ力により巻上げ方向に回転しようとすることになる。
【0045】
しかしこの際において、第1クラッチバネ機構52のクラッチバネ521に作用する回転力の伝達方向は上記のスクリーン巻出し方向とは反対のプーリー本体401から巻取パイプ301への方向となり、かつこの回転力伝達方向が逆転することに伴って巻取パイプ301の回転が拘束される。
【0046】
すなわち、巻取パイプ301からプーリー本体401に回転力を伝える途中に介在する上記クラッチアダプタ522は、これと回転不能に係合するクラッチバネ受け203を介して固定部(本例ではクラッチバネ受け203)との間に、相対回転の方向が正・逆に変わることで回転を許容,拘束するクラッチバネ521が設けられているので、バネとの巻き付き方向の関係で締まりや緩みにより締り勝って,緩み勝ってが変わる。本例では上述したパイプ受け302と、固定部(クラッチバネ受け203)との間において、スクリーン巻出し方向の操作の際には、このクラッチバネ521は固定部に対しては緩み勝ってとなるが、反対方向については締め勝ってとなる。したがって、固定部(クラッチバネ受け203)との関係において巻取パイプ301の巻取バネによる巻上げ方向の回転は拘束されることになる(図3の状態▲4▼A)。なお、この巻取パイプ301の巻上げ方向の回転(プーリーからの巻出し方向の回転に逆方向の回転)が拘束される状態という条件では同じ図3の状態▲3▼A,Bとの間でクラッチ筒511の回転位置・姿勢に若干の変化があるのは、クラッチバネ521の緩み状態から締め状態への回転が必要になるためである。また図3中の太線矢印と細線矢印は、前者は人為的な回転操作力を示し、後者は巻取バネによる機械的な回転操作力を示し、更に後述する点線矢印は風による回転力を示している。
【0047】
以上の状態から、スクリーン1を巻き上げる場合には、回転操作手段のプーリー本体401をスクリーン巻上げ方向に回転させるようにすればよい(図3の状態▲5▼A参照)。
【0048】
すなわち、この回転機構4のプーリー401をスクリーン巻上げ方向に操作した場合、クラッチバネ521によるクラッチアダプタ522の回転(巻上げ方向の回転)は阻止は継続している。
【0049】
この状態で回転機構3からプーリー本体401をスクリーン1の巻上げ方向に人為的に操作したときに、クラッチ筒511は回転せず(クラッチバネ521で回転が拘束されているクラッチアダプタ522とボール512の係合が継続)、したがって巻取パイプ301の回転はそのまま阻止(拘束)されている。一方、拘束されていないプーリー本体401は上記人為的な操作で回転される。そして、プーリー本体401がクラッチ筒511に対して所定角度の「から運動」をする(図3の状態▲5▼A)と、クラッチ筒511とプーリー本体401の周方向の位相が所定角度ずれてボール512がプーリー本体の周方向溝4013に落ち、上記のクラッチアダプタ522とボール512の係合が外れる状態となり(図3の状態▲5▼B)、クラッチバネ521による巻取パイプ301に対する巻上げ方向の回転阻止が解除されるので、スクリーン1は巻取バネのバネ力で全て巻上げられることになる。図7(ハ)は、ボール512がクラッチ筒511の径方向外側から内側に落ち込むようになった状態(図3の状態▲5▼B)を示している。
【0050】
次に本例におけるスクリーン1に風が作用した場合について、この場合に機能する第2クラッチバネ機構53の構成と動作を説明する。
【0051】
本例の第2のクラッチ手段を構成する第2クラッチバネ機構53は、上記クラッチバネ521の他端5212がクラッチバネ受け203に巻き付く位置から更に延長されていて、パイプ受け302と所定の回転連係関係に設けられているフリクションカラー531との間で、締り勝って,緩み勝ってがこのフリクションカラー531とクラッチアダプタ522の間の相対回転の方向と回転力伝達の方向の違いにより変わるように設けられている。なお532はスペーサリングであり、フリクションカラー531とクラッチアダプタ522の巻き付き関係を設定するために設けられ、周方向に関して固定支持軸202の非円形軸部2021に嵌合して回転不能に固定されている部材であり、作動機構上は特に機能するものではない。なお、上記のフリクションカラー531は、パイプ受け302との間で周方向に若干の遊度をもって係合し、スペーサリング532に対しては周方向に回転自在に外装されている(図5のD参照)。
【0052】
このような構成において、スクリーン1が巻出し展開された状態で停止している状況(図5の状態▲4▼D,図3の状態▲4▼A,B参照)で、このスクリーン1に風が作用すると、スクリーン1が煽られるので巻取パイプ301には巻出し方向の回転力が作用することになる(図4の状態▲6▼A,B参照)。このとき、風が微風であればスクリーン1から巻出し方向に作用する回転力は小さく、フリクションカラー531からクラッチバネ521に伝えられる回転力は小さいのでクラッチバネ521の締め勝って方向の拘束力を緩めることができずに、上記(図3の状態▲4▼B)の状態はそのまま維持されることになる。
【0053】
しかし、作用する風が強風で巻取パイプ301からフリクションカラー531に作用するトルク(回転力)が予め設定した値を越える場合には、クラッチバネ521の締め勝って方向の拘束力を緩め、つまり、該クラッチバネ521のクラッチバネ受け203に対する締め勝って状態を緩める方向への回転力が大きくなり、クラッチアダプタ522の回転を許すことになる(図4の状態▲7▼C,図6の状態▲6▼D参照)。
【0054】
このようにすると、クラッチアダプタ522ひいてはクラッチ筒511に対するクラッチバネ521のスクリーン巻上げ方向の回転阻止が解除されて、巻取パイプ301は巻取バネにより巻上げ方向に回転しようとすることになり、この回転の角度が、ボール512がプーリー本体401の周方向溝4013に落ち込むまでの位相ずれとなった時点で、巻取パイプ301に対する巻上げ方向の回転阻止は完全に解除されて、スクリーン1は巻き上げられることになる。この動作状況は図5〜図7により示される。
【0055】
つまり、巻出されて展開した状態にある日除けスクリーン1に作用すると、通常は直線状をなしているこのスクリーン1がふくらみ変形し、これが巻取パイプ301に対しては巻出し方向の力となる。この風の力(図3〜図7では点線で示した回転力)が小さい場合には、スクリーン展開状態を維持している各機構の動作状態は概ね変化がないが、この回転力が大きい場合(つまり強風の場合)には、フリクションカラー531が、巻取パイプ301と一体のパイプ受け302からの回転力を強く受けて、締め勝って状態のクラッチバネ521を緩める方向に強く作用し、これによってこの該クラッチバネ521は若干径がふくらまされることになり、クラッチバネ受け203との締め勝っての締結を緩めて滑らせ、最終的には、クラッチ筒511とプーリー本体401の周方向の位相をずらせて、クラッチボール機構51のボール512をクラッチ筒511の外周から周方向溝4013に落ち込ませこれらの係合を解除させる(図7(ホ)参照)。この係合解除により、巻取パイプ301は内装した巻取バネのバネ力でスクリーン1を最終巻上げ状態まで自動的に巻き上げることになる。
【0056】
以上のように、本例の装置においては、第2クラッチバネ機構53が、巻出して停止した展開状態のスクリーン1に対し、予めクラッチバネ521の巻き付け力などで設定した力以上の強い強風が作用した場合には、スクリーン1の巻上げを拘束している第1クラッチバネ機構52による回転拘束を解除してスクリーン1を巻き上げることができ、この動作において人為的な操作は不要であり、風の影響のみに応じて自動的に作動することができる。
【0057】
以上説明したように、本例においては、特に特徴的な第2のクラッチ手段を構成するフリクションカラー531により、巻取パイプ301に作用した風による回転トルクでクラッチバネ521が緩み方向の力を受けてクラッチ筒511の回転を許すため、クラッチボール機構51のボールが、静止しているプーリー本体401の周方向溝4013に落ち込むようになり(図7(ホ)参照)、該クラッチバネ521による巻取パイプ301の巻上げ回転阻止が解除されてスクリーン1が巻取パイプ内装の巻取バネにより巻上げられることになる。したがって、本例の外部日除け装置によれば、通常はスクリーン1が回転操作チエーン402の操作により巻出しあるいは巻上げされるが、スクリーン1を巻き出して展開した状態で強風が作用すると、自動的にスクリーン1巻き上げることができるという優れた効果が得られ、かつこのための機構も比較的に簡単であるため、部品数も少なく、低コストに構成することができる利点がある。
【0058】
実施形態2
本例は図10、図11に示され、第2のクラッチ手段が実施形態1とは異なり、またこれに伴って第1のクラッチ手段の構成が実施形態1とは異なるが、全体の基本的構成と、動作の概要はほぼ同じである。すなわち本例による動作は、プーリー機構41をスクリーン巻出し方向に操作する際に巻取パイプ301の回転が自由に許されるが、この巻出し操作を停止した時点で、内装(図示せず)した巻取バネによる該巻取パイプ301のスクリーン1の巻上げ方向の回転は阻止され、その後、プーリー機構41をスクリーン巻上げ方向に若干操作したときに上記回転阻止を解除して、巻取バネによる強制巻上げを許容できるようにしたという一連の動作を行い、この動作は実施形態1と概ね同じである。
【0059】
本例における機構上の特徴は、要するに、スクリーン1を巻出した状態で停止させる巻上げ阻止のための機構と、強風時にこの巻上げ阻止を解除するための機構が上記実施形態1と異なるところにある。
【0060】
これを以下説明すると、本例においては、第1クラッチバネ機構55(実施形態1の第1クラッチバネ機構52に相当)のクラッチバネ551が、その回転方向により、非回転のクラッチバネ受け203に対して締まり勝って、緩み勝ってが切り替わるように連係されているが、強風の作用で巻取パイプ301の回転に従動するフリクションカラー(実施形態1の531)に相当するものが設けられていないので、力の伝達がプーリー機構41→巻取パイプ301の方向の場合、スクリーン巻出し方向のプーリー回転時にはクラッチバネ551は常に緩み勝ってとなって巻取パイプ301の回転を許す。反対にプーリー機構41をスクリーン巻上げ方向に回転させる場合は、クラッチバネ551は本来は締まり勝ってとなるので拘束されることになるが、クラッチバネ551の緩み勝ってから締まり勝てに移行するまでの若干の遊度があるので、その遊度分はプーリー機構41のプーリー本体411の回転が許されることになる。
【0061】
一方、力の伝達がプーリー機構41→巻取パイプ301の方向から逆転して、巻取パイプ301→プーリー機構41の方向となる場合は次の二つに場合分けされる。
【0062】
すなわち、プーリー機構41によるスクリーン巻出し方向操作を停止した時点では、巻取パイプ301に巻取バネの巻上げ方向のバネ力が作用しているため、力の伝達方向は上記の巻取パイプ301→プーリー機構41の方向になるが、スクリーン巻上げ方向の巻取パイプ301の回転は、該クラッチバネ551が上述のように締まり勝ってとなっているので巻取パイプ301の同方向への回転を拘束(つまり非回転のクラッチバネ受け203により巻上げを拘束)することになる。つまり、スクリーン1をプーリー機構41で巻上げ操作した後、この操作を停止した時点では、巻取パイプ301は巻取バネでスクリーン1を巻上げる方向に回転しようとするが、この回転はクラッチバネ551により拘束されるということになる。なお、力の伝達方向を考えずに回転方向だけでいうと、プーリー機構41をスクリーン1の巻上げ方向への操作をすると、回転方向は同じであるが力の伝達方向が逆であるためにクラッチバネ551の締まり勝ってと緩み勝ってが逆転し、プーリー本体411の同方向の回転は許容されて後述するクラッチボール機構54がプーリー機構41と巻取パイプ301の間の連係断続を切替えるという特徴がある。
【0063】
また、巻取バネによる巻取パイプ301の巻上げ方向の回転を拘束(阻止)している状態で、スクリーン1に強風が作用した場合を考えると、この方向の巻取パイプ301の回転(つまりスクリーン巻出し方向の回転)は、クラッチバネ551の締まり勝ってと緩み勝ってが逆転して、巻取パイプ301は非回転のクラッチバネ受け203に対し締まり勝ってとなって拘束されることになる。
【0064】
また、第2のクラッチ手段の一部を構成する第2クラッチバネ機構56は、本例では、プーリー本体411に対し所定の回転方向の遊びが設けられていることで一定回転角度の「から運動」ができ、かつ更にその外周に配置されたクラッチ筒541の内周面に対して、回転方向により締まり勝って,緩み勝ってが切り替わる第2クラッチバネ563と、このクラッチ筒541を、非回転体(固定支持軸202と一体の回転不能の筒体)565との間で所定の回転方向の摩擦抵抗をもって係合するゴム体筒564とから構成されており、上記クラッチ筒541は、実施形態1におけるクラッチボール機構54のプーリー本体401(本例では411)と所定角度の回転方向の「から運動」ができるように係合されているものである。
【0065】
このように構成された第2クラッチバネ機構56は、プーリー機構41をスクリーン1を巻出し方向に回転操作した際には、第2クラッチバネ563はクラッチ筒561に対して緩み勝って方向とするので回転が許されて、クラッチボール機構54(これは実施形態1のクラッチボール機構51と同じ構成)の係合の断続で巻取パイプ301の回転を行わせ、スクリーン1の巻出し(展開)を許すことになる(図11E−▲2▼,F−▲2▼参照)。
【0066】
そして、このプーリー機構41によるスクリーン1の巻出し操作を停止させると、巻取パイプ301は内装した巻取バネにより巻上げ方向に回転しようとするが、上述したように第1クラッチバネ機構55のクラッチバネ551の回転拘束によりこの巻取パイプ301の巻上げ方向の回転は阻止される。この際、クラッチバネ551の緩み勝って状態から締まり勝って状態への移行のための若干の回転が巻取パイプ301に生じ、第2クラッチバネ563はこの若干の回転に追従し(図11E−▲3▼,F−▲3▼参照)、その状態(スクリーン1展開状態)で停止する。
【0067】
次に、上記スクリーン1展開状態で停止している装置のプーリー機構41のプーリー本体411を巻上げ方向に回転させると、クラッチバネ551の回転拘束により停止している巻取パイプ301に対して該プーリー本体411が回転するため、クラッチボール機構54のボール542が、プーリー機構41の周方向溝4113(実施形態1の4013と同じ)の径方向内側に落ち込み、巻取バネによる巻取パイプ301の巻上げ方向の回転を阻止する係合が解除されるので、該巻取パイプ301は自動的に巻上がることになる(図11E−▲5▼,F−▲5▼参照)。なお、図が煩雑になるため実施形態1と実質的に同じ機構、部分については符号の図示は省略した。
【0068】
以上が本例の外部日除け装置の通常の動作状態であるが、スクリーン1が展開した状態で、人為的でなく、スクリーン1に強風が作用した場合には次のようにして該スクリーン1は自動的に巻上がることになる。
【0069】
すなわち、スクリーン1に強風が作用した場合の状況では、プーリー機構41には外部操作力が作用しないので、同機構41はそのままの姿勢を維持する(図11E−▲3▼と▲6▼を参照)。一方、巻取パイプ301には風によってスクリーン1を巻出そうとする力が作用するが、この方向への巻取パイプ301の回転は、第2クラッチバネ563が締まり勝ってとなるので阻止される。すなわち、第2クラッチバネ563が緩み勝ってから締まり勝ってに移行する巻取パイプ301の若干の回転は許されるが、該第2クラッチバネ563が締まり勝って状態となった後は、基本的には該巻取パイプ301の巻出し方向の回転は阻止される。
【0070】
しかし、この第2クラッチバネ563による非回転部と巻取パイプ301との間の回転阻止は、本例ではゴム体筒564の非回転部との間の摩擦抵抗で与えるようにしているので、回転体側(つまり巻取パイプ301側)に、当該摩擦抵抗よりも大きな回転力が生じた場合には、摩擦係合部分の滑りを生じ、両者の間に相対回転が行われることになる。これにより、クラッチボール機構54のボール542がプーリー機構41(プーリー本体411)の周方向溝4113に落ち込むことができる状態に移行し、巻取パイプ301は内装巻取バネにより自動的に巻上がることになる(図11E−▲6▼,F−▲6▼参照)。
【0071】
以上の「から運動」動作などを与えるプーリー本体411、クラッチ筒541、第2クラッチバネ563、ゴム体筒564、クラッチボール機構54等の具体的な機構は、図10のE−E断面、及びF−F断面を示した図11により説明される。なお、図11の動作状態の図示は、説明を分かり易くするために実施形態1の動作と一致させた動作状態を示す符号▲2▼,▲3▼,▲5▼,▲6▼を用いて示した。
【0072】
以上の説明から分かるように、本例の機構は実施形態1とはその構成が異なるが、生ずる動作は基本的には同様のものであり、これらのことから本発明の課題は種々の構成により実現できることが分かる。
【0073】
実施形態3
本例は図12,図13に示され、巻取パイプ301の巻出し、この巻出し操作の停止後における該巻取パイプ301の巻上げ回転の阻止、及び人為的な巻上げ操作に伴う動作については、特許第2661829号公報に記載されているいわゆる迷路型の第1のクラッチ手段6に、操作手段としてプーリー機構42を追加したものであり、要するに、プーリー機構42による巻取パイプ301の巻出し方向の操作の操作量、すなわちプーリー421を所定角度以上回転させたときには、巻取パイプ301をスクリーン巻出し方向に回転させ、プーリー421を所定角度のみ回転させたときには、巻取パイプ301をスクリーン巻上げ方向に回転できるよう、非回転部(固定支持軸202等)に対してスクリーン1の巻上げと、その阻止を切換えるようにしたものであり、プーリー421からの回転は順番にパイプ受け709、回転部材704、ボール703、パイプ受け702から巻取パイプ301へと伝達される。なお、第1クラッチ手段6の具体的な内容は、上記公報を参照すれば理解できるので本明細書においては説明を省略する。
【0074】
本例の機構による通常の動作(上記公報で説明されるプーリー機構42を操作することで行われる動作)は、図13の(イ)→(ロ)→(ハ)→(ホ)の順に行われ、スクリーン1のプーリー機構42による巻出し時には巻取パイプ301が同方向に回転し(図13(イ)参照)、この操作を停止すると、巻取パイプ301の巻上げ方向の回転は迷路型の第1のクラッチ手段6により阻止される(図13(ロ)参照)。次に、人為的にプーリー機構42をスクリーン巻出し方向に一定角度回転操作すると(図13(ハ)参照)、迷路型の第1のクラッチ手段6の巻取パイプ301の同方向回転阻止が解除され、該巻取パイプ301は巻取バネによりスクリーン巻上げ方向に回転されることになる。
【0075】
ところで、図13(ロ)の展開状態にあるスクリーン1に対して、風等の外力が作用すると、該スクリーン1は巻出し方向に強く引かれることになるが、上記特許第2661829号公報記載の装置のみでは、屋外での使用等このような状況を想定しておらず、仮に上記のような外力が作用した場合には、スクリーン1が巻き出され手巻取パイプ301が所定角度のみ回転することがあるため、微風が作用した場合でも、クラッチ手段が解除されて巻取パイプ301がスクリーン巻上げ方向に回転されてしまう。
【0076】
本例の特徴は、以上の構成に加えて、第2クラッチ手段を追加することによって、スクリーン1に微風が作用したときにはスクリーン1の展開状態を維持するが、スクリーン1に強風が作用したときにはスクリーン1の自動的な巻上げが行われるところにある。
【0077】
すなわち、作用する風が微風である場合には、ストッパケース701及びこれと一体回転するパイプ受け702から、ボール703に回転力が伝わって、このボール703と実質的に一体の回転部材704が回転しようとするが、この回転部材704と固定支持軸202の間に連係された第2クラッチバネ705は、同方向の回転部材704の回転を阻止するように締まり勝ってとされていて、上記巻取パイプ301の微風の作用による巻出し方向の回転は阻止される。
【0078】
一方、巻取パイプ301に強風が作用して該巻取パイプ301が強く回転しようとする場合には、上記ボール部分の連係を介した回転阻止に打ち勝って、ストッパケース701及びパイプ受け702が回転するようになっている。この回転阻止に打ち勝った回転は、上記パイプ受け702に設けたボール受け溝7021から、ボール703が溝外に乗り上がる軸方向の力として定めることができ、その力の大きさは、本例においては、皿バネ706のバネ力をバネ力調整ダイヤル707で調整することで所望する値に設定することができる。
【0079】
なお、708はクラッチバネ受け、709はケーシング、42はプーリー機構、421はそのプーリー本体である。
【0080】
以上の構成の本例の回転制御手段によれば、スクリーン1に強風が作用したときには、図13の(ロ)→(ニ)→(ホ)の順に巻取パイプ301側の機構が回転して、迷路型の第1のクラッチ手段6の巻取パイプ301の同方向回転阻止が解除され、該巻取パイプ301は巻取バネによりスクリーン巻上げ方向に回転されることになる。
【0081】
本願発明は上記の実施形態に限定されることなく、実施形態1あるいは実施形態2において第2クラッチ手段をそれぞれパイプ受け302の内部あるいはプーリー本体411の外周部に設けているが、パイプ受け302の外側あるいはプーリイー本体411の内周面に設けることもでき、また、実施形態3において第2クラッチ手段を巻取パイプの外側に設けているが、巻取パイプに内側に設けることなど、種々の実施形態を含むことは言うまでもない。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の該部日除け装置によれば、スクリーンに所定量以上の風の作用がかかった場合には、自動的にスクリーンを巻上げできるようにしたため、屋外に設置した場合には、強風が吹いても製品の破損を防止することができる。
【0083】
また、巻取パイプ側に設けたクラッチ装置が解除されることによって、強風が吹いた場合に自動的にスクリーンを巻上げようにしたため、アームの種類にこだわることなく、スクリーンが途中位置で停止されている場合でも強風に対応できる。
【0084】
第2クラッチ手段の抵抗力を調整可能なダイヤルなどを設けることによって、製品毎に抵抗力の調整をすることができるため、製品サイズに係わらず部品の共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の外部日除け装置の巻取軸回転制御手段を構成する装置の部分断面図。
【図2】図1の装置の各部の動きを説明するためのA〜Dの断面位置を示した図。
【図3】図2のA〜C部分の機構の通常の動きを示した図。
【図4】図2のA〜C部分の機構の強風作用時の動きを示した図。
【図5】図2のD部分の機構の通常の動きを示した図。
【図6】図2のD部分の機構の強風作用時の動きを示した図。
【図7】プーリーと巻取パイプの間の回転力の伝達を説明するための図。
【図8】図3〜図6の各部の機構の動きを総括的に示した図。
【図9】図1の機構適用した外部日除け装置の概要一例を示した図。
【図10】本発明の実施形態2のロールスクリーン装置の全体図である。
【図11】図10の装置の各部の動きを説明するためのE,F断面位置を示した図。
【図12】本発明の実施形態3のロールスクリーン装置の全体図である。
【図13】同実施形態3の(イ)〜(ホ)の動作状態を示した図である。
【符号の説明】
1:スクリーン
2:固定機構
201:サイドプレート
2011:梁
202:固定支持軸
2021:非円形軸部
203:クラッチバネ受け
3:回転機構
301:巻取パイプ
302:パイプ受け
3021:内向き突起
4,41:プーリー機構
401,411:プーリー本体
4011:大径部
40111:ギア
4012:小径部
4013,4113:周方向溝(外周溝)
4014:孔部
402:回転操作チェーン
4031:径方向貫通孔
5:クラッチ機構
51:,54クラッチボール機構
511,541:クラッチ筒
512,542:ボール(鋼球)
513:爪
514:貫通孔
52,55:第1クラッチバネ機構
521,551:クラッチバネ
5211:一端
5212:他端
522:クラッチアダプタ
53,56:第2クラッチバネ機構
531:フリクションカラー
532:スペーサリング
563:第2クラッチバネ
564:ゴム体筒
565:非回転体
6:第1のクラッチ手段

Claims (5)

  1. 窓や出入り口などに差し込む日差しを遮る日除けスクリーンと、建物の外壁等に取付けられかつ前記スクリーンを巻上げできるように該スクリーン一端側が固定されたスクリーン巻取軸と、スクリーンの巻出し先端側を巻出した状態で支持する支持手段と、スクリーンを巻上げする方向の強制回転力を前記巻取軸に付勢するバネ手段と、このバネ手段によるバネ付勢力に抗して前記巻取軸にスクリーン巻出し方向の回転を与えることができるように設けられたスクリーン巻出し操作手段と、前記巻取軸の回転を制御する第1及び第2のクラッチ手段からなる巻取軸回転制御手段と、を備えた外部日除け装置であり、
    前記第1のクラッチ手段は、前記スクリーン巻出し操作手段から巻取軸に伝えられる回転操作により前記バネ手段による巻取軸のスクリーン巻上げ方向の強制回転を自由に許す状態と、同強制回転を拘束する状態とを切替えるように設けられ、前記第2のクラッチ手段は、前記スクリーンに外部からスクリーン巻出し方向の張力が所定値以上の力として作用したときに前記第1のクラッチ手段により巻上げ方向の強制回転が拘束されている状態を解除して該強制回転を許すように設けられていることを特徴とする外部日除け装置。
  2. 前記第2のクラッチ手段において、スクリーンから伝えられて巻取軸の巻上げ方向の強制回転の阻止を解除する所定値以上の回転力は、スクリーンに対して風で与えられるものであることを特徴とする請求項1に記載の外部日除け装置。
  3. 前記第1のクラッチ手段は、巻取軸を支持する固定軸との間で該巻取軸の巻上げ回転の許容と解除を切替える一方向性クラッチバネを含み、第2のクラッチ手段は、前記一方向性クラッチバネの締まり勝ってを解除する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の外部日除け装置。
  4. 第2クラッチ手段を解除するために必要な巻取パイプの回転量は、第1クラッチ手段を解除するために必要な巻取パイプの回転量よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の外部日除け装置。
  5. 第2クラッチ手段を解除するための力を操作手段によって調整可能としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の外部日除け装置。
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