JP3252055B2 - ロールスクリーン - Google Patents
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- JP3252055B2 JP3252055B2 JP12051594A JP12051594A JP3252055B2 JP 3252055 B2 JP3252055 B2 JP 3252055B2 JP 12051594 A JP12051594 A JP 12051594A JP 12051594 A JP12051594 A JP 12051594A JP 3252055 B2 JP3252055 B2 JP 3252055B2
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Description
するものである。
置設定装置としては、実公昭58−21919号公報及
び実公平3−16400号公報に示されるものがある。
すなわち、実公昭58−21919号公報に示されるス
クリーンの巻取り上限位置設定装置は、スクリーンの巻
取筒の回転軸上に配置されて固定される静止ボルトと、
静止ボルトにかみ合わされるとともに、巻取筒に連結さ
れており、静止ボルトの軸方向に移動可能かつ回転可能
な移動コマと、静止ボルトに取付けられて移動コマに圧
接する制動板と、静止ボルトの軸心上で制動板に重なり
合うように配置され、制動板を移動コマ方向に弾発的に
押圧し、圧接する圧接体とから構成されているものであ
る。スクリーンの巻取り上限位置の設定は、まず、回転
筒をブラケットから取外し、移動コマを手指等によって
回転させて、静止ボルト上を移動させ、制動板にいっぱ
いに押付けておき、これを所望の位置まで巻上げたスク
リーンの回転筒内に取付けることによって行われる。こ
れにより、引き下ろされていたスクリーンが所望の位置
まで巻取られたときに、静止ボルト上を移動していた移
動コマは、制動板に衝突する。このため、制動板は圧接
体の弾性力に抗して、静止ボルト上を更に移動しようと
する移動コマに押圧されて移動する。これにより、圧接
体が圧縮されるため、圧接体の弾性力により制動板が移
動コマを上記とは反対方向に押圧するので、移動コマの
移動が停止する。したがって、巻取筒の回転が停止する
ため、スクリーンの巻取りが停止する。また、実公平3
−16400号公報に示されるスクリーンの巻取り上限
位置設定装置は、ロールパイプを回転自在に支持する固
定軸と、固定軸の延長軸部に設けられたボルトと、ボル
トにナットとして取付けられロールパイプとともに回転
してボルト上を移動する移動こまと、移動こまを制動す
るブレーキと、からなる装置であって、ブレーキは固定
軸の延長部に設けられたブレーキドラムと、ブレーキド
ラムに締弛自在に巻付けられて一端が固定軸の延長軸部
に係止され他端が自由なコイルばねと、移動こまのコイ
ルばね側に設けられた係合部からなり、移動こまの係合
部がコイルばねの他端に係合してコイルばねをブレーキ
ドラムに締着させることにより、ロールパイプの回転を
停止させるものである。スクリーンの巻取り上限位置の
設定は、まず、ロールパイプをブラケットから取外し、
移動こまを、これの係合部がコイルばねの他端に係合し
てコイルばねをブレーキドラムに定着させる位置まで移
動させた状態で、スクリーンが所望の位置まで巻上げら
れた状態のロールパイプに取付けることにより行われ
る。これにより、ロールパイプが急速に回転して、移動
こまがボルト上を急速に回転しながら移動しても、スク
リーンが上記所望の位置まで巻上げられて停止するとき
には、移動こまはコイルばねによりショックが吸収され
て停止することができる。
来のスクリーンの巻取り上限位置設定装置では、次のよ
うな問題がある。すなわち、実公昭58−21919号
公報に示されるものは、移動コマは、これが巻取り上限
位置まで移動したときに、圧接体の弾性力により衝撃力
が多少は吸収されるが、これらにより急にブレーキ力が
加えられるため、かなり大きな衝撃力が発生する。この
ため、移動コマは、静止ボルトのねじ山に強固に結合さ
れてしまい、巻取り上限位置からスクリーンを下降させ
る際に、下降操作が重くなるというという問題がある。
また、実公平3−16400号公報に示されるものは、
移動こまをコイルばねの内面に摩擦係合させて衝撃力を
吸収するが、衝撃力が特に大きい場合、移動こまは、こ
れの円すい面によりコイルばねを押し拡げながらコイル
ばねの内径部に挿入されていく。このため、コイルばね
が移動こまの円すい面の最大径部分を乗り越えて、移動
こまを強固に締結してしまい、巻取り上限位置からスク
リーンを下降させる際に、下降操作が重くなるという問
題がある。本発明は、上記課題を解決するためのもので
ある。
規制部材に近づくにつれて、ナット部材を規制部材から
離反させる方向に押す力が大きくなるコイルばねをナッ
ト部材に設けることにより、上記課題を解決する。すな
わち、本発明のロールスクリーンは、セットフレーム
(12)の両端に設けられるサイドプレート(14)に
よって両端が回転可能に支持される巻取パイプ(16)
と、巻取パイプ(16)に一端側が巻取り及び巻解き可
能に連結されているスクリーン(18)と、巻取パイプ
(16)に常時スクリーン(18)巻取り方向に回転さ
せる力を加えている巻取スプリングと、巻取パイプ(1
6)へのスクリーン(18)の巻取り上限位置を設定可
能な巻取り上限位置設定装置と、を有する、ものにおい
て、上記巻取り上限位置設定装置は、上記巻取パイプ
(16)と同心に配置されているボルト軸(52)と、
ボルト軸(52)に軸方向に移動可能にかみ合わされて
いるとともに、巻取パイプ(16)に一体回転するよう
に連結されているナット部材(54)と、ナット部材
(54)が、ボルト軸(52)の軸方向に移動すること
を規制可能な規制部材(56)と、ナット部材(54)
が規制部材(56)に近づくにつれて、ナット部材(5
4)を規制部材(56)から離反させる方向に押す力が
大きくなるように作用させたコイルばね(70)と、を
有する、ことを特徴とする。上記コイルばね(70)
は、これの上記ナット部材(54)側の端部から上記規
制部材(56)側の端部にかけてピッチが粗から密に変
化するように形成されているものとすることもできる。
また、上記コイルばね(70)は、これの上記ナット部
材(54)側の端部から上記規制部材(56)側の端部
にかけてピッチが粗から密を経て粗へと変化するように
形成されているものとすることもできる。なお、かっこ
内の符号は、後述する実施例の対応する部材を示す。
スプリングの弾性力によりスクリーン巻取り方向に回転
し、ナット部材も巻取パイプと一体に回転し、ボルト軸
上を規制部材方向に移動していく。このとき、ナット部
材がボルト軸上を規制部材方向に移動していくにしたが
ってコイルばねの圧縮の度合いが大きくなるため、ナッ
ト部材のブレーキ力が徐々に強まり、ナット部材がボル
ト軸上を移動する速度が徐々に遅くなっていく。これに
より、ナット部材は、規制部材に最も近づいた位置まで
移動すると、規制部材と軽く接触し、それ以上の回転が
拘束される。このため、巻取パイプは回転が拘束され
る。これにより、スクリーンの上昇が設定位置で停止す
る。このように、ナット部材は規制部材に近づくにした
がってこれのブレーキ力が徐々に強まり、規制部材と接
触する位置で最も強まるため、規制部材と衝突せずに接
触することができる。これにより、ナット部材がボルト
軸のねじ山に強固に結合されてしまうということがな
い。また、ピッチを、粗から密、あるいは粗から密を経
て粗へというように変化させたコイルばねを使用する場
合は、スクリーン巻取り当初のナット部材のブレーキ力
が極力小さくなるとともに、スクリーン停止時にナット
部材に大きなブレーキ力が作用するため、上昇速度があ
まり遅くならずかつ停止時の衝突を小さくすることがで
きる。
0の一部を示す。ロールスクリーン10を窓枠に取付け
るためのセットフレーム12の両端にサイドプレート1
4が設けられている(図1中右側端部のサイドプレート
は図示していない)。サイドプレート14には、巻取パ
イプ16が回転可能に支持されている。巻取パイプ16
には、図3に示されるように、スクリーン止めプレート
17によってスクリーン18の一端側が巻取り及び巻解
き可能に連結されている。巻取パイプ16は、図示して
いない巻取スプリングにより、常時スクリーン18を巻
取る方向への力が加えられている。スクリーン18の他
端側はウエイトバー20に連結されている。ウエイトバ
ー20の長手方向中央位置には、図6に示されるよう
に、プルコード72が垂下しており、プルコード72の
下端にはつまみ74が連結されている。図1中左側端部
のサイドプレート14には、クラッチキャップ22が、
これの開口端部に外径方向に突出して形成される連結部
22dをもって固定されている。クラッチキャップ22
は、これの連結部22d側開口端部から軸方向所定位置
まで形成される円筒状の大径部22aと、大径部22a
よりも径方向寸法が小さい円筒状の小径部22bと、大
径部22aと小径部22bとを連結する側壁22cと、
から構成されている。クラッチキャップ22の連結部2
2dには、図2に示されるように、円周方向に90度お
きに切欠部22eが形成されている。略円筒状のドラム
受プレート26には、これの一端側に、円周方向に90
度おきに突出片26aが形成されている。ドラム受プレ
ート26の突出片26aは、クラッチキャップ22の切
欠部22eに移動不可能にはめ込まれている。ドラム受
プレート26は、これの縁部が内径方向に屈曲している
他端側をサイドプレート14の図1中左側端面から突出
させて、サイドプレート14に形成されている円形の空
間部14aにはめ合わされている。クラッチキャップ2
2の内部にクラッチドラム28が配置されている。クラ
ッチドラム28には、先端径部28fと、先端径部28
fから肩部28gを形成して形成されており、先端径部
28fよりも大径の大径部28aと、大径部28aから
肩部28dを形成して形成されており、大径部28aよ
りも小径の中径部28bと、中径部28bから肩部28
eを形成して形成されており、中径部28bよりも小径
の小径部28cと、が形成されている。クラッチドラム
28は、これの先端径部28fをもってドラム受プレー
ト26の他端側の縁部に回転可能にはめ合わされてい
る。クラッチドラム28には、これの軸心を貫通する断
面一部方形一部円形の貫通孔28hが形成されている。
貫通孔28hは、断面円形部分がサイドプレート14側
に配置されている。また、クラッチドラム28には、図
2に示されるように、これの円周方向所定位置にこれの
先端径部28fから小径部28cにかけて切欠部28i
が形成されている。クラッチドラム28は、これの中径
部28bがクラッチキャップ22の大径部22aと軸方
向同位置に配置されているとともに、これの小径部28
cがクラッチキャップ22の小径部22bに相対回転可
能にはめ合わされている。また、クラッチドラム28
は、これの肩部28eがクラッチキャップ22の側壁2
2cに接触して図1中右方向への移動が拘束されている
とともに、肩部28gがドラム受プレート26に接触し
て図1中左方向への移動が拘束されている。クラッチキ
ャップ22の大径部22aと、クラッチドラム28の中
径部28bとの間には、クラッチばね32が設けられて
いる。クラッチばね32は、図2に示されるように、こ
れの両端部32a及び32bが内径方向に折り曲げられ
て、クラッチドラム28の切欠部28iに配置されてい
る。クラッチばね32は、クラッチドラム28の肩部2
8dと、クラッチキャップ22の側壁22cとの間に挟
まれて軸方向への移動が拘束されている。クラッチばね
32は、クラッチキャップ22の内周面に締結及び締結
を解除可能である。クラッチドラム28の貫通孔28h
の断面方形部分には、主軸34の断面方形の一端部34
aが、これと一体回転可能であるとともに軸方向へ相対
移動不可能にはめ合わされている。主軸34の断面円形
部分には、ストッパ装置38が設けられている。ストッ
パ装置38は、溝付ドラム40と、ストッパケース42
と、ストッパケースキャップ44と、クラッチスプリン
グ46と、ボール48と、から構成されている。溝付ド
ラム40は、主軸34の外径部に相対回転可能にはめ合
わされており、外周面にはボール48の移動を案内する
溝40aが形成されている。ストッパケース42は、ボ
ール48を挟んで溝付ドラム40の外径部に相対回転可
能にはめ合わされているとともに、これの外径部が巻取
パイプ16に一体に回転するように固定されている。溝
付ドラム40及びストッパケース42は、これらが相対
回転することにより溝40aに案内されて移動するボー
ル48の位置によって、一体回転可能に連結されたり、
連結が解除されたりする。ストッパケースキャップ44
は、ストッパケース42の一端部に設けられており、ス
トッパケース42を主軸34に相対回転可能に連結す
る。クラッチスプリング46は、一端が溝付ドラム40
に連結されて主軸34の外径部に設けられており、溝付
ドラム40がスクリーン18巻解き方向へ回転するとき
は、押し拡げられて溝付ドラム40と主軸34との締結
を解除するが、溝付ドラム40がスクリーン18巻取り
方向へ回転するときは、締まって溝付ドラム40と主軸
34とを締結する。主軸34の他端には、これと同軸に
ボルト軸52の一端が一体回転可能に連結されている。
ボルト軸52には、これの回転によりこれの軸方向に移
動するようにナット部材54がかみ合わされている。ナ
ット部材54は、図3に示されるように、巻取パイプ1
6の内径部に円周方向に所定間隔をあけて形成されてい
る3つの突部16a、16b及び16cと、これの外径
部に円周方向に所定間隔をあけて形成されている3つの
溝部54a、54b及び54cと、がはめ合わされて、
一体回転可能に連結されている。ボルト軸52の他端に
は、ナット部材54の移動を規制する規制部材56が設
けられている。ナット部材54及び規制部材56の対面
側には、これらの外径部の径方向寸法よりも径方向寸法
が小さい突出部54a及び56aが、互いに接触可能に
それぞれ軸方向に突出して形成されている。ナット部材
54及び規制部材56の間には、これらの突出部54a
及び56aの外径部にそれぞれ両端が相対回転可能には
め合わされるとともに、これの内径部にボルト軸52を
貫通させてコイルばね70が設けられている。コイルば
ね70は、ナット部材54と規制部材56とが最も離れ
た位置にあるときには、定常状態(すなわち、圧縮及び
伸長されていない状態)であり、ナット部材54と規制
部材56とが最も近づいた位置にあるときには、最も圧
縮された状態になるように設定されている。また、コイ
ルばね70は、これの全長にわたってピッチが一定に形
成されている。クラッチドラム28の貫通孔28hのサ
イドプレート14側には、スプリングコントローラ58
が着脱自在に設けられる。スプリングコントローラ58
には、図4に示されるように、これの外径部の対称位置
に外径方向に突出する突部58a及び58bが形成され
ている。また、スプリングコントローラ58には、これ
の軸心に断面円形の突出部58cが軸方向に突出して形
成されており、突出部58cから径方向に所定間隔をあ
けた位置に断面略扇形の突起58dが突出部58cと互
いに軸方向に平行に突出して形成されている。突出部5
8cは、クラッチドラム28の貫通孔28hの断面円形
部分に相対回転可能にはめ込み可能である。また、突起
58dは、クラッチばね32の端部32a及び32bの
間に所定角度相対回転可能に挿入可能である。なお、ク
ラッチキャップ22、ドラム受プレート26、クラッチ
ドラム28、クラッチばね32、主軸34、ボルト軸5
2、ナット部材54、規制部材56、コイルばね70及
びスプリングコントローラ58により巻取り上限位置設
定装置が構成される。
設定方法について説明する。まず、スクリーン18を巻
取パイプ16に完全に巻取った状態で、スプリングコン
トローラ58の突出部58cをクラッチドラム28の貫
通孔28hに、突起58dをクラッチばね32の端部3
2a及び32bの間に、それぞれ差込み、スプリングコ
ントローラ58の突部58a及び58bを持って、これ
を図4中矢印方向(スクリーン18巻解き方向)に回転
させる。これにより、スプリングコントローラ58の突
起58dが図2中時計方向(図2中矢印方向)に回転し
てクラッチばね32の端部32aに接触し、端部32a
を図2中時計方向に押圧する。このため、クラッチばね
32が縮められるので、クラッチばね32とクラッチキ
ャップ22との締結が解除されて、クラッチばね32は
回転自在になる。これにより、突起58dに押圧され
て、クラッチばね32の端部32aがクラッチドラム2
8の切欠部28iの端部に接触すると、クラッチばね3
2、クラッチドラム28及び主軸34が一体に回転す
る。このため、主軸34と一体にボルト軸52が回転す
るが、巻取スプリングの弾性力によって巻取パイプ16
がスクリーン18巻解き方向へは回転しないため、ナッ
ト部材54は回転が拘束される。これにより、ナット部
材54は、ボルト軸52の回転により、コイルばね70
の弾性力に抗してコイルばね70を圧縮させながらボル
ト軸52の軸上を規制部材56方向へ移動していく。ナ
ット部材54は、図5に示されるように、規制部材56
に最も近づいた位置まで移動すると、これらの突出部5
4aと56aとが接触して、それ以上の移動が不可能と
なるため、ボルト軸52と一体に回転し始める。このた
め、巻取スプリングの弾性力に打ち勝って巻取パイプ1
6がナット部材54と一体に回転し始めるため、スクリ
ーン18が巻解かれていく。スクリーン18を図6に示
される位置まで下降させた後に、スプリングコントロー
ラ58をクラッチドラム28から取外す。これにより、
巻取パイプ16が巻取スプリングの弾性力によりスクリ
ーン18巻取り方向へ回転しようとするので、ナット部
材54もスクリーン18巻取り方向へ回転しようとす
る。しかし、ナット部材54は、これがスクリーン18
巻取り方向へ回転すると図1中右方向へ移動することに
なるが、既に規制部材56に接触しており、また、クラ
ッチばね32がスプリングコントローラ58の突起58
dに押圧されなくなるため拡がり、クラッチキャップ2
2に締結されて、クラッチドラム28、主軸34及びボ
ルト軸52の回転がそれぞれ拘束されるので、ナット部
材54は回転することができない。このため、巻取パイ
プ16の回転も拘束される。これにより、スクリーン1
8の巻取り上限位置が、図6に示される位置に設定され
る。このように、スプリングコントローラ58をクラッ
チドラム28に差し込んで回転させるだけでスクリーン
18の巻取り上限位置を設定することができるため、ス
クリーン18の巻取り上限位置の設定作業が容易であ
る。また、設定位置の微調整も容易に行うことができ
る。なお、上記実施例においては、スクリーン18の巻
取り上限位置を図6に示される位置に設定したが、これ
に限るものではなく、所望の位置に設定することができ
る。
に、スクリーン18を下降させる場合は、つまみ74を
持ってこれを引き下げる。これにより、プルコード72
を介してウエイトバー20が引き下げられるため、巻取
パイプ16が図4中反時計方向(図4中矢印方向)に回
転していく。これにより、巻取パイプ16は、ナット部
材54を図3中時計方向に回転させるとともに、ストッ
パケース42を図2中時計方向に回転させる。ストッパ
ケース42の回転により、ボール48を介してストッパ
ケース42と溝付ドラム40とが締結されて、溝付ドラ
ム40もスクリーン18巻解き方向に回転するが、溝付
ドラム40がスクリーン18巻解き方向に回転すると、
クラッチスプリング46が押し拡げられて溝付ドラム4
0と主軸34との締結が解除されるため、主軸34は回
転しない。このため、ボルト軸52も回転しないので、
ナット部材54はこれが回転することにより、コイルば
ね70を伸長させながらボルト軸52上を図1中左方向
に移動していく。これにより、スクリーン18が巻取パ
イプ16から巻解かれていく。スクリーン18を、図7
に示される最下降位置まで下降させ、ウエイトバー20
を下方に引く力を解除すると、巻取パイプ16は、巻取
スプリングの弾性力によりスクリーン18巻取り方向に
回転しようとする。このため、ストッパケース42を介
して溝付ドラム40にスクリーン18巻取り方向への回
転力が加わるので、クラッチスプリング46が締まって
溝付ドラム40と主軸34とが締結される。これによ
り、主軸34が図2中反時計方向に回転するので、これ
とともにクラッチドラム28も図2中反時計方向に回転
するが、クラッチドラム28は所定角度回転した後に切
欠部28iの端部がクラッチばね32の端部32aに接
触して、端部32aを図2中反時計方向に押圧する。こ
のクラッチばね32に加えられる押圧力は、クラッチば
ね32を押し拡げてクラッチキャップ22と締結させる
方向の力であるため、クラッチキャップ22に締結され
ているクラッチばね32によって、クラッチドラム28
の回転が拘束される。これにより、主軸34も回転が拘
束されるので、溝付ドラム40及びストッパケース42
を介して、巻取パイプ16は回転が拘束される。これに
より、スクリーン18が停止する。なお、上記実施例で
は、スクリーン18を最下降位置まで下降させた場合に
ついて説明したが、スクリーン18を所望の位置まで下
降させた場合も上記と同様の方法でスクリーン18が停
止する。
は、つまみ74を持ってこれを若干下方に引き下げる。
これにより、プルコード72を介してウエイトバー20
が若干下方に引き下げられるため、巻取パイプ16とと
もにストッパケース42がスクリーン巻解き方向へ若干
回転する。これにより、溝40aに案内されてボール4
8が移動して、ストッパケース42と溝付ドラム40と
の締結が解除される。このため、巻取パイプ16及びス
トッパケース42は巻取スプリングの弾性力により図3
中反時計方向に回転する。一方、主軸34は、上述のよ
うにクラッチキャップ22に締結されているクラッチば
ね32によってクラッチドラム28の回転が拘束されて
いるため、これの回転が拘束されている。これにより、
ボルト軸52も回転が拘束されているため、巻取パイプ
16と一体に回転するナット部材54は、コイルばね7
0の弾性力に抗してコイルばね70を徐々に圧縮させな
がら、ボルト軸52上を図1中右方向に移動していく。
このとき、ナット部材54がボルト軸52上を図1中右
方向に移動していくにしたがってコイルばね70の圧縮
の度合いが大きくなるため、ナット部材54のブレーキ
力が徐々に強まり、ナット部材54がボルト軸52上を
移動する速度が徐々に遅くなっていく。これにより、ナ
ット部材54は、図5に示されるように、規制部材56
に最も近づいた位置まで移動すると、これのブレーキ力
が最も強まり、これの移動速度が最も遅くなるため、こ
れの突出部54aと規制部材56の突出部56aとが軽
く接触し、それ以上の回転が拘束される。このため、巻
取パイプ16は回転が拘束される。これにより、スクリ
ーン18の上昇が図6に示される位置で停止する。な
お、このスクリーン18が停止した位置が、先に設定し
たスクリーン18の巻取り上限位置である。上述のよう
に、ナット部材54は、規制部材56に近づくにしたが
って徐々にこれのブレーキ力が強まり、これの突出部5
4aと規制部材56の突出部56aとが接触する位置で
最もブレーキ力が強まるようになり、ボルト軸52上を
移動する速度が最も遅くなるため、規制部材56と衝突
せずに接触することができる。これにより、ナット部材
54がボルト軸52のねじ山に強固に結合されてしまう
ということがない。
ッチが一定のコイルばね70を使用したが、これに限る
ものではなく、ピッチを、粗から密、あるいは図8に示
されるような粗から密を経て粗へというように変化させ
たコイルばね80を使用してもよい。これにより、スク
リーン18巻取り当初のナット部材54のブレーキ力を
極力小さくし、スクリーン18停止時にナット部材54
に大きなブレーキ力を作用させることができるため、上
昇速度があまり遅くならずかつ停止時の衝突を小さくす
ることができる。また、上記実施例では、ナット部材5
4と規制部材56との間にコイルばね70を設けたが、
これに限るものではなく、例えば、規制部材のナット部
材側とは反対側に隣接した位置に、巻取パイプの内周面
から内径方向に突出する突出片を形成し、ナット部材と
突出片との間にコイルばねを設けるなどして、ナット部
材が規制部材から離反する方向に押されるようにしても
よい。また、本願発明では、既存のロールスクリーンの
巻取り上限位置設定装置に、ナット部材54が規制部材
56に近づくにつれて、ナット部材54を規制部材56
から離反する方向に押す力が強くなるように作用させた
コイルばね70を設けるだけでよいので、既存のロール
スクリーンに本願を容易に実施することができる。
に近づくにつれて、ナット部材を規制部材から離反させ
る方向に押す力が徐々に大きくなるコイルばねをナット
部材に設ける。これにより、スクリーンを上昇させる際
に、巻取パイプが巻取スプリングの弾性力によりスクリ
ーン巻取り方向に回転し、ナット部材も巻取パイプと一
体に回転してボルト軸上を規制部材方向に移動していっ
ても、ナット部材が規制部材に近づくにしたがってコイ
ルばねによりナット部材を規制部材から離反させる方向
に押す力が徐々に大きくなる(すなわち、ナット部材の
ブレーキ力が徐々に強まる)ため、ナット部材がボルト
軸上を移動する速度が徐々に遅くなる。したがって、ナ
ット部材は、規制部材に最も近づいた位置まで移動した
ときに最も移動速度が遅くなるため、規制部材と衝突せ
ずに接触することができる。これにより、ナット部材が
ボルト軸のねじ山に強固に結合されてしまうということ
を防止することができるため、巻取り上限位置からのス
クリーンの下降操作を軽快に行うことができる。
図である。
図である。
態を示す図である。
示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 セットフレーム(12)の両端に設けら
れるサイドプレート(14)によって両端が回転可能に
支持される巻取パイプ(16)と、 巻取パイプ(16)に一端側が巻取り及び巻解き可能に
連結されているスクリーン(18)と、 巻取パイプ(16)に常時スクリーン(18)巻取り方
向に回転させる力を加えている巻取スプリングと、 巻取パイプ(16)へのスクリーン(18)の巻取り上
限位置を設定可能な巻取り上限位置設定装置と、 を有する、 ロールスクリーンにおいて、 上記巻取り上限位置設定装置は、 上記巻取パイプ(16)と同心に配置されているボルト
軸(52)と、 ボルト軸(52)に軸方向に移動可能にかみ合わされて
いるとともに、巻取パイプ(16)に一体回転するよう
に連結されているナット部材(54)と、 ナット部材(54)が、ボルト軸(52)の軸方向に移
動することを規制可能な規制部材(56)と、 ナット部材(54)が規制部材(56)に近づくにつれ
て、ナット部材(54)を規制部材(56)から離反さ
せる方向に押す力が大きくなるように作用させたコイル
ばね(70)と、 を有する、 ことを特徴とするロールスクリーン。 - 【請求項2】 上記コイルばね(70)は、これの上記
ナット部材(54)側の端部から上記規制部材(56)
側の端部にかけてピッチが粗から密に変化するように形
成されている、 請求項1記載のロールスクリーン。 - 【請求項3】 上記コイルばね(70)は、これの上記
ナット部材(54)側の端部から上記規制部材(56)
側の端部にかけてピッチが粗から密を経て粗へと変化す
るように形成されている、 請求項1記載のロールスクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12051594A JP3252055B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | ロールスクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12051594A JP3252055B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | ロールスクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07301066A JPH07301066A (ja) | 1995-11-14 |
JP3252055B2 true JP3252055B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=14788141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12051594A Expired - Fee Related JP3252055B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | ロールスクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252055B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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AU2019204071A1 (en) | 2018-06-12 | 2020-01-02 | Hunter Douglas Inc. | Limited stop assembly for an architectural-structure covering |
JP7094006B2 (ja) * | 2018-07-30 | 2022-07-01 | セイキ住工株式会社 | ブレーキ機構を備えた上げ下げ式スクリーン装置 |
JP7328867B2 (ja) * | 2019-10-30 | 2023-08-17 | 株式会社ニチベイ | 遮蔽装置 |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP12051594A patent/JP3252055B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07301066A (ja) | 1995-11-14 |
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