JP2002364276A - ロールスクリーン - Google Patents

ロールスクリーン

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JP2002364276A
JP2002364276A JP2001171224A JP2001171224A JP2002364276A JP 2002364276 A JP2002364276 A JP 2002364276A JP 2001171224 A JP2001171224 A JP 2001171224A JP 2001171224 A JP2001171224 A JP 2001171224A JP 2002364276 A JP2002364276 A JP 2002364276A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロールスクリーンの巻取パイプへのスクリー
ンの巻取り上限位置の設定を、簡単にできるようにし操
作者に分かりやすくする。 【解決手段】 ストッパ装置22と、サイドプレート1
4に固定されたストッパ固定軸30を有し、選択的に、
ストッパ固定軸30と巻取パイプ16とを連結し、スト
ッパ固定軸30と巻取パイプ16とを連結解除するもの
である。巻取り上限位置設定装置24は、ストッパ固定
軸30内を貫通すると共に、ストッパ固定軸30を貫通
してストッパ固定軸30より延長した部分の外周面に雄
ネジが形成された主軸42と、該主軸42の雄ネジに螺
合すると共に、巻取パイプ16と共に回転可能となった
ナット部材44と、ナット部材44の主軸42上のそれ
以上の移動を阻止する規制部材52とを有する。主軸4
2の一端をサイドプレート14側から回転操作すること
により、上限位置を設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールスクリーン
に関し、特に巻取パイプへのスクリーンの巻取り上限位
置を設定可能な巻取り上限設定装置を有するロールスク
リーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のロールスクリーンとして
は、特開平7−279560号公報に記載されたものが
ある。この公報に記載されたロールスクリーンの巻取り
上限設定装置は、サイドプレートに一端が相対回転可能
に支持されるクラッチドラムと、クラッチドラムの外周
側にあって、サイドプレートに固定されると共にクラッ
チドラムの他端を相対回転可能に支持するクラッチキャ
ップと、クラッチドラムとクラッチキャップの間にあっ
て、クラッチキャップの内周面に締結及び締結を解除可
能にはめ合わされているとともに、クラッチドラムと所
定角度相対回転可能に締結されるクラッチバネと、クラ
ッチドラムに同心上に一体的に連結される主軸と、主軸
に同心上に一体的に連結されるボルト軸と、巻取パイプ
に一体回転するように連結されているとともに、ボルト
軸上を軸方向に移動可能に螺合されるナット部材と、ナ
ット部材のボルト軸上の軸方向の移動を規制可能な規制
部材と、を有している。また、主軸は、ストッパ装置を
軸支している。ストッパ装置は、巻取パイプと主軸とを
連結して巻取パイプの回転を規制する状態と、巻取パイ
プを主軸とを切り離して巻取パイプの回転を許容する状
態とを切り換えるものである。
【0003】そして、巻取パイプへのスクリーンの巻取
り上限位置を設定するときには、スプリングコントロー
ラをクラッチドラムに取り付けて、所定方向に回転させ
ると、クラッチバネがクラッチドラムとクラッチキャッ
プとの締結を解除するために、クラッチドラムが回転
し、これに伴って、主軸及びボルト軸とが回転して、ナ
ット部材がボルト軸上を軸方向に移動する。こうしてナ
ット部材の位置を調整することによって、所望のスクリ
ーンの巻取り上限位置においてナット部材が規制部材に
接触するようにする。使用時に、スクリーンが下降され
ている状態からスクリーンを巻取パイプに巻き取ってい
くと、巻取パイプと共に回転するナット部材がボルト軸
上を軸方向に移動して、規制部材に接触するために、ナ
ット部材が移動できなくなり巻取パイプの回転が規制さ
れて、巻取り上限となるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されたものでは、スクリーンが上限位置以外に
停止しているときには、上限位置の調整を行うことがで
きないという問題がある。即ち、スクリーンが上限位置
以外にあるときは、ストッパ装置によって巻取パイプと
主軸とが連結されているために、スプリングコントロー
ラを回転して主軸を回転させると、巻取パイプも一緒に
回転してしまい、ボルト軸上のナット部材も巻取パイプ
と共回りするために、ナット部材はボルト軸上を軸方向
に移動せず、スクリーンの巻解き量とナット部材との位
置関係が操作者に分からなくなる。スクリーンの巻解き
量とは関係なく上限位置が決定してしまうために、上限
位置がどの位置にあるかは、スクリーンを一度上昇操作
させて確認するより他ない。
【0005】また、上限位置を現在の設定位置から下げ
る場合には、上限位置でスクリーンが停止している状態
から、スプリングコントローラの操作によって巻取パイ
プをスクリーン下降方向に回転させ、設定したい位置に
スクリーンが下降するまで操作し続けなければならず、
巻取パイプに印加されているスプリング復元力に対抗し
て操作しなければならないために、操作荷重が重くて大
変であるという問題もある。
【0006】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、スクリーンが上限位置以外に停止していても、簡単
に且つ明確にスクリーンの巻取り上限位置の調整を行う
ことができるロールスクリーンを提供することをその目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、サイドプレートによっ
て両端が回転可能に支持される巻取パイプと、巻取パイ
プに一端側が巻取り及び巻解き可能に連結されているス
クリーンと、巻取パイプに常時スクリーン巻取り方向に
回転させる力を加える巻取スプリングと、巻取パイプの
回転を許容する状態と規制する状態とに切換え可能なス
トッパ装置と、巻取パイプへのスクリーンの巻取り上限
位置を設定可能な巻取り上限位置設定装置と、を有する
ロールスクリーンにおいて、前記ストッパ装置は、サイ
ドプレートに固定された固定軸を有し、選択的に、前記
固定軸と前記巻取パイプとを連結し、前記固定軸と巻取
パイプとを連結解除するものであり、前記巻取り上限位
置設定装置は、前記固定軸内を貫通すると共に、固定軸
を貫通して固定軸より延長した部分の外周面に雄ネジが
形成された主軸と、該主軸の雄ネジに螺合すると共に、
巻取パイプと共に回転可能となったナット部材と、ナッ
ト部材の主軸上の移動を阻止する規制手段と、を有し、
前記主軸がサイドプレート側から回転操作可能となって
いることを特徴とする。
【0008】上限位置の設定を行う例として、ストッパ
装置を作動させてスクリーンを所望の上限高さに停止さ
せた状態で設定を行うことを考える。この状態では、ス
クリーンは設定したい所望の上限高さに停止しているの
で、操作者にとって分かりやすい。この状態でサイドプ
レート側から主軸を回転操作すると、ストッパ装置によ
って巻取パイプと固定軸とが連結されており、巻取パイ
プは回転できないために、主軸の雄ネジに螺合したナッ
ト部材も回転することはできず、主軸上を軸方向に移動
する。このようにしてナット部材を軸方向に移動させて
規制手段によってその移動を阻止される位置まで動かせ
ば、設定が完了する。こうして、簡単に設定を行うこと
ができる。設定作業中に巻取パイプは回転しないため
に、スクリーンの巻解き量とナット部材との位置関係が
不明確になることはなく、操作者にとって操作が分かり
やすいものとなる。また、上限位置を現在の設定位置か
ら下げたい場合には、その所望の設定位置までスクリー
ンを下降させてストッパ装置を作動させて停止させた
後、先と同様に、主軸を回転操作すると、巻取パイプは
回転できずナット部材が主軸上を移動するので、ナット
部材を軸方向に移動させて規制手段によってその移動を
阻止される位置まで動かせば良い。こうして再設定は完
了する。この主軸回転操作中に、従来のように巻取パイ
プをスクリーンの巻解き方向に回転させないために、操
作荷重は軽くて済む。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記巻取り上限位置設定装置は、さらにサ
イドプレート側から回転操作可能となったコントローラ
と、コントローラと主軸との間にあって、主軸からの回
転を阻止し、コントローラからの回転を主軸へと伝達す
るコントロール手段とをさらに有することを特徴とす
る。このコントロール手段によって、通常時には主軸の
回転を阻止し、巻取り上限位置設定時にコントローラか
ら操作するときにのみ主軸の回転を許容するようにする
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0011】図1ないし図5は本発明のロールスクリー
ンを表す図であり、図において、ロールスクリーン10
は、窓枠等に取り付けるためのセットフレーム12の両
端に設けられるサイドプレート14と、サイドプレート
14に回転可能に支持される巻取パイプ16と、巻取パ
イプ16に一端側が巻取り及び巻解き可能に連結される
スクリーン18と、巻取パイプ16内に配設されて巻取
パイプ16に常時スクリーン巻取方向に回転させる力を
加える巻取スプリング20と、巻取パイプ16内に配設
されるストッパ装置22と、巻取パイプ16内に配設さ
れる巻取り上限位置設定装置24と、を有している。
【0012】ストッパ装置22は、任意の構成をとるこ
とができるが、この実施形態のものは、ストッパ固定軸
30と、溝付きドラム32と、ストッパケース34と、
ストッパケースキャップ36と、クラッチスプリング3
8と、ボール40とを有している。
【0013】ストッパ固定軸30は、その一端にフラン
ジ部30aを有しており、このフランジ部30aに設け
られた取付孔30bを貫通するネジによって、サイドプ
レート14に一体的に固定される。溝付きドラム32
は、ストッパ固定軸30に軸支されており、その外周面
には、前記ボール40が摺動可能に嵌め込まれる溝32
aが形成されている。溝32aには、ボール40の摺動
を止める複数の係止部が形成されている。
【0014】クラッチスプリング38は、その一端がス
トッパ固定軸30の周面に配置され、他端が溝付きドラ
ム32内へと挿入されている。クラッチスプリング38
は、ストッパ固定軸30と溝付きドラム32の連結と連
結解除とを切換える役割をしている。また、ボール40
は、前記溝付きドラム32の外周面の溝32aに摺動可
能に嵌め込まれると共にストッパケース34の内周面に
形成された軸方向に伸びる溝34a内に摺動可能に嵌め
込まれており、よって、ボール40はストッパケース3
4と共に回転するようになっている。また、このストッ
パケース34は、巻取パイプ16の内周面に嵌め込まれ
ており、巻取パイプ16と一体的に回転する。
【0015】スクリーン18を下方へと引っ張り、巻取
パイプ16をスクリーン18の巻解き方向へと回転しよ
うとすると、ストッパケース34が巻取パイプ16と共
に回転し、ボール40も共に回転して溝付きドラム32
の溝32aに形成された1つの係止部へと誘導される。
そして、ボール40が溝付きドラム32をスクリーン1
8の巻解き方向へと押圧する。これによって、クラッチ
スプリング38の他端がクラッチスプリング38を緩め
る方向へと押されて、クラッチスプリング38が緩み、
溝付きドラム32とストッパ固定軸30との連結が解除
されるので、溝付きドラム32も共に回転する。こうし
て、巻取パイプ16はスクリーン18の巻解き方向へと
回転することができ、スクリーン18は下降する。ま
た、スクリーン18の下方方向へと引っ張る力を解除す
ると、巻取パイプ16は、巻取スプリング20の力によ
ってスクリーン18の巻取方向へと回転しようとする。
これに伴い、ストッパケース34が巻取パイプ16と共
に回転し、ボール40も共に先と反対方向へと回転し
て、溝付きドラム32の溝32aの先の係止部から脱し
て、溝32aを相対的に移動して、別の係止部へと達し
て、溝付きドラム32をスクリーン18の巻取方向へと
押圧する。これによって、クラッチスプリング38の他
端がクラッチスプリング38を締付ける方向へと押され
て、クラッチスプリング38が締付けられて、溝付きド
ラム32とストッパ固定軸30とを連結する。これによ
り、溝付きドラム32が回転することができないため
に、ボール40、ストッパケース34及び巻取パイプ1
6の回転が禁止される。こうして、スクリーン18は停
止する。この状態から、スクリーン18を少し引いて放
すと、ボール40は、溝付きドラム32の溝32aの係
止部を脱して、溝32a内を移動可能となる。こうし
て、ボール40が溝32a内を移動可能であるために、
ストッパケース34及び巻取パイプ16はスクリーン1
8の巻取り方向へ回転することができて、スクリーン1
8は上昇する。
【0016】そして、スクリーン18が、巻取り上限位
置設定装置24によって設定される上限位置まで達する
と、そこで、巻取りが停止する。
【0017】この巻取り上限位置設定装置24は、主軸
42と、ナット部材44と、ケース46と、コントロー
ルバネ48と、コントローラ50と、規制部材52とを
有している。
【0018】主軸42は、その一端がストッパ固定軸3
0のフランジ部30aの内側に位置付けられて、前記ス
トッパ固定軸30を貫通して、他端側のストッパ固定軸
30よりもさらに延長して延びており、この延びた部分
が雄ネジの形成されたボルト軸42aとなっている。こ
こでは、主軸42とボルト軸42aとを一体品として構
成しているが、主軸42とボルト軸42aとを別部材で
構成して、これらを一体的に連結するようにしてもよ
い。主軸42の一端には、図4に示したように、外径方
向に突出した突出部42bが形成されている。
【0019】ナット部材44は、ボルト軸42aの雄ネ
ジに螺合する雌ネジが内周面に形成されており、ボルト
軸42a上を移動可能となっている。また、図5に示し
たように、ナット部材44の外周面には、ケース46の
内周面に軸方向に伸びて形成されるキー46aに嵌合す
るキー溝44aが形成されている。
【0020】ケース46の外周面には、図5に示したよ
うに、複数のキー溝46bが形成されており、これら
は、巻取パイプ16の内周面に嵌合して、ケース46は
巻取パイプ16と一体回転するようになっている。ま
た、ケース46の他端には、縦壁46cが形成されてお
り、その縦壁46cの中央部に形成された中心孔は、前
記主軸42のボルト軸42aの他端側を軸支している。
【0021】また、ボルト軸42aの一端側には、規制
部材52が嵌め込まれている。
【0022】コントロールバネ48(コントロール手
段)は、図4に示したように、ストッパ固定軸30のフ
ランジ部30aの内側で且つ主軸42の一端の外側に配
置されており、その両端48a、48aが内径方向に折
曲されており、その折曲された両端48a、48aの間
に、前記主軸42の突出部42bが配置される。また、
折曲された両端48a、48aの反対側の間には、コン
トローラ50の他端側に形成された円弧状の突出部50
aが配置される。主軸42が回転しようとして、突出部
42bが回転してコントロールバネ48の両端48a、
48aのいずれか一方に当接すると、コントロールバネ
48を拡径してコントロールバネ48がストッパ固定軸
30の内周面に締付けられる。これにより、主軸42の
回転が阻止される。他方、コントローラ50を回転させ
ると、突出部50aが回転してコントロールバネ48の
両端48a、48aのいずれか一方に当接する。する
と、コントロールバネ48は縮径されてストッパ固定軸
30から解放されるために、主軸42がコントロールバ
ネ48と共に回転可能となる。
【0023】コントローラ50の突出部50aが形成さ
れた側と反対側の一端側は、サイドプレート14を貫通
して、サイドプレート14の側面側を臨んでおり、その
中心部には、非円形の作業孔50bが形成されている
(図3参照)。
【0024】以上のように構成される巻取り上限位置設
定装置24を用いて、上限位置を設定する場合の操作を
説明する。
【0025】まず、スクリーン18を、巻取り上限位置
としたい位置まで巻取り、そこで前述のように、ストッ
パ装置22を作動させてスクリーン18を停止させる。
【0026】次に、六角レンチ等の工具を、前記コント
ローラ50の作業孔50bに差込み、コントローラ50
を回転させる。コントローラ50を回転させると、上述
したように、コントロールバネ48が緩み、主軸42が
回転する。このとき、ストッパ装置22によって巻取パ
イプ16は、ストッパ固定軸30と連結しており、巻取
パイプ16は回転することができないために、主軸42
のボルト軸42aに螺合したナット部材44も回転でき
ず、ナット部材44は、ボルト軸42a上を軸方向に移
動する。こうして、ナット部材44を規制部材52に当
接させてナット部材44が動かなくなるまで、軸方向に
移動させる。そして、工具を取り外せば、設定は完了す
る。
【0027】この状態からスクリーン18を下方へと引
っ張って巻取パイプ16をスクリーン18の巻解き方向
へと回転させると、ストッパ装置22により、溝付きド
ラム32とストッパ固定軸30との連結が解除されるた
めに、スクリーン18は下降する。そして、スクリーン
18を、上限位置よりも下方の任意の位置で、ストッパ
装置22を作動させて溝付きドラム32とストッパ固定
軸30とを連結して、停止させることができる。このと
き、ナット部材44は、主軸42のボルト軸42a上を
規制部材52から遠ざかる方向へと移動して、規制部材
52から離れた位置に位置づけられる。
【0028】次いで、スクリーン18を少し引っ張った
後に解放すると、巻取パイプ16は、巻取スプリング2
0の力によってスクリーン18の巻取り方向へと回転す
る。このとき、ナット部材44は、規制部材52の方へ
と向かって主軸42のボルト軸42a上を移動し、規制
部材52に接触してそれ以上移動することができなくな
ると、巻取パイプ16の回転の巻取り方向へと回転が停
止して、巻取り上限となる。尚、このとき、主軸42の
回転は、コントロールバネ48によって禁止されてい
る。
【0029】このように巻取り上限位置が設定されてい
る状態において、上限位置の設定をより下方へと変更し
たい場合は、スクリーン18を所望の上限位置へと下降
させて、ストッパ装置20を作動させてスクリーン18
を停止させた後、工具をコントローラ50の作業孔50
bに差し込み、先と同様の手順で工具を回転して、主軸
42を回転させて、ナット部材44をボルト軸42a上
で移動させて、ナット部材44を規制部材52に当接さ
せる。これで設定変更が完了する。このときには、ナッ
ト部材44を移動させるための操作力しかかからず、巻
取パイプ16を回転させる必要はないために、従来のよ
うに、巻取スプリング20のバネ力がかからず、操作荷
重は軽くて済む。
【0030】逆に、上限位置が設定されている状態にお
いて、上限位置の設定をより上方へと変更したい場合に
は、工具をコントローラ50の作業孔50bに差し込
み、先と反対の方向へと工具を回転させて、主軸42を
回転させる。すると、ナット部材44が規制部材52に
当接しており、それ以上動けないため、ナット部材44
と共に巻取パイプ16が回転してスクリーン18が巻取
られていく。このとき、巻取パイプ16は、ストッパ装
置22によってストッパ固定軸30とは連結しておら
ず、回転は可能である。また、手動ではあるが、巻取ス
プリング20のバネ力の助けも借りて、巻取パイプ16
をスクリーン18の巻取り方向へと回転させていくため
に、操作荷重は軽くて済む。そして、所望の位置までス
クリーン18を上昇させたならば、工具の回転を止めて
取り外せば、設定が完了する。
【0031】このようにこの実施形態によれば、設定が
簡単で分かりやすく明確であり、且つその操作荷重も軽
くてすむ。また、設定中に、巻取パイプ16の巻取り量
とナット部材44のボルト軸42a上での位置との関係
は、常に明確であるため、上限位置が分からなくなると
いったことはない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば上
限位置の設定が簡単であり、また、上限位置の設定をよ
り下方へと変更したい場合にも、その操作荷重が軽くて
済む。さらには、スクリーンが現在の上限設定位置にな
くても、設定を行うことができ、巻取パイプの巻取り量
とナット部材のボルト軸上での位置との関係を明確にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロールスクリーンの全体概略図であ
る。
【図2】図1のロールクリーンの要部断面図である。
【図3】サイドプレートを除いた状態で見た図2の3線
矢視図である(但し、スクリーンは省略している)。
【図4】図2の4−4線に沿って見た断面図である(但
し、スクリーンは省略している)。
【図5】図2の5−5線に沿って見た断面図である(但
し、スクリーンは省略している)。
【符号の説明】
10 ロールスクリーン 14 サイドプレート 16 巻取パイプ 18 スクリーン 20 巻取スプリング 22 ストッパ装置 24 巻取り上限位置設定装置 30 ストッパ固定軸 42 主軸 42a ボルト軸 44 ナット部材 48 コントロールバネ(コントロール手段) 50 コントローラ 52 規制部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドプレート(14)によって両端が
    回転可能に支持される巻取パイプ(16)と、巻取パイ
    プ(16)に一端側が巻取り及び巻解き可能に連結され
    ているスクリーン(18)と、巻取パイプ(16)に常
    時スクリーン巻取り方向に回転させる力を加える巻取ス
    プリング(20)と、巻取パイプ(16)の回転を許容
    する状態と規制する状態とに切換え可能なストッパ装置
    (22)と、巻取パイプ(16)へのスクリーンの巻取
    り上限位置を設定可能な巻取り上限位置設定装置(2
    4)と、を有するロールスクリーンにおいて、 前記ストッパ装置(22)は、サイドプレート(14)
    に固定された固定軸(30)を有し、選択的に、前記固
    定軸(30)と前記巻取パイプ(16)とを連結し、前
    記固定軸(30)と巻取パイプ(16)とを連結解除す
    るものであり、 前記巻取り上限位置設定装置(24)は、前記固定軸
    (30)内を貫通すると共に、固定軸(30)を貫通し
    て固定軸(30)より延長した部分の外周面に雄ネジが
    形成された主軸(42)と、該主軸(42)の雄ネジに
    螺合すると共に、巻取パイプ(16)と共に回転可能と
    なったナット部材(44)と、ナット部材(44)の主
    軸(42)上のそれ以上の移動を阻止する規制手段(5
    2)と、を有し、前記主軸(42)がサイドプレート
    (14)側から回転操作可能となっていることを特徴と
    するロールスクリーン。
  2. 【請求項2】 前記巻取り上限位置設定装置(24)
    は、サイドプレート(14)側から回転操作可能となっ
    たコントローラ(50)と、コントローラ(50)と主
    軸(42)との間にあって、主軸(42)からの回転を
    阻止し、コントローラ(50)からの回転を主軸(4
    2)へと伝達するコントロール手段(48)と、をさら
    に有する請求項1記載のロールスクリーン。
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KR101151334B1 (ko) 2011-11-03 2012-06-08 정기헌 롤 방충망의 스프링 장력조절장치
JP2015117464A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 株式会社ニチベイ 遮蔽装置用機構部の収容装置
DE202016106025U1 (de) * 2016-10-26 2018-01-28 Mhz Hachtel Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur stufenlosen Einstellung des Endanschlags

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