JP3889508B2 - リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置 - Google Patents
リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3889508B2 JP3889508B2 JP10485298A JP10485298A JP3889508B2 JP 3889508 B2 JP3889508 B2 JP 3889508B2 JP 10485298 A JP10485298 A JP 10485298A JP 10485298 A JP10485298 A JP 10485298A JP 3889508 B2 JP3889508 B2 JP 3889508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fishing line
- reel
- line spool
- arm
- support device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、リールに糸を巻き取るための釣り糸スプール支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リールに釣り糸を巻く場合、一般に釣り糸が巻回されたスプールの中心軸穴に軸を挿入し、この軸を中心にしてスプールを回転させながら釣り糸を巻き取っていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法の場合、上記リールの軸を上記のスプールを挿入する軸と直角方向に向けて釣り糸を巻き取る場合、糸によりが生じる。このため、リールの使用時において、ルアー等をキャストして糸フケが生じた際にキンクを引き起こし、このキンクがリールスプールから糸が出る際の妨げとなったり、糸切れの原因となったりする場合がある。
【0004】
そこで、この発明は、よりを与えることなく、釣り糸スプールから釣り糸をリールに巻き取るようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、装置本体に支持軸によりアーム保持部材を回転自在に取り付け、上記支持軸を中心としたアーム保持部材の両端部に対向したアームをそれぞれ取り付け、上記2本のアームの自由端の対抗面に、釣り糸スプールの両側面の中心に押しつけてこれを支持する突起を設けることにより、上記課題を解決したものである。
【0006】
上記の装置本体に取り付けられたアーム保持部材は支持軸を中心に回転自在であるため、図1に示すように、上記の釣り糸スプール8の軸方向と直角方向にリール22をセットし、そのリール22に上記釣り糸スプール8から糸を巻き取ると、糸のリール22の糸巻部への巻き取りに合わせて、釣り糸スプール8は、回転する。このため、糸によりを与えることなく、リール22に糸を巻き取ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0008】
この発明の実施形態のリール巻き取り用釣り糸スプール支持装置1は、図1に示すように、装置本体2に支持軸3によりアーム保持部材4を回転自在に取り付け、上記支持軸3を中心としたアーム保持部材4の両端部に対向したアーム5をそれぞれ取り付け、上記2本のアーム5の自由端の対抗面に突起6を設け、その突起6により、釣り糸スプール8の両側面の中心に押しつけてこれを支持するようにしたものである。
【0009】
上記支持軸3は、図2に示すように、装置本体2の所定の位置にその軸を中心に回転自在に設けられており、アーム保持部材4に固着されている。このため、アーム保持部材4は、装置本体2に対して支持軸3を中心に回転自在となる。また、この支持軸3の先端は、ねじが切られており、ここに、円板状の調節ねじ11がねじ嵌合されている。
【0010】
上記アーム5は、アーム保持部材4に対して支点ピン12によって揺動自在に取り付けられる。このアーム5の上記自由端と反対側の端部、すなわち、支点ピン12を取り付けた側の端部には、規制突起13が設けられ、上記調節ねじ11と当接可能となる。調節ねじ11によって、これと上記規制突起13と当接位置を調節すれば、アーム5の自由端側の突起6間の距離を調節することができる。したがって、釣り糸スプール8の幅に合わせて突起6間の距離を調節することにより、釣り糸スプール8の両側面の中心を支持することができる。このため、釣り糸スプール8の幅に影響されることなく、任意の釣り糸スプール8を支持することが可能となる。
【0011】
上記両アーム5間には、糸外れ防止部材14が、上下動自在に、かつ、両アーム5の動きを妨げないように取り付けられる。この糸外れ防止部材14と調節ねじ11の間には、ばね15が設けられており、図3に示すように、糸外れ防止部材14が、釣り糸スプール8の周面上端に押しつけられる。これにより、釣り糸スプール8の上面側から糸が外れて、アーム5等に絡むのを防止することができる。
【0012】
上記装置本体2には、ストッパー16が設けられる。このストッパー16は、必要に応じて、アーム保持部材4の所定位置に嵌め込まれ、アーム保持部材4の装置本体2からの自由回転を抑制する。このストッパー16を使用すれば、糸の巻き取り操作の前に釣り糸スプール8の糸の先端をリール22に取り付ける作業を行うとき、アーム保持部材4が自由回転して、釣り糸スプール8の糸がアーム5等に絡むのを防止することができる。
【0013】
上記2本のアーム5の自由端側の2つの突起6の間の距離は、上記のように、調節ネジ11によって自由に調節できる。このため、両突起6間の距離を調節することにより、釣り糸スプール8を強く締めつけた状態で支持したり、緩く締めつけた状態で支持したりすることができる。釣り糸スプール8の強く締めつけた場合は、糸をリール22に巻き取るとき、釣り糸スプール8の回転に多少の抵抗を与えるので、リール22に糸を張った状態で巻き取ることができる。また、釣り糸スプール8を緩く締めつけた場合は、糸をリール22に巻き取るとき、釣り糸スプール8の回転がより自在となるので、糸に張りを与えず、緩やかな状態で糸をリール22に巻き取ることができる。
【0014】
上記装置1には、アーム5の自由端から所要距離離れた装置本体2の所定位置に、リール取付部21を設け、このリール取付部21にリール22を着脱自在に取り付けることができる。このリール22がアーム5の自由端と所要距離離れて対向するように設けられ、リール22への糸の巻き取りが容易となっている。
【0015】
この場合、糸巻き操作時における釣り糸スプール8とリール22は次の関係となる。すなわち、図4(a)に示すように、糸巻操作前においては、糸引き出し部24は、釣り糸スプール8の円周部の下方に存在する。このとき、リール22のベール23は、糸引出し部24から、リール22の円周に沿ってその反対側にかけて設けられるので、釣り糸スプール8とベール23の直線部は平行になる。次に、リール22を回して糸巻を始めると、図4(b)(c)に示すように、ベール23は回転を始める。このとき、釣り糸スプール8は、糸に引っ張られるので、ベール23と平行関係を維持するように回転する。このため、リール22の糸引出し部24と釣り糸スプール8の位置関係は、常に一定状態となり、糸によりが生じるのを防止する。なお、リール22の頭頂部のつまみ25は、回転しないため、固定状態を保つ。
【0016】
この発明にかかるリール巻き取り用釣り糸スプール支持装置1は、必ずしも、アーム保持部材4、アーム5等の釣り糸スプール8を支持する部材とリールを装置本体2で連結する必要はなく、図5や図6に示すように、装置本体2の先端に万力31や吸盤32等の連結部材を設け、これによって、リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置1を固定することができる。このとき、リール22は釣り竿等に装着した状態のままで糸巻をすることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、糸によりをかけずに糸巻をすることができ、糸切れ等を防ぐことができる。
【0018】
また、調節ねじにより、突起間の距離を調節することができるので、釣り糸スプールの厚みに関係なく、釣り糸スプールを支持することができる。
【0019】
さらにまた、2本のアームがアーム保持部材の両端部に対抗して、揺動自在に設けられるので、釣り糸スプールの円周面の中心をアーム保持部材の回転中心を一致させることができ、糸巻時、釣り糸スプールをバランスよく、スムーズに回転させることができる。
【0020】
さらに、釣り糸スプールの支持の強さを調節することにより、糸を張った状態でリールに巻き取ったり、張りのない緩やかな状態で糸をリールに巻き取ったりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の正面図
【図2】図1の一部拡大断面図
【図3】図1の側面図
【図4】(a)(b)(c)図1のリール巻き取り用釣り糸スプール支持装置を用いた糸巻き時の状態を示す平面図
【図5】他の実施形態の正面図
【図6】他の実施形態の正面図
【符号の説明】
1 リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置
2 装置本体
3 支持軸
4 アーム保持部材
5 アーム
6 突起
8 釣り糸スプール
11 調節ねじ
12 支点ピン
13 規制突起
14 糸外れ防止部材
15 ばね
16 ストッパー
21 リール取付部
22 リール
23 ベール
24 糸引き出し部
25 つまみ
31 万力
32 吸盤
Claims (4)
- 装置本体に支持軸によりアーム保持部材を回転自在に取り付け、
上記支持軸を中心としたアーム保持部材の両端部に対向したアームをそれぞれ取り付け、
上記2本のアームの自由端の対抗面に突起を設け、上記突起を釣り糸スプールの両側面の中心に押しつけてこれを支持するようにしたリール巻き取り用釣り糸スプール支持装置。 - 上記のアームを支点ピンにより揺動自在に上記のアーム保持部材に取り付けると共に、その取り付け側端部に規制突起を設け、
上記支持軸にねじ結合させた調節ねじを上記規制突起に当接させ、上記調節ねじにより規制突起の当接位置を変えることにより、両アームの開き角を調節するようにした請求項1に記載のリール巻き取り用釣り糸スプール支持装置。 - 上記両アーム間に糸外れ防止部材を上下動自在に取り付け、その糸外れ防止部材と上記調節ねじとの間にばねを取り付け、上記糸外れ防止部材を上記釣り糸スプールの周面上端に押しつけてなる請求項2に記載のリール巻き取り用釣り糸スプール支持装置。
- 上記アームの自由端から所要距離離れた上記装置本体の所定位置に、リール取付部を設け、このリール取付部に着脱自在に取り付けられたリールが上記アームの自由端と所要距離離れて対向するようにした請求項1乃至3のいずれかに記載のリール巻き取り用釣り糸スプール支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10485298A JP3889508B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10485298A JP3889508B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11289941A JPH11289941A (ja) | 1999-10-26 |
JP3889508B2 true JP3889508B2 (ja) | 2007-03-07 |
Family
ID=14391828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10485298A Expired - Fee Related JP3889508B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3889508B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020040952A (ko) * | 2000-11-25 | 2002-05-31 | 양홍석 | 릴낚시줄 자동권취기 |
KR20010099249A (ko) * | 2001-09-14 | 2001-11-09 | 심형섭 | 낚시줄 풀림 기계장치 |
CN112219805A (zh) * | 2020-05-27 | 2021-01-15 | 王景海 | 一种线盘夹持装置及渔线轮缠线器 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10485298A patent/JP3889508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11289941A (ja) | 1999-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3951354A (en) | Fishing reel loading and unloading device | |
KR100471571B1 (ko) | 양베어링릴의릴본체 | |
JPH09327254A (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP3889508B2 (ja) | リール巻き取り用釣り糸スプール支持装置 | |
WO2000074479A1 (en) | Line rewinder apparatus | |
US4834311A (en) | Fishline slip-off prevention device for a spinning reel | |
US4871126A (en) | Fishing reel | |
JP3100851B2 (ja) | 魚釣用スピニングリ−ル | |
JPS6010382Y2 (ja) | リ−ルのバツクラツシ防止器 | |
JP3156905B2 (ja) | 魚釣用スピニングリ−ル | |
JPH08172984A (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP3358783B2 (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP3027228U (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP2543008Y2 (ja) | 投げ釣り用リール | |
JP3057628B2 (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
US1381492A (en) | Guide for winding-machines | |
JP3600571B2 (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JPS631823Y2 (ja) | ||
JP3347229B2 (ja) | 魚釣用スピニングリ−ル | |
JPH0726936Y2 (ja) | スピニングリールにおける釣糸案内ローラーの角度調整機構 | |
JPH0724058Y2 (ja) | 魚釣用リール | |
JPS6223814Y2 (ja) | ||
JPS6333890Y2 (ja) | ||
JPH0755898Y2 (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JPH0238700Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |