JPH0423887Y2 - - Google Patents

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JPH0423887Y2
JPH0423887Y2 JP1984125216U JP12521684U JPH0423887Y2 JP H0423887 Y2 JPH0423887 Y2 JP H0423887Y2 JP 1984125216 U JP1984125216 U JP 1984125216U JP 12521684 U JP12521684 U JP 12521684U JP H0423887 Y2 JPH0423887 Y2 JP H0423887Y2
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drum
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は綱線を撚り合せて形成したワイヤを巻
回したワイヤドラム装架台に関する。
〔従来の技術〕
ワイヤドラム装架台はワイヤをドラムに巻回し
て収納し、必要な長さだけワイヤをドラムより引
き出して所定長さのワイヤを得るよう構成されて
いる。ところが、複数の綱線を撚り合せたワイヤ
は極めて綱性が大きいため、ワイヤの巻き終り端
を固定しておかないと巻き終り端側が直ちに伸長
状態となろうとして巻きほどけたり跳ね上がつた
りする。又、ワイヤのワイヤの巻き終り端を固定
したとしてもドラムを固定しておかないと、ドラ
ムがワイヤの巻きほどかれる方向に回転して結果
的にワイヤが巻きほどかれた状態となる。そのた
め、従来のワイヤドラム装架台にはワイヤの巻き
終り端を固定するワイヤロツク機構とドラムの回
転を規制するドラムブレーキ機構とが設けられ
る。
第5図にはかかるワイヤドラム装架台の従来例
が示されている。第5図において、フレーム30
の支軸31には回転筒32が回転自在に支持さ
れ、この回転筒32にワイヤ7が巻回されたドラ
ム8が固定されている。
ドラムブレーキ機構Aは回転筒32に固定され
た一対のフランジ33を有し、この一対のフラン
ジ33間でワイヤ29が回転筒32にひと巻きさ
れている。このワイヤ29の一端はフレーム30
の突片30aに固定され、又、ワイヤ29の他端
はねじ軸34の下端に固定されている。このねじ
軸34は枠体35内に固定されたナツト(図示せ
ず)に螺合され、このねじ軸34の上端にハンド
ル36が固定されている。このハンドル36によ
つてワイヤ29の回転筒32への締結力が可変
し、緩めるとドラム8の回転を許容し、反対に締
め付けるとドラム8の回転にブレーキがかかる。
ワイヤロツク機構Bはフレーム30に支持され
た枠体37を有し、この枠体37内には2つの支
持ローラ38と1つの可動ローラ39とが設けら
れている。2つの支持ローラ38は上下方向に一
定間隔を置いて配置されている。可動ローラ39
は2つの支持ローラ38の中間点で、且つ、左右
方向に少しシフトした位置に配置されており、こ
の回動ローラ39の左右位置はハンドル40の回
転によつて変移可能に構成されている。2つの支
持ローラ38と可動ローラ39との間にワイヤ7
の巻き終り端側を挿入し、ハンドル40の回転に
よつて2つの支持ローラ38と可動ローラ39と
の間隔を広めればワイヤ7の引き出しを許容し、
反対に上記間隔を狭めればワイヤ7の巻き終り端
の巻戻りを阻止する。
しかし、上記従来例によれば、ワイヤ7の引出
し開始時又は引出し終了時において2箇所のハン
ドル36,70を、しかもほぼ同時に操作しない
とワイヤ7の巻きほどきが生じるため操作が面倒
であつた。
ここで、特公昭47−43914号に開示された技術
や実開昭53−107172号に開示された技術をワイヤ
ロツク機構Bに適用してワイヤ7のロツクを手動
でなく自動的に行うことが考えられる。
特公昭47−43914号に開示された技術を適用し
たワイヤロツク機構Bは、第6図に示すように、
軸41を支点に支持されたロツクアーム42の先
端に移動片43が設けられ、この移動片44はワ
イヤ7の巻戻し方向(b矢印方向)にばね44に
よつて付勢されている。この移動片43の先端面
43aはワイヤ7の長さ方向に沿つたカム面に形
成され、ロツクアーム42の回動に従つて下記す
る固定片45との間隔を僅かに変化させるよう構
成されている。又、この移動片43と間隔を置い
てその対向位置には固定片45が設けられ、この
固定片45と移動片43との間にワイヤ7の巻き
終り端側が通される。固定片45はねじ軸46の
回転によつて上下方向に変位される。
而して、ワイヤ7を引出し方向(a矢印方向)
に引くと、ばね44のばね力に抗してロツクアー
ム42が時計方向に回転して先端面43aのカム
面に従つて固定片45との間隔が広がつてワイヤ
7が引出し方向(a矢印方向)に移動する。そし
て、ワイヤ7の移動が停止すればロツクアーム4
2がばね44のばね力によつて元の回転位置に復
帰して固定片45との間隔が狭くなつてワイヤ7
の巻戻し方向(b矢印方向)への移動を阻止す
る。
実開昭53−107172号に開示された技術を適用し
たワイヤロツク機構Bは、第7図に示すように、
枠体47内に係止ばね48が配置され、この係止
ばね48はほぼかさ形をしている。この係止ばね
48の孔内にワイヤ7の巻き終り端側が挿入され
ている。
而して、ワイヤ7を引出し方向(a矢印方向)
に引くと係止ばね48の孔の内周縁がワイヤ7に
喰い込まないためワイヤ7が引出し方向(a矢印
方向)に移動する。反対に、ワイヤ7の巻戻し方
向(b矢印方向)に外力が作用すると係止ばね4
8の孔の内周縁がワイヤ7に喰い込むためワイヤ
7の巻戻し方向(b矢印方向)への移動を阻止す
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、第7図に示す技術によれば係止
ばね48の孔は一定であるため一定寸法のワイヤ
7にしか適用できないという欠点がある。また、
第6図に示す技術によれば固定片45の位置を可
変することによつて各種寸法のワイヤ7に適用で
きるが、ワイヤ7の寸法に応じてその調整を行わ
なければならないという欠点がある。
そこで、本考案はワイヤの寸法に応じて調整を
行う必要がなく、しかも、ワイヤの巻戻し方向へ
の移動を自動的に阻止するワイヤロツク機構を備
えたワイヤドラム装架台を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するための本考案に係るワイヤ
ドラム装架台は、フレーム1のドラム支持軸4に
ワイヤ7が巻回されたドラム8を回転自在に支持
し、前記ドラム8の回転にブレーキ力を与え、且
つ、このブレーキ力を可変できるドラムブレーキ
機構Aを設け、このドラムブレーキ機構Aを、前
記ドラム8の外側面を押圧する摩擦板12とこの
摩擦板12の押圧力を調整する調整部材とから構
成し、前記ワイヤ7の巻き終り端を支持し、この
巻き終り端の巻戻りを規制するワイヤロツク機構
Bを設け、このワイヤロツク機構Bを、前記ワイ
ヤ7の巻き終り端を挿入する枠体17と、この枠
体17内に軸19を中心に回転自在に支持され、
且つ、回転先端側と前記枠体17内面との間で前
記ワイヤ7を挾持する方向に付勢部材によつて付
勢されたロツク回動板18と、このロツク回動板
18若しくは前記枠体17のいずれか一方に前記
ロツク回動板18の回転を誘導するガイド溝17
bを設け、他方にこのガイド溝17bに案内され
るガイド軸18aを設けたガイド機構とから構成
し、前記ロツク回動板18の前記ワイヤ7に接す
る先端側周面は前記軸19からの距離を前記ワイ
ヤ7の引出し方向に向かつて次第に大きくし、且
つ、この周面にラチエツト22 を形成し、前記
ワイヤ7の巻戻り方向への移動を阻止するように
構成したものである。
〔作用〕
ワイヤの巻き終り端側を枠体内に挿入するとロ
ツク回動板が付勢部材の付勢力に抗して回動して
ロツク回動板の先端側と枠体内面との間にワイヤ
の挿入を許容するスペースが構成され、このスペ
ースにワイヤが挿入される。このスペースの寸法
はワイヤの寸法に応じて自由に可変されるため各
種寸法のワイヤが挿入され、ワイヤは軸からの距
離をワイヤの引出し方向に向かつて次第に大きく
形成されたラチエツトと枠体内面との間で挾持さ
れる。そして、ワイヤの引出し方向に外力が作用
すると、ロツク回動板がガイド機構によつて案内
されながら付勢部材の付勢力に抗して回転してロ
ツク回動板の先端側と枠体内面とのスペース間隔
が広がり、且つ、ラチエツトによつてその移動が
阻止されないため、ワイヤの移動が許容される。
又、ワイヤの巻戻し方向に外力が作用すると、ロ
ツク回動板が付勢部材の付勢力等によつて回転し
てロツク回動板の先端側と枠体内面とのスペース
間隔が狭まり、且つ、ラチエツトがその移動を阻
止するよう作用するためワイヤの巻戻し方向の移
動が阻止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。第1図乃至第4図には本考案の一実施例が示
され、第1図にはワイヤドラム装架台の分解斜視
図、第2図にはワイヤドラム装架台の側面図、第
3図にはドラムブレーキ機構付近の一部破断正面
図、第4図にはワイヤロツク機構付近の側面図が
それぞれ示されている。
第1図及び第2図において、フレーム1はU字
状のメイン部材1aとこのメイン部材1aに対し
て垂設された4つの脚部材1bとメイン部材1a
間に横架されたガイド部材1cと前記脚部材1b
の内の左右一対の間に横架された支持部材1dと
から成る。
前記した左右一対の脚部材1bにはキヤスタ2
と軸受部3がそれぞれ一対設けられている。この
一対の軸受部3にはドラム支持軸4の両端が支持
され、このドラム支持軸4はピン5によつて回転
が阻止されている。このドラム支持軸4の中央部
は大径部4aに構成され、この大径部4aの左右
位置にはフランジ6がそれぞれ回転自在に挿入さ
れている。この一対のフランジ6間にはワイヤ7
が巻回され、ドラム8が同様に回転自在に挿入さ
れている。一対のフランジ6の各内面側にはスパ
イク6aがそれぞれ突設され、この各スパイク6
aがドラム8の外側面に突き刺さつている。従つ
て、一対のフランジ6はドラム8と共に回転す
る。
また、ドラム支持軸4の大径部4aの一端には
ストツパ9が固定され、このストツパ9によつて
ドラム8の軸方向の片側が規制されている。
第1図及び第3図において、ドラムブレーキ機
構Aはドラム8の回転にブレーキ力を与え、且
つ、このブレーキ力を可変するもので、以下のよ
うに構成されている。即ち、ストツパ9のないド
ラム支持軸4の大径部4aの他端側には所定長さ
にわたつてねじ部10が形成されている共に軸方
向に沿つてキー溝11が形成されている。そし
て、この大径部4aには摩擦板12、座金13、
位置規制用リング14の順に挿入され、最後に調
整部材であるナツト15がねじ部10に螺入され
ている。摩擦板12は一方の面が一方のフランジ
6の外面に接触し、他方の面が座金13に接触し
ている。座金13の内周面には突部13aが設け
られ、この突部13aがキー溝11に挿入されて
いる。従つて、座金13は軸方向に移動できる
が、回転が規制されている。位置規制用リング1
4は一方のフランジ6に固着されており、摩擦板
12と座金13の軸方向の移動を規制している。
而して、ナツト15を締結する方向に回転する
と、摩擦板12が一方のフランジ6を介してドラ
ム8を押圧する力が強くなり、ドラム8の回転時
における摩擦板12の摩擦力が強くなる。そし
て、この摩擦力に比例した力がブレーキ力となる
ためドラム8には大きなブレーキ力が働く。反対
にナツト15を緩める方向に回転すると、ドラム
8の回転時における摩擦板12の摩擦力が弱くな
りドラム8には小さなブレーキ力が働く。従つ
て、ナツト15によつてドラム8に作用するブレ
ーキ力を自由に調整できる。
第1図及び第4図において、ワイヤロツク機構
Bはワイヤ7の巻き終り端を支持し、この巻き終
り端の巻戻りを規制するもので、以下のように構
成されている。即ち、ワイヤロツク機構Bは前記
ガイド部材1cに挿入された短筒体16を有し、
この短筒体16に枠体17が固定されている。短
筒体16はガイド部材1cをガイドとしてスライ
ド自在であるため、枠体17はワイヤ7の巻き付
け位置にならうように移動する。
枠体17は左右の対向する2面が開口し、この
開口面を利用してドラム8に巻回されたワイヤ7
の巻き終り端が挿入されている。この枠体17内
にはロツク回動板18が配置され、このロツク回
動板18が軸19を中心に回転自在に支持されて
いる。
付勢部材であるねじりコイルばね20はピン2
1を介して枠体17に支持され、ねじりコイルば
ね20の一端が枠体17内面に、他端がロツク回
動板18にそれぞれ当接されている。ロツク回動
板18はこのばね力によつてその回転先端側が前
記枠体17の底部17a内面に近づく方向、即
ち、回転先端側と枠体17の底部17a内面との
間でワイヤ7を挾持する方向に付勢されている。
又、ガイド機構はロツク回動板18の先端側に突
設されたガイド軸18aと枠体17に形成され、
このガイド軸18aが挿入されるガイド溝17b
とから構成されている。ガイド溝17bは円弧状
を有し、ガイド軸18aがガイド溝17b内を移
動できる範囲内、即ち、第4図の一点鎖線位置と
第4図の二点鎖線位置の間でロツク回動板18が
回動される。ワイヤ7が枠体17内に未挿入のと
きにはロツク回動板18が第4図の一点鎖線位置
に位置され、ロツク回動板18がこれ以上反時計
方向に回転することがない。従つて、下記するラ
チエツト22が底部17aに接触し、ラチエツト
22が底部17aに喰い込んで動かなくなる事態
を防止できる。又、取扱い規定以上に大径のワイ
ヤ7が枠体17内に挿入されたときにはロツク回
動板18が第4図の二点鎖線位置に位置されてワ
イヤ7の挿入を阻止する。従つて、取扱い規定外
の大直径のワイヤ7が挿入されることによるねじ
りコイルばね20、ロツク回動板18等の損傷を
防止できる。
ラチエツト22はロツク回動板18のワイヤ7
に接する先端側周面に形成され、軸19からの距
離がワイヤ7の引出し方向に向かつて次第に大き
く設定されている。このラチエツト22の刃方向
は引出し方向(第4図のa矢印方向)に移動する
ワイヤ7に喰い込まずワイヤ7の移動を許容し、
反対に巻戻し方向(第4図のb矢印方向)に移動
するワイヤ7に喰い込みワイヤ7の移動を阻止す
るよう構成されている。
以下、上記構成の作用を説明する。ワイヤ7が
巻回されたドラム8をドラム支持軸4に装着する
と、ドラムブレーキ機構Aのナツト15を強く締
結して強いブレーキをかける。そして、ドラム8
に固定されたワイヤ7の巻き終り端を外し、この
巻き終り端を枠体17内に挿入する。すると、ロ
ツク回動板18がねじりコイルばね20のばね力
に抗して回転し、ワイヤ7の巻き終り端がロツク
回動板18と枠体17の底部17a内面との間に
挿入される。ワイヤ7は伸長状態になろうとする
ため巻き戻し方向(第4図のb矢印方向)に引張
り力が作用するが、その方向の移動がラチエツト
22によつて阻止されるためワイヤ7の巻き終り
端はワイヤロツク機構Bによつて保持される。
上記ワイヤ7の枠体17への挿入に際して、ロ
ツク回動板18は第4図の一点鎖線位置から第4
図の二点鎖線位置まで回転可能であるため、この
回転によつて生じるスペースに挿入可能な各種寸
法のワイヤ7を取扱うことができる。
一方、ワイヤ7を使用する場合には、ナツト1
5を若干緩めてドラム8のブレーキ力を弱めた状
態として枠体17上方に突出したワイヤ7の巻き
終り端を引つ張る。すると、ロツク回動板18が
ガイド溝17bとガイド軸18aから成るガイド
機構に案内されながらねじりコイルばね20のば
ね力に抗して若干時計方向に回転し、且つ、ラチ
エツト22によつてその移動が阻止されないた
め、ドラム8がドラムブレーキ機構Aのブレーキ
力に抗して回転してワイヤ7が引き出される。必
要寸法だけ引き出したところでワイヤ7を切断す
ることにより必要寸法のワイヤ7を得ることがで
きる。ワイヤ7を切断すれば、残つたワイヤ7に
は伸長状態になろうとする引張り力が発生する
が、上述の如くワイヤ7の巻き終り端がワイヤロ
ツク機構Bによつてロツクされ、又、ドラム8も
ドラムブレーキ機構Aによる弱いブレーキ力によ
つて回転が阻止されるため、ワイヤ7が巻きほど
かれることがない。そして、ワイヤ7の引き出し
作業を終えた場合にはナツト15を強く締結すれ
ば、ドラム8に強いブレーキ力が作用し、ワイヤ
7が巻きほどかれるのを確実に阻止できる。
ドラムブレーキ機構Aは摩擦板12の摩擦力を
利用してブレーキをかけ、その摩擦面が広いため
安定したブレーキ力を得ることができる。
尚、上記実施例においては、ロツク回動板18
を1個だけ設けたが、2個のロツク回動板18を
対向位置にそれぞれ配置し、各ロツク回動板18
にワイヤ7を挾持する方向の付勢力を与えて構成
しても良い。
尚、この実施例においては、ロツク回動板18
の付勢部材をねじりコイルばね20にて構成した
が、板ばねにて構成しても良く、又、ロツク回動
板18の一端を弾性片として延長しロツク回動板
18自体で付勢力を得るよう構成しても良い。
尚、この実施例においては、枠体17にガイド
溝17bを、ロツク回動板18にガイド溝18a
をそれぞれ設けたが、逆に枠体17にガイド溝1
8aを、ロツク回動板18にガイド溝17bをそ
れぞれ設けても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ドラムブレ
ーキ機構を、ドラムの外側面を押圧する摩擦板と
この摩擦板の押圧力を調整する調整部材とから構
成する一方、ワイヤロツク機構を、枠体内に回転
自在に支持され、ワイヤを枠体内面との間で挾持
する方向に付勢されたロツク回転板と、このロツ
ク回転板の回転を案内するガイド機構とから構成
し、ロツク回動板の先端側周面は軸からの距離を
ワイヤの引出し方向に向かつて次第に大きくし、
且つ、この周面にラチエツトを形成し、ワイヤの
巻戻し方向への移動を阻止するように構成したの
で、各種寸法のワイヤを調整を行うことなく取扱
うことができ、しかも、ワイヤロツク機構がワイ
ヤの巻戻し方向への移動を自動的に阻止するため
ドラムブレーキ機構のみを操作すれば良くドラム
ブレーキ機構とワイヤロツク機構の両方相俟つて
巻回作業を効率よく行うことができるという効果
を奏する。又、ガイド溝とガイド軸とから成るガ
イド機構を設けたので、ロツク回転板がよじれる
ことなく円滑に回転されるという効果がある。
また、従来では摩擦面の狭いワイヤの摩擦力を
利用してブレーキ力を得ていたため不安定であつ
たが、本考案では摩擦面の広い摩擦板の摩擦力を
利用してブレーキ力を得ているため安定したブレ
ーキ力を得ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4は本考案の一実施例を示し、第
1図はワイヤドラム装架台の分解斜視図、第2図
はワイヤドラム装架台の側面図、第3図はドラム
ブレーキ機構付近の一部破断正面図、第4図はワ
イヤロツク機構付近の側面図であり、第5図は従
来のワイヤドラム装架台の分解斜視図であり、第
6図は他の従来のワイヤロツク機構の側面図であ
り、第7図はさらに他の従来のワイヤロツク機構
の断面図である。 A……ドラムブレーキ機構、B……ワイヤロツ
ク機構、1……フレーム、4……ドラム支持軸、
7……ワイヤ、8……ドラム、12……摩擦板、
15……ナツト(調整部材)、17……枠体、1
7b……ガイド溝、18……ロツク回動板、18
a……ガイド軸、19……軸、20……ねじりコ
イルばね(付勢部材)、22……ラチエツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フレーム1のドラム支持軸4にワイヤ7が巻回
    されたドラム8を回転自在に支持し、 前記ドラム8の回転にブレーキ力を与え、且
    つ、このブレーキ力を可変できるドラムブレーキ
    機構Aを設け、このドラムブレーキ機構Aを、前
    記ドラム8の外側面を押圧する摩擦板12とこの
    摩擦板12の押圧力を調整する調整部材とから構
    成し、 前記ワイヤ7の巻き終り端を支持し、この巻き
    終り端の巻戻りを規制するワイヤロツク機構Bを
    設け、このワイヤロツク機構Bを、前記ワイヤ7
    の巻き終り端を挿入する枠体17と、この枠体1
    7内に軸19を中心に回転自在に支持され、且
    つ、回転先端側と前記枠体17内面との間で前記
    ワイヤ7を挾持する方向に付勢部材によつて付勢
    されたロツク回動板18と、このロツク回動板1
    8若しくは前記枠体17のいずれか一方に前記ロ
    ツク回動板18の回転を誘導するガイド溝17b
    を設け、他方にこのガイド溝17bに案内される
    ガイド軸18aを設けたガイド機構とから構成
    し、前記ロツク回動板18の前記ワイヤ7に接す
    る先端側周面は前記軸19からの距離を前記ワイ
    ヤ7の引出し方向に向かつて次第に大きくし、且
    つ、この周面にラチエツト22を形成し、前記ワ
    イヤ7の巻戻り方向への移動を阻止するように構
    成したことを特徴とするワイヤドラム装架台。
JP12521684U 1984-08-17 1984-08-17 ワイヤドラム装架台 Granted JPS6141165U (ja)

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